JP2015208333A - 入浴装置 - Google Patents

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達也 折笠
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Abstract

【課題】座部に座った入浴者の起立に伴う労力を軽減できる入浴装置を提供する。
【解決手段】入浴装置1は、入浴者が座る座部20と、座部20を傾けて座部20に座る入浴者の起立を補助する起立補助機構50と、を備える。起立補助機構50によって、座部20が傾けられるために、入浴者は脚に大きな負担をかけることなく座部20から起立することができる。また、介助者は、入浴者を起立させるために入浴者を持ち上げる必要がないので、従来に比べて小さな負担で座部20に座った入浴者を起立させることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば高齢者や身体障害者等の被介護者を入浴させるのに好適な入浴装置に関する。
従来、被介護者を入浴させるための入浴装置として、被介護者の介護の必要度等を考慮して様々なタイプのものが開発されている。例えば、特許文献1には、被介護者を座位で入浴させることができる入浴装置が開示されている。特許文献1の入浴装置は、入浴者が着座するための着座部と、着座部を浴槽本体内で昇降させるリフト機構と、を備えている。着座部は、回転可能に形成されるとともにスライド可能に形成されている。
特許文献1の入浴装置においては、入浴者が浴槽に入る場合、着座部がスライド移動によって浴槽の手前側に引き出される。そして、入浴者は、単独(自身)で或いは介助者の介助を得て着座部に着座する。次に、入浴者は、単独で或いは介助者の介助を得て、着座部を垂直軸回りに回転させながら身体の向きを変えつつ、着座部を水平方向にスライド移動させて浴槽内に入る。その後、リフト機構を用いて着座部が適当な位置まで降ろされることによって、入浴者は快適な状態で湯に浸かれる。
一方、入浴者が浴槽から出る場合には、リフト機構を用いて着座部が所定の高さ位置まで上げられる。次に、入浴者は、単独で或いは介助者の介助を得て、着座部を水平方向にスライド移動させつつ、着座部を垂直軸回りに回転させながら身体の向きを変えて浴槽外に出る。その後、入浴者が単独で或いは介助者の介助を得て着座部から立ち上がることによって、入浴に関わる動作が完了する。
特開2006−296715号公報
ところで、脚腰に不自由のある人(入浴者)が着座部から腰を浮かして起立するのは大変な労力となる。また、入浴者が、単独で起立を行えない場合には、介助者が起立動作を介助する必要があるが、その場合には、介助者の労力が大きなものとなる。着座した者を起立させる場合には、介助者は着座者を抱きかかえるようにして持ち上げる必要があり、介助者の腰に対する負担がかなり大きくなる。
以上の点に鑑みて、本発明の目的は、座部に座った入浴者の起立に伴う労力を軽減できる入浴装置を提供することである。なお、本発明は、入浴者の労力ばかりではなく、入浴者の入浴を介助する介助者の労力をも軽減することを狙っている。
上記目的を達成するために本発明の入浴装置は、入浴者が座る座部と、前記座部を傾けて当該座部に座る入浴者の起立を補助する起立補助機構と、を備える構成(第1の構成)になっている。
本構成によれば、起立補助機構によって入浴者が座る座部を傾けることが可能になっている。このために、入浴者は、脚に大きな負担をかけることなく座部から起立することが可能である。また、介助者は、入浴者を起立させるために入浴者を持ち上げる必要がない(或いは持ち上げる際の負担を低減できる)ので、従来に比べて小さな負担で座部に座った入浴者を起立させることができる。
上記第1の構成の入浴装置において、前記起立補助機構は、前記座部の傾斜変更が可能か否かを前記座部の位置に応じて変更する構成(第2の構成)であるのが好ましい。本構成によれば、不必要な時に座部が傾斜することを回避できるので、入浴者の安全を確保し易い。
上記第2の構成の入浴装置において、前記座部は高さ方向に移動可能に設けられ、前記座部の位置には、前記座部の高さ方向の位置が含まれる構成(第3の構成)であるのが好ましい。本構成によれば、被介護者を座位で入浴させる装置の構造を簡単なものにし易い。
