JP2015209011A - 自動車の車体前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダッシュパネル及びカウル部材の剛性を高めつつ車両の固有振動との共振を回避して車室内の籠り音を抑制できる自動車の車体前部構造を提供する。【解決手段】ダッシュパネル3と、カウルパネル5と、前記ダッシュパネル3の前面下部が結合される左,右のサイドメンバ6と、前記ダッシュパネル3の後面に配設された補強プレート7とを備える場合に、前記補強プレート7は、車幅方向略全幅に渡って延び、前記ダッシュパネル3の上部と前記カウルパネル6の下部とを結合する上部補強部8と、該上部補強部8に続いて下方に延び、前記左のサイドメンバ6のみに結合される下部補強部9とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンルームと車室内とを仕切るダッシュパネルと、該ダッシュパネルの上部に配設されたカウル部材とを備えた自動車の車体前部構造に関し、詳細にはダッシュパネルやカウル部材の振動による車室内の籠り音を抑制できるようにした補強構造の改善に関する。
自動車の車体前部においては、エンジンルームと車室内とを仕切るダッシュパネルが配設され、該ダッシュパネルの上部には車幅方向に延びるカウル部材が配設されている。このような車体前部構造では、車両の走行振動によりダッシュパネル及びカウル部材が振動することにより車室内の籠り音が発生し易いという問題がある。
前記ダッシュパネルの振動を抑制することで前記籠り音を抑制可能とする従来の車体前部構造として、例えば特許文献1には、ダッシュパネルの上下方向中途部に車幅方向全幅に渡って延びる補強部材を溶接固定し、該補強部材と前記ダッシュパネルの中途部とで車幅方向全幅に渡って延びる閉断面を形成する構造が開示されている。
特開2004−130976号公報
前記従来構造では、ダッシュパネルの剛性を向上できるものの、補強部材が車幅方向略全幅に渡って設けられていること等が起因して、車両が有する固有振動と共振し、共鳴により籠り音が大きくなってしまう場合がある。この共鳴を回避するために単純に補強部材の大きさ小さくすると剛性が低下し、ダッシュパネルの振動を確実に抑制することはできない。
本発明は、前記従来の実情に鑑みてなされたもので、ダッシュパネル及びカウル部材の剛性を高めつつ車両の固有振動との共振を回避して車室内の籠り音を抑制できる自動車の車体前部構造を提供することを課題としている。
本発明は、エンジンルームと車室内とを仕切るダッシュパネルと、該ダッシュパネルの上部に固定され車幅方向に延びるカウル部材と、車両前後方向に延び前記ダッシュパネルの前面下部が結合される左,右のサイドメンバと、前記ダッシュパネルの後面に配設された補強部材とを備えた自動車の車体前部構造において、
前記補強部材は、車幅方向略全幅に渡って延び、前記ダッシュパネルの上部と前記カウル部材の下部とを結合する上部補強部と、該上部補強部に続いて下方に延び、前記左,右のサイドメンバの何れか一方のみに結合される下部補強部とを含むことを特徴としている。
本発明に係る車体前部構造によれば、前記補強部材の車幅方向略全幅に渡って延びる上部補強部により前記ダッシュパネルの上部と前記カウル部材の下部とを結合すると共に、前記上部補強部に続いて下方に延びる下部補強部を前記左,右何れかのサイドメンバに結合した。そのため、タイヤからの振動の入力により震源となり易いカウル部材のダッシュパネルとの結合部を大幅に補強でき、カウル部材を震源とする振動を効果的に抑制でき、その結果車室内の籠り音を抑制できる。
またダッシュパネルに上部補強部と下部補強部とからなる補強部材を固定したので、ダッシュパネル自体の剛性を向上できる。一方、前記補強部材の下部補強部を左,右何れかのサイドメンバのみに結合したので、補強部材をダッシュパネルに結合したことによる剛性の増加が車幅方向において異なることとなり、車両の有する固有振動と共振し難く、従って共鳴し難いので、この点からも車室内の籠り音を抑制できる。
