JP2015208763A - レーザ加工モニタ及びレーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工モニタ及びレーザ加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】加工対象物においてレーザ光が照射された部分で発せられた測定光を精度良く検出し得るレーザ加工モニタ及びレーザ加工装置を提供する。【解決手段】レーザ加工モニタ10Aは、光源からレーザ光L1を伝播させる光ファイバ3を保持する光ファイバ保持部21と、レーザ加工ヘッドに加工光L1aを伝播させ且つ加工対象物における加工部分で発せられた測定光L2をレーザ加工ヘッドから伝播させる光ファイバ4を保持する光ファイバ保持部22と、光ファイバ3から出射したレーザ光L1のうち加工光L1aを反射させ且つ当該レーザ光L1のうち測定波長光L1bを透過させるダイクロイックミラー23と、ミラー23で反射した加工光L1aを反射させ且つ光ファイバ4から出射した測定光L2を透過させるダイクロイックミラー24と、ミラー24を透過した測定光L2を検出する光検出部25と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、レーザ加工モニタ及びレーザ加工装置に関する。
従来のレーザ加工装置として、レーザ光を発する光源と、光源からレーザ光を伝播させる第1光ファイバと、第1光ファイバを伝播したレーザ光を加工対象物に照射するレーザ加工ヘッドと、加工対象物においてレーザ光が照射された部分で発せられた測定光をレーザ加工ヘッドから伝播させる第2光ファイバと、第2光ファイバを伝播した測定光を検出する光検出部と、を備え、レーザ加工ヘッドに、レーザ光用の光学系及び測定光用の光学系が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−245789号公報
しかしながら、上述したようなレーザ加工装置では、レーザ加工ヘッドの振動、加工対象物からの熱的な影響等によって、レーザ加工ヘッドにおいてレーザ光用の光学系と測定光用の光学系との位置関係がずれるおそれがあり、その結果、測定光の検出の再現性が低下する等、測定光を精度良く検出することができないおそれがある。
そこで、本発明は、加工対象物においてレーザ光が照射された部分で発せられた測定光を精度良く検出することができるレーザ加工モニタ及びレーザ加工装置を提供することを目的とする。
本発明のレーザ加工モニタは、レーザ光を発する光源からレーザ光を伝播させる第1光ファイバを保持する第1光ファイバ保持部と、レーザ光のうち第1波長帯を有する第1光を加工対象物に照射するレーザ加工ヘッドに第1光を伝播させ且つ加工対象物において第1光が照射された部分で発せられた測定光をレーザ加工ヘッドから伝播させる第2光ファイバを保持する第2光ファイバ保持部と、第1光ファイバから出射したレーザ光のうち第1光を反射させ且つ当該レーザ光のうち測定光の波長帯に相当する第2波長帯を有する第2光を透過させる第1光学部と、第1光学部で反射した第1光を反射させ且つ第2光ファイバから出射した測定光を透過させる第2光学部と、第2光学部を透過した測定光を検出する光検出部と、を備える。
このレーザ加工モニタは、レーザ加工ヘッドと別体となっているため、レーザ加工ヘッドの振動、加工対象物からの熱的な影響等を受け難い。ただし、この場合、測定光が第2光ファイバを伝播してレーザ加工ヘッドからレーザ加工モニタに至るため、レーザ光のうち測定光の波長帯に相当する第2波長帯を有する第2光が、測定光の検出において、ノイズ光として大きく影響するおそれが高まる。そこで、このレーザ加工モニタでは、第1光ファイバから出射したレーザ光が、第1光学部及び第2光学部を経由して第2光ファイバに入射させられる。これにより、レーザ光のうちノイズ光となる第2光が第1光学部及び第2光学部を透過することになり、その結果、第2光が加工対象物に照射されて第2光が重畳された状態で測定光が検出されることが抑制される。更に、レーザ光のうち加工対象物を加工するための第1波長帯を有する第1光を第1光学部及び第2光学部で反射させるため、第1光を第1光学部及び第2光学部で透過させる場合に比べ、第1光学部及び第2光学部の発熱に起因するノイズ光の発生が抑制される。以上により、このレーザ加工モニタによれば、加工対象物においてレーザ光が照射された部分で発せられた測定光を精度良く検出することができる。
本発明のレーザ加工モニタは、第1光ファイバ保持部、第2光ファイバ保持部、第1光学部、第2光学部及び光検出部を支持する支持体を更に備えてもよい。これによれば、第1光ファイバ保持部、第2光ファイバ保持部、第1光学部、第2光学部及び光検出部の相互の位置関係を安定的に維持することができる。