上記第2又は第3の構成の入浴装置において、前記座部は回動可能に設けられ、前記座部の位置には、前記座部の回動方向の位置が含まれる構成(第4の構成)であってよい。本構成によれば、座部に座った状態で入浴者が浴槽に出入りし易い構成を、複雑な機構を導入することなく実現可能である。
上記第2から第4のいずれかの構成の入浴装置において、前記座部はスライド移動可能に設けられ、前記座部の位置には、前記座部のスライド方向の位置が含まれる構成(第5の構成)であってよい。本構成によれば、座部に座った状態で入浴者が浴槽に出入りし易い構成を、複雑な機構を導入することなく実現可能である。
上記第1から第5のいずれかの構成の入浴装置において、前記起立補助機構による前記座部の傾斜変更には、前記座部を高さ方向に移動する昇降機構が利用される構成(第6の構成)が好ましい。本構成によれば、座部に座った入浴者の起立に伴う労力を軽減する起立補助機構を低コストで導入可能である。
本発明によれば、座部に座った入浴者の起立に伴う労力を軽減できる入浴装置を提供できる。本発明によれば、入浴者の労力ばかりではなく、入浴者の入浴を介助する介助者の労力をも軽減できる。
本発明の実施形態に係る入浴装置の構成を示す概略斜視図 本発明の実施形態に係る入浴装置の使用例を説明するための図 本発明の実施形態に係る入浴装置が備える起立補助機構の構成を説明するための概略斜視図 本発明の実施形態に係る入浴装置が備える起立補助機構の構成を説明するための概略側面図 本発明の実施形態に係る入浴装置が備える起立補助機構の構成を説明するための概略側面図で、図4に示す状態から座部が傾斜した状態を示す図
以下、本発明の実施形態に係る入浴装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<入浴装置の概要>
図1は、本発明の実施形態に係る入浴装置1の構成を示す概略斜視図である。図1に示すように、本実施形態の入浴装置1は、大きくは、浴槽10と、入浴者が座るための座部20と、座部20を浴槽10の高さ方向に移動する昇降機構30と、を備えている。
浴槽10は、上側が開放された外形略直方体形状の箱形構造となっている。浴槽10の長手方向の第1の側壁10a(図1において手前側の側壁)には、その略上半分程度を切り取るように開口部11が形成されている。この開口部11は、第1の側壁10aに沿って上下方向にスライドする扉12によって開閉可能になっている。なお、浴槽10には、図1に示すように、例えば給湯部13や手摺り14等が適宜設けられてよい。
座部20は、入浴者が臀部を載せる座面部20aと、臀部を座面部20aに載せた入浴者の背中側を支持する背もたれ部20bとを備えている。座部20は、受け台21(詳細は後述する)上に、回動可能、且つ、スライド移動可能に配設されている。座部20は、垂直軸回りに回動可能(図1における矢印A方向に回動可能)になっている。また、座部20は、開口部11に対して進退する方向(図1における矢印B方向)にスライド可能になっている。なお、座部20には、図1に示すように、座部20に座った入浴者の安全を確保するためのベルト20cが備えられてよい。
昇降機構30は、座部20を浴槽10の高さ方向に移動するために設けられている。昇降機構30は、浴槽10の、開口部11が設けられる第1の側壁10aに対向する第2の側壁10b(図1において奥側の側壁)の上面に配置される本体部31を備えている。本体部31内には、モーターと、当該モーターの駆動によって回動するリール(いずれも不図示)とが配置されている。なお、モーターへの駆動指示は、例えばリモコンや、本体部31に設けられる操作パネル等によって行われるようにしてよい。
本体部31内に配置されるリールには、一端が昇降体32に取り付けられるワイヤー(不図示)が巻回されている。モーターの駆動によってリールが回動してワイヤーが繰り出されると、昇降体32は、その自重によって下降する。昇降体32には、座部20が載せられる受け台21が連結されているために、昇降体32の下降と共に座部20も下降する。一方、モーターの駆動によってリールが回動してワイヤーが巻き取られると、昇降体32が上昇し、それに伴って座部20も上昇する。なお、昇降体32は、浴槽10の第2の側壁10bの内側に配置される支柱33と係合しており、支柱33にガイドされながら昇降する。
以上のように構成される入浴装置1を使用して、入浴者が入浴する手順(一例)について、図2を参照しながら説明する。
