JP2015197947A - 触媒層の製造方法、触媒層−電解質膜積層体の製造方法、電極の製造方法および膜−電極接合体の製造方法 - Google Patents

触媒層の製造方法、触媒層−電解質膜積層体の製造方法、電極の製造方法および膜−電極接合体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】貫通欠陥の少ない触媒層および電極を容易に量産することができる触媒層および電極の製造方法、並びに、高品質の触媒層−電解質膜積層体および膜−電極接合体を容易に製造することができる触媒層−電解質膜積層体および膜−電極接合体の製造方法を提供する。【解決手段】本発明に係る触媒層の製造方法は、第1触媒層と第2触媒層とを有する触媒層の製造方法であって、前記第1触媒層の一方面側に前記第2触媒層を配置する配置工程S1と、前記第1触媒層を貫通する欠陥および前記第2触媒層を貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを検査する検査工程S2と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、固体高分子形燃料電池に用いられる触媒層、触媒層−電解質膜積層体、電極および膜−電極接合体の製造方法に関する。
燃料電池は、電解質膜の両面に電極が配置され、水素と酸素の電気化学反応により発電する電池であり、発電時に発生するのは水のみである。このように従来の内燃機関と異なり、二酸化炭素等の環境負荷ガスを発生しないために次世代のクリーンエネルギーシステムとして普及が見込まれている。その中でも特に固体高分子形燃料電池は、作動温度が低く、電解質の抵抗が少ないことに加え、活性の高い触媒を用いるので小型でも高出力を得ることができ、家庭用コージェネレーションシステム等として早期の実用化が見込まれている。
上記固体高分子形燃料電池の発電部位は、プロトンを伝導する固体電解質膜の両面に触媒層が形成された触媒層−電解質膜積層体(CCM)、あるいは、固体電解質膜の両面に触媒層およびガス拡散層からなる電極が形成された膜−電極接合体(MEA)により構成される。触媒層は、触媒層形成用ペースト組成物を基材に塗工してから電解質膜に転写する方法や、電解質膜に直接塗工する方法などにより形成されるが、基材やペースト組成物に付着、混入などしている異物を起因として、触媒層を貫通する欠陥(以下、「貫通欠陥」とも称する)が発生することがある。触媒層に貫通欠陥が存在すると、燃料ガスが電解質膜に直接到達してクロスリークが起こり、耐久性が低下するといった問題がある。
触媒層を形成する基材を異物等が付着しないように洗浄し、触媒材料にも異物等が混入しないように管理することにより、貫通欠陥が殆ど存在しない触媒層を製造することは可能である。しかしこの方法では、触媒層の製造工程が複雑になる。また、特許文献1には、触媒層に発生した貫通欠陥(ピンホール)に修正インクを充填して乾燥させることにより、貫通欠陥を修復する技術が開示されている。これにより、貫通欠陥のない触媒層を製造することができる。
特開2013−20753号公報
しかし、特許文献1に開示の技術では、貫通欠陥が多数存在する場合に、貫通欠陥の修復に手間がかかる。
また、2つの触媒層を積層した2層構造の触媒層とすれば、1層構造の触媒層よりも全体を貫通する欠陥の少ない触媒層を製造することは可能である。しかし、単に積層するだけでは、各層の欠陥の位置が重なり、触媒層全体を貫通する場合があった。
また、ガス拡散層は、GDLと呼ばれる導電性多孔質基材と、マイクロポーラスレイヤー(以下、MPLとする)と呼ばれる導電性炭素粒子、撥水性樹脂等を含む導電層で構成される場合がある。MPLは、導電性、ガス拡散性、ガス透過性、平滑性、水の排出性や保持性等の水管理特性等を向上させる目的で、ガス拡散層の触媒層と接する側に形成される。一般にMPLは、MPL形成用ペースト組成物を基材に塗工してから触媒層に転写する方法などにより形成されるが、上述した触媒層の場合と同様に異物を起因として、MPLを貫通する欠陥(以下、「貫通欠陥」とも称する)が発生することがある。よって、上述した問題と同様に、触媒層とMPLを積層して電極を製造する場合にも、触媒層の貫通欠陥とMPLの貫通欠陥同士が互いに重なり合い、電極全体を貫通する欠陥が生じる場合があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、貫通欠陥の少ない触媒層および電極を容易に量産することができる触媒層および電極の製造方法、並びに、高品質の触媒層−電解質膜積層体および膜−電極接合体を容易に製造することができる触媒層−電解質膜積層体および膜−電極接合体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る触媒層の製造方法は、第1触媒層と第2触媒層とを有する触媒層の製造方法であって、前記第1触媒層の一方面側に前記第2触媒層を配置する配置工程と、前記第1触媒層を貫通する欠陥および前記第2触媒層を貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを検査する検査工程と、を有する。
第1触媒層の一方面側に第2触媒層を配置した状態で、第1触媒層および第2触媒層の各欠陥の少なくとも一部同士が重なり合う場合、第1触媒層上に第2触媒層を積層して触媒層を製造すると、重なり合う欠陥同士が厚み方向に連通して、触媒層全体を貫通する貫通欠陥が生じることとなる。これに対し、本発明に係る触媒層の製造方法によると、第1触媒層の一方面側に第2触媒層を配置して、第1触媒層を貫通する欠陥および第2触媒層を貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを検査している。そのため、触媒層全体を貫通する貫通欠陥が生じるか否かをあらかじめ把握することができ、必要に応じて、貫通欠陥を低減する方策を講じることができる。また、検査工程においては、前記各欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを、周知の方法により短時間で容易に検査することができる。よって、触媒層の製造工程が複雑になることはなく、貫通欠陥の少ない触媒層を容易に量産することができる。
また、前記第1触媒層を貫通する欠陥および前記第2触媒層を貫通する欠陥の少なくとも一部同士が重なり合う場合、前記第1触媒層および前記第2触媒層の少なくとも1つの層を移動させる移動工程を有することが好ましい。これにより、第1触媒層の欠陥と第2触媒層の欠陥との位置がずれるため、触媒層全体を貫通する貫通欠陥を低減することができる。なお、検査工程において第1触媒層の欠陥と第2触媒層の欠陥とが重なり合わなかった場合は、移動工程を実施せずに第1触媒層上に第2触媒層を積層することにより、貫通欠陥のない触媒層を製造することができる。
