JP2015204282A - 非水電解質二次電池の製造方法 - Google Patents

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高志 木下
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Abstract

【課題】捲回電極体40のスプリングバックの抑制
【解決手段】
ここで提案される非水電解質二次電池の製造方法は、電極集電箔に電極合剤ペーストを塗布し、乾燥させて、電極集電箔に電極活物質層が保持された、正極または負極のうち一方の電極シートを得る工程と、正極または負極のうち他方の電極シートを得る工程と、セパレータ基材の少なくとも片面に耐熱層が形成されたHRLセパレータを得る工程と、電極活物質層が形成された面と耐熱層が形成された面とが重ねられるように、一方の電極シートとHRLセパレータとを重ねた状態で、一方の電極シートとHRLセパレータとをプレスする工程と、プレスされた電極シートとHRLセパレータとに、他方の電極シートを重ねて捲回する捲回工程と、捲回された電極体を扁平にプレスする工程と
を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、非水電解質二次電池の製造方法に関する。なお、本明細書において「二次電池」とは、繰り返し充電可能な電池一般をいう。「非水電解質二次電池」とは、電解質塩を溶解した非水溶媒からなる非水電解質が用いられた二次電池をいう。例えば、「非水電解質二次電池」の一種である「リチウムイオン二次電池」は、電解質イオンとしてリチウムイオンを利用し、正負極間におけるリチウムイオンに伴う電荷の移動により充放電が実現される二次電池をいう。一般に「リチウム二次電池」のように称される電池は、本明細書におけるリチウムイオン二次電池に包含されうる。
例えば、特開2006−278143号公報には、正極の極板と負極の極板がセパレータを挟んで積層して捲回された捲回電極体を、扁平にプレスして外装体に収納した捲回電極型の電池が開示されている。ここで提案される捲回電極型の電池は、捲回電極体の捲回中心部に配置される極板の巻き始めにおいて、芯体に活物質層が形成されていない部位がある。そして、当該芯体に活物質層が形成されていない部位は、芯体のセパレータ積層面とされ、当該セパレータ積層面を粗化処理が施されている。そして、当該巻き始めにおける芯体のセパレータ積層面にセパレータを重ねて密着させている。同公報では、芯体のセパレータ積層面の表面粗さは、触針先端半径を2μmとする触針式粗さ計を使用し、「JIS B 0601−1994」に準拠して測定される表面粗さピッチ(Sm)が50μm以下とすることが提案されている。ここでは、表面粗さピッチ(Sm)が、50μmよりも大きいと、芯体とセパレータとの密着度が低下し、充放電反応を行うと、電極体の形状を安定できず膨れると説明されている。
また、特開2013−182778号公報に開示された電池は、捲回軸方向の片側に、電極の極板の芯体に、活物質層が形成されていない部位が存在している。また、セパレータに耐熱層が形成されている。これに対して、芯体の巻き始めにおいて、電極の極板の芯体に、活物質層が形成されていない部位が存在していない。
特開2006−278143号公報 特開2013−182778号公報
ところで、上述したような捲回電極型の電池は、特許文献2に開示されているように、芯体の巻き始めにおいて、電極の極板の芯体に、活物質層が形成されていない部位が存在していない場合がある。この場合、特許文献1のように、巻き始めにおける芯体に粗化処理が施し、セパレータを重ねて密着させる構造は採用できない。また、セパレータに耐熱層が形成されている場合、セパレータの表面に形成される耐熱層が硬い。このため、セパレータと電極シートとを重ねて捲回するだけでは、捲回電極体の形状が安定しない。ここでは、捲回電極体の形状を安定させることができる手法を提案する。
ここで提案される非水電解質二次電池の製造方法は、電極集電箔に電極合剤ペーストを塗布し、乾燥させて、前記電極集電箔に電極活物質層が保持された、正極または負極のうち一方の電極シートを得る工程と、正極または負極のうち他方の電極シートを得る工程と、セパレータ基材の少なくとも片面に耐熱層が形成されたHRLセパレータを得る工程と、電極活物質層が形成された面と前記耐熱層が形成された面とが重ねられるように、一方の電極シートとHRLセパレータとを重ねた状態で、一方の電極シートと前記HRLセパレータとをプレスする工程と、プレスされた電極シートとHRLセパレータとに、他方の電極シートを重ねて捲回する捲回工程と、捲回された電極体を扁平にプレスする工程とが含まれている。
