JP2015208299A - 粒状体散布装置、及びこれを備えた散布作業車 - Google Patents

粒状体散布装置、及びこれを備えた散布作業車 Download PDF

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Abstract

【課題】粒状物を散布する粒状体散布装置において、装置内の粒状体を排出する際に、泥水等が混入することを防ぎ、かつ当該排出の操作を簡単に行うことができる構成を提供する。【解決手段】繰出ケース21は、放出口38と、排出路40と、仕切り部材35と、を備えている。放出口38からは、繰り出された種子が地面に向けて放出される。排出路40は、繰出ケース21の種子流入空間34内に残留した種子を、放出口38とは別の位置から排出する。仕切り部材35は、排出路40よりも上の位置において、繰出ケース21の種子流入空間34内の種子が排出路40に流入するのを堰き止める。【選択図】図8

Description

本発明は、主として、粒状体散布装置において、繰出ケース内で余った粒状体を排出するための構成に関する。
種子(粒状の固形物)を少量ずつ繰り出して圃場に散布する直播装置(粒状体散布装置)が知られている。直播装置は、種子を収容するホッパと、当該ホッパの下方に配置された繰出ケースを備える。繰出ケース内には、周面に繰出穴が形成された繰出ロールが設けられている。当該繰出ロールを回転駆動することにより、ホッパ内の種子を少量ずつ繰出穴に取り込み、圃場の地面に向けて放出する。このような直播装置(播種装置)は、例えば特許文献1に記載されている。
直播装置による散布作業が終了したときには、当該直播装置の装置内に残っている種子を外部に排出したい場合がある。そこで、直播装置は、装置内に残った種子を外部に排出できるように排出口を有している。例えば特許文献1は、散布装置に残留した散布物の外部への排出を可能にするメンテナンス部を設けた構成を開示している。
特開2013−132235号公報
特許文献1が開示する播種装置(直播装置)のメンテナンス部は、操作レバーを後方に揺動操作してブラシを退避位置まで移動させることにより、播種ガイドを介して残留種籾を取り出すものである。
特許文献1の播種装置が備える播種ガイドは、地面に近接して配置されているので、地面から飛散した泥水が付着していることが多いと考えられる。このため、特許文献1の播種装置のメンテナンス部は、播種ガイドを介して残留種籾を取り出す構成なので、播種ガイドに付着している泥水が前記種籾に混入する可能性が高い。取り出した種籾に泥水が付着してしまうと、当該種籾を再使用する際に泥を取り除く必要が生じてしまう。
また、特許文献1の播種装置のメンテナンス部は、播種ガイドを介して残留種籾を取り出す構成なので、当該種籾を回収するための回収容器を播種ガイドの下に差し入れる必要がある。ところが、特許文献1の播種ガイドは地面に近接して配置されているので、回収容器を差し入れるためのスペースを確保するためには播種装置全体を上昇させる必要がある。このため、特許文献1の構成では、残留種籾を回収する際に手間がかかるという課題がある。
なお、特許文献1では、施肥装置にもメンテナンス部を設けている。特許文献1が開示する施肥装置のメンテナンス部は、肥料排出口を塞いでいるキャップを取り外すことで、当該肥料排出口から残留肥料を取り出すものである。
特許文献1の施肥装置のメンテナンス部の構成では、作業者は、キャップを取り外す際に、排出される肥料を回収するための回収容器を、肥料排出口の下に構えておく必要がある。作業者は、片手で回収容器を構えつつ、片手でキャップを取り外す作業を行うことになり、キャップの取外しが困難である。
また、特許文献1の施肥装置の構成では、肥料排出口の下端部をキャップで塞ぐ構成であるから、当該肥料排出口においてキャップよりも上の部分には肥料が溜まってしまう。肥料排出口の内部に溜まった肥料は、繰出ロールの回転によって繰り出すことができない。従って、この部分に溜まった肥料は圃場に散布することができずに必ず残留することになるため、最終的には無駄となる。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、粒状物を散布する粒状体散布装置において、装置内の粒状体を排出する際に、泥水等が混入することを防ぎ、かつ当該排出の操作を簡単に行うことができる構成を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、粒状体を繰り出して散布する粒状体散布装置が以下のとおり提供される。即ち、この粒状体散布装置は、前記粒状体を収容するホッパと、前記ホッパの下方に配置され、前記粒状体が供給される繰出ケースと、を備える。前記繰出ケースは、放出口と、排出路と、仕切り部材と、を備える。前記放出口からは、繰り出された粒状体が地面に向けて放出される。前記排出路は、前記繰出ケース内に残留した粒状体を、前記放出口とは別の位置から排出する。前記仕切り部材は、前記排出路よりも上の位置において、前記繰出ケース内の粒状体が前記排出路に流入するのを堰き止める。
