JP2015195729A - 移植装置および移植機 - Google Patents
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Abstract
【課題】移植装置を用いた苗の移植作業において、作業者の負担を軽減し、移植作業をより効率化する技術を提供する。【解決手段】本発明の移植装置4は、苗を苗箱から取り出して圃場へ移植する移植装置であって、供給口410から供給された苗箱を搬送する苗箱搬送路41,42と、苗箱から苗を取り出す苗取り出し部43と、取り出した苗を圃場へ移植する植え付け部46と、供給口410と接続する供給台47とを有する。苗箱搬送路41は、供給口410付近において、苗箱を斜め下方向へ搬送する。また、供給台47は、苗移植時において、略水平に配置される。これにより、供給台47の長さの分、苗箱を載置するスペースが広くなるため、苗箱搬送路41,42に載置できる苗箱の個数を減らすことなく、供給口410を従来より下方に設けることができる。したがって、作業者の苗箱の供給作業時における負担を軽減できる。【選択図】図1
Description
本発明は、移植装置および移植機に関する。
従来、苗を圃場に移植する移植機として、手押し車型の筐体に移植装置が搭載された歩行型の移植機や、作業者が乗車する走行車体に移植装置が搭載された乗用型の移植機が知られている。従来の乗用型の移植機は、例えば、特許文献1に記載されている。
いずれのタイプの移植機であっても、作業者が移植作業をしながら、移植装置に苗を供給する必要がある。そのため、移植装置に苗を供給する供給口は、作業者が苗を供給しやすい位置や形状であることが望ましい。
特許文献1に記載の移植機では、図5中に実線矢印で示すように、苗の入った苗箱を苗供給口へ供給すると、破線矢印で示す方向に、苗箱が供給口から植え付け部へと搬送される。図5に示すように、供給口から植え付け部までの搬送路は、傾斜した部分が多い。このように搬送路を傾斜させることにより、移植装置を前後に大きくすることなく、多くの苗を苗搬送路に待機させることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の移植機では、搬送路が供給口付近においても傾斜しているため、供給口の上方から斜めに苗箱を供給する必要がある。そのため、作業者は、供給口よりも上方へ苗箱を持ち上げる必要がある。
また、特許文献1に記載の移植機では、供給口が運転席に着席した作業者の肩よりも上方に位置しているため、運転席に着席したまま苗箱を供給口に供給すると、肩よりも上方へ苗箱を持ち上げる必要がある。
このように、苗箱を供給口に供給するために、作業者には苗箱を上方に持ち上げる負担が大きい。そのため、長時間移植作業を連続して行うことが困難である。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、移植装置を用いた苗の移植作業において、作業者の負担を軽減し、移植作業をより効率化する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、苗を苗箱から取り出して圃場へ移植する移植装置であって、前記苗を前記苗箱から取り出し植え付け部へ搬送する、苗取り出し部と、前記苗箱から取り出した前記苗を圃場へ移植する、前記植え付け部と、供給口を有し、前記供給口から前記苗取り出し部へ前記苗箱を搬送する、苗箱搬送路と、前記供給口と接続する、供給台と、を有し、前記苗箱搬送路は、前記供給口付近において、前記苗箱を斜め下方向へ搬送し、前記供給台は、苗移植時において、略水平に配置される。
本願の第2発明は、第1発明の移植装置と、前記移植装置を搭載する走行部と、前記移植装置を前記走行部に対して昇降させる昇降装置と、を有し、前記昇降装置は、苗移植時において、前記移植装置を、その下端部が前記圃場に接触する第1位置に配置し、前記昇降装置は、非移植走行時において、前記移植装置を、その下端部が前記走行部の下端部よりも上方に配置され、かつ、第1位置よりも上方に位置する第2位置に配置し、前記供給台は、非移植走行時において、前記供給口から上方へ延びる収納位置に配置される。