入浴に際しては、図2(a)に示すように、浴槽10の扉12が下げられて開口部11が開いた状態にされる。座部20は、所定の高さ位置まで上昇される。なお、本実施形態では、座部20は、その下面が第1の側壁10aの開口部11が設けられる部分の上面とほぼ同じ高さ(正確には少し高い)される。また、座部20の座面は、水平方向と略平行になっている。
また、座部20は、回動位置の調整によって、その前後方向(座部20に座る入浴者を基準とした表現)が、第1の側壁10aと略直交するする方向にされる。更に、座部20は、スライド移動されて、その前方側が開口部11を介して浴槽10外に飛び出した状態にされる。なお、このような状態にするのに前後して、開口部11より低い適当な高さまで浴槽10内に湯を溜めておくのが好ましい。
上述の状態(図2(a)に示す状態;入浴時の初期状態)にセットされると、入浴者は、自身で或いは介助者の介助を得て、座部20に着座する。この際、適宜、トランスファー手摺り等の補助具が使用されてよい。また、座部20に着座した入浴者には、安全確保のためのベルト20cが取り付けられるのが好ましい。
座部20に座った入浴者は、自身で或いは介助者の介助を得て、図2(b)に示すように、座部20を垂直軸回りに回動(略90°回動)させると共に水平方向にスライド移動させる。この際、入浴者は、自身で脚を持ち上げるか、介助者に脚を持ち上げてもらうことによって、その脚を浴槽10内に入れる。なお、浴槽10内に脚を入れた入浴者は、図2において、手摺り14と向かい合う向きになっている。
入浴者の脚が浴槽10内に入れられると、介助者は図2(c)に示すように、扉12を持ち上げて開口部11を閉じる。受け台21には、その本体部分21aに対して回動可能なフラップ部21bが含まれる(図2(b)参照)。平板状の部材で構成されるフラップ部21bは、例えば蝶番(不図示)を介して本体部分21aに取り付けられている。フラップ部21bは、扉12の持ち上げに伴って回動し、扉12の内壁にもたれかかりながら略起立姿勢になる。なお、フラップ部21bの存在により、座部20は、図2(a)に示すように、開口部11を介して浴室に居る入浴者により近づくことが可能になっている。
扉12によって開口部11が閉じられると、介助者は、図2(d)のように、昇降機構30を利用して座部20の高さ位置を、入浴者が快適に湯に浸かれる適当な位置まで下げる。これにより、入浴者は浴槽10内の湯に浸かって入浴を楽しむことができる。なお、扉12によって開口部11を閉じた後の適当なタイミングで、浴槽10内の湯量が適宜増量されてよい。また、本実施形態では、座部20とともに昇降する手摺り部34が設けられているために、座部20に座る入浴者は、自身の姿勢を安定させること等を目的として、適宜、手摺り部34を持つことができる。
入浴者が浴槽10から出る際には、まず、開口部11から湯がこぼれないように湯が適宜排出され、その後、昇降機構30によって座部20が所定の高さ位置まで上げられる(図2(c)の状態とされる)。次に、介助者が扉12を下げる。この際、フラップ部21bは、起立姿勢から倒れて浴槽10の縁に載り、略水平な状態になる(図2(b)参照)。
扉12が下げられた後、入浴者は、自身で或いは介助者の介助を得て、座部20を水平方向にスライド移動させつつ垂直軸回りに回動させる。座部20をスライドさせながら回動させる際、入浴者は、自身で脚を持ち上げるか、介助者に脚を持ち上げてもらうことによって、脚を浴槽10外に出す。この後、ベルト20cによる固定が解除された入浴者が座部20から起立することによって、入浴装置1を利用した一連の入浴動作が完了する。
<起立補助機構>
上述のように、脚腰に不自由のある入浴者が座部20から腰を浮かして起立するのは大変な労力となる。また、自身で起立を行えない入浴者の起立を介助する介助者にも、相当な負担がかかる。このような状況を改善するために、本実施形態の入浴装置1には、起立補助機構が備えられている。以下、これについて詳細に説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る入浴装置1が備える起立補助機構50の構成を説明するための概略斜視図である。また、図4は、本発明の実施形態に係る入浴装置1が備える起立補助機構50の構成を説明するための概略側面図である。なお、図3及び図4は、起立補助機構50の構成を説明するのに都合の良い部分を抜き出して示したものであり、起立補助機構50と関係ない部分については、適宜、省略されている。
