JP2015206995A - 着色剤ワックス分散物を含むトナー - Google Patents

着色剤ワックス分散物を含むトナー Download PDF

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Abstract

【課題】良好な印刷品質を達成するために、小径のトナーで、高い顔料保持量が必要である。顔料保持量が多いトナーを与える、製造時間が短く、製造費用が安いトナー製造方法を提供する。【解決手段】樹脂と、ワックスシェルに囲まれた着色剤コアを含む複数の着色剤ワックス粒子を含む着色剤ワックスとを含み、着色剤ワックス粒子が、150から300ナノメートル未満の粒度分布を示し、着色剤ワックスが、(a)着色剤をワックスとともに溶融、混合し着色剤濃縮物を作成し、着色剤濃縮物が、少なくとも25重量%の着色剤を含有すること、(b)工程(a)の着色剤濃縮物を粉砕し、着色剤濃縮物を作成すること、(c)粉砕した着色剤濃縮物と水とを混合分散させ、着色剤ワックス粒子を作成することとによって調製する。工程(a)および(b)の粉砕は、含浸メディアミルで、工程(c)の混合、ピストンホモジナイザを用いて行われる、トナー。【選択図】なし

Description

本明細書には、着色剤ワックス分散物を含むトナー、および別個の着色剤分散物および別個のワックス分散物を含む2つの別個の分散物ではなく、単一の着色剤ワックス分散物を用いることを含む、トナーを調製するためのプロセスが開示される。
染料の水性分散物または顔料の水性分散物を分散させ、「平均」粒子または液滴の粒径D50が約150ナノメートル未満であり、分散剤と、潤滑剤、溶媒およびバインダーを含む他の成分とを用いて安定化される粒子を含んでいてもよい。「平均」粒子または液滴の粒径は、典型的には、D50またはd50としてあらわされるか、または、粒度分布の中央値での体積平均粒径値として定義され、この分布の粒子の50%が、d50粒径値より大きく、この分布の粒子の他の50%が、d50値より小さい。粒径を推察するための光散乱技術を使用する方法(例えば、動的光散乱)によって、平均粒径を測定することができる。粒子の直径は、透過型電子顕微鏡または動的光散乱測定によって作られる粒子の画像から誘導されるような不連続層の個々の液滴の長さを指す。
顔料は、典型的には水より重く、分散剤によって安定化されなければ、凝集し、沈降する傾向がある。
多くのプロセスが、トナーを調製する分野の当業者の技術の範囲内にある。乳化凝集(EA)は、このような方法の1つである。これらのトナーは、当業者の技術の範囲内にあり、トナーは、乳化重合によって作られる着色剤とラテックスポリマーとを凝集させることによって作られてもよい。例えば、米国特許第5,853,943号は、最初に、種ポリマーを作成することによってラテックスを調製するための半連続乳化重合プロセスに関する。トナーを調製するための乳化/凝集/融着プロセスの他の例は、米国特許第5,403,693号、第5,418,108号、第5,364,729号および第5,346,797号に示される。他のプロセスは、米国特許第5,527,658号、第5,585,215号、第5,650,255号、第5,650,256号および第5,501,935号に開示される。
トナー系は、通常は、現像剤材料が摩擦電気により付着したトナー粒子を含む磁性担体顆粒を含む2成分系と、トナーのみを使用してもよい1成分系(SDC)の2つの分類に入る。粒子に電荷を配置すると、電場によって画像を移動させ、現像させることができ、ほとんどの場合、摩擦電気を用いて達成されることが多い。摩擦電気による帯電は、2成分現像系において、トナーともっと大きな担体ビーズとを混合することによって、または1成分系において、ブレードとドナーロールとの間でトナーを擦り合わせることによって行われてもよい。
乳化凝集トナーは、顔料の水性分散物およびワックスの水性分散物を用いて調製することができる。乳化重合トナーのための典型的なワックス保持量は、トナー組成物の合計重量を基準としてワックスが約7重量%である。乳化凝集トナーに典型的な顔料保持量は、トナー組成物の合計重量を基準として、シアン顔料が約5.5重量%、またはマゼンタ顔料が9.0重量%である。別個のワックス分散物および別個の顔料分散物は、乳化凝集トナーの調製に使用するために調製される。別個のワックス分散物および別個の顔料分散物を調製するための処理費用は、乳化凝集トナーの費用構造の主要な要素である。
過剰に顔料を含む乳化凝集が望ましい。過剰に顔料を含む乳化凝集トナーは、現在入手可能な乳化凝集トナーよりもトナーの粒径が小さい。良好な印刷品質(例えば、良好な色域)を達成するために、小さな粒径のトナーは、もっと高い顔料保持量が必要である。過剰に顔料を含む乳化凝集トナーは、現在入手可能な乳化凝集トナーの顔料の量の1.4倍が必要であろう。しかし、過剰に顔料を含むトナー組成物に組み込むことが可能な顔料の量は制限される。顔料保持量が多いトナーは、現行の乳化凝集プロセスよりも長い融着時間を必要とし、従って、製造費用が高くなるだろう。現在入手可能なトナーおよびトナープロセスは、その意図した目的に適している。しかし、製造時間を短くし、製造費用が安いトナーを製造するための改良された方法を含む改良されたトナーおよびトナープロセスが依然として必要である。さらに、現在入手可能な乳化凝集トナーよりもトナー粒径を小さくする(例えば、D50直径が3.8マイクロメートル)ことができる改良されたトナーおよびトナープロセスが依然として必要である。さらに、改良された色域を含む優れた印刷品質を与える改良されたトナーおよびトナープロセスが依然として必要である。過剰に顔料を含む乳化凝集トナーを与えるトナーおよびトナープロセスがさらに必要である。
本明細書には、トナーであって、樹脂と;ワックスシェルに囲まれた着色剤コアを含む複数の着色剤ワックス粒子を含む着色剤ワックスとを含み、着色剤ワックス粒子が、約150ナノメートルから約300ナノメートル未満の粒度分布を示し;着色剤ワックスが、(a)着色剤を少なくとも1種類のワックスとともに溶融し、混合して着色剤濃縮物を作成し、この着色剤濃縮物が、少なくとも25重量%の着色剤を含有することと;(b)工程(a)の着色剤濃縮物を粉砕し、粉砕した着色剤濃縮物を作成することと;(c)(b)の粉砕した着色剤濃縮物と水とを合わせ、分散させ、複数の着色剤ワックス粒子を作成することとによって調製され、工程(a)の溶融し、混合すること、および工程(b)の粉砕することは、含浸メディアミルで行われ、工程(c)の合わせることは、ピストンホモジナイザを用いて行われる、トナーが記載される。
さらに、樹脂と、ワックスシェルに囲まれた着色剤コアを含む複数の着色剤ワックス粒子を含む着色剤ワックス分散物とを接触させ、着色剤ワックス粒子が、約150ナノメートルから約200ナノメートル未満の粒度分布を示し、着色剤ワックスが、(a)着色剤を少なくとも1種類のワックスとともに溶融し、混合して着色剤濃縮物を作成し、この着色剤濃縮物が、少なくとも25重量%の着色剤を含有することと、(b)工程(a)の着色剤濃縮物を粉砕し、粉砕した着色剤濃縮物を作成することと、(c)(b)の粉砕した着色剤濃縮物と水とを合わせ、分散させ、複数の着色剤ワックス粒子を作成し、ブレンドを作成することによって調製され、工程(a)の溶融し、混合すること、および工程(b)の粉砕することは、含浸メディアミルで行われ、工程(c)の合わせることは、ピストンホモジナイザを用いて行われることと;場合により、凝集剤とともに、ブレンドを樹脂のガラス転移温度付近の温度で加熱し、凝集したトナー粒子を作成することと;場合により、凝集したトナー粒子にシェル樹脂を加えることと、樹脂のガラス転移温度より上のさらなる高温まで加熱し、粒子を融着させることと;トナー粒子を回収することとを含むトナープロセスも記載される。
図1は、本開示の顔料で着色したワックス分散物の透過型顕微鏡画像である。 図2は、本開示の顔料で着色したワックス分散物の透過型顕微鏡画像である。 図3は、本実施形態に従って調製した顔料で着色したワックス分散物の粒径を示すグラフである。 図4は、本開示のトナーの粒径および真円度を示すグラフである。
トナーおよびトナー方法は、以前必要とされたような別個のワックス分散物および顔料分散物の代わりに、着色剤ワックス分散物、いくつかの実施形態において、顔料で着色したワックス分散物または染料ワックス分散物を用いてトナー組成物を調製するためのプロセスおよび装置を含む。本発明のトナーおよびトナー方法は、従来の乳化凝集トナー方法よりも製造費用が安い。本発明のトナーおよびトナー方法は、さらに、過剰に顔料を含むトナーおよび他の顔料を多く含むトナーを調製することができる。
本明細書で使用する場合、「過剰に顔料を含む」は、トナー単位面積質量(TMA、当該技術分野で知られるように計算)が小さい状態で高い顔料保持量を含むトナーを意味し、例えば、このようなトナーは、過剰に顔料を含まないトナー(例えば、顔料保持量が6%以下のカーボンブラックを含むトナー)と比較して、トナー粒子の顔料保持量が少なくとも約25%、少なくとも約35%、少なくとも約45%、少なくとも約55%またはこれより多い量まで増えていてもよい。いくつかの実施形態において、過剰に顔料を含むトナーは、本明細書で使用する場合、顔料の量が、コントロールトナー、過剰に顔料を含まないトナーまたは既知のトナーでみられる量の少なくとも約1.2倍、いくつかの実施形態において、コントロール配合物または既知の配合物の少なくとも約1.3倍、少なくとも約1.4倍、少なくとも約1.5倍、またはこれより多い新しい配合物である。
いくつかの実施形態において、「過剰に顔料を含む」およびその文法的な形態は、例えば、米国特許公開第2011/0250536号に与えられるように、基材にトナー粒子を印刷し、融合して、100%塗りつぶし領域の単色部分を有し、画像の厚みがトナー粒子の直径の約50%未満、約60%未満、約70%未満の画像を生成するためにトナーおよびトナーの調製を記載することを意味する。
いくつかの実施形態において、「過剰に顔料を含む」は、従来のトナーでみられるより低いTMAで顔料保持量が高く、基材に印刷され、融合されると、例えば、1.40より大きく、1.45より大きく、または1.50より大きい十分な画像反射光学密度(ODr)を有するトナーを意味し、このような顔料保持量は、単色層で測定されたTMA(単位mg/cm)をトナー粒子の体積直径(単位ミクロン)で割った比率が、必要な画像密度を満たすように約0.075未満であるように選択される。TMAは、約0.55mg/cm以下、約0.525mg/cm以下、約0.5mg/cm以下、またはこれより小さくてもよい。
いくつかの実施形態において、本発明のトナーは、樹脂またはラテックスポリマーと、ワックスシェルに囲まれた着色剤コアを含む複数の着色剤ワックス粒子を含む着色剤ワックスとを含み、着色剤ワックス粒子は、約150ナノメートルから約300ナノメートル未満、または約150ナノメートル〜約200ナノメートル未満の粒度分布を示し、着色剤ワックスが、(a)着色剤を少なくとも1種類のワックスとともに溶融し、混合して着色剤濃縮物を作成し、この着色剤濃縮物が、少なくとも25重量%の着色剤を含有することと;(b)工程(a)の着色剤濃縮物を粉砕し、粉砕した着色剤濃縮物を作成することと;(c)(b)の粉砕した着色剤濃縮物と水とを合わせ、分散させ、複数の着色剤ワックス粒子を作成することとによって調製され、工程(a)の溶融し、混合すること、および工程(b)の粉砕することは、含浸メディアミルで行われ、工程(c)の合わせることは、ピストンホモジナイザを用いて行われる。いくつかの実施形態において、工程(a)の着色剤は、乾燥着色剤である。
着色剤ワックス分散物は、(1)着色剤濃縮物を調製することと;(2)(a)乾燥着色剤を少なくとも1種類のワックスとともに溶融し、混合して着色剤濃縮物を作成し、この着色剤濃縮物が、少なくとも25重量%の着色剤を含有することと;(b)工程(a)の着色剤濃縮物を粉砕し、粉砕した着色剤濃縮物を作成することと;(c)(b)の粉砕した着色剤濃縮物と水とを合わせ、分散させ、ワックスシェルに囲まれた着色剤コアを含む複数の着色剤ワックス粒子を含む着色剤ワックス分散物を作成することによって調製することができ、着色剤ワックス粒子が、約150ナノメートルから約300ナノメートル未満の粒度分布を示し;工程(a)の溶融し、混合すること、および工程(b)の粉砕することは、含浸メディアミルで行われ、工程(c)の合わせることは、ピストンホモジナイザを用いて行われる。
