JP2016110819A - 光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の光源から射出された光が光ファイバに入射される場合においても、光ファイバの光射出端面から射出される光量を精度良く予測できる光源装置を実現する。【解決手段】 光源装置は、複数の光源を含む光源部と、光源部から射出された光が入射される光ファイバと、光ファイバの側方に配置された光検出部とを備える。そして、光源部から射出された光のうち、少なくとも二つの光源から射出された光は、光ファイバの光入射端面に対する入射角度が実質的に等しい。【選択図】 図1

Description

本発明は光源装置に関し、特に複数の光源を含む光源部から射出された光を、光ファイバを介して導光する光源装置に関する。
従来、光源部から射出された光を光ファイバの一端に入射させ、他端に伝搬させて利用する光源装置において、光ファイバの側面からの漏れ光をフォトダイオード等の光検出部で検出し、光ファイバの光射出端面から射出される光量を予想する技術が知られている。
例えば、下記特許文献1には、2本の光ファイバを結合する場合において、当該光ファイバの側面から漏れ出した光のパワーを、当該2本の光ファイバの融着接点の近傍に配置された光検出器で測定する構成が開示されている。また、下記特許文献2には、光ファイバの側面から漏れ出した光のパワーを光検出器によって測定する際、光ファイバと光検出器の間に散乱体を配置する構成が開示されている。
特開平10−224304号公報 特開2013−174583号公報
光ファイバの側面からの漏れ光量を検出する目的としては、例えば当該漏れ光の検出結果に基づいて光ファイバの光射出端面から射出される光量を予測し、この光ファイバからの射出光量を一定に保つための制御を行うことが挙げられる。この制御方法の一例としては、光源装置に制御部を備えておき、光検出部において前記漏れ光の光量が低下したことが検知されると、制御部は、光源の劣化等により光ファイバの光入射端面に入射される光量が低下してきていると判断し、漏れ光の光量が所定の値になるまで光源に供給する電流量を増大させる。これにより、光ファイバの光射出端面からの射出光量がほぼ一定値になるよう制御される。
光ファイバによって伝搬された光を照明に利用する場合などにおいては、光ファイバの光射出端からの射出光量が低下すると照度が低下してしまうため、上記のように、光ファイバの光射出端面からの射出光量を一定の範囲内に維持させることには意義があるといえる。
ところで、近年、光ファイバを介して伝搬させる光量を増加すべく、複数の光源からの射出光を光ファイバに入射させる構成が利用されるようになってきている。本発明者は、このような構成の下で上記のようにファイバ側面からの漏れ光の光量に基づいて光ファイバの光射出端面から射出される光量を予測する方法を用いると、実際の光量との間に齟齬が生じる場合があることを見出した。
本発明は、上記の課題に鑑み、複数の光源から射出された光が光ファイバに入射される場合においても、光ファイバの光射出端面から射出される光量を精度良く予測できる光源装置を実現することを目的とする。
本発明の光源装置は、
複数の光源を含む光源部と、
前記光源部から射出された光が入射される光ファイバと、
前記光ファイバの側方に配置された光検出部と、を備え、
前記光源部から射出された光のうち、少なくとも二つの光源から射出された光は、前記光ファイバの光入射端面に対する入射角度が実質的に等しいことを特徴とする。
ここで、本明細書内において「複数の光の入射角度が実質的に等しい」とは、当該対象となっている複数の光の入射角度の差が0.1ラジアン(約5.7°)以内に収まっていることを意味する。なお、対象となる複数の光の入射角度が3°以内に収まっていることが好ましく、1°以内に収まっていることがより好ましい。
本発明者の鋭意研究により、複数の光源からの射出光が光ファイバの光入射端面に導かれる場合において、当該光入射端面における入射角度が異なっている場合には、仮に各光源からの射出光量が等しい場合であっても、光ファイバの側面から漏れ出す光の光量が異なることを見出した。すなわち、ある光源Aと別の光源Bを備えた光源部において、光源Aと光源Bの双方から放射される光量が共にQ1であったとしても、光ファイバの側面からの漏れ光量のうち、光源Aから射出された光由来の光量Qaと、光源Bから射出された光由来の光量Qbが異なることを意味する。光検出部は、光ファイバの側面からの漏れ光量として、光源A由来の光量と光源B由来の光量の合計値として検出されるため、上記の事実は、光ファイバの側面からの漏れ光量を光検出部で検知して光ファイバの光射出端面から射出される光量を予測する場合に、当該予測結果が正しくない可能性があることを示唆する。
これに対し、上記の構成によれば、少なくとも二つの光源(A,B)から射出された光の入射角度を実質的に等しくしたため、光検出部で検知された漏れ光量と光源部からの射出光量とをほぼ比例関係とすることができるので、漏れ光量に基づいて光ファイバの光射出端面からの射出光量を従来よりも正確に予測することができる。また、この予測結果に基づいて光源部に対してフィードバック制御を行うことで、光ファイバの光射出端面からの射出光量をほぼ一定に保持することが可能となる。詳細は「発明を実施するための形態」の項で後述される。
