JP2015205367A - 研削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビア孔が形成された板状ワークを所望の厚みまで精度よく研削すること。
【解決手段】本発明の研削装置(1)は、チャックテーブル(3)の板状ワーク(W)の厚みを測定しながら研削手段(4)による研削量を制御するものであり、板状ワークに複数の測定ポイントを設定して各測定ポイントにおける上面高さを測定する測定手段(6)と、各測定ポイントの測定値の平均値又は中央値から測定値の基準値を算出する基準値算出部(71)と、基準値に基準とした許容範囲を設定する許容範囲設定部(72)と、所定の周期で基準値を切り替える切換部(73)とを備え、許容範囲内の複数の測定値だけを用いて算出された基準値に順次切換ながら、基準値が仕上げ厚みに対応した上面高さに到達するまで研削加工を継続するように構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体ウェーハ等の板状ワークの厚みを測定しながら所望の厚みに研削する研削装置に関する。
従来、研削加工中に板状ワークの厚みを測定する際に接触式のハイトゲージが用いられている。接触式のハイトゲージでは、一対の接触子を板状ワークの上面とチャックテーブルの上面にそれぞれ接触させて、接触位置の高さの差分に基づいて板状ワークの厚みが検出される。近年では、接触式のハイトゲージの代わりに、レーザー光の光路長に応じて板状ワークの厚みを測定する非接触式のハイトゲージが用いられる(例えば、特許文献1、2参照)。これらの非接触式のハイトゲージでは、板状ワークにレーザー光を照射し、板状ワークの上下面で反射された光の光路差に基づいて板状ワークの厚みが検出される。
特開2012−111008号公報 特開2009−050944号公報
ところで、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)、CSP(Chip Size Package)、BGA(Ball Grid Array)等の板状ワークは、同じ材質のワークを貼り合わせて形成される。貼り合わせワークを研削する際には、上側ワークにビア孔が貫通されていると、ビア孔が形成された位置では、同じ材質の上側ワークと同様に下側ワークの上下面でレーザー光が反射される。このため、上側ワークの厚みを検出しながら研削送りされている最中に、局所的に下側ワークの厚みが検出されてしまい、加工精度が悪化するおそれがあった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ビア孔が形成された板状ワークを所望の厚みまで精度よく研削することができる研削装置を提供することを目的とする。
本発明の研削装置は、複数のビア孔を有する板状ワークを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルの中心を軸に回転させる回転手段と、該回転手段で回転される該チャックテーブルの回転数を認識する回転数認識部と、該チャックテーブルが保持する板状ワークの上方から非接触で板状ワークの上面高さを測定する測定手段と、板状ワークに研削砥石を当接させて研削する研削手段と、該研削手段を制御する制御手段と、を備える研削装置であって、該測定手段は、板状ワークに該測定光を発射する発光部と、該発光部から発射した該測定光が板状ワークの上面で反射する反射光を受光する受光部と、該受光部が受光した反射光によって板状ワークの上面の高さを算出する算出部と、を備え、該制御手段は、該回転手段で回転する板状ワークが1回転する間に、該測定手段が測定する複数の測定ポイントにおける板状ワークの上面の高さを測定した複数の測定値から基準値となる平均値もしくは中央値を算出する基準値算出部と、該基準値算出部が算出した該基準値を基準として所定の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、該回転手段で回転する板状ワークの該回転数認識部で認識する回転数が予め設定した所定の回転数に達する毎に、該測定手段が測定した該複数の測定値の中から該許容範囲から外れたものを除いて該基準値算出部が算出して該基準値を切換える切換部と、該切換部で順次切換えられた該基準値が予め設定した仕上げ厚みに対応した上面高さに達した時に研削終了と判断する判断部と、を備える。
