JP2015194814A - マーキング装置およびマーキング方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】用紙Tへのマーキング装置5は、不良が判明した用紙Tの端部に位置するようにNG処理としての切り起こし部T0を形成する切り起こし手段51E,52,52Aを備え、切り起こし手段が、用紙Tが搬送される下台52と、下台52の上方に配置され、不良が判明した用紙Tに切り込みを入れる上刃51Eと、上刃51Eに対応して下台52に設けられ、用紙Tの搬送方向上流側において上刃51Eを受け入れ可能なスリット52Aとを備え、スリット52Aが用紙の搬送方向下流側に規制部CTLを有し、用紙Tの搬送にともなって規制部CTLが用紙Tの切り起こし部を折り曲げる方向に押圧することを特徴とする。
【選択図】図4
Description
(1)本発明のマーキング装置は、用紙へのマーキング装置であって、不良が判明した前記用紙の端部に位置するようNG処理としての切り起こし部を形成する切り起こし手段を備えることを特徴とする。
(2)本発明のマーキング装置は、(1)の構成において、前記用紙がRFIDを有することを特徴とする。
(3)本発明のマーキング装置は、(1)又は(2)の構成において、前記切り起こし手段が前記切り起こし部を複数個形成することを特徴とする。
(4)本発明のマーキング装置は、(1)ないし(3)のいずれかの構成において、前記切り起こし手段が、前記用紙が搬送される下台と、前記下台の上方に配置され、不良が判明した前記用紙に切り込みを入れる1つ以上の上刃と、前記上刃に対応して前記下台に設けられ、前記用紙の搬送方向上流側において前記上刃を受け入れ可能なスリットとを備え、前記スリットが前記用紙の搬送方向下流側に規制部を有し、前記用紙の搬送にともなって前記規制部が前記用紙の切り起こし部を折り曲げる方向に押圧することを特徴とする。
(5)本発明のマーキング装置は、(4)の構成において、前記規制部が、平面視において、前記用紙の搬送方向下流側へ向かって前記用紙の内側に傾斜する輪郭線を有することを特徴とする。
(6)本発明のマーキング装置は、(4)又は(5)の構成において、さらに、前記規制部の上方に配置し、前記用紙を前記下台に対して押圧することによって前記切り起こし部に更に折り目を付けるように配置されたローラを備えることを特徴とする。
(7)本発明のマーキング方法は、用紙へのマーキング方法であって、不良が判明した前記用紙の端部に位置するようにNG処理としての切り起こし部を形成する切り起こし工程を備えることを特徴とする。
(8)本発明のマーキング方法は、(7)の構成において、前記切り起こし工程が、前記用紙が下台上で搬送される工程と、前記下台の上方に配置された1つ以上の上刃を用いて、不良が判明した前記用紙に切り込みを入れる工程と、前記上刃に対応して前記下台に設けられ、前記用紙の搬送方向上流側において前記上刃を受け入れ可能なスリットによって前記用紙の切り起こし部を形成する工程と、前記スリットの前記用紙の搬送方向下流側に設けられた規制部によって、前記用紙の搬送にともなって前記用紙の切り起こし部を折り曲げる方向に押圧する工程とを備えることを特徴とする。
(9)本発明のマーキング方法は、(8)の構成において、さらに、前記規制部の上方に配置するローラを用いて、前記用紙を前記下台に対して押圧することによって前記切り起こし部に更に折り目を付ける工程を備えることを特徴とする。
また、このように構成されたマーキング装置およびマーキング方法によれば、不良(RFIDエラー)と判定されたタグを容易に見つけられるように、タグに切り起こし部を形成し、該切り起こし部に確実に折り目をつけることができるようになる。
図1(a)は、本発明が適用されるタグ形成装置の全体を示す図である。図1(a)に示すように、タグ形成装置10は、図中右側から左側へかけて、順次、連続紙供給装置1、エンコード装置2、印刷装置3、検査装置4、マーキング装置5、および連続紙排出装置6を備えている。
実施形態1では、マーキング装置5の下台52は、図9(a)に示したように、各上刃駆動装置51と対になるように上刃駆動装置51ごとに設けられたものとして構成した。しかし、これに限定されることはなく、たとえば、図9(b)に示すように、各下台52は互いに一体のものとして形成するようにしてもよいことはもちろんである。各上刃駆動装置51は、不良(RFIDエラー)が判明したタグTに応じて独立に駆動されるが、各下台52は対応する上刃駆動装置51の動作と関係なく共通のものとして形成することができるからである。
実施形態1では、図1(a)に示したように、カットスタック部(装置)7をタグ形成装置10に対して分離した位置に配置させたものである。しかし、これに限定されることはなく、図10に示すように、カットスタック部(装置)7をタグ形成装置10に隣接させて配置し、タグ形成装置10のマーキング装置5から搬送されてくる連続紙Pを直接にカットスタック部(装置)7へ送出させるようにしてもよいことはもちろんである。この場合、図1(a)において必要とされた連続紙排出装置6を不要とすることができるようになる。なお、図10に示すカットスタック部(装置)7の動作は、図1(d)に示したカットスタック部(装置)7と同様となっている。