本願の第3発明は、第2発明の移植機であって、前記走行部は、運転座席を有し、苗移植時において、前記供給台の上面は、前記運転座席の座面に対して、25センチメートル以上かつ55センチメートル以下の高さに配置される。
本願の第4発明は、第3発明の移植機であって、苗移植時において、前記供給台の上面は、前記運転座席の座面に対して、35センチメートル以上かつ45センチメートル以下の高さに配置される。
本願の第5発明は、第2発明ないし第4発明のいずれかの移植機であって、一端が前記供給台と直接または間接的に接続され、かつ、他端が前記走行部または前記昇降装置に固定される、ワイヤーをさらに有し、前記ワイヤーには、前記一端と前記他端との間において常に張力がかかっており、苗移植時と非移植走行時とにおいて、前記移植装置と前記ワイヤーの他端の相対的な位置が異なることにより、前記ワイヤーが直接または間接的に前記供給台を引く力の大きさが異なり、前記供給台は、前記ワイヤーが前記供給台を引く力の大きさに応じて、使用位置と前記収納位置との間を移動する。
本願の第1発明から第5発明によれば、供給口に略水平な供給台を設けることにより、供給台の長さの分、苗箱を載置するスペースが広くなる。これにより、苗箱搬送路に載置できる予備の苗箱の個数を減らすことなく、供給口を従来より下方に設けることができる。したがって、作業者の苗箱の供給作業時における負担を軽減できる。
特に、本願の第2発明によれば、供給台を収納できるので、非移植走行時において、供給台が作業者の頭部に接近し、運転作業の邪魔となるのが抑制される。すなわち、非移植走行時に作業者の運転作業を供給台が妨げない。特に、リアマウントタイプの移植機においては、移植装置が作業者に接近する方向に持ち上がるため、本発明が有用である。
特に、本願の第3発明によれば、供給台の上面が、運転座席に着席した平均的な成人男性の肩の高さ付近か、それよりも低い。これにより、作業者が運転座席に着席したまま、供給口へ苗箱を供給した場合でも、肩への負担が軽減する。したがって、作業効率が向上する。
特に、本願の第4発明によれば、供給台の上面が、運転座席に着席した平均的な成人男性の肩の高さより十分低く、運転座席に着席した平均的な成人女性の肩の高さよりも低い。これにより、作業者が運転座席に着席したまま、供給口へ苗箱を供給した場合の肩への負担がより軽減する。また、供給台が低すぎないため、苗箱を供給しやすい。したがって、作業効率がさらに向上する。
特に、本願の第5発明によれば、移植装置を第1位置から第2位置へ動かす場合に、供給台が遅延無く移動して、収納位置に配置される。これにより、供給台が作業者に接近することを、より抑制できる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、本願では、移植機の進行方向を「前方向」、移植機の進行方向と逆の方向を「後方向」とそれぞれ称する。また、本願では、移植機の使用時の姿勢に従って上下方向を定義する。
<1.第1実施形態>
図1は、苗移植時における移植機1の側面図である。図2は、非移植走行時における移植機1の側面図である。この移植機1は、苗箱において育成された複数のタマネギのポット苗を、圃場9へ移植する装置である。
図1は、苗移植時における移植機1の側面図である。図2は、非移植走行時における移植機1の側面図である。この移植機1は、苗箱において育成された複数のタマネギのポット苗を、圃場9へ移植する装置である。
図1に示すように、本実施形態の移植機1は、走行部2と、昇降装置3と、移植装置4とを有する。
走行部2は、複数の車輪21と、車輪21に走行自在に支持された走行車体22とを有する。また、走行車体22には、作業者が着座する運転座席23と、ハンドルや各種レバー等を含む操作部24とが備えられている。
ポット苗の移植時(以下「苗移植時」と称する)には、移植機1は、車輪21により走行車体22を前進させつつ、移植装置4がポット苗を苗箱から取り出して順次に圃場9へ移植する。本実施形態の移植機1は、走行部2の後方に移植装置4が配置された、いわゆるリアマウント式の乗用型移植機である。