この構成によれば、板状ワークの複数の測定ポイントで上面高さが測定され、複数の測定ポイントの測定値から基準値が算出される。この基準値の算出は、板状ワークの所定の回転数毎に行われて、新たな基準値に順次切り替えられながら、基準値が仕上げ厚みに対応した上面高さに達するまで研削加工が実施される。このとき、基準値を基準とした許容範囲が設定されており、許容範囲から外れた測定値を除いて新たな基準値に切り換えられている。測定ポイントがビア孔に一致した場合であっても、ビア孔での測定値が許容範囲から外れることで、特異点となるビア孔での測定値を排除して基準値が精度よく算出される。このように、特異点を排除しつつ、基準値を順次切り替えながら仕上げ厚みに近づけられることで、ビア孔が形成された板状ワークが所望の厚みまで精度よく研削される。
また本発明の上記研削装置において、該判断部は、該許容範囲に入っている複数の該測定値の中の最大値が予め設定した仕上げ厚みに対応した上面高さに達した時に研削終了と判断する。
また本発明の他の研削装置は、複数のビア孔を有する板状ワークを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルの中心を軸に回転させる回転手段と、該回転手段で回転される該チャックテーブルの回転数を認識する回転数認識部と、該チャックテーブルが保持する板状ワークの上方から非接触で板状ワークの厚みを測定する測定手段と、板状ワークに研削砥石を当接させて研削する研削手段と、該研削手段を制御する制御手段と、を備える研削装置であって、該測定手段は、板状ワークに該測定光を発射する発光部と、該発光部から発射した該測定光が板状ワークの上面及び下面で反射する反射光を受光する受光部と、該受光部が受光した反射光によって板状ワークの厚みを算出する算出部と、を備え、該制御手段は、該回転手段で回転する板状ワークが1回転する間に、該測定手段が測定する複数の測定ポイントにおける板状ワークの厚みを測定した複数の測定値から基準値となる平均値もしくは中央値を算出する基準値算出部と、該基準値算出部が算出した該基準値を基準として所定の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、該回転手段で回転する板状ワークの該回転数認識部で認識する回転数が予め設定した所定の回転数に達する毎に、該測定手段が測定した該複数の測定値の中から該許容範囲から外れたものを除いて該基準値算出部が算出して該基準値を切換える切換部と、該許容範囲に入っている複数の該測定値の中の最大値が予め設定した仕上げ厚みに達した時に研削終了と判断する判断部と、を備える。
本発明によれば、特異点を排除しつつ、新たな基準値に順次切り替えられながら研削加工が実施されることで、ビア孔が形成された板状ワークを所望の厚みまで精度よく研削することができる。
第1の実施の形態に係る研削装置の斜視図である。 第1の実施の形態に係る測定手段周辺の模式図である。 第1の実施の形態に係る研削装置の機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係る研削装置による研削加工の動作説明図である。 第1の実施の形態に係る研削加工時の板状ワークの厚みの変化を示す図である。 第2の実施の形態に係る研削装置による研削加工の動作説明図である。 第2の実施の形態に係る研削加工時の板状ワークの厚みの変化を示す図である。
以下、添付図面を参照して、第1の実施の形態に係る研削装置について説明する。図1は、第1の実施の形態に係る研削装置の斜視図である。図2は、第1の実施の形態に係る測定手段周辺の模式図である。なお、本実施の形態に係る研削装置は、図1に示すように研削加工専用の装置構成に限定されず、例えば、研削加工、研磨加工、洗浄加工等の一連の加工が全自動で実施されるフルオートタイプの加工装置に組み込まれてもよい。
図1に示すように、研削装置1は、非接触式の測定手段6を用いてチャックテーブル3上の板状ワークWの上面高さを測定しながら、研削手段4によって板状ワークWを仕上げ厚みまで研削するように構成されている。板状ワークWは、上側ワークW1と下側ワークW2とを貼り合わせて形成されており、上側ワークW1には下面82から上面81に向かう所定の深さの複数のビア孔87が形成されている(図2参照)。すなわち、ビア孔87が表出した上側ワークW1の下面82側が下側ワークW2の上面84に貼り付けられ、ビア孔87が表出していない上側ワークW1の上面81側が上方に露出されている。