従って、いくつかの実施形態において、このプロセスは、有利には、従来のプロセスのように別個で固有の着色剤分散物およびワックス分散物ではなく、単一の着色剤ワックス分散物を用いることを含む。いくつかの実施形態において、トナーは、有利には、従来の既知のトナーのように別個の着色剤およびワックスではなく、本発明のプロセスによって調製される単一材料の着色剤−ワックスである着色剤ワックスを含む。
ワックスは、典型的には、良好な剥離特性を有する。本発明のトナー実施形態において、着色剤は、ワックスに封入される。特定の実施形態において、ワックスに封入された顔料が提供される。他の実施形態において、ワックスに封入された染料が提供される。ワックスに封入された着色剤、いくつかの実施形態において、ワックスに封入された顔料またはワックスに封入された染料を用いて本発明で調製されたトナー組成物は、本発明のワックスに封入された着色剤を含まない従来の同様のトナーよりも優れた特性を示す。ワックスは、通常は、顔料または水より軽い。本発明のプロセスは、「覆われていない」顔料(すなわち、ワックスに封入されていない顔料)よりも沈降しにくいワックスに包まれた顔料を使用するこの現象を利用する。本発明のワックスに包まれた顔料も、ワックスに封入されていない顔料よりも凝集の低下を示す。
本発明のトナープロセスは、樹脂(またはラテックスポリマー)と、ワックスシェルに囲まれた着色剤コアを含む複数の着色剤ワックス粒子を含む着色剤ワックス分散物からなる単一の分散物とを接触させることを含み、着色剤ワックス粒子は、約150ナノメートルから約300ナノメートル未満の粒度分布を示し;着色剤ワックスが、(a)乾燥着色剤を少なくとも1種類のワックスとともに溶融し、混合して着色剤濃縮物を作成し、この着色剤濃縮物が、少なくとも25重量%の着色剤を含有することと;(b)工程(a)の着色剤濃縮物を粉砕し、粉砕した着色剤濃縮物を作成することと;(c)(b)の粉砕した着色剤濃縮物と水とを合わせ、分散させ、複数の着色剤ワックス粒子を作成し、ブレンドを作成し、場合により、凝集剤を用い、樹脂のガラス転移温度より低い温度でブレンドを加熱するか、または樹脂のガラス転移温度付近の温度までブレンドを加熱し、凝集したトナー粒子を作成し;場合により、凝集したトナー粒子にシェル樹脂を加え、樹脂のガラス転移温度より高いさらなる高温まで加熱して粒子を融着させ;トナー粒子を回収することによって調製される。いくつかの実施形態において、工程(a)の溶融し、混合すること、および工程(b)の粉砕することは、含浸メディアミルで行われ、工程(c)の合わせることは、ピストンホモジナイザを用いて行われる。いくつかの実施形態において、着色剤濃縮物は、顔料濃縮物または染料濃縮物であり、ナノメートルサイズの着色剤ワックスの安定な分散物は、顔料で着色したワックス分散物または染料ワックス分散物である。従って、本発明のプロセスは、顔料で着色したワックスまたは染料で着色したワックス粒子を含有する中間体を調製することを含む。従って、従来のトナープロセスのようにそれぞれが着色剤分散物およびワックス分散物である2つの別個の分散物ではなく、着色剤ワックス分散物からなる単一の分散物を使用する。このトナープロセスは、3つの主なプロセスを含む。
プロセス1。着色剤濃縮物、いくつかの実施形態において、顔料濃縮物または染料濃縮物を、いくつかの実施形態において、含浸メディアミルを用いて調製する。
プロセス2。ピストンホモジナイザを用い、顔料で着色したワックス分散物または染料ワックス分散物を調製する。
プロセス3。乳化凝集プロセスを用い、トナーを調製する。
いくつかの実施形態において、着色剤濃縮物を調製することは、着色剤をワックス基剤に分散し、粉砕し、安定化することを含む。顔料を、Z−平均またはD50が直径で約130ナノメートルになるように粉砕してもよい。
顔料で着色したワックス粒子の粒径は、任意の多くの適切な動的光散乱装置、例えば、Malvern Zetasizerを用いて測定することができる。例えば、時間経過に伴うZ−平均粒径を監視し、高温(例えば、約120℃)に維持しながら顔料粒子の安定性を評価することができる。いくつかの実施形態において、本発明の顔料で着色したワックス粒子は、Z平均粒径が、約80〜約300ナノメートル、または約100〜約250ナノメートル、または約170〜約230ナノメートルである。
本発明のトナー組成物を調製するためのプロセスは、着色剤ワックス分散物、いくつかの実施形態において、顔料で着色したワックス分散物または染料ワックス分散物を調製することを含む。いくつかの実施形態において、トナー組成物は、ワックスに封入された着色剤の分散物、いくつかの実施形態において、D50が約140ナノメートル〜約220ナノメートルの顔料または染料の分散物を調製することによって調製されるワックスに封入された着色剤を含む。
ワックス分散物は、高圧ピストンホモジナイザを用いて調製することができる。いくつかの実施形態において、顔料で着色したワックス分散物は、ワックスシェルに包まれた顔料コアを含む複数の顔料で着色したワックス粒子を含むミクロン未満の水性顔料で着色したワックス分散物であり、顔料で着色したワックス粒子は、150ナノメートル〜300ナノメートル未満の粒度分布を示す。顔料で着色したワックス分散物は、(a)乾燥顔料を少なくとも1種類のワックスとともに溶融し、混合して顔料濃縮物を作成し、この顔料濃縮物が、少なくとも25重量%の顔料を含有することと;(b)工程(a)の顔料濃縮物を粉砕し、粉砕した顔料濃縮物を作成することと;(c)(b)の粉砕した顔料濃縮物と水とを合わせ、分散させ、ワックスシェルに囲まれた顔料コアを含む複数の顔料で着色したワックス粒子を含む顔料で着色したワックス分散物を作成することを含むプロセスによって調製することができ、工程(a)の溶融し、混合すること、および工程(b)の粉砕することは、含浸メディアミルで行われ、工程(c)の合わせることは、ピストンホモジナイザを用いて行われ、顔料で着色したワックス粒子が、約150ナノメートルから約300ナノメートル未満の粒度分布を示す。
顔料で着色したワックス分散物を調製するための本発明のプロセスは、(a)乾燥顔料を少なくとも1種類のワックスとともに溶融し、混合して顔料濃縮物を作成し、この顔料濃縮物が、少なくとも25重量%の顔料を含有することと;(b)工程(a)の顔料濃縮物を粉砕し、粉砕した顔料濃縮物を作成することと;(c)(b)の粉砕した顔料濃縮物と水とを合わせ、分散させ、ワックスシェルに囲まれた顔料コアを含む複数の顔料で着色したワックス粒子を含む顔料で着色したワックス分散物を作成することとを含み、工程(a)の溶融し、混合すること、および工程(b)の粉砕することは、含浸メディアミルで行われ、工程(c)の合わせることは、ピストンホモジナイザを用いて行われ、顔料で着色したワックス粒子が、約150ナノメートルから約300ナノメートル未満の粒度分布を示す。
いくつかの実施形態において、顔料で着色したワックス粒子は、平均粒径が、約80〜約300ナノメートル、または約100〜約250ナノメートル、または約170〜約230ナノメートルである。特定の実施形態において、顔料で着色したワックス粒子は、約150ナノメートル〜約230ナノメートル未満、または約150ナノメートル〜約200ナノメートル未満の粒度分布を示す。いくつかの実施形態において、顔料で着色したワックス粒子は、Z平均粒径が約200ナノメートルである。平均粒径は、例えば、Nanotrac(商標) 252(Microtrac、モンゴメリービル、PA、USA)粒径分析機を用い、任意の適切な様式または望ましい様式で測定することができる。
顔料分散プロセスは、任意の適切な装置または望ましい装置で行うことができる。いくつかの実施形態において、顔料で着色したワックス分散プロセスは、ジャケット付容器で包まれたミル、いくつかの実施形態において、ジャケット付容器で包まれたバスケットミルまたは含浸メディアミルの設定で行われる。一般的に、ミルは、加熱ジャケットを備える容器、相変化担体および任意要素の分散剤を混合し、相変化担体および任意要素の分散剤および顔料を後で混合して顔料を濡らすための分散機ブレード、または顔料を分散させるための研磨媒体(いくつかの実施形態において、セラミック研磨媒体)を含む含浸ミルヘッド(バスケットアセンブリ)を含む。
一実施形態において、溶融し、混合し、濡らし、分散することは、すべて同じ容器で行われ、混合ブレードが、含浸ミルまたはバスケットミルと置き換えられる。別の実施形態において、溶融し、混合し、濡らすことは、異なる容器で行われ、次いで、濡らされた混合物を含浸ミルに移す。
いくつかの実施形態において、工程(a)の溶融し、混合すること、および工程(b)の粉砕することは、含浸メディアミルで行われる。
いくつかの実施形態において、工程(c)の合わせることは、ピストンホモジナイザを用いて行われる。
濡れた顔料を研磨するための含浸メディアミル、いくつかの実施形態において、Hockmeyer含浸メディアミルを用いることを含む本発明のプロセスによって達成される利点は、含浸メディアミルが、顔料を分散し(濡らし)、粉砕する操作に必要な塔がたった1つであることである。従って、単純化されたプロセスが提供される。以前、濡れた顔料の研磨は、供給塔、供給ポンプ、供給塔と粉砕チャンバとの間を、材料を再循環させるための接続管を必要とする水平型メディアミルを用いて行われていた。さらに、工程(a)および(b)のために含浸メディアミルを用いる本発明のプロセスは、含浸メディアミルが、粉砕バスケットを支え、インペラを回転させるためのオーバーヘッドドライブを使用するという利点を有する。このプロセスは、大気圧で操作することができ、駆動シャフトのための機械的な密封を必要としない。水平型メディアミルは、100psiまでの加圧下で動き、駆動シャフトのための機械的な密封を必要とする。本発明のプロセスのさらなる利点は、含浸メディアミルにおいて、粉砕が含浸バスケットの中で行われることである。小さな粉砕バスケットは、少量の研磨媒体を必要とし、大きなインペラ速度を達成するための電力が少なくてすむ。
ジャケット付容器内部の高剪断分散ブレードまたはインペラ部品を用い、乾燥顔料を少なくとも1つのワックスで溶融し、混合することができる。インペラの回転速度(rpm)、先端速度(フィート/秒)および温度は、任意の適切な速度または温度、または望ましい速度または温度であってもよく、いくつかの実施形態において、100℃より高い温度で、120℃より高い温度で、100〜約170℃、110〜170℃、または110〜160℃の温度で、約500〜約5,500rpm、または500〜約5,000rpm、または3,000〜約5,200rpmの回転数で、4〜40フィート/秒または23フィート/秒〜40フィート/秒の先端速度であってもよい。
任意の適切な温度または望ましい温度で、乾燥顔料を少なくとも1つのワックスで溶融し、混合することができる。いくつかの実施形態において、工程(a)の溶融し、混合することは、約90〜約180℃、または約90〜約170℃、または約100〜約145℃、または約120〜約140℃の温度で行われる。
任意の適切な時間または望ましい時間で、乾燥顔料を少なくとも1つのワックスで溶融し、混合することができる。いくつかの実施形態において、工程(a)の溶融し、混合することは、約0.1〜約10時間、または約4〜約10時間、または約5〜約8時間、または約6〜約7時間行われる。具体的な実施形態において、工程(a)の溶融し、混合することは、約0.1〜約4時間、または約1〜約4時間行われる。
工程(a)の混合することは、任意の適切なプロセスまたは望ましいプロセスで行うことができる。いくつかの実施形態において、工程(a)の混合することは、毎分約500回転〜約5,500回転、毎分約1,500回転〜約4,000回転、または毎分約2,000回転〜約3,000回転に設定した分散ブレードを用いて行われる。
工程(b)の粉砕することは、任意の適切なプロセスまたは望ましいプロセスで行うことができる。いくつかの実施形態において、工程(b)の粉砕することは、研磨工程を含む。粉砕する工程(b)のために含浸ミルまたはバスケットミルを使用してもよい。バスケットミルは、側面および底部に適切な開口部(例えば、0.1ミリメートルの開口部)を有するふるいを含んでいてもよく、研磨媒体(例えば、セラミック研磨媒体、いくつかの実施形態において、直径が0.3ミリメートルの球状ジルコニア研磨媒体)で満たされていてもよい。バスケットミルは、溶融混合した顔料およびワックス粒子をミルに引き込むためのオージェを使用してもよい。ロータおよび研磨媒体によって発生する遠心力は、スラリーをふるいの側面および底部を通って外に押し出す。粉砕は、望ましい粒度分布が達成されるまで、任意の適切な時間または望ましい時間、いくつかの実施形態において、数時間行うことができる。