ここで提案される非水電解質二次電池の製造方法によれば、捲回電極体のスプリングバックによる戻り量が小さく抑えられる。この場合、例えば、一方の電極シートが負極の電極シートであり、他方の電極シートが正極の電極シートであってもよい。また、一方の電極シートとHRLセパレータとをプレスする工程において、電極シートの電極活物質層の圧縮率が1.30以上であってもよい。
図1は、リチウムイオン二次電池10を示す断面図である。 図2は、リチウムイオン二次電池10に内装される電極体40を示す図である。 図3は、ここで提案される非水電解質二次電池の製造方法のフローを示すブロック図である。 図4は、負極シート60とHRLセパレータ72、74とを重ねた状態を示す模式図である。 図5は、重ねられた負極シート60とHRLセパレータ72、74とをプレスした状態を示す模式図である。
以下、ここで提案される非水電解質二次電池の製造方法についての一実施形態を説明する。
ここでは、まず適用されうる非水電解質二次電池の構造例としてリチウムイオン二次電池10を説明する。その後、ここで提案される非水電解質二次電池の製造方法を説明する。
《リチウムイオン二次電池10》
図1は、リチウムイオン二次電池10を示す断面図である。図2は、当該リチウムイオン二次電池10に内装される電極体40を示す図である。なお、図1および図2に示されるリチウムイオン二次電池10は、本発明が適用されうるリチウムイオン二次電池の一例を示すものに過ぎず、本発明が適用されうるリチウムイオン二次電池を特段限定するものではない。
リチウムイオン二次電池10は、図1に示すように、電池ケース20と、電極体40(図1では、捲回電極体)とを備えている。
《電池ケース20》
電池ケース20は、ケース本体21と、封口板22とを備えている。ケース本体21は、一端に開口部を有する箱形を有している。ここで、ケース本体21は、リチウムイオン二次電池10の通常の使用状態における上面に相当する一面が開口した有底直方体形状を有している。この実施形態では、ケース本体21には、矩形の開口が形成されている。封口板22は、ケース本体21の開口を塞ぐ部材である。封口板22は凡そ矩形のプレートで構成されている。かかる封口板22がケース本体21の開口周縁に溶接されることによって、略六面体形状の電池ケース20が構成されている。電池ケース20の材質は、例えば、軽量で熱伝導性の良い金属材料を主体に構成された電池ケース20が好ましく用いられうる。
図1に示す例では、封口板22に外部接続用の正極端子23(外部端子)および負極端子24(外部端子)が取り付けられている。封口板22には、安全弁30と、注液口32が形成されている。安全弁30は、電池ケース20の内圧が所定レベル(例えば、設定開弁圧0.3MPa〜1.0MPa程度)以上に上昇した場合に該内圧を開放するように構成されている。また、図1では、電解液80が注入された後で、注液口32が封止材33によって封止された状態が図示されている。かかる電池ケース20には、電極体40が収容されている。
《電極体40(捲回電極体)》
電極体40は、図2に示すように、帯状の正極(正極シート50)と、帯状の負極(負極シート60)と、帯状のセパレータ(セパレータ72,74)とを備えている。
《正極シート50》
正極シート50は、帯状の正極集電箔51と正極活物質層53とを備えている。正極集電箔51には、正極に適する金属箔が好適に使用され得る。正極集電箔51には、例えば、所定の幅を有し、厚さが凡そ15μmの帯状のアルミニウム箔を用いることができる。正極集電箔51の幅方向片側には、縁部に沿って露出部52が設定されている。図示例では、正極活物質層53は、正極集電箔51に設定された露出部52を除いて、正極集電箔51の両面に形成されている。ここで、正極活物質層53は、正極集電箔51に保持され、少なくとも正極活物質が含まれている。この実施形態では、正極活物質層53は、正極活物質を含む正極合剤が正極集電箔51に塗工されている。また、「露出部52」は、正極集電箔51に正極活物質層53が保持(塗工、形成)されない部位をいう。
