JP2016051146A - 光検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光ファイバが劣化することを抑制できる光検出装置を提供する。
【解決手段】光検出装置3は、光ファイバ11に向かう光L1を絞るべく、光L11を遮る環状の絞り部3aと、絞り部3aに入射される光L11の少なくとも一部を検出する検出部32とを備える。前記絞り部は、光ファイバに入射される光を当該光ファイバのコア11a内で全反射させるべく、絞られた後に光ファイバに入射される光L12の入射角θ1が当該光ファイバの最大受光角θMAXよりも小さくなるように、形成される。さらに、前記検出部で検出される光量に基づいて、前記光ファイバに入射される光量を演算する演算部33bを備える。
【選択図】図3
【解決手段】光検出装置3は、光ファイバ11に向かう光L1を絞るべく、光L11を遮る環状の絞り部3aと、絞り部3aに入射される光L11の少なくとも一部を検出する検出部32とを備える。前記絞り部は、光ファイバに入射される光を当該光ファイバのコア11a内で全反射させるべく、絞られた後に光ファイバに入射される光L12の入射角θ1が当該光ファイバの最大受光角θMAXよりも小さくなるように、形成される。さらに、前記検出部で検出される光量に基づいて、前記光ファイバに入射される光量を演算する演算部33bを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、光を検出する光検出装置に関する。
従来、光検出装置として、光ファイバに向かう光が透過する透光部と、透光部を透過した光を検出する検出部とを備える光検出装置が、知られている(例えば、特許文献1)。ところで、特許文献1に係る光検出装置においては、透光部を透過した光が、光ファイバのコアだけでなく、コアの外側のクラッド等にも入射してしまうため、特にパワーの大きな光を使用する場合、光ファイバが劣化する。
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、光ファイバが劣化することを抑制できる光検出装置を提供することを課題とする。
本発明に係る光検出装置は、光ファイバに向かう光を絞るべく、光を遮る環状の絞り部と、前記絞り部に入射される光の少なくとも一部を検出する検出部と、を備える。
本発明に係る光検出装置によれば、環状の絞り部が光を遮るため、光ファイバに向かう光が絞られる。これにより、絞られた光が光ファイバのコアの外側に入射することを抑制できるため、光ファイバが劣化することを抑制できる。
そして、検出部は、絞り部に入射される光の少なくとも一部を検出している。これにより、光ファイバに入射することのない光、即ち、損失となる光を利用して検出しているため、光を検出するために光を損失させていない。したがって、光ファイバに入射される光が損失することを防止している。
また、本発明に係る光検出装置においては、前記絞り部は、光ファイバに入射される光を当該光ファイバのコア内で全反射させるべく、絞られた後に光ファイバに入射される光の入射角が当該光ファイバの最大受光角よりも小さくなるように、形成される、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、絞り部が光ファイバに向かう光を絞るため、光ファイバに入射される光の入射角は、当該光ファイバの最大受光角よりも小さくなる。これにより、絞り部で絞られた後に光ファイバに入射された光が、光ファイバのコア内で全反射するため、光ファイバのコアの外側に光が入射することを防止できる。したがって、光ファイバが劣化することを抑制できる。
また、本発明に係る光検出装置は、前記絞り部の内方に、光ファイバに向かう光が通過する開口を備える、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、絞り部の内方に、開口が備えられている。これにより、開口を通過した光が光ファイバに入射されるため、絞り部の内方を通過する光が損失しない。したがって、光ファイバに向かう光が損失することを抑制している。
また、本発明に係る光検出装置においては、前記検出部は、光を受ける受光部を備え、前記絞り部は、前記受光部に向けて光を導く導光部を備える、という構成でもよい。
また、本発明に係る光検出装置においては、前記検出部で検出される光量に基づいて、前記光ファイバに入射される光量を演算する演算部を備える、という構成でもよい。
以上の如く、本発明に係る光検出装置は、光ファイバが劣化することを抑制できる、という優れた効果を奏する。
<第1実施形態>
