JP2015208404A - 搬送装置 - Google Patents

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武典 松江
Takenori Matsue
武典 松江
川崎 宏治
Koji Kawasaki
宏治 川崎
道弘 松浦
Michihiro Matsuura
道弘 松浦
正己 黒坂
Masami Kurosaka
正己 黒坂
加藤 直也
Naoya Kato
直也 加藤
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Abstract

【課題】並走に適した搬送装置を提供する。【解決手段】搬送装置10は、ケース体11の下部の後方に位置する2つの駆動輪22,23を操作部15によって操作することができるので、2つの従動輪14と2つの駆動輪22,23とが接地した状態で、駆動輪22,23を駆動させてケース体11を容易に移動することができる。またケース体11を駆動輪22,23側、すなわち後方側に傾けた際に、自立するように制御部16によって各駆動部12,13が制御される。これによって従動輪14を地面から浮かせた状態で、ケース体11を移動することができる。したがって従動輪14の回転抵抗がないので、より円滑にケース体11を移動させることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、車輪を有し、荷物を搬送するに好適な搬送装置に関する。
従来、荷物を搬送する装置として、たとえば車輪駆動式のスーツケースがある。このスーツケースは、荷物を収容可能なケース本体と、このバック本体の下部に配置されモータにより駆動される車輪、ケース本体の上部に設けられた取手、およびこの取っ手に配置された力センサー等を備えている。ユーザがこのスーツケースを搬送すべく、車輪を接地させて取っ手を引張すると、取っ手に加えられた力が力センサにより検出され、この検出された力の値に応じてモータの駆動が制御される。したがって、車輪がユーザは取手に対する引張力に応じた速度で回転し、これによりアシスト力が与えられるものである(たとえば特許文献1参照)。
またアシスト力を制御するにあたって、スーツケースの前傾角度を検出し、前傾角度に応じてアシスト力を制御する技術が開示されている(たとえば特許文献2参照)。
特開2001−87024号公報 特開2007−125203号公報
前述の従来技術は、スーツケースを前傾させて利用者が引っ張って搬送することを前提としている。しかしながら、スーツケースは引っ張るだけでなく、使用者がスーツケースの横にいて、押しながらスーツケースと並走する場合もある。たとえば引っ張るには大きすぎるスーツケースの場合は、押しながら移動することが好適である。このような場合、大型化したスーツケースの車輪をどのように駆動するかが問題となる。
そこで、本発明は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、並走に適した搬送装置を提供することを目的とする。
本発明は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
本発明は、ケース体(11)の鉛直方向に対する傾斜角度を検出する角度検出部(17)を含み、制御部(16)は、角度検出部によって検出された傾斜角度であって駆動輪(22,23)が接地された状態で駆動輪まわりのケース体の傾斜角度が所定の傾斜角度以上となり、かつ従動輪が接地しない場合には、従動輪(14)が接地せずに駆動輪によってケース体が自立している自立状態となるように駆動部(12,13)を制御することを特徴とする搬送装置である。
このような本発明に従えば、ケース体を駆動輪側に傾けた際に、自立するように制御部によって駆動部が制御される。これによって従動輪を地面から浮かせた状態で、ケース体を移動することができる。したがって従動輪の回転抵抗がないので、より円滑にケース体を移動させることができる。これによって並走に適した搬送装置を実現することができる。
なお、前述の各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