また上部補強部のみが車幅方向全幅に渡るサイズに設定され、下部補強部は一方のサイドメンバのみに結合される構造であるので、補強部材全体を車幅方向全幅に渡るように設けた場合に比較して重量,コストを削減でき、生産性を向上できる。
本発明の実施例1に係る自動車の車体前部構造の車室内側から見た模式斜視図である。 前記車体前部構造の車室内側から見た模式正面図である。 前記車体前部構造の模式断面側面図(図2のIII-III線断面図)である。 本発明の実施例2に係る自動車の車体前部構造の車室内側から見た模式正面図である
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図3は本発明の実施例1に係る自動車の前部車体構造を説明するための図である。本実施例において、前,後、左,右とは車室内側から前方を見た場合の前,後、左,右を意味する。
図において、1は自動車の前部に形成されたエンジンルーム、2は車室であり、該エンジンルーム1と車室2とは車幅方向全幅に渡るように配設されたダッシュパネル3により仕切られている。該ダッシュパネル3の下部3aは車室2側に向けて傾斜するように折りまげられており、該下部3aにはフロアパネル4の前端部4aが重ねられて結合されている。
前記ダッシュパネル3の上端部にはフランジ部3bが車両前方に向けて折り曲げ形成されており、該フランジ部3b上にカウルパネル(カウル部材)5の底壁5aが固定されている。このカウルパネル5は、図示しないウインドシールドとエンジンルーム1を開閉するフードとの間に配置され、車幅方向に延びて左,右のエプロンメンバ等の車体構成部材を繋ぐように配設されている。
前記カウルパネル5は、前記底壁5aと、該底壁5aの前縁,後縁から上方に起立するよう折り曲げ形成された前,後の縦壁5b,5bと、該前,後の縦壁5b,5bの上端部を車両前,後方向に屈曲させたフランジ部5c,5cとを有する横断面ハット形状をなす板金製のものである。なお、図示していないが、前記カウルパネル5の上面にはカウルカバーが配設されている。
また、前記フロアパネル4の下面の車幅方向左側,右側には左,右のサイドメンバ6,6が車両前後方向に延びるように配設されている。この左,右のサイドメンバ6,6は、前記フロアパネル4の下面側に位置するフロア部6aと、前記ダッシュパネル3の下部3aの前面側に位置する傾斜部6bと、前記エンジンルーム1内に位置するエンジンルーム部6cとを有し、該エンジンルーム部6cは前記フロア部6aより上方に段をなすように変位させて配置されている。
前記各サイドメンバ6は、底壁6d,側壁6e,6e及び上端フランジ部6f,6fを有する横断面ハット形状をなしており、該フランジ部6fが前記フロアパネル4,ダッシュパネル3の下部に溶接固定されている。
そして前記ダッシュパネル3の車室2側に位置する後面には補強プレート(補強部材)7が配置され、溶接固定されている。この補強プレート7は、前記カウルパネル5側に位置し、前記ダッシュパネル3の上部と前記カウルパネル5の下部とを結合する上部補強部8と、該上部補強部8の下縁8aから前記ダッシュパネル3の下部3aの上縁3cまで下方に延びる下部補強部9とで構成されている。
前記上部補強部8は、車幅方向略全幅に渡って延びており、前記ダッシュパネル3の後面に当接する前記下縁8aから前記カウルパネル5の縦壁5bの下縁に向かって車室2内側に傾斜しつつ延びる傾斜部8bと、該傾斜部8bの上縁に形成され、前記カウルパネル5の縦壁5bの下縁に固定されたフランジ部8cとを有する。前記傾斜部8bと、前記ダッシュパネル3の上部と、前記カウルパネル5の底壁5aとで、横断面三角形状で車幅方向略全幅に渡る長さの閉断面Aが形成されている。
前記下部補強部9は、前記上部補強部8の下縁8aに続いて下方に延びる台形状をなしている。該台形の、上側に位置する一方の底辺は前記下縁8aで構成され、下側に位置する他方の底辺9aは前記左の、即ち助手席側のサイドメンバ6の前記フランジ部6fの、前記傾斜部6bとエンジンルーム部6cとの境界部分6f′に重なるように位置している。前記下部補強部9の左脚辺9bは前記上部補強部8の下縁8aの左端から垂直下方に延びており、一方右脚辺9cは前記下縁8aの右端から前記底辺9aに向かって斜めに延びている。