なお、上側ワークW1、下側ワークW2としては、シリコンウェーハ(Si)、ガリウムヒソ(GaAs)、シリコンカーバイド(SiC)等の半導体基板、セラミック、ガラス、サファイア(Al23)系の無機材料基板等の各種加工基板を用いてもよい。また、上側ワークW1、下側ワークW2は、MEMS等の微細加工基板、CSP、BGA等のパッケージ基板でもよい。さらに、板状ワークWとして、上側ワークW1と下側ワークW2とによる貼り合わせワークを例示して説明するが、板状ワークWは3枚以上のワークを貼り合わせたものでもよいし、複数のワークが貼り合わせられていない単一のワークでもよい。
研削装置1の基台2の上面には、X軸方向に延在する矩形状の開口が形成され、この開口はチャックテーブル3と共に移動可能な移動板31及び蛇腹状の防水カバー32により覆われている。防水カバー32の下方には、チャックテーブル3をX軸方向に移動させる不図示のボールねじ式の移動機構が設けられている。チャックテーブル3の表面には、多孔質のポーラス板33によって板状ワークWを吸着する保持面34が形成されている。保持面34は、チャックテーブル3内の流路を通じて吸引源(不図示)に接続されており、保持面34に生じる負圧によって板状ワークWが吸引保持される。
基台2上の開口の後方にはコラム21が立設されており、コラム21には研削手段4を上下動させる移動機構5が設けられている。移動機構5は、コラム21に配置されたZ軸方向に平行な一対のガイドレール51と、一対のガイドレール51にスライド可能に設置されたモータ駆動のZ軸テーブル52とを有している。Z軸テーブル52の背面側には、図示しないナット部が形成され、これらナット部にボールネジ53が螺合されている。そして、ボールネジ53の一端部に連結された駆動モータ54によりボールネジ53が回転駆動されることで、研削手段4がガイドレール51に沿ってZ軸方向に移動される。
研削手段4は、ハウジング41を介してZ軸テーブル52の前面に取り付けられており、円筒状のスピンドル42の下端にマウント43を設けて構成されている。スピンドル42には径方向に広がるフランジ44が設けられ、フランジ44を介してハウジング41に研削手段4が支持される。マウント43の下面には、複数の研削砥石45が環状に配置された研削ホイール46が装着されている。複数の研削砥石45は、例えば、ダイヤモンド砥粒をメタルボンドやレジンボンド等の結合剤で固めたダイヤモンド砥石で構成される。研削手段4の近傍には、板状ワークWの上面高さを測定する測定手段6が設けられている。
図2に示すように、測定手段6は、例えば非接触式のハイトゲージであり、板状ワークWの上方から非接触で板状ワークWの上面高さを測定するように構成されている。測定手段6には、板状ワークWに測定光を発射する発光部61と、発光部61から発射された測定光が板状ワークW(上側ワークW1)の上面81で反射した反射光を受光する受光部62とが設けられている。測定手段6のヘッド内には、板状ワークWの上面高さの測定基準となる参照反射面63が設けられている。測定手段6では、ヘッド内の参照反射面63からの反射光と板状ワークWの上面81からの反射光よって上面高さが測定される。
また、研削装置1には、装置各部を統括制御する制御手段7が設けられている。制御手段7は、各種処理を実行するプロセッサやメモリ等により構成される。メモリは、用途に応じてROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の一つ又は複数の記憶媒体で構成される。制御手段7には、チャックテーブル3の中心を軸に回転させる回転手段36、チャックテーブル3の回転数を認識する回転数認識部37、上記した測定手段6及び研削手段4(図1参照)が接続されている。なお、制御手段7及び測定手段6の詳細な制御構成については後述する。
図1に戻り、このように構成された研削装置1では、スピンドル42によって研削ホイール46がZ軸回りに回転されながら、研削手段4がチャックテーブル3に近づけられる。そして、板状ワークWに研削水が供給され、研削砥石45が板状ワークWに当接(回転接触)させることで、研削砥石45と板状ワークWとが相対的に摺動されて板状ワークWが研削される。研削中は、測定手段6によって板状ワークWの厚みがリアルタイムに測定されており、測定手段6の測定結果に基づいて板状ワークWが目標の仕上げ厚みに近付くように研削手段4の送り量が制御されている。