なお、上記の構成において、前記光源部から射出された全ての光は、前記光ファイバの光入射端面に対する入射角度が実質的に等しいものとしても構わない。この構成によれば、光検出部で検出された漏れ光量に基づいて、光ファイバの光射出端面からの射出光量を更に正確に予測することができる。
上記の構成において、前記光源部は、異なる波長の光を射出する複数の光源を含み、
前記光源部から射出された光のうち、同一の波長の光を射出する少なくとも二つの光源から射出された光は、前記光ファイバの光入射端面に対する入射角度が実質的に等しいものとしても構わない。この場合、前記光検出部は、前記光源部から射出される複数の波長の光から各波長の光を選択するための波長選択部を備えるのが好ましい。
複数の光源から射出された光の、光ファイバの光入射端面に対する入射角度を実質的に等しくするためには、例えば各光源を光軸に対してほぼ軸対称な位置関係になるように配置する方法が考えられる。なお、ここでいう「光源」には、光源から射出された光がミラーによって反射される場合には、当該ミラーが含まれるものとして構わない。
各光源を光軸に対してほぼ軸対称な位置関係になるように配置する一例としては、例えば光軸を中心とした円環状の領域内に複数の光源を配置する方法が考えられる。このとき、当該円環状の領域の内側に別の光源を配置すると、この内側に配置された光源と、前記円環状の領域に配置された光源とでは光ファイバの光入射端面での入射角度が変わってしまう。つまり、このような構成とした場合には、光ファイバの側面からの漏れ光量に基づいて光ファイバの光射出端面からの射出光量を予測する精度が低下してしまう。他方、この円環状の領域内にのみ光源を配置するとすれば、光源として配置できる領域が存在するにも関わらず実際には光源が配置できないため、光源部の大きさに対する光ファイバでの伝搬光量の割合が低下し、あまり効率的とはいえない。
しかし、上記のように、光源部が異なる波長の光を射出する複数の光源を含む場合には、例えば円環状の領域に配置される光源と、その内側に配置される光源とで波長を異ならせることで、漏れ光量に基づいて光ファイバの光射出端面からの射出光量を精度良く予測しながらも、光源部の専有面積を縮小することができる。一例として、波長毎に光検出部を備えておき、一の光検出部は対象となる波長の光のみを検出できる構成としておく。このとき、この一の光検出部によって検出可能な光を射出する複数の光源は、光ファイバの光入射端面に対する入射角度が実質的に等しくなるように配置されており、別の光検出部についても同様である。従って、各光検出部で検出された漏れ光量に基づいて、それぞれの光検出部で検出可能な波長の光について、光ファイバの光射出端からの射出光量を精度よく予測することができる。
なお、上記構成において、前記光源部は、前記複数の光源から射出された光を集光して前記光ファイバの光入射端面に導く光学系を備えるものとしても構わない。
本発明の光源装置によれば、複数の光源から射出された光が光ファイバに入射される場合においても、光ファイバの光射出端面から射出される光量を精度良く予測することが可能となる。
第一実施形態の光源装置を模式的に示すブロック図の一例である。 第一実施形態の光源装置において、光学系の光入射端面を光軸方向に見た時の各光源から射出された光の入射位置を模式的に示す図面である。 光ファイバの光入射端面における各光源からの射出光の入射角度が異なる場合の、光学系の光入射端面を光軸方向に見た時の各光源から射出された光の入射位置を模式的に示す図面である。 図2及び図3の場合における、光ファイバの光入射端面aでの各射出光の入射角度を模式的に示す図面である。 実施例1において、光源22の発光強度が低下した場合における各箇所での光量の推移を示す図面である。 比較例1において、光源22の発光強度が低下した場合における各箇所での光量の推移を示す図面である。 光源を点灯させた状態で、光入射端面における射出光の入射角度を変化させた場合に、光検出部で検出された光量に対応するフォトダイオード出力を当該入射角度に対応させてプロットしたグラフである。 第一実施形態の光源装置において、光学系の光入射端面を光軸方向に見た時の各光源から射出された光の入射位置を模式的に示す別の図面である。 第二実施形態の光源装置の一部を模式的に示すブロック図の一例である。 第二実施形態の光源装置において、光学系の光入射端面を光軸方向に見た時の各光源から射出された光の入射位置を模式的に示す図面である。 第二実施形態の光源装置において、光学系の光入射端面を光軸方向に見た時の各光源から射出された光の入射位置を模式的に示す別の図面である。 第二実施形態の光源装置において、光学系の光入射端面を光軸方向に見た時の各光源から射出された光の入射位置を模式的に示す別の図面である。
本発明の光源装置につき、図面を参照して説明する。なお、各図において図面の寸法比と実際の寸法比は必ずしも一致しない。
[第一実施形態]
光源装置の第一実施形態の構成について説明する。