図11は、マーキング装置5の他の実施形態に係る、各上刃駆動装置に対応して配置される複数の下台の構成を示す図である。
図12は、マーキング装置5の他の実施形態に係る、各上刃駆動装置に対応して配置される複数の下台の構成を示す図である。本実施形態では、図12に示すように、図示しない上刃回転体51Cは図3ないし図5に示したとほぼ同様の構成となっているが、下台52、スリット52A等の構成が異なっている。すなわち、スリット52Aは、下台52と該下台52と隣接して配置される他の下台52との間に形成される隙間によって形成されるようになっている。これにより、スリット52Aは、下台52の上流側の端面から下流側の端面にかけて直線状に形成されている。また、下台52上を搬送する連続紙Pは、その各タグTが該スリット52Aを跨るように位置づけられて、図中矢印βの方向へ走行するようになっている。
上述した実施形態では、複数のタグTが連続して形成された連続紙Pを例に挙げて説明したものである。しかし、これに限定されることはなく、複数のラベルが連続して形成される連続紙においても適用できることはいうまでもない。要は、単葉状に切り離される複数の用紙(タグ、ラベル等)が連続して形成された連続紙であれば適用することができる。さらに、タグTにおける切り起こし部T0の数や位置を変更することによって、複数の不良(ICチップ15Aからの読込み不良または書込み不良、タグT表面への印字不良など)を表すようにしてもよい。
2 エンコード装置
3 印刷装置
4 検査装置
5 マーキング装置
6 連続紙排出装置
7 カットスタック部(装置)
7A 箱体
10 タグ形成装置
11 バーコード
12 数字
13 文字
15 RFIDインレイ
15A ICチップ
15B アンテナ
51 上刃駆動装置
51A クラッチ
51B ギア
51C 上刃回転体
51D 支持体
51E 上刃
51G 中心軸
52 下台
52A スリット
53 ローラ
60 側壁
P 連続紙
T RFIDタグ(用紙)
L タグカットライン
T0 切り起こし部
TH タグホール
SH スプロケットホール
CTL 規制部
BD 屈曲部
I,O 内側面
Claims (9)
- 用紙へのマーキング装置であって、
不良が判明した前記用紙の端部に位置するようにNG処理としての切り起こし部を形成する切り起こし手段を備える
ことを特徴とするマーキング装置。 - 前記用紙はRFIDを有することを特徴とする請求項1に記載のマーキング装置。
- 前記切り起こし手段が前記切り起こし部を複数個形成することを特徴とする請求項1又は2に記載のマーキング装置。
- 前記切り起こし手段が、
前記用紙が搬送される下台と、
前記下台の上方に配置され、不良が判明した前記用紙に切り込みを入れる上刃と、
前記上刃に対応して前記下台に設けられ、前記用紙の搬送方向上流側において前記上刃を受け入れ可能なスリットとを備え、
前記スリットが前記用紙の搬送方向下流側に規制部を有し、前記用紙の搬送にともなって前記規制部が前記用紙の切り起こし部を折り曲げる方向に押圧することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のマーキング装置。 - 前記規制部が、平面視において、前記用紙の搬送方向下流側へ向かって前記用紙の内側に傾斜する輪郭線を有することを特徴とする請求項4に記載のマーキング装置。
- さらに、前記規制部の上方に配置し、前記用紙を前記下台に対して押圧することによって前記切り起こし部に更に折り目を付けるように配置されたローラを備えることを特徴とする請求項4又は5に記載のマーキング装置。
- 用紙へのマーキング方法であって、
不良が判明した前記用紙の端部に位置するようにNG処理としての切り起こし部を形成する切り起こし工程を備えることを特徴とするマーキング方法。 - 前記切り起こし工程が、
前記用紙が下台上で搬送される工程と、
前記下台の上方に配置された上刃を用いて、不良が判明した用紙に切り込みを入れる工程と、
前記上刃に対応して前記下台に設けられ、前記用紙の搬送方向上流側において前記上刃を受け入れ可能なスリットによって前記用紙の切り起こし部を形成する工程と、
前記スリットの前記用紙の搬送方向下流側に設けられた規制部によって、前記用紙の搬送にともなって前記用紙の切り起こし部を折り曲げる方向に押圧する工程とを備える
ことを特徴とする請求項7に記載のマーキング方法。 - さらに、前記規制部の上方に配置するローラを用いて、前記用紙を前記下台に対して押圧することによって前記切り起こし部に更に折り目を付ける工程を備えることを特徴とする請求項8に記載のマーキング方法。
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