本発明のプロセスに任意の適切なミルまたは望ましいミルを選択することができる。いくつかの実施形態において、本発明のプロセスは、Hockmeyer Equipment Corporationから入手可能なミクロミルであるHockmeyer HCPN Dispermill(登録商標)を用いて行うことができる。これは、材料(例えば、顔料)の粒径を小さくするための研磨媒体を利用する垂直型バスケットミルを含む含浸ミルである。
任意の適切な媒体粉砕材料または望ましい媒体粉砕材料、例えば、ビーズまたはショットが、含浸ミルヘッド(バスケットアセンブリ)に含まれていてもよい。いくつかの実施形態において、粉砕工程のためのミルヘッドに、直径が0.3ミリメートルのジルコニア40ミリリットルが配置される。
いくつかの実施形態において、粉砕する工程(b)は、約90〜約170℃、または約100〜約145℃、または約120〜約140℃の温度で行われる。
粉砕する工程(b)は、任意の適切な時間または望ましい時間行われてもよく、いくつかの実施形態において、粉砕する工程(b)は、約0.1〜約8時間、または約1〜約8時間、または約3〜約6時間、または約2〜約4時間行われる。具体的な実施形態において、工程(a)の溶融し、混合することは、約0.1〜約4時間行われる。
工程(b)の粉砕した顔料濃縮物をすぐに使用してもよく、後の使用のために貯蔵してもよい。いくつかの実施形態において、工程(b)の粉砕した顔料濃縮物をアルミニウム皿に取り出す。
合わせる工程(c)は、任意の適切なプロセスまたは望ましいプロセスによって行うことができる。いくつかの実施形態において、合わせる工程(c)は、(1)前均質化、次いで、(2)均質化を含む。例えば、いくつかの実施形態において、合わせる工程(c)は、(1)約90〜約170℃の温度、約100〜約1,000rpm、約300〜約1,000psiで約0.1〜約1.5時間、前均質化すること;次いで、(2)約90〜約170℃の温度、約100〜約1,000rpm、約4,000〜約8,000psiで約0.5〜約5時間均質化することを含む。
このプロセスは、さらに、(d)顔料で着色したワックス分散物を任意の適切な温度または望ましい温度まで冷却することと、(e)顔料で着色したワックス分散物を濾過することと、(f)顔料で着色したワックス分散物を取り出すこととを含んでいてもよい。
冷却する工程(d)は、顔料で着色したワックス分散物を任意の適切な温度または望ましい温度まで冷却することを含んでいてもよく、いくつかの実施形態において、約20〜約50℃の温度まで冷却することを含んでいてもよい。
濾過する工程(e)は、任意の適切なプロセスまたは望ましいプロセスによって行われてもよい。いくつかの実施形態において、顔料で着色したワックス分散物を濾過することは、約100〜約300マイクロメートルのフィルタ径を有するフィルタによって濾過することを含む。いくつかの実施形態において、顔料で着色したワックス分散物を、20〜約50℃の温度で150ミクロンのナイロンフィルタによって濾過してもよい。
顔料で着色したワックス分散物粒子は、粒径が小さなワックス顔料分散物を与える。顔料で着色したワックス粒子の粒径は、任意の数の適切な動的光散乱装置、例えば、Malvern Zetasizerを用いて測定することができる。例えば、時間経過に伴うZ−平均粒径を監視し、高温(例えば、約120℃)に維持しながら顔料粒子の安定性を評価することができる。いくつかの実施形態において、本発明の顔料で着色したワックス粒子は、Z平均粒径が、約80〜約300ナノメートル、または約100〜約250ナノメートル、または約120〜約230ナノメートル、または約170〜約230ナノメートルである。
顔料で着色したワックス分散物は、トナー組成物中に任意の適切な量または望ましい量で存在していてもよい。いくつかの実施形態において、顔料で着色したワックス分散物は、トナー組成物中に、トナー組成物の合計重量を基準として約0.1〜約50重量%、または約1〜約25重量%、または約2〜約20重量%の量で存在する。
染料系ワックス分散物を使用する場合、染料系ワックス分散物も、トナー中に任意の適切な量または望ましい量で存在していてもよい。いくつかの実施形態において、染料で着色したワックス分散物は、トナー組成物中に、トナー組成物の合計重量を基準として約0.1〜約45重量%、または約1〜約40重量%、または約2〜約30重量%の量で存在する。
本発明のプロセスに任意の適切な樹脂または望ましい樹脂を使用してもよい。いくつかの実施形態において、トナー樹脂は、アモルファス樹脂、結晶性樹脂、またはこれらの混合物または組み合わせであってもよい。適切な樹脂は、米国特許第6,830,860号に記載されるように、アモルファスポリエステル樹脂と結晶性ポリエステル樹脂の混合物も含んでいてもよい。
いくつかの実施形態において、樹脂は、ポリエステルである。特定の実施形態において、樹脂は、アモルファスポリエステル、結晶性ポリエステル、またはこれらの混合物である。
結晶性ポリエステルを作成するために、結晶性樹脂を作成するのに適した任意要素の触媒およびさらなる有機ジオール存在下、1つ以上のポリオール分枝鎖モノマーを二酸と反応させてもよく、有機ジオールとしては、約2〜約36個の炭素原子を含む脂肪族ジオール、例えば、1,2−エタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせが挙げられ、これらの構造異性体を含む。脂肪族ジオールは、任意の適切な量または望ましい量で、例えば、樹脂の約25〜約60モル%、または約25〜約55モル%、または約25〜約53モル%の量で存在していてもよい。いくつかの実施形態において、第3のジオールは、樹脂の約0〜約25モル%、または約1〜約10モル%の量になるように上述のジオールから選択されてもよい。
結晶性樹脂を調製するために選択することができる有機二酸またはジエステル(ビニル二酸またはビニルジエステルを含む)の例としては、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フマル酸、フマル酸ジメチル、イタコン酸ジメチル、cis−1,4−ジアセトキシ−2−ブテン、フマル酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、マロン酸、メサコン酸、これらのジエステルまたは無水物、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせが挙げられる。有機二酸は、任意の適切な量または望ましい量で、いくつかの実施形態において、約25〜約60モル%、または約25〜約52モル%、または約25〜約50モル%の量で存在していてもよい。いくつかの実施形態において、第2の二酸は、上述の二酸から選択されてもよく、樹脂の約0〜約25モル%の量で存在していてもよい。
結晶性ポリエステルを作成するために、1つ以上のポリ酸分枝鎖モノマーを、任意要素の触媒およびさらなる有機二酸またはジエステル存在下、ジオールと反応させることができる。この要素は、任意の適切な比率または望ましい比率で選択することができる。いくつかの実施形態において、分枝鎖モノマーは、約0.1〜約15モル%、または約1〜約10モル%、または約2〜約5モル%の量で与えられてもよく、いくつかの実施形態において、第2の分枝鎖モノマーは、任意の適切な量または望ましい量で、いくつかの実施形態において、堅牢性の高い樹脂の約0〜約10モル%、または約0.1〜約10モル%の量になるように選択されてもよい。
アモルファスポリエステル樹脂を調製するために使用される有機二酸またはジエステルの例は、アモルファスポリエステル樹脂を調製するために使用されるビニル二酸またはビニルジエステルを含み、ジカルボン酸またはジエステル、例えば、テレフタル酸、フタル酸、イソフタル酸、フマル酸、トリメリット酸、フマル酸ジメチル、イタコン酸ジメチル、cis−1,4−ジアセトキシ−2−ブテン、フマル酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸、コハク酸、イタコン酸、コハク酸、無水コハク酸、ドデシルコハク酸、無水ドデシルコハク酸、グルタル酸、無水グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、ドデカン二酸、テレフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジエチル、イソフタル酸ジメチル、イソフタル酸ジエチル、フタル酸ジメチル、無水フタル酸、フタル酸ジエチル、コハク酸ジメチル、フマル酸ジメチル、マレイン酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、ドデシルコハク酸ジメチル、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせが挙げられる。
有機二酸またはジエステルは、任意の適切な量または望ましい量で、例えば、樹脂の約35〜約60モル%、または約42〜約52モル%、または約45〜約50モル%の量で存在していてもよい。
アモルファスポリエステルを調製するために使用可能なジオールの例としては、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、2,2−ジメチルプロパンジオール、2,2,3−トリメチルヘキサンジオール、ヘプタンジオール、ドデカンジオール、ビス(ヒドロキシエチル)−ビスフェノールA、ビス(2−ヒドロキシプロピル)−ビスフェノールA、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、キシレンジメタノール、シクロヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ビス(2−ヒドロキシエチル)オキシド、ジプロピレングリコール、ジブチレン、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせが挙げられる。
有機ジオールは、任意の適切な量または望ましい量で、例えば、樹脂の約35〜約60モル%、または約42〜約55モル%、または約45〜約53モル%の量で存在していてもよい。
いくつかの実施形態において、ポリエステルを作成するときに重縮合触媒を使用してもよい。結晶性ポリエステルまたはアモルファスポリエステルのいずれかに利用可能な重縮合触媒としては、チタン酸テトラアルキル、ジアルキルスズオキシド、例えば、ジブチルスズオキシド、テトラアルキルスズ、例えば、ジブチルスズジラウレート、ジアルキルスズオキシド水酸化物、例えば、ブチルスズオキシド水酸化物、アルミニウムアルコキシド、アルキル亜鉛、ジアルキル亜鉛、酸化亜鉛、酸化第一スズ、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせが挙げられる。このような触媒は、任意の適切な量または望ましい量で、ポリエステル樹脂を作成するために使用される出発物質の二酸またはジエステルを基準として、例えば、約0.01モル%〜約5モル%の量で利用されてもよい。
樹脂を任意の適切な方法または望ましい方法によって調製することができる。例えば、任意要素の触媒存在下、1つ以上のモノマーを1つ以上の酸またはジエステル要素と合わせ、加熱し、場合により不活性雰囲気下、モノマーを縮合させてプレポリマーにしてもよい。この混合物に、1つ以上の二酸またはジエステル、場合によりさらなる触媒、場合によりラジカル阻害剤を加え、場合により不活性雰囲気下、加熱しつつ、望ましい最終樹脂(ポリエステル)を作成してもよい。
任意の適切な温度または望ましい温度、例えば、約140℃〜約250℃、または約160℃〜約230℃、または約180℃〜約220℃まで加熱してもよい。
任意の適切な不活性雰囲気条件、例えば、窒素パージする条件を選択してもよい。
所望な場合、ラジカル阻害剤を使用してもよい。例えば、ヒドロキノン、トルヒドロキノン、2,5−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせといった任意の適切なラジカル阻害剤または望ましいラジカル阻害剤を選択することができる。ラジカル阻害剤は、任意の適切な量または望ましい量で、例えば、反応器の投入量全体の約0.01〜約1.0、約0.02〜約0.5、または約0.05〜約0.2重量%の量で存在していてもよい。
いくつかの実施形態において、樹脂を弱塩基または中和剤とともにあらかじめブレンドしてもよい。いくつかの実施形態において、塩基は、固体であってもよく、そのため、溶液を使用する必要性がなく、溶液を圧送することに関連する危険性および困難が避けられる。
いくつかの実施形態において、樹脂および中和剤を同時供給プロセスによって同時に供給してもよく、中和剤および樹脂を押出成形機に供給する速度を正確に供給してもよく、次いで、溶融混合の後、乳化してもよい。