ところで、測定手段6によって板状ワークWの上面高さを測定する際には、板状ワークW(上側ワークW1)の上面81に複数の測定ポイントを設定し、各測定ポイントでの測定値の平均値や中央値を用いて板状ワークWの上面高さが測定される。上記したように板状ワークWの上側ワークW1の下面側には、上面81に届かない程度のビア孔87(図2参照)が形成されているため、研削途中で上側ワークW1の上面81からビア孔87が表出される。このビア孔87が測定ポイントに設定されると、ビア孔87で測定された測定値が特異点となるため、特異点を排除した状態で上側ワークW1の上面高さが測定されることが望ましい。
そこで、本実施の形態では、板状ワークWの上面高さの測定値に所定の幅の許容範囲を設けて、許容範囲から外れた測定値を特異点として排除するようにしている。これにより、複数の測定ポイントから得られる測定値からビア孔87で測定された測定値が排除され、残りの測定ポイントでの測定値から板状ワークWの上面高さが精度よく測定される。このように、研削加工中にリアルタイムで特異点を排除しながら板状ワークWの上面高さが測定されるため、ビア孔87が形成された板状ワークWを所望の厚みまで精度よく研削することが可能になっている。
以下、図3を参照して、研削装置の測定手段及び制御手段について説明する。図3は、第1の実施の形態に係る研削装置の機能ブロック図である。
図3に示すように、測定手段6には、上記した受光部62が受光した反射光によって板状ワークWの上面高さを算出する算出部65が設けられている。発光部61から発射された測定光は、参照反射面63及び板状ワークW(上側ワークW1)の上面81で反射されてそれぞれ受光部62で受光される。算出部65では、ヘッド内の参照反射面63からの反射光と板状ワークWの上面81からの反射光の光路差よって板状ワークWの上面高さの測定値が算出される。板状ワークWの上面81には周方向に複数の測定ポイントが設定されており、各測定ポイントにおいて板状ワークWの上面高さが測定されて制御手段7に測定値が出力される。
制御手段7には、基準値算出部71、許容範囲設定部72、切換部73、判断部74が設けられている。基準値算出部71では、測定手段6の算出部65から入力された複数の測定値から、板状ワークWが1回転する間に基準値となる平均値もしくは中央値が算出される。また、許容範囲設定部72では、基準値算出部71で算出された基準値を基準として、新たな基準値の算出時の許容範囲が設定される。すなわち、基準値算出部71では、許容範囲設定部72で設定された許容範囲を用いて、複数の測定値の中から許容範囲から外れた測定値を除いて基準値が算出される。
回転手段36によって回転される板状ワークWの回転数が回転数認識部37によって認識されており、切換部73では板状ワークWの回転数が予め設定された所定の回転数に達する度に基準値が切換えられる(更新される)。すなわち、切換部73では、研削手段4によって板状ワークW(上側ワークW1)が所定量研削される度に、基準値算出部71で算出された新たな基準値に切換えられる。判断部74では、切換部73で順次切換えられる板状ワークWの上面高さの基準値が、板状ワークWの仕上げ厚みに対応した上面高さに達した時に研削終了と判断され、研削手段4の動作が停止される。なお、切換部73では、複数回転毎に基準値が切換えられてもよいし、1回転毎に基準値が切換えられてもよい。
このように、許容範囲から外れた測定値を除きながら、板状ワークW(上側ワークW1)の上面高さの基準値が順次切り替えられて研削加工が実施される。このため、板状ワークWの上面81から表出したビア孔87が測定ポイントに設定された場合であっても、ビア孔87で測定された測定値が許容範囲から外れるため、ビア孔87での測定値を除いて基準値が算出される。ビア孔87の存在に起因した測定値の誤差が無くなるため、ビア孔87が形成された板状ワークWであっても上面高さが精度よく算出される。よって、板状ワークWが所望の仕上げ厚みまで良好に研削される。
図4及び図5を参照して、研削装置による研削加工について説明する。図4は、第1の実施の形態に係る研削装置による研削加工の動作説明図である。図5は、第1の実施の形態に係る研削加工時の板状ワークの厚みの変化を示す図である。なお、図5においては、横軸は時間を示し、縦軸は上側ワークの厚みを示している。
図4Aに示すように、研削加工の開始時にはチャックテーブル3上に上側ワークW1を上方に向けた状態で板状ワークWがチャックテーブル3に保持される。上側ワークW1は、ビア孔87及びデバイス88が形成された下面82側に下側ワークW2が貼着されているため、上側ワークW1の上面81からビア孔87が表出していない。この研削加工の開始時には、上側ワークW1の上面81に全ての測定ポイントが設定されるため、上側ワークW1の上面81で板状ワークWの上面高さの測定値が算出される。そして、複数の測定ポイントにおける測定値の平均値もしくは中央値から基準値が算出される。