図3及び図4に示すように、座面部20aの下面側の略中央部(より正確には中央部からやや背もたれ部20b寄り)には、受け台21に形成される略矩形状の長穴22に挿し込まれる略円柱状の突起部23が設けられている。受け台21に形成される長穴22は、受け台21の本体部分21aの略中央部からフラップ部21bの一部領域に至るまで延在している。なお、長穴22の延在方向(長手方向)は、浴槽10を構成する第1の側壁10aと略直交する方向である。長穴22の幅(長穴22を平面視した場合の短手方向の長さ)は、突起部23の直径よりやや大きく設けられている。このために、突起部23は、長穴22内をスライド移動できるとともに、長穴22内で回動できる。
突起部23の先端側には、長穴22の幅より大きな直径を有する外形略円柱状の抜け止め部24が設けられている。このために、突起部23は、長穴22から抜けないようになっている。換言すると、座部20は、受け台21から簡単に外れることなく、受け台21に回動可能及びスライド移動可能に取り付けられている。
図3及び図4に示すように、抜け止め部24には、その側面の一定の範囲から略水平方向に向けて突出するベロ状の突片25が設けられている。この突片25は、座部20が所定位置(詳細は後述する)に配置された場合に、浴槽10の第1の側壁10aの内側に形成される凹部26の中に、その一部が挿入される。
本実施形態では、一例として、座部20が図2(a)に示す入浴を開始するための初期位置に配置された状態が、座部20が上述の所定位置に配置された状態に該当するようになっている。より詳細には、座部20の位置が次の(1)〜(3)の全ての条件を満たす場合に、座部20は上述の所定位置に配置された状態になる。
(1)座部20が、受け台21(より詳細にはフラップ部21b)の下面と、第1の側壁10aの開口部11が設けられた部分の上面とが略同じ高さ位置となるように配置された場合。
(2)座部20が、その前後方向(座部20に座る入浴者を基準とした表現)とスライド方向とが略平行となる回動位置に配置された場合。
(3)座部20が、長穴22の長手方向の一端部(フラップ部21b側の端部)に突起部23がほぼ当接するスライド位置に配置された場合。
上述のように、受け台21は、本体部分21aと、蝶番27を介して本体部分21aに連結されて本体部分21aに対して回動するフラップ部21bと、で構成されている。座部20が上述の所定位置に配置された状態で、昇降機構30を用いて昇降体32を上昇させると、受け台21の本体部分21aは水平状態のまま上昇する。
一方、フラップ部21bは、蝶番27の回動軸を中心として回動して水平状態から傾斜状態になる(図5参照)。そして、受け台21に載る座部20は、突片25が凹部26に係合している(引っ掛っている)影響で、図5に示すように、フラップ部21bの傾斜に連動して傾斜した状態(前方側に比べて後方側が持ち上げられた状態)になる。
なお、座部20が所定位置に配置されている場合には、本体部分21aに比べてフラップ部21bが薄いこともあり、水平状態から傾こうとする座部20の動きを抜け止め部24が邪魔することはない。一方、座部20が突片25と凹部26とが係合しない位置にいる場合には、抜け止め部24の存在によって、座部20は、前方側に比べて後方側が持ち上げられた傾斜状態にならないようになっている。なお、前方、後方は、座部20に座る入浴者を基準とした表現である。
以上からわかるように、本実施形態の入浴装置1では、入浴者が浴槽10から出る場合に、上述の図2(a)の状態から昇降機構30を利用して座部20を上昇させるための操作を行えば、座部20が図5に示すように傾斜した状態になる。なお、図1も、座部20が傾斜した状態を示している。座部20が傾斜した場合、座部20に座る入浴者は、脚に大きな負担をかけることなく、座部20から起立することができる。入浴者が自身で起立できず、介助者が入浴者の起立を介助する場合においても、介助者は入浴者を起立させるために入浴者を持ち上げる必要がないので、小さな負担で入浴者を起立させることができる。