本発明のレーザ加工モニタでは、支持体は、底壁と、第1方向において対向する1対の第1側壁と、を含むベースであり、第1光ファイバ保持部及び第2光ファイバ保持部は、1対の第1側壁のうち少なくとも一方に設けられていてもよい。これによれば、第1光ファイバ保持部、第2光ファイバ保持部、第1光学部、第2光学部及び光検出部を同一のベースに配置することができるので、それらの位置決めを容易に且つ正確に行うことが可能となる。
本発明のレーザ加工モニタでは、第1光ファイバ保持部及び第2光ファイバ保持部は、1対の第1側壁のうち同一の第1側壁に設けられており、第1光学部及び第2光学部は、底壁に取り付けられていてもよい。これによれば、第1光ファイバの端面と第2光ファイバの端面とを容易に平行に配置することができる。更に、レーザ加工モニタの小型化を図ることができる。
本発明のレーザ加工モニタでは、第1光ファイバ保持部及び第2光ファイバ保持部が設けられた第1側壁の厚さは、底壁の厚さよりも大きくてもよい。これによれば、第1光ファイバ及び第2光ファイバの調心の容易性及び安定性を向上させることができる。
本発明のレーザ加工モニタは、第1光ファイバ保持部、第2光ファイバ保持部、第1光学部、第2光学部及び光検出部の間に形成される光路を覆うカバーを更に備え、カバーは、天壁と、第1方向に垂直な第2方向において対向する1対の第2側壁と、を含んでもよい。これによれば、外部からのノイズ光の進入を抑制することができる。
本発明のレーザ加工モニタでは、カバーの内面の少なくとも一部には、光吸収処理が施されていてもよい。これによれば、ノイズ光の多重反射を抑制することができる。
本発明のレーザ加工モニタでは、第1光ファイバ保持部及び第2光ファイバ保持部は、支持体を構成する複数の側面のうち同一の側面に設けられていてもよい。これによれば、第1光ファイバの端面と第2光ファイバの端面とを容易に平行に配置することができる。更に、レーザ加工モニタの小型化を図ることができる。
本発明のレーザ加工モニタでは、第1光ファイバ保持部、第2光ファイバ保持部、第1光学部及び第2光学部は、同一の平面に沿って配置されており、第1光ファイバ保持部及び第2光ファイバ保持部は、それぞれ、第1光学部及び第2光学部に対して同一の側に配置されていてもよい。これによれば、レーザ加工モニタの小型化を図ることができる。
本発明のレーザ加工モニタでは、第1光ファイバ保持部、第2光ファイバ保持部、第1光学部及び第2光学部は、同一の平面に沿って配置されており、第1光ファイバ保持部は、第1光学部に対して一方の側に配置されており、第2光ファイバ保持部は、第2光学部に対して他方の側に配置されていてもよい。これによれば、レーザ加工モニタを中継器として、光源、レーザ加工モニタ及びレーザ加工ヘッドを効率良く配置することができる。
本発明のレーザ加工モニタは、第1光学部を透過した第2光を吸収する光吸収部を更に備えてもよい。これによれば、第2光の多重反射を抑制することができる。
本発明のレーザ加工装置は、レーザ光を発する光源と、レーザ光のうち第1波長帯を有する第1光を加工対象物に照射するレーザ加工ヘッドと、光源からレーザ光を伝播させる第1光ファイバと、レーザ加工ヘッドに第1光を伝播させ且つ加工対象物において第1光が照射された部分で発せられた測定光をレーザ加工ヘッドから伝播させる第2光ファイバと、上述したレーザ加工モニタと、を備える。
このレーザ加工装置によれば、上述したレーザ加工モニタを備えているため、加工対象物においてレーザ光が照射された部分で発せられた測定光を精度良く検出することができる。
本発明によれば、加工対象物においてレーザ光が照射された部分で発せられた測定光を精度良く検出することができるレーザ加工モニタ及びレーザ加工装置を提供することが可能となる。
第1実施形態のレーザ加工装置の構成図である。 図1のレーザ加工装置のレーザ加工モニタの構成図である。 図2のレーザ加工モニタの光学ユニットの構成図である。 図3の光学ユニットの筐体の分解斜視図である。 図1のレーザ加工装置の光源で発せられたレーザ光についての波長と強度との関係を示す図である。 第2実施形態のレーザ加工装置のレーザ加工モニタの構成図である。 図6のレーザ加工モニタの光学ユニットの構成図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1に示されるように、レーザ加工装置1は、光源2と、第1光ファイバ3と、第2光ファイバ4と、レーザ加工ヘッド5と、レーザ加工モニタ10Aと、を備えている。レーザ加工装置1は、レーザ光L1のうち加工対象物Sを加工するための第1波長帯を有する加工光(第1光)L1aを用いて、加工対象物Sの加工(例えば、切断、溶接、表面処理等)を行う。レーザ加工モニタ10Aは、加工対象物Sにおいて加工光L1aが照射された部分(以下、「加工部分」という)で発せられた測定光L2を検出することにより、加工部分の温度を測定する。測定光L2は、例えば、熱輻射によって加工部分から放出された赤外光等の輻射光である。