昇降装置3は、移植装置4を昇降可能に走行部2に取り付ける。昇降装置3は、上リンク31および下リンク32を有する。上リンク31および下リンク32は、前方端部が走行車体22に回動可能に固定され、後方端部が移植装置4に回動可能に固定されている。昇降装置3は、走行車体22に固定された油圧発生装置(図示せず)の油圧を用いて、上リンク31および下リンク32を回動させる。これにより、走行部2に対して移植装置4が昇降する。
本実施形態では、昇降装置3は、苗移植時には、上リンク31および下リンク32を略水平とする。これにより、図1に示すように、後述する植え付け部46の下端部が圃場9に接触する第1位置まで移植装置4を下降させる。これにより、ポット苗を、圃場9の適切な深さに植え付けることができる。
また、昇降装置3は、ポット苗の移植を行わない移動時や旋回時(以下、これらをまとめて「非移植走行時」と称する)には、後方端部が上方に移動するように上リンク31および下リンク32を回動させる。そうすると、図2に示すように、移植装置4の下端部が、走行部2の下端部である車輪21の下端部よりも上方に配置される第2位置に、移植装置4が上昇する。これにより、移植装置4が、道路や圃場9との接触によって故障することが抑制されている。
図1および図2に示すように、移植装置4は、第2位置に配置されると、第1位置に配置された場合と比べて上方かつ前方に配置される。なお、苗移植時における移植装置4の第1位置は、圃場9の状態により、その位置が多少変動する。
移植装置4は、ポット苗を苗箱から取り出して圃場9へ移植する装置である。図1および図2に示すように、移植装置4は、昇降装置3を介して走行車体22の後方に昇降自在に取り付けられている。移植装置4は、第1苗箱搬送路41、第2苗箱搬送路42、苗取り出し部43、空箱搬送路44、空箱収納部45、植え付け部46、および、供給台47を有する。
本実施形態の移植装置4は、第1苗箱搬送路41、第2苗箱搬送路42、苗取り出し部43、空箱搬送路44、空箱収納部45、植え付け部46、および、供給台47をそれぞれ左右に2つずつ有する。左右それぞれの植え付け部46によって2条分のポット苗を移植できるため、本実施形態の移植装置は全部で4条分のポット苗を同時に移植できる。
第1苗箱搬送路41、第2苗箱搬送路42、および空箱搬送路44は、苗箱を搬送するための搬送路である。第1苗箱搬送路41、第2苗箱搬送路42、および空箱搬送路44には、それぞれ、各搬送路に載置された苗箱を搬送する搬送機構40が備えられている。
第1苗箱搬送路41の前方側の端部は、第1苗箱搬送路41に苗箱が供給される供給口410となっている。供給口410から供給された苗箱は、図1中実線矢印で示すように、第1苗箱搬送路41上において、まず後方かつ斜め下方向へ搬送され、その後、後方かつ斜め上方向へ搬送される。そして、苗箱は、第2苗箱搬送路42へと乗り移り、そのまま後方かつ斜め上方向へ搬送される。次に、苗箱が一定の高さに達すると苗箱の進行方向が変わり、苗箱は、図1中破線矢印で示すように、第2苗箱搬送路42上において前方かつ斜め下方向へ搬送される。
第2苗箱搬送路42の下端部付近には、苗取り出し部43が配置されている。苗取り出し部43は、第2苗箱搬送路42の下端部を通過する苗箱からポット苗を取り出し、植え付け部46へ移送する。
ポット苗が取り出され、空になった苗箱(以下、「空箱」と称する)は、空箱搬送路44へと進む。空箱搬送路44は、苗取り出し部43から下方に進んだ後、後方かつ上方へ方向転換する。そして、空箱搬送路44はさらに前方へ方向転換し、第1苗箱搬送路41および第2苗箱搬送路の上方を通って空箱収納部45へ達する。これにより、苗取り出し部43を通過し空箱となった苗箱は、空箱搬送路44上を搬送され、空箱収納部45に回収される。
一方、苗取り出し部43において苗箱から取り出されたポット苗は、植え付け部46において圃場9に移植される。
