JP2015196499A - 充填包装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】マークに合わせて適宜包装材の送り量がプラス側に又はマイナス側にフレキシブルに調整できる充填包装機を提供する。【解決手段】充填包装機は、包装材供給部から送り出された包装材に搬送力を付与する搬送機構14、26、包装材供給部から送り出された包装材のマークを検出して信号を出力する検出器132、搬送機構の上流側で包装材に送り方向の力を付与する送り手段119、120、搬送機構の上流側で包装材に逆の方向のブレーキ力を付与するブレーキ手段123、検出器から出力される信号と搬送機構から出力される基準信号とを比較して送り手段とブレーキ手段を選択的に駆動する制御手段140を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、充填包装機、特に、帯状の包装材に逐次袋部を形成するとともに各袋部内に粉剤などの充填物を充填する充填包装機に関する。
粉剤充填包装機の中で、水平ロータリー式の包装機は、鉛直軸を中心に回転する円盤状ないし円筒状の回転体周辺に、縦方向に立設して周方向に等間隔に配置された複数のシール手段を備えている。回転体はモータに連結されており、充填包装時、一定の速度で所定の方向に回転駆動される。各シール手段は、固定シールバーと可動シールバーを備えており、これら固定シールバーと可動シールバーの間に上下昇降可能なシュートが配置されている。この充填包装機によれば、コイルから送り出された長尺の熱接着性の帯状フィルムの包装材は、長手方向の中央線に沿って二つ折りされて回転体の外周に沿って搬送され、回転体と共に移動する固定シールバーとこれに対向する可動シールバーに順次挟持され、回転体の回転と共にその周囲を搬送される。このとき、各対のシールバー(固定シールバーと可動シールバー)は、その挟持しているフィルムを縦方向に熱圧着し、フィルムの長手方向に一定の間隔をあけて周期的に幅方向シールを形成し、互いに隣り合う幅方向シールの間に袋部を形成する。
シュートは、その筒状下部を、フィルムガイドによって二つ折りにされたフィルム片(シート片)の間(すなわち、袋部)にその上縁の開口から挿入され、定量計量装置から落下供給された粉剤等の充填物を、シュートを通じて袋部に充填する。充填後、固定シールバーと可動シールバーの挟持状態が解除され、各袋部に充填物を収容したフィルムが連続的に装置から送り出される。
充填包装機に使用される包装材は、一般に、その長手方向の縁に一定の間隔をあけてマークが印刷されており、例えば、包装材の搬送経路の近傍に配置された検出器でマークを連続的に検出し、そのマークがシールバーに対して予め決められた位置にくるように制御している。具体的に、特許文献1では、フィルムコイルの回転軸にパウダーブレーキを連結し、検出器の出力に応じてパウダーブレーキの電圧を制御することによって、シールバーに供給される包装材をその後方から引っ張って、シールバーがマークに対して適正位置にくるように調整している。
特許2832162号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、包装材をその後方から引っ張ることで、マークに対して適正な位置にシールを施すものである。そのため、マークの印刷にはマイナス誤差しか許されない。例えば、包装材がプラスチックフィルムの場合、許容誤差は1m(単位)に対し、0〜−2mmである。他方、プラスチックフィルムの包装材はフィルムメーカーが変わると誤差が大きくなることがあり、その場合、パウダーブレーキから包装材に加える引っ張り力をゼロにしても、特許文献1の技術ではシール位置調整を素早く行うことができない。
本発明は、このような問題を解消するためになされたもので、包装材供給部(100)から送り出された帯状の包装材(12)を折り合わせ、折り合わせた包装材を前記包装材の送り方向に所定の間隔をあけてシールすることで前記包装材の送り方向に連続して充填材包装用袋部(44)を形成するとともに、前記包装材に前記送り方向に所定の間隔をあけて設けられたマーク(131)を検出することによって前記包装材の送り量を制御する充填包装機において、
(a) 前記包装材供給部から送り出された包装材に、前記送り方向の搬送力を付与する搬送機構(14、26)と、