光源2は、例えばレーザダイオードを含んでおり、レーザ光L1を発する。第1光ファイバ3は、光源2からレーザ加工モニタ10Aにレーザ光L1を伝播させる。第2光ファイバ4は、レーザ加工モニタ10Aからレーザ加工ヘッド5に加工光L1aを伝播させる。更に、第2光ファイバ4は、レーザ加工ヘッド5からレーザ加工モニタ10Aに測定光L2を伝播させる。レーザ加工ヘッド5は、第2光ファイバ4を伝播した加工光L1aを加工対象物Sに照射する。レーザ加工ヘッド5には、加工光L1a及び測定光L2兼用の光学系は設けられているが、測定光L2専用の光学系は設けられておらず、加工光L1a及び測定光L2兼用の第2光ファイバ4が1本接続されているだけである。
図2に示されるように、レーザ加工モニタ10Aは、箱体11と、電源部12と、回路部13と、光学ユニット20Aと、を有している。箱体11は、電源部12、回路部13及び光学ユニット20Aを収容している。電源部12は、外部電源から回路部13に駆動電力を供給する。回路部13は、例えば2色式放射温度計又は単色式放射温度計等を含んでおり、光学ユニット20Aにおいて検出された測定光L2の検出信号に基づいて、加工対象物Sにおける加工部分の温度(情報)を測定する。
図3に示されるように、レーザ加工モニタ10Aの光学ユニット20Aは、第1光ファイバ保持部21と、第2光ファイバ保持部22と、第1ダイクロイックミラー(第1光学部)23と、第2ダイクロイックミラー(第2光学部)24と、光検出部25と、光吸収部26と、筐体27と、を備えている。
第1光ファイバ保持部21は、筒状のレンズ保持部分21aと、フランジ状の光ファイバ保持部分21bと、を有している。レンズ保持部分21aは、レンズ31を保持しており、光ファイバ保持部分21bは、第1光ファイバ3の端部を保持している。レンズ31は、第1光ファイバ3の端面3aから出射したレーザ光L1をコリメートする。第1光ファイバ保持部21は、第1光ファイバ3の端面3aとレンズ31との位置関係を維持し且つ第1光ファイバ3の端面3aとレンズ31との間に形成される光路を覆うように、ユニット化されている。第1光ファイバ保持部21では、レンズ31が窓材として機能し、第1光ファイバ3の端部が挿入されることで、第1光ファイバ保持部21内(第1光ファイバ3の端面3aとレンズ31との間)に閉空間が形成されている。
第2光ファイバ保持部22は、筒状のレンズ保持部分22aと、フランジ状の光ファイバ保持部分22bと、を有している。レンズ保持部分22aは、レンズ32を保持しており、光ファイバ保持部分22bは、第2光ファイバ4の端部を保持している。レンズ32は、加工光L1aを第2光ファイバ4の端面4aに集光する。更に、レンズ32は、第2光ファイバ4の端面4aから出射した測定光L2をコリメートする。第2光ファイバ保持部22は、第2光ファイバ4の端面4aとレンズ32との位置関係を維持し且つ第2光ファイバ4の端面4aとレンズ32との間に形成される光路を覆うように、ユニット化されている。第2光ファイバ保持部22では、レンズ32が窓材として機能し、第2光ファイバ4の端部が挿入されることで、第2光ファイバ保持部22内(第2光ファイバ4の端面4aとレンズ32との間)に閉空間が形成されている。なお、第2光ファイバ4の端面4aには、加工光L1aが戻り光となるのを抑制するために、ARコートが施されている。
第1ダイクロイックミラー23は、第1光ファイバ3の端面3aから出射してレンズ31によってコリメートされたレーザ光L1のうち加工光L1aを反射させる。その一方で、第1ダイクロイックミラー23は、当該レーザ光L1のうち測定光L2の波長帯に相当する第2波長帯を有する測定波長光(第2光)L1bを透過させる。第1ダイクロイックミラー23は、レーザ光L1を殆ど吸収しない材料(例えば、合成石英等)からなる部材におけるレーザ光L1の入射面に、加工光L1aを反射させ且つ測定波長光L1bを透過させる誘電体多層膜からなる反射層23aが設けられることで、構成されている。なお、第1ダイクロイックミラー23においては、加工光L1aの反射率は90%以上であり、測定波長光L1bの透過率は90%以上である。
第2ダイクロイックミラー24は、第1ダイクロイックミラー23で反射した加工光L1aを反射させる。第2ダイクロイックミラー24で反射した加工光L1aは、レンズ32によって集光されて第2光ファイバ4の端面4aに入射する。その一方で、第2ダイクロイックミラー24は、第2光ファイバ4の端面4aから出射してレンズ32によってコリメートされた測定光L2を透過させる。第2ダイクロイックミラー24は、レーザ光L1を殆ど吸収しない材料(例えば、合成石英等)からなる部材における加工光L1aの入射面に、加工光L1aを反射させ且つ測定光L2を透過させる誘電体多層膜からなる反射層24aが設けられることで、構成されている。なお、第2ダイクロイックミラー24においては、加工光L1aの反射率は90%以上であり、測定光L2の透過率は90%以上である。