いくつかの実施形態において、中和剤を使用し、樹脂の酸性基を中和してもよい。任意の適切な中和剤または望ましい中和剤を選択してもよい。いくつかの実施形態において、中和剤は、水酸化アンモニウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化リチウム、炭酸カリウム、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせからなる群から選択されてもよい。
中和剤を、固体として、例えば、水酸化ナトリウムフレークなどとして、樹脂の重量を基準として約0.001重量%〜約50重量%、または約0.01重量%〜約25重量%、または約0.1重量%〜約5重量%の量で使用してもよい。
特定の実施形態において、中和剤は、水酸化アンモニウムフレーク、水酸化カリウムフレーク、水酸化ナトリウムフレーク、炭酸ナトリウムフレーク、炭酸水素ナトリウムフレーク、水酸化リチウムフレーク、炭酸カリウムフレーク、有機アミン、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせからなる群から選択される固体中和剤である。
いくつかの実施形態において、中和剤は、水酸化ナトリウムフレークであってもよい。いくつかの実施形態において、使用される界面活性剤は、アルキルジフェニルオキシドジスルホネートの水溶液であってもよく、水酸化ナトリウムフレークを用いたとき、適切な樹脂の中和を確実に行うことができ、粗粒子の含有量が低い高品質ラテックスを得ることができる。または、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム固体界面活性剤を使用し、界面活性剤溶液を使用する必要がなく、樹脂と一緒に押出成形機の供給ホッパに供給することによって、単純化された効率的なプロセスを得ることができる。
本発明のプロセスに従って作られたエマルションは、樹脂を溶融または軟化する温度(例えば、約40℃〜約140℃、または約60℃〜約100℃)で、少量の水(いくつかの実施形態において、脱イオン水)を任意の適切な量または望ましい量で、例えば、樹脂の約20重量%〜約300重量%、または約30重量%〜約150重量%の量で含んでいてもよい。
さらに、トナーで使用するためのラテックスを調製するのに適した任意の他のモノマーを樹脂として使用してもよい。上述のように、いくつかの実施形態において、トナーは、乳化凝集によって製造されてもよい。ラテックスポリマーエマルションを作成し、それによってラテックスエマルション中に得られるラテックス粒子を作成するのに有用な適切なモノマーとしては、限定されないが、スチレン、アクリレート、メタクリレート、ブタジエン、イソプレン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリロニトリル、これらの組み合わせなどが挙げられる。
いくつかの実施形態において、ラテックスポリマーは、少なくとも1つのポリマーを含んでいてもよい。例示的なポリマーとしては、スチレンアクリレート、スチレンブタジエン、スチレンメタクリレートが挙げられ、さらに具体的には、ポリ(スチレン−アクリル酸アルキル)、ポリ(スチレン−1,3−ジエン)、ポリ(スチレン−メタクリル酸アルキル)、ポリ(スチレン−アクリル酸アルキル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−1,3−ジエン−アクリル酸)、ポリ(スチレン−メタクリル酸アルキル−アクリル酸)、ポリ(メタクリル酸アルキル−アクリル酸アルキル)、ポリ(メタクリル酸アルキル−アクリル酸アリール)、ポリ(メタクリル酸アリール−アクリル酸アルキル)、ポリ(メタクリル酸アルキル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸アルキル−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−1,3−ジエン−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(アクリル酸アルキル−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(メチルスチレン−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸メチル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸エチル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸プロピル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸ブチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸メチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸エチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸プロピル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸ブチル−ブタジエン)、ポリ(スチレン−イソプレン)、ポリ(メチルスチレン−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸メチル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸エチル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸プロピル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸ブチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸メチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸エチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸プロピル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸ブチル−イソプレン)、ポリ(スチレン−アクリル酸プロピル)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル)、ポリ(スチレン−ブタジエン−アクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン−メタクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−メタクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリロニトリル)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(スチレン−イソプレン)、ポリ(スチレン−メタクリル酸ブチル)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−メタクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(メタクリル酸ブチル−アクリル酸ブチル)、ポリ(メタクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(アクリロニトリル−アクリル酸ブチル−アクリル酸)、およびこれらの組み合わせが挙げられる。ポリマーは、ブロックコポリマー、ランダムコポリマーまたは交互コポリマーであってもよい。
いくつかの実施形態において、樹脂は、スチレン、アクリレート、メタクリレート、ブタジエン、イソプレン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリロニトリル、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される。
特定の実施形態において、樹脂は、ポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸メチル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸エチル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸プロピル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸ブチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸メチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸エチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸プロピル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸ブチル−ブタジエン)、ポリ(スチレン−イソプレン)、ポリ(メチルスチレン−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸メチル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸エチル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸プロピル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸ブチルイソプレン)、ポリ(アクリル酸メチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸エチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸プロピル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸ブチル−イソプレン)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル)、ポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(スチレン−イソプレン)、ポリ(スチレン−メタクリル酸ブチル)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン−アクリル酸)、ポリ(スチレン−イソプレン−アクリル酸)、ポリ(スチレン−メタクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(メタクリル酸ブチル−アクリル酸ブチル)、ポリ(メタクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(アクリロニトリル−アクリル酸ブチル−アクリル酸)、およびこれらの組み合わせ;
アモルファスポリエステル、結晶性ポリエステル、またはこれらの混合物;
結晶性樹脂を作成するのに適した任意要素の触媒およびさらなる有機ジオール存在下、1つ以上のポリオール分枝鎖モノマーと、二酸またはジエステルとを反応させることによって作られる結晶性ポリエステル〔ここで、さらなる有機ジオールは、1,2−エタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせからなる群から選択され、これらの構造異性体を含み;二酸またはジエステルは、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フマル酸、フマル酸ジメチル、イタコン酸ジメチル、cis−1,4−ジアセトキシ−2−ブテン、フマル酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、マロン酸、メサコン酸、ジエステルまたはこれらの酸無水物、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせからなる群から選択される〕;