なお、以上の起立補助機構50を用いて入浴者を起立させる場合、座部20が傾斜した状態で座部20に座る入浴者の足が床につくように、昇降機構30が操作されるのが好ましい。また、入浴者が自身で起立する場合は、特に、トランスファー手摺り等の補助具を浴槽10の近傍に配置するのが好ましい。
<その他>
以上に示した実施形態は、本発明の例示にすぎない。以上に示した実施形態の構成は、本発明の技術的思想を超えない範囲で適宜変更されて構わない。
例えば、突片25と凹部26とが係合した状態を検知するセンサーが、第1の側壁10a等に設けられてもよい。センサーとしては、光学方式、機械接触方式、或いは、磁気方式等のセンサーが挙げられる。具体的には、フォトインタラプタやマイクロスイッチ等が挙げられる。
このようなセンサーを設けた場合、突片25と凹部26とが係合していないことがセンサーによって検知された場合に、入浴装置1が座部20を傾斜させるための動作を実行できないようにするといったことができる。実行できないようにする内容の具体例として、上述の実施形態では、昇降機構30によって座部20を所定の高さ以上に上げることができないようにすることが考えられる。これにより、入浴者に対する安全性を高めることが可能である。また、このようなセンサーを設けた場合には、センサーによって突片25と凹部26とが係合していることが検知された段階で、自動的に座部20を傾斜させるための動作を開始させるといったこともできる。
以上に示した実施形態では、座部20を浴槽10内で昇降するための昇降機構30が、座部20を傾斜させるための機構(起立補助機構50)に兼用される構成とした。しかし、これに限らず、座部20を傾斜させるための専用の駆動部を設ける等して、昇降機構30を兼用することなく、起立補助機構50を構成しても構わない。
また、以上に示した起立補助機構50は、座部20の傾斜変更が可能か否かを座部20の位置に応じて変更する構成とした。詳細には、本実施形態では、座部20が、昇降動のみならず回動及びスライド移動を行える構成であるために、座部20の高さ位置、回動位置、及び、スライド位置の3つの位置に応じて、起立補助機構50は座部20の傾斜変更が可能か否かを変更する構成とした。ただし、本発明は、例えば、座部が昇降動のみ可能である構成や、座部が昇降動と回動のみ可能である構成等が採用される他の入浴装置にも適用可能なものである。このために、起立補助機構は、入浴装置の形態に合わせて、例えば、座部の高さ位置のみに応じて座部の傾斜変更が可能か否かを変更する構成や、座部の高さ位置及び回動位置に応じて座部の傾斜変更が可能か否かを変更する構成等であって構わない。
なお、場合によっては、起立補助機構は、座部の位置とは無関係に座部を傾斜できるものであってもよい。また、以上に示した浴槽10は一例にすぎず、本発明は、例えば、開口部11及び扉12が設けられない浴槽に対しても適用可能である。
1 入浴装置
10 浴槽
20 座部
21 受け台
21a 本体部分
21b フラップ部
22 長穴
23 突起部
24 抜け止め部
25 突片
26 凹部
27 蝶番
30 昇降機構
50 起立補助機構

Claims (6)

  1. 入浴者が座る座部と、
    前記座部を傾けて当該座部に座る入浴者の起立を補助する起立補助機構と、
    を備えることを特徴とする入浴装置。
  2. 前記起立補助機構は、前記座部の傾斜変更が可能か否かを前記座部の位置に応じて変更することを特徴とする請求項1に記載の入浴装置。
  3. 前記座部は高さ方向に移動可能に設けられ、
    前記座部の位置には、前記座部の高さ方向の位置が含まれることを特徴とする請求項2に記載の入浴装置。
  4. 前記座部は回動可能に設けられ、
    前記座部の位置には、前記座部の回動方向の位置が含まれることを特徴とする請求項2又は3に記載の入浴装置。
  5. 前記座部はスライド移動可能に設けられ、
    前記座部の位置には、前記座部のスライド方向の位置が含まれることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の入浴装置。
  6. 前記起立補助機構による前記座部の傾斜変更には、前記座部を高さ方向に移動する昇降機構が利用されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の入浴装置。
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