正極活物質には、従来からリチウムイオン電池に用いられる物質の一種または二種以上を特に限定なく使用することができる。好適例として、リチウムニッケル酸化物(例えばLiNiO)、リチウムコバルト酸化物(例えばLiCoO)、リチウムマンガン酸化物(例えばLiMn)等のリチウムと遷移金属元素とを構成金属元素として含む酸化物(リチウム遷移金属酸化物)や、リン酸マンガンリチウム(LiMnPO)、リン酸鉄リチウム(LiFePO)等のリチウムと遷移金属元素とを構成金属元素として含むリン酸塩等が挙げられる。
〈導電材〉
導電材としては、例えば、カーボン粉末、カーボンファイバーなどのカーボン材料が例示される。このような導電材から選択される一種を単独で用いてもよく二種以上を併用してもよい。カーボン粉末としては、種々のカーボンブラック(例えば、アセチレンブラック、オイルファーネスブラック、黒鉛化カーボンブラック、カーボンブラック、黒鉛、ケッチェンブラック)、グラファイト粉末などのカーボン粉末を用いることができる。
〈バインダ〉
また、バインダは、正極活物質層53に含まれる正極活物質と導電材の各粒子を接着させたり、これらの粒子と正極集電箔51とを接着させたりする。かかるバインダとしては、使用する溶媒に溶解または分散可能なポリマーを用いることができる。例えば、水性溶媒を用いた正極合剤組成物においては、セルロース系ポリマー(カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)など)、フッ素系樹脂(例えば、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)など)、ゴム類(酢酸ビニル共重合体、スチレンブタジエン共重合体(SBR)、アクリル酸変性SBR樹脂(SBR系ラテックス)など)などの水溶性または水分散性ポリマーを、バインダとして好ましく採用することができる。また、非水溶媒を用いた正極合剤組成物においては、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリアクリルニトリル(PAN)などのポリマーを、バインダとして好ましく採用することができる。
《負極シート60》
負極シート60は、図2に示すように、帯状の負極集電箔61と、負極活物質層63とを備えている。負極集電箔61には、負極に適する金属箔が好適に使用され得る。この負極集電箔61には、所定の幅を有し、厚さが凡そ10μmの帯状の銅箔が用いられている。負極集電箔61の幅方向片側には、縁部に沿って露出部62が設定されている。負極活物質層63は、負極集電箔61に設定された露出部62を除いて、負極集電箔61の両面に形成されている。負極活物質層63は、負極集電箔61に保持され、少なくとも負極活物質が含まれている。この実施形態では、負極活物質層63は、負極活物質を含む負極合剤が負極集電箔61に塗工されている。また、「露出部62」は、負極集電箔61に負極活物質層63が保持(塗工、形成)されない部位をいう。
〈負極活物質〉
負極活物質としては、従来からリチウムイオン電池に用いられる物質の一種または二種以上を特に限定なく使用することができる。好適例として、グラファイトカーボン、アモルファスカーボン等の炭素系材料、リチウム遷移金属酸化物、リチウム遷移金属窒化物等が挙げられる。
《セパレータ72、74》
セパレータ72、74は、図2に示すように、正極シート50と負極シート60とを隔てる部材である。この例では、セパレータ72、74は、微小な孔を複数有する所定幅の帯状のシート材で構成されている。セパレータ72、74には、樹脂製の多孔質膜、例えば、多孔質ポリオレフィン系樹脂で構成された単層構造のセパレータ或いは積層構造のセパレータを用いることができる。この例では、図2に示すように、負極活物質層63の幅b1は、正極活物質層53の幅a1よりも少し広い。さらにセパレータ72、74の幅c1、c2は、負極活物質層63の幅b1よりも少し広い(c1、c2>b1>a1)。
《耐熱層、HRLセパレータ》
また、セパレータ72、74は、正極活物質層53と負極活物質層63とを絶縁するとともに、電解質の移動を許容する。図1および図2では、図示は省略するが、セパレータ72、74は、上述した樹脂製の多孔質膜を基材とし、その表面に耐熱層が形成されているとよい。耐熱層は、例えば、アルミナのような金属酸化物やセラミックのフィラーをバインダで接着した多孔膜で構成されているとよい。耐熱層は、HRL(Heat Resistance Layer)とも称される。かかる少なくとも片面に耐熱層が形成されたセパレータは、ここではHRLセパレータと称する。なお、耐熱層は、正極活物質層53あるいは負極活物質層63を覆うように形成することも可能であるが、ここではセパレータに耐熱層が形成されたHRLセパレータ72、74を用いる場合について、好適な非水電解質二次電池の製造方法を説明する。