以下、本発明に係る光検出装置における第1の実施形態について、図1〜図5を参酌して説明する。なお、各図(図6〜図15においても同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致していない。また、本実施形態に係る光検出装置は、画像投影装置(例えば、プロジェクタ)に用いられている。
以下、本発明に係る光検出装置における第1の実施形態について、図1〜図5を参酌して説明する。なお、各図(図6〜図15においても同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致していない。また、本実施形態に係る光検出装置は、画像投影装置(例えば、プロジェクタ)に用いられている。
図1に示すように、画像投影装置100は、光を出射する光源装置10と、光源装置10から出射された光で光画像を生成し、スクリーン200に投影する投影装置本体20とを備えている。また、画像投影装置100は、光源装置10から出射された光を投影装置本体20に入射させるべく、光ファイバ11を有して且つ光源装置10と投影装置本体20とに各端部を接続される光ファイバ体1と、各構成を制御する制御部30と、各種情報を出力する装置出力部40とを備えている。
投影装置本体20は、図示していないが、光源装置10から出射された光を入射して光画像を生成する画像光学系と、画像光学系から出射された光画像を入射してスクリーン200に投影する投影光学系(例えば、投影レンズ)とを備えている。また、画像光学系は、光を変調することで光画像にする空間変調素子等の光学系を備えている。
光源装置10は、光を出射する光源部2と、光源部2から出射されて光ファイバ11に入射される光を検出する光検出装置3とを備えている。また、投影装置本体20は、画像投影装置100の出力を確認し且つ光検出装置3で検出した光と比較するために、光ファイバ11から出射された光を検出する出射光検出部20aを備えている。
制御部30は、光検出装置3及び出射光検出部20aで検出した光に基づいて、装置の状態を判定する判定部30aを備えている。また、制御部30は、例えば、光検出装置3及び出射光検出部20aで検出した光に基づいて、光源装置10(特に、光源部2)の出力等を制御している。
判定部30aは、光検出装置3で検出した光量(即ち、光ファイバ11に入射される光量)と、出射光検出部20aで検出した光量(即ち、光ファイバ11から出射される光量)とに基づいて、装置の状態を判定する。以下に、判定部30aの判定方法について説明する。
まず、出射光検出部20aで検出した光量が、光源部2の予測出力(光源部2に供給した電力に基づいて予想される光量)に対して、所定量よりも低下している場合、判定部30aは、「異常である」と判断する。このとき、判定部30aは、光検出装置3で検出した光量が、光源部2の予測出力に対して、所定量よりも低下している場合、「光源装置が異常である」と判断する一方、光検出装置3で検出した光量が、光源部2の予測出力に対して、所定量よりも低下していない場合、「光ファイバが異常である」と判断する。
装置出力部40は、装置が正常である、又は異常であるという情報を出力(表示、警報)してもよい。また、装置出力部40は、光検出装置3で検出した光量(光ファイバ11に入射される光量)、及び出射光検出部20aで検出した光量(光ファイバ11から出射される光量)を、それぞれ表示してもよい。これにより、画像投影装置100の出力低下が発生した場合に、その原因を特定することができる。
図2に示すように、光源装置10は、上述の通り、光源部2と、光検出装置3とを備えている。また、光源装置10は、光源部2から出射された光が入射されて且つ光ファイバ11に向けて出射する光学系4と、光源部2及び光学系4等を収容する本体部5とを備えている。
光源部2は、発光する光源(例えば、半導体レーザ、各種レーザ、LED、ランプ等)21と、光源21を保持する光源保持部22とを備えている。また、光源部2は、光源21に電力を供給する電力供給部23を備えている。
本実施形態においては、光源21は、一つ備えられているが、斯かる構成に限られず、複数備えられていてもよい。なお、光源21は、光ファイバ11に効率的に光を入射させるために、点光源に近いことが好ましい。また、光源保持部22は、光源21の熱を放熱させる機能を備えていてもよい。そして、電力供給部23は、制御部30の制御に基づいて、光源21を点灯させる。
光検出装置3は、光学系4から出射された光が入射され且つ光ファイバ11に向けて出射する光学素子31と、光学系4から出射された光の一部を検出する検出部32とを備えている。また、光検出装置3は、検出部32で検出した光量の情報を処理する処理部33を備えている。