供給台47は、供給口410に接続する、折りたたみ式の略板状の台である。図1および図2に示すように、供給台47の一方側の端部は、供給口410に回動可能に接続される接続端部471となっている。また、供給台47の他方側の端部は、作業者が供給台47上へ苗箱を供給する供給端部472となっている。
供給台47は、苗移植時には、図1に示す使用位置に配置される。供給台47は、使用位置において略水平となる。また、供給台47は、非移植走行時には、図2に示す収納位置に配置される。供給台47は、収納位置においては、第1苗箱搬送路41の前方端部付近と略平行に配置され、供給口410から前方かつ上方へ向けて延びた状態となる。
本実施形態では、苗移植時において、供給台47の上面は、運転座席23の座面に対して25センチメートル以上かつ55センチメートル以下の高さに配置される。これにより、供給台47の上面が、運転座席に着席した平均的な成人男性の肩の高さ付近か、それよりも低くなる。そのため、作業者が運転座席23に着席したまま供給台47へ苗箱を供給した場合に、供給台47の上面が当該範囲よりも上方に位置する場合と比べて、作業者の肩への負担が軽減する。したがって、移植作業の作業効率が向上する。
また、苗移植時において、供給台47の上面は、運転座席23の座面に対して35センチメートル以上かつ45センチメートル以下の高さに配置されていることが、より好ましい。そうすると、供給台47の上面が、運転座席23に着席した平均的な成人男性の肩の高さより十分低く、運転座席23に着席した平均的な成人女性の肩の高さより低くなる。そのため、作業者が運転座席23に着席したまま供給台47へ苗箱を供給した場合に、作業者の肩への負担がより軽減する。また、供給台47が低すぎないため、苗箱を供給しやすい。したがって、移植作業の作業効率がさらに向上する。
ただし、このように、苗移植時において供給しやすい位置に供給台47を配置すると、非移植走行時に移植装置4を第2位置へと上昇させたときに、供給台47が運転座席23に着席した作業者の頭部に近づき、作業者の運転作業の邪魔となる。しかしながら、本実施形態では、非移植走行時には供給台47が収納位置に配置されることにより、供給台47が運転座席23に着席した作業者の頭部に接近するのが抑制されている。これにより、非移植走行時において、供給台47が作業者の運転作業を妨げるのが抑制されている。
本実施形態の移植機1は、非移植走行時において、苗移植時と比較して移植装置4が上昇するとともに、前方へ配置されため、供給台47が特に作業者の頭部に接近する。そのため、供給台47が収納可能であることは、このようなリアマウント型の移植機1において特に有用である。
また、本実施形態のように、供給口410を従来より下方に設けると、苗箱搬送路41,42の搬送経路が短くなり、苗箱搬送路41,42に載置できる苗箱の数が少なくなる。本発明では、供給口410に略水平な供給台47を設けることにより、供給台47の長さの分、苗箱を載置するスペースが広くなる。これにより、苗箱搬送路41,42に載置できる苗箱の個数を減らすことなく、供給口410を従来より下方に設けることができる。
続いて、供給台47の移動機構について説明する。図3は、苗移植時における移植機1の部分側面図である。図4は、非移植走行時における移植機1の部分側面図である。移植機1は、供給台47を使用位置と収納位置とに移動させるための移動機構48を有している。
図3および図4に示すように、移動機構48は、回転部材481、ばね482、ワイヤー483、チューブ484、第1固定部485、第2固定部486、およびリンク固定部487を有する。移動機構48は、昇降装置3の下リンク32の動作に従って、供給台47を使用位置と収納位置との間で移動させる機構である。
回転部材481と、供給台47とは、互いに固定されている。回転部材481は、移植装置4の筐体に回動可能に取り付けられている。回転部材481は、回転軸51を中心として、使用位置に対応する角度と収納位置に対応する角度との間で回動可能である。また、回転部材481は、ばね482の一端が接続される、ばね接続部52を有する。