また、上記触媒層の製造方法では、前記第1触媒層を貫通する欠陥および前記第2触媒層を貫通する欠陥が重なり合わなくなるまで、前記移動工程および前記検査工程を繰り返すことが好ましい。この場合、第1触媒層上に第2触媒層を積層することにより、貫通欠陥のない触媒層を製造することができる。
また、上記触媒層の製造方法において、前記検査工程では、前記第1触媒層を貫通する欠陥および前記第2触媒層を貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを光学的に検査することが好ましい。このような構成によれば、積層体を光が透過するか否かに基づいて、触媒層全体を貫通する貫通欠陥が生じるか否かを検査することができる。よって、検査工程を容易に短時間で実施することができる。
また、前記第1触媒層は基材上に形成されていてもよい。
また、上記触媒層の製造方法は、前記第1触媒層と前記第2触媒層とを接合する第1接合工程を有してもよい。
また、前記第1接合工程において、前記第1触媒層と前記第2触媒層とを熱プレスによって接合することが好ましい。熱により第1触媒層および第2触媒層の樹脂が軟化するので、軟化した樹脂の結着力により、第1触媒層と第2触媒層とを強固に接合することができる。特に、第1触媒層および第2触媒層の欠陥が存在する位置には、圧力がかかりにくいが、熱により軟化した樹脂の結着力により、欠陥部においても第1触媒層と第2触媒層とを強固に接合することができる。
また、上記触媒層の製造方法では、前記第1触媒層は電解質膜上に形成されていてもよい。
また、前記電解質膜の前記第1触媒層が形成された面と反対側の面は、基材によって支持されていることが好ましい。電解質膜は、膨潤、収縮しやすく、またその材料が弱粘性であるため、電解質膜を基材によって支持することにより、電解質膜の膨潤、収縮を抑制することができ、電解質膜をハンドリングしやすくなる。
また、前記第1触媒層が電解質膜上に形成されている場合、本発明に係る触媒層−電解質膜積層体の製造方法は、上記の製造方法によって製造された触媒層の前記第1触媒層と前記第2触媒層とを接合する接合工程を有してもよく、前記接合工程において、前記第1触媒層と前記第2触媒層とを熱プレスによって接合することが好ましい。上記触媒層は、貫通欠陥が少なく、かつ、容易に量産することができるため、高品質の触媒層−電解質膜積層体を容易に製造することができる。
本発明に係る触媒層−電解質膜積層体の製造方法は、上記の製造方法によって製造された触媒層を、前記第1触媒層が電解質膜側となるように、当該電解質膜に接合する第2接合工程を有してもよい。上記触媒層は、貫通欠陥が少なく、かつ、容易に量産することができるため、高品質の触媒層−電解質膜積層体を容易に製造することができる。
また、上記触媒層−電解質膜積層体の製造方法において、前記第1触媒層は前記第2触媒層よりも薄く形成されていることが好ましい。このような構成とすることにより、第1触媒層の貫通欠陥への電解質膜の食い込み量を低減することができるので、電解質膜の膜やせを抑えることができる。
本発明に係る電極の製造方法は、触媒層とマイクロポーラスレイヤーとを有する電極の製造方法であって、前記触媒層の一方面側に前記マイクロポーラスレイヤーを配置する配置工程と、前記触媒層を貫通する欠陥および前記マイクロポーラスレイヤーを貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを検査する検査工程と、を有する。
触媒層の一方面側にマイクロポーラスレイヤーを配置した状態で、触媒層およびマイクロポーラスレイヤーの各欠陥の少なくとも一部同士が重なり合う場合、触媒層上にマイクロポーラスレイヤーを積層して電極を製造すると、重なり合う欠陥同士が厚み方向に連通して、電極全体を貫通する貫通欠陥が生じることとなる。これに対し、本発明に係る電極の製造方法によると、触媒層の一方面側にマイクロポーラスレイヤーを配置して、触媒層を貫通する欠陥およびマイクロポーラスレイヤーを貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを検査している。そのため、電極全体を貫通する貫通欠陥が生じるか否かをあらかじめ把握することができ、必要に応じて、貫通欠陥を低減する方策を講じることができる。また、検査工程においては、前記各欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを、周知の方法により短時間で容易に検査することができる。よって、電極の製造工程が複雑になることはなく、貫通欠陥の少ない電極を容易に量産することができる。
また、前記触媒層を貫通する欠陥および前記マイクロポーラスレイヤーを貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合う場合、前記触媒層および前記マイクロポーラスレイヤーの少なくとも1つの層を移動させる移動工程を有することが好ましい。これにより、触媒層の欠陥とマイクロポーラスレイヤーの欠陥との位置がずれるため、電極全体を貫通する貫通欠陥を低減することができる。なお、検査工程において触媒層の欠陥とマイクロポーラスレイヤーの欠陥とが重なり合わなかった場合は、移動工程を実施せずに触媒層上にマイクロポーラスレイヤーを積層することにより、貫通欠陥のない電極を製造することができる。
また、上記電極の製造方法では、前記触媒層を貫通する欠陥および前記マイクロポーラスレイヤーを貫通する欠陥が重なり合わなくなるまで、前記移動工程および前記検査工程を繰り返すことが好ましい。この場合、触媒層上にマイクロポーラスレイヤーを積層することにより、貫通欠陥のない電極を製造することができる。
また、上記電極の製造方法において、前記検査工程では、前記触媒層を貫通する欠陥および前記マイクロポーラスレイヤーを貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを光学的に検査することが好ましい。このような構成によれば、積層体を光が透過するか否かに基づいて、電極全体を貫通する貫通欠陥が生じるか否かを検査することができる。よって、検査工程を容易に短時間で実施することができる。
また、前記触媒層及び/又はマイクロポーラスレイヤーは基材上に形成されていてもよい。
また、上記電極の製造方法は、前記触媒層と前記マイクロポーラスレイヤーとを接合する第1接合工程を有してもよい。
また、前記第1接合工程において、前記触媒層と前記マイクロポーラスレイヤーとを熱プレスによって接合することが好ましい。熱により触媒層およびマイクロポーラスレイヤーの樹脂が軟化するので、軟化した樹脂の結着力により、触媒層とマイクロポーラスレイヤーとを強固に接合することができる。特に、触媒層およびマイクロポーラスレイヤーの欠陥が存在する位置には、圧力がかかりにくいが、熱により軟化した樹脂の結着力により、欠陥部においても触媒層とマイクロポーラスレイヤーとを強固に接合することができる。