なお、正極または負極に耐熱層を形成するよりも、セパレータに耐熱層を形成する方が有利である理由として、以下のような理由が挙げられる。
1.セパレータに耐熱層を形成する場合には、セパレータの熱収縮を防止できる。このため、例えば、過充電時に発熱した場合にセパレータの形状が維持されやすい。
2.捲回電極体40を作成する際に、セパレータに耐熱層が形成されていると、正極活物質層53および負極活物質層63の外側まで耐熱層で覆うことができる。このため、耐熱層がより確実に機能する傾向がある。
3.正極活物質層53あるいは負極活物質層63の表面に耐熱層を形成すると、正極活物質層53や負極活物質層63の表面が耐熱層で覆われることになる。この場合、正極活物質層53や負極活物質層63の表面が耐熱層で覆われる分、電解液を通じてリチウムイオンが拡散しにくくなり、電池特性が悪くなる場合がある。
《電極体40の取り付け》
この実施形態では、電極体40は、図2に示すように、帯状の正極(正極シート50)と、帯状の負極(負極シート60)と、帯状のセパレータ(セパレータ72,74)とを順に重ねて捲回する。捲回された電極体(捲回電極体)は、捲回軸WLを含む一平面に沿って扁平に押し曲げられている。図2に示す例では、正極集電箔51の露出部52と負極集電箔61の露出部62とは、それぞれセパレータ72、74の両側において、らせん状に露出している。この実施形態では、図1に示すように、電極体40は、セパレータ72、74からはみ出た正負の露出部52、62の中間部分が寄せ集められ、電池ケース20の内部に配置された正負の内部端子23、24の先端部23a、24aに溶接されている。
図1に示す形態では、捲回軸WLを含む一平面に沿って扁平な捲回電極体40が電池ケース20に収容されている。電池ケース20には、さらに電解液80が注入される。電解液80は、捲回軸WL(図2参照)の軸方向の両側から電極体40の内部に浸入する。
ところで、かかる非水電解質二次電池では、図1および図2に記載された正極シート50と負極シート60とは、セパレータ72、74を介在させて重ねて捲回し、捲回電極体40を得ている。さらに、捲回電極体40は、捲回軸WLを含む一平面に沿って扁平な形状に押し曲げられる。そして、扁平に押し曲げられた捲回電極体40には、正負の電極端子23、24が取付けられて、電池ケース20に収容されている。ここで、扁平に押し曲げられた捲回電極体40は、扁平に押し曲げられた状態で形状が安定していることが望ましい。つまり、扁平に押し曲げられた後で、スプリングバックによって元の形状に戻る量が大きいと、正負の電極端子23、24を取付け難くなったり、電池ケース20にスムーズに挿入できなかったりする。
また、正極シート50の正極活物質層53や負極シート60の負極活物質層63は、例えば、正極活物質粒子または負極活物質粒子およびバインダを含むペースト状の合剤を集電箔に塗布し、これを乾燥させ、プレスすることによって集電箔に形成される。そして、これに耐熱層が形成されたHRLセパレータ72、74を用いる場合には、正極シート50と、負極シート60と、HRLセパレータ72、74とを予め定められた順番に重ねて捲回する。この場合、扁平に押し曲げられた後で、スプリングバックによって元の形状に戻る量が大きい傾向があった。ここでは、扁平に押し曲げられた後で、スプリングバックによって元の形状に戻る量が小さく抑えられうる非水電解質二次電池の製造方法を提案する。
《非水電解質二次電池の製造方法》
図3は、ここで提案される非水電解質二次電池の製造方法のフローを示すブロック図である。
ここで提案される非水電解質二次電池の製造方法は、正極シート50を得る工程(S10)と、負極シート60を得る工程(S20)と、HRLセパレータ72、74を得る工程(S30)と、負極シート60とHRLセパレータ72、74とを重ねてプレスする工程(S40)と、さらに正極シートを重ねて捲回する捲回工程(S50)と、捲回された電極体を扁平にプレスする工程(S60)とを備えている。