図5に示すように、研削加工の開始時の時間tでは、研削加工の開始時の測定値の基準値V、最大値V、最小値Vが測定される。また、基準値Vを基準とした所定幅の許容範囲Rが設定される。なお、許容範囲Rは、測定値の特異点を排除できるように設定されていればよく、ここでは研削加工の開始時の測定値の最大値V、最小値Vを含む所定幅に設定されている。時間tでは、上側ワークW1の上面81に全ての測定ポイントが設定されているため、測定値にバラツキが生じることがなく、測定値の基準値V、最大値V、最小値Vとして近い値が測定されている。
図4Bに示すように、研削加工中に上側ワークW1がビア孔87の上端まで研削されると、上側ワークW1の上面81から複数のビア孔87が表出される。このため、測定ポイントがビア孔87に一致すると、下側ワークW2の上面84に測定ポイントが設定される。このように、研削加工中には、上側ワークW1の上面81だけでなく、ビア孔87の形成箇所では下側ワークW2の上面84に測定ポイントが設定される。この場合、下側ワークW2の上面84で測定された測定値の最小値Vb1は、特異点として測定結果から排除される。
図5に示すように、時間tから時間tまでは一定の割合で測定値の基準値V、最大値V、最小値Vが減少する。そして、ビア孔87の貫通時の時間tで複数のビア孔87が上側ワークW1の上面81から表出され、ビア孔87の形成箇所で許容範囲外の測定値の最小値Vb1が測定される。この測定値の最小値Vb1は、複数の測定値の中から特異点として排除されるため、測定値の基準値Vが影響を受けることがない。よって、許容範囲R内の測定値の基準値V、最大値V、最小値Vは、上側ワークW1にビア孔87が形成されていても、研削加工に伴って一定の割合で減少する。
図4Cに示すように、上側ワークW1が所望の仕上げ厚みに対応した上面位置まで研削されると、上側ワークW1に対する研削加工が停止される。すなわち、図5に示すように、時間tから時間tまでは、特異点を排除しつつ研削加工が実施されて、測定値の基準値Vが所望の仕上げ厚みLに到達した時間tで研削加工が停止される。このように、特異点となる所定の測定値を排除しつつ、上側ワークW1の上面高さをリアルタイムに測定して上側ワークW1が所望の厚みまで精度よく研削される。
なお、本実施の形態では、測定値の基準値Vが所望の仕上げ厚みLに到達した時点で研削加工が停止される構成としたが、この構成に限定されない。許容範囲Rに入っている測定値の中の最大値Vが所望の仕上げ厚みLに到達した時間tで研削加工が停止される構成でもよい。この場合、図3に示す判断部74は、測定値の基準値Vに基づいて研削終了を判断するのではなく、許容範囲Rに入っている測定値の中の最大値Vに基づいて研削終了を判断するようにする。
以上のように、第1の実施の形態に係る研削装置1によれば、板状ワークW(上側ワークW1)の複数の測定ポイントで上面高さが測定され、複数の測定ポイントの測定値から基準値Vが算出される。この基準値Vの算出は、板状ワークWの所定の回転数毎に行われて、新たな基準値Vに順次切り替えられながら、基準値Vが仕上げ厚みLに対応した上面高さに達するまで研削加工が実施される。このとき、基準値Vを基準とした許容範囲Rが設定されており、許容範囲Rから外れた測定値を除いて新たな基準値Vに切り換えられている。測定ポイントがビア孔87に一致した場合であっても、ビア孔87での測定値が許容範囲から外れることで、特異点となるビア孔87での測定値を排除して基準値Vが精度よく算出される。このように、特異点を排除しつつ、基準値Vを順次切り替えながら仕上げ厚みLに近づけられることで、ビア孔87が形成された板状ワークWが所望の厚みまで精度よく研削される。
次に、図3、図6、図7を参照して、第2の実施の形態に係る研削装置について説明する。図6は、第2の実施の形態に係る研削装置による研削加工の動作説明図である。図7は、第2の実施の形態に係る研削加工時の板状ワークの厚みの変化を示す図である。なお、第2の実施の形態は、板状ワーク(上側ワーク)の上面高さに基づいて研削加工を制御するのではなく、板状ワークの厚みに基づいて研削加工を制御する点で第1の実施の形態と相違している。したがって、主に相違点について詳細に説明する。また、ここでは、第1の実施の形態と同一名称については同一の符号を付して説明する。