図1は、本実施形態の光源装置を模式的に示すブロック図の一例である。光源装置1は、複数の光源(21,22)を含む光源部2と、光源部2から射出された光が入射される光ファイバ13と、光ファイバ13の側方に配置された光検出部15とを備える。なお、本実施形態の光源装置1では、光源部2からの光が光学系11を介して光ファイバ13の光入射端面13aの中心に向けて集光されて、光ファイバ13へと導かれる構成であるものとして説明する。しかし、光源部2から射出される光が光ファイバ13の光入射端面13aの中心近傍(すなわちコア部領域)に導かれる構成であれば、必ずしも光を集光するための光学系11を備えなくても構わない。
光源21は、光を射出するレーザ素子やLED素子といった固体光源素子21aと、当該固体光源素子21aから射出された光を平行光に変換するコリメートレンズ21bとを含む。光源22も同様に、固体光源素子22a及びコリメートレンズ22bを含む。本実施形態の光源装置1は、各固体光源素子(21a,22a)の点灯を制御するための点灯回路19を備えている。各固体光源素子(21a,22a)は、点灯回路19から電流が供給され、当該供給された電流量に応じた強度で発光する。なお、各光源(21,22)がコリメートレンズ(21b,22b)を備えるか否かは任意である。また、図1において光軸を符号5で示している。
光検出部15は、例えばフォトダイオードで構成され、光ファイバ13の外側に配置されている。光検出部15は、光ファイバ13の側面から漏れ出た光を検知すると、当該光の光量に応じた強度の電気信号を生成して制御部17に出力する。
制御部17は、例えば内部に記憶部を備えており、光検出部15から入力された信号値と、記憶部において記憶されている所定の値(基準値)を比較する。そして、制御部17は、例えば光検出部15から入力された信号値が基準値を下回っていれば、点灯回路19に対して光源部2に対する供給電流量を上昇させる制御を行う。これにより、光源部2(光源21,光源22)からの発光強度が上昇する。
なお、図1では、光ファイバ13によって光源装置1よりも遠方に光が伝送される構成が図示されているが、これは光源装置1の一利用例であり、本発明はこのような利用態様に限定されるものではない。
本実施形態の光源装置1では、光源21から射出された光41と光源22から射出された光42とが、共に光ファイバ13の光入射端面13aに対する入射角度が実質的に等しくなるように、各光源(21,22)が配置されている。なお、本明細書において、「複数の光の入射角度が実質的に等しい」とは、入射角度の差が0.1ラジアン(約5.7°)以内に収まっていることを意味する。
図2は、光学系11の光入射端面を光軸方向に見た時の各光(41,42)の入射位置を模式的に示す図面である。上述したように、本実施形態では、光学系11によって各光源(21,22)からの光が光ファイバ13の光入射端面13aの中心に向けて集光される構成である。従って、図2に示すように、光学系11の光入射端面に対して、光源21からの射出光41と光源22からの射出光42が、光軸5から実質的に同一の距離だけ離れた位置に入射されている場合、これらの光(41,42)は、光ファイバ13の光入射端面13aにおける入射角度が実質的に等しくなる。
これに対し、図3に示すように、光学系11の光入射端面における光源21からの射出光41の入射位置と光軸5の間の距離と、光学系11の光入射端面における光源22からの射出光42の入射位置と光軸5の間の距離とが異なっている場合、光ファイバ13の光入射端面13aでの射出光(41,42)の入射角度が異なる。図4は、図2及び図3の場合における、光ファイバ13の光入射端面13aでの各射出光(41,42)の入射角度(θ41,θ42)を模式的に示す図面である。
以下、図2のように光源(21,22)を配置した場合を実施例1とし、図3のように光源(21,22)を配置した場合を比較例1として説明する。
(実施例1)
図5は、実施例1において、光源22の発光強度が低下した場合における各箇所での光量の推移を示す図面である。
図5(a)に示すように、正常時において、光源21及び光源22の双方を1Wの強度で発光させた。この場合において、光ファイバ13の光射出端面では1.92Wの強度の光が検出され、光検出部15において0.12mVの電気信号相当の光が検出された。次に、光源22を消灯し、光源21のみを1Wの強度で発光させると光射出端面では0.96Wの強度の光が検出され、光検出部15において0.06mVの電気信号相当の光が検出された。同様に、光源21を消灯し、光源22のみを1Wの強度で発光させると光射出端面では0.96Wの強度の光が検出され、光検出部15において0.06mVの電気信号相当の光が検出された。
このことから、光源21及び光源22の双方を1Wの強度で発光させた場合において、光ファイバ13の光射出端で検知された1.92Wの強度の光のうち、光源21由来(射出光41由来)の光強度及び光源22由来(射出光42由来)の光強度が共に0.96Wであることが分かる。また、光源21及び光源22の双方を1Wの強度で発光させた場合において、光ファイバ13の側面からの漏れ光量として光検出部15で検出された0.12mVの電気信号相当の光のうち、光源21由来(射出光41由来)の漏れ光量及び光源22由来(射出光42由来)の漏れ光量が共に0.06mV相当であることが分かる。