ここで、正極シート50を得る工程(S10)では、正極集電箔51に正極活物質層53が保持された正極シート50が得られる。例えば、正極シート50を得る工程において、正極集電箔51にペースト状の正極合剤(正極合剤ペースト)を塗布し、乾燥させ、プレスするとよい(S11,S12)。これによって、正極集電箔51に正極活物質層53が保持された正極シート50が得られる。ここで得られる正極シート50の正極活物質層53は、この段階で予め定められた密度にプレスされている。また、正極シート50は、スリット加工によって、正極集電箔51を適当な幅に切断するとよい(S13)。これによって、予め定められた幅の帯状の正極シート50が得られる。ここで得られる正極シート50では、正極集電箔51の両面に正極活物質層53が形成されているとよい。
また、負極シート60を得る工程(S20)では、負極集電箔61に負極合剤ペーストを塗布し、乾燥させて、負極集電箔61に負極活物質層63が保持された負極シート60が得られる(S21)。また、負極シート60は、スリット加工によって、負極集電箔61を適当な幅に切断するとよい(S22)。これによって、予め定められた幅の帯状の負極シート60が得られる。ここで得られる負極シート60の負極活物質層63は、プレスされていない状態である。また、ここで得られる負極シート60では、負極集電箔61の両面に負極活物質層63が形成されているとよい。
HRLセパレータ72、74を得る工程(S30)では、セパレータ基材72A、74Aの少なくとも片面に耐熱層72B、74B(HRL)が形成されたHRLセパレータが得られる。ここで、HRLセパレータ72、74は、例えば、セパレータ基材72A、74Aの片面に耐熱層72B、74Bが形成されているとよい。
ここで、図4は、負極シート60とHRLセパレータ72、74とを重ねた状態を模式的に示しており、図5は、重ねられた負極シート60とHRLセパレータ72、74とをプレスした状態を模式的に示している。図4において、破線Aは、負極活物質層63と耐熱層72B、74Bとの境界を示している。これに対して、図5において、破線Aで囲まれた領域は、プレス後における負極活物質層63と耐熱層72B、74Bの境界部分を示している。負極シート60とHRLセパレータ72、74とを重ねてプレスする工程(S40)では、図4に示すように、負極活物質層63が形成された面と耐熱層72B、74Bが形成された面とが重ねられる。そして、図5に示すように、負極シート60とHRLセパレータ72、74とが重ねられた状態で、負極シート60とHRLセパレータ72、74とをプレスする。これにより、HRLセパレータ72、74の耐熱層72B、74Bの表面の一部が、負極シート60の負極活物質層63の表面に入り込む(食い込む)。このため、負極シート60とHRLセパレータ72、74とがずれにくい。
なお、ここでは、負極シート60の負極活物質層63とHRLセパレータ72、74の耐熱層72B、74Bと重ねてプレスし、その後に正極シート50を重ねて捲回し、得られた捲回電極体40を扁平にプレスしている。これに限らず、正極シート50の正極活物質層53とHRLセパレータ72、74の耐熱層72B、74Bと重ねてプレスし、その後に負極シート60を重ねて捲回し、得られた捲回電極体40を扁平にプレスしてもよい。この場合でも、既に活物質層がプレスされた正負の電極シート50、60を用意し、これにHRLセパレータ72、74が介在するように重ねて捲回し、得られた捲回電極体40を扁平にプレスする場合に比べて、スプリングバックを小さく抑えることができる。
次に、上述のようにプレスされた負極シート60とHRLセパレータ72、74とに正極シート50が重ねられて捲回される(S50)。そして、捲回された電極体が、捲回軸WLを含む一平面に沿って扁平な形状にプレスされる(S60)。
かかる非水電解質二次電池の製造方法によれば、扁平にプレスされた捲回電極体40のスプリングバックが小さく抑えられる。これは、負極シート60とHRLセパレータ72、74とをプレスする工程(S50)において、HRLセパレータ72、74の耐熱層72B、74Bの表面の一部が、負極シート60の負極活物質層63の表面に入り込む(食い込む)。このため、負極シート60とHRLセパレータ72、74とがずれにくい。
ここでは、捲回電極体40のスプリングバックは、プレス時の拘束を解いた後で、扁平にプレスされた捲回電極体40の厚さが戻る事象をいう。ここで、スプリングバックの戻り量は、プレス時の拘束を解いた直後の捲回電極体40の厚さh0と、プレス時の拘束を解いてから予め定められた時間経過時の捲回電極体40の厚さh1との差分Δh(Δh=h1−h0)で評価される。ここでは、戻り量は、当該Δh(Δh=h1―h0)/h0×100(%)とし、プレス時の拘束を解いた直後の捲回電極体40の厚さh0から、捲回電極体40の厚さが戻った量をその変化率で評価している。