第1実施形態の搬送装置10を示す正面図である。 搬送装置10を示す平面図である。 搬送装置10を示す底面図である。 搬送装置10の電気的構成を示すブロック図である。 搬送装置10が自立した状態を示す正面図である。 制御部の処理を示すフローチャートである。 制御部の自立制御モードにおける処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の搬送装置10Aを示す正面図である。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。各実施形態で先行する実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付すか、または先行の参照符号に一文字追加し、重複する説明を略する場合がある。また各実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している実施形態と同様とする。各実施形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に関して、図1〜図7を用いて説明する。搬送装置10は、4つの車輪を有し、荷物を搬送するに好適に用いられる。搬送装置10は、たとえば駆動式のスーツケースによって実現される。搬送装置10は、図1および図4に示すように、ケース体11、右駆動部12、左駆動部13、左駆動輪23、右駆動輪22、2つの従動輪14、操作部15、制御部16、角度検出部17、接地検出部18、電源部19およびハンドル20を含んで構成される。
ケース体11は、直方体状の容器体であり、内部に荷物を収納可能な収納空間を有する。ケース体11は、開閉可能な開口部を有する。以下、ケース体11の正面から見た長辺が延びる方向を上下方向Zと称し、ケース体11の正面から見た短辺が延びる方向を前後方向Xと称し、上下方向Zおよび前後方向Xに直交する方向を左右方向Yと称する。
ハンドル20は、図2に示すように、ケース体11の上方から見て左右方向Yの一方側、本実施形態では左方側に設けられ、ケース体11から上方に延びる。ハンドル20は、ケース体11に対して伸縮可能に設けられる。したがってハンドル20は、使用しない場合は、縮めてケース体11に収納することができる。そしてハンドル20を使用する際は、ケース体11から伸ばして、ユーザがケース体11を移動する際の持ち手にすることができる。
操作部15は、ハンドル20に設けられる。操作部15は、ユーザに操作されて、2つの駆動輪22,23を操作するための操作情報を制御部16に与える。操作部15は、たとえば根本を支点に角変位可能なスティックによって実現され、スティックを倒した方向に移動することができる。
角度検出部17は、ケース体11の上部に設けられ、ケース体11の鉛直方向に対する傾斜角度を検出する。角度検出部17は、検出した検出情報を制御部16に与える。傾斜角度は、後方に位置する2つの駆動輪22,23まわりの傾斜角度である。したがって図1に示す状態は、傾斜角度が0度であり、図5に示すように後傾することによって、傾斜角度が増大する。角度検出部17は、たとえば加速度センサおよび地磁気センサによって実現される。
加速度センサは、センサ自体の加速度、例えば1秒当たりの速度の変化を検出する。また、加速度センサは、ケース体11に関する重力方向の加速度、すなわち重力加速度を検出することで、ケース体11の動きやケース体11の振動を検出することもできる。また、加速度センサが3軸加速度センサであれば、ケース体11の水平状態も検出することができる。地磁気センサは、ケース体11の絶対方位を検出する。
接地検出部18は、2つの駆動輪22,23が接地しているか否かを検出する。接地検出部18は、検出した検出情報を制御部16に与える。各駆動輪22,23には、たとえば圧力センサが設けられ、少なくともケース体11の自重によって各駆動輪22,23が接地しているか否かを検出する。
右駆動輪22および左駆動輪23は、図3に示すように、水平な回転軸まわりに回転可能であり、ケース体11の下部の後方側に設けられる。右駆動部12は、右駆動輪22を回転駆動する。左駆動部13は、左駆動輪23を回転駆動する。各駆動部12,13は、制御部16によって独立して個別に制御可能である。したがって左駆動部13の回転量および回転方向と、右駆動部12の回転量および回転方向を、個別に制御することができる。
電源部19は、各駆動部12,13、制御部16、操作部15、角度検出部17および接地検出部18に電力を供給する。電源部19は、たとえばニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電池である。電源部19は、外部から供給される電力を充電可能で、蓄電した電力を放電可能である。
2つの従動輪14は、いわゆるキャスターであって水平な回転軸まわりに回転自由に設けられる。また2つの従動輪14は、ケース体11の下部の前方側に設けられる。各従動輪14は、各駆動輪22,23からの前後方向Xの間隔が互いに等しい。ケース体11は、右駆動輪22、左駆動輪23および3つ従動輪14が水平な地面に接地することにより、図1に示すように、略垂直(90度)状態で停止することが可能である。また図5に示すように、従動輪14を接地させることなく、左駆動輪23および右駆動輪22のみを接地させることにより、後傾した状態で各駆動輪22,23の駆動によって移動することが可能である。
制御部16は、CPU、ROM、RAMおよびその周辺回路等で構成されている。ROMには、後述するフローチャートに示すプログラム等が格納されている。CPUは、ROMに格納されているプログラムをRAMに展開し、これに従って動作することにより、各部を制御する。また、RAMは、CPUのワークエリア等として使用される。