この構成で、仕切り部材による堰止めを解除することで、繰出ケース内の粒状体を、排出路を介して排出できる。排出路の出口を、放出口とは別に配置したので、前記放出口に付着している泥水などを混入させることなく種子を排出できる。また、仕切り部材を、排出路よりも上の位置としたことにより、排出路内に粒状体が溜まった状態となることがない。これにより、粒状体の無駄を抑えることができる。
上記の粒状体散布装置は、以下のように構成されることが好ましい。即ち、粒状体散布装置は、繰出ロールと、ガイド部材と、を前記繰出ケース内に備える。前記繰出ロールは、前記粒状体を取り込む繰出穴を周囲に有する略円柱状に構成される。前記ガイド部材は、前記繰出ロールの周面に沿って配置され弾性を有する。前記排出路の底面は板状部材から構成されている。そして、当該底面の下を向く面には、ストッパが支持されている。前記ストッパは、前記ガイド部材が前記繰出ロールの周面から所定距離以上離れることを防止する。
ガイド部材を設けることで、繰出ロールの繰出穴から粒状体が飛び出してしまうことを防止できる。また、ストッパを設けることにより、前記ガイド部材が繰出ロールから所定以上離れてしまうことを防止できるので、繰出穴から粒状体が放出されるタイミングが不安定になることを防止できる。そして、排出路にストッパを支持させることにより、ストッパを支持するための部材を別に設けることが不要となり、繰出ケースの構成が簡単になる。
上記の粒状体散布装置は、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記排出路は、前記繰出ケースの内外にまたがって配置され、外側が低くなるように傾斜して配置されており、かつ外側の端部が前記繰出ケースから突出するように設けられている。
このように、排出路を斜めに配置することで、繰出ケース内の粒状体を、排出路を介して外に排出させることができる。そして、排出路を、繰出ケースから外側に突出させるように設けたので、当該排出路の端部の下に容器を差し入れることができる。これにより、排出路を介して排出される粒状体を、こぼすことなく容器で回収できる。
上記の粒状体散布装置には、前記排出路の、前記繰出ケースから突出している部分を外側から覆うカバーを、前記繰出ケースに対して着脱可能に設けていることが好ましい。
このように、カバーによって排出路を外側から覆うことにより、当該排出路に泥水などが付着することを防止できる。これにより、排出路を介して粒状体を排出する際に、当該粒状体に泥などが混入することを確実に防止できる。
本願発明の別の観点によれば、上記の粒状体散布装置と、前記粒状体散布装置の前方に配置されて走行可能な車体と、を備えた散布作業車が提供される。この散布作業車において、前記排出路は、前記繰出ケースから後方に向けて突出するように設けられている。
これにより、排出された粒状体を回収する作業を、車体の後側から行うことができる。これにより、当該作業のためのスペースをとり易く、当該作業を行い易くなる。
本発明の一実施形態に係る散布作業車の全体的な構成を示す側面図。 直播装置の背面図。 ホッパ及び繰出ケースの斜視図。 図3のAの部分を拡大して示す斜視図。 ホッパ及び繰出ケースの側面図。 ホッパ及び繰出ケースの側面断面図。 繰出ロールによって種子を繰り出している様子を示す側面断面図。 排出路によって種子を排出する様子を示す側面断面図。 変形例において、繰出ロールが支持されるカバー部材を繰出ケースに取り付ける様子を示す斜視図。 変形例に係る繰出ケースに播種ガイド及びカバーを取り付ける様子を示す斜視図。 変形例に係るカバー部材が回転止めされている様子を示す斜視図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る農業用の散布作業車1の側面図である。
散布作業車1は、車体2と、当該車体2の後方に配置された直播装置(粒状体散布装置)3と、から構成されている。
車体2は、左右一対の前輪4及び後輪5(走行手段)と、当該前輪4及び後輪5の駆動源であるエンジン10と、を備えている。また、車体2の前後方向で前輪4と後輪5の間の位置には、オペレータが搭乗する運転座席6が設けられている。運転座席6の前方には、オペレータが車体2を操向操作するための操向ハンドル7が配置されている。
車体2の後方には、前記直播装置3が配置されている。直播装置3は、連結機構12を介して車体2に取り付けられている。連結機構12は、直播装置3を昇降可能な平行リンク機構として構成されている。これにより、直播装置3の上下位置を調整できる。また、車体2の後部には、エンジン10の駆動力を直播装置3に出力するためのPTO軸13が配置されている。
なお、本実施形態の車体2は、エンジン10を、前輪4及び後輪5の車軸の間に配置した、いわゆるミッドシップレイアウトとなっている。また、エンジン10の近傍には図略の燃料タンクが配置されている。ただし、エンジン10及び燃料タンクの配置はこれに限定されない。例えば、エンジン10は、車体前部のボンネット内に配置しても良いし、車体後部に配置しても良い。燃料タンクも同様に、車体前部のボンネット内や車体後部等の任意の位置に配置できる。