本発明者の知見によれば、この際、負極シート60の圧縮率を1.39以上にすることによって、HRLセパレータ72、74に対して負極シート60がさらにずれにくくなり、スプリングバックがほとんど生じない。ここで、電極シートの集電体(集電箔)に、合剤ペーストを塗布し、乾燥した後で測定した電極シートの厚さt1(プレス前の厚さ)と、乾燥した負極活物質層をプレスした後で測定した電極シートの厚さt2とを測定する。そして、プレス前の電極シートの厚さ(t1)を、プレス後の電極シートの厚さ(t2)で割った値(t1/t2)を圧縮率とした(圧縮率=t1/t2)。
かかる圧縮率は、1に近いほどプレス前後の電極シートの厚さの変化が小さく、数値が大きくなるほど、プレス前後で活物質層が圧縮された変化が大きいことを示している。なお、電極シートを単独でプレス(圧延)した場合には、単純に、プレスの前後で、電極シートの圧縮率を算出するとよい。電極活物質層が形成された面と耐熱層が形成された面とが重ねられるように、電極シートとHRLセパレータとを重ねた状態で、電極シートとHRLセパレータとをプレスした場合には、電極シートとHRLセパレータとを剥がして、電極シートの厚さを測定して圧縮率を算出するとよい。
ここでは、下記のような捲回電極体のサンプルを作成し、スプリングバックによる戻り量を評価した。ここで用意した正極シート、負極シート、HRLセパレータは、それぞれ以下の通りである。
≪各サンプルの正極シート≫
ここで、各サンプルの正極シートでは、それぞれ同じ活物質(ここでは、LiNiCoMnO(リチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物))を用いた。正極の導電材には、アセチレンブラック、バインダとしてPVDFを用いた。正極活物質粒子と導電材とバインダとの質量割合は、正極活物質粒子:導電材:バインダ=90:6:4とした。また、正極集電体には、長さ3000mm、幅115mm、厚さ15μmのアルミニウム箔を用いた。正極活物質層は、正極集電体の両面の長さ3000mm、幅100mmの領域に合剤ペーストを塗布し、乾燥させることによって形成した。また、正極活物質層の乾燥後の目付量は、ここでは凡そ32mg/cmにした。ここでの目付量は、正極集電体の両面に形成された正極活物質層を合わせた目付量である。正極活物質層は、正極集電体の両面において凡そ同程度の目付量で形成されている。ここで、正極活物質層は、正極集電箔に合剤ペーストを塗布し、乾燥させ、さらにプレス(圧延)することによって形成される。正極活物質層をプレス(圧延)するタイミングは、各サンプルによって異なる。
≪各サンプルの負極シート≫
各サンプルの負極シートでは、それぞれ同じ活物質(ここでは、鱗片黒鉛)を用いた。バインダにはSBRを用いた。負極活物質粒子と増粘材とバインダとの質量割合は、負極活物質粒子:増粘材:バインダ=98:1:1とした。負極集電体には、長さ3100mm、幅210mm、厚さ10μmの銅箔を用いた。負極活物質層は、負極集電体の両面の長さ3100mm、幅105mmの領域に合剤ペーストを塗布し、乾燥させることによって形成した。また、負極活物質層の乾燥後の目付量は、サンプル毎に異なるが、ここでは凡そ17〜20mg/cmにした。ここでの目付量は、負極集電体の両面に形成された負極活物質層を合わせた目付量である。負極活物質層は、負極集電体の両面において凡そ同程度の目付量で形成されている。ここで、負極活物質層は、負極集電箔に合剤ペーストを塗布し、乾燥させ、さらにプレス(圧延)することによって形成される。負極活物質層をプレス(圧延)するタイミングは、各サンプルによって異なる。
《各サンプルのHRLセパレータ》
各サンプルのHRLセパレータは、セパレータ基材に、耐熱層(HRL:Heat Resistance Layer)が形成されている。セパレータ基材としては、ポリプロピレン(PP)とポリエチレン(PE)からなるPP/PE/PPの三層構造の多孔質シートを用いた。この基材の幅方向の寸法は112mm、シート長は約5000mm、厚みは20μmであり、シャットダウン温度(PE層の軟化点)は128℃であった。耐熱層は、フィラーと結着剤とが含まれている。ここでは、フィラーとしてアルミナが用いられている。ここで、耐熱層を形成するための耐熱層形成用スラリーを調製した。具体的には、無機フィラーとしてのアルミナ(D50:0.9μm、BET比表面積:18m/g)と、バインダとしてのスチレンブタジエンゴム(SBR)と、増粘材としてのカルボキシメチルセルロースCMCとを、これら材料の質量比が、アルミナ:バインダ:増粘材として、97:2:1となるようにイオン交換水と混合することにより耐熱層形成用スラリーを調製した。そして、セパレータ基材の片面に上記耐熱層形成用スラリーを一般的なグラビア塗工法により塗工した。次いで、塗工後のセパレータを乾燥させることで、基材の片面に耐熱層を形成した。なお、乾燥後におけるセパレータ基材と耐熱層とを合わせたHRLセパレータ全体の厚みは約25μmであった。