制御部16には、図4に示すように、接地検出部18および角度検出部17から検出情報が与えられる。また制御部16には、操作部15から操作情報が与えられる。制御部16は、これらの情報に基づいて、左駆動部13および右駆動部12の駆動する駆動信号を個別に与える。したがって左駆動部13および右駆動部12は、個別に制御される。
次に、制御部16の具体的な制御について、図6を用いて説明する。図6に示すフローは、制御部16によって実行される。制御部16は、電源投入状態において、図6に示すフローを短時間に繰り返し実行する。
ステップS1では、角度検出部17によって検出された角度が所定角度よりも大きいか否かを判断し、大きい場合には、ステップS2に移り、大きくない場合には、ステップS3に移る。傾斜角度は、前述のように後傾した場合の傾斜角度である。したがって従動輪14が2つとも接地しておらず、かつ2つの駆動輪22,23が接地された状態で駆動輪22,23まわりのケース体11の傾斜角度が所定の傾斜角度以上となった場合に、ステップS2に移る。所定角度は、たとえば40度である。
ステップS2では、傾斜角度が所定角度よりも大きく従動輪14が接地していないので、自立制御モードを実施し、本フローを終了する。自立制御モードは、従動輪14が接地せずに駆動輪22,23によってケース体11が自立している状態を、駆動部12,13を制御することによって維持するモードである。いわゆるケース体11が倒れない状態が維持され、倒立振子制御とも呼ばれる。
自立制御モードでは、角度検出部17の検出した情報によって、ケース体11の重心の位置を随時演算する。そして2つの駆動部12,13を駆動して、ケース体11の重心がニュートラル位置にある時には、倒立振子制御則に従った制御処理に基づいて各駆動部12,13を駆動し、ケース体11の重心がニュートラル位置を維持するように制御する。ニュートラル位置は、たとえば正面から見て駆動輪22,23の中心の直上の位置である。そして自立制御モードでは、たとえばケース体11の重心がニュートラル位置より前側に移動すると、倒立振子制御則に従った制御処理のもとに、各駆動部12,13をケース体11が前進するように同一速度でそれぞれ駆動する。同様に、ケース体11の重心がニュートラル位置より後側に移動すると、倒立振子制御則に従った制御処理のもとに、各駆動部12,13をケース体11が後退するように同一速度でそれぞれ駆動する。
ステップS3では、傾斜角度が所定角度よりも大きくないので、自立制御モードをオフにし、ステップS4に移る。自立制御モードをオフにする操作は、操作部15の操作によって実現してもよい。また接地検出部18によって、2つの駆動輪22,23が接地していない場合も自立制御モードがオフにされる。さらに駆動輪22,23の駆動も停止される。
ステップS4では、操作部15によって前進操作がされたか否かを判断し、操作部15によって前進操作がされた場合には、ステップS5に移り、操作部15によって前進操作がされていない場合には、ステップS6に移る。ステップS5では、前進操作がされたので、各駆動部12,13をケース体11が前進するように同一速度でそれぞれ駆動し、ステップS6に移る。
ステップS6では、操作部15によって右旋回操作がされたか否かを判断し、右旋回操作がされた場合には、ステップS7に移り、右旋回操作がされていない場合には、ステップS8に移る。ステップS7では、右旋回操作がされたので、右旋回制御を実施し、ステップS8に移る。
右旋回制御は、各駆動部12,13をケース体11が右旋回するように、右駆動部12の回転量を左駆動部13の回転量よりも小さくするように制御する。さらに右旋回するときの回転半径は、左旋回するときの回転半径よりも小さくなるように、各駆動部12,13を制御する。換言すると、左旋回する場合よりも右旋回する場合の方が、小回りするように各駆動部12,13を制御する。図2に示すように、ハンドル20が左側に位置するので、ユーザもケース体11の左側に位置する。したがって左旋回するときの方が、右旋回する場合よりも大回りになるからである。
ステップS8では、操作部15によって左旋回操作がされたか否かを判断し、左旋回操作がされた場合には、ステップS9に移り、左旋回操作がされていない場合には、本フローを終了する。
左旋回制御は、各駆動部12,13をケース体11が左旋回するように、右駆動部12の回転量を左駆動部13の回転量よりも大きくするように制御する。さらに左旋回するときの回転半径は、右旋回するときの回転半径よりも大きくなるように、各駆動部12,13を制御する。換言すると、右旋回する場合よりも左旋回する場合の方が、大回りするように各駆動部12,13を制御する。これも前述したように、ハンドル20が左側に位置するので、ユーザもケース体11の左側に位置する。したがって左旋回するときの方が、右旋回する場合よりも大回りになるからである。