図3に示す機能ブロックでは、第2の実施の形態の測定手段6による測定方法が第1の実施の形態とは異なっている。図3では、参照反射面63と上側ワークW1の上面81で測定光が反射される状態が図示されているが、第2の実施の形態では発光部61から測定光が発射されて、受光部62で板状ワークWの上面81及び下面82からの反射光が受光される。算出部65では上側ワークW1の上面81及び下面82からの反射光に基づいて上側ワークW1の厚みが測定値として算出される。また、制御手段7の基準値算出部71では、許容範囲内の複数の測定値の中から基準値が算出され、切換部73では研削加工中に測定値の基準値が順次更新される。そして、判断部74では、許容範囲に入っている複数の測定値の中の最大値が予め設定した仕上げ厚みに到達した時に研削終了と判断される。
図6Aに示すように、研削加工の開始時には上側ワークW1の上面81からビア孔87が表出していない。しかしながら、第2の実施の形態では、上側ワークW1を透過する測定光が、上側ワークW1の下面82だけでなく、ビア孔87の上端面やデバイス88の界面でも反射される。この研削加工の開始時では、上側ワークW1の上面81と下面82との厚みが測定値の最大値V、上側ワークW1の上面81からビア孔87の上端面までの厚みが測定値の最小値Vとして測定される。第2の実施の形態では、この測定値の最小値Vを含めて、複数の測定値の平均値もしくは中央値から上側ワークW1の基準値が算出される。
図7に示すように、研削加工の開始時の時間tでは、研削加工の開始時の測定値の基準値V、最大値V、最小値Vが測定される。また、基準値Vを基準とした所定幅の許容範囲Rが設定されている。なお、許容範囲Rは、測定値の特異点を排除できるように、研削加工の開始時の測定値の最大値V、最小値Vを含む所定幅に設定されている。時間tでは、上側ワークW1の上面81からビア孔87の上端面までの厚みを含めて測定値の基準値Vが算出されるため、測定値の最大値V、最小値Vとして基準値Vから離れた値が算出される。
図6Bに示すように、研削加工中に上側ワークW1がビア孔87の上端まで研削されると、上側ワークW1の上面81から複数のビア孔87が表出される。このため、測定ポイントがビア孔87に一致すると、下側ワークW2の上面84及び下面85で測定光が反射されて下側ワークW2の厚みが測定される。このように、研削加工中には、上側ワークW1の厚みだけでなく、ビア孔87の形成箇所では下側ワークW2の厚みが測定される。この場合、下側ワークW2の厚みを測定した測定値の最大値Va1は、特異点として測定結果から排除される。
図7に示すように、時間tから時間tまでは一定の割合で測定値の基準値V、最大値V、最小値Vが減少する。そして、ビア孔87の貫通時の時間tで複数のビア孔87が上側ワークW1の上面81から表出され、ビア孔87の形成箇所で許容範囲外の測定値の最大値Va1が測定される。この測定値の最大値Va1は、複数の測定値の中から特異点として排除されるため、測定値の基準値Vが影響を受けることがない。また、時間t以降は、ビア孔87の貫通によって上側ワークW1の上面81とデバイス88の界面までの厚みが測定値の最小値Vとして測定される。
ビア孔87の貫通時の時間tでは、測定値の最小値Vが上側ワークW1の上面81からビア孔87の上端面までの厚みから、上側ワークW1の上面81からデバイス88の界面までの厚みに切り替わるため、時間t以前よりも測定値の最小値Vが一時的に増加する。同時に、測定値の基準値Vは、特異点となる測定値の最大値Va1の影響を受けることはないが、測定値の最小値Vの増加に伴って一時的に増加する。一方、測定値の最大値Vは、許容範囲外の測定値の最大値Va1が排除されるため、上側ワークW1にビア孔87が形成されていても研削加工に伴って一定の割合で減少する。
図6Cに示すように、上側ワークW1が所望の仕上げ厚みまで研削されると、上側ワークW1に対する研削加工が停止される。すなわち、図7に示すように、時間tから時間tまでは、特異点を排除しつつ研削加工が実施されて、測定値の最大値Vが所望の仕上げ厚みLに到達した時間tで研削加工が停止される。第2の実施の形態では、測定値の基準値Vが仕上げ厚みLに到達した時点では実際の上側ワークW1の厚みは仕上げ厚みLまで到達していないため、測定値の最大値Vを用いて研削終了が判断されている。
以上のように、第2の実施の形態に係る研削装置1においても、第1の実施の形態と同様に特異点を排除しつつ、測定値の最大値Vを仕上げ厚みLまで近づけられることで、ビア孔87が形成された板状ワークWが所望の厚みまで精度よく研削される。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
