JP2015195945A - 展示ケース - Google Patents

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JP2015195945A JP2014075074A JP2014075074A JP2015195945A JP 2015195945 A JP2015195945 A JP 2015195945A JP 2014075074 A JP2014075074 A JP 2014075074A JP 2014075074 A JP2014075074 A JP 2014075074A JP 2015195945 A JP2015195945 A JP 2015195945A
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Abstract

【課題】基台製作時の溶接による歪み等の影響を受けることなく、基台に展示ケース構成部材を、簡単かつ迅速に取り付けることができるとともに、それらの取付位置の位置出しを容易に行うことができ、寸法精度を出し易く、組立作業性のよい展示ケースを提供する。
【解決手段】基台2と、その上に配設された展示物載置台3と、その上に載置された展示物を覆うように基台2上に配設され、一部が透明材料により形成されたケース部とを備える展示ケースにおいて、基台2の上面における縁部に、上面、外側面、および内側面の少なくともいずれかの面に長手方向を向く凹溝21、22、または23が設けられた枠材12を設け、この枠材12における上記凹溝に、展示ケース構成部材の一部を嵌合して、展示ケース構成部材を支持する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、美術館や博物館の展示スペース等において、展示品を安全に展示および保管するために使用される展示ケースに関する。
この種の展示ケース、特に、床面上に独立して載置される、いわゆる行灯型の展示ケースは、床面上に載置される基台と、この基台上に配設された展示物載置台と、展示物載置台上に載置された展示物を覆うように基台上に配設され、少なくとも一部が透明または透光性材料により形成されたケース部とを備えているものが多い(例えば特許文献1〜5参照)。
ケース部の上部には、照明器具等を備えた蓋体を設けることもある。
特許第4414527号公報 特許第5318529号公報 特許第5318530号公報 特許第5011551号公報 特許第5369289号公報
上記のような従来の展示ケースにおいては、基台は、展示物を安定よく水平に支持するため、金属製の管材を溶接等によって強固に接合して形成されている(例えば特許文献1〜3参照)。
また、基台とケース部との間の気密性を確保するため、ケース部を構成する透明または透光性の板状部材の下端部を、シール部材や接着剤を用いて基台に固着している(例えば特許文献4および5参照)。
しかし、このような従来の構造では、板状部材を基台に固定する際の位置ずれや、基台製作時の溶接による歪み等の影響を受け易く、それらを補正したり、調整したりする作業が面倒で、非能率的である。
また、このような展示ケースには、基台に、ケース部や展示物載置台だけでなく、基台の側面等を覆う側面カバー、配線ボックス、調湿剤を収容する調湿ボックス、扉の施錠装置等の様々な展示ケース構成部材を取り付ける必要があり、それらの取り付け作業が繁雑で、加工工数が多く、しかも、それらの取り付け時に、基台製作時の溶接による歪み等の影響を受け、取付位置の狂いが生じたり、寸法精度が出し難い等の問題がある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑みてなされたもので、基台製作時の溶接による歪み等の影響を受けることなく、基台に展示ケース構成部材を、簡単かつ迅速に取り付けることができるとともに、それらの取付位置の位置出しを容易に行うことができ、寸法精度を出し易く、組立作業性のよい展示ケースを提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)床面上に載置される基台と、前記基台上に配設された展示物載置台と、前記展示物載置台上に載置された展示物を覆うように前記基台上に配設され、少なくとも一部が透明または透光性材料により形成されたケース部とを備える展示ケースにおいて、前記基台の上面における縁部に、上面、外側面、および内側面の少なくともいずれかの面に長手方向を向く凹溝が設けられた枠材を設け、この枠材における前記凹溝に、展示ケース構成部材の一部を嵌合して、展示ケース構成部材を支持するようにする。