また、上記電極の製造方法では、前記触媒層は電解質膜上に形成されていてもよい。
また、前記電解質膜の前記触媒層が形成された面と反対側の面は、基材によって支持されていることが好ましい。電解質膜は、膨潤、収縮しやすく、またその材料が弱粘性であるため、電解質膜を基材によって支持することにより、電解質膜の膨潤、収縮を抑制することができ、電解質膜をハンドリングしやすくなる。
また、前記触媒層が電解質膜上に形成されている場合、本発明に係る膜−電極接合体の製造方法は、上記の製造方法によって製造された電極の前記触媒層と前記マイクロポーラスレイヤーとを接合する接合工程を有してもよく、前記接合工程において、前記触媒層と前記マイクロポーラスレイヤーとを熱プレスによって接合することが好ましい。上記電極は、貫通欠陥が少なく、かつ、容易に量産することができるため、高品質の膜−電極接合体を容易に製造することができる。
本発明に係る膜−電極接合体の製造方法は、上記の製造方法によって製造された電極を、前記触媒層が電解質膜側となるように、当該電解質膜に接合する第2接合工程を有してもよい。上記電極は、貫通欠陥が少なく、かつ、容易に量産することができるため、高品質の膜−電極接合体を容易に製造することができる。
また、上記膜−電極接合体の製造方法において、前記触媒層は前記マイクロポーラスレイヤーよりも薄く形成されていることが好ましい。このような構成とすることにより、触媒層の貫通欠陥への電解質膜の食い込み量を低減することができるので、電解質膜の膜やせを抑えることができる。
本発明によれば、貫通欠陥の少ない触媒層および電極を容易に製造することができ、かつ、高品質の触媒層−電解質膜積層体および膜−電極接合体を容易に製造することができる。
本発明の一実施形態に係る触媒層の製造方法および触媒層−電解質膜積層体の製造方法を示すフローチャートである。 (a)は、基材および第1触媒層の平面図であり、(b)は、(a)に示す基材および第1触媒層のA−A断面図であり、(c)は、基材および第2触媒層の平面図であり、(d)は、(c)に示す基材および第2触媒層のB−B断面図である。 配置工程の一実施形態を示す説明図である。 検査工程の一実施形態を示す説明図である。 移動工程の一実施形態を示す説明図である。 再度の検査工程の一実施形態を示す説明図である。 第1接合工程の一実施形態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る触媒層の断面図である。 第2接合工程の一実施形態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る触媒層−電解質膜積層体の断面図である。 検査工程の他の実施形態を示す説明図である。 接合工程の他の実施形態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る膜−電極接合体の断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。なお、本発明は、下記の実施形態に限定されるものではない。また、下記において開示された構成部材の材料・寸法などは、適宜変更可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る触媒層の製造方法および触媒層−電解質膜積層体の製造方法を示すフローチャートである。本実施形態に係る触媒層の製造方法は、第1触媒層と少なくとも1つの第2触媒層とを有する触媒層の製造方法であって、前記第1触媒層の一方面側に前記第2触媒層を配置する配置工程S1と、前記第1触媒層を貫通する欠陥および前記第2触媒層を貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを検査する検査工程S2と、を有する。さらに、本実施形態に係る触媒層の製造方法は、前記第1触媒層を貫通する欠陥および前記第2触媒層を貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合うことにより貫通欠陥が検出された場合(S3においてYES)、前記第1触媒層および前記第2触媒層の少なくとも1つの層を移動させる移動工程S4を有する。さらに、本実施形態に係る触媒層の製造方法は、前記第1触媒層を貫通する欠陥および前記第2触媒層を貫通する欠陥が重なり合わなくなるまで、前記移動工程S4および前記検査工程S2を繰り返す。これにより、貫通欠陥のない前記第1触媒層および前記第2触媒層の触媒層が作製される(S5)。さらに、本実施形態に係る触媒層の製造方法は、前記第1触媒層と前記第2触媒層とを接合する第1接合工程S6を有する。
また、本実施形態に係る触媒層−電解質膜積層体の製造方法は、本実施形態に係る触媒層の製造方法によって製造された触媒層を、前記第1触媒層が電解質膜側となるように、当該電解質膜に接合する第2接合工程(S7)を有する。これにより、貫通欠陥のない触媒層を有する高品質の触媒層−電解質膜積層体が作製される(S8)。
続いて、本実施形態に係る触媒層の製造方法および触媒層−電解質膜積層体の製造方法の各工程について、図2〜図10を参照して、詳しく説明する。
<配置工程(図1のS1)>
配置工程では、第1触媒層2aの一方面側に第2触媒層2bを配置する。すなわち、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bを上下に積み重ねて積層体Mとしている。本実施形態では、図2に示すように、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bが対向するように基材1a,1bを上下に配置し、上下の基材1a,1bの間で、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bを、両者の両側縁が揃うように重ね合わせている。基材1aは、搬送ロール3a,3cによって図の左右方向に移動可能であり、基材1bは、搬送ロール3b,3dによって図の左右方向に移動可能である。なお、積層された第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの両側縁は揃っていなくてもよい。また、図2においては、配置工程において、第1触媒層2aの一方面側に第2触媒層2bを積層、つまり接触して配置しているが、第1触媒層2aの一方面側に第2触媒層2bを離間して配置してもよい。
基材1a,1bは、図3(a)〜図3(d)に示すように、帯状のものであり、図2に示す搬送ロール3a〜3dなどの周知の搬送手段によって巻き出される。基材1a,1bの幅は、例えば2〜100cm程度であるが、これに限られるものではない。基材1a,1bの厚さは、10〜500μmが好ましい。なお、基材1a,1bの幅及び厚さは、同一であってもよいし、互いに異なってもよい。