光学系4は、光源部2から出射された光が入射され且つ該光を平行な光にして出射するコリメータレンズ41と、コリメータレンズ41から出射された光が入射され且つ該光を収束して光学素子31に向けて出射する収束レンズ42とを備えている。また、光学系4は、各レンズ41,42を保持するレンズ保持部43,43を備えている。本実施形態においては、レンズは二つ備えられているが、斯かる構成に限られず、三つ以上のレンズを組み合わせた構成にしてもよい。
本体部5は、光源部2、光学素子31及び光学系4を収容する筐体51と、光学素子31を保持する素子保持部52とを備えている。また、本体部5は、光ファイバ体1の端部を接続するファイバ接続部53と、光ファイバ体1の端部をファイバ接続部53に固定する固定部材54と、光ファイバ体1を検出するファイバ検出部55とを備えている。
筐体51は、例えば、金属(アルミ、ステンレス等)又はプラスチック材料から形成されている。これにより、筐体51の外部へ光が漏出することを防止することができると共に、内部に収容される各部品を保護することができる。例えば、筐体51は、複数の部品を組み合わせて形成されている。
ファイバ接続部53は、光ファイバ体1の端部と当接する位置決め部53aを備えている。これにより、光ファイバ体1の端部が位置決め部53aに当接した状態で、光ファイバ体1が固定部材54によりファイバ接続部53に固定されることにより、光ファイバ11は、光学素子31に対して位置決めされる。
ファイバ検出部55は、本実施形態においては、リミットスイッチとしている。そして、ファイバ検出部55は、筒状のファイバ接続部53の内部に光ファイバ体1が挿入されているか否かの信号を制御部30に送信している。そして、制御部30が電力供給部23を制御することにより、光ファイバ体1がファイバ接続部53の内部に挿入されていない際に、光源21が点灯することを防止している。これにより、光ファイバ体1の抜け又は入れ忘れにより光が漏出することを防止できるため、安全性を高めることができている。
図3に示すように、光ファイバ体1は、上述したように、光学素子31から出射された光が入射される光ファイバ11を備えている。また、光ファイバ体11は、内部に光ファイバ11が挿入される円筒状のフェルール12を備えている。図示していないが、光ファイバ11とフェルール12とは、例えば、接着剤により、固定されている。
光ファイバ11は、中心部分に配置されて光を伝搬するコア11aと、コア11aの外側に配置され、コア11aよりも低い屈折率であるクラッド11bとを備えている。なお、光ファイバ11は、クラッド11bの外側に配置されてクラッド11bを被覆する被覆部を備えていてもよい。
ところで、光ファイバ11は、入射された光がコア11a内で全反射する最大の入射角である最大受光角θMAXを有する。斯かる最大受光角θMAXは、コア11aの屈折率とクラッド11bの屈折率との関係により、定まる。なお、光が空気中から光ファイバ11に入射される際の最大受光角θMAXと、当該光ファイバ11の開口数NAとは、以下の関係を有する。
NA=sinθMAX
NA=sinθMAX
図3〜図5に示すように、光学素子31は、光ファイバ11に向かう光L1の一部を遮光すべく、光L11を遮る環状の遮光部31aを備えている。また、光学素子31は、遮光部31aの径方向内方に、光ファイバ11に入射される光L12が通過する開口31bを備えている。そして、光学素子31は、素子保持部52に保持されており、光学系4と光ファイバ11との間に配置されている。
遮光部31aは、遮光性を有している。例えば、遮光部31aは、黒アルマイトで表面処理を施したアルミニウムで形成されている。また、開口31bは、円形状に形成されており、光学素子31の中央部に配置されている。
検出部32は、光を受ける受光部32aと、光学素子31に固定され、受光部32aで受けた光の情報を伝える信号線32bとを備えている。また、検出部32は、信号線32bで伝えられた情報を処理部33に送信する送信線32cを備えている。
受光部32aは、環状に形成されている。そして、受光部32aは、開口31bの外側に配置されていると共に、開口31bの周りに連続して配置されている。本実施形態においては、受光部32aは、受光した光の光量を測定する光量センサとしている。例えば、受光部32aは、受けた光に応じた起電力が発生する素子、具体的には、フォトダイオードやCCD撮像素子のような素子を採用できる。
なお、受光部32aは、入射された光を吸収するため、遮光性を有している。したがって、遮光部31a及び受光部32aは、光L1を絞る絞り部3aを構成している。即ち、光検出装置3は、光ファイバ11に向かう光L1を絞るべく、光L11を遮る環状の絞り部3aと、絞り部3aの径方向内方に、光ファイバ11に入射される光L12が通過する開口31bを備えている。