(b) 前記包装材供給部から送り出された包装材の前記マークを検出して信号を出力する検出器(132:図1参照)と、
(c) 前記包装材の送り方向に関して前記搬送機構の上流側で、前記包装材に前記送り方向の力を付与する第1の送り手段(119、120)と、
(d) 前記包装材の送り方向に関して前記搬送機構の上流側で、前記包装材に前記送り方向とは逆の方向の力を付与するブレーキ手段(123)と、
(e) 前記検出器から出力される信号と前記搬送機構から出力される基準信号とを比較して前記送り手段と前記ブレーキ手段を選択的に駆動し、前記包装材に送り方向の力又はそれとは逆の方向のブレーキ力を付与する制御手段(140:図7参照)を備えたことを特徴とするものである。
このように構成された本発明の充填包装機によれば、包装材に設けられたマークの間隔がプラス側又はマイナス側のいずれに誤差を有するものであっても、マークに合わせて適宜包装材の送り量がプラス側に又はマイナス側にフレキシブルに調整できるため、マーク間隔に要求される精度が著しく緩和される。
本発明に係る充填包装機の正面図。 図1に示す充填包装機の充填機構を示す断面図。 図1に示す充填包装機の充填機構を示す斜視図。 図1に示す充填包装機の包装材供給部を示す正面図。 図4に示す包装材供給部の送り調整機構を示す側面図。 図1に示す充填包装機に搭載されるフィルムコイルの斜視図。 図1に示す充填包装機の制御部とそれに接続された機器を示すブロック図。 図7に示す制御部の動作を説明するフローチャート。 充填機構から上縁シール部、カッター切断部に送られるフィルムを示す平面図。 図9と同様に、充填機構から上縁シール部、カッター切断部に送られるフィルムを示す平面図で、充填機構から送り出されたフィルムに弛みが生じている状態を示す図。 充填包装機の他の実施形態の制御部とそれに接続された機器を示すブロック図。 実施例2に係る制御部の動作を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。ただし、本発明は、添付図面を参照して説明する具体的な充填包装機に限定されるものでなく、連続的に送り出される長尺の包装材から充填物充填袋を連続的に形成するあらゆる形式の充填包装機に適用可能であり、そのような充填包装機は本発明の技術的範囲に属するものと理解すべきである。
図1〜図3は、本発明の一実施例である、水平ロータリー式の粉剤充填包装機10を示す。充填包装機10は、機械本体(筐体)11の下部に、長尺の包装材(以下、「フィルム」という。)12を巻回したフィルムコイル13を支持する。充填包装機10はまた、上部に、多数のシール部14とそれに対応した多数のシュート15を周囲に備えた回転板(回転体)16を含む充填機構17と、粉剤を定量供給する粉剤供給装置18と、充填機構17を通過したフィルム12の上縁をシールする上縁シール装置19と、幅シール部を切断又はミシン目入れをするカッター装置20を備えている。
図2を参照すると、充填機構17は、垂直軸Zを中心として基板21上に立設された縦型の固定筒体22と、固定筒体22の上部に軸受23を介して同心的に且つ軸Zを中心に回転可能に支持された回転筒体24と、回転筒体24の上端に固定された回転板16または回転テーブルを有する。回転板16の周縁部には、軸Zを中心とする半径rの円周上に一定の間隔をあけて複数のシール部14が固定されており、周方向に隣り合うシール部14の中間にシュート15が配置されている。回転筒体24は、その外周に固定したギア54を介して、モータ(141:図7参照)を含む回転駆動系26に連結されており、回転駆動系26からギヤ54に伝達される回転に基づいて、複数のシール部14とシュート15が周回する。
各シール部14は、固定バー(固定シールバー)27と可動バー(可動シールバー)28を有する。固定バー27は、電熱ヒータ(加熱源)を内蔵した垂直シール面27aを有し、該垂直シール面27aが軸Zを中心とする半径rの円周上またはその近傍に位置するように配置されて回転板16に固定されている。可動バー28は、固定バー27のシール面27aに接離可能な押さえ面28aを有し、対をなす固定バー27に対して軸Zを中心とする径方向外側に配置されており、該押さえ面28aがシール面27aに接触する垂直位置(シール位置:図2の右側に示す位置)と該押さえ面28aがシール面27aから離間した水平位置(第1の非シール位置:図2の左側に示す位置)との間を移動できるように、水平軸30を介して回転板16に揺動可能に連結されている。また、可動バー28は、押さえ面28aに対してほぼ垂直な方向に、水平軸30に支持されている基端部から伸びるバー駆動棹29を備えており、該バー駆動棹29の先端に回転子31が設けてある。