基材1a,1bの材質は、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリメチルペンテン、ポリフェニレンオキサイド、ポリサルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイド、フッ素樹脂などのプラスチック、あるいは、アルミニウム、銅、亜鉛などの金属を使用することができる。なお、ポリエステルは、具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレートなどを挙げることができる。また、上記のプラスチックおよび金属を積層した積層体、あるいは、上記のプラスチックに表面処理を施し、上記のプラスチックにアルミナ、シリカ、チタニアなどの酸化物を積層した積層体を基材層として使用することもできる。これらの中で、ポリフェニレンサルファイドとフッ素樹脂は剥離性が良好であるため、触媒層形成時の電解質膜の膨潤、収縮を抑える効果や保管安定性が高いことから好ましい。また、製造コストの低減の観点からも好ましい。なお、基材1a,1bの材質は、同一であってもよいし、互いに異なってもよいが、触媒層を挟み込む2つの基材のうち、先に剥離される基材を、他方の基材よりも剥離性の高い材質とすることが好ましい。
さらに、後述するように、本実施形態では、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの積層体Mを貫通する貫通欠陥Dの有無を光学的に検査するため、基材1a,1bの材質は光透過率が高いことが好ましい。
第1触媒層2aおよび第2触媒層2bは、本実施形態では、いずれも触媒層である。第1触媒層2aは、帯状の基材1aの一方面上に帯状に形成されている。同様に、第2触媒層2bは、帯状の基材1bの一方面上に帯状に形成されている。第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの形成方法は特に限定されず、転写法、塗布法などを用いることができる。本実施形態において、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの平面視のサイズは同一であるが、互いに異なってもよい。第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの長さは、例えば、2cm〜10mであり、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの幅は、例えば、2〜100cmであるが、これらの寸法は特に制限されない。
また、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bは、厚さが同一であってもよく、第1触媒層2aが第2触媒層2bよりも厚く形成されてもよいが、本実施形態のように、第1触媒層2aは第2触媒層2bよりも薄く形成されていることが好ましい。これにより、後述するように、本実施形態に係る電解質膜の膜やせを抑えることができる。例えば、第1触媒層2aの厚さは、0.1〜10μmであることが好ましく、第2触媒層2bの厚さは、1〜50μmであることが好ましい。
第1触媒層2aおよび第2触媒層2bは、触媒を含有していればよく、例えば、炭素粒子に触媒粒子を担持させたものを用いてもよい。さらに第1触媒層2aおよび第2触媒層2bは、触媒の他に高分子重合体を含有してもよく、イオン伝導性高分子電解質等を用いてもよい。
触媒としては、例えば、白金や白金化合物などが挙げられる。白金化合物としては、例えば、ルテニウム、パラジウム、ニッケル、モリブデン、イリジウム、鉄などからなる群から選ばれる少なくとも1種の金属と、白金との合金などが挙げられる。なお、通常は、触媒層に含まれる触媒は白金である。
炭素粒子は、導電性を有しているものであれば限定的ではなく、公知または市販のものを広く使用できる。例えば、カーボンブラックや、黒鉛、活性炭などを1種または2種以上で用いることができる。カーボンブラックの例としては、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ケッチェンブラック、アセチレンブラック、ランプブラックなどを挙げることができる。炭素粒子の算術平均粒子径は通常5nm〜200nm程度、好ましくは20nm〜80nm程度である。この炭素粒子の平均粒子径は、例えば、粒子径分布測定装置LA−920:(株)堀場製作所製などにより測定できる。
高分子重合体としては、特に限定的ではなく、公知の材料を使用できる。具体的には、イオン伝導性高分子電解質、酢酸ビニル樹脂、スチレン−アクリル共重合体樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリエステル−アクリル共重合体樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。また、六フッ化プロピレン−フッ化ビニリデン共重合体、三フッ化塩化エチレン−フッ化ビニリデン共重合体等のフッ素ゴム、シリコーンゴム等も挙げられる。これらの高分子重合体は、単独で用いても良いし、2種類以上を組み合わせてもよい。
イオン伝導性高分子電解質としては、例えば、パーフルオロスルホン酸系のフッ素イオン交換樹脂、より具体的には、炭化水素系イオン交換膜のC−H結合をフッ素で置換したパーフルオロカーボンスルホン酸系ポリマー(PFS系ポリマー)等が挙げられる。電気陰性度の高いフッ素原子を導入することで、化学的に非常に安定し、スルホン酸基の解離度が高く、高いイオン伝導性が実現できる。このようなイオン伝導性高分子電解質の具体例としては、デュポン社製の「Nafion」(登録商標)、旭硝子(株)製の「Flemion」(登録商標)、旭化成(株)製の「Aciplex」(登録商標)、ゴア(Gore)社製の「Gore Select」(登録商標)等が挙げられる。イオン伝導性高分子電解質含有溶液中に含まれるイオン伝導性高分子電解質の濃度は、通常5〜60重量%程度、好ましくは20〜40重量%程度である。