これにより、図3に示すように、光学系4から出射された光L1のうち、外側の光L11は、絞り部3aに入射される一方、内側の光L12は、開口31bを通過して、光ファイバ11に入射される。そして、検出部32は、絞り部3aに入射される光、即ち、絞り部3aを構成する受光部32aで受光する光を検出している。
また、絞り部3aの内径は、絞られた後に光ファイバ11に入射される光L12の入射角θ1が当該光ファイバ11の最大受光角θMAXよりも小さくなるように、設定されている。これにより、光ファイバ11に入射された光L12は、光ファイバ11のコア11a内で全反射する。
処理部33は、検出部32で検出される光量と光ファイバ11に入射される光L12の光量との関係の情報を記憶する記憶部33aと、検出部32で検出される光L11の光量に基づいて、光ファイバ11に入射される光L12の光量を演算する演算部33bとを備えている。
演算部33bは、検出部32で検出される光L11の光量と、検出部32で検出される光L11の光量と光ファイバ11に入射される光L12の光量との関係の情報とに基づいて、光ファイバ11に入射される光L12の光量を演算する。そして、処理部33は、演算部33bで演算した光L12の光量を、制御部30に送信する。
以上より、本実施形態に係る光検出装置3によれば、環状の絞り部3aが光を遮るため、光ファイバ11に向かう光L1が絞られる。これにより、絞られた光L12が光ファイバ11のコア11aの外側に入射することを抑制できるため、光源部2から出力される光のパワーが大きい場合でも、光ファイバ11が劣化することを抑制できる。
また、本実施形態に係る光検出装置3によれば、検出部32は、絞り部3aに入射される光L11を検出している。これにより、光ファイバ11に入射することのない光L11、即ち、損失となる光L11を利用して検出しているため、光を検出するために光を損失させていない。したがって、光ファイバ11に入射される光L12が損失することを防止している。
また、本実施形態に係る光検出装置3によれば、絞り部3aが光ファイバ11に向かう光L1を絞るため、光ファイバ11に入射される光の入射角θ1は、当該光ファイバ11の最大受光角θMAXよりも小さくなる。これにより、絞り部3aで絞られた後に光ファイバ11に入射された光L12が、光ファイバ11のコア11a内で全反射するため、光ファイバ11のコア11aの外側に光が入射することを防止できる。したがって、光ファイバ11が劣化することを抑制できる。
また、本実施形態に係る光検出装置3によれば、絞り部3aの内方に、開口31bが備えられている。これにより、開口31bを通過した光L12が光ファイバ11に入射されるため、絞り部3aの内方を通過する光L12が損失しない。したがって、光ファイバ11に向かう光L1が損失することを抑制している。
なお、本発明に係る光検出装置は、上記した第1実施形態に係る光検出装置3の構成及び作用に限定されるものではない。例えば、上記した第1実施形態に係る光検出装置3に対して、以下のような変更が行われてもよい。
上記第1実施形態に係る光検出装置3においては、受光部32aは、環状に形成され、検出部32は、絞り部3aに入射される光L11を全て検出する、という構成である。しかしながら、本発明に係る光検出装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光検出装置においては、図6に示すように、受光部32aは、複数の矩形状の受光素子を備え、検出部32は、絞り部3aに入射される光の一部を検出する、という構成でもよい。
図6に係る検出部32においては、受光部32aは、複数の受光素子を、開口31bの外側に配置していると共に、開口31bの周りに沿って並列している。なお、信号線32bは、光を受けないように遮蔽したり、遮光部31aの内部に配置したりすることが好ましい。
また、上記第1実施形態に係る光検出装置3においては、光学素子31は、絞り部3aの内方に光L12が通過する開口31bを備えている、という構成である。しかしながら、本発明に係る光検出装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光検出装置においては、図7に示すように、光学素子31は、絞り部3a(具体的には、遮光部31a)の内方に、光L12が通過する透光部31cを備えている、という構成でもよい。斯かる透光部31cは、例えば、光学ガラスで形成されている。
また、上記第1実施形態に係る光検出装置3においては、絞り部3aは、遮光部31a及び受光部32aで構成されている、という構成である。しかしながら、本発明に係る光検出装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光検出装置においては、図8及び図9に示すように、絞り部3aは、受光部32aのみで構成されている、という構成でもよい。