次に、制御部16の自立制御モードにおける処理について、図7を用いて説明する。図7に示すフローは、制御部16によって実行される。制御部16は、自立制御モードにおいて、図7に示すフローを短時間に繰り返し実行する。
ステップS21では、接地検出部18によって、2つの駆動輪22,23が接地しているか否かを判断し、接地していない場合には、ステップS22に移り、接地している場合には、本フローを終了する。
ステップS22では、接地していないので、自立制御モードをオフにして、ステップS23に移る。ステップS23では、各駆動部12,13を停止するように制御し、本フローを終了する。
これによって搬送装置10が地面から持ち上げられた場合には、各駆動部12,13が停止される。したがって、たとえば搬送装置10を車両に積み込む場合に、各駆動部12,13が不所望に駆動することを防ぐことができる。また自立制御モードを緊急でオフにしたい場合に、搬送装置10を持ち上げることによって、自立制御モードをオフすることができる。
以上説明したように本実施形態の搬送装置10は、ケース体11の下部の後方に位置する2つの駆動輪22,23を操作部15によって操作することができる。これによって2つの従動輪14と2つの駆動輪22,23とが接地した状態で、駆動輪22,23を駆動させてケース体11を容易に移動することができる。またケース体11を駆動輪22,23側、すなわち後方側に傾けた際に、自立するように制御部16によって各駆動部12,13が制御される。これによって従動輪14を地面から浮かせた状態で、ケース体11を移動することができる。したがって従動輪14の回転抵抗がないので、より円滑にケース体11を移動させることができる。これによって並走に適した搬送装置10を実現することができる。
また本実施形態では、制御部16は、自立状態となるように制御している状態において、ケース体11が外力によって前傾または後傾されると、自立状態を維持したまま倒された方向に移動するように各駆動部12,13を制御する。これによってユーザは、自立制御モードによって直感的にケース体11を移動させることができる。換言すると、故意にケース体11のバランスを崩すことによって移動方向を操作することができる。また、たとえば外力の大きさによって、移動速度を大きくするように制御してもよい。
さらに本実施形態では、左旋回または右旋回する操作がされた場合、ハンドル20が位置する側に旋回するときの回転半径は、ハンドル20が位置しない側に旋回するときの回転半径よりも小さくなるように各駆動部12,13を制御する。これによってハンドル20が配置されている側、本実施形態では左側をユーザは並走するが、右旋回および左旋回にユーザに追従しやすくなる。したがってケース体11をユーザが希望する方向へ直感的に移動させることができる。
また本実施形態では、制御部16は、接地検出部18によって駆動輪22,23が接地していないことが検出された場合には、駆動輪22,23の駆動を停止するように各駆動部12,13を制御する。これによって搬送装置10を持ち上げた際に、各駆動部12,13が不所望に動作することを防止することができる。
また本実施形態では、ケース体11の下部に、2つの従動輪14と、右駆動輪22および左駆動輪23が設けられる。したがって4つの車輪でケース体11を支えているので、ケース体11を安定して移動させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に関して、図8を用いて説明する。本実施形態では、2つ駆動輪22,23をケース体11に対して着脱可能に構成している点に特徴を有する。
本実施形態では、各駆動部12,13、各駆動輪22,23、操作部15、制御部16および角度検出部17は一体に構成され、ケース体11に着脱自在である。ケース体11は、既存の4つ従動輪14を備えるスーツケースである。このスーツケースに、バンド30によって駆動輪22,23を図8に示すようにケース体11に装着する。駆動輪22,23を装着する際に、後傾したときに、後方の2つの従動輪14Aが接地しないように位置が調整される。これによって第1実施形態と同様に後傾した場合に、2つの駆動輪22,23のみが接地する状態とすることができる。
またバンド30の上方には、操作部15として機能するタッチセンサ15Aが設けられる。タッチセンサ15Aは、ユーザの手が触れていることを検出する。そして触れているときにどちらかに傾けることでバランスが崩れるため自立制御のために駆動して前進または後退する。
このよう本実施形態では、各駆動部12,13、各駆動輪22,23、操作部15、制御部16および角度検出部17は、ケース体11に着脱自在であるので、既存のスーツケースを用いて第1実施形態の搬送装置10を実現することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