次に、図5(b)に示すように、光源21の光強度は1Wのままとし、光源22の光強度のみを0.5Wに低下させ、光源22からの光強度が50%に劣化した状態を模擬した。この場合において、光ファイバ13の光射出端では1.44Wの強度の光が検出され、光検出部15において0.09mVの電気信号相当の光が検出された。次に、光源22を消灯し、光源21のみを1Wの強度で発光させると光射出端では0.96Wの強度の光が検出され、光検出部15において0.06mVの電気信号相当の光が検出された。同様に、光源21を消灯し、光源22のみを0.5Wの強度で発光させると光射出端では0.48Wの強度の光が検出され、光検出部15において0.03mVの電気信号相当の光が検出された。
このことから、光源21を1Wの強度で発光させ、光源22を0.5Wの強度で発光させた場合において、光ファイバ13の光射出端で検知された1.44Wの強度の光のうち、光源21由来の光強度が0.96Wであり、光源22由来の光強度が0.48Wであることが分かる。また、光源21を1Wの強度で発光させ、光源22を0.5Wの強度で発光させた場合において、光ファイバ13の側面からの漏れ光量として光検出部15で検出された0.09mVの電気信号相当の光のうち、光源21由来の漏れ光量が0.06mV相当であり、光源22由来の漏れ光量が0.03mV相当であることが分かる。
実際の利用時においては、光検出部15において検出された光の強度に対応する電気信号は、光源(21,22)別に光ファイバ13の側面から漏れ出た光の量として検知することはできず、光源部2全体から射出された光全体のうち、光ファイバ13の側面から漏れ出た光の総量として検知される。ここで、制御部17は、正常時における光検出部15で検知される漏れ光量の値(ここでは0.12mV)を記憶しているものとする。このとき、図5(b)に示す例のように、光検出部15で検知された漏れ光量が0.09mV相当であった場合、制御部17は、光検出部15で検知された漏れ光量に対応する電気信号の値が0.09mVから0.12mVまで上昇するように、点灯回路19に対して供給電流を上昇させる制御を行う。
ここで、前記のとおり、光検出部15においては、光源部2のうち、光源21と光源22のいずれの光源の発光強度が低下しているかを認識することはできない。このため、点灯回路19は、光源部2全体、すなわち光源21及び光源22の双方に対する供給電流量を上昇させる制御を行う。図5(c)は、図5(b)の状態から光検出部15で検出される光の量が0.12mV相当になるように光源(21,22)に対する供給電流量を調整した場合に対応する。
ここで、説明の簡単のために、光源21の発光強度と、光ファイバ13の側面からの漏れ光量のうちの光源21由来の漏れ光量とが比例関係にあり、光源22の発光強度と、光ファイバ13の側面からの漏れ光量のうちの光源22由来の漏れ光量とが比例関係にあるものとする。また、光源21の発光強度と光ファイバ13の光射出端面における光源21由来の光の強度は比例関係にあり、光源22の発光強度と光ファイバ13の光射出端面における光源22由来の光の強度は比例関係にあるものとする。
ここで図5(b)と図5(a)を対比すると、図5(b)の状態から光検出部15で検出される光の量が0.12mV相当になるようにするためには、光検出部15で検出される光量が1.333倍になるように、点灯回路19から各光源(21,22)に対する供給電流量を上昇すればよい。このとき、図5(c)に示すように、光源21の光強度は1.333Wに上昇し、光源22の光強度は0.667Wに上昇する。この場合、光ファイバ13の光射出端面で検知される光の強度は、図5(b)の状態から1.333倍に上昇して1.92Wの強度となる。
なお、念のため、光源22を消灯し、光源21のみを1.333Wの強度で発光させると光ファイバ13の光射出端面では1.28Wの強度の光が検出され、光検出部15において0.08mVの電気信号相当の光が検出された。同様に、光源21を消灯し、光源22のみを0.667Wの強度で発光させると光ファイバ13の光射出端面では0.64Wの強度の光が検出され、光検出部15において0.04mVの電気信号相当の光が検出された。つまり、これらの強度で光源21及び光源22を同時に点灯させると、光ファイバ13の光射出端面では1.92W(=1.28W+0.64W)の強度の光が検出され、光検出部15において0.12mV(=0.08mV+0.04mV)の電気信号相当の光が検出される。これらの値は、図5(a)に示す値に一致している。
従って、図5(b)の状態から、光検出部15において検出される光量が図5(a)の状態と同じ値になるように点灯回路19から光源部2への供給電流を調整することで、光ファイバ13の光射出端面における光の強度を図5(a)と同じ強度に調整できることが分かる。これは、光源21からの射出光41と光源22からの射出光42が共に光ファイバ13の光入射端面13aに対して実質的に等しい入射角度で入射させるように構成されているためである。
(比較例1)
図6は、比較例1において、光源22の発光強度が低下した場合における各箇所での光量の推移を実施例1と同様に示す図面である。なお、上述したように、比較例1では、光源21からの射出光41の光ファイバ13の光入射端面13aにおける入射角度と、光源22からの射出光42の光ファイバ13の光入射端面13aにおける入射角度とが異なるように光源部2が配置されている。