直播装置3は、種子(種籾)を少量ずつ地面に散布するように構成されている。散布作業車1は、直播装置3を駆動しつつ走行することにより、地面に略一定間隔で種子を播いていくことができる。
なお、本実施形態の車体2は、農業用の多目的作業車として構成されており、直播装置3に代えて他の種類の作業機を取り付けることもできる。即ち、本実施形態の直播装置3は、車体2の連結機構12に対して着脱可能である。そして、連結機構12には、直播装置3以外の農業用作業機(例えば、田植装置、除草装置など)を取り付けることができる。
直播装置3は、フレーム19と、ホッパ20と、繰出ケース21を備えている。
フレーム19は、前述の連結機構12に連結されている。フレーム19は、例えば角パイプ状の部材であり、図2に点線で示すように車体2の左右方向に沿って配設されている。フレーム19には、繰出ケース21が左右方向に並べて等間隔で取り付けられている。なお、繰出ケース21に対するフレーム19の取付けに関しては、ボルト締めなどの適宜の手段を利用できる。
繰出ケース21は、種子を少量ずつ繰り出して地面に向けて放出するように構成されている。なお、繰出ケース21の詳細な構成については後述する。本実施形態の直播装置3は、6条分の種子を同時に散布できるように、6つの繰出ケース21を左右方向に並べて備えている(図2を参照)。
ホッパ20は、圃場に播く種子(粒状体)を入れておくための容器である。ホッパ20は上部が開放されており、その開放された上部から種子を内部に投入できる。また、ホッパ20は、開放されている上部を覆うための蓋部22を備えている。
ホッパ20は、繰出ケース21の上に固定されている。ホッパ20には、当該ホッパ20を繰出ケース21に対して固定するためのロック機構24が設けられている。なお、ロック機構24による固定は解除可能に構成されている。これにより、図8に示すように、繰出ケース21からホッパ20を取り外すことができる。このようにホッパ20を取り外すことにより、当該ホッパ20内の清掃などのメンテナンスを容易に行うことができる。
ホッパ20の下部は、その下端部に近づくにつれて細くなるように漏斗状に形成された通路部23となっている。通路部23の下部は開放されているので、ホッパ20内の種子は、通路部23を通ってホッパ20の下方に流出することができる。なお、本実施形態のホッパ20は、2条分の種子を収容するように構成されている。このため、図2に示すように、各ホッパ20の下部は二股に分かれており、1つのホッパ20に2つの通路部23が形成されている。そして、それぞれの通路部23の下部に、繰出ケース21が固定されている。なお前述のように、本実施形態の直播装置3は、6つの繰出ケース21を左右方向に並べて備えているので、これに対応して、3つのホッパ20を左右方向に並べて備えている(図2を参照)。
ホッパ20は、通路部23の途中に、シャッター25を備えている。シャッター25は、通路部23を塞いだ状態(図8の状態)と、通路部23を塞がない状態(図7の状態)と、を切り替えることができるように構成されている。シャッター25によって通路部23を塞ぐことにより、ホッパ20内の種子が通路部23を通って下方に流出することを防ぐ。これにより、ホッパ20内に種子が残っている状態であっても、当該ホッパ20を繰出ケース21から取り外すことができる(図8を参照)。なお、シャッター25の一部は繰出ケース21の外部に突出するように配置されており、この部分にツマミ26が固定されている。このツマミ26を指でつまんで押し引きすることにより、シャッター25の開閉を切り替えることができる。
続いて、繰出ケース21の構成について詳しく説明する。
繰出ケース21は、樹脂製であり、略箱状に構成されている。繰出ケース21の上部は開放されており、開口部27となっている(図8を参照)。繰出ケース21にホッパ20を固定した状態(図6の状態)において、繰出ケース21の開口部27は、ホッパ20の通路部23に連通する。これにより、ホッパ20内の種子が、開口部27を介して繰出ケース21内に供給される(図7を参照)。
図6に示すように、繰出ケース21の内部であって、開口部27の下方には、繰出ロール(繰出部)28が設けられている。繰出ロール28は、繰出軸29(図5)を中心に回転可能な略円柱状の部材として構成されている。繰出軸29は、車体左右方向を向くように配置されており、繰出ケース21に軸支されている。
図5に示すように、繰出ケース21の外側には、前記繰出軸29と同軸で回転する繰出従動ギア30が設けられている。繰出従動ギア30は、繰出ロール28に対して相対回転不能に連結されている。また、繰出ケース21には、繰出従動ギア30に噛み合って回転する繰出駆動ギア31が設けられている。繰出駆動ギア31の回転軸32は、車体左右方向と平行に配置されており、繰出ケース21に軸支されている。繰出駆動ギア31は、回転軸32に対して相対回転不能に取り付けられている。
直播装置3は、前記PTO軸13から出力されるエンジンの回転駆動力を、間欠回転運動に変換して出力する駆動出力部(図略)を備えている。駆動出力部が出力する間欠回転運動は、繰出駆動ギア31の回転軸32に入力される。以上の構成により、各繰出ケース21内の繰出ロール28を、一方向に所定速度で間欠回転駆動させることができる。