このような構成によると、基台に直接展示ケース構成部材を取り付けるのではなく、基台の上面に設けた枠材における凹溝に、展示ケース構成部材の一部を嵌合して、展示ケース構成部材を支持するようにしてあるので、基台製作時の溶接による歪み等の影響を受けることなく、基台に展示ケース構成部材を、簡単かつ迅速に取り付けることができるとともに、それらの取付位置の位置出しを容易に行うことができ、寸法精度を出し易く、組立作業性をよくすることができる。
(2)上記(1)項において、展示ケース構成部材であり、かつ基台の側面を覆う側面カバーの上端部に内方を向く鉤形係止片を設け、この鉤形係止片を、枠材の上面に設けた凹溝の外側の縁に係止させる。
このような構成によると、側面カバーを、基台製作時の溶接による歪み等の影響を受けることなく、枠材を介して、基台に簡単に取り付けることができるとともに、側面カバーの取付位置の位置出しを、正確かつ簡単に行うことができる。
また、枠材の上面に設けた凹溝にケース部の下端部を嵌合してある場合には(上記(2)項の発明)、ケース部と側面カバーとの相対的な位置決めを正確かつ簡単に行うことができるだけでなく、美麗な外観を呈することができる。
(3)上記(1)または(2)項において、枠材の外側面または内側面に設けた凹溝を、開口部より奥部が拡幅するあり溝状とし、前記凹溝に、係止金具を、凹溝の開口部から離脱不能として嵌合し、前記係止金具に設けた雌ねじ孔に螺合する止めねじをもって、展示ケース構成部材を基台に取り付ける。
このような構成によると、展示ケース構成部材を、基台に簡単に取り付けることができるとともに、展示ケース構成部材の取付位置の位置決めを、正確かつ簡単に行うことができる。
本発明によると、基台製作時の溶接による歪み等の影響を受けることなく、基台に展示ケース構成部材を、簡単かつ迅速に取り付けることができるとともに、それらの取付位置の位置出しを容易に行うことができ、寸法精度を出し易く、組立作業性のよい展示ケースを提供することができる。
本発明の展示ケースの一実施形態における扉を閉じたときの外観斜視図である。 同じく、扉を開いたときの外観斜視図である。 同じく、基台部分の主要な部材の分解斜視図である。 図1におけるIV−IV線拡大縦断正面図である。 図1におけるV−V線拡大縦断側面図である。 図1におけるVI−VI線拡大横断平面図である。 扉および開閉板の分解斜視図である。 図1のVIII−VIII線拡大縦断正面図である。 基台部分の中央縦断正面図である。
以下、本発明の展示ケースの一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の展示ケースの一実施形態における扉を閉じたときの外観斜視図、図2は、同じく、扉を開いたときの外観斜視図、図3は、同じく、分解斜視図である。
この展示ケースは、床面1(図4参照)上に載置される基台2と、基台2上に配設された展示物載置台3と、展示物載置台3上に載置された展示物4を覆うように基台3上に配設され、少なくとも一部が透明または透光性材料により形成されたケース部5とを備えている。
基台2は、前面が開口する箱状の基台本体6と、その前面開口部を開閉する扉7とにより構成され、基台本体6は、直方体の枠状をなすフレーム8と、左右の側面と後面とに着脱可能として設けられた左側面カバー9、右側面カバー10、および後面カバー11と、フレーム8の上面における外側の縁部に設けられた枠材12、13とを備えている。
なお、この実施形態においては、基台本体6における開口を有する面を、便宜上前面としたが、実際の使用にあたっては、この開口を有する面を、側面または後面とすることもある。
フレーム8は、4本の脚柱14を、前後方向および左右方向を向く上下2段の横連結杆15をもって、それぞれ溶接等により連結し、かつ上部に、対角線状の補強杆16を設けることにより、ほぼ直方体の枠状に形成されている。
フレーム8における前面開口部の一方の側部には、上下方向を向くヒンジ取付用補強材17の上下の端部が、上下の横連結杆15、15にそれぞれ固着されている。
フレーム8の下面における4箇所の内隅部には、コーナーブラケット18が設けられ、その下面にはキャスタ19が、また下方の横連結杆15、15のコーナー部の下面には、高さ調節可能の接床部材20が設けられている(図4参照)。