ここで、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bを基材1a,1b上に形成する際に、触媒の凝集物や異物が混入することがある。この凝集物や異物が剥がれたり、触媒粒子を含むインク中の泡によって、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bには、複数のピンホールが形成されるが、その中には、各触媒層を貫通するピンホールが存在する。また、インクの乾燥中に、インク中の凝集物、異物、泡などが起点となり、ひずみを生じることによって、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bに、各触媒層を貫通するクラックが発生する場合がある。本願明細書では、ピンホールやクラック等を「欠陥」と称し、さらに、触媒層を貫通してクロスリークの原因となる欠陥を「貫通欠陥」とも称する。第1触媒層2aには、図2(a)に示すように、4つの欠陥D1〜D4が存在しており、第2触媒層2bには、図2(c)に示すように、5つの欠陥D5〜D9が存在している。なお、この欠陥D1〜D9は、直径数μm以上の孔を指している。第1触媒層2aおよび第2触媒層2bは多孔質であるため、多数の細孔が存在するが、細孔の直径は通常1μm以下であり、欠陥D1〜D9とは異なりクロスリークを引き起こすものではない。
<検査工程(図1のS2)>
次の検査工程では、第1触媒層2aを貫通する欠陥および第2触媒層2bを貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを検査する。すなわち、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの積層体Mを貫通する貫通欠陥Dの有無を検査する。この貫通欠陥Dは、第1触媒層2aの欠陥D1〜D4と、第1触媒層2a上の第2触媒層2bの欠陥D5〜D9のどれかが一致することで形成される。なお、図3に示す貫通欠陥Dは、2つの欠陥D1,D6が完全に一致することにより形成されているが、2つの欠陥が多少ずれていても少しでも重なり合っている構造であれば、貫通欠陥とみなされる。
本実施形態では、この貫通欠陥Dの有無を光学的に検査している。具体的には、図2に示すように、基材1aの下方に発光装置4が設けられ、基材1bの上方にCCDカメラ5が設けられている。発光装置4としては、蛍光灯、LED照明装置など、公知の発光部材を用いることができる。CCDカメラ5は、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの積層体Mの全体が撮影できる程度に、積層体Mから離間して設けられている。積層体Mが非常に長い場合は、複数台の発光装置4及びCCDカメラ5によって撮影してもよいし、1台の発光装置4及びCCDカメラ5を積層体Mの長手方向に平行移動させながら連続的に撮影してもよい。なお、CCDカメラ5の代わりに、例えば光電子増倍管などを用いることもできる。
そして、図4に示すように、CCDカメラ5で積層体を撮影しながら発光装置4を点灯させ、積層体Mに光を照射する。CCDカメラ5で撮影された積層体Mの画像データは、図示しないコンピュータに転送される。コンピュータにおいて、画像データが解析され、貫通欠陥Dを介して積層体Mを通過する光を検出することで、積層体Mについて貫通欠陥Dの有無を検査する。例えば図4では、第1触媒層2aの欠陥D1と第2触媒層2bの欠陥D6とが、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bを積層させた際に重なり合っているため、積層体Mに貫通欠陥Dが存在している。よって、発光装置4からの光が貫通欠陥Dを通過し、CCDカメラ5によって取得された画像データにおいて、貫通欠陥Dの位置の輝度が積層体Mの他の位置に比べ大きくなる。これにより、貫通欠陥Dが検出される。なお、基材1aの下方にCCDカメラ5が設けられ、基材1bの上方に発光装置4が設けられていてもよい。また、一度の検査工程で検査する範囲は、特に限定されないが、積層体Mの幅方向に関しては、積層体Mの幅以上の範囲であればよく、積層体Mの長手方向に関しては、例えば0.05m〜10mであることが好ましい。
検査工程において貫通欠陥Dが検出されなかった場合(図1のS3においてNO)、すなわち、第1触媒層2aの欠陥D1〜D4と第2触媒層2bの欠陥D5〜D9とが重なり合わなかった場合は、貫通欠陥Dのない第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの触媒層6が作製されており(図1のS5)、次の第1接合工程(図1のS6)において、第1触媒層2aと第2触媒層2bとが接合される。
<移動工程(図1のS4)>
一方で、検査工程において貫通欠陥Dが検出された場合(図1のS3においてYES)、すなわち、第1触媒層2aの欠陥D1〜D4と第2触媒層2bの欠陥D5〜D9との少なくとも一部が重なり合う場合は、次の移動工程において、第1触媒層2aおよび/または第2触媒層2bを移動させることにより、重なり合っている部分が消え、貫通欠陥Dが消える。本実施形態では、図5に示すように、基材1b上の第2触媒層2bを右方向に搬送させる。なお、第1触媒層2aのみを移動させてもよいし、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの両方を移動させてもよい。また、移動距離は、厳密に設定する必要はなく、移動方向も図5に示す形態に限定されない。さらに、本実施形態では、第1触媒層2aと第2触媒層2bとが接した状態で移動工程を実施しているが、第1触媒層2aと第2触媒層2bとを離間させた状態で移動工程を実施してもよい。第1触媒層2aと第2触媒層2bとが接した状態で移動工程を実施した場合、工程数を減らすことができ、貫通欠陥の位置を確実に特定できるという利点がある。一方、第1触媒層2aと第2触媒層2bとを離間させて移動工程を実施した場合、移動時に第1触媒層2aおよび第2触媒層2bを傷つけることがないという利点がある。
そして、再び検査工程(図1のS2)において、図6に示すように、発光装置4を点灯させ、CCDカメラ5によって取得された画像データに基づいて、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの積層体Mを貫通する貫通欠陥Dの有無を検査する。このとき、第1触媒層2aの欠陥D1と第2触媒層2bの欠陥D6とは、位置を移動させたため重なり合わないので、欠陥D1及び欠陥D6による貫通欠陥Dは検出されない。その他の欠陥の組み合わせによる貫通欠陥Dが検出されなければ(図1のS3においてNO)、貫通欠陥のない第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの触媒層6が作製される(図1のS5)。
なお、再度の検査工程においても貫通欠陥Dが検出された場合は(図1のS3においてYES)、同様に、再び移動工程(図1のS4)において、第1触媒層2aおよび/または第2触媒層2bを移動させた後、検査工程(図1のS2)を行い、検査工程において貫通欠陥Dが検出されなくなるまで、移動工程および検査工程を繰り返すことで、貫通欠陥のない第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの触媒層6を作製する(図1のS5)。この移動工程および検査工程を繰り返し行う際には、移動工程と検査工程とを同時に実施してもよい。すなわち、発光装置4を発光させた状態で第1触媒層2aおよび/または第2触媒層2bを移動させながら、CCDカメラ5による画像データの取得および当該画像データに基づく貫通欠陥Dの有無の検査を行い、貫通欠陥Dが検出されなくなった時点で、第1触媒層2aおよび/または第2触媒層2bの移動を停止させてもよい。