充填機構17の回りには回転子31を案内するレール32が配置されている。レール32は、シール部14の周回角度に応じて回転子31を上下に案内するように、周回角度に応じて上下方向のレベルが決められている。その結果、回転板16の回転に従って回転子31が水平軸30の周りを回転しながら、可動バー28が垂直固定バー27に接離する。
シュート15は、図3に示すように、上下方向に連続した粉剤落下路を形成した漏斗状の案内管で、横断面が楕円形のシュート下部33と、シュート下部33の上端から上方に向かって次第に内径を拡大したシュート上部34と、シュート下部33の上部又はシュート上部34の下部から横方向に伸びる水平アーム部35を有する。このように構成されたシュート15は、図2に示すように、水平アーム部35の先端をシュート昇降軸36の上端部固定具37に連結して固定される。シュート昇降軸36は、回転板16を貫通して、回転筒体24の外側で上下方向に伸びており、下端部に、金具38と、金具38に支持されたカムフォロア39を備えている。カムフォロア39は、固定筒体24の中心に向けて伸びており、固定筒体22の下部に外装されて固定された固定スリーブ40の外周に連続して刻設されたカム溝41に収容させてある。カム溝41は、スリーブ40の外周で周回角度に応じて上下方向のレベルが決まるように設定されている。したがって、回転板16の回転に応じて、シュート15は、図2の右側に示すように、シュート下部33が二つ折りフィルム12の袋部中に挿入された下降位置と、図2の左側に示すように、シュート下部33が二つ折りフィルム12の上方に位置する上昇位置との間を移動する。
図3は、充填機構17の回転板16及びシール部14(図2参照)と、該シール部14に対応するシュート15との位置関係を示している。充填包装機10の動作中、回転板16は定速で回転する。長尺フィルム12はフィルムコイル13から連続的に供給され、回転板16の直前に配置したフィルムガイド42により二つ折りにされる。フィルムガイド42の出口では、そこに回転して接近してくるシュート15のシュート下部33が、二つ折りにされたフィルム12の間に挿入される。フィルム12は、各シュート15の両側において、シール部14の垂直固定バー27によって一面(内面)が支持される。また、可動バー28が水平位置から垂直位置に立ち上がり、垂直固定バー27と密着し、該密着位置でフィルム12を加熱して幅方向シール43を形成し、これにより隣接する幅方向シール43の間に独立した袋部44を形成する。各袋部44には、粉剤供給装置18の回転容器45に設けた枡46からシュート15を介して粉剤が落下供給されて充填される。
粉剤の充填が終了すると、可動バー28が垂直位置から水平位置に戻る。また、シュート15は下降位置から上昇位置に戻る。これにより、粉剤を充填した各袋部44を連続的に備えたフィルム12が、充填機構17から取り出される。その後、図1に示すように、フィルム12は、上縁(袋部44の袋口)が上縁シール装置19でシールされる。また、カッター装置20で、各幅シール部で幅方向シール43に切断、又はミシン目が入れられた後、図示しない排出装置に排出される。なお、カッター装置20は、フィルム12を切断する装置であってもよい。
フィルムの送り調整制御について、該制御に関連する構成と動作を説明する。
図4、5に示すように、充填包装機10のフィルム供給部(包装材供給部)100は、フィルムコイル13から送り出されたフィルム12が充填機構(搬送機構)17に供給される送りを調整する送り調整機構110を有する。
送り調整機構110は、フィルムコイル13から送り出されるフィルム12を支持する複数のローラ、実施例では、図中点線で示すフィルム12の搬送方向に沿って順番に配置された第1のローラ111、第2のローラ112、第3のローラ113と、第2のローラ112と第3の113の間に配置された送り制御ローラ114を有し、フィルムコイル13から送り出されたフィルム12が第1のローラ111、第2のローラ112、送り制御ローラ114、及び第3のローラ113の外周面に順番に接触しながら充填機構17に供給されるようになっている。これら複数のローラのうち、特に大径の送り制御ローラ114は、その外周面にローレット加工等施し、送り制御ローラ114とそれに支持されたフィルム12との間に十分な摩擦力を確保できるようにすることが好ましい。
図5に示すように、送り制御ローラ114は、その中心に軸(シャフト)115を備えている。軸115は、その一端側と他端側が軸受116、117によって回転可能に支持されている。また、軸115の一端側には歯車118が固定されている。
送り制御ローラ114の近くにはモータ(第1の送り手段)119が固定されている。モータ119は、好適にはサーボモータが用いられる。モータ119は回転伝達機構(クラッチ)120に連結されており、該回転伝達機構120の出力軸121が送り制御ローラ114の軸115と平行に配置されている。また、回転伝達機構120の出力軸121には歯車122が固定されており、この歯車122が送り制御ローラ114の歯車118とかみ合っている。回転伝達機構120は、モータ119(その出力軸)を回転伝達機構120の出力軸121に連結してモータ119の回転を出力軸121に伝達するする状態(オン状態)と、モータ119を回転伝達機構120の出力軸121から切り離してモータ119の回転を出力軸121に伝達しない状態(オフ状態)との間で切り換えできるように構成されている。
図5に示すように、送り制御ローラ114の軸115はパウダーブレーキ(ブレーキ手段)123が連結されており、該パウダーブレーキ123を制御することによって送り制御ローラ114の軸115に作用するブレーキ力を調整できるようになっている。
本実施例では、図4に示すように、送り制御ローラ114の近傍に該送り制御ローラ114と平行に、少なくとも外周面が弾性材料(例えば、ゴム)で被覆された弾性ローラ124を回転可能に配置するとともに、該弾性ローラ124の軸125を背後に配置された押圧機構126(例えば、エアシリンダ)に連結し、押圧機構126の駆動に基づいて、弾性ローラ124を介して送り制御ローラ114の外周面にフィルム12を押し付けるようにしてもよい。
図1に示すように、フィルム供給部100から送り出されたフィルム12が充填機構17に到達するまでのフィルム搬送経路130の近傍には、フィルム12の縁に印刷されたマーク131(図6参照)を検知するマーク検出器132が配置されている。一般的に、マーク131はフィルム12と異なる色で印刷されるため、検出器には光学素子が用いられる。
図7に示すように、フィルムの送り調整制御の制御部140は、マーク検出器132、モータ(第1の送り手段)119、パウダーブレーキ123と電気的に接続されている。また、制御部140は、回転駆動系26(図2参照)に含まれるモータ141の回転を検出するロータリエンコーダ142の出力に接続されており、マーク検出器132とロータリエンコーダ142から出力される基準点信号に基づいて、モータ119とパウダーブレーキ123の駆動を制御して、充填機構17に供給されるフィルム12の送り速度を調整する。
制御部140によるフィルム送り制御について、図8を参照して具体的に説明する。制御部140は、マーク検出器132から出力されるマーク検出信号と、ロータリエンコーダ142から出力されるパルス基準点信号をもとに、マーク検出信号とエンコーダーパルス基準点信号と比較して、マーク検出信号が速い(即ち、フィルム印刷ピッチが短い)場合は、パウダーブレーキ制御する。(これは、特許文献1に詳細に説明されている)
逆に、マーク検出信号とエンコーダーパルス基準点信号と比較して、マーク検出信号が基準点を越えて遅い(即ち、フィルム印刷ピッチが長い)場合、パウダーブレーキに印加するブレーキ電圧を遮断し(ゼロにし)、ブレーキ制御をオフ状態にする。一方、フィルム供給制御は送り調整制御に移り、回転伝達機構(クラッチ)120が連結(オン状態)され、送りモータ119は、縦シールバー14によるフィルム搬送量(機械ピッチ)よりも大きいフィルム搬送量(搬送ピッチ)でフィルムを送り出すように、回転を速くする。その結果、マーク検出信号とエンコーダーパルス基準点信号と比較すると、マーク検出器132から出力されるマーク検出信号をロータリエンコーダ142から出力される基準点信号よりも前に捉えるようになる。
マーク検出信号を基準点信号の前に捉えるか否か(すなわち、前に捉えるか又は後に捉えるか)に応じて、サーボモータ119の回転が制御される。具体的には、特許文献1に詳細に説明されているように、マーク検出信号を基準点信号よりも前で捉えると、送りモータ119の回転を遅くする。結果、ロータリエンコーダ142の一回転ごとに、マーク検出信号は基準点信号の後に捉えるようになる。次にマーク検出信号を基準点信号よりも後で捉えると、送りモータ119の回転を速くする。そして、以上の制御が繰り返し行われることにより、マークの印刷ピッチと縦シールバー14による機械ピッチとが合うことになる。
以上の送り調整制御が実行されることにより、送りモータ119の回転を遅らせる制御が頻繁に行われると、縦シールバー14による機械ピッチよりも送りモータ119のフィルム搬送ピッチが短くなる。そして、フィルムにブレーキをかけるような状態になった場合、この状態を長期間放置するとサーボモータが故障するため、回転伝達機構(クラッチ)120の連結をオフにし、パウダーブレーキ123による制御に切り換える。
このように、本実施例に係る充填包装機によれば、回転伝達機構120とパウダーブレーキ123を選択的に駆動することによって、フィルム供給部100から充填機構17に供給するフィルム送り制御が調整される。つまり、フィルム印刷ピッチが長いときはフィルムを積極的に送り出し、逆に、フィルム印刷ピッチが短いときはフィルムにブレーキを掛けて調整される。したがって、フィルムに印刷されたマークの間隔がプラス側又はマイナス側のいずれに誤差を有するものであっても、印刷されたマークに合わせて適宜フィルム送り制御がプラス側に又はマイナス側にフレキシブルに調整できる。その結果、フィルムのマーク印刷に要求される精度が著しく緩和される。
図9に示すように、上縁シール装置19はフィルム12の上縁を挟んでその両側に回転可能に配置された一対の加熱シールローラ151(第2の送り手段)と、該加熱シールローラ151の少なくとも一方に駆動連結されたサーボモータ152(第2の送り手段)を有し、サーボモータ152の駆動に基づいて加熱シールローラ151が回転し、包装材が充填された各袋部44の上縁を加熱して封止するように構成されている。
カッター装置20は、フィルム12の上縁を挟んでその両側に回転可能に配置された一対のカッターローラ153と、該カッターローラ153の少なくとも一方に駆動連結されたサーボモータ154を有し、サーボモータ154の駆動に基づいてカッターローラ153が回転し、該カッターローラ153の周囲に等間隔(実施例では90度ごと)に配置されたミシン目及びカッター155によって隣接する袋部44の間の縦方向シール43に切断、又はミシン目156(図1参照)が入れられるように構成されている。
図11に示すように、制御部150は、上述した制御部140の構成に加えて、シール装置19のサーボモータ152とカッター装置20のサーボモータ154が電気的に接続されており、図12に示すプログラムに従ってサーボモータ152、154の駆動が制御される。
具体的に、制御部150は、マーク検出器132から出力されるマーク検出信号とロータリエンコーダ142から出力される基準点信号をもとに、フィルム供給部100から充填機構17に送り出すフィルム搬送量が、縦シールバー14によるフィルム搬送量(機械ピッチ)に比べて大きいか小さいか判断する。
判断の結果、フィルム供給部100から送り出す量と、縦シールバー14による搬送量(機械ピッチ)が合致していれば、現在の状態に維持する。
例えば、現在ブレーキ制御を実行しており、エンコーダの基準点信号に比べて、マーク検出信号が遅れていく場合(印刷ピッチが長い)、パウダーブレーキ123に印加する電圧(ブレーキ電圧)を低下させる。そして、ブレーキ電圧がゼロになると、本実施形態では、回転伝達機構(クラッチ)120をオン状態に切り換え、送りモータ119の回転に基づいてフィルムの送り量を大きくする。ただし、この場合、図10に示すように、充填機構17から送り出されてガイド160に沿って送られるフィルム12がガイド160から離れてそれらの間に弛み161を生じる可能性がある。そして、弛み161が発生すると、カッター装置20のフィルム切断位置がずれる。そのため、制御部150は、図12に示すように、シール装置19のサーボモータ152の回転数を増加させ、フィルム12の送り量を増やして、フィルム12にかかる張力を一定又はほぼ一定に維持して弛み161の発生を防止する。また、カッター装置20のサーボモータ154の位相を、フィルム送り量の増加分だけ早い位置(前)に変化させて、カッター装置20で形成される切断又はミシン目156が縦方向シール43の適正位置に形成されるようにする。
一方、現在送り調整制御をしており、エンコーダ基準点信号よりも前にマーク検出信号を捉えるようになっている場合(印刷ピッチが短い場合)、送りモータ119は回転数を下げる。これにより、エンコーダ基準点信号とマーク検出信号が接近していく。しかし、送りモータ119の回転数を下げ過ぎると、縦シールバー14による機械ピッチよりも送りモータ119のフィルム送り出し量が少なくなる。このフィルムにブレーキをかける状態を長時間継続すると、サーボモータが故障する。したがって、制御部150は、回転伝達機構120をオン状態からオフ状態に切り換えてモータ119を送りローラ114から切り離し、パウダーブレーキ123をオン状態に設定してパウダーブレーキ123から送りローラ114を介してフィルム12にブレーキ力を作用させる。この結果、フィルム供給部100から充填機構17に送られるフィルム12に引っ張り力が作用し、ブレーキ制御に切り換わる。
送り制御からブレーキ制御に切り換わった結果、フィルムの送り量が少なくなり、充填機構17から送り出されてガイド160に沿って送られるフィルム12に必要以上の張力がかかると、フィルムが破断する可能性がある。この場合、制御部150は、シール装置19のサーボモータ152の回転数を減少させ、フィルム12の送り量を小さくし、フィルム12にかかる張力を一定又はほぼ一定に維持して、フィルムの破断を防止する。また、これに対応してカッター装置20のサーボモータ154の位相を遅らせ、カッター装置20で形成させる切断又はミシン目156が縦方向シール43の適正位置に形成されるようにする。
10:充填包装機
12:フィルム
17:充填機構
19:上縁シール装置
20:カッター装置
26:回転駆動系(搬送機構)
43:縦方向シール
44:袋部
100:フィルム供給部(包装材供給部)
110:送り調整機構
111〜113:ローラ
114:送り制御ローラ
115:軸(シャフト)
116、117:軸受
118:歯車
119:モータ(第1の送り手段)
120:回転伝達機構
121:出力軸
122:歯車
123:パウダーブレーキ(ブレーキ手段)
124:弾性ローラ
125:軸
126:押圧機構
130:フィルム搬送経路
131:マーク
132:マーク検出器
140:制御部
141:サーボモータ
142:ロータリエンコーダ
150:制御部
本発明は、このような問題を解消するためになされたもので、包装材供給部(100)から連続的に送り出された帯状の包装材(12)を折り合わせ、折り合わせた包装材を前記包装材の送り方向に所定の間隔をあけてシールすることで前記包装材の送り方向に連続して充填材包装用袋部(44)を形成するとともに、前記包装材に前記送り方向に所定の間隔をあけて設けられたマーク(131)を検出することによって前記包装材の送り量を制御する充填包装機において、
(a) 前記包装材供給部から送り出された包装材に、前記送り方向の搬送力を付与する搬送機構(114、26)と、
(b) 前記包装材供給部から送り出された包装材の前記マークを検出して信号を出力する検出器(132:図1参照)と、
(c) 前記包装材の送り方向に関して前記搬送機構の上流側で、前記包装材に前記送り方向の力を付与する第1の送り手段(119、120)と、
(d) 前記包装材の送り方向に関して前記搬送機構の上流側で、前記包装材に前記送り方向とは逆の方向の力を付与するブレーキ手段(123)と、
(e) 前記検出器から出力される信号と前記搬送機構から出力される基準信号とを比較して前記第1の送り手段と前記ブレーキ手段を選択的に駆動し、前記包装材に送り方向の力又はそれとは逆の方向のブレーキ力を付与する制御手段(140:図7参照)を備えたことを特徴とするものである。
本発明は、このような問題を解消するためになされたもので、包装材供給部(100)から連続的に送り出された帯状の包装材(12)を折り合わせ、折り合わせた包装材を前記包装材の送り方向に所定の間隔をあけてシールすることで前記包装材の送り方向に連続して充填材包装用袋部(44)を形成するとともに、前記包装材に前記送り方向に所定の間隔をあけて設けられたマーク(131)を検出することによって前記包装材の送り量を制御する充填包装機において、
(a) 前記包装材供給部から送り出された包装材に、前記送り方向の搬送力を付与する搬送機構(14、26)と、
(b) 前記包装材供給部から送り出された包装材の前記マークを検出して信号を出力する検出器(132:図1参照)と、
(c) 前記包装材の送り方向に関して前記搬送機構の上流側で、前記包装材に前記送り方向の力を付与する第1の送り手段(119、120)と、
(d) 前記包装材の送り方向に関して前記搬送機構の上流側で、前記包装材に前記送り方向とは逆の方向の力を付与するブレーキ手段(123)と、
(e) 前記検出器から出力される信号と前記搬送機構から出力される基準信号とを比較して前記第1の送り手段と前記ブレーキ手段を選択的に駆動し、前記包装材に送り方向の力又はそれとは逆の方向のブレーキ力を付与する制御手段(140:図7参照)と、
(f) 前記包装材の送り方向に関して前記搬送機構の下流側で、前記包装材に接触して前記包装材に前記送り方向の送り量を付与する第2の送り手段(151、152)を備えており、
前記制御手段(150)は、前記第1の送り手段が前記包装材に送り方向の力を付与するときは前記第2の送り手段の包装材送り量を増加し、前記ブレーキ手段が前記包装材に前記逆の方向のブレーキ力を付与するときは前記第2の送り手段の包装材送り量を減少するように、前記第2の送り手段の包装材送り量を制御する、ことを特徴とするものである。

Claims (3)

  1. 包装材供給部(100)から送り出された帯状の包装材(12)を折り合わせ、折り合わせた包装材を前記包装材の送り方向に所定の間隔をあけてシールすることで前記包装材の送り方向に連続して充填材包装用袋部(44)を形成するとともに、前記包装材に前記送り方向に所定の間隔をあけて設けられたマーク(131)を検出することによって前記包装材の送り量速度を制御する充填包装機において、
    (a) 前記包装材供給部から送り出された包装材に、前記送り方向の搬送力を付与する搬送機構(14、26)と、
    (b) 前記包装材供給部から送り出された包装材の前記マークを検出して信号を出力する検出器(132)と、
    (c) 前記包装材の送り方向に関して前記搬送機構の上流側で、前記包装材に前記送り方向の力を付与する第1の送り手段(119、120)と、
    (d) 前記包装材の送り方向に関して前記搬送機構の上流側で、前記包装材に前記送り方向とは逆の方向の力を付与するブレーキ手段(123)と、
    (e) 前記検出器から出力される信号と前記搬送機構から出力される基準信号とを比較して前記送り手段と前記ブレーキ手段を選択的に駆動し、前記包装材に送り方向の力又はそれとは逆の方向のブレーキ力を付与する制御手段(140)を備えたことを特徴とする充填包装機。
  2. 前記包装材の送り方向に関して前記搬送機構の下流側で、前記包装材に接触して前記包装材に前記送り方向の送り量を付与する第2の送り手段(151、152)を備えており、
    前記制御手段(150)は、前記第1の送り手段が前記包装材に送り方向の力を付与するときは前記第2の送り手段の包装材送り量を増加し、前記ブレーキ手段が前記包装材に前記逆の方向のブレーキ力を付与するときは前記第2の送り手段の包装材送り量を減少するように、前記第2の送り手段の包装材送り量を制御する、ことを特徴とする請求項1の充填包装機。
  3. 前記包装材の送り方向に関して前記加熱シールローラの下流側で、前記包装材に接触して回転しながら前記包装材に切断又は、ミシン目を形成するカッター及びミシン目ローラ(153)を含み、
    前記制御手段は、前記第1の送り手段が前記包装材に送り方向の力を付与するときは前記切断又はミシン目ローラの位相を早い位置(前)に変化させ、前記ブレーキ手段が前記包装材に前記逆の方向のブレーキ力を付与するときは前記切断又はミシン目ローラの位相を遅い位置(後)に変化させ、前記切断又はミシン目ローラの位相を制御する、ことを特徴とする請求項1の充填包装機。
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