光検出部25は、筒状のレンズ保持部分25aと、フランジ状のフォトダイオード支持部分25bと、を有している。レンズ保持部分25aは、レンズ33及びフィルタ34を保持しており、フォトダイオード支持部分25bは、フォトダイオード35を支持している。レンズ33は、第2ダイクロイックミラー24を透過した測定光L2をフォトダイオード35に集光する。フィルタ34は、測定光L2の波長帯に相当する波長帯を有する光のみを透過させる機能を有している。フォトダイオード35は、レンズ33によって集光されてフィルタ34を透過した測定光L2を検出する。フォトダイオード35によって検出された測定光L2の検出信号は、回路部13に送られる。光検出部25は、レンズ33とフィルタ34とフォトダイオード35との位置関係を維持し且つレンズ33とフォトダイオード35との間に形成される光路を覆うように、ユニット化されている。
なお、レンズ33には、測定光L2の集光位置がフォトダイオード35上に位置する一方で加工光L1aの集光位置がフォトダイオード35上からずれる(すなわち、加工光L1aがフォトダイオード35上においてぼやける)ように、色収差が与えられている。これにより、仮に加工光L1aが光検出部25に進入してレンズ33によって集光されたとしても、フォトダイオード35による測定光L2の検出に影響を与えることは殆どない。
光吸収部26は、第1ダイクロイックミラー23を透過した測定波長光L1bを吸収する。光吸収部26は、光を吸収して熱に変換するダンパーである。光吸収部26は、仮に測定波長光L1bが光吸収部26で反射したとしても、反射した測定波長光L1bが、後述するカバー29の第2側壁29bに向かって進行するように、配置されている。
図3及び図4に示されるように、筐体27は、ベース(支持体)28と、カバー29と、を有している。なお、図4では、筐体27以外の構成は省略されている。
ベース28は、第1光ファイバ保持部21、第2光ファイバ保持部22、第1ダイクロイックミラー23、第2ダイクロイックミラー24、光検出部25及び光吸収部26を支持している。カバー29は、第1光ファイバ保持部21、第2光ファイバ保持部22、第1ダイクロイックミラー23、第2ダイクロイックミラー24、光検出部25及び光吸収部26の間に形成される光路を覆っている。
ベース28は、底壁28a及び1対の第1側壁28bによって一体的に構成されている。1対の第1側壁28bは、X軸方向(第1方向)において対向しており、互いに平行に配置されている。カバー29は、天壁29a及び1対の第2側壁29bによって一体的に構成されている。1対の第2側壁29bは、Y軸方向(第1方向に垂直な第2方向)において対向しており、互いに平行に配置されている。このようなベース28とカバー29とが組み合わされることで、直方体箱状の筐体27が構成されている。なお、ベース28においては、各第1側壁28bの厚さが底壁28aの厚さよりも大きくなっている。また、カバー29においては、カバー29の内面29c(すなわち、天壁29aの内面及び各第2側壁29bの内面)に、例えば黒色塗料の塗布等といった光吸収処理が施されている。
ベース28の一方の第1側壁28bには、1対の貫通孔28c,28dが形成されている。第1光ファイバ保持部21は、レンズ保持部分21aが貫通孔28cに挿入された状態で光ファイバ保持部分21bが一方の第1側壁28bの外面に固定されることで、当該一方の第1側壁28bに設けられている。第2光ファイバ保持部22は、レンズ保持部分22aが貫通孔28dに挿入された状態で光ファイバ保持部分22bが一方の第1側壁28bの外面に固定されることで、当該一方の第1側壁28bに設けられている。ベース28の他方の第1側壁28bには、X軸方向において貫通孔28dと対向するように、貫通孔28eが形成されている。光検出部25は、レンズ保持部分25aが貫通孔28eに挿入された状態でフォトダイオード支持部分25bが他方の第1側壁28bの外面に固定されることで、当該他方の第1側壁28bに設けられている。底壁28aの内面には、第1ダイクロイックミラー23、第2ダイクロイックミラー24及び光吸収部26の位置決めを行うための凹部が形成されている。第1ダイクロイックミラー23、第2ダイクロイックミラー24及び光吸収部26は、各凹部に配置された状態で、底壁28aに取り付けられている。なお、第1ダイクロイックミラー23、第2ダイクロイックミラー24及び光吸収部26のそれぞれに凹部が形成されており、それらの位置決めを行うために当該凹部のそれぞれに配置される凸部が底壁28aの内面に形成されていてもよい。
上述したように、第1光ファイバ保持部21及び第2光ファイバ保持部22は、1対の第1側壁28bのうち同一の第1側壁28bに設けられている。つまり、第1光ファイバ保持部21及び第2光ファイバ保持部22は、ベース28を構成する複数の側面のうち同一の側面(すなわち、一方の第1側壁28b)に設けられている。