以上説明したように、本発明は、ビア孔が形成された板状ワークを所望の厚みまで精度よく研削することができるという効果を有し、特に、MEMS、CSP、BGA等の複数のワークを貼り合わせた板状ワークを研削する研削装置に有用である。
1 研削装置
3 チャックテーブル
4 研削手段
6 測定手段
7 制御手段
36 回転手段
37 回転数認識部
61 発光部
62 受光部
63 参照反射面
65 算出部
71 基準値算出部
72 許容範囲設定部
73 切換部
74 判断部
87 ビア孔
88 デバイス
W 板状ワーク
W1 上側ワーク
W2 下側ワーク

Claims (3)

  1. 複数のビア孔を有する板状ワークを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルの中心を軸に回転させる回転手段と、該回転手段で回転される該チャックテーブルの回転数を認識する回転数認識部と、該チャックテーブルが保持する板状ワークの上方から非接触で板状ワークの上面高さを測定する測定手段と、板状ワークに研削砥石を当接させて研削する研削手段と、該研削手段を制御する制御手段と、を備える研削装置であって、
    該測定手段は、
    板状ワークに該測定光を発射する発光部と、該発光部から発射した該測定光が板状ワークの上面で反射する反射光を受光する受光部と、該受光部が受光した反射光によって板状ワークの上面の高さを算出する算出部と、を備え、
    該制御手段は、
    該回転手段で回転する板状ワークが1回転する間に、該測定手段が測定する複数の測定ポイントにおける板状ワークの上面の高さを測定した複数の測定値から基準値となる平均値もしくは中央値を算出する基準値算出部と、
    該基準値算出部が算出した該基準値を基準として所定の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、
    該回転手段で回転する板状ワークの該回転数認識部で認識する回転数が予め設定した所定の回転数に達する毎に、該測定手段が測定した該複数の測定値の中から該許容範囲から外れたものを除いて該基準値算出部が算出して該基準値を切換える切換部と、
    該切換部で順次切換えられた該基準値が予め設定した仕上げ厚みに対応した上面高さに達した時に研削終了と判断する判断部と、を備える研削装置。
  2. 該判断部を、該許容範囲に入っている複数の該測定値の中の最大値が予め設定した仕上げ厚みに対応した上面高さに達した時に研削終了と判断させる請求項1記載の研削装置。
  3. 複数のビア孔を有する板状ワークを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルの中心を軸に回転させる回転手段と、該回転手段で回転される該チャックテーブルの回転数を認識する回転数認識部と、該チャックテーブルが保持する板状ワークの上方から非接触で板状ワークの厚みを測定する測定手段と、板状ワークに研削砥石を当接させて研削する研削手段と、該研削手段を制御する制御手段と、を備える研削装置であって、
    該測定手段は、
    板状ワークに該測定光を発射する発光部と、該発光部から発射した該測定光が板状ワークの上面及び下面で反射する反射光を受光する受光部と、該受光部が受光した反射光によって板状ワークの厚みを算出する算出部と、を備え、
    該制御手段は、
    該回転手段で回転する板状ワークが1回転する間に、該測定手段が測定する複数の測定ポイントにおける板状ワークの厚みを測定した複数の測定値から基準値となる平均値もしくは中央値を算出する基準値算出部と、
    該基準値算出部が算出した該基準値を基準として所定の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、
    該回転手段で回転する板状ワークの該回転数認識部で認識する回転数が予め設定した所定の回転数に達する毎に、該測定手段が測定した該複数の測定値の中から該許容範囲から外れたものを除いて該基準値算出部が算出して該基準値を切換える切換部と、
    該許容範囲に入っている複数の該測定値の中の最大値が予め設定した仕上げ厚みに達した時に研削終了と判断する判断部と、を備える研削装置。
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