アモルファス樹脂を作成するのに適した任意要素の触媒およびさらなる有機ジオール存在下、1つ以上のポリオール分枝鎖モノマーと、二酸またはジエステルとを反応させることによって作られる、アモルファスポリエステル〔ここで、二酸またはジエステルは、テレフタル酸、フタル酸、イソフタル酸、フマル酸、トリメリット酸、フマル酸ジメチル、イタコン酸ジメチル、cis−1,4−ジアセトキシ−2−ブテン、フマル酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸、コハク酸、イタコン酸、コハク酸、無水コハク酸、ドデシルコハク酸、無水ドデシルコハク酸、グルタル酸、無水グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、ドデカン二酸、テレフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジエチル、イソフタル酸ジメチル、イソフタル酸ジエチル、フタル酸ジメチル、無水フタル酸、フタル酸ジエチル、コハク酸ジメチル、フマル酸ジメチル、マレイン酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、ドデシルコハク酸ジメチル、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせからなる群から選択され;さらなる有機ジオールは、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、2,2−ジメチルプロパンジオール、2,2,3−トリメチルヘキサンジオール、ヘプタンジオール、ドデカンジオール、ビス(ヒドロキシエチル)−ビスフェノールA、ビス(2−ヒドロキシプロピル)−ビスフェノールA、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、キシレンジメタノール、シクロヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ビス(2−ヒドロキシエチル)酸化物、ジプロピレングリコール、ジブチレン、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせからなる群から選択される〕
からなる群から選択される。
いくつかの実施形態において、ラテックスは、界面活性剤または共界面活性剤を含有する水相で調製されてもよい。ポリマーとともに利用してラテックス分散物を作成してもよい界面活性剤は、固形分の約0.01〜約15重量%、いくつかの実施形態において、固形分の約0.1〜約10重量%の量のイオン系界面活性剤または非イオン系界面活性剤、またはこれらの組み合わせであってもよい。
利用可能なアニオン系界面活性剤としては、サルフェートおよびスルホネート、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルナフタレン硫酸ナトリウム、ジアルキルベンゼンアルキルサルフェートおよびスルホネート、酸、例えば、Aldrichから入手可能なアビエチン酸、第一工業製薬株式会社から入手可能なNEOGEN RTM、NEOGEN SC(商標)、これらの組み合わせなどが挙げられる。
カチオン系界面活性剤の例としては、限定されないが、アンモニウム類、例えば、アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロリド、ジアルキルベンゼンアルキルアンモニウムクロリド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド、アルキルベンジルメチルアンモニウムクロリド、アルキルベンジルジメチルアンモニウムブロミド、ベンザルコニウムクロリド、C12,C15,C17トリメチルアンモニウムブロミド、これらの組み合わせなどが挙げられる。他のカチオン系界面活性剤としては、セチルピリジニウムブロミド、四級化したポリオキシエチルアルキルアミンのハロゲン化物塩、ドデシルベンジルトリエチルアンモニウムクロリド、Alkaril Chemical Companyから入手可能なMIRAPOL(登録商標)およびALKAQUAT(登録商標)、Kao Chemicalsから入手可能なSANIZOL(商標)(ベンザルコニウムクロリド)など、これらの組み合わせなどが挙げられる。いくつかの実施形態において、適切なカチオン系界面活性剤としては、Kao Corp.から入手可能な、主にベンジルジメチルアルコニウムクロリドであるSANIZOL(登録商標)B−50が挙げられる。
非イオン系界面活性剤の例としては、限定されないが、アルコール、酸およびエーテル、例えば、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、メタロース、メチルセルロース、エチルセルロース、プロピルセルロース、ヒドロキシルエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ジアルキルフェノキシポリ(エチレンオキシ)エタノール、これらの組み合わせなどが挙げられる。いくつかの実施形態において、Rhone−Poulenc製の市販の界面活性剤、例えば、IGEPAL CA−210(商標)、IGEPAL CA−520(商標)、IGEPAL CA−720(商標)、IGEPAL CO−890(商標)、IGEPAL CO−720(商標)、IGEPAL CO−290(商標)、IGEPAL CA−210(商標)、ANTAROX 890(商標)およびANTAROX 897(商標)を利用してもよい。
特定の界面活性剤またはこれらの組み合わせの選択、および使用するそれぞれの量は、当業者の技術の範囲内である。
いくつかの実施形態において、ラテックスポリマーの配合物を作成するために開始剤を加えてもよい。適切な開始剤の例としては、水溶性開始剤(例えば、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム)、有機過酸化物を含む有機溶解性開始剤、Vazo過酸化物を含むアゾ化合物、例えば、VAZO 64(商標)(2−メチル 2−2’−アゾビスプロパンニトリル)、VAZO 88(商標)(2−2’−アゾビスイソブチルアミド無水物)、およびこれらの組み合わせが挙げられる。利用可能な他の水溶性開始剤としては、アゾアミジン化合物、例えば、2,2’−アゾビス(2−メチル−N−フェニルプロピオンアミジン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス[N−(4−クロロフェニル)−2−メチルプロピオンアミジン]二塩酸塩、2,2’−アゾビス[N−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチル−プロピオンアミジン]二塩酸塩、2,2’−アゾビス[N−(4−アミノ−フェニル)−2−メチルプロピオンアミジン]四塩酸塩、2,2’−アゾビス[2−メチル−N(フェニルメチル)プロピオンアミジン]二塩酸塩、2,2’−アゾビス[2−メチル−N−2−プロペニルプロピオンアミジン]二塩酸塩、2,2’−アゾビス[N−(2−ヒドロキシ−エチル)−2−メチルプロピオンアミジン]二塩酸塩、2,2’−アゾビス[2(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]二塩酸塩、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]二塩酸塩、2,2’−アゾビス[2−(4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−1,3−ジアゼピン−2−イル)プロパン]二塩酸塩、2,2’−アゾビス[2−(3,4,5,6−テトラヒドロピリミジン−2−イル)プロパン]二塩酸塩、2,2’−アゾビス[2−(5−ヒドロキシ−3,4,5,6−テトラヒドロピリミジン−2−イル)プロパン]二塩酸塩、2,2’−アゾビス{2−[1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリン−2−イル]プロパン}二塩酸塩、これらの組み合わせなどが挙げられる。
開始剤を適切な量で、例えば、モノマーの約0.1〜約8重量%、いくつかの実施形態において、約0.2〜約5重量%の量で加えてもよい。
いくつかの実施形態において、ラテックスポリマーを作成するときに、連鎖移動剤を利用してもよい。適切な連鎖移動剤としては、本開示に従って乳化重合を行う際にラテックスポリマーの分子量特性を制御するために、モノマーの約0.1〜約10重量%、いくつかの実施形態において、モノマーの約0.2〜約5重量%の量のドデカンチオール、オクタンチオール、四臭化炭素、これらの組み合わせなどが挙げられる。
いくつかの実施形態において、トナー粒子は、所望な場合、または必要な場合、任意要素の添加剤をさらに含んでいてもよい。例えば、トナーは、正または負の電荷制御剤を例えば、トナーの約0.1〜約10重量%、またはトナーの約1〜約3重量%の量で含んでいてもよい。適切な電荷制御剤の例としては、ハロゲン化アルキルピリジニウムを含む四級アンモニウム化合物、硫酸水素塩、米国特許第4,298,672号に開示されているものを含むアルキルピリジニウム化合物、米国特許第4,338,390号に開示されているものを含む有機サルフェートおよび有機スルホネートの組成物、セチルピリジニウムテトラフルオロボレート、ジステアリルジメチルアンモニウムメチルサルフェート、アルミニウム塩、例えば、CONTRON E84(商標)またはE88(商標)(Orient Chemical Industries,Ltd.)、およびこれらの混合物および組み合わせなどが挙げられる。
トナー粒子を、流動補助添加剤を含む外部添加剤粒子とブレンドしてもよく、添加剤は、トナー粒子表面に存在していてもよい。これらの添加剤の例としては、金属酸化物、例えば、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化スズ、これらの混合物など;コロイド状シリカおよびアモルファスシリカ、例えば、AEROSIL(登録商標)、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウムを含む金属塩および脂肪族金属塩、または長鎖アルコール、例えば、UNILIN(登録商標)700、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせが挙げられる。
トナーの流動性、摩擦の向上、混合制御、現像安定性および転写安定性の向上、トナーのブロッキング温度を高くするために、シリカをトナー表面に塗布してもよい。相対湿度(RH)安定性を高め、摩擦を制御し、現像安定性および転写安定性を高めるために、TiOを塗布してもよい。潤滑特性、現像剤の導電性、摩擦の向上、トナーとキャリア粒子との接触点を増やすことによって、トナーの電荷量を増やし、電荷を安定にするために、場合により、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、および/またはステアリン酸マグネシウムを外部添加剤として使用してもよい。いくつかの実施形態において、Ferro Corporationから入手可能なZinc Stearate Lとして知られる市販のステアリン酸亜鉛を用いてもよい。外部表面添加剤をコーティングとともに用いてもよいし、コーティングを含まない状態で用いてもよい。
これらの外部添加剤は、それぞれ、任意の適切な量または望ましい量で、例えば、トナーの約0.1重量%〜約5重量%、または約0.2重量%〜3重量%の量で存在していてもよい。
1つ以上の樹脂を含むラテックスエマルションを利用し、当業者の技術の範囲内にある任意の方法によってトナーを作成してもよい。ラテックスエマルションを、適切なプロセスによって、いくつかの実施形態において、乳化凝集および融着のプロセスにおいて、着色剤と、場合により着色剤分散物の形態で他の添加剤と接触させ、トナーを作成してもよい。いくつかの実施形態において、本発明のトナープロセスは、本発明のラテックスエマルションを使用し、乳化凝集超低融点プロセスに適した粒径を作る。
場合により、トナープロセスは、さらに、凝集したトナー粒子を融着することをさらに含む。
いくつかの実施形態において、トナープロセスは、凝集したトナー粒子がコアを生成することをさらに含み、凝集中、さらなるエマルションを加え、コアの上にシェルを作成することをさらに含む。特定の実施形態において、シェルを生成するさらなるエマルションは、コアを生成するエマルションと同じ材料である。他の実施形態において、シェルを生成するさらなるエマルションは、トナーコアを生成する材料と異なっていてもよい。いくつかの実施形態において、このプロセスは、凝集したトナー粒子に第2の樹脂を加え、凝集したトナー粒子の上にシェルを生成し、それによって、コア−シェルトナーを作成することと;トナー粒子に融着剤を加え、その後、第2の樹脂のガラス転移温度より高い温度でコア−シェルトナーと融着剤とを加熱することとを含む。