図3に示されるように、第1光ファイバ保持部21、第2光ファイバ保持部22、第1ダイクロイックミラー23、第2ダイクロイックミラー24、光検出部25及び光吸収部26は、XY平面に平行な同一の平面に沿って配置されている。第1光ファイバ保持部21は、第1ダイクロイックミラー23に対して一方の側に配置されており、光吸収部26は、第1ダイクロイックミラー23に対して他方の側に配置されている。第2光ファイバ保持部22は、第2ダイクロイックミラー24に対して一方の側に配置されており、光検出部25は、第2ダイクロイックミラー24に対して他方の側に配置されている。つまり、第1光ファイバ保持部21及び第2光ファイバ保持部22は、それぞれ、第1ダイクロイックミラー23及び第2ダイクロイックミラー24に対して同一の側に配置されている。
以上のように構成された光学ユニット20Aでは、光源2から第1光ファイバ3を伝播したレーザ光L1は、第1光ファイバ保持部21において第1光ファイバ3の端面3aから出射してレンズ31によってコリメートされ、X軸方向に沿って第1ダイクロイックミラー23に向かって進行する。第1ダイクロイックミラー23に向かって進行したレーザ光L1のうち、加工対象物Sを加工するための第1波長帯を有する加工光L1aは、第1ダイクロイックミラー23で反射し、Y軸方向に沿って第2ダイクロイックミラー24に向かって進行する。
第1ダイクロイックミラー23に向かって進行したレーザ光L1のうち、測定光L2の波長帯に相当する第2波長帯を有する測定波長光L1bは、第1ダイクロイックミラー23を透過し、X軸方向に沿って光吸収部26に向かって進行する。光吸収部26に向かって進行した測定波長光L1bは、光吸収部26で吸収される。仮に測定波長光L1bの一部が光吸収部26で吸収されずに光吸収部26で反射したとしても、当該測定波長光L1bの一部は、筐体27の第2側壁29bに向かって進行し、光吸収処理が施された第2側壁29bの内面29cで吸収される。
第1ダイクロイックミラー23で反射して第2ダイクロイックミラー24に向かって進行した加工光L1aは、第2ダイクロイックミラー24で反射し、X軸方向に沿って第2光ファイバ保持部22に向かって進行する。第2ダイクロイックミラー24で反射して第2光ファイバ保持部22に向かって進行した加工光L1aは、第2光ファイバ保持部22においてレンズ32によって集光されて第2光ファイバ4の端面4aに入射し、レーザ加工ヘッド5まで第2光ファイバ4を伝播する。仮に測定波長光L1bの一部が第1ダイクロイックミラー23を透過せずに第2ダイクロイックミラー24に向かって進行したとしても、当該測定波長光L1bの一部は、第2ダイクロイックミラー24を透過して筐体27の第2側壁29bに向かって進行し、光吸収処理が施された第2側壁29bの内面29cで吸収される。
加工対象物Sにおける加工部分から第2光ファイバ4を伝播した測定光L2は、第2光ファイバ保持部22において第2光ファイバ4の端面4aから出射してレンズ32によってコリメートされ、X軸方向に沿って第2ダイクロイックミラー24に向かって進行する。第2ダイクロイックミラー24に向かって進行した測定光L2は、第2ダイクロイックミラー24を透過し、X軸方向に沿って光検出部25に向かって進行する。光検出部25に向かって進行した測定光L2は、光検出部25においてレンズ33によって集光されてフィルタ34を透過し、フォトダイオード35で検出される。
なお、光学ユニット20Aでは、加工光L1aの伝送に関し、第1光ファイバ3の端面3aでの像が第2光ファイバ4の端面4aに転送されることになる。このとき、第2光ファイバ4の端面4aに結像される像においては、レンズ31,32での収差等の影響によってぼやけが生じ、スポットサイズ及びNAが増大することから、等倍での転送では、第2光ファイバ4の端面4aにおいて結合損失が生じてしまう。第2光ファイバ4の端面4aにおいて結合損失が生じると、発熱によって、測定光L2の波長帯に相当する波長帯を有する光(すなわち、測定光L2の検出においてノイズ光となる光)が発せられてしまう。測定光L2は、非常に微弱であることから、このような第2光ファイバ4の端面4aにおける発熱によって生じる光(測定光L2の波長帯に相当する波長帯を有する光)であっても、測定に与える影響は非常に大きい。
そこで、第1光ファイバ3の端面3aから第2光ファイバ4の端面4aに到達する加工光L1aのスポットサイズ及びNAを第2光ファイバ4の径及び許容NAよりも小さくして、第2光ファイバ4の端面4aにおいて生じる結合損失を低減する必要がある。そのための第1手段として、第1光ファイバ3の径と第2光ファイバ4の径とが等しい場合には、第1光ファイバ3の許容NAを第2光ファイバ4の許容NAよりも小さくし、縮小光学系(第1光ファイバ保持部21におけるレンズ31の焦点距離>第2光ファイバ保持部22におけるレンズ32の焦点距離)とすることで、第2光ファイバ4の端面4aでの像を小さくすればよい。また、第2手段として、第1光ファイバ3の許容NAと第2光ファイバ4の許容NAとが等しい場合には、第1光ファイバ3の径を第2光ファイバ4の径よりも小さくし、拡大光学系(第1光ファイバ保持部21におけるレンズ31の焦点距離<第2光ファイバ保持部22におけるレンズ32の焦点距離)とすることで、第2光ファイバ4の端面4aでの加工光L1aのNAを小さくすればよい。上述した光学ユニット20Aでは、第2手段が採用されている。