図6(a)に示すように、正常時において、光源21及び光源22の双方を1Wの強度で発光させた。この場合において、光ファイバ13の光射出端面では1.92Wの強度の光が検出され、光検出部15において0.1mVの電気信号相当の光が検出された。次に、光源22を消灯し、光源21のみを1Wの強度で発光させると光射出端では0.96Wの強度の光が検出され、光検出部15において0.06mVの電気信号相当の光が検出された。同様に、光源21を消灯し、光源22のみを1Wの強度で発光させると光射出端では0.96Wの強度の光が検出され、光検出部15において0.04mVの電気信号相当の光が検出された。
このことから、光源21及び光源22の双方を1Wの強度で発光させた場合において、光ファイバ13の光射出端面で検知された1.92Wの強度の光のうち、光源21(励起光41)由来の光強度及び光源22(励起光42)由来の光強度が共に0.96Wであることが分かる。また、光源21及び光源22の双方を1Wの強度で発光させた場合において、光ファイバ13の側面からの漏れ光量として光検出部15で検出された0.12mVの電気信号相当の光のうち、光源21由来の漏れ光量が0.06mV相当であり、光源22由来の漏れ光量が0.04mV相当であることが分かる。
次に、図6(b)に示すように、光源21の光強度は1Wのままとし、光源22の光強度のみを0.5Wに低下させ、光源22からの光強度が50%に劣化した状態を模擬した。この場合において、光ファイバ13の光射出端面では1.44Wの強度の光が検出され、光検出部15において0.08mVの電気信号相当の光が検出された。次に、光源22を消灯し、光源21のみを1Wの強度で発光させると光射出端では0.96Wの強度の光が検出され、光検出部15において0.06mVの電気信号相当の光が検出された。同様に、光源21を消灯し、光源22のみを0.5Wの強度で発光させると光射出端では0.48Wの強度の光が検出され、光検出部15において0.02mVの電気信号相当の光が検出された。
このことから、光源21を1Wの強度で発光させ、光源22を0.5Wの強度で発光させた場合において、光ファイバ13の光射出端面で検知された1.44Wの強度の光のうち、光源21由来の光強度が0.96Wであり、光源22由来の光強度が0.48Wであることが分かる。また、光源21を1Wの強度で発光させ、光源22を0.5Wの強度で発光させた場合において、光ファイバ13の側面からの漏れ光量として光検出部15で検出された0.08mVの電気信号相当の光のうち、光源21由来の漏れ光量が0.06mV相当であり、光源22由来の漏れ光量が0.02mV相当であることが分かる。
実施例1の場合と同様、制御部17は、正常時における光検出部15で検知される漏れ光量の値(この例では0.1mV)を記憶しているものとする。この場合において、図6(b)に示す例のように、光検出部15で検知された漏れ光量が0.08mV相当であった場合、制御部17は、光検出部15で検知された漏れ光量に対応する電気信号の値が0.08mVから0.1mVまで上昇するように、点灯回路19に対して供給電流を上昇させる制御を行う。
ここで、前記のとおり、光検出部15においては、光源部2のうち、光源21と光源22のいずれの光源の発光強度が低下しているかを認識することはできない。このため、点灯回路19は、光源部2全体、すなわち光源21及び光源22の双方に対する供給電流量を上昇させる制御を行う。図6(c)は、図6(b)の状態から光検出部15で検出される光の量が0.1mV相当になるように光源(21,22)に対する供給電流量を調整した場合に対応する。
ここで、実施例1の場合と同様、説明の簡単のために、光源21の発光強度と、光ファイバ13の側面からの漏れ光量のうちの光源21由来の漏れ光量とが比例関係にあり、光源22の発光強度と、光ファイバ13の側面からの漏れ光量のうちの光源22由来の漏れ光量とが比例関係にあるものとする。また、光源21の発光強度と光ファイバ13の光射出端面における光源21由来の光の強度は比例関係にあり、光源22の発光強度と光ファイバ13の光射出端面における光源22由来の光の強度は比例関係にあるものとする。
図6(b)と図6(a)を対比すると、図6(b)の状態から光検出部15で検出される光の量が0.1mV相当になるようにするためには、光検出部15で検出される光量が1.25倍になるように、点灯回路19から各光源(21,22)に対する供給電流量を上昇すればよい。このとき、図6(c)に示すように、光源21の光強度は1.25Wに上昇し、光源22の光強度は0.625Wに上昇する。この場合、光ファイバ13の光射出端で検知される光の強度は、図6(b)の状態から1.25倍に上昇して1.8Wの強度となる。
なお、念のため、光源22を消灯し、光源21のみを1.25Wの強度で発光させると光ファイバ13の光射出端面では1.2Wの強度の光が検出され、光検出部15において0.075mVの電気信号相当の光が検出された。同様に、光源21を消灯し、光源22のみを0.625Wの強度で発光させると光ファイバ13の光射出端では0.6Wの強度の光が検出され、光検出部15において0.025mVの電気信号相当の光が検出された。つまり、これらの強度で光源21及び光源22を同時に点灯させると、光ファイバ13の光射出端面では1.8W(=1.2W+0.6W)の強度の光が検出され、光検出部15において0.1mV(=0.075mV+0.025mV)の電気信号相当の光が検出される。