他の実施形態において、本発明のトナーは、樹脂エマルションと界面活性剤、表面に反応性要素が配置された着色剤、任意要素のワックスおよび任意要素の凝固剤を均質化し、室温であらかじめ凝集した粒子を含む均質化されたトナースラリーを作成することと、スラリーを加熱して凝集したトナー粒子を作成することと、場合により、望ましい凝集粒径に達したら、トナースラリーを凍結させることと、スラリー中で凝集粒子をさらに加熱し、凝集粒子をトナー粒子に融着することとを含むプロセスによって作られてもよい。
任意の適切な温度または望ましい温度で任意の適切な時間または望ましい時間、加熱し、凝集したトナー粒子を作成してもよい。いくつかの実施形態において、ラテックスのTgより低い温度で、いくつかの実施形態において、約30℃〜約70℃、または約40℃〜約65℃で、約0.2時間〜約6時間、約0.3時間〜約5時間加熱し、凝集したトナー粒子を作成してもよく、いくつかの実施形態において、体積平均直径が約3ミクロン〜約15ミクロン、いくつかの実施形態において、体積平均直径が約4ミクロン〜約8ミクロンのトナー凝集物が得られるが、これらに限定されない。
望ましい凝集粒径に達成したら、任意の適切な方法または望ましい方法によってトナースラリーを凍結させ、粒子の成長を止めてもよい。いくつかの実施形態において、冷却工程または凍結工程で混合物を冷却する。いくつかの実施形態において、pHが約7〜約12のバッファー溶液を用い、約1分から約1時間まで、または約8時間まで、または約2分〜約30分かけて粒子の凝集を凍結させることによって、混合物のpHを調節する。いくつかの実施形態において、融着したトナースラリーを冷却することは、冷媒、例えば、氷、ドライアイスなどを加え、約20℃〜約40℃または約22℃〜約30℃の温度まで迅速に冷却することによって急冷することを含む。
任意の適切な方法または望ましい方法によって、凝集した粒子をトナー粒子に融着してもよい。いくつかの実施形態において、融着することは、スラリー中の凝集粒子をさらに加熱し、凝集粒子を融着してトナー粒子にすることを含む。いくつかの実施形態において、凝集物懸濁物を、ラテックスのTg以上の温度まで加熱してもよい。粒子がコア−シェル構造を有する場合、第1のラテックスのTgより高い温度まで加熱することを利用してコアを作成し、第2のラテックスのTgより高い温度まで加熱することを利用してシェルを作成し、シェルラテックスをコアラテックスと融合させてもよい。いくつかの実施形態において、凝集物懸濁物を、約80℃〜約120℃、または約85℃〜約98℃の温度で約1時間〜約6時間、または約2時間〜約4時間加熱してもよい。
次いで、トナースラリーを洗浄してもよい。いくつかの実施形態において、約7〜約12、または約9〜約11のpHで洗浄を行ってもよく、約30℃〜約70℃または約40℃〜約67℃の温度で洗浄してもよい。洗浄は、濾過し、トナー粒子を含む濾過ケーキを脱イオン水で再懸濁させることを含んでいてもよい。濾過ケーキを脱イオン水で1回以上洗浄してもよく、スラリーのpHを酸で調節し、pH約4で脱イオン水で1回洗浄し、その後、場合により、脱イオン水で1回以上洗浄してもよい。
いくつかの実施形態において、約35℃〜約85℃または約45℃〜約60℃の温度で乾燥を行ってもよい。粒子の水分量が、設定目標の約1重量%未満、いくつかの実施形態において、約0.7重量%未満になるまで乾燥を続けてもよい。
ある実施形態において、pH調節剤を加え、乳化凝集プロセスの速度を制御してもよい。本開示のプロセスで利用されるpH調節剤は、作られる製品に悪影響を与えない任意の酸または塩基であってもよい。適切な塩基としては、金属水酸化物、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、および場合によりこれらの組み合わせが挙げられるだろう。適切な酸としては、硝酸、硫酸、塩酸、クエン酸、酢酸、および場合によりこれらの組み合わせが挙げられる。
乳化凝集合成中、ラテックスポリマーの作成中に着色剤ワックス分散物、または顔料で着色したワックス分散物を加えてもよい。適切なワックスとしては、水およびイオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、またはこれらの組み合わせの水相に懸濁した、例えば、粒径範囲が、体積平均直径が約50〜約1000ナノメートル、いくつかの実施形態において、約100〜約500ナノメートルのミクロン未満のワックス粒子が挙げられる。適切な界面活性剤としては、上に記載したものが挙げられる。イオン系界面活性剤または非イオン系界面活性剤は、ワックスの約0.1〜約20重量%、いくつかの実施形態において、約0.5〜約15重量%の量で存在していてもよい。
本開示の実施形態の着色剤ワックス分散物は、例えば、天然植物性ワックス、天然動物性ワックス、鉱物ワックス、および/または合成ワックスを含んでいてもよい。天然植物性ワックスの例としては、例えば、カルナバワックス、カンデリアワックス、和ろうおよびヤマモモろうが挙げられる。天然動物性ワックスの例としては、例えば、ハチミツ、ピューニックワックス、ラノリン、ラックワックス、シェラックワックス、鯨ろうが挙げられる。鉱物ワックスとしては、例えば、パラフィンワックス、微結晶性ワックス、モンタンワックス、オゾケライトワックス、セレシンワックス、ペトロラタムワックスおよび石油ワックスが挙げられる。本開示の合成ワックスとしては、例えば、Fischer−Tropschワックス、アクリレートワックス、脂肪酸アミドワックス、シリコーンワックス、ポリテトラフルオロエチレンワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、およびこれらの組み合わせが挙げられる。
ポリプロピレンワックスおよびポリエチレンワックスの例としては、Allied ChemicalおよびBaker Petroliteから市販されているもの、Michelman Inc.およびDaniels Products Companyから入手可能なワックスエマルション、Eastman Chemical Products,Inc.から市販されているEPOLENE(商標登録)N−15、三洋化成工業株式会社(Sanyo Kasel K.K.)から入手可能な重量平均分子量が小さいポリプロピレンVISCOL(商標登録)550−P、および類似の材料が挙げられる。いくつかの実施形態では、市販のポリエチレンワックスは、分子量(Mw)が約100〜約5,000、いくつかの実施形態では、約250〜約2,500であり、一方、市販のポリプロピレンワックスは、分子量が約200〜約10,000、いくつかの実施形態では、約400〜約5,000である。
いくつかの実施形態では、ワックスは官能基化されていてもよい。ワックスを官能化するために付加される基の例としては、アミン、アミド、イミド、エステル、四級アミン、および/またはカルボン酸が挙げられる。いくつかの実施形態では、官能化されたワックスは、アクリルポリマーエマルション、例えば、JONCRYL(登録商標)74、89、130、537および538(すべてJohnson Diversey,Incから入手可能)、またはAllied Chemical、Baker Petrolite CorporationおよびJohnson Diversey,Inc.から市販されている塩素化ポリプロピレンおよび塩素化ポリエチレンであってもよい。
本発明の顔料で着色したワックス分散物は、任意の適切な顔料着色剤または望ましい顔料着色剤を含んでいてもよい。特定の実施形態において、着色剤は、顔料である。具体的な実施形態において、着色剤は、マゼンタ顔料、シアン顔料、イエロー顔料、ブラック顔料、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせからなる群から選択される顔料である。顔料で着色したワックス分散物は、相乗剤および分散剤によって安定化されていてもよい。
適切な顔料の例としては、PALIOGEN(登録商標)Violet 5100(BASF);PALIOGEN(登録商標)Violet 5890(BASF);HELIOGEN(登録商標)Green L8730(BASF);LITHOL(登録商標)Scarlet D3700(BASF);SUNFAST(登録商標)Blue 15:4(Sun Chemical);Hostaperm(登録商標)Blue B2G−D(Clariant);Hostaperm(登録商標)Blue B4G(Clariant);SPECTRA(登録商標)PAC C Blue 15:4(Sun Chemical);Permanent Red P−F7RK;Hostaperm(登録商標)Violet BL(Clariant);LITHOL(登録商標)Scarlet 4440(BASF);Bon Red C(Dominion Color Company);ORACET(登録商標)Pink RF(BASF);PALIOGEN(登録商標)Red 3871 K(BASF);SUNFAST(登録商標)Blue 15:3(Sun Chemical);PALIOGEN(登録商標)Red 3340(BASF);SUNFAST(登録商標)Carbazole Violet 23(Sun Chemical);LITHOL(登録商標)Fast Scarlet L4300(BASF);SUNBRITE(登録商標)Yellow 17(Sun Chemical);HELIOGEN(登録商標)Blue L6900、L7020(BASF);SUNBRITE(登録商標)Yellow 74(Sun Chemical);SPECTRA(登録商標)PAC C Orange 16(Sun Chemical);HELIOGEN(登録商標)Blue K6902、K6910(BASF);SUNFAST(登録商標)Magenta 122(Sun Chemical);HELIOGEN(登録商標)Blue D6840、D7080(BASF);Sudan Blue OS(BASF);NEOPEN(登録商標) Blue FF4012(BASF);PV Fast Blue B2GO1(Clariant);IRGALITE(登録商標)Blue GLO(BASF);PALIOGEN(登録商標)Blue 6470(BASF);Sudan Orange G(Aldrich);Sudan Orange 220(BASF);PALIOGEN(登録商標)Orange 3040(BASF);PALIOGEN(登録商標)Yellow 152、1560(BASF);LITHOL(登録商標)Fast Yellow 0991 K(BASF);PALIOTOL(登録商標) Yellow 1840(BASF);NOVOPERM(登録商標)Yellow FGL(Clariant);Ink Jet Yellow 4G VP2532(Clariant);Toner Yellow HG(Clariant);Lumogen(登録商標)Yellow D0790(BASF);Suco−Yellow L1250(BASF);Suco−Yellow D1355(BASF);Suco Fast Yellow D1355、D1351(BASF);HOSTAPERM(登録商標)Pink E 02(Clariant);Hansa Brilliant Yellow 5GX03(Clariant);Permanent Yellow GRL 02(Clariant);Permanent Rubine L6B 05(Clariant);FANAL(登録商標)Pink D4830(BASF);CINQUASIA(登録商標)Magenta(DU PONT);PALIOGEN(登録商標)Black L0084(BASF);Pigment Black K801(BASF);およびカーボンブラック、例えば、REGAL 330TM(Cabot)、Nipex 150(Evonik)Carbon Black 5250およびCarbon Black 5750(Columbia Chemical)など、およびこれらの混合物が挙げられる。
着色剤で着色したワックス分散物または顔料で着色したワックス分散物は、任意の適切なワックスまたは望ましいワックスを含有していてもよい。ワックスは、望ましい最終製品に従って選択されるだろう。