以上、説明したように、レーザ加工モニタ10Aは、レーザ加工ヘッド5と別体となっており、レーザ加工ヘッド5には、測定光L2専用の光学系が設けていない。そのため、レーザ加工モニタ10Aは、特に測定光L2の測定において、レーザ加工ヘッド5の振動、加工対象物Sからの熱的な影響等を受け難い。ただし、この場合、測定光L2が第2光ファイバ4を伝播してレーザ加工ヘッド5からレーザ加工モニタ10Aに至るため、レーザ光L1のうち測定光L2の波長帯に相当する第2波長帯を有する測定波長光L1bが、測定光L2の検出において、ノイズ光として大きく影響するおそれが高まる。そこで、レーザ加工モニタ10Aでは、第1光ファイバ3から出射したレーザ光L1が、第1ダイクロイックミラー23及び第2ダイクロイックミラー24を経由して第2光ファイバ4に入射させられる。これにより、レーザ光L1のうちノイズ光となる測定波長光L1bが第1ダイクロイックミラー23及び第2ダイクロイックミラー24を透過することになり(すなわち、2つのダイクロイックミラー23,24でフィルタリングされるので、レーザ加工モニタ10Aにおいて測定波長光L1bが十分に除去されることになり)、その結果、測定波長光L1bが加工対象物Sに照射されて測定波長光L1bが重畳された状態で測定光L2が検出されることが抑制される。更に、レーザ光L1のうち加工対象物Sを加工するための第1波長帯を有する加工光L1aを第1ダイクロイックミラー23及び第2ダイクロイックミラー24で反射させるため、加工光L1aを第1ダイクロイックミラー23及び第2ダイクロイックミラー24で透過させる場合に比べ、第1ダイクロイックミラー23及び第2ダイクロイックミラー24の発熱に起因するノイズ光の発生が抑制される。以上により、レーザ加工モニタ10Aによれば、加工対象物Sにおける加工部分で発せられた測定光L2を精度良く検出することができる。レーザ加工モニタ10Aを備えるレーザ加工装置1についても、同様の効果が奏される。
図5は、レーザ加工装置1の光源2で発せられたレーザ光L1についての波長と強度との関係を示す図である。図5に示されるように、レーザ光L1のうち加工対象物Sを加工するための第1波長帯(例えば、800〜1000nm)を有する加工光L1aは、強度のピーク値を含み、その強度は、レーザ光L1のうち測定光L2の波長帯に相当する第2波長帯(例えば、1300〜3000nm)を有する測定波長光L1bの強度よりも、極めて大きい。そこで、レーザ加工モニタ10Aでは、第1ダイクロイックミラー23及び第2ダイクロイックミラー24おいて、それぞれの反射層23a及び反射層24aで加工光L1aを反射させ、測定波長光L1bを透過させることで、第1ダイクロイックミラー23及び第2ダイクロイックミラー24の発熱に起因するノイズ光の発生を抑制している。
また、レーザ加工モニタ10Aでは、第1光ファイバ保持部21、第2光ファイバ保持部22、第1ダイクロイックミラー23、第2ダイクロイックミラー24、光検出部25及び光吸収部26がベース28によって支持されている。これにより、第1光ファイバ保持部21、第2光ファイバ保持部22、第1ダイクロイックミラー23、第2ダイクロイックミラー24、光検出部25及び光吸収部26の相互の位置関係を安定的に維持することができる。
また、レーザ加工モニタ10Aでは、底壁28a及び1対の第1側壁28bによって一体的に構成されたベース28と、天壁29a及び1対の第2側壁29bによって一体的に構成されたカバー29とが組み合わされることで、直方体箱状の筐体27が構成されている。これにより、外部からのノイズ光の進入を抑制し得る筐体27を簡易に構成することができる。更に、第1光ファイバ保持部21、第2光ファイバ保持部22、第1ダイクロイックミラー23、第2ダイクロイックミラー24、光検出部25及び光吸収部26を同一のベースに配置することができるので、それらの位置決めを容易に且つ正確に行うことが可能となる。
また、レーザ加工モニタ10Aでは、第1光ファイバ保持部21及び第2光ファイバ保持部22が、ベース28を構成する複数の側面のうち同一の側面(すなわち、一方の第1側壁28b)に設けられている。換言すれば、レーザ加工モニタ10Aでは、第1光ファイバ保持部21及び第2光ファイバ保持部22が、それぞれ、第1ダイクロイックミラー23及び第2ダイクロイックミラー24に対して同一の側に配置されている。第1光ファイバ保持部21及び第2光ファイバ保持部22が同一の側面に設けられることで、第1光ファイバ3の端面3aと第2光ファイバ4の端面4aとを容易に平行に配置することができる。更に、第1光ファイバ保持部21が一方の第1側壁28bに設けられ、第2光ファイバ保持部22が他方の第1側壁28bに設けられるような場合に比べ、筐体27の小型化、延いてはレーザ加工モニタ10Aの小型化を図ることができる。