図6に示すように、繰出ロール28の周面には、繰出穴11が形成されている。繰出穴11は、繰出ロール28の周方向に等間隔で複数形成されている。各繰出穴11は、繰出ロール28の周面に形成された凹部として構成されており、所定量(数粒程度)の種子を取り入れることができる程度の容量を有している。
図6に示すように、繰出ケース21の内部において、繰出ロール28の上方の空間は、種子流入空間34となっている。種子流入空間34には、ホッパ20の通路部23から流出した種子が流入する。種子流入空間34に流入した種子は、繰出穴11の内部に、所定量ずつ(数粒ずつ)取り入れられる(図7を参照)。
繰出穴11内に種子を取り込んだ状態で繰出ロール28が一方向に回転駆動されることにより、前記繰出穴11内に取り込んだ種子を、下方に向けて搬送することができる。
図6等に示すように、繰出ケース21の内部には、種子流入空間34を区画するための仕切り部材35が配置されている。本実施形態の仕切り部材35は、ブラシ状に構成されており、その先端を繰出ロール28の外周面に近接又は接触させるように配置されている。この仕切り部材35により、種子流入空間34内の種子が下方に溢れ出さないように堰き止められている(図7を参照)。
また、繰出ロール28が回転することにより、当該繰出ロール28の外周面と、仕切り部材35の先端と、が相対運動するので、繰出穴11からハミ出している種子は、ブラシ状の仕切り部材35の先端によって繰出穴11の外側に掃き出される。この結果、各繰出穴11に取り込まれる種子の量が均一化される。これにより、繰出穴11によって搬送される種子の量が安定するとともに、当該繰出穴11から種子がハミ出すことを防止できる。
図7等に示すように、繰出ケース21の内部にはガイド部材36が設けられている。ガイド部材36は、弾性を有する板状の部材であり、繰出ロール28の外周面の一部に沿って配置されている。ガイド部材36は、繰出ロール28の周面の繰出穴11を外側から覆うことにより、当該繰出穴11内の種子が外に飛び出すことを防止する。
ガイド部材36は、繰出ロール28の回転方向において、仕切り部材35のすぐ下流側の位置から、繰出穴11が下を向く位置よりも上流側の位置までの範囲で、繰出ロール28の外周面に沿って配置されている。即ち、繰出穴11に種子が取り込まれた後、当該繰出穴11が下を向くまでの間は、当該繰出穴11がガイド部材36によって覆われた状態となる。従って、繰出穴11が下を向くまでの間、当該繰出穴11から種子が飛び出すことを防止できる。
以上のようにガイド部材36を設けているので、繰出穴11に取り込まれた種子は、繰出穴11が下を向いたときに、当該繰出穴11から下に向けて放出される。これにより、種子が繰出穴11から放出されるタイミングを安定させることができる。
また、本実施形態のガイド部材36は、バネ性を有する金属板から構成されており、ある程度の弾性を有している。これにより、ガイド部材36は、繰出ロール28の周面から離れる方向に変形できるようになっている。従って、仮に、繰出穴11から種子がハミ出していたとしても、ガイド部材36は、繰出ロール28の周面から離れる方向に退避できる。これにより、繰出穴11から種子がハミ出していた場合であっても、繰出ロール28の回転に過度の負担がかかることを防止できる。
繰出ケース21において、繰出ロール28の下方は開放されている。従って、繰出穴11から放出された種子は、繰出ケース21内を落下する(図7の太線矢印を参照)。繰出ケース21の下部は、播種ガイド37となっている。播種ガイド37は略筒状に構成されており、その内部を種子が上下に通過できる。播種ガイド37の下端部は、下に向けて開放された放出口38となっている。放出口38は、地面に近接して配置されている。従って、繰出ロール28によって繰り出された種子は、播種ガイド37内を落下して、放出口38を介して地面に落下する。
以上のように構成された繰出ケース21により、ホッパ20内の種子を、所定量ずつ繰り出して、地面に散布することができる。
続いて、本実施形態の直播装置3の特徴的な構成について説明する。
前述のように、本実施形態のホッパ20はシャッター25を備えているので、ホッパ20内に種子が残っている状態であっても、当該ホッパ20を繰出ケース21から取り外すことができる。ところが、このようにしてホッパ20を取り外した場合、繰出ケース21の種子流入空間34の内部には、種子が残った状態となってしまう。そこで本実施形態では、繰出ケース21に、種子流入空間34に残った種子を繰出ケース21の外部に排出するための通路である排出路40を設けている。
図4に示すように、本実施形態の排出路40は、断面略U字状(又はコ字状)に形成され、底面41と、底面41の両サイドから略垂直に立ち上がる側壁42,42と、を有している。なお本実施形態の排出路40は、樹脂製の繰出ケース21とは別部材として用意された板金部材から構成されている。そして、この板金部材を略U字状(又はコ字状)に折り曲げることにより、底面41及び側壁42,42を形成している。