<第1接合工程(図1のS6)>
貫通欠陥Dのない第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの触媒層6が作製されると、次の第1接合工程において、第1触媒層2aと第2触媒層2bとを接合する。具体的な接合方法は特に限定されず、例えば、接着剤による接合や、熱を加えないプレスによる接合も可能であるが、熱プレスによる接合が特に好ましい。本実施形態では、図7に示すように、搬送ロール3c,3dの下流側に熱圧ロール3e,3fを設け、熱圧ロール3e,3fの間に第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの積層体Mを通過させる。これにより、第1触媒層2aと第2触媒層2bとが接合される。このとき、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの欠陥D1〜D9が存在する位置には、熱圧ロール3e,3fからの圧力がかかりにくいが、熱により第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの樹脂が溶け出すので、溶け出した樹脂の結着力により、第1触媒層2aと第2触媒層2bとを強固に接合することができる。なお、熱圧ロール3e,3fの代わりに熱板を用いてもよい。
このようにして作製された触媒層6は、図7に示すように、熱圧ロール3eの下流側で基材1aが剥離され、図8に示すように、所定の寸法となるようにカットされた後、次の第2接合工程(図1のS7)において電解質膜7に転写される。触媒層6のサイズが大きい場合は、触媒層6を複数の所定寸法の触媒層にカットしてもよい。例えば、触媒層6を幅方向および/または長手方向に複数に分割してもよい。これにより、所定寸法の触媒層を効率的に製造することができる。また、触媒層6をカットする際に、触媒層6とともに基材1bをカットしてもよい。
なお、第2触媒層2bを予め所望の大きさ・形状に形成し、第1触媒層2aを第2触媒層2bよりも大きく形成し、第2触媒層2bの全面が第1触媒層2aと重なり合うように積層した場合は、第1接合工程において、第1触媒層2aの一部と第2触媒層2bの全面とが接合される。そのため、基材1aを剥離する際に、第1触媒層2aの第2触媒層2bと接合していない部分が、基材1aとともに触媒層6から分離される。これにより、触媒層6を所望の大きさ・形状とすることができるので、カット工程を不要とできる。また、第1接合工程において、第1触媒層2aと第2触媒層2bとを熱プレスによって接合した場合、第1触媒層2aと第2触媒層2bとが重なり合った部分に強く圧力がかかるため、確実に第1触媒層2aの一部と第2触媒層2bの全面とを接合することができる。そのため、容易に触媒層6を所望の大きさ・形状とすることができる。
<第2接合工程(図1のS7)>
第2接合工程では、第1触媒層2aが電解質膜7と対向するように触媒層6が配置され、電解質膜7に接合される。具体的な接合方法は特に限定されず、例えば、熱を加えないプレスによる接合も可能であるが、熱プレスによる接合が特に好ましい。本実施形態では、図9に示すように、触媒層6が搬送ロール3hを通過する際に、第1触媒層2a上に電解質膜7を重ね合わせ、搬送ロール3hの下流側に設けられた熱圧ロール3i,3jの間に、触媒層6および電解質膜7を通過させる。これにより、触媒層6が電解質膜7に熱プレスされる。その後、基材1bを剥離することにより、図10に示すように、本実施形態に係る触媒層−電解質膜積層体8が製造される。
なお、電解質膜7は、例えば、基材上にイオン伝導性高分子電解質を含有する溶液(電解質溶液)を塗工し、乾燥することにより形成される。イオン伝導性高分子電解質としては、例えば、パーフルオロスルホン酸系のフッ素イオン交換樹脂、より具体的には、炭化水素系イオン交換膜のC−H結合をフッ素で置換したパーフルオロカーボンスルホン酸系ポリマー(PFS系ポリマー)等が挙げられる。電気陰性度の高いフッ素原子を導入することで、化学的に非常に安定し、スルホン酸基の解離度が高く、高いイオン伝導性が実現できる。このようなイオン伝導性高分子電解質の具体例としては、デュポン社製の「Nafion」(登録商標)、旭硝子(株)製の「Flemion」(登録商標)、旭化成(株)製の「Aciplex」(登録商標)、ゴア(Gore)社製の「Gore Select」(登録商標)等が挙げられる。イオン伝導性高分子電解質含有溶液中に含まれるイオン伝導性高分子電解質の濃度は、通常5〜60重量%程度、好ましくは20〜40重量%程度である。なお、上記の水素イオン伝導性電解質膜以外には、アニオン導電性固電解質膜や液状物質含浸膜も挙げられる。アニオン伝導性電解質としては炭化水素系樹脂又はフッ素系樹脂等が挙げられ、具体例としては炭化水素系樹脂としては、旭化成(株)製のAciplex(登録商標)A201,211,221や、トクヤマ(株)製のネオセプタ(登録商標)AM−1,AHA等が挙げられ、フッ素系樹脂としては、東ソー(株)製のトスフレックス(登録商標)IE−SF34等が挙げられる。また液状物質含浸膜としては、例えばポリベンゾイミダゾール(PBI)が挙げられる。
以上のように、本実施形態に係る触媒層の製造方法では、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bを積層して積層体Mとし、第1触媒層2aの欠陥D1〜D4と第2触媒層2bの欠陥D5〜D9とによって形成される積層体Mを貫通する貫通欠陥Dの有無を検査している。そのため、貫通欠陥Dが生じるか否かをあらかじめ把握することができ、必要に応じて、貫通欠陥Dを低減する方策を講じることができる。そして、本実施形態に係る触媒層の製造方法では、貫通欠陥Dが検出された場合には、第1触媒層2aおよび/または第2触媒層2bを移動させることで、第1触媒層2aの欠陥D1〜D4と第2触媒層2bの欠陥D5〜D9との位置がずれるため、貫通欠陥Dを低減することができる。さらに、本実施形態に係る触媒層の製造方法では、貫通欠陥Dが検出されなくなるまで、移動工程および検査工程を繰り返す。これにより、貫通欠陥Dのない触媒層6を確実に製造することができるので、貫通欠陥Dに修正インクを充填するなどの貫通欠陥Dを修復する手間がかかる作業を不要とできる。また、検査工程においては、貫通欠陥Dの有無を、周知の方法により短時間で容易に検査することができ、移動工程においても、第1触媒層2aおよび/または第2触媒層2bの移動距離および移動方向を厳密に設定する必要はないため、検査工程および移動工程は、短時間で容易に実施することができる。よって、触媒層6の製造工程が複雑になることはなく、貫通欠陥Dのない触媒層6を容易に製造することができる。