いくつかの実施形態において、ワックスは、ポリオレフィン、カルナバワックス、米ろう、カンデリラろう、木ろう、ホホバ油、ハチミツ、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、微結晶性ワックス、Fischer−Tropschワックス、ステアリン酸ステアリル、ベヘン酸ベヘニル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸プロピル、グリセリドモノステアレート、グリセリドジステアレート、ペンタエリスリトールテトラベヘネート、ジエチレングリコールモノステアレート、ジプロピレングリコールジステアレート、ジグリセリルジステアレート、トリグリセリルテトラステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリエチレンワックス、エステルワックス、アミドワックス、脂肪酸、脂肪族アルコール、脂肪族アミド、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される。
従って、ワックスシェルに包まれた顔料コアを含む複数の顔料で着色したワックス粒子を含む、ミクロン未満の水性顔料で着色したワックス分散物が提供され、顔料で着色したワックス粒子は、約150ナノメートル〜約300ナノメートル未満の粒度分布を示す。
いくつかの実施形態において、ミクロン未満の水性顔料で着色したワックス分散物は、顔料で着色したワックス分散物中の顔料およびワックスの合計重量を基準として、少なくとも25重量%の顔料を含有する。
ミクロン未満の水性顔料で着色したワックス分散物は、水に近い粘度を有する低粘度分散物である。いくつかの実施形態において、ミクロン未満の水性顔料で着色したワックス分散物は、粘度が約1〜約150センチポイズである。
いくつかの実施形態において、ワックスに封入された顔料の安定な水性分散物は、D50が約140ナノメートル〜約220ナノメートルであり、いくつかの実施形態において、高圧ピストンホモジナイザを用いて調製される。
いくつかの実施形態において、本明細書に使用するワックスは、融点が約50℃〜約100℃であってもよい。特定の実施形態において、ワックスは、異なる分子量を有し、約60℃未満〜約100℃の融点を有するポリメチレンワックスまたはポリエチレンワックスであってもよい。分散物の固体含有量は、さまざまであってもよい。いくつかの実施形態において、顔料で着色したワックス分散物は、固体含有量が、顔料分散物の合計重量を基準として、約15重量%〜約35重量%の顔料である。
トナーに使用される場合、着色剤ワックスは、トナー中に任意の適切な量または望ましい量で含まれていてもよく、いくつかの実施形態において、着色剤は、トナー中にトナーの約0.1〜約35重量%、または約1〜約25重量%、または約2〜約15重量%の量で含まれていてもよい。
本明細書に開示するプロセスを用いて得られるトナーと、コーティングされた担体、例えば、鋼鉄、フェライトなどを含む既知の担体粒子とを混合することによって、現像剤組成物を調製することができる。このような担体としては、米国特許第4,937,166号および第4,935,326号に開示されるものが挙げられる。担体は、トナーの約2重量%〜約8重量%、いくつかの実施形態において、トナーの約4重量%〜約6重量%の量で存在していてもよい。担体粒子は、導電性カーボンブラックのような導電性要素が分散したポリマーコーティング(例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA))で覆われたコアを含んでいてもよい。担体コーティングとしては、シリコーン樹脂、例えば、メチルシルセスキオキサン、フルオロポリマー、例えば、ポリフッ化ビニリデン、帯電列に近接していない樹脂の混合物、例えば、ポリフッ化ビニリデンおよびアクリル樹脂、熱硬化性樹脂、例えば、アクリル樹脂、これらの組み合わせおよび他の既知の要素が挙げられる。
以下の実施例は、本開示のさまざまな種類をさらに定義するために提示されている。これらの実施例は、単なる実例であることを意図しており、本開示の範囲を限定することは意図していない。さらに、部および割合は、特に指示のない限り、重量基準である。
図1は、Cytech(登録商標)FNP−80ワックス(48.75重量%)を用いて調製された顔料で着色したワックス分散物の透過型電子顕微鏡写真である。図2は、Clariant(登録商標)Cyan BG10顔料(25重量%)を用いて調製された顔料で着色したワックス分散物の透過型電子顕微鏡写真である。ワックス領域は、約200ナノメートルであり、それぞれの領域の中に小さな顔料凝集物を含む。
トナー粒子の特徴を任意の適切な技術および装置によって決定されてもよい。例えば、製造業者の指示に従って操作したBeckman Coulter MULTISIZER 3のような装置を用い、体積平均粒径および幾何標準偏差を測定してもよい。
(実施例1)
25重量%のClariant(登録商標)Cyan BG10顔料を含有するシアン顔料濃縮物の調製
Figure 2015206995
粉末分散機Hockmeyer高剪断分散機のインペラを用い、10〜15メートル/秒の先端速度で操作し、溶融したワックスおよび分散剤で顔料および相乗剤を濡らし、分散させることによって、顔料濃縮物を調製した。顔料で着色した液滴の平均粒径が所望のレベル(直径で約200ナノメートル未満)になったら、内容物をHockmeyer Model HCPN 1/16含浸メディアミルを用いて粉砕した。0.3ミリメートルのジルコニア研磨媒体を満たした0.2ミリメートルの粉砕バスケットを、顔料スラリーを粉砕するために使用した。110℃で操作したMalvern Zetasizer粒径分析機によって測定したときに、顔料で着色したもののZ平均が直径で約130ナノメートル、PDI(多分散指数)が約0.2になるまで粉砕したら、粉砕工程が終了したと考えた。室温で、生成物は、ワックスに分散した微細顔料を含有する安定な固体である。この生成物からペレットを作成し、使用準備ができるまで無期限に保存することができる。
(実施例2)
ピストンホモジナイザを用い、顔料で着色したワックス分散物の調製
Figure 2015206995
実施例1のシアン顔料濃縮物を約120℃で、水中で溶融した。溶融した濃縮物を、ピストンホモジナイザに接続した4リットルのステンレスのジャケット付きの攪拌した反応器を用いて分散させ、界面活性剤を用い、安定化された顔料で着色したワックス粒子を作成した。このプロセスは、120℃、加圧下、界面活性剤を含有する水中、実施例1の顔料濃縮物を溶融することを含んでいた。次いで、溶融した顔料濃縮物を含有するスラリーを、約6,000psigの圧力で操作するインラインピストンホモジナイザによって再循環させた。溶融した顔料濃縮物は、ホモジナイザの内側にあるセラミックピストンを通るとき、顕著な剪断力を受け、D50が約150〜約250ナノメートルの粒子に分散させた。再循環させ、内容物をホモジナイザに所定回数通過させた後、内容物を冷却し、液体として容器に取り出した。処理工程は、以下の通りであった。
2リットルプラスチック瓶中、Tayca Power界面活性剤を脱イオン水に溶解させ、溶解するまでスパチュラを用いて攪拌した。
顔料濃縮物および界面活性剤の溶液を、反応器01−08、Gaulin 15−MRを用い、120℃、500rpm、800psiで20分かけて前均質化しておいた。
前均質化した顔料濃縮物および界面活性剤の溶液を、次いで、反応器01−08、Gaulin 15−MRを用い、120℃、500rpm、6,000psiで45分かけて均質化した。
次いで、顔料で着色したワックス分散物を冷却し、約50℃で取り出し、100ミクロンのナイロンフィルタによって濾過した。
実施例2の顔料で着色したワックス分散物の粒径を、室温でNanotrac(商標)252(Microtrac、モンゴメリービル、PA、USA)を用いて測定した。結果を図3に示す。
実施例2の顔料で着色したワックス分散物は、約150〜約300ナノメートルの粒度分布を示し、平均粒径は約222ナノメートルであった。
(実施例3)
実施例2の顔料で着色したワックス分散物を含有するシアン乳化凝集トナーの調製
121.3グラムの平均分子量(Mw)が約86,000、数平均分子量(Mn)が約5,600、ガラス転移開始温度(Tg開始)が約56℃であり、固形分が約35%のアモルファスポリエステル樹脂のエマルション(ポリエステルエマルションA)、118.2グラムのMwが約19,400、Mnが約5,000、Tg開始が約60℃、約35%のアモルファスポリエステル樹脂のエマルション(ポリエステルエマルションB)、31.823グラムのMwが約23,300、Mnが約10,500、融点(Tm)が約71℃、固形分が約35.4%の結晶性ポリエステル樹脂のエマルション、112.0グラムの実施例2の顔料で着色したワックス分散物(固形分含有量20.95%)を2リットルプラスチックビーカー内で混合した。159.68グラムの0.05M HNOを用い、pHを4.2まで下げた。配合要求に達するように脱イオン水(DIW)を加えた。さらに123.9グラムのDIWを加えた。この混合物に、2.873グラムのAl(SOを35.4グラムのDIWに溶解させたものを加えた。次いで、スラリーを均質化した。混合物を2リットルのBuchi反応器に移した。混合物を500rpmで攪拌し、ジャケットの設定を20分以内に40℃まで上げるように設定した。スラリーの粘度が上がってきたら、毎分回転数を525まで上げた。粒径が4.6〜4.8マイクロメートルに達するまで、粒径をCoulter Counterを用いて監視した。64.4グラムの平均分子量(Mw)が約86,000、数平均分子量(Mn)が約5,600、ガラス転移開始温度(Tg開始)が約56℃、固形分が約35%のアモルファスポリエステル樹脂のエマルション(ポリエステルエマルションA)、62.8グラムのMwが約19,400、Mnが約5,000、Tg開始が約60℃、固形分が約35%のアモルファスポリエステル樹脂のエマルション(ポリエステルエマルションB)、22.2グラムのDIWを含むシェル混合物を、0.3M HNOを用いてpHを3.3まで下げた。次いで、このシェル混合物を反応器に加え、570rpmになるまで攪拌を上げた。粒径が5.6〜5.8マイクロメートルに達するまで粒径を監視した。6.154のDow Chemicalから入手可能なVersene(登録商標)を36.9グラムのDIWに溶かした溶液を調製した。次いで、pHが4.2に達するまで、反応器に4% NaOHを加えた。このことは、Versene(登録商標)溶液を加えた直後に行った。攪拌を240rpmまで下げた。次いで、反応器の温度を融着のために85℃まで上げた。4% NaOHを用い、トナーのpHを7.8に維持した。80℃に達したら、NaOHの添加を止めた。85℃に達した後、時間0から開始する。NaAcバッファー溶液を用い、pHをゆっくりと下げた。トナーを、D50v 6.020マイクロメートル、GSDv 1.252、GSDn 1.233および真円度0.958で止めた。次いで、トナースラリーを室温まで急冷し、ふるい分け(25マイクロメートル)によって分離し、濾過し、その後、洗浄し、凍結乾燥させた。
図4は、実施例3のトナーについて、Malvern Sysmex(登録商標)Analyzerを用いて決定したように、正規化された数と、粒径および真円度のための直径(マイクロメートル)のプロットを示す。
実施例3のトナーの標準的な融合手順を用い、融合試験を行い、その結果は、許容範囲であった。
製造されたトナーの融合特徴は、折りしわを付けた領域、最低固定温度、光沢、書類の裏移りおよびビニルオフセット試験によって決定された。
融合していないすべての画像を、改変されたXerox(登録商標)複写機を用いて作成した。CXS紙(Color Xpressions(登録商標)Select、90gsm、未コーティング、P/N 3R11540)に配置されるトナーの量として、1.00mg/cmのTMA(トナー単位面積質量)を使用し、光沢、しわ、ホットオフセット測定に使用した。光沢/しわの対象は、ページの中央部に配置された四角形の画像であった。
次いで、サンプルを、紙移動部に沿って外部モータおよび温度制御部を取り付けたXerox(登録商標)700製造フューザーCRUからなる油を含まない融合固定部で融合させた。フューザーの処理速度を220mm/s(爪での滞留時間〜34ms)に設定し、フューザーロール温度は、冷オフセットから熱オフセットまで変動するか、またはサンプルの光沢およびしわを測定するために210℃まで変動する。フューザーロールの設定温度を変えた後、ベルトおよび加圧アセンブリの温度を安定化させるために10分間待つ。
冷オフセットは、トナーがフューザーに貼り付くが、紙にはまだ融合しない温度である。冷オフセット温度より高い温度で、トナーは、熱オフセット温度に達するまでは、フューザーに裏移りしない。