フレーム8の上面における左右の側縁部と後縁部には、図4に示すように、上面、外側面、および内側面に、それぞれ長手方向を向く凹溝21、22、23を設けた枠材12が、同じく前縁部には、図5に示すように、凹溝21、22を備えない枠材13が、それぞれ設けられている。
枠材12、13は、アルミニウム合金の押出材からなり、図4に示すように、枠材12の外側部の上面に、上記凹溝21が設けられ、この凹溝21の外側縁部には、拡幅段部21aが設けられている。
枠材12の外側面における下部には、開口部より奥部が上方に向かって拡幅するあり溝状の凹溝22が設けられている。
枠材12の内側面には、展示物載置台3を支持するための内向き片24が設けられており、この内向き片24の上面には、底面が波形をなし、かつその外側部に上向き突条25aを有する浅い凹条25が形成されており、この凹条25の下方には、断面形状が上向きコ字状をなす中空部26が形成されている。
また、枠材12における内向き片24の内側面には、開口部より奥部が上方に拡幅するあり溝状とした上記凹溝23が設けられている。
各枠材12は、図8に示すように、その内向き片24における中空部26の上方に設けた作業孔27より、中空部26の下方に設けたねじ挿通孔28に挿通させた止めねじ29をもって、フレーム8の上面に固着されている。
枠材13は、図5に示すように、枠材12を、その凹溝21の内側の面に沿って切除し、かつそのとき開口した中空部26の外側端を閉塞したのと同様の断面形を有しており、枠材12におけるのと同様の内向き片24と凹条25と凹溝23と、外端部の形状が枠材12におけるものと若干異なる中空部26とを有している。
展示物載置台3は、台座3aとクロス付きボード3bとの間に、格子状の補強材3cを挟んで互いに固着したものよりなり、台座3aの周縁部より垂下する短寸の垂下片3dが、枠材12、13における上向き突条25aの外側に位置するようにして、台座3aの下面を、枠材12、13における内向き片24上に載置することにより支持されている。
ケース部5は、前面が開口する箱状のケース本体30と、下端部が基台2における扉7に取り付けられ、かつ扉の開閉に伴って、ケース本体30の前面開口部を開閉する開閉板31とにより構成されている。
ケース本体30は、左右の側面板32、32と後面板33と天板34とからなり、それらの縁部同士は、コーキング材(図示略)をもって気密に固着されている。
開閉板31、側面板32、32、後面板33、および天板34は、この実施形態においてはすべて透明の板ガラスにより形成してあるが、それらのうちの一部のみを透明または透光性材料により形成し、他部を不透明、または半透明の材料により形成することもある。
また、天板34を、ボックス状に形成し、その中に照明装置やその他の機械、器具を配設することもある。
ケース本体30における左右の側面板32、32および後面板33の下端部は、基台2の上面における左右の縁部と後縁部とに配設された枠材12における各凹溝21に嵌合されることにより、ケース本体30は、基台2上に安定よく支持されている。
枠材12における各凹溝21の内面と側面板32および後面板33の下端部との間には、コーキング材(図示略)が充填され、ケース本体30は、基台2に対して、気密に固着されている。また、凹溝21内には、スペーサ(図示略)を配設することもある。
図9に示すように、右側部の枠材12における拡幅段部21aの外側の上縁には、右側面カバー10の上端部に設けた内方を向く鉤形係止片10aが係止されている。
図示は省略してあるが、後部の枠材12における拡幅段部21aの外側の上縁にも、後面カバー11の上端部に設けた内方を向く鉤形係止片11aが係止されている。
しかし、図4に示すように、左側部の枠材12における拡幅段部21aの外側の上縁には、左側面カバー9の上端部に設けた内方を向く鉤形係止片9aは係止しないようにしてある。
図4に示すように、左側面カバー9の下端前後部には、前後方向を向く軸35の両端部がブラケット36をもって固着されており、各軸35の中間部を、フレーム8における左側面の下方の横連結杆15に固着したV字状の軸受片37に受止させることにより、左側面カバー9の下端部は、軸35回りに回動可能、かつ上方に離脱可能として、フレーム8に取り付けられている。
左側面カバー9のほぼ中央には、施錠装置38が設けられている。