ばね482は、本実施形態では、コイルばねである。ばね482の一端は、ばね接続部52に固定される。また、ばね482の他端には、ワイヤー483の一端が固定される。これにより、ワイヤー483の一端は、供給台47と間接的に接続される。ワイヤー483は、ばね482の他端から第1固定部485、チューブ484、および第2固定部486を介して、下リンク32に固定されたリンク固定部487まで延びる。
第1固定部485、第2固定部486、およびチューブ484の内部においては、ワイヤー483の通過位置が固定されるが、ワイヤー483自体は長さ方向に移動可能である。
第1固定部485は、回転部材481の下方において、移植装置4の筐体に設けられている。第2固定部486は、第1固定部485の下方において、移植装置4の筐体に設けられている。リンク固定部487は、下リンク32に設けられている。これにより、ワイヤー483の他端は、昇降装置3の下リンク32に固定される。リンク固定部487は、第2固定部486の前方かつ下方に配置されている。
第1固定部485と第2固定部486との間において、ワイヤー483は、チューブ484内に収容される。ワイヤー483はチューブ484内では、チューブ484の形状に沿って長さ方向に移動可能である。このようにチューブ484を用いることにより、ワイヤー483の経路を自在に設定し、ワイヤー483が移植装置4の他の機構と接触するのを防止できる。
ワイヤー483は、その一端と他端との間、すなわち、ばね482とリンク固定部487との間において、弛むことなく張られている。したがって、ワイヤー483には、常に張力がかかっている。ただし、ワイヤー483は、苗移植時において、ばね482に過度に下向きの力が掛からない長さに設定されている。そのため、図3に示すように、苗移植時には、供給台47の重みにより、供給台47および回転部材481は、回転軸51を中心として図3中反時計回りに回転しようとする。これにより、供給台47が使用位置に配置される。
移植機1が、苗移植時の第1位置から非移植走行時の第2位置へと移植装置4を上昇させると、図4中に実線矢印で示すように、下リンク32は移植装置4に対して相対的に反時計回りに回転する。これにより、第2固定部486とリンク固定部487との距離が大きくなる。したがって、ワイヤー483は、図4中破線矢印で示すようにばね482を積極的に下向きに引っ張る。
ばね482に積極的に下向きの力がかかると、ばね接続部52が下方へ移動する。これにより、供給台47および回転部材481が、図4中に二点鎖線矢印で示すように、回転軸51を中心に時計回りに回転し、収納位置に配置される。なお、供給台47が収納位置に配置された状態で、ばね482にさらに下向きの力がかかると、ばね482が伸びる。ワイヤー483と回転部材481との間にばね482を介在させることにより、ワイヤー483に過度な張力がかかったり、ばね接続部52とばね482との接続箇所が破損したりすることが抑制される。
このように、苗移植時と非移植走行時とにおいて、移植装置4とリンク固定部487との相対的な位置が異なることにより、ワイヤー483が間接的に供給台47を引く力の大きさが異なる。供給台47は、ワイヤー483が間接的に供給台47を引く力の大きさに応じて、使用位置と収納位置との間を移動する。
したがって、本実施形態の移動機構48では、昇降装置3による移植装置4の昇降のタイミングに合わせて供給台47を移動できる。また、供給台47を移動させるために昇降装置3とは別の動力を用意する必要が無い。
特に、本実施形態では、ワイヤー483が、常に弛むことなく張られている。このため、移植装置4を上昇させたときには、供給台47が遅延なく回転して、収納位置に配置される。これにより、供給台47が作業者に接近することを、より抑制できる。
<2.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、移植機は、タマネギの苗を対象とした移植機であったが、本発明はこれに限られない。本発明の移植機は、稲の苗を水田に移植する田植機であってもよいし、タマネギ以外の植物の苗を圃場に移植する移植機であってもよい。