また、レーザ加工モニタ10Aでは、第1光ファイバ保持部21及び第2光ファイバ保持部22が設けられた第1側壁28bの厚さが、底壁28aの厚さよりも大きくなっている。これにより、第1光ファイバ保持部21と第2光ファイバ保持部22との平行度を担保し、第1光ファイバ3及び第2光ファイバ4の調心の容易性及び安定性を向上させることができる。
また、レーザ加工モニタ10Aでは、第1光ファイバ保持部21、第2光ファイバ保持部22、第1ダイクロイックミラー23、第2ダイクロイックミラー24、光検出部25及び光吸収部26の間に形成される光路がカバー29によって覆われている。これにより、外部からのノイズ光の進入を抑制することができる。
また、レーザ加工モニタ10Aでは、カバー29の内面に、光吸収処理が施されている。これにより、カバー29の内面におけるノイズ光の多重反射を抑制することができる。
また、レーザ加工モニタ10Aでは、第1ダイクロイックミラー23を透過した測定波長光L1bが光吸収部26によって吸収される。これにより、筐体27内における測定波長光L1bの多重反射を抑制することができる。
また、レーザ加工モニタ10Aでは、光学部品を保持又は支持する第1光ファイバ保持部21、第2光ファイバ保持部22及び光検出部25がユニット化されている。これにより、第1光ファイバ保持部21、第2光ファイバ保持部22及び光検出部25の交換が容易となる等、レーザ加工モニタ10Aのメンテナンス性を向上させることができる。更に、第1光ファイバ保持部21では、レンズ31が窓材として機能し、第1光ファイバ3の端部が挿入されることで、第1光ファイバ保持部21内(第1光ファイバ3の端面3aとレンズ31との間)に閉空間が形成されている。これにより、第1光ファイバ3の端面3a等に塵等が付着するのを防止することができる。第1光ファイバ3の端面3a等に塵等が付着すると、加工光L1aの伝送が妨げられるばかりか、当該塵等が発熱して当該塵等からノイズ光が発せられるので、好ましくない。第2光ファイバ保持部22においても、同様の効果が奏される。
[第2実施形態]
第2実施形態のレーザ加工装置1は、図6及び図7に示されるように、レーザ加工モニタ10Bの光学ユニット20Bの構成において、上述した第1実施形態のレーザ加工装置1と主に相違している。図7に示されるように、レーザ加工モニタ10Bの光学ユニット20Bでは、ベース28の一方の第1側壁28bに第1光ファイバ保持部21及び光検出部25が設けられており、ベース28の他方の第1側壁28bに第2光ファイバ保持部22が設けられている。第2ダイクロイックミラー24は、X軸方向において対向する光検出部25と第2光ファイバ保持部22との間において、第1ダイクロイックミラー23で反射した加工光L1aを他方の第1側壁28b側に反射させる。
つまり、第1光ファイバ保持部21は、第1ダイクロイックミラー23に対して一方の側に配置されており、光吸収部26は、第1ダイクロイックミラー23に対して他方の側に配置されている。光検出部25は、第2ダイクロイックミラー24に対して一方の側に配置されており、第2光ファイバ保持部22は、第2ダイクロイックミラー24に対して他方の側に配置されている。
以上のように構成されたレーザ加工モニタ10Bによれば、上述したレーザ加工モニタ10Aと同様の理由により、加工対象物Sにおける加工部分で発せられた測定光L2を精度良く検出することができる。レーザ加工モニタ10Bを備えるレーザ加工装置1についても、同様の効果が奏される。
また、レーザ加工モニタ10Bでは、図6に示されるように、第1光ファイバ3がレーザ加工モニタ10Bから一方の側に延在し、第2光ファイバ4がレーザ加工モニタ10Bから他方の側に延在することになる。これにより、レーザ加工モニタ10Bを中継器として、光源2、レーザ加工モニタ10B及びレーザ加工ヘッド5を効率良く配置することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1光ファイバ3は、光源2側からレーザ光L1を伝播させるものであれば、光源2に直接的に接続されていなくてもよい。同様に、第2光ファイバ4は、レーザ加工ヘッド5側に加工光L1aを伝播させ且つレーザ加工ヘッド5側から測定光L2を伝播させるものであれば、レーザ加工ヘッド5に直接的に接続されていなくてもよい。
また、上記実施形態では、カバー29の内面29c全体に光吸収処理が施されていたが、カバー29の第2側壁29bの内面等、ノイズ光が入射すると想定される領域に部分的に光吸収処理が施されていてもよい。また、上記実施形態では、ベース28及びカバー29によって筐体27が構成されていたが、カバー29が設けられていなくてもよい。その場合、カバー29の内面29cの少なくとも一部に替えて、箱体11の内面の少なくとも一部に光吸収処理を施せばよい。
また、ベース28は、支持体として機能するものであれば、上述した構成に限定されない。一例として、ベース28は、一体的に形成されたものに限定されず、複数の部材が組み合わされたものであってもよい。また、ベース28は、箱体11の一部を底壁28aとして利用し、当該底壁28a上に第1側壁28bを立設させたものであってもよい。