図4及び図8に示すように、繰出ケース21には、その背面(車体後方を向く面)が開放された排出用開放口43が形成されている。排出路40は、繰出ケース21の排出用開放口43をまたいで配置されている。即ち、排出路40は、繰出ケース21の内外にまたがって配置されている。図8等に示すように、排出路40の前側の端部は、繰出ロール28の周面に接近して配置されている。排出路40の後側の端部は、排出用開放口43から繰出ケース21の外側に向けて突出している。即ち、排出路40は、繰出ケース21から後に向けて突出するように配置されている。また、排出路40の底面41は、後側が低くなるように、水平面に対して斜めに配置されている。
図7に示すように、排出路40は、仕切り部材35よりも下に配置されている。これにより、種子流入空間34と、排出路40とは、仕切り部材35によって区画されている(図7の状態)。この状態であれば、種子流入空間34内の種子が、排出路40に流出することはない。即ち、仕切り部材35は、種子流入空間34内の種子が排出路40に流出しないように堰き止める機能を有している。
仕切り部材35は、その先端を、繰出ロール28の周面から離間させることができるように構成されている。具体的には、本実施形態の仕切り部材35は、回動軸45を中心に回動させることができるように構成されている。これにより、仕切り部材35の先端を、繰出ロール28の周面から離すことができる(図8の状態)。
仕切り部材35の先端と、繰出ロール28の周面と、を離間させることにより、種子流入空間34と排出路40とを連通させることができる。即ち、仕切り部材35による種子の堰止めを解除できる。これにより、種子流入空間34内の種子は、排出路40に流出する(図8の太線矢印を参照)。前述のように、排出路40は、後側が低くなるように、斜めに配置されている。従って、排出路40に流出した種子は、当該排出路40を後方に向けて搬送される。そして、排出路40は、繰出ケース21の内外にまたがって配置されているから、前記種子は、排出路40を通って繰出ケース21の外に排出される。
以上のように、種子流入空間34に残っている種子を、排出路40を介して、繰出ケース21の外に排出することができる。排出路40の後側の端部は、繰出ケース21の外に突出するように設けられているので、図8のように、排出路40の後側の端部の下に、容器46(二点鎖線で模式的に示す)を差し入れることができる。これにより、排出路40を介して排出される種子を、容器46によってこぼすことなく受け止めて回収できる。
なお、仕切り部材35の回動軸45は、繰出ケース21に軸支されている。そして、繰出ケース21の外側において、回動軸45には、操作レバー47が固定されている(図7及び図8を参照)。作業者は、操作レバー47を操作することにより、仕切り部材35を簡単に回動させることができる。これにより、仕切り部材35による種子の堰止めを簡単に解除できるので、排出路40を介した種子の排出を簡単に行うことができる。
また、排出路40の後側の端部は、播種ガイド37の下端部(放出口38)よりも高い位置に設けられている。このように、排出路40を比較的高い位置に配置しているので、当該排出路40から排出される種子を受け止めるための容器46を、排出路40の下に差し入れるためのスペースに余裕がある。従って、直播装置3の全体を上昇させなくても、排出路40の下に容器46を容易に差し入れることができる。
なお、本実施形態の直播装置3は、複数の繰出ケース21を車体左右方向に並べて備えている。従って、仮に、繰出ケース21から左右方向に向けて種子を排出する構成とした場合は、当該種子を受け止めるための容器46を繰出ケース21同士の間に差し入れる必要があり、当該容器を差し入れるためのスペースを確保することが難しいと考えられる。この点、本実施形態では、上記のように、繰出ケース21から後方に向けて種子を排出する構成であるから、当該種子を受け止めるための容器46を差し入れるスペースを容易に確保できる。
そして、この排出路40は、播種ガイド37の下端部(放出口38)とは別に設けられている。即ち、排出路40は、放出口38を通過しないように配置されている。従って、排出路40を介して排出される種子は、播種ガイド37の放出口38を通過しない。このように、本実施形態の構成によれば、播種ガイド37の放出口38とは別の位置から種子を排出することができる。
この点、特許文献1が開示する播種装置のメンテナンス部は、播種ガイドを介して種子を排出する構成であったため、排出される種子に、播種ガイドに付着している泥水などが混入する可能性があったのである。本実施形態の排出路40は、上記のように、播種ガイド37の放出口38とは別の位置から種子を排出するように構成しているので、播種ガイド37に付着している泥水が前記種子に混入するおそれはない。これにより、種子流入空間34に残っている種子を、泥を混入させることなく簡単に回収できる。
また、上記のように、排出路40は、比較的高い位置に配置されている。このため、播種ガイド37に比べて、排出路40には地面の泥水などが付着しにくい。従って、排出路40を介して種子を排出する際に、当該排出路40に付着している泥水などが種子に混入する、という心配は少ない。