ここで表1には、各サンプルの構成と、捲回電極体40のスプリングバックの戻り量との関係が示されている。
Figure 2015204282
ここで、サンプル1は、正極活物質層が予めプレス(圧延)された正極シートと、負極活物質層が予めプレス(圧延)された負極シートとを用意した。ここで、正極シートの圧縮率は1.13である。負極シートの圧縮率は1.52である。そして、HRLセパレータの耐熱層を正極活物質層に向け、図2に示すように、HRLセパレータ72、正極シート50、HRLセパレータ74、負極シート60の順に重ねて捲回した捲回電極体40である。この場合、捲回電極体のスプリングバックの戻り量は、凡そ25%であった。
サンプル2は、正極活物質層がプレス(圧延)される前の正極シートと、負極活物質層が予めプレス(圧延)された負極シートとを用意した。ここで、負極シートの圧縮率は1.52である。そして、ここでは、正極シート50の両側の正極活物質層53にそれぞれHRLセパレータ72、74の耐熱層が重ねられるように、正極シート50とHRLセパレータ72、74とを重ねて一緒にプレスする。その後に、図2に示すように、HRLセパレータ72、正極シート50、HRLセパレータ74、負極シート60の順になるように負極シートを重ねて捲回し、得られた捲回電極体を扁平にプレスしている。ここで、正極シートの圧縮率はサンプル1と同じく1.13とした。この場合、捲回電極体のスプリングバックの戻り量は、凡そ20%であった。
サンプル3は、正極活物質層が予めプレス(圧延)された正極シートと、負極活物質層が予めプレス(圧延)された負極シートとを用意した。ここで、正極シートの圧縮率は1.13である。負極活物質層の目付量は、17mg/cmであり、負極シートの圧縮率は1.52である。そして、HRLセパレータの耐熱層を負極活物質層に向け、図2に示すように、HRLセパレータ72、正極シート50、HRLセパレータ74、負極シート60の順に重ねて捲回した捲回電極体40である。この場合、捲回電極体40のスプリングバックの戻り量は、凡そ27%であった。
サンプル4〜14は、正極活物質層が予めプレス(圧延)された正極シートと、負極活物質層がプレス(圧延)される前の負極シートとを用意した。ここで、正極シートの圧縮率はサンプル1〜3と同じく1.13である。負極シート60の両側の負極活物質層63にそれぞれHRLセパレータ72、74の耐熱層が重ねられるように、負極シート60とHRLセパレータ72、74とを重ねて一緒にプレスする。その後に、図2に示すように、HRLセパレータ72、正極シート50、HRLセパレータ74、負極シート60の順になるように正極シート50を重ねて捲回し、得られた捲回電極体を扁平にプレスしている。
ここで、サンプル4〜6は、負極活物質層の目付量をそれぞれ17mg/cm、14mg/cm、20mg/cmとし、負極シート60の圧縮率を1.52としたものである。ここでは、負極活物質層の目付量に関わらず、捲回電極体40のスプリングバックの戻り量は、凡そ0%であった。このため、捲回電極体40のスプリングバックの戻り量は、活物質層の目付量よりも、圧縮率による影響が大きいと考えられる。
サンプル7〜14は、負極活物質層の目付量をそれぞれ17mg/cmとし、負極シート60の圧縮率を1.00〜1.60まで徐々に圧縮率を高くしたものである。ここでは、圧縮率が高くなるにつれて、捲回電極体40のスプリングバックの戻り量が小さくなる傾向があった。ここで、スプリングバックの戻り量は、負極シート60の圧縮率が1.28である場合には、16%程度であるが、負極シート60の圧縮率が1.30以上になると、格段に小さくなる。例えば、負極シート60の圧縮率が1.34であるサンプル11は、スプリングバックの戻り量が凡そ5%である。負極シート60の圧縮率が1.39であるサンプル12では、スプリングバックの戻り量が凡そ1%である。負極シート60の圧縮率が1.45であるサンプル13では、スプリングバックの戻り量が凡そ0%である。負極シート60の圧縮率が1.60であるサンプル14では、スプリングバックの戻り量が凡そ0%である。