図8及び図9に係る光学素子31は、全体的に透光性を有する。例えば、光学素子31は、光学ガラスで形成されている。そして、受光部32aは、環状に形成されており、光学素子31の光が入射される側の面に固定されている。これにより、受光部32aに入射される光L11は、受光部32aに吸収される一方、受光部32aの径方向内方を通過して光学素子31に入射される光L12は、光ファイバ11に入射される。
<第2実施形態>
次に、本発明に係る光検出装置における第2の実施形態について、図10及び図11を参酌して説明する。なお、図10及び図11等において、図1〜図5の符号と同一の符号を付した部分は、第1実施形態と同様の構成又は要素を表す。
次に、本発明に係る光検出装置における第2の実施形態について、図10及び図11を参酌して説明する。なお、図10及び図11等において、図1〜図5の符号と同一の符号を付した部分は、第1実施形態と同様の構成又は要素を表す。
本実施形態に係る光検出装置は、第1実施形態に係る光検出装置3に対して、光学素子及び検出部の構成で相違している。したがって、以下、光学素子及び検出部の構成について説明し、他の構成についての説明は、繰り返さない。
図10及び図11に示すように、光検出装置6は、光学系4から出射された光L1を絞って光ファイバ体1に入射させる光学素子61を備えている。また、光検出装置6は、光学系4から出射された光L1の一部を検出する検出部62と、検出部62で検出した光量の情報を処理する処理部63とを備えている。なお、処理部63は、第1実施形態に係る処理部33と略同様の構成である。
検出部62は、光を受ける受光部62aと、受光部62aで受けた光の情報を処理部63に送信する送信線62bを備えている。本実施形態においては、受光部62aは、受光した光の光量を測定する光量センサとしている。そして、受光部62aは、光学素子61の外周部に連結されている。
光学素子61は、光ファイバ11に向かう光L1を絞るべく、光L11を遮る環状の絞り部611を備えている。また、光学素子61は、絞り部611の径方向内方に、光ファイバ11に入射される光L12が通過する円形状の開口612を備えている。
絞り部611は、遮光性を有する遮光部611aと、受光部62aに向けて光を導く導光部611bとを備えている。また、絞り部611は、入射される光L11を導光部611bに導く光導入部611cを備えている。
導光部611bは、透光性を有する材料で形成されており、環状に形成されている。そして、遮光部611aは、光導入部611cを構成する部分を除いて、導光部611bの表面を覆うようにして配置されている。そして、遮光部611aの内面は、光を反射するように構成されている。
これにより、光学系4から出射された光L1のうち、外側の光L11は、絞り部611に入射され、光導入部611c及び導光部611bに導かれることにより、受光部62aで受光される。また、光学系4から出射された光L1のうち、内側の光L12は、開口612を通過して、光ファイバ11に入射される。
なお、本発明に係る光検出装置は、上記した第2実施形態に係る光検出装置6の構成及び作用に限定されるものではない。例えば、上記した第2実施形態に係る光検出装置6に対して、以下のような変更が行われてもよい。
上記第2実施形態に係る光検出装置6においては、導光部611bは、透光性を有する材料で形成されている、という構成である。しかしながら、本発明に係る光検出装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光検出装置においては、図12に示すように、導光部611bは、遮光部611aの内部の空隙、即ち、空気で構成されている、という構成でもよい。
また、上記第2実施形態に係る光検出装置6においては、光学素子61は、絞り部611の径方向内方に光L12が通過する開口612を備えている、という構成である。しかしながら、本発明に係る光検出装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光検出装置においては、図13に示すように、光学素子61は、絞り部611の径方向内方に、光L12が通過する透光部613を備えている、という構成でもよい。
図13に係る光学素子61は、透光性を有する平板61aを備えており、該平板61aは、導光部611bと透光部613とを構成している。そして、遮光部611aは、平板61aの表面の一部を覆うように配置されることで、絞り部611を構成している。