前述の第1実施形態では、従動輪14は2つであったが、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。また駆動輪22,23も同様に、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
また前述の第1実施形態では、駆動輪22,23は、後方に位置して状態で使用しているが、駆動輪22,23が前方に位置した状態で使用してもよい。駆動輪22,23が前方に配置される場合には、ケース体11を前傾させて、ケース体11を引っ張るように使用することができる。また駆動輪22,23は、ケース体11の下部の前後方向Xの中央に配置してもよい。駆動輪22,23を中央に配置している場合、いわゆる一輪車のようにケース体11を用いることができる。したがってケース体11の下部が水平な状態では、従動輪14が接地しておらず、駆動輪22,23が接地している状態となり、ケース体11を傾けて従動輪14が接地している状態が基本姿勢となる。この基本姿勢から、従動輪14を接地していない状態となり、かつケース体11の傾斜角度が所定の傾斜角度以上になった場合に、自立制御モードを実施する。
前述の第1実施形態では、ハンドル20に操作部15が設けられているが、操作部15を設けない搬送装置10であってもよい。操作部15がない場合には、操作部15によって移動することはできないが、ケース体11を傾けることによって操作することができるので、操作部15を除く分、構成を簡略化することができる。
前述の第2実施形態では、ケース体11が含んだ構成であるが、ケース体11を用いずに、ケース体11に別体な部分のみで用いてもよい。したがって、たとえばバンド30が剛性を有する棒状部材によって構成して台車のように用いてもよい。また、たとえば台車の荷台を用いない構成にしてもよい。この場合、バンド30が棒状であり、従動輪14と2の駆動輪22,23を備える構成であるので、たとえば自立モードによって倒れない杖のように利用することができる。
10…搬送装置 11…ケース体 12…右駆動部(駆動部)
13…左駆動部(駆動部) 14…従動輪 15…操作部
15A…タッチセンサ(操作部) 16…制御部
17…角度検出部 18…接地検出部 19…電源部
20…ハンドル 22…右駆動輪(駆動輪)
23…左駆動輪(駆動輪) 30…バンド

Claims (5)

  1. 内部に収納空間を有するケース体(11)と、
    駆動部(12,13)と、
    前記ケース体の下部に設けられ、前記駆動部によって駆動される駆動輪(22,23)と、
    前記ケース体の下部に設けられる従動輪(14)と、
    前記駆動部の駆動を制御する制御部(19)と、
    前記ケース体の傾斜角度を検出する角度検出部(17)と、を含み、
    前記制御部は、前記角度検出部によって検出された傾斜角度であって前記駆動輪が接地された状態で前記駆動輪まわりの前記ケース体の傾斜角度が所定の傾斜角度以上となり、かつ前記従動輪が接地していない場合には、前記従動輪が接地せずに前記駆動輪によって前記ケース体が自立している自立状態となるように前記駆動部を制御することを特徴とする搬送装置。
  2. 前記制御部は、前記自立状態となるように制御している状態において、前記ケース体が外力によって前傾または後傾されると、前記自立状態を維持したまま倒された方向に移動するように前記駆動部を制御することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記ケース体の上方から見て前後方向に直交する左右方向の一方側に設けられ、前記ケース体から上方に延びるハンドル(20)と、
    前記ハンドルに設けられ、前記駆動部を操作するための操作部(15)と、をさらに含み、
    前記制御部は、前記操作部によって前方に対して、左旋回または右旋回する操作がされた場合、前記ハンドルが位置する側に旋回するときの回転半径は、前記ハンドルが位置しない側に旋回するときの回転半径よりも大きくなるように、前記駆動部を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 前記駆動輪が接地しているか否かを検出する接地検出部(18)をさらに含み、
    前記制御部は、前記接地検出部によって前記駆動輪が接地していないことが検出された場合には、前記駆動輪の駆動を停止するように前記駆動部を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の搬送装置。
  5. 前記駆動部、前記駆動輪、前記制御部および前記角度検出部は、前記ケース体に着脱自在であることを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置。
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