更に、本実施形態の直播装置3は、繰出ケース21の背面の排出用開放口43を覆うためのカバー50を備えている。排出路40を介した種子の排出を行わないときには、カバー50によって排出用開放口43を覆った状態としておく(図5から図7に示す状態)。図7等に示すように、カバー50は、繰出ケース21に係合する(引っ掛ける)ための係合部51,52を備えている。一方、繰出ケース21は、前記カバーをロック(固定)するためのカバーロック部材53を備えている(図3を参照)。カバー50の係合部51,52を繰出ケース21に係合させた状態で、当該カバー50を、前記カバーロック部材53によってロックする。これにより、カバー50を、排出用開放口43を覆った状態で繰出ケース21に固定できる。
カバー50は、排出路40のうち、繰出ケース21から突出している部分を覆うことができるように構成されている。具体的には、図3及び図7に示すように、カバー50には、後方に向けて突出するとともに、前側(繰出ケース21側)が開放された排出路収容部54が形成されている。そして、カバー50を繰出ケース21に固定したときに、排出路収容部54内に、排出路40の後側の端部が収容される(図7)。これにより、排出路40のうち、繰出ケース21から突出している部分を、カバー50によって外側から覆うことができる。従って、当該排出路40に泥水などが付着することを確実に防止できる。
なお、カバーロック部材53によるロックは、簡単に解除できるように構成されている。そして、カバーロック部材53によるロックを解除するとともに、カバー50の係合部51,52と、繰出ケース21と、の係合を解除することで、当該カバー50を繰出ケース21から取り外すことができる。これにより、排出用開放口43及び排出路40を露出させ、当該排出路40を介した種子の排出を行うことができる。
本実施形態の排出路40は、前述のガイド部材36を支持する支持部材としての機能を兼ねている。より具体的には、図7に示すように、ガイド部材36は、その上端部を、排出路40の底面41の上面(上を向く面)に沿うように曲げて形成されており、この部分が前記底面41に重なるように配置されている。そして、排出路40の底面41と、ガイド部材36とは、上記のように重なっている部分において、溶接又は溶着などの適宜の手段によって互いに固定されている。以上の構成により、ガイド部材36を、排出路40によって支持できる。
また、図7等に示すように、排出路40の底面41の下面(下を向く面)には、ストッパ55が支持されている。このストッパ55は、前記底面41の下面と、ガイド部材36と、の間に配置されている。ストッパ55は、ガイド部材36が、繰出ロール28の外周面から所定以上離れるように変形した場合に、当該ガイド部材36に対して繰出ロール28の反対側から接触するように配置されている。
即ち、前述のように、本実施形態のガイド部材36は、繰出ロール28の外周面から退避するように弾性変形可能である。しかしながら、ガイド部材36が繰出ロール28の外周面から離れすぎてしまうと、繰出穴11が下を向いていないときに種子が飛び出したりするなど、種子の放出のタイミングが不安定になってしまう。そこで上記のように、ガイド部材36が繰出ロール28の外周面から一定以上離れないようにストッパ55を設けたことにより、繰出穴11からの種子の放出タイミングを安定させることができる。そして、本実施形態では、ストッパ55を排出路40によって支持しているので、ストッパ55を支持するための特別な構成は不要である。
なお、本実施形態の排出路40は、繰出ケース21から取外し可能に構成されている。具体的には、図4に示すように、繰出ケース21の内壁面には、車体の略前後方向に沿って形成された溝部56が形成されている。排出路40は、前記溝部56に差し込まれることにより、繰出ケース21に対して取り付けられている。排出路40は、溝部56内を前後方向にスライド可能となっている。これにより、排出路40を後方へ引き抜くことにより、当該排出路40を繰出ケース21から取り外すことができる。
前述のように、排出路40には、ガイド部材36及びストッパ55が支持されている。従って、上記のように、繰出ケース21から排出路40を取り出すことにより、ガイド部材36及びストッパ55も繰出ケース21から取り外すことができる。これにより、繰出ロール28の、ガイド部材36によって覆われていた部分を露出させることができるので、当該繰出ロール28のメンテナンス等を容易に行うことができる。
以上で説明したように、本実施形態の直播装置3は、種子を収容するホッパ20と、ホッパ20の下方に配置され、種子が供給される繰出ケース21と、を備えている。繰出ケース21は、放出口38と、排出路40と、仕切り部材35と、を備えている。放出口38からは、繰り出された種子が地面に向けて放出される。排出路40は、繰出ケース21の種子流入空間34内に残留した種子を、放出口38とは別の位置から排出する。仕切り部材35は、排出路40よりも上の位置において、繰出ケース21の種子流入空間34内の種子が排出路40に流入するのを堰き止める。