なお、本発明に係る光検出装置は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、本発明に係る光検出装置は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記した複数の実施形態の各構成や各方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る各構成や各方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、本発明に係る光検出装置においては、図14及び図15に示すように、検出部32は、複数の光源21に対して光源21ごとに、又は、少なくとも一つの光源21からなる複数の光源群に対して光源群ごとに、光を検出してもよい。これにより、光源21ごと、又は光源群ごとに、光を検出することができる。
図14及び図15に係る光学素子31は、環状に形成される遮光部31aを備えている。また、受光部32aは、各開口31bの外側に配置されていると共に、各開口31bの周りに沿って連続して配置されている。具体的には、受光部32aは、環状に形成されている。
光ファイバ11に向かう光L1,L2,L3を絞るための絞り部3aは、遮光部31a及び受光部32aで構成されている。これにより、光検出装置3は、光ファイバ11に向かう光L1,L2,L3を絞るべく、光L11,L21,L31を遮る環状の絞り部3aを複数備えている。また、光学素子31は、絞り部3aの径方向内方に、光ファイバ11に入射される光L12,L22,L32が通過する円形状の開口31bを複数備えている。
そして、光学系4から出射された光L1,L2,L3のうち、外側の光L11,L21,L31は、絞り部3aに入射されて受光部32aで受光される。また、光学系4から出射された光L1,L2,L3のうち、内側の光L12,L22,L32は、開口31bを通過して、光ファイバ11に入射される。
また、上記各実施形態に係る光検出装置3,6においては、開口31b,612は、円形状に形成されている、という構成である。しかしながら、本発明に係る光検出装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光検出装置においては、開口は、楕円形状又は多角形状に形成されている、という構成でもよく、特定の形状に限られない。
1…光ファイバ体、2…光源部、3…光検出装置、3a…絞り部、4…光学系、5…本体部、6…光検出装置、10…光源装置、11…光ファイバ、11a…コア、11b…クラッド、12…フェルール、20…投影装置本体、20a…出射光検出部、21…光源、22…光源保持部、23…電力供給部、30…制御部、30a…判定部、31…光学素子、31a…遮光部、31b…開口、31c…透光部、32…検出部、32a…受光部、32b…信号線、32c…送信線、33…処理部、33a…記憶部、33b…演算部、40…装置出力部、41…コリメータレンズ、42…収束レンズ、43…レンズ保持部、51…筐体、52…素子保持部、53…ファイバ接続部、53a…位置決め部、54…固定部材、55…ファイバ検出部、61…光学素子、61a…平板、62…検出部、62a…受光部、62b…送信線、63…処理部、100…画像投影装置、200…スクリーン、611…絞り部、611a…遮光部、611b…導光部、611c…光導入部、612…開口、613…透光部
Claims (5)
- 光ファイバに向かう光を絞るべく、光を遮る環状の絞り部と、
前記絞り部に入射される光の少なくとも一部を検出する検出部と、を備える光検出装置。 - 前記絞り部は、光ファイバに入射される光を当該光ファイバのコア内で全反射させるべく、絞られた後に光ファイバに入射される光の入射角が当該光ファイバの最大受光角よりも小さくなるように、形成される請求項1に記載の光検出装置。
- 前記絞り部の内方に、光ファイバに向かう光が通過する開口を備える請求項1又は2に記載の光検出装置。
- 前記検出部は、光を受ける受光部を備え、
前記絞り部は、前記受光部に向けて光を導く導光部を備える請求項1〜3の何れか1項に記載の光検出装置。 - 前記検出部で検出される光量に基づいて、前記光ファイバに入射される光量を演算する演算部を備える請求項1〜4の何れか1項に記載の光検出装置。
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- 2014-09-02 JP JP2014177956A patent/JP2016051146A/ja active Pending
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