つまり、比較例1の場合、光検出部15において検出される光量を図6(a)に示す値に一致させるように光源部2への供給電流量を調整しても、光ファイバ13の光射出端面における光強度は1.8Wとなり、図6(a)における光ファイバ13の光射出端面における光強度の1.92Wに一致しないことが分かる。これは、比較例1の場合は、実施例1とは違って、光入射端面13aにおける光源21からの射出光41の入射角度と、光入射端面13aにおける光源22からの射出光42の入射角度とが異なっているために生じたものと考えられる。
光入射端面13aに入射された光は、光ファイバ13のコアとクラッドの間で全反射を繰り返しながら光射出端面に向けて進行する。しかし、光ファイバ13のコアとクラッドの界面でごく僅かな光がクラッド側へと進行し、この光が光ファイバ13の側面から光ファイバ13の外部へと漏れ出す。つまり、光ファイバ13内での反射回数が多いほど、光ファイバ13の側面から漏れ出る光の量が多くなると推察される。ここで、光ファイバ13の光入射端面13aにおける光の入射角度が小さいほど、当該光が光軸5に係る方向にわたって所定の長さだけ光ファイバ13内を伝搬する間に光ファイバ13内で反射する回数が少なくなる。他方、光ファイバ13の光入射端面13aにおける光の入射角度が大きいほど、当該光が光軸5に係る方向にわたって所定の長さだけ光ファイバ13内を伝搬する間に光ファイバ13内で反射する回数が多くなる。
図6に示すように、比較例1では、光入射端面13aにおける光源22からの射出光42の入射角度θ42は、光源21からの射出光41の同入射角度θ41よりも小さくなるように構成されている(図4も参照)。つまり、光が光軸5の方向にわたって所定の長さだけ光ファイバ13内を伝搬する間に光ファイバ13内で反射される回数に関していえば、比較例1では、光源22からの射出光42が光源21からの射出光41よりも少なくなる。つまり、正常時(図6(a))において、光ファイバ13の側面からの漏れ光についてみれば、光源21由来の光量よりも、光源22由来の光量の方が少なくなる。ただし、光ファイバ13の側面から漏れ出る光の量は極めて微小であるため、このことは光ファイバ13の光射出端面で検知できる光の光量にはほとんど影響しない。つまり、実施例1(図5(a))と比較例1(図6(a))を対比すると、光ファイバ13の光射出端面で検知された光の強度はいずれも1.92Wであるのに対し、光検出部15で検知された光量についてみれば、実施例1では0.12mV相当であるのに対し、比較例1では0.1mV相当になっている。これは、比較例1において、光源22からの射出光42の光入射端面13aにおける入射角度が、光源21由来の射出光41の同入射角度よりも小さくなるように、各光源(21,22)を配置したことに起因している。
つまり、光源部2が複数の光源(21,22)を備える場合において、比較例1のように、光源21からの射出光41の光入射端面13aにおける入射角度と、光源22からの射出光42の光入射端面13aにおける入射角度とを異ならせると、光検出部15で検知される総漏れ光量と、光源部2から射出される光の総強度との間に比例関係が成立しなくなる。従って、図6(c)に示すように、光検出部15で検知された漏れ光量を、図6(a)に示す所定の値に等しくなるように光源部2への供給電流量を調整しても、光ファイバ13の光射出端面における光強度は、図6(a)の状態と異なる状態となってしまう。この結果、光ファイバ13の光射出端面からの射出光量が正常時から変化してしまう。例えば光ファイバ13で伝搬された光を照明装置に利用する場合においては、光検出部15で検出された光量に基づいて当該照明装置における照度を一定に保つ制御を行うことができない。
これに対し、図5に示す実施例1のように、各光源(21,22)からの射出光の光入射端面13aにおける入射角度が等しくなるように構成すれば、光検出部15で検出される光量を所定の値になるように光源部2への供給電流量を調整する制御を行うことで、光ファイバ13の光射出端面からの射出光量を所定の値に維持することが可能となる。
図7は、図6又は図5において、一方の光源(例えば光源22)を消灯し、光源21を所定の出力(例えば1W)で点灯させた状態で、光入射端面13aにおける光源21の射出光41の入射角度を変化させた場合に、光検出部15で検出された光量に対応するフォトダイオード出力を当該入射角度に対応させてプロットしたグラフである。なお、実際には、光軸5をZ軸とし、光入射端面13aに平行な平面をZ軸に直交するXY平面とした場合において、光源21を+X方向に移動させることで、光入射端面13aにおける射出光41の入射角度を変化させた。なお、図7において、入射角度が0[rad]とは、光入射端面13aに対して直交に射出光41が入射される場合に対応し、この時点では光源21からの射出光41は光入射端面13のほぼ中心位置に入射される。なお、入射角度が負になっている箇所は、所定の座標位置から光源21を+X方向に移動させていった場合において、入射角度が0°となる時点を超えて光源21を移動させた状態に対応するが、入射角度の絶対値が等しい場合には入射角度が等しいと考えて差し支えない。
