JP6257400B2 - Rfidタグのエンコーディングシステム - Google Patents

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本発明はRFIDタグのエンコーディングシステムに関する。
従来から、ICチップおよびRFID(Radio Frequency Identification)アンテナを有し、無線データ通信が可能なRFIDタグは、リーダーライターにおけるアンテナとの間で各種データの読取り処理および書込み処理を行うことにより、各種管理システムなどに利用されている。
一般的には、当該RFIDタグは、これを複数枚備えた帯状の連続紙として、あるいは複数枚を備えたシート状部材として移送路上を移送し、前記アンテナの部位で、一旦移送を停止した状態でデータの読書き処理を行う移送停止読書き方式がある。
しかし、移送を停止させて読書きを行う方式は、RFIDタグの移送および停止を間欠的に行わなければならず、処理効率の低下を否めないという不都合を有する。
特開2009−37452号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、RFIDタグの読書き処理の効率を大幅に向上させたRFIDタグのエンコーディングシステムