JP2015199380A - 通信システム、電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリを電源とする通信システムにおいてバッテリ上がりの原因の特定を容易にする技術を提供する。
【解決手段】通信システム(1)を構成する各ノード(2,3)は、自ノードのスリープモードへの遷移の可否を通知する可否フレームを、通信システムの通信線に送出し、この可否フレームにより、通信線に接続された全てのノードがスリープモードに遷移可能であることを確認した場合に、自ノードをスリープモードに遷移させる。ノードの少なくとも一つ(2a)は、バッテリの電圧が予め設定された閾値電圧より低下した状態である電圧低下状態にあるか否かを判定し、電圧低下状態にある時に、スリープモードへの遷移が不可であることを表す可否フレームを受信すると、該可否フレームの送信元ノードを特定する送信元情報を不揮発性メモリ(25)に記憶する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリを電源とする通信システムに関する。
車載LAN等、バッテリを電源とする通信システムでは、システムの消費電力をできるだけ抑制するために、通信システムを構成する各ノードを、動作不要時には、通常の動作モードであるウェイクアップモードから、再起動に必要な機能以外を停止した動作モードであるスリープモードに遷移することが行われている。
スリープモードに遷移させる手法の一つとして以下のものがある。即ち、自ノードがスリープモードへの遷移が不可であれば、その旨(遷移不可)を、通信線を介して定期的に他ノードに通知し、スリープモードへの遷移が可能になると、遷移可能であることを表す通知に切り替えるか、或いは、遷移不可を表す通知を単に停止する。そして、これらの通知により、全てのノードがスリープモードへの遷移可能であることが確認されると、各ノードは、自ノードの動作モードをスリープモードに切り替えることにより、全てのノードがほぼ一斉にスリープモードに遷移する。
この手法では、故障や利用者による不適切な使用等によって、スリープモードへの遷移不可を表す通知を出し続けているノードが一つでも存在すると、全てのノードがスリープモードに遷移することができず、バッテリ上がりを発生させる原因となる。
これに対処するために、バッテリ電圧を監視し、バッテリ電圧の低下が検出された場合に、その旨を報知したりノードを強制的にスリープモードに遷移させたりすることによってバッテリ上がりを防止する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−20570号公報
しかし、上述の従来技術は、バッテリ上がりを防止するだけで、実際にバッテリ上がりが発生してしまった場合に、その原因を特定することが困難であるという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、バッテリを電源とする通信システムにおいてバッテリ上がりの原因の特定を容易にする技術を提供することを目的とする。
本発明の通信システムは、バッテリを電源として動作する。また、機能を制限しない動作モードである通常モードおよび機能を制限して低消費電力状態にする動作モードであるスリープモードを有する複数の電子制御装置がノードとして機能する。
各ノードは、スリープ可否通知手段と、状態遷移手段とを備える。スリープ可否通知手段は、自ノードのスリープモードへの遷移の可否を通知する可否フレームを、当該通信システムの通信線に送出する。状態遷移手段は、可否フレームにより、通信線に接続された全てのノードがスリープモードに遷移可能であることを確認した場合に、自ノードをスリープモードに遷移させる。
また、ノードの少なくとも一つは、更に、電圧判定手段と、監視手段とを備える。電圧判定手段は、バッテリの電圧が予め設定された下限電圧より低下した状態である電圧低下状態にあるか否かを判定する。監視手段は、電圧低下状態にある時に、スリープモードへの遷移が不可であることを表す可否フレームを受信すると、その可否フレームの送信元ノードを特定する送信元情報を不揮発性メモリに記憶する。
このような構成によれば、バッテリの電圧が下限電圧より低下しているにも関わらず、スリープモードへの遷移が不可であることを表す可否フレームを継続して送信しているノードを特定する送信元情報が不揮発性メモリに記憶されるため、実際にバッテリ上がりが発生した時には、不揮発性メモリに記憶された送信元情報を読み出すことによって、バッテリ上がりが発生した時に動作していたノード、即ち、バッテリ上がりの原因となった可能性のあるノードを特定することができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、本発明は、前述した通信システムの他、前述のスリープ可否通知手段,状態遷移手段,電圧判定手段,監視手段を備え、前述した通信システムのノードとして機能する電子制御装置、当該電子制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム等、種々の形態で実現することができる。
車載通信システムの構成を示すブロック図である。 監視装置となる電子制御装置(ECU)の構成を示すブロック図である。 ECUが実行する状態遷移処理のフローチャートである。 監視装置となるECUが実行する監視処理のフローチャートである。 監視装置となるECUが実行する情報提供処理のフローチャートである。 車載通信システムの動作を例示するタイミング図である。
以下に本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
<全体構成>
車載通信システム1は、図1に示すように、複数の電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit )2と、無線通信装置(DCM:Data Communication Module )3と、バッテリ4と、イグニションスイッチ(IGスイッチ)5と、コネクタ6とを備えている。以下では、複数のECU2を区別する必要がある時は、ECU2a〜2cと表記するものとする。
ECU2a〜2cおよびDCM3は、バス状の通信バス7を介して相互に接続され、所定のプロトコル(ここではCANプロトコル)に従った通信を実行するノードとして機能する。また、ECU2a〜2cおよびDCM3は、バッテリ4から電源線9を介して給電を受けて動作するように構成されている。
ECU2a〜ECU2cは、それぞれ予め割り当てられた機能を実現するものであり、そのうちの一つ(ここではECU2a)は、車載通信システム1の動作状況を監視する監視装置としての機能を有する。このECU2aには、IGスイッチ5のオンオフ状態が入力されると共に、通信バス7を介してコネクタ6にも接続されている。なお、コネクタ6には、車載通信システム1から各種情情報を取得して車両の故障等を診断する診断装置10等の外部装置が着脱される。
DCM3は、公衆無線通信網を利用した無線通信を実行する周知のものである。
バッテリ4は、車両に搭載されている周知のものであり、所定電圧にて給電を行う。
IGスイッチ5は、エンジンの始動停止、エンジン停止状態での電装品への給電の有無を切り替える周知のものである。但し、ここでは、IGスイッチ5のオン状態はエンジン動作中、IGスイッチ5のオフ状態はエンジン停止中を表すものとする。
<ECU>
ECU2aは、図2に示すように、二つのCANコントローラ21,22、電源回路23、電圧監視装置24、記憶装置25、マイクロコンピュータ(マイコン)26を備えている。 CANコントローラ21,22は、CANプロトコルに従った通信を実行する周知のものである。CANコントローラ21には、コネクタ6に至る通信線が接続され、コネクタ6に接続された外部装置との通信に使用される。CANコントローラ22には、通信バス7が接続され、他のECU2やDCM3との通信に使用される。
電源回路23は、バッテリ4からの供給電圧(通常12V)をECU2aの各部で必要とされる給電電圧(5Vや3.3Vなど)に変換して、ECU2aの各部に給電する。
電圧監視装置24は、バッテリ4からの給電電圧を監視し、電源回路が正常に動作する通常の電圧範囲の下限値(例えば8V)に所定のマージン(例えば2V)を加えた値を閾値電圧Vthとして、給電電圧が閾値電圧Vthより大きいか否かを表す電圧検出信号をマイコン26に出力する。
記憶装置25は、電源回路23からの給電が途絶えても記憶内容を保持する不揮発性メモリからなる。
マイコン26は、CPU,ROM,RAMを中心に構成され、電圧監視装置24からの電圧検出信号、IGスイッチ5のオンオフ状態を表す信号や、CANコントローラ21,22を用いた通信により得られる情報に基づいて、自装置(自ノード)に割り当てられた機能を実現するための処理の他、自ノードの動作モードをスリープモードに遷移させる状態遷移処理、通信バス8に接続されている各ECU2の動作状況を監視する監視処理、記憶装置25に記憶された内容を外部装置に提供する情報読出処理を少なくとも実行する。
なお、ECU22b,22cおよびDCM3は、CANコントローラ21,電圧監視装置24,記憶装置25,IGスイッチ5のオンオフ状態を入力するポートが省略されている点、マイコン26のCPUが実行する処理のうち、監視処理および情報読出処理が省略されている以外は、ECU22aと同様に構成されている。実際には、ECU2やDCM3には、これらの構成以外に自装置割り当てられた機能の実現に必要な構成(例えばDCMでは無線通信を実現するための構成等)を備えている場合があるが、本発明の主要部とは関係が薄いため、図示および説明を省略する。
<状態遷移処理>
マイコン26のCPUが実行する処理のうち、状態遷移処理の内容を、図3に示すフローチャートに沿って説明する。
状態遷移処理は、全てのノード(ECU2,DCM3)にて、動作モードがウェイクアップモードの時に実行される。
本処理では、マイコン26のCPUは、まず、S110にて、自ノードがスリープモードに遷移可能であるか否かを判断する。具体的には、自ノードに割り当てられた機能を実現する処理を実行する必要がない状況であればスリープモードに遷移可能であると判断する。
スリープモードに遷移不可であれば(S110:NO)、S130にてスリープモードへの遷移の可否を通知する可否フレームとして禁止フレームを、CANコントローラ22を介して送信し、続くS135では、可否フレームの送信周期に相当する一定時間待機して、S110に戻る。
一方、スリープモードに遷移可能であれば(S110:YES)、S120にてスリープモードへの遷移の可否を通知する可否フレームとして許可フレームを、CANコントローラ22を介して送信し、続くS140では、可否フレームの送信周期に相当する一定時間待機して、S150に進む。
なお、可否フレーム(許可フレーム/禁止フレーム)に付与されるCAN−IDは、送信元のノード(ECU2)毎に異なり、CAN−IDによって、送信元ノードを特定することができるように設定されている。
S150では、待機している間に受信した可否フレームが、自身が送信した可否フレームも含めて全て許可フレームであるか否かを判断する。
受信した可否フレームの中に一つでも禁止フレームがあれば(S150:NO)、S110に戻って、S110〜S140の処理を繰り返し、受信した可否フレームが全て許可フレームであれば(S150:YES)、S150にて、自ノードの動作モードをスリープモードに遷移させて本処理を終了する。
<監視処理>
次に監視処理の内容を、図4に示すフローチャートに沿って説明する。
監視処理は、監視装置としての機能を有するECU2aにて、マイコン26が起動すると実行される。
本処理では、マイコン26のCPUは、まず、S210にて、IGスイッチ5がオフ状態であるか否かを判断する。IGスイッチ5がオフ状態でなければ(S210:NO)、本ステップを繰り返すことで待機し、IGスイッチ5がオフ状態であれば(S210:YES)、S220に進む。
S220では、電圧監視装置24での検出結果に基づき、バッテリ電圧が閾値電圧Vth以下に低下している電圧低下状態にあるか否かを判断する。電圧低下状態でなければ(S220:NO)、S210に戻り、電圧低下状態であれば(S220:YES)、S230にてタイマをスタートさせる。
続くS240では、バッテリ電圧が電圧低下状態から通常状態に復帰しているか否かを判断する。バッテリ電圧が通常状態に復帰していれば(S240:YES)S210に戻り、電圧低下状態のままであれば(S240:NO)S250に進む。
S250では、先のS230でスタートさせたタイマの計時値に基づき、所定の規定時間が経過しているか否かを判断する。なお、規定時間は、スタータの作動時に一時的にバッテリ電圧が低下する期間より十分に長い時間に設定される。そして、規定時間が経過していなければ(S250:NO)S240に戻り、規定時間が経過していれば(S250:YES)S250に進む。
S260では、CANコントローラ22を介して通信バス8に送出される可否フレームを監視し、可否フレームを受信した場合には、S270にて、禁止フレームであるか否かを判断する。受信した可否フレームが禁止フレームではなく許可フレームであれば(S270:NO)S260に戻り、禁止フレームであれば(S270:YES)、S280にて、受信した禁止フレームのCAN−IDを、禁止フレームの送信元となったノードを特定する送信元情報として記憶装置25に記憶して、本処理を終了する。
<情報読出処理>
次に情報読出処理の内容を、図5に示すフローチャートに沿って説明する。
情報読出処理は、監視装置としての機能を有するECU2aにて、マイコン26が起動すると実行される。また、コネクタ6に接続された診断装置10からの読出要求を受信した時にも実行される。
本処理では、マイコン26のCPUは、まず、S310にて、記憶装置25に記憶された送信元情報を読み出す。続くS320では、本処理が読出要求に基づく実行であるか否かを判断する。
読出要求に基づく実行であれば(S320:YES)、S330にて、先のS310にて読み出した送信元情報を、CANコントローラ21を介してコネクタ6に接続された診断装置10に送信し、本処理を終了する。一方、読出要求に基づく実行ではなくマイコン26の起動に基づく実行であれば(S330:NO)、S340にて、先のS310にて読み出した送信元情報を、CANコントローラ22を介してDCM3に送信して、本処理を終了する。
なお、送信元情報を受信したDCM3は、受信した送信元情報を、予め設定されている送信先へ無線通信により送信する。
<動作>
このように構成された車載通信システム1では、図6に示すように、各ノードは、自ノードのスリープモードへの遷移可否状況を表す可否フレーム(許可フレームまたは禁止フレーム)を、定期的に通信バス8へ送出する。
そして、IGスイッチ5がオフ状態となり、且つ、バッテリ電圧が閾値電圧Vthより低下すると、タイマを起動して規定時間だけ待機し、規定時間が経過すると、可否フレームの監視を開始する。スリープモードに遷移不能であることを示す可否フレーム(禁止フレーム)を受信すると、その禁止フレームのCAN−IDを送信元情報として記憶する。
なお、送信元情報を最初の一つだけ記憶するのは、送信元情報の書込中に、電源回路23が動作不能になるまでバッテリ電圧が低下することによって、記憶装置25の記憶内容が破壊されてしまうことを防止するためである。
このようにして記憶された送信元情報は、バッテリ4が取り替えられる等して、各ノードへの給電が再開され、マイコン26が再起動した時に、DCM3を介して所定の送信先に送信される。また、その後、コネクタ6に接続された診断装置10から読出要求が入力された時にも、これに応答して、送信元情報を診断装置10に送信する。
<効果>
以上説明したように、本実施形態によれば、バッテリ電圧が閾値電圧Vth以下に低下しているにも関わらず、スリープモードへの遷移が不可であることを表す可否フレーム(禁止フレーム)を継続して送信しているノードを特定する送信元情報が、不揮発性メモリで構成された記憶装置25に記憶されるため、バッテリ上がりが発生した時には、記憶装置25から読み出された送信元情報に基づいて、バッテリ上がりが発生した時に作動していたノード、即ち、バッテリ上がりの原因となった可能性のあるノードを特定することができる。
また、本実施形態では、バッテリ電圧が閾値電圧Vth以下に低下すると、直ちに可否フレームの監視を開始するのではなく、規定時間待機後に監視を開始している。これにより、クランキングなどの正常動作に基づく一時的なバッテリ電圧の低下が監視の対象から除外され、バッテリ上がりを起こす可能性のある継続的なバッテリ電圧の低下のみを監視の対象とすることができるため、誤判定の発生を抑制することができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(1)上記実施形態では、送信元情報の提供を、DCM3経由およびコネクタ6経由のいずれでも可能であるように構成したが、いずれか一方だけが可能であるように構成してもよい。
(2)上記実施形態では、一つのECU2aが監視装置として機能する場合について説明したが、複数のECUが監視装置として機能するように構成してもよい。この場合、監視装置として機能するECU2には、少なくともIGスイッチ5のオンオフ状態を取り込む入力ポートを備える必要がある。
(3)上記実施形態では、送信元情報としてCAN−IDそのものを用いているが、CAN−IDの一部を含んだ情報であってもよい。
(4)本発明の各構成要素は概念的なものであり、上記実施形態に限定されない。例えば、一つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を一つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
1…車載通信システム 2…電子制御装置(ECU) 3…無線通信装置(DCM) 4…バッテリ 5…イグニッションスイッチ(IGスイッチ) 6…コネクタ 7,8…通信バス 9…電源線 10…診断装置 21,22…CANコントローラ 23…電源回路 24…電圧監視装置 25…記憶装置 26…マイクロコンピュータ(マイコン)

Claims (8)

  1. 機能を制限しない動作モードである通常モードおよび機能を制限して低消費電力状態にする動作モードであるスリープモードを有する複数の電子制御装置がノードとして機能し、バッテリ(4)を電源として動作する通信システム(1)であって、
    前記ノード(2,3)は、
    自ノードのスリープモードへの遷移の可否を通知する可否フレームを、当該通信システムの通信線に送出するスリープ可否状態通知手段(26:S110〜S130)と、
    前記可否フレームにより、前記通信線に接続された全てのノードが前記スリープモードに遷移可能であることを確認した場合に、自ノードを前記スリープモードに遷移させる状態遷移手段(26:S140〜S160)と、
    を備え、
    前記ノードの少なくとも一つ(2a)は、
    前記バッテリの電圧が予め設定された閾値電圧より低下した状態である電圧低下状態にあるか否かを判定する電圧判定手段(24)と、
    前記電圧低下状態にある時に、前記スリープモードへの遷移が不可であることを表す前記可否フレームを受信すると、該可否フレームの送信元ノードを特定する送信元情報を不揮発性メモリ(25)に記憶する監視手段(26:S210〜S280)と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記監視手段は、前記閾値電圧より低下した状態が予め設定された規定時間以上継続した場合に、前記可否フレームの監視を開始することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記監視手段は、イグニションスイッチのオフまたはエンジンの停止が確認されている場合に前記可否フレームの監視を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記監視手段によって前記不揮発性メモリに記憶された送信元情報を、外部装置に提供する情報提供手段(26:310〜340)を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記情報提供手段は、前記電圧判定手段および前記監視手段を備えるノードに給電が開始されることによって該ノードが起動した時に、無線通信機能を備えたノードを介して予め設定された送信先に前記送信元情報を送信することを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記情報提供手段は、前記通信線に着脱可能な診断装置に前記送信元情報を送信することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記通信線を介した通信で使用される通信方式はCANであり、
    前記不揮発性メモリに記憶する送信元ノードを特定する情報は、CAN−IDまたはその一部を含むものであることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. バッテリ(4)を電源とする通信システム(1)のノードとして機能し、機能を制限しない動作モードである通常モードおよび機能を制限して低消費電力状態にする動作モードであるスリープモードを有する電子制御装置(2a)であって、
    前記スリープモードへの遷移の可否を通知する可否フレームを、前記通信システムの通信線に送出するスリープ可否状態通知手段(26:S110〜S130)と、
    前記可否フレームにより、前記通信線に接続された全てのノードが前記スリープモードに遷移可能であることを確認した場合に、自ノードを前記スリープモードに遷移させる状態遷移手段(26:S140〜S160)と、
    前記バッテリの電圧が予め設定された下限電圧より低下した状態である電圧低下状態にあるか否かを判定する電圧判定手段(24)と、
    前記電圧低下状態にある時に、前記スリープモードへの遷移が不可であることを表す前記可否フレームを受信すると、該可否フレームの送信元ノードを特定する送信元情報を不揮発性メモリに記憶する監視手段(26:S210〜S280)と、
    を備えることを特徴とする電子制御装置。
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