また、本実施形態に係る触媒層−電解質膜積層体の製造方法によると、本実施形態に係る触媒層の製造方法によって製造された、貫通欠陥Dがない触媒層6を電解質膜7に熱プレスして触媒層−電解質膜積層体8を製造しているので、高品質の触媒層−電解質膜積層体8を容易に製造することができる。
以上、本発明の一実施形態に係る触媒層の製造方法および触媒層−電解質膜積層体の製造方法について詳述したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。例えば、上記の実施形態では、第1触媒層2aの一方面側に1つの第2触媒層2bを形成していたが、第1触媒層2aの一方面側に複数の第2触媒層2bを形成してもよい。すなわち、第1触媒層2a上に複数の第2触媒層2bを形成して、3以上の層からなる触媒層を製造してもよい。この場合、移動工程では、第1触媒層2aおよび複数の第2触媒層2bの少なくとも1つの層を移動させる。例えば、第1触媒層2aのみを移動させてもよいし、複数の第2触媒層2bのうち少なくとも1層を移動させてもよい。これにより、厚み方向に重なり合う第1触媒層2aの欠陥と第2触媒層2bの欠陥との位置をずらすことができる。また、第2触媒層2bが複数の場合、第1触媒層2aは第2触媒層2bからなる層よりも薄く形成されていることが好ましい。
また前述のように、配置工程において、第1触媒層2aの一方面側に第2触媒層2bを離間して配置してもよい。その場合、検査工程においても、第1触媒層2aを貫通する欠陥および第2触媒層2bを貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを検査可能であれば、第1触媒層2aと第2触媒層2bとを離間して配置してもよい。第1触媒層2aと第2触媒層2bとを離間して配置した場合、検査後に両者をそのままの位置で重ね合わせれば、貫通欠陥のない触媒層が作製できる。なお、検査を容易にするため、第1触媒層2aと第2触媒層2bとを近接して配置するか、接触して配置することが好ましい。
また、上記の実施形態では、配置工程において、第1触媒層2aは基材1a上に形成されていたが、第1触媒層2aは電解質膜7上に形成されていてもよい。この場合、図11に示すように、第1触媒層2aが電解質膜7上に形成された状態で、第1触媒層2aの一方面側に第2触媒層2bを積層して、検査工程を実施する。貫通欠陥Dが検出された場合は、移動工程を実施することにより、図12に示すように、触媒層6が形成される。さらに、当該触媒層6の第1触媒層2aと第2触媒層2bとを接合する(接合工程)。この場合、熱圧ロール3e,3fによって第1触媒層2aと第2触媒層2bとを熱プレスすることが好ましい。このとき、第1触媒層2aおよび電解質膜7も熱プレスされるので、電解質膜7に触媒層6が接合された触媒層−電解質膜積層体8が製造される。
また、図11および図12に示すように、電解質膜7の第1触媒層2aが形成された面と反対側の面は、基材1cによって支持されていることが好ましい。電解質膜7は、膨潤、収縮しやすく、またその材料が弱粘性であるため、電解質膜7を基材1cによって支持することにより、電解質膜7の膨潤、収縮を抑制することができ、電解質膜7をハンドリングしやすくなる。
また、上記の実施形態では、貫通欠陥Dが検出されなくなるまで、移動工程および検査工程を繰り返していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、検査工程において貫通欠陥Dが検出された場合に、一度だけ移動工程を実施し、その後、検査工程を実施せずに第1接合工程に移行してもよい。また、上記の実施形態では、検査工程において貫通欠陥Dが検出されなかった場合には、移動工程を実施せずに第1接合工程に移行していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、貫通欠陥Dが検出されても、その個数が触媒層の性能上問題の無い程度(例えば、30cm×30cmの面積あたり5〜10)であれば、移動工程を実施しない構成としてもよい。
また、上記の実施形態では、触媒層の製造方法および触媒層−電解質膜積層体の製造方法について説明したが、本発明は、触媒層とマイクロポーラスレイヤー(MPL)とを有する電極の製造、および、当該電極と電解質膜とを有する膜−電極接合体の製造にも適用できる。その一例を図13に示す。図13に示す膜−電極接合体8’は、電解質膜7上に電極6’が接合された構成であり、電極6’は、触媒層2a’と、触媒層2a’上に形成されたマイクロポーラスレイヤー2b’とを有する。マイクロポーラスレイヤーは、触媒層と導電性多孔質基材との間に中間層として設けられる導電層であり、導電性炭素材料を含有する。導電性炭素材料としては、特に限定しないが、導電性炭素粒子、導電性炭素繊維等が挙げられる。また、マイクロポーラスレイヤーを形成する方法は、特に限定しないが、例えば、導電性炭素材料、高分子重合体等からなるペースト組成物を基材上に塗布及び乾燥することにより形成できる。高分子重合体としては、上述したような材料を用いてもよい。
ここで、マイクロポーラスレイヤー2b’を形成する際に、導電性炭素材料の凝集物や異物が混入し、この凝集物や異物が剥がれたり、導電性炭素材料を含むインク中の泡によって、マイクロポーラスレイヤー2b’には複数のピンホールが形成されるが、その中には、マイクロポーラスレイヤー2b’を貫通するピンホールが存在する。また、インクの乾燥中に、インク中の凝集物、異物、泡などが起点となり、ひずみを生じることによって、マイクロポーラスレイヤー2b’を貫通するクラックが発生する場合がある。そのため、触媒層2a’と同様に、マイクロポーラスレイヤー2b’にも層を貫通する欠陥が存在する場合がある。
そこで、触媒層2a’を貫通する欠陥およびマイクロポーラスレイヤー2b’ を貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを検査し(検査工程)、触媒層2a’ を貫通する欠陥およびマイクロポーラスレイヤー2b’ を貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合う場合、触媒層2a’およびマイクロポーラスレイヤー2b’の少なくとも1つの層を移動させ(移動工程)、触媒層2a’を貫通する欠陥およびマイクロポーラスレイヤー2b’を貫通する欠陥が重なり合わなくなるまで、前記移動工程および前記検査工程を繰り返すことで、貫通欠陥Dのない電極6’を製造できる。マイクロポーラスレイヤー2b’の欠陥は、直径数μm以上の孔を指している。触媒層2a’と同様、マイクロポーラスレイヤー2b’にも多数の細孔が存在するが、細孔の直径は通常1μm以下であり、クロスリークを引き起こすものではない。なお、マイクロポーラスレイヤー2b’は自立膜化が可能な場合は、電極6’を製造する際に、マイクロポーラスレイヤー2b’を基材1bで支持しなくてもよい。