図7によれば、入射角度が大きくなるほど、光検出部15で検知される漏れ光量の値が大きくなっており、漏れ光量が増加することが分かる。すなわち、図7のグラフは、上述した考察を裏付ける結果となっている。なお、この図7の結果によれば、光源(21,22)からの射出光の、光ファイバ13の光入射端面13aにおける入射角度の差が0.1ラジアン以内になるように構成することで、光ファイバ13の側面からの漏れ光量の差を2割以内に抑制できることが分かる。この範囲内に抑制できれば、光検出部15で検出された結果に基づいて光源部2への供給電流を制御することで、光ファイバ13の光射出端での光強度を実用レベルでほぼ所定値に制御することが可能となる。なお、各光源(21,22)からの射出光の、光ファイバ13の光入射端面13aにおける入射角度の差は小さいほど好ましい。すなわち、前記入射角度の差は、3°以内に収まっていることが好ましく、1°以内に収まっていることがより好ましい。
なお、本実施形態では、光源部2が2つの光源(21,22)を備える場合について説明したが、光源部2は3つ以上の光源を備える場合においても同様の議論が可能である。一例として、光源部2が8つの光源(21,22,23,24,25,26,27,28)を備える場合に、図2と同様に、光学系11の光入射端面を光軸方向に見た時の各光源から射出された光の入射位置を模式的に示した図面を図8に示す。このように、各光源(21〜28)から射出された光の光学系11における入射位置を、中心からの距離がほぼ等しくなるように各光源(21〜28)を配置することで、光検出部15で検出された漏れ光量に基づいて光ファイバ13の光射出端での光強度を一定の値に制御することが可能となる。
[第二実施形態]
光源装置の第二実施形態の構成について説明する。なお、第一実施形態と共通の箇所には同一の符号を付してその説明を割愛する。
図9は、第二実施形態の光源装置の一部を模式的に示すブロック図の一例である。図1の構成と比較して、光源部2は、青色光を射出する光源21B、22Bと、緑色光を射出する光源21G、22Gを備える点が異なる。そして、光源21Bからの射出光41Bと光源22Bからの射出光42Bは、相互に光ファイバ13の光入射端面13aにおける入射角度が実質的に等しく、また、光源21Gからの射出光41Gと光源22Gからの射出光42Gは、相互に光ファイバ13の光入射端面13aにおける入射角度が実質的に等しい。そして、射出光(41B,42B)の光入射端面13aにおける入射角度と、射出光(41G,42G)の光入射端面13aにおける入射角度とは異なっている。
また、光検出部15は、青色光を検出する光検出部15Bと、緑色光を検出する光検出部15Gを備えている。なお、光検出部15B及び光検出部15Gは、それぞれ光源部2から射出される光のうち、検出対象となる波長の光を選択的に透過する波長選択部(フィルタ)を備えている。
図10は、本実施形態の光源装置1において、光学系11の光入射端面を光軸5に係る方向に見た時の各光源から射出された光の入射位置を、図2と同様に模式的に示す図面である。図10に示すように、光学系11の光入射端面に対して、光源21Bからの射出光41Bと光源22Bからの射出光42Bが、光軸5から実質的に同一の距離だけ離れた位置に入射されている場合、これらの光(41B,42B)は、光ファイバ13の光入射端面13aにおける入射角度が実質的に等しくなる。同様に、光学系11の光入射端面に対して、光源21Gからの射出光41Gと光源22Gからの射出光42Gが、光軸5から実質的に同一の距離だけ離れた位置に入射されている場合、これらの光(41G,42G)は、光ファイバ13の光入射端面13aにおける入射角度が実質的に等しくなる。
このように配置されたとき、青色光を射出する光源(21B,22B)と青色光を検出する光検出部15Bとの関係を見れば、第一実施形態の構成と同様である。同じく、緑色光を射出する光源(21G,22G)と緑色光を検出する光検出部15Gとの関係を見れば、第一実施形態の構成と同様である。つまり、光検出部15において、光入射端面13aにおける入射角度が異なる光源から射出された光由来の漏れ光については検出しないような構成が採用されることで、第一実施形態と同様の原理により、漏れ光量に基づいて光ファイバ13の光射出端における光強度を維持する制御が行える。
なお、図8に示す構成では、各光源(21〜28)から射出された光の光学系11における入射位置を、中心からの距離がほぼ等しくなるように、各光源(21〜28)を配置した。このように配置する方法の一例としては、光軸を中心とした円環状の領域内に各光源(21〜28)を配置する方法が考えられる。このとき、当該円環状の領域の内側に別の光源を配置すると、この内側に配置された光源と、前記円環状の領域に配置された光源とでは光ファイバ13の光入射端面での入射角度が変わってしまう。つまり、このような構成とした場合には、光ファイバ13の側面からの漏れ光量に基づいて光ファイバの光射出端面からの射出光量を予測する精度が低下してしまう。
これに対し、本実施形態の光源装置1によれば、射出光の色が異なる光源については、光学系11における入射位置の中心からの距離を異ならせることができる。このため、例えば、光源部2が、緑色光を射出する光源(21G,22G,23G,24G)と青色光を射出する光源(21B,22B,23B,24B)を備える場合、例えば図11に示すように、光軸を中心とした円環状の領域内に緑色光源(21G〜24G)を配置し、青色光源(21B〜24B)を前記円環状領域の内側に配置する方法が採用可能である。このように構成することで、複数の光源(21G〜24G,21B〜24B)を限られた領域内に有効に配置しながら、各光検出部(15G,15B)で検出された漏れ光量に基づいて光ファイバ3の光射出端面からの射出光量を精度よく調整することができる。