ここで例示されるように、サンプル1,3のように、予めプレス(圧延)された正極シートと、負極シートとを用意し、これをHRLセパレータと重ねて捲回する場合では、スプリングバックによる戻り量が大きい傾向がある。これに対して、サンプル2およびサンプル4〜6のように、活物質層にHRLセパレータの耐熱層を重ね、HRLセパレータと電極シートとを一緒にプレスする場合で、かつ、当該電極シートの圧縮率が同程度である場合には、スプリングバックによる戻り量が小さく抑えられる傾向がある。
また、サンプル4〜6のように、上述したような非水電解質二次電池では、負極シートの圧縮率は、正極シートの圧縮率よりも高い傾向がある。活物質層にHRLセパレータの耐熱層を重ね、HRLセパレータと電極シートとを一緒にプレスする電極シートは、正極よりも負極である方が好ましい。つまり、負極シートをHRLセパレータと一緒にプレスすることによって、スプリングバックによる戻り量が小さく抑えられる傾向がある。
さらに、HRLセパレータと電極シートとを一緒にプレスする電極シートの圧縮率は、好ましくは、1.30以上であるとよい。これにより、スプリングバックの戻り量がある程度、小さく抑えられる。より好ましくは、1.39以上であるとよい。これにより、スプリングバックの戻り量がかなり小さく抑えられる。
以上、ここで提案される非水電解質二次電池の製造方法を説明したが、ここで提案される非水電解質二次電池の製造方法は、上述した実施形態に限定されない。また、ここで提案される製造方法によって得られる非水電解質二次電池は、捲回電極体のスプリングバックによる戻り量が小さく抑えられ、電極端子の取付けや、電池ケースへの収容が容易になる。
例えば、種々の二次電池に適用でき、その用途としては、例えば車両に搭載されるモーター用の動力源(駆動用電源)が挙げられる。車両の種類は特に限定されないが、例えばプラグインハイブリッド自動車(PHV)、ハイブリッド自動車(HV)、電気自動車(EV)、電気トラック、原動機付自転車、電動アシスト自転車、電動車いす、電気鉄道等が挙げられる。なお、かかる非水電解液二次電池は、それらの複数個を直列および/または並列に接続してなる組電池の形態で使用されてもよい。また、ここで非水電解質二次電池としてはリチウムイオン二次電池を例示したが、ここで製造される電極シートは、種々の電池に適用されうる。
10 リチウムイオン二次電池
20 電池ケース
21 ケース本体
22 封口板
23 正極端子(電極端子)
24 負極端子(電極端子)
30 安全弁
32 注液口
33 封止材
40 捲回電極体
50 正極シート(電極シート)
51 正極集電箔
52 露出部
53 正極活物質層
60 負極シート(電極シート)
61 負極集電箔
62 露出部
63 負極活物質層
72,74 セパレータ
72A、74A セパレータ基材
72B、74B 耐熱層
80 電解液
WL 捲回軸

Claims (3)

  1. 電極集電箔に電極合剤ペーストを塗布し、乾燥させて、前記電極集電箔に電極活物質層が保持された、正極または負極のうち一方の電極シートを得る工程と、
    正極または負極のうち他方の電極シートを得る工程と、
    セパレータ基材の少なくとも片面に耐熱層が形成されたHRLセパレータを得る工程と、
    前記電極活物質層が形成された面と前記耐熱層が形成された面とが重ねられるように、前記一方の電極シートと前記HRLセパレータとを重ねた状態で、前記一方の電極シートと前記HRLセパレータとをプレスする工程と、
    プレスされた前記電極シートと前記HRLセパレータとに、前記他方の電極シートを重ねて捲回する捲回工程と、
    前記捲回された電極体を扁平にプレスする工程と
    を含む、非水電解質二次電池の製造方法。
  2. 前記一方の電極シートが負極の電極シートであり、前記他方の電極シートが正極の電極シートである、請求項1に記載された非水電解質二次電池の製造方法。
  3. 前記一方の電極シートと前記HRLセパレータとをプレスする工程において、前記電極シートの電極活物質層の圧縮率が1.30以上である、請求項1または2に記載された非水電解質二次電池の製造方法。
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