JP2015200847A - 焦点調節装置、カメラシステム、および撮像装置の焦点調節方法 - Google Patents

焦点調節装置、カメラシステム、および撮像装置の焦点調節方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像素子の画面中心と、光学系の光軸中心がずれる場合であっても、精度よくデフォーカス量を補正することが可能な焦点調節装置、カメラシステム、および撮像装置の焦点調節方法を提供する。
【解決手段】撮影レンズ11を通過した光束を受光し光電変換して像信号を出力する撮像用の画素と焦点検出用画素を有する撮像素子21と、撮像素子を撮影レンズの光軸と垂直な方向に移動させて手ブレを補正すると共に移動に関する情報を出力する防振部25とを有する撮像装置の焦点調節方法において、焦点検出領域に含まれる複数の焦点検出用画素の出力に基づいて焦点調節信号defocus_dat(#11)を生成し、防振部の出力する情報(Xs,Ys)(#9)と焦点検出領域の位置(x,y)(#5)に応じて焦点調節信号を補正する(S25)。
【選択図】 図3

Description

本発明は、焦点検出結果に基づいて撮影レンズの焦点調節を行う焦点調節装置、カメラシステム、および撮像装置の焦点調節方法に関する。
主被写体は、必ずしも撮影画面の中央にあるとは限らないことから、複数の測距エリアを設け、各測距エリアからの測距結果(デフォーカス方向およびデフォーカス量)に基づいて、撮影レンズの焦点調節が行われている。この場合、撮影レンズの収差等により、各測距エリアで得られたデフォーカス量は、光軸中心から距離が離れると誤差が大きくなる。そこで、光軸中心から各測距エリアまでの距離に応じてデフォーカス量を補正するための補正量を演算し、各測距エリアで求められた各デフォーカス量に対して、この補正量で補正を行うことにより、正確なデフォーカス量を演算することが提案されている(特許文献1参照)。
特許第3236799号公報
近年、手ブレを打ち消す方向に撮像素子を移動させ、手ブレを補正する防振機構を搭載したカメラが知られている。この防振機構を組み込んだカメラでは、撮像素子の光軸中心から各測距エリアまでの距離に応じて補正量を求めデフォーカス量を補正する方法では、防振機構が動作すると、正確なデフォーカス量を演算することができない。
この点について、図7を用いて説明する。図7に示すカメラにおいては、撮像素子21上に複数の測距エリア103が配置されており、撮像素子21の画面中心101を中心に対称に複数の測距エリア103が配置されている。図7に示す例では、測距エリア103は、1行目に3か所、2行目〜4行目に各5か所、5行目に3か所の測距エリアを配置している。撮像素子100は、手ブレ防止のために防振機構によってズレ量(Xs,Ys)、移動される。このため画面中心101は、ズレ量(Xs,Ys)だけ移動し、画面中心にある測距エリア103aにおいても、また光軸中心101から距離dだけ離れた位置にある測距エリア103bにおいても、ズレ量(Xs、Ys)、移動する。
このように、手ブレ防止のために、撮像素子を移動させる方式(イメージャシフト方式と称す)の場合には、光軸中心と画面中心との位置関係がずれ、光軸中心から測距エリアまでの距離が変動してしまう。すなわち、図7に示す距離dが変化してしまう。このため、デフォーカス量の補正量の精度を確保することができない。
また、従来の補正方法では、画面中心からの距離dに対してのみ、デフォーカス量の補正量を求めていたので、交換レンズ固有の状態、例えば、ズームレンズの位置やフォーカスレンズの位置については、考慮していないため、デフォーカス量の補正量を精度よく求めることができなかった。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、撮像素子の画面中心と、光学系の光軸中心がずれる場合であっても、精度よくデフォーカス量を補正することが可能な焦点調節装置、カメラシステム、および撮像装置の焦点調節方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係る焦点調節装置は、撮影レンズを通過した光束を受光し光電変換して像信号を出力する撮像用画素と焦点検出用画素を有する撮像素子と、上記撮像素子を上記撮影レンズの光軸と垂直な方向に移動させて手ブレを補正すると共に移動に関する情報を出力する防振部と、上記焦点検出用画素の出力に基づいて焦点調節信号を演算する演算部と、上記焦点検出用画素の像高位置に応じて上記焦点調節信号を補正する補正値を記憶する記憶部と、上記記憶部の出力と上記防振部の出力する情報と上記焦点検出画素の位置に応じて上記焦点調節信号を補正する補正部と、を具備する。
第2の発明に係る焦点調節装置は、上記第1の発明において、上記記憶部は、像高位置に応じた上記撮影レンズの収差に関する補正値を記憶する。
第3の発明に係る焦点調節装置は、上記第1の発明において、上記撮影レンズは、光軸方向に移動可能で焦点距離を調節可能なレンズを含み、上記記憶部は、上記焦点距離に応じた補正値を記憶する。
第4の発明に係る焦点調節装置は、上記第1の発明において、上記撮影レンズは、光軸方向に移動可能な焦点調節用レンズを含み、上記記憶部は、上記焦点調節用レンズの位置に応じた補正値を記憶する。
第5の発明に係るカメラシステムは、撮影光学系を有する交換レンズと該交換レンズを装着可能なカメラ本体とを有するカメラシステムにおいて、上記交換レンズは、撮像素子の撮像領域の像高位置に応じて焦点調節に関する補正値を記憶し、上記補正値を上記カメラ本体に出力する記憶部を有し、上記カメラ本体は、上記撮影光学系を通過した光束を受光し光電変換して像信号を出力する撮像用画素と焦点検出用画素を有する撮像素子と、上記焦点検出用画素の出力に基づいて焦点調節信号を演算する演算部と、上記撮像素子を上記撮影レンズの光軸と垂直な方向に移動させて手ブレを補正すると共に移動に関する情報を出力する防振部と、上記記憶部の出力する補正値と上記防振部の出力する上記移動に関する情報と上記焦点検出画素の位置に応じて上記焦点調節信号を補正する補正部と、を具備する。
第6の発明に係るカメラシステムは、撮影光学系を有する交換レンズと該交換レンズを装着可能なカメラ本体とを有するカメラシステムにおいて、上記交換レンズは、撮像素子の撮像領域の像高位置に応じて焦点調節に関する補正値を記憶し、上記補正値を上記カメラ本体に出力する記憶部と、上記撮影レンズの一部を光軸と垂直な方向に移動させて手ブレを補正すると共に移動に関する情報を出力する防振部と、を有し、上記カメラ本体は、上記撮影光学系を通過した光束を受光し光電変換して像信号を出力する撮像用画素と焦点検出用画素を有する撮像素子と、上記焦点検出用画素の出力に基づいて焦点調節信号を演算する演算部と、上記記憶部の出力する補正値と上記防振部の出力する上記移動に関する情報と上記焦点検出画素の位置に応じて上記焦点調節信号を補正する補正部と、を具備する。
第6の発明に係る撮像装置の焦点調節方法は、撮影レンズを通過した光束を受光し光電変換して像信号を出力する撮像用の画素と焦点検出用画素を有する撮像素子と、上記撮像素子を上記撮影レンズの光軸と垂直な方向に移動させて手ブレを補正すると共に移動に関する情報を出力する防振部とを有する撮像装置の焦点調節方法において、上記撮像素子に対して焦点検出領域を設定し、上記焦点検出領域に含まれる複数の焦点検出用画素の出力に基づいて焦点調節信号を生成し、上記防振部の出力する情報と上記焦点検出領域の位置に応じて上記焦点調節信号を補正する。
本発明によれば、撮像素子の画面中心と、光学系の光軸中心がずれる場合であっても、精度よくデフォーカス量を補正することが可能な焦点調節装置、カメラシステム、および撮像装置の焦点調節方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るカメラの主として電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るカメラの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るカメラの測距演算結果の補正の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るカメラにおいて、補正感度用近似関数を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係るカメラの主として電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るカメラの測距演算結果の補正の動作を示すフローチャートである。 従来のイメージャシフト方式を採用したカメラにおいて、画面中心と光軸中心がずれることを説明する図である。
以下、図面に従って本発明を適用したデジタルカメラ(以下、「カメラ」と略記する)を用いて好ましい実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るカメラの主として電気的構成を示すブロック図である。本実施形態に係るカメラは、交換レンズ鏡筒10と、この交換レンズ鏡筒10装着可能なカメラ本体20から構成されている。本実施形態においては、交換レンズ鏡筒10とカメラ本体20を別体に構成しているが、一般的なコンパクトカメラのように一体に構成しても勿論かまわない。
交換レンズ鏡筒10内には、撮影レンズ11が配置されている。撮影レンズ11は、フォーカスレンズ11aおよびズームレンズ11b(これらのレンズを総称する場合には、撮影レンズ11)を含み、被写体Sの光学像を形成するための複数の光学レンズから構成される。フォーカスレンズ11aは、焦点調節を行うためのレンズであり、ズームレンズ11bは焦点距離を変化させるためのレンズであり、光軸方向に移動する。
また、交換レンズ鏡筒10内には、アクチュエータ12およびレンズ制御部13が設けられている。レンズ制御部13は、CPU等を含み、記憶部14に記憶されたプログラムおよびカメラ本体20内のAF演算部23からの制御信号に従って、交換レンズ鏡筒10の制御を行う。例えば、レンズ制御部13は、カメラ本体20内のAF演算部23から、デフォーカス量を受信し、これらの情報に基づいて、アクチュエータ12の制御を行う。アクチュエータ12は、複数のアクチュエータを有し、撮影レンズ11を光軸方向に移動し、焦点調節やパワーズーム等を行う。また、フォーカスレンズ11aやズームレンズ11bの位置を検出し、この検出結果をAF演算部23に送信する。
また、交換レンズ鏡筒10内には、記憶部14を有する。この記憶部14は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを有し、交換レンズ鏡筒10を制御するためのプログラムが記憶されており、前述のレンズ制御部13は、このプログラムに従って交換レンズ鏡筒10内を制御する。また、記憶部14は、交換レンズ鏡筒10の種々の調整値等を記憶する。また、記憶部14は、焦点検出用画素の像高位置に応じて焦点調節信号を補正する補正値を記憶する。また、この記憶部14は、像高位置に応じて撮影レンズ11の収差に関する補正値を記憶する。記憶部14は、ズームレンズ11bを移動させて可変させる撮影レンズ11の焦点距離に応じた補正値を記憶する。記憶部14は、焦点調節用レンズ(例えば、フォーカスレンズ11a)の位置に応じた補正値を記憶する。記憶部14には、調整値や補正値等を工場出荷時等に記憶する。これらの調整値や補正値等は、レンズ制御部13を介して、カメラ本体20内のAF演算部23に出力される。
カメラ本体20内には、撮像素子21、画像処理部22、AF演算部23、記録部24、防振部25が設けられている。
撮像素子21は、撮影レンズ11の光軸上であって、被写体像の結像位置付近に配置されている。撮像素子21は、被写体像(光学像)を電気信号に変換する光電変換部を有する複数の画素を備えている。複数の画素は、画素へ入射する光束の入射方向を制限するよう構成された焦点検出用画素(位相差検出用画素とも称す)と、画素へ入射する光束が焦点検出用画素よりも制限されないように構成された撮像用画素を含み、複数の画素は2次元的に配列されている。焦点検出用画素は、測距エリア103(図7参照)内に配置される。
撮像素子21は、焦点検出用画素と撮像用画素から出力される画素値を画像処理部22およびAF演算部23に出力する。画像処理部22は、画素値の内、撮像用画素からの画素値を入力し、ライブビュー表示用画像および記録用画像のための画像処理を行う。また、画像処理部22は、記録用に処理された画像データを記録部24に出力する。記録部24は、本体20の装着自在な電気的書き換え可能な不揮発性メモリを有し、記録用の画像データを入力し、記録する。撮像素子21は、撮影レンズを通過した光束を受光し光電変換して像信号を出力する撮像用画素と焦点検出用画素を有する撮像素子として機能する。
AF演算部23は、CPU等の制御部を有し、画素値の内、焦点検出用画素からの画素値を入力し、位相差検出方式に基づくAF演算を行う。AF演算にあたって、画像処理部22から取得した中心座標位置に基づいて、焦点検出用画素の位置に対応する複数の測距エリアを設定し、この設定した測距エリアのそれぞれについて、デフォーカス量を演算する。そして、設定された測距エリアの優先順位を決定し、さらに測距エリアのデフォーカス量の信頼性を判別し、優先順位と信頼性に基づいて、複数の測距エリアの中から、撮影レンズ11の焦点調節のための測距エリアを選択する。AF演算部23で演算結果のデフォーカス方向およびデフォーカス量は、交換レンズ鏡筒10内のレンズ制御部13に出力され、焦点調節が行われる。AF演算部23は、焦点検出用画素の出力に基づいて焦点調節信号を演算する演算部として機能する。
防振部25は、手ブレ等によって、カメラ本体20に加えられた動きを検出する角速度センサや加速度センサ等を使用したブレ検出部を有し、このブレ検出部の検知信号に基づいて撮像素子21を光軸と垂直な面内で、手ブレ等の動きを打ち消すように移動させる撮像素子シフト機構を有する。また、防振部25は、撮像素子シフト機構に出力した移動に関する情報を、AF演算部23にも出力する。防振部25は、撮像素子を撮影レンズの光軸と垂直な方向に移動させて手ブレを補正すると共に移動に関する情報を出力する防振部として機能する。
前述のAF演算部23は、交換レンズ鏡筒10内の記憶部14から出力された補正値と、防振部25から出力された手ブレ補正のための撮像素子21の移動に関する情報と、測距エリアとして選択された位置とを用いて、撮像素子21の焦点検出用画素からの画素値に基づいて算出されたデフォーカス量に対して、補正を行う。すなわち、防振部25が手ブレ補正のために撮像素子21を移動(シフト)させた場合に、AF演算部23はこのシフト量を考慮してデフォーカス量の補正を行う。AF演算部23は、記憶部14の出力と防振部25の出力する情報と焦点検出画素の位置に応じて焦点調節信号を補正する補正部として機能する。この補正については、図2のステップS7、および図3を用いて後述する。
次に、図2および図3に示すフローチャートを用いて、本実施形態における動作について説明する。このフローチャートにおいては、主として、焦点調節関係の動作を示す。この動作は、AF演算部23が、例えば、プログラムに従ってCPU等によって実行する。
カメラ本体20に電源が投入され、また不図示のレリーズ釦が操作される等によって、焦点調節動作が指示されると、図2に示すフローが動作を開始する。まず、AF用測光・露光を行う(S1)。このステップでは、撮像素子21において、撮像素子21内の焦点検出用画素によって焦点検出を行うための露光を行う。このAF用測光・露光を行うにあたって、図7を用いて説明したように、撮像素子21に複数の測距エリア103が設定されており、各測距エリア103は複数の焦点検出用画素の出力する画素値に基づいて位相差検出を行う。
AF用測光・露光を行うと、次に、AF画素読み出しを行う(S3)。このステップでは、ステップS1における露光の終了後、焦点検出用画素から画素値を読み出し、AF演算部23に画素値を出力する。
AF画素読み出しを行うと、次に、測距演算を行う(S5)。このステップでは、AF演算部23が、ステップS3において読み出した焦点検出用画素からの画素値に基づいて、所謂位相差検出方式によって焦点調節信号(デフォーカス方向とデフォーカス量)を演算する。焦点調節信号の演算にあたっては、手動で測距エリアが設定されている場合には、手動設定された測距エリア(焦点検出領域)中の焦点検出用画素からの画素値を選択し、また測距エリアが自動設定の場合には、各測距エリアからの焦点検出用画素や撮像用画素からの画素値に基づいて、デフォーカス量、コントラスト値、顔検出結果等を求め、これらから測距エリア(焦点検出領域)を設定する。ステップS5において、測距エリアが決まると、測距エリア内に含まれる複数の焦点検出用画素の出力に基づいて焦点調節信号を生成する。
測距演算を行うと、次に、測距演算結果の補正を行う(S7)。このステップでは、防振部25によってイメージャシフトによる手ブレ補正が行われた場合には、このときの撮像素子21の移動に関する情報と、記憶部14からの出力された測距エリアの位置に応じた補正値を用いて、焦点調節信号の補正を行う。ステップS7における詳細な動作については、図3を用いて後述する。
測距演算結果の補正を行うと、次に、合焦しているか否かを判定する(S9)。このステップでは、ステップS7において補正した測距演算結果であるデフォーカス量が、所定の合焦範囲内に入っているか否かを判定する。すなわち、デフォーカス量が所定値以下であれば、合焦していると判定する。
ステップS9における判定の結果、合焦していない場合には、フォーカスレンズ駆動を行う(S11)。このステップでは、AF演算部23は、測距演算結果である焦点調節信号(デフォーカス量を含む)を、交換レンズ鏡筒10内のレンズ制御部13に送信し、レンズ制御部13はアクチュエータ12によってフォーカスレンズ11aを焦点調節信号に基づく位置に移動させる。
ステップS11においてフォーカスレンズ駆動を行うと、またはステップS9における判定の結果、合焦していない場合には、図2に示すフローを終了する。
次に、図3を用いて、図2のS7における測距演算結果の補正について説明する。このフローでは、まず、感度FR_MとFR_Sの補間を行う(S21)。感度は、撮影レンズの光軸上での単位像面移動量に対して所定の像高位置での像面移動量の比を示し、デフォーカス量を補正するための補正値の一形式である。ここで、FR_Mは、メリデイォナル面の感度であり、FR_Sはサジタル面の感度である。すなわち、ステップS5において演算されたデフォーカス量に対して、撮影レンズ11の光学収差に応じた補正を行うための補正値が、この感度FR_MとFR_Sである。
感度FR_MとFR_Sは、交換レンズ鏡筒10内の記憶部14に感度テーブル#7(図3参照)として、記憶されている。この感度テーブル#7に記憶されている感度FR_Mと感度FR_Sは、フォーカスレンズ位置の代表点Obj、ズーム位置の代表点Zn、測距エリアの光軸中心からの距離(X方向)xと、測距エリアの光軸中心からの距離(Y方向)yに対応して、表形式で記憶されている。フォーカスレンズ位置の代表点Objはフォーカスレンズ11aの位置に対応し、ズーム位置の代表点Znはズームレンズ11bの位置に対応し、距離x、yは、各測距エリアの中心点の座標(x,y)に対応する。感度は、撮影レンズ11の光学収差に応じて変化し、この感度は撮影レンズ11の内のフォーカスレンズ11aやズームレンズ11bの位置、および撮像素子21面にある測距エリアの位置に応じて変化する。記憶部14に記憶された感度テーブル#7は、メモリの容量との兼ね合いから、代表的な値に対応して、感度FR_M、FR_Sを記憶している。
ステップS21においては、感度FR_M、FR_Sの補間演算を行う。すなわち、フォーカスレンズ位置dst(#1)、ズーム位置zm(#3)、像高(x、y)(#5)を入力し、これらの値と、感度テーブル#7に記憶されている代表値を用いて、補間演算により、感度FR_M=F(dst,zm,x)、FR_S=(dst、zm、y)を精度よく求める。ここで、フォーカスレンズ位置dst(#1)と、ズーム位置zm(#3)は、交換レンズ鏡筒10内のレンズ制御部13が検出し、この検出結果がAF演算部23に送信されてくる。また、像高(x、y)(#5)は、ステップS5における測距演算の際に、複数の測距エリアの中から、焦点調節信号を生成するための測距エリアを選択しており、この選択された測距エリアの中心座標(x、y)を使用する。
ステップS21における感度FR_M、FR_Sの補間演算について、図4を用いて説明する。図4(a)において、x軸はズームレンズ位置であり、y軸はフォーカスレンズ位置であり、z軸はこれらの位置に対応する感度FR_M、FR_Sを示す。前述したように、感度テーブル#7には、代表的なポイントに対応する感度しか記憶されておらず、図4(a)に示す例においては、LD(i)、ZM(k)に対応する感度D1、LD(i+1)、ZM(k)に対応する感度D2、LD(i)、ZM(k+1)に対応する感度D3、LD(i+1)、ZM(k+1)に対応する感度D4が、感度FR_M、FR_Sとして感度テーブル#7に記憶されている。
図4(a)に示すフォーカスレンズ位置dstと、ズーム位置zmに、直接対応する感度FR_M、FR_Sがないことから、補間により求める。まず、感度D1、D2を補間することにより感度H11を算出し、また感度D3、D4を補間することにより感度H21を算出する。そして、算出された感度H11、H21を補間することにより、感度H31を算出する。この感度H31は、フォーカスレンズ位置dstとズーム位置zmに対応する感度である。
フォーカスレンズ位置dstと、ズーム位置zmに応じた感度を求めると、更に、像高(x、y)を考慮した感度に変換する。図4(b)は、横軸に像高(X方向)をとり、縦軸に感度FR_Mをとっている。なお、横軸の像高(Y方向)とし、縦軸に感度FR_Sとしたグラフは、図4(b)と同様であることから、省略する。
図4(a)に示す例においては、感度H31を補間により求めていたが、図4(a)では、像高x[j]の場合である。記憶部14の感度テーブル#7には、像高x[j+1]に対応するテーブルが記憶されており、図4(a)と同様の補間処理により、像高x[j+1]の場合の感度H32を算出する。像高x[j]と感度H31から決まるポイントと、像高[j+1]と感度H32から決まるポイントを用いて、測距エリアの属する像高xにおける感度H4を、補間処理より算出する。この感度H4は、ステップS21において算出した感度FR_Mである。また同様に、像高y[j]、像高y[j+1]とその感度を用いて、測距エリアの属する像高yにおける感度を補間処理より算出し、この感度がステップS21において算出した感度FR_Sである。
ステップS21において、感度FR_M、FR_Sを補間により算出すると、次に、感度演算を行う(S23)。このステップでは、防振部25から手ブレ補正のための撮像素子21の移動量(イメージャシフト量ともいう)(Xs,Ys)を入力し、撮像素子21の移動量を考慮した感度FR_M,FR_Sを補間処理により求める。すなわち、ステップS21において算出した感度FR_M、FR_Sは、測距エリアによって決まる像高(x、y)における感度であることから、図4(b)を用いて説明した方法で、像高(x,y)からイメージャシフト量(Xs,Ys)だけ移動した像高(x+Xs,y+Ys)における感度を補間処理により算出する。
イメージャシフト量(Xs,Ys)を考慮した感度FR_M、FR_Sを補間処理により算出すると、最終的な感度を、下記(1)式より算出する。
FR=[{(x+Xs)×FR_S}+{(y+Ys)×FR_M}]/(x+y+Xs+Ys) ・・・ (1)
ステップS23において、感度演算を行うと、次に、感度を考慮したデフォーカス量を算出する(S25)。このステップでは、ステップS5(図2参照)で算出したデフォーカス量(defocus_dat)#11に対して、ステップS23で算出した感度FRを除算することにより算出する。すなわち、下記(2)式によりデフォーカス量を算出する。
defocus_dat=defocus_dat/FR ・・・ (2)
上記(2)式によって算出したデフォーカス量defocus_datは、フォーカスレンズ位置dst、ズーム位置zm、像高(x、y)に加えて、イメージャシフト量(Xs,Ys)をも考慮している。このため、手ブレ防止のための防振機構が動作した場合であっても、撮影レンズ11の光学収差の影響を除去し高精度な焦点調節を行うことが可能となる。
ステップS25において、デフォーカス量を算出すると、測距演算結果の補正のサブルーチンを終了し、図2に示すメインフローに戻る。
以上、説明したように、本発明の第1実施形態においては、撮像素子21を撮影レンズ11の光軸と垂直な方向に移動させて手ブレを補正すると共に移動に関する情報(イメージャシフト量)を出力する防振部25と、撮像素子21中の焦点検出用画素の出力に基づいて焦点調節信号(デフォーカス量等)を演算するAF演算部23を有し、焦点調節信号を移動に関する情報(イメージャシフト量)を用いて焦点調節信号を補正している(図3のS23参照)。このため、撮像素子の画面中心と、光学系の光軸中心がずれる場合であっても、精度よくデフォーカス量を補正することができる。
なお、本実施形態においては、撮像素子21上の位置(x、y)の影響をステップS21において考慮し、イメージャシフトによる位置(Xs,Ys)の影響をステップS23において考慮していた。すなわち、2回に分けて、位置における影響を除去していた。しかし、両者は撮像素子21上の位置の影響を除去するものであるから、位置における影響を1回で除去するようにしてもよい。すなわち、ステップS21におけるFR_M、FR_Sの補間処理を行う際に、像高(x、y)とイメージャシフト量(Xs,Ys)を含めて補間処理を行ってもよい。
また、上述のデフォーカス量を算出する(2)式では、デフォーカス量を感度FRで除算していたが、感度FR(補正値)の生成方式によっては、デフォーカス量に感度FRを乗算する等、他の関数式であってもよい。
次に、図5を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態においては、カメラ本体20内に防振部25を設け、手ブレの動きを打ち消すように、撮像素子21を撮影レンズ11の光軸と垂直な面内で移動させていた。これに対して、第2実施形態においては、交換レンズ鏡筒10内に防振部15を設け、手ブレの動きを打ち消すように、撮影レンズ11内の防振用レンズ11cを光軸と垂直な面内で移動させている。
図5を用いて、本実施形態の構成を説明する。第1実施形態と同様の構成については、説明を省略し、相違点を中心に説明する。本実施形態においては、カメラ本体20内の防振部25をなくし、代わりに、交換レンズ鏡筒10内に防振部15を設けている。また、交換レンズ鏡筒10内の撮影レンズ11の一部に防振用レンズ11cを配置している。防振用レンズ11cは、撮影レンズ11の光軸に対して、垂直な面内で移動可能である。防振用レンズ11cが、光軸に垂直な面内で移動すると、光軸中心も移動する。
防振部15は、手ブレ等によって、カメラ本体20および交換レンズ鏡筒10に加えられた動きを検出する角速度センサや加速度センサ等を使用したブレ検出部を有し、このブレ検出部の検知信号に基づいて防振用レンズ11を撮影レンズ11の光軸の垂直な面内で、手ブレ等の動きを打ち消すように移動させる防振用レンズシフト機構を有する。また、防振部15は、防振用レンズシフト機構に出力した移動に関する情報を、レンズ制御部13を介して、AF演算部23に出力する。防振部15は、撮影レンズの一部を光軸と垂直な方向に移動させて手ブレを補正すると共に移動に関する情報を出力する防振部として機能する。
本実施形態における動作は、第1実施形態の場合と同様であり、図2および図6に示したフローに沿って測距結果の補正を行い、相違点を中心に説明する。図6は、図3に示すフローに対して以下に示す点が異なる。
図3に示す第1実施形態においては、カメラ本体20内の防振部25から出力されていたイメージャシフト量#9の代わりに、図6に示す本実施形態においては、AF演算部23は、交換レンズ鏡筒10内の防振部15から出力される防振レンズ11Cの光軸の移動量(移動方向も含む)である光軸シフト量(Xa,Ya)#9Aを入力する。そして、ステップS22においてAF演算部23は、光軸シフト量(Xa,Ya)を撮像素子21上の像の移動量である像シフト量(Xi,Yi)に変換する。防振レンズ11Cの光軸シフト量を撮像素子21上の像シフト量に変換する変換式は、交換レンズ10の記憶部14に記憶されている。AF演算部23は、レンズ制御部13より上記変換式を受信して記憶している。また、フォーカスレンズ位置dst、ズームレンズ位置zmの変化の情報に応じて変換式を変更する。
なお、なお、レンズ制御部13は上記変換式をAF演算部23に送信しているが、レンズ制御部13が、光軸シフト量(Xa,Ya)を上記変換式に基づいて像シフト量に変換し、算出した像シフト量をAF演算部23に送信してもよい。この時、フォーカスレンズ位置dst、ズームレンズ位置zm等の光学条件に応じて変換式を修正する。この場合は、レンズ制御部13からAF演算部23に送信するデータ量がより少なくなるので、通信によるタイムラグを短縮することができる。また、光軸シフト量を像シフト量に変換する際に、カメラ本体20に関する情報(たとえば光路長など)が必要となる場合がある。その場合は、AF演算部23からレンズ制御部13にカメラ本体20に関する情報を送信し、AF演算23はこの情報を反映して像シフト量を算出する。
次に、感度演算を行う(S23A)。このステップでは、防振部15から出力される手ブレ補正による光軸シフト量に基づいて算出される撮像素子21上での像シフト量(Xi,Yi)に基づいて、像シフト量を考慮した感度FR_M,FR_Sを補間処理により求める。すなわち、ステップS21において算出した感度FR_M、FR_Sは、測距エリアによって決まる像高(x,y)における感度であることから、図4(b)を用いて説明した方法で、像高(x,y)から像シフト量(Xi,Yi)だけ移動した像高(x+Xi,y+Yi)における感度を補間処理により算出する。
像シフト量(Xi,Yi)を考慮した感度FR_M、FR_Sを補間処理により算出すると、最終的な感度を、下記(3)式より算出する。
FR=[{(x+Xi)×FR_S}+{(y+Yi)×FR_M}]/(x+y+Xi+Yi) ・・・ (3)
なお、第1実施例のイメージャシフト量と第2実施例の像シフト量とは、像高位置のずれ方向に関して同一方向で符号が逆になるので、この違いは(3)式において考慮されている。その他の動作は図2および図3のフローチャートと同じである。
このように、本発明の第2実施形態においては、撮影レンズの一部(防振用レンズ11c)を光軸と垂直な方向に移動させて手ブレを補正すると共に移動に関する情報を出力する防振部15と、撮像素子21中の焦点検出用画素の出力に基づいて焦点調節信号(デフォーカス量等)を演算するAF演算部23を有し、焦点調節信号を移動に関する情報を用いて焦点調節信号を補正している(図3のS23A参照)。このため、撮像素子の画面中心と、光学系の光軸中心がずれる場合であっても、精度よくデフォーカス量を補正することができる。
以上説明したように、本発明の各実施形態においては、撮影レンズ11を通過した光束を受光し光電変換して像信号を出力する撮像用画素と焦点検出用画素を有する撮像素子21と、手ブレを補正すると共に移動に関する情報を出力する防振部25、15と、焦点検出用画素の出力に基づいて焦点調節信号を演算するAF演算部23と、焦点検出用画素の像高位置に応じて焦点調節信号を補正する補正値を記憶する記憶部14と、記憶部14の出力と防振部25、15の出力する情報と焦点検出画素の位置に応じて焦点調節信号を補正する補正部(AF演算部23)を有している。このように、手ブレを補正するために撮像素子21または防振用レンズ11cを移動させる際の移動に関する情報を用いて、焦点調節信号を補正している。このため、撮像素子の画面中心と、光学系の光軸中心がずれる場合であっても、精度よくデフォーカス量を補正することができる。
なお、本発明の各実施形態においては、焦点調節信号を補正する補正値を記憶する記憶部は、交換レンズ鏡筒10内に設けてあったが、レンズ鏡筒がカメラ本体と一体に構成されている場合等においては、カメラ本体内に設けても勿論かまわない。
また、本発明の各実施形態においては、撮影のための機器として、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、ビデオカメラ、ムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、携帯電話、スマートフォーン、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット型コンピュータ、ゲーム機器等に内蔵されるカメラでも構わない。
また、本明細書において説明した技術のうち、主にフローチャートで説明した制御に関しては、プログラムで設定可能であることが多く、記録媒体や記録部に収められる場合もある。この記録媒体、記録部への記録の仕方は、製品出荷時に記録してもよく、配布された記録媒体を利用してもよく、インターネットを介してダウンロードしたものでもよい。