また、触媒層2a’はマイクロポーラスレイヤー2b’よりも薄く形成されていることが好ましい。これにより、電解質膜7の膜やせをより抑えることができる。例えば、触媒層2a’の厚さは、0.1〜20μmであることが好ましく、マイクロポーラスレイヤー2b’の厚さは、1〜50μmであることが好ましい。なお、触媒層2a’およびマイクロポーラスレイヤー2b’は、厚さが同一であってもよく、触媒層2a’がマイクロポーラスレイヤー2b’よりも厚く形成されてもよい。
また、上記の実施形態では、第1触媒層2a、第2触媒層2b、触媒層2a’およびマイクロポーラスレイヤー2b’の形状は、いずれも帯状であったが、本発明はこれに限定されない。第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの少なくとも一方、または、触媒層2a’およびマイクロポーラスレイヤー2b’の少なくとも一方が、所定の寸法に切り出された枚葉状であってもよい。この場合、枚葉状の層を移動させる方向は、特に限定されず、例えば、枚葉状の層の縦方向、横方向、斜め方向など、あらゆる方向に移動させることができる。また、枚葉状の層を回転させることによって、第1触媒層2aおよび第2触媒層2bの少なくとも一方、または、触媒層2a’およびマイクロポーラスレイヤー2b’ の少なくとも一方を移動させてもよい。さらに、枚葉状の層を回転した後、任意の方向に移動させてもよい。また、電解質膜7の形状も、帯状であっても枚葉状であってもよい。
また、上記の実施形態では、検査工程において、光学的に貫通欠陥の有無を検査していたが、貫通欠陥の有無を検査する方法はこれに限定されず、高電圧方式、赤外線方式などによって貫通欠陥の有無を検査してもよい。ただし、触媒層または電極の品質への影響を考慮すると、光学的に貫通欠陥の有無を検査することが好ましい。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、明細書に開示された各技術的事項を適宜組み合わせて得られる形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
1a 基材
1b 基材
2a 第1触媒層
2b 第2触媒層
2a’ 触媒層
2b’ マイクロポーラスレイヤー
6 触媒層
6’ 電極
7 電解質膜
8 触媒層−電解質膜積層体
8’ 膜−電極接合体

Claims (18)

  1. 第1触媒層と第2触媒層とを有する触媒層の製造方法であって、
    前記第1触媒層の一方面側に前記第2触媒層を配置する配置工程と、
    前記第1触媒層を貫通する欠陥および前記第2触媒層を貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを検査する検査工程と、を有する触媒層の製造方法。
  2. 前記第1触媒層を貫通する欠陥および前記第2触媒層を貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合う場合、前記第1触媒層および前記第2触媒層の少なくとも1つの層を移動させる移動工程を有する、請求項1に記載の触媒層の製造方法。
  3. 前記第1触媒層を貫通する欠陥および前記第2触媒層を貫通する欠陥が重なり合わなくなるまで、前記移動工程および前記検査工程を繰り返す、請求項2に記載の触媒層の製造方法。
  4. 前記検査工程では、前記第1触媒層を貫通する欠陥および前記第2触媒層を貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを光学的に検査する、請求項1〜3のいずれかに記載の触媒層の製造方法。
  5. 前記第1触媒層は基材上に形成されている、請求項1〜4のいずれかに記載の触媒層の製造方法。
  6. 前記第1触媒層と前記第2触媒層とを接合する第1接合工程を有する、請求項5に記載の触媒層の製造方法。
  7. 前記第1触媒層と前記第2触媒層とを熱プレスによって接合する、請求項6に記載の触媒層の製造方法。
  8. 請求項6または7に記載の製造方法によって製造された触媒層を、前記第1触媒層が電解質膜側となるように、当該電解質膜に接合する第2接合工程を有する、触媒層−電解質膜積層体の製造方法。
  9. 前記第1触媒層は前記第2触媒層よりも薄く形成されている、請求項8に記載の触媒層−電解質膜積層体の製造方法。
  10. 触媒層とマイクロポーラスレイヤーとを有する電極の製造方法であって、
    前記触媒層の一方面側に前記マイクロポーラスレイヤーを配置する配置工程と、
    前記触媒層を貫通する欠陥および前記マイクロポーラスレイヤーを貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを検査する検査工程と、を有する電極の製造方法。
  11. 前記触媒層を貫通する欠陥および前記マイクロポーラスレイヤーを貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合う場合、前記触媒層および前記マイクロポーラスレイヤーの少なくとも1つの層を移動させる移動工程を有する、請求項10に記載の電極の製造方法。
  12. 前記触媒層を貫通する欠陥および前記マイクロポーラスレイヤーを貫通する欠陥が重なり合わなくなるまで、前記移動工程および前記検査工程を繰り返す、請求項11に記載の電極の製造方法。
  13. 前記検査工程では、前記触媒層を貫通する欠陥および前記マイクロポーラスレイヤーを貫通する欠陥の少なくとも一部が重なり合うか否かを光学的に検査する、請求項10〜12のいずれかに記載の電極の製造方法。
  14. 前記触媒層及び/又はマイクロポーラスレイヤーは基材上に形成されている、請求項10〜13のいずれかに記載の電極の製造方法。
  15. 前記触媒層と前記マイクロポーラスレイヤーとを接合する第1接合工程を有する、請求項14に記載の電極の製造方法。
  16. 前記触媒層と前記マイクロポーラスレイヤーとを熱プレスによって接合する、請求項15に記載の電極の製造方法。
  17. 請求項15または16に記載の製造方法によって製造された電極を、前記触媒層が電解質膜側となるように、当該電解質膜に接合する第2接合工程を有する、膜−電極接合体の製造方法。
  18. 前記触媒層は前記マイクロポーラスレイヤーよりも薄く形成されている、請求項17に記載の膜−電極接合体の製造方法。
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