なお、光ファイバ13の光入射端面13aにおける入射角度に関し、異なる色の射出光が実質的に等しくなっても問題ないことは言うまでもない。すなわち、光検出部15が、赤色光を検出する光検出部15R(不図示)を更に備え、光源部2が赤色光を射出する光源(21R,22R,23R,24R)を更に備える場合において、光学系11の光入射端面を光軸方向に見た時の各光源から射出された光の入射位置が図12に示されるように各光源を配置するものとしても構わない。
[別実施形態]
以下、別実施形態について説明する。
〈1〉 上記各実施形態では、光ファイバ13の光入射端面13aにおける各光源からの射出光の入射角度を実質的に等しくするための方法として、光学系11の光入射端面における各光入射位置の中心からの距離がほぼ等しくなるように、すなわち軸対称となるように、各光源を配置した場合について説明した。ここで、上述したように、光源装置1は、必ずしも光学系11を備えなくても構わない。この場合には、光源部2と光入射端面13aの間において、光軸5に直交する位置に仮に光学部材を配置した場合において、当該光学部材の光入射端面における各光入射位置が軸対称になるように配置されているものとして構わない。
〈2〉 第一実施形態では、各光源から射出された全ての光について、光ファイバ13の光入射端面13aに対する入射角度が実質的に等しいものとして説明した。この構成が最も好ましいが、仮に多くの光源を有する光源部2を備えた光源装置1において、2以上の光源から射出された光の前記入射角度が等しくなるように配置した上で、いくつか、より好ましくは極めて少数の光源から射出された光の前記入射角度を異ならせる構成を採用した場合においても、従来の構成と比較すれば漏れ光量に基づく光ファイバ13の光射出端面での光強度の予測精度は向上する。つまり、このような構成も本発明の射程範囲内である。
同様に、第二実施形態では、各光源から射出された光のうち、射出光の色が同じ光源から射出された全ての光について、光ファイバ13の光入射端面13aに対する入射角度が実質的に等しいものとして説明した。この構成が最も好ましいが、仮に多くの光源を有する光源部2を備えた光源装置1において、同一の色の光を射出する2以上の光源からの射出光の前記入射角度が等しくなるように配置した上で、同一の色の光を射出する、いくつか、より好ましくは極めて少数の光源から射出された光の前記入射角度を異ならせる構成を採用した場合においても、従来の構成と比較すれば漏れ光量に基づく光ファイバ13の光射出端面での光強度の予測精度は向上する。つまり、このような構成も本発明の射程範囲内である。
1 : 光源装置
2 : 光源部
5 : 光軸
11 : 光学系
13 : 光ファイバ
13a : 光ファイバの光入射端面
15 : 光検出部
19 : 点灯回路
21 : 光源
21a : 固体光源素子
21b : コリメートレンズ
22 : 光源
22a : 固体光源素子
22b : コリメートレンズ
31 : 光伝送部材
41 : 光源21からの射出光
42 : 光源22からの射出光

Claims (6)

  1. 複数の光源を含む光源部と、
    前記光源部から射出された光が入射される光ファイバと、
    前記光ファイバの側方に配置された光検出部と、を備え、
    前記光源部から射出された光のうち、少なくとも二つの光源から射出された光は、前記光ファイバの光入射端面に対する入射角度が実質的に等しいことを特徴とする光源装置。
  2. 前記光源部は、異なる波長の光を射出する複数の光源を含み、
    前記光源部から射出された光のうち、同一の波長の光を射出する少なくとも二つの光源から射出された光は、前記光ファイバの光入射端面に対する入射角度が実質的に等しいことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記光源部から射出された全ての光は、前記光ファイバの光入射端面に対する入射角度が実質的に等しいことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  4. 前記光源部から射出された光のうち、同一の波長の光を射出する複数の光源から射出された全ての光は、前記光ファイバの光入射端面に対する入射角度が実質的に等しいことを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
  5. 前記光検出部は、前記光源部から射出される複数の波長の光から各波長の光を選択するための波長選択部を備えたことを特徴とする請求項2又は4に記載の光源装置。
  6. 前記光源部は、前記複数の光源から射出された光を集光して前記光ファイバの光入射端面に導く光学系を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光源装置。
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