また、上記の実施形態の移植機は、4条分のポット苗を同時に移植できる、いわゆる4条植の移植機であったが、本発明の移植機は、4条植には限られない。例えば、1条植、2条植、6条植、および8条植の移植機に、本発明を適用してもよい。
また、上記の実施形態の移植機は、昇降装置の動きに連動して供給台が使用位置と収納位置とに移動するものであったが、本発明はこれに限られない。供給台の移動機構は、昇降装置とは別の動力を用いて構成されてもよい。また、供給台は、作業者が手動で使用位置と収納位置とに切り替えるものであってもよい。
また、移植機の細部の構成については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 移植機
2 走行部
3 昇降装置
4 移植装置
21 車輪
22 走行車体
23 運転座席
31 上リンク
32 下リンク
40 搬送機構
41,42 苗箱搬送路
43 苗取り出し部
46 植え付け部
47 供給台
48 移動機構
51 回転軸
52 ばね接続部
410 供給口
481 回転部材
482 ばね
483 ワイヤー
484 チューブ
485 第1固定部
486 第2固定部
487 リンク固定部
2 走行部
3 昇降装置
4 移植装置
21 車輪
22 走行車体
23 運転座席
31 上リンク
32 下リンク
40 搬送機構
41,42 苗箱搬送路
43 苗取り出し部
46 植え付け部
47 供給台
48 移動機構
51 回転軸
52 ばね接続部
410 供給口
481 回転部材
482 ばね
483 ワイヤー
484 チューブ
485 第1固定部
486 第2固定部
487 リンク固定部
Claims (5)
- 苗を苗箱から取り出して圃場へ移植する移植装置であって、
前記苗を前記苗箱から取り出し植え付け部へ搬送する、苗取り出し部と、
前記苗箱から取り出した前記苗を圃場へ移植する、前記植え付け部と、
供給口を有し、前記供給口から前記苗取り出し部へ前記苗箱を搬送する、苗箱搬送路と、
前記供給口と接続する、供給台と、
を有し、
前記苗箱搬送路は、前記供給口付近において、前記苗箱を斜め下方向へ搬送し、
前記供給台は、苗移植時において、略水平に配置される、移植装置。 - 請求項1に記載の移植装置と、
前記移植装置を搭載する走行部と、
前記移植装置を前記走行部に対して昇降させる昇降装置と、
を有し、
前記昇降装置は、苗移植時において、前記移植装置を、その下端部が前記圃場に接触する第1位置に配置し、
前記昇降装置は、非移植走行時において、前記移植装置を、その下端部が前記走行部の下端部よりも上方に配置され、かつ、第1位置よりも上方に位置する第2位置に配置し、
前記供給台は、非移植走行時において、前記供給口から上方へ延びる収納位置に配置される、移植機。 - 請求項2に記載の移植機であって、
前記走行部は、運転座席を有し、
苗移植時において、前記供給台の上面は、前記運転座席の座面に対して、25センチメートル以上かつ55センチメートル以下の高さに配置される、移植機。 - 請求項3に記載の移植機であって、
苗移植時において、前記供給台の上面は、前記運転座席の座面に対して、35センチメートル以上かつ45センチメートル以下の高さに配置される、移植機。 - 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の移植機であって、
一端が前記供給台と直接または間接的に接続され、かつ、他端が前記走行部または前記昇降装置に固定される、ワイヤー
をさらに有し、
前記ワイヤーには、前記一端と前記他端との間において常に張力がかかっており、
苗移植時と非移植走行時とにおいて、前記移植装置と前記ワイヤーの他端の相対的な位置が異なることにより、前記ワイヤーが直接または間接的に前記供給台を引く力の大きさが異なり、
前記供給台は、前記ワイヤーが前記供給台を引く力の大きさに応じて、使用位置と前記収納位置との間を移動する、移植機。
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