この施錠装置38は、左側面カバー9の外側方からキー(図示略)を挿入して、所要角度回転させることにより、左側面カバー9の内面側に設けられたデッドボルト39が、上下方向を向く施錠位置と、水平方向を向く解錠位置とに回動させられるようにした公知のものである。
図4に示すように、左側面カバー9の上端に折曲形成した内方を向く鉤形係止片9aを、枠材12における拡幅段部21aの外側縁部に係止し、かつ下端部の各軸35をV字状の軸受片37に受止させた状態で、施錠装置38におけるデッドボルト39を施錠位置とすると、デッドボルト39の上端部が、フレーム8の左側面上部に取り付けられた前後方向を向く取付板40における下端部を内方に折曲した底面に設けた係合孔40a(または取付板40の下端部後面)に係合して、左側面カバー9の外側方への移動が阻止されるようになっている。
また、このときの左側面カバー9の上方への移動は、施錠装置38における左側面カバー9の内面側の部分が、取付板40の下端に当接することによって阻止されるようになっている。
取付板40は、展示ケースの一構成部材(付属部品を含む)をなすもので、図3および図4に示すように、左方の枠材12の左側面における凹溝22に、平面視において内方に向かって開口するコ字状をなし、かつ正面視において凹溝22の断面形状とほぼ補形をなす前後1対の係止金具41を、凹溝22の開口部から嵌合し、各係止金具41の中央に設けた雌ねじ孔42に、取付板40を貫通する止めねじ43を螺合させて締めつけることにより、フレーム8の左側面上部に強固に取り付けられている。
左側面カバー9の内面における施錠装置38の一部に、鎖44の一端を係止し、鎖44の他端部適所を、取付板40の下部に設けたフック45に係止することにより、図2に示すように、左側面カバー9を、軸35を中心として、外側方に向かって斜めに開いた状態で保持し、基台2内部のメンテナンスを行えるようになっている。
図3および図4に示すように、枠材12の内側面における凹溝23には、展示ケースの一構成部材であり、かつ配線(図示略)を収容する左右方向を向く配線ボックス46における左右の側板46aの上端部が、上記取付板40の取付構造と同様の取付構造をもって取付けられている。
すなわち、左右の枠材12の内側面における凹溝23に、平面視において内方に向かって開口するコ字状をなし、かつ正面視において凹溝22の断面形状とほぼ補形をなす前後1対の係止金具41を、凹溝23の開口部から嵌合し、各係止金具41の中央に設けた雌ねじ孔42に、配線ボックス46の側板46aの上端部を貫通する止めねじ43を螺合させて締めつけることにより、配線ボックス46は、フレーム8における対角線状の補強杆16を下方に避けるようにして、左右の端部が、左右の枠材12、12の内側面に強固に取り付けられている。
同様にして、枠材12の外側面の凹溝22、および内側面の凹溝23を利用して、展示ケースの他の構成部材、例えば、調湿剤を収容する調湿ボックス等を取り付けることができる。
また、係止金具41や止めねじ43等を用いることなく、展示ケースの構成部材の一部に設けた係止片(図示略)を、凹溝22、23に単に係止させるだけとすることもある。
各枠材12、13における中空部26には、それらの直角をなす角部の接合端部において、平面視L字状をなすコーナー部材(図示略)の各辺を嵌合して、ねじ止めすることにより、枠材12、13のコーナー部を補強するようになっている。
右側面カバー10および後面カバー11は、図3および図9に示すように、それらの上端の鉤形係止片10a、11aを、対応する枠材12における拡幅段部21aの外側の上縁に係止させた状態で、下端部中央の内面に固着したブラケット10b、11bを、フレーム8における下部の横連結杆15を水平に貫通するボルト68をもって、各横連結杆15の外側面に固着することにより、フレーム8の右側面および後面に、着脱可能として取り付けられている。
しかし、右側面カバー10および後面カバー11は、左側面カバー9と同様の構成をもって、フレーム8に取付けてもよく、また、その他の取付手段をもって、フレーム8に着脱可能として取付けてもよい。
右側面カバー10および後面カバー11における内面下部の両側部には、フレーム8における横連結杆15の外側面に安全に当接するようにした緩衝部材69が儲けられている。