また、特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず」、「次に」等の順番を表現する言葉を用いて説明したとしても、特に説明していない箇所では、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10・・・交換レンズ鏡筒、11・・・撮影レンズ、11a・・・フォーカスレンズ、11b・・・ズームレンズ、11c・・・防振用レンズ、12・・・アクチュエータ、13・・・レンズ制御部、14・・・記憶部、15・・・防振部、20・・・カメラ本体、21・・・撮像素子、22・・・画像処理部、23・・・AF演算部、24・・・記録部、25・・・防振部、100・・・撮像素子、101・・・画面中心、103・・・測距エリア

Claims (7)

  1. 撮影レンズを通過した光束を受光し光電変換して像信号を出力する撮像用画素と焦点検出用画素を有する撮像素子と、
    上記撮像素子を上記撮影レンズの光軸と垂直な方向に移動させて手ブレを補正すると共に移動に関する情報を出力する防振部と、
    上記焦点検出用画素の出力に基づいて焦点調節信号を演算する演算部と、
    上記焦点検出用画素の像高位置に応じて上記焦点調節信号を補正する補正値を記憶する記憶部と、
    上記記憶部の出力と上記防振部の出力する情報と上記焦点検出画素の位置に応じて上記焦点調節信号を補正する補正部と、
    を具備することを特徴とする焦点調節装置。
  2. 上記記憶部は、像高位置に応じた上記撮影レンズの収差に関する補正値を記憶することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
  3. 上記撮影レンズは、光軸方向に移動可能で焦点距離を調節可能なレンズを含み、
    上記記憶部は、上記焦点距離に応じた補正値を記憶する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
  4. 上記撮影レンズは、光軸方向に移動可能な焦点調節用レンズを含み、
    上記記憶部は、上記焦点調節用レンズの位置に応じた補正値を記憶する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
  5. 撮影光学系を有する交換レンズと該交換レンズを装着可能なカメラ本体とを有するカメラシステムにおいて、
    上記交換レンズは、撮像素子の撮像領域の像高位置に応じて焦点調節に関する補正値を記憶し、上記補正値を上記カメラ本体に出力する記憶部を有し、
    上記カメラ本体は、
    上記撮影光学系を通過した光束を受光し光電変換して像信号を出力する撮像用画素と焦点検出用画素を有する撮像素子と、
    上記焦点検出用画素の出力に基づいて焦点調節信号を演算する演算部と、
    上記撮像素子を上記撮影レンズの光軸と垂直な方向に移動させて手ブレを補正すると共に移動に関する情報を出力する防振部と、
    上記記憶部の出力する補正値と上記防振部の出力する上記移動に関する情報と上記焦点検出画素の位置に応じて上記焦点調節信号を補正する補正部と、
    を具備することを特徴とするカメラシステム。
  6. 撮影光学系を有する交換レンズと該交換レンズを装着可能なカメラ本体とを有するカメラシステムにおいて、
    上記交換レンズは、
    撮像素子の撮像領域の像高位置に応じて焦点調節に関する補正値を記憶し、上記補正値を上記カメラ本体に出力する記憶部と、
    上記撮影レンズの一部を光軸と垂直な方向に移動させて手ブレを補正すると共に移動に関する情報を出力する防振部と、
    を有し、
    上記カメラ本体は、
    上記撮影光学系を通過した光束を受光し光電変換して像信号を出力する撮像用画素と焦点検出用画素を有する撮像素子と、
    上記焦点検出用画素の出力に基づいて焦点調節信号を演算する演算部と、
    上記記憶部の出力する補正値と上記防振部の出力する上記移動に関する情報と上記焦点検出画素の位置に応じて上記焦点調節信号を補正する補正部と、
    を具備することを特徴とするカメラシステム。
  7. 撮影レンズを通過した光束を受光し光電変換して像信号を出力する撮像用の画素と焦点検出用画素を有する撮像素子と、上記撮像素子を上記撮影レンズの光軸と垂直な方向に移動させて手ブレを補正すると共に移動に関する情報を出力する防振部とを有する撮像装置の焦点調節方法において、
    上記撮像素子に対して焦点検出領域を設定し、
    上記焦点検出領域に含まれる複数の焦点検出用画素の出力に基づいて焦点調節信号を生成し、
    上記防振部の出力する情報と上記焦点検出領域の位置に応じて上記焦点調節信号を補正する、
    ことを特徴とする撮像装置の焦点調節方法。
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