また、第1光ファイバ保持部21及び第2光ファイバ保持部22は、それぞれ、第1光ファイバ3及び第2光ファイバ4を保持することができれば、レンズ31及びレンズ32を保持していなくてもよい。その場合、レンズ31及びレンズ32をベース28に支持させればよい。
1…レーザ加工装置、2…光源、3…第1光ファイバ、4…第2光ファイバ、5…レーザ加工ヘッド、10A,10B…レーザ加工モニタ、21…第1光ファイバ保持部、22…第2光ファイバ保持部、23…第1ダイクロイックミラー(第1光学部)、24…第2ダイクロイックミラー(第2光学部)、25…光検出部、26…光吸収部、28…ベース(支持体)、28a…底壁、28b…第1側壁、29…カバー、29a…天壁、29b…第2側壁、29c…内面、L1…レーザ光、L1a…加工光(第1光)、L1b…測定波長光(第2光)、L2…測定光、S…加工対象物。

Claims (12)

  1. レーザ光を発する光源から前記レーザ光を伝播させる第1光ファイバを保持する第1光ファイバ保持部と、
    前記レーザ光のうち第1波長帯を有する第1光を加工対象物に照射するレーザ加工ヘッドに前記第1光を伝播させ且つ前記加工対象物において前記第1光が照射された部分で発せられた測定光を前記レーザ加工ヘッドから伝播させる第2光ファイバを保持する第2光ファイバ保持部と、
    前記第1光ファイバから出射した前記レーザ光のうち前記第1光を反射させ且つ当該レーザ光のうち前記測定光の波長帯に相当する第2波長帯を有する第2光を透過させる第1光学部と、
    前記第1光学部で反射した前記第1光を反射させ且つ前記第2光ファイバから出射した前記測定光を透過させる第2光学部と、
    前記第2光学部を透過した前記測定光を検出する光検出部と、を備える、レーザ加工モニタ。
  2. 前記第1光ファイバ保持部、前記第2光ファイバ保持部、前記第1光学部、前記第2光学部及び前記光検出部を支持する支持体を更に備える、請求項1記載のレーザ加工モニタ。
  3. 前記支持体は、底壁と、第1方向において対向する1対の第1側壁と、を含むベースであり、
    前記第1光ファイバ保持部及び前記第2光ファイバ保持部は、前記1対の第1側壁のうち少なくとも一方に設けられている、請求項2記載のレーザ加工モニタ。
  4. 前記第1光ファイバ保持部及び前記第2光ファイバ保持部は、前記1対の第1側壁のうち同一の前記第1側壁に設けられており、
    前記第1光学部及び前記第2光学部は、前記底壁に取り付けられている、請求項3記載のレーザ加工モニタ。
  5. 前記第1光ファイバ保持部及び前記第2光ファイバ保持部が設けられた前記第1側壁の厚さは、前記底壁の厚さよりも大きい、請求項3又は4記載のレーザ加工モニタ。
  6. 前記第1光ファイバ保持部、前記第2光ファイバ保持部、前記第1光学部、前記第2光学部及び前記光検出部の間に形成される光路を覆うカバーを更に備え、
    前記カバーは、天壁と、前記第1方向に垂直な第2方向において対向する1対の第2側壁と、を含む、請求項3〜5のいずれか一項記載のレーザ加工モニタ。
  7. 前記カバーの内面の少なくとも一部には、光吸収処理が施されている、請求項6記載のレーザ加工モニタ。
  8. 前記第1光ファイバ保持部及び前記第2光ファイバ保持部は、前記支持体を構成する複数の側面のうち同一の前記側面に設けられている、請求項2〜7のいずれか一項記載のレーザ加工モニタ。
  9. 前記第1光ファイバ保持部、前記第2光ファイバ保持部、前記第1光学部及び前記第2光学部は、同一の平面に沿って配置されており、
    前記第1光ファイバ保持部及び前記第2光ファイバ保持部は、それぞれ、前記第1光学部及び前記第2光学部に対して同一の側に配置されている、請求項1〜8のいずれか一項記載のレーザ加工モニタ。
  10. 前記第1光ファイバ保持部、前記第2光ファイバ保持部、前記第1光学部及び前記第2光学部は、同一の平面に沿って配置されており、
    前記第1光ファイバ保持部は、前記第1光学部に対して一方の側に配置されており、
    前記第2光ファイバ保持部は、前記第2光学部に対して他方の側に配置されている、請求項1〜8のいずれか一項記載のレーザ加工モニタ。
  11. 前記第1光学部を透過した前記第2光を吸収する光吸収部を更に備える、請求項1〜10のいずれか一項記載のレーザ加工モニタ。
  12. レーザ光を発する光源と、
    前記レーザ光のうち第1波長帯を有する第1光を加工対象物に照射するレーザ加工ヘッドと、
    前記光源から前記レーザ光を伝播させる第1光ファイバと、
    前記レーザ加工ヘッドに前記第1光を伝播させ且つ前記加工対象物において前記第1光が照射された部分で発せられた測定光を前記レーザ加工ヘッドから伝播させる第2光ファイバと、
    請求項1〜11のいずれか一項記載のレーザ加工モニタと、を備える、レーザ加工装置。
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