折りしわを付けた領域。トナー画像は、表面にトナー画像を有する基材(例えば、紙)の一部に折りしわを付け、この折りしわの部分のトナーが紙から剥がれた程度を定量することによって測定されるような機械特性(例えば、折りしわ)を示す。良好なしわ防止性は、1mm未満の値であると考えられ、折り曲げられた画像の平均幅は、紙の上に画像を印刷し、その後、(a)画像の印刷領域を内側に折り曲げ、(b)折り曲げられた画像を、重さが約860グラムの標準的なTEFLON(登録商標)でコーティングされた銅ロールに通し、(c)紙を広げ、折りしわを付けた画像の表面から剥がれたインクを綿布で拭き取り、(d)折りしわを付けた領域の中でインクのない部分の平均幅を画像分析機で測定することによって測定される。しわ値は、面積の観点で報告されてもよく、特に、画像が折りしわの上で不均一に破壊されるほど十分に硬い場合、面積の観点で測定され、100ミリメートルのしわ値は、約1mmの幅に対応する。さらに、画像は、例えば、単位元より大きな破壊係数を示す。折りしわを付けた領域の画像分析から、画像が、小さな一本の亀裂線を示すか、またはもっと脆く、簡単に割れやすいかを決定することができる。折りしわを付けた領域の一本の亀裂線は、単位元の破壊係数を与え、一方、もっと亀裂の入ったしわは、単位元より大きな破壊係数を示す。亀裂が多いほど、破壊係数が大きい。許容範囲の機械特性を示し、事業用書類に適したトナーは、上述の熱可塑性樹脂を利用することによって得られるだろう。しかし、種々の基材に対し、可とう性包装のためのデジタルゼログラフィー用途も需要がある。可とう性包装用途のために、トナー材料は、例えば、包装プロセス中にさらされる高温条件に耐えることができ、画像の耐高圧性を可能にするといった非常に要求が多い要求事項を満たさなければならない。他の用途(例えば、本およびマニュアル)は、画像が隣接する画像の上に書類裏移りしない必要がある。これらのさらなる要求事項は、代替となる樹脂系を必要とし、例えば、トナー画像の上に架橋した樹脂が融合後に得られるか、または融合後工程で得られるような熱硬化特性を与える。
最低固定温度(MFT)の測定は、所定の温度で融合させた紙の上の画像を折り曲げ、折り目に沿って標準的な錘を回転させることを含む。Duplo(登録商標)D−590紙折り畳み機のような市販の折り畳み機を用いて印刷物を折り畳むこともできる。次いで、折り畳まれた画像を広げ、顕微鏡で分析し、折り目に示すしわの量に基づいて数値評価した。最低融合温度(ほとんどしわがない)が得られるまで、この手順を種々の温度で繰り返す。
約120℃〜約210℃の範囲のフューザーロール温度で融合したトナー画像について、印刷物の光沢(Gardner光沢単位または「ggu」)を、75°BYK Gardner光沢測定器を用いて測定した。(サンプルの光沢は、トナー、トナーの単位面積質量、紙基材、フューザーロールおよびフューザーロール温度に依存して変わった。)
トナー粒子の粒径、真円度および融合のすべての結果から、本発明のトナーが、従来必要であったような別個のワックス分散物および顔料分散物ではなく、単一の顔料で着色した水系ワックス分散物を用いて首尾良く製造されることを確認した。

Claims (10)

  1. トナーであって、
    樹脂と;
    ワックスシェルに囲まれた着色剤コアを含む複数の着色剤ワックス粒子を含む着色剤ワックスとを含み、着色剤ワックス粒子が、約150ナノメートルから約300ナノメートル未満の粒度分布を示し;着色剤ワックスが、(a)着色剤を少なくとも1種類のワックスとともに溶融し、混合して着色剤濃縮物を作成し、この着色剤濃縮物が、少なくとも25重量%の着色剤を含有することと;(b)工程(a)の着色剤濃縮物を粉砕し、粉砕した着色剤濃縮物を作成することと;(c)(b)の粉砕した着色剤濃縮物と水とを合わせ、分散させ、複数の着色剤ワックス粒子を作成することとによって調製され、
    工程(a)の溶融し、混合すること、および工程(b)の粉砕することは、含浸メディアミルで行われ、
    工程(c)の合わせることは、ピストンホモジナイザを用いて行われる、トナー。
  2. 樹脂がポリエステルである、請求項1に記載のトナー。
  3. 樹脂が、アモルファスポリエステル、結晶性ポリエステル、またはこれらの混合物である、請求項1に記載のトナー。
  4. 樹脂が、スチレン、アクリレート、メタクリレート、ブタジエン、イソプレン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリロニトリル、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載のトナー。
  5. 樹脂が、ポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸メチル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸エチル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸プロピル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸ブチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸メチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸エチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸プロピル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸ブチル−ブタジエン)、ポリ(スチレン−イソプレン)、ポリ(メチルスチレン−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸メチル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸エチル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸プロピル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸ブチルイソプレン)、ポリ(アクリル酸メチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸エチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸プロピル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸ブチル−イソプレン)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル)、ポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(スチレン−イソプレン)、ポリ(スチレン−メタクリル酸ブチル)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン−アクリル酸)、ポリ(スチレン−イソプレン−アクリル酸)、ポリ(スチレン−メタクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(メタクリル酸ブチル−アクリル酸ブチル)、ポリ(メタクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(アクリロニトリル−アクリル酸ブチル−アクリル酸)、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載のトナー。
  6. 樹脂が、アモルファスポリエステル、結晶性ポリエステル、またはこれらの混合物からなる群から選択され;
    結晶性ポリエステルが、結晶性樹脂を作成するのに適した任意要素の触媒およびさらなる有機ジオール存在下、1つ以上のポリオール分枝鎖モノマーと、二酸またはジエステルとを反応させることによって作られ、さらなる有機ジオールは、1,2−エタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、およびこれらの混合物、およびこれらの組み合わせからなる群から選択され、これらの構造異性体を含み;二酸またはジエステルは、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フマル酸、フマル酸ジメチル、イタコン酸ジメチル、cis−1,4−ジアセトキシ−2−ブテン、フマル酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、マロン酸、メサコン酸、これらのジエステルまたは酸無水物、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせからなる群から選択され;
    アモルファスポリエステルは、アモルファス樹脂を作成するのに適した任意要素の触媒およびさらなる有機ジオール存在下、1つ以上のポリオール分枝鎖モノマーと、二酸またはジエステルとを反応させることによって作られ、二酸またはジエステルは、テレフタル酸、フタル酸、イソフタル酸、フマル酸、トリメリット酸、フマル酸ジメチル、イタコン酸ジメチル、cis−1,4−ジアセトキシ−2−ブテン、フマル酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸、コハク酸、イタコン酸、コハク酸、無水コハク酸、ドデシルコハク酸、無水ドデシルコハク酸、グルタル酸、無水グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、ドデカン二酸、テレフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジエチル、イソフタル酸ジメチル、イソフタル酸ジエチル、フタル酸ジメチル、無水フタル酸、フタル酸ジエチル、コハク酸ジメチル、フマル酸ジメチル、マレイン酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、ドデシルコハク酸ジメチル、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせからなる群から選択され;さらなる有機ジオールは、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、2,2−ジメチルプロパンジオール、2,2,3−トリメチルヘキサンジオール、ヘプタンジオール、ドデカンジオール、ビス(ヒドロキシエチル)−ビスフェノールA、ビス(2−ヒドロキシプロピル)−ビスフェノールA、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、キシレンジメタノール、シクロヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ビス(2−ヒドロキシエチル)酸化物、ジプロピレングリコール、ジブチレン、およびこれらの混合物およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載のトナー。
  7. 着色剤が顔料である、請求項1に記載のトナー。
  8. 着色剤が染料である、請求項1に記載のトナー。
  9. ワックスが、ポリオレフィン、カルナバワックス、米ろう、カンデリラろう、木ろう、ホホバ油、ハチミツ、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、微結晶性ワックス、Fischer−Tropschワックス、ステアリン酸ステアリル、ベヘン酸ベヘニル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸プロピル、グリセリドモノステアレート、グリセリドジステアレート、ペンタエリスリトールテトラベヘネート、ジエチレングリコールモノステアレート、ジプロピレングリコールジステアレート、ジグリセリルジステアレート、トリグリセリルテトラステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリエチレンワックス、エステルワックス、アミドワックス、脂肪酸、脂肪族アルコール、脂肪族アミド、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載のトナー。
  10. 着色剤ワックスが、Z平均粒径が約200ナノメートルの顔料で着色したワックス粒子を含む、請求項1に記載のトナー。
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