図2、および図5〜図7に示すように、扉7は、表面板47と、その内面側に配設され、かつ開閉板31の下端部を受止する受け板48と、開閉板31より内方に配設され、受け板48とともに開閉板31の下部を前後から挟む押え板49と、開閉板31の下部の局所と表面板47との離間距離を調整する調整手段50と、この調整手段50により開閉板31の下部の局所と表面板47との離間距離を調整した状態で、開閉板31の下部を表面板47に固着する固着手段51とを備えている。
受け板48は、上端に設けた前方を向く下向係止片48aを表面板47の後面上部に設けた突部47aに係止し、下端に設けた後方を向く上向き鉤形の受け片48bをもって開閉板31の下端を受止するようになっている。
受け板48における下向係止片48aより下方、この例では、下部の左右2箇所には、前後方向に貫通する雌ねじ孔52を有するナット53が設けられており、このナット53の雌ねじ孔52に螺合した雄ねじ54の前端を、雌ねじ孔52より前方に突出させて、表面板47の後面に当接させることにより、受け板48に取り付けた開閉板31の下部の局所と表面板47との離間距離を調整しうるようになっている。
すなわち、受け板48に設けたナット53の雌ねじ孔52と、それに螺合させた雄ねじ54とにより、開閉板31の下部の局所と表面板47との離間距離を調整して、扉7に対する開閉板31の前後方向の傾斜角度を調整する調整手段50が形成されている。また、左右の雄ねじ54のナット53からの突出量を変えることにより、扉7に対する開閉板31の左右方向の傾斜角度をも調整することができる。
なお、受け板48を省略し、ナット53を開閉板31に直接固着して実施することも可能である。また、ナット53を表面板47に設け、そのナット53の雌ねじ孔52に螺合させた雄ねじ54の後端を開閉板31の前面に当接させて、調整手段50を形成することもできる。
表面板47の後面には、後方を向く複数のボルト55が上下2段として突設されており、それらに対応する受け板48、開閉板31、および押え板49の部分には、ボルト55が遊通するボルト挿通孔56、57、58が設けられている。
また、受け板48に設けたナット53の雌ねじ孔52に螺合する雄ねじ54に対応する開閉板31および押え板49の部分には、雄ねじ54をドライバー等の工具をもって回転させるための作業孔59、60が設けられている。
ボルト挿通孔56、57、58を挿通して、押え板49の後方に突出した各ボルト55の後端部には、袋ナットとしたナット61が螺合し、このナット61を締め付けることにより、開閉板31の下部を、受け板48と押え板49とによって前後から挟んだ状態で、また調整手段50によって表面板47に対する傾斜角度を調整した状態で、表面板47の後面に固着することができるようになっている。
このボルト55とナット61とによって、調整手段50により開閉板31の下部の局所と扉7との離間距離を調整した状態で、開閉板31の下部を扉7に固着する固着手段51が形成されている。
表面板47の後面における一方の側部には、上下方向を向く補強杆63が設けられており、この補強杆63を、図6に示すように、フレーム8における前方の一側部の脚柱14に固定片64aを固着した上下1対のヒンジ64における可動片64bに固着した平面視クランク状のヒンジ補強片65に固着することにより、扉7は、開閉板31と一体となって、ヒンジ64におけるヒンジ軸64cを中心に回動しうるようにして、基台本体6に枢着されている。すなわち、扉7は、横開き扉としてある。
図2に示すように、扉7における表面板47の遊端部には、後方に向かって延出し、かつ後端部が外向きU字状に折曲されたフック66が設けられており、このフック66を、フレーム8における前方の他側部の脚柱14に設けたトグルクランプ67に係合させて、後方に引き寄せることにより、扉7は基台本体6の前面開口縁部に密接させられ、かつ開閉板31は、凹溝を有しない枠材13に、当接または近接するようにして、ケース本体30の前面開口縁部に密接させられる。
基台本体6の前面開口縁部、枠材13の前面、およびケース本体30の前面開口縁部には、扉7および開閉板31との密接性をよくするためのシール材(図示略)を設けておくのが好ましい。
この展示ケースは、左側面カバー9を開いて、トグルクランプ67からフック66を外すことによって、扉7を基台本体6から、また開閉板31をケース本体30からそれぞれ前方に開き、展示物載置台3から展示物4を出し入れすることができ、また、上記と逆の手順で、扉7および開閉板31、並びに左側面カバー9を閉じて、展示物4を体裁よく展示することができる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、例えば、次のような変形した態様での実施が可能である。