そして前記下部補強部9の前記底辺9a部分は、前記フランジ部6fの前記境界部分6f′に前記ダッシュパネル3の下縁3c部分と共に、即ち三枚重ねで溶接固定されている。なお、図中、×印はスポット溶接点を示す。
本実施例に係る車体前部構造によれば、補強プレート7の車幅方向略全幅に渡って延びる上部補強部8により前記ダッシュパネル3の上部と前記カウルパネル5の縦壁5bの下部とを結合することで車幅方向略全幅に延びる閉断面Aを形成すると共に、前記上部補強部8に続いて下方に延びる下部補強部9の下側の低辺9a部分を前記左のサイドメンバ6に結合した。そのため、タイヤからの振動の入力により震源となり易いカウルパネル5のダッシュパネル3との結合部の剛性を大幅に増強でき、カウルパネル5を震源とする振該逆カルマン渦S1により車体を幅方向内方に向かって押す力Fを発生させることができ動を効果的に抑制できる。その結果車室2内の籠り音を抑制できる。
またダッシュパネル3に上部補強部8と下部補強部9とからなる補強プレート7を固定したので、該ダッシュパネル3自体の剛性を向上できる。一方、前記補強プレート7の下部補強部9を左のサイドメンバ6のみに結合したので、補強プレート7をダッシュパネル3に結合したことによる剛性の増加が車幅方向において異なることとなり、車両の有する固有振動と共振し難く、従って共鳴し難いので、この点からも車室2内の籠り音を抑制できる。
さらにまた上部補強部8のみを車幅方向全幅に渡るサイズに設定し、下部補強部9については台形状とし、一方のサイドメンバ6のみに結合する構造としたので、補強部材全体を車幅方向全幅に渡るように設けた場合に比較して重量,コストを削減でき、生産性を向上できる。
図4は本発明の実施例2を説明するための図であり、図中、図2と同一符号は同一又は相当部分を示す。
本実施例2に係る補強プレート7は、前記実施例1と同様の上部補強部8と、該上部補強部8の下縁8aに続いて下方に延びる下部補強部9′とで構成されている。
前記下部補強部9′は、前記下縁8aの左端部から下方に延びる左辺9b′と、前記下縁8aの車幅方向中央より少し右側に位置する部分から下方に延びる右辺9c′と、該左,右辺9b′,9c′の下端同士を接続する下辺9a′を有する長方形状をなしている。そして前記下辺9a′の左部が前記ダッシュパネル3の下部を介在させて前記左のサイドメンバ6のフランジ部6fに三枚重ねで溶接固定されている。
本実施例2においても前記実施例1と同様の作用効果が得られる。
なお、前記実施例では、前記補強プレート7の下部を左のサイドメンバ6のみに結合したが、本発明での補強プレート7の下部を右のサイドメンバのみに結合しても勿論構わない。
また、前記実施例では、補強部材がプレートで構成されている場合を説明したが、本発明の補強部材は、プレート状のものに限らず梁状のものであっても良い。
1 エンジンルーム
2 車室
3 ダッシュパネル
5 カウルパネル(カウル部材)
6 サイドメンバ
7 補強プレート(補強部材)
8 上部補強部
9 下部補強部

Claims (1)

  1. エンジンルームと車室内とを仕切るダッシュパネルと、該ダッシュパネルの上部に固定され車幅方向に延びるカウル部材と、車両前後方向に延び前記ダッシュパネルの前面下部が結合される左,右のサイドメンバと、前記ダッシュパネルの後面に配設された補強部材とを備えた自動車の車体前部構造において、
    前記補強部材は、車幅方向略全幅に渡って延び、前記ダッシュパネルの上部と前記カウル部材の下部とを結合する上部補強部と、
    該上部補強部に続いて下方に延び、前記左,右のサイドメンバの何れか一方のみに結合される下部補強部とを含む
    ことを特徴とする自動車の車載前部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6211081U (ja) * 1985-07-08 1987-01-23
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