この構成で、仕切り部材35による堰止めを解除することで、繰出ケース21の種子流入空間34内の種子を、排出路40を介して排出できる。排出路40の出口を、放出口38とは別に配置したので、前記放出口38に付着している泥水などを混入させることなく種子を排出できる。また、仕切り部材35を、排出路40よりも上の位置としたことにより、排出路40内に種子が溜まった状態となることがない。これにより、種子の無駄を抑えることができる。
また上記で説明したように、本実施形態の直播装置3は、繰出ロール28と、ガイド部材36と、を繰出ケース21内に備えている。繰出ロール28は、種子を取り込む繰出穴11を周囲に有する略円柱状に構成されている。ガイド部材36は、繰出ロール28の周面に沿って配置され弾性を有する。排出路40は、繰出ケース21の内外にまたがって配置されており、かつ外側が低くなるように傾斜して配置されている。排出路40の底面41は板状部材から構成されている。そして、当該底面41の下を向く面には、ストッパ55が支持されている。ストッパ55は、ガイド部材36が繰出ロール28の周面から所定距離以上離れることを防止する。
ガイド部材36を設けることで、繰出ロール28の繰出穴11から種子が飛び出してしまうことを防止できる。また、ストッパ55を設けることにより、ガイド部材36が繰出ロール28から所定以上離れてしまうことを防止できるので、繰出穴11から種子が放出されるタイミングが不安定になることを防止できる。そして、排出路40にストッパ55を支持させることにより、ストッパ55を支持するための部材を別に設けることが不要となり、繰出ケース21の構成が簡単になる。
また上記で説明したように、本実施形態の直播装置3において、排出路40は、繰出ケース21の内外にまたがって配置され、外側が低くなるように傾斜して配置されており、かつ外側の端部が繰出ケース21から突出するように設けられている。
このように、排出路40を斜めに配置することで、繰出ケース21の種子流入空間34内の種子を、排出路40を介して外に排出させることができる。そして、排出路40を、繰出ケース21から外側に突出させるように設けたので、当該排出路40の端部の下に容器46を差し入れることができる。これにより、排出路40を介して排出される種子を、こぼすことなく容器46で回収できる。
また上記で説明したように、本実施形態の直播装置3は、排出路40の、繰出ケース21から突出している部分を外側から覆うカバー50を、繰出ケース21に対して着脱可能に設けている。
このように、カバー50によって排出路40を外側から覆うことにより、当該排出路40に泥水などが付着することを防止できる。これにより、排出路40を介して種子を排出する際に、当該種子に泥などが混入することを確実に防止できる。
また上記で説明したように、本実施形態の散布作業車1は、上記の直播装置3と、直播装置3の前方に配置されて走行可能な車体2と、を備えている。そして、この散布作業車1において、排出路40は、繰出ケース21から後方に向けて突出するように設けられている。
これにより、排出された粒状体を回収する作業を、車体の後側から行うことができる。これにより、当該作業のためのスペースをとり易く、当該作業を行い易くなる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
図9から図11に示す変形例について説明する。
本変形例において、繰出ロール28は、合成樹脂製のカバー部材68に支持されている。カバー部材68は、繰出ケース21の側面に形成された円形状の差込孔67に対し、回転により固定できるように構成されている。差込孔67の縁には、4つの係止片67xが周方向に等間隔で並べて配置されている。それぞれの係止片67xは、内側に突出するように形成されている。
カバー部材68において、繰出ケース21が配置される側と反対側の面には、回転用リブ68yが配置されている。
カバー部材68において、繰出ロール28が取り付けられる側の面には、係止片67xに対応するように4つの係止爪68zが、周方向に等間隔で並べて配置されている。それぞれの係止爪68zは、外側に突出するように形成される。カバー部材68において、繰出ロール28が取り付けられる側の面には、リング状のシール部材81が設けられている。
以上の構成で、作業者は、図9に示すように、繰出ロール28を差込孔67に挿入し、かつ、前記係止爪68zが差込孔67に入るようにして、カバー部材68を繰出ケース21に取り付ける。その後、カバー部材68を45°程度回転させる。なお、カバー部材68に設けられた回転用リブ68yを指で押せるようになっているので、カバー部材68を回転させる作業は容易である。これにより、係止爪68zと係止片67xが係合する。
それぞれの係止爪68zには図示しないテーパが設けられているため、カバー部材68の回転に伴って、当該カバー部材68は繰出ケース21に近づく向きに軸方向へ移動する。これにより、前記シール部材81が、差込孔67zの周縁部とカバー部材68との間で押し潰され、差込孔67zとカバー部材68との間をシールする。
カバー部材68が45°回転した状態が図10に示される。この状態で、繰出ケース21の下部に播種ガイド37が取り付けられる。具体的には、繰出ケース21の下部には取付リブ82が水平方向に形成されており、播種ガイド37の上部には取付溝83が水平方向に形成されている。従って、取付リブ82と取付溝83とを係合させるように後方から水平にスライドさせることで、繰出ケース21に播種ガイド37を固定することができる。
更に、繰出ケース21の後方に、カバー50が取り付けられる。このカバー50は前記の実施形態と同様に、繰出ケース21の後方の排出用開放口43を閉鎖するためのものであるが、繰出ケース21の内部のメンテナンスを容易にするために取外し可能に構成されている。取付けのための具体的な構成を説明すると、繰出ケース21の後部には取付溝84が垂直方向に形成されており、カバー50には取付突起85が形成されている。従って、取付突起85が取付溝84に係合するように上方から垂直にスライドさせることで、繰出ケース21にカバー50を固定することができる。
カバー50には回転止め部86が形成されており、カバー50を繰出ケース21に固定したときに、図11に示すように、回転止め部86がカバー部材68の縁部に近接するように構成されている。この回転止め部86の規制により、カバー部材68が意に反して回転して繰出ケース21から外れてしまうことを防止できる。このように、カバー50は、繰出ケース21の後部を閉鎖する機能のほか、カバー部材68が回転しないようにロックする機能を有している。
なお、カバー50を取り付けたとき、図11に示すように、当該カバー50の下端部は播種ガイド37の端部に近接して、播種ガイド37の移動を規制する。即ち、カバー50は、カバー部材68のほか、それ以外の部材(播種ガイド37)が意に反して抜けてしまうのを防止するロック機能も有している。
上記実施形態において、排出路40は板金部材から構成されるものとしたが、排出路40の構成はこれに限定されず、繰出ケース21内の種子を外部に排出できる通路状のものであれば良い。
上記実施形態において、排出路40は、繰出ケース21とは別部材とし、当該繰出ケース21から取外し可能としたが、これに限定されない。例えば、排出路を、繰出ケース21と一体形成することもできる。
上記実施形態において、仕切り部材35はブラシ状の構成としたが、これに限らず、種子が下方に流出しないように堰き止めることができる部材であれば良い。例えば、仕切り部材35を、繰出ロール28の周面に接近して配置したゴム片で構成することもできる。
上記実施形態では、直播装置3(粒状体散布装置)が車体2の後方に配置された構成となっている。しかし、粒状体散布装置の配置は必ずしもこれに限らず、例えば車体中央部や車体前方に粒状体散布装置を配置しても良い。
本願発明の構成は、直播装置に限らず、粒状体(例えば粒状の肥料など)を散布するための装置に広く採用することができる。
1 散布作業車
2 車体
3 直播装置(粒状体散布装置)
20 ホッパ
21 繰出ケース
28 繰出ロール
35 仕切り部材
38 放出口
40 排出路

Claims (5)

  1. 粒状体を繰り出して散布する粒状体散布装置であって、
    前記粒状体を収容するホッパと、
    前記ホッパの下方に配置され、前記粒状体が供給される繰出ケースと、
    を備え、
    前記繰出ケースは、
    繰り出された粒状体を地面に向けて放出する放出口と、
    当該繰出ケース内に残留した粒状体を、前記放出口とは別の位置から排出する排出路と、
    前記排出路よりも上の位置において、前記繰出ケース内の粒状体が前記排出路に流入するのを堰き止める仕切り部材と、
    を備えることを特徴とする粒状体散布装置。
  2. 請求項1に記載の粒状体散布装置であって、
    前記粒状体を取り込む繰出穴を周囲に有する略円柱状の繰出ロールと、
    前記繰出ロールの周面に沿って配置され弾性を有するガイド部材と、
    を前記繰出ケース内に備え、
    前記排出路の底面は板状部材から構成されており、
    当該底面の下を向く面には、前記ガイド部材が前記繰出ロールの周面から所定距離以上離れることを防止するストッパが支持されていることを特徴とする粒状体散布装置。
  3. 請求項1又は2に記載の粒状体散布装置であって、
    前記排出路は、前記繰出ケースの内外にまたがって配置され、外側が低くなるように傾斜して配置されており、かつ外側の端部が前記繰出ケースから突出するように設けられていることを特徴とする粒状体散布装置。
  4. 請求項3に記載の粒状体散布装置であって、
    前記排出路の、前記繰出ケースから突出している部分を外側から覆うカバーを、前記繰出ケースに対して着脱可能に設けたことを特徴とする粒状体散布装置。
  5. 請求項3又は4に記載の粒状体散布装置と、
    前記粒状体散布装置の前方に配置され、走行可能な車体と、
    を備え、
    前記排出路は、前記繰出ケースから後方に向けて突出するように設けられていることを特徴とする散布作業車。
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