(1) 基台2、展示物載置台3およびケース部5の平面形状を、円形またはその他の形状とする。
(2) 枠材12における拡幅段部21aを省略し、左側面カバー9の鉤形係止片9aを、枠材12における凹溝21の外側の縁と側面板32との間隙に嵌合係止させる。
(3) 左側面カバー9の鉤形係止片9aを、枠材12の外側面に設けた凹溝22に嵌合係止させる。
(4) 雌ねじ孔52を、扉7と開閉板31とのいずれかに設け、この雌ねじ孔52に螺合する雄ねじ54の先端が、扉7と開閉板31とのいずれかに当接するようにする。
1 床面
2 基台
3 展示物載置台
3a台座
3bクロス付きボード
3c補強材
3d垂下片
4 展示物
5 ケース部
6 基台本体
7 扉
8 フレーム
9 左側面カバー
9a鉤形係止片
10 右側面カバー
10a鉤形係止片
10bブラケット
11 後面カバー
11a鉤形係止片
11bブラケット
12、13 枠材
14 脚柱
15 横連結杆
16 補強杆
17 ヒンジ取付用補強材
18 コーナーブラケット
19 キャスタ
20 接床部材
21、22、23 凹溝
21a拡幅段部
24 内向き片
25 凹条
25a突条
26 中空部
27 作業孔
28 ねじ挿通孔
29 止めねじ
30 ケース本体
31 開閉板
32 側面板
33 後面板
34 天板
35 軸
36 ブラケット
37 軸受片
38 施錠装置
39 デッドボルト
40 取付板(展示ケース構成部材)
40a係合孔
41 係止金具
42 雌ねじ孔
43 止めねじ
44 鎖
45 フック
46 配線ボックス(展示ケース構成部材)
46a側板
47 表面板
47a突部
48 受け板
48a下向係止片
48b受け片
49 押え板
50 調整手段
51 固着手段
52 雌ねじ孔
53 ナット
54 雄ねじ
55 ボルト
56、57、58 ボルト挿通孔
59、60 作業孔
61 ナット
63 補強杆
64 ヒンジ
64a固定片
64b可動片
64cヒンジ軸
65 ヒンジ補強片
66 フック
67 トグルクランプ
68 ボルト
69 緩衝部材

Claims (3)

  1. 床面上に載置される基台と、前記基台上に配設された展示物載置台と、前記展示物載置台上に載置された展示物を覆うように前記基台上に配設され、少なくとも一部が透明または透光性材料により形成されたケース部とを備える展示ケースにおいて、
    前記基台の上面における縁部に、上面、外側面、および内側面の少なくともいずれかの面に長手方向を向く凹溝が設けられた枠材を設け、この枠材における前記凹溝に、展示ケース構成部材の一部を嵌合して、展示ケース構成部材を支持するようにしたことを特徴とする展示ケース。
  2. 展示ケース構成部材であり、かつ基台の側面を覆う側面カバーの上端部に内方を向く鉤形係止片を設け、この鉤形係止片を、枠材の上面に設けた凹溝の外側の縁に係止させた請求項1記載の展示ケース。
  3. 枠材の外側面または内側面に設けた凹溝を、開口部より奥部が拡幅するあり溝状とし、前記凹溝に、係止金具を、凹溝の開口部から離脱不能として嵌合し、前記係止金具に設けた雌ねじ孔に螺合する止めねじをもって、展示ケース構成部材を基台に取り付けた請求項1または2記載の展示ケース。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018114094A (ja) * 2017-01-18 2018-07-26 オートメディア出版株式会社 組立式ディスプレイケース
JP2022065230A (ja) * 2020-10-15 2022-04-27 オートメディア出版株式会社 組立式透明樹脂製ディスプレイケース

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JP2018114094A (ja) * 2017-01-18 2018-07-26 オートメディア出版株式会社 組立式ディスプレイケース
JP2022065230A (ja) * 2020-10-15 2022-04-27 オートメディア出版株式会社 組立式透明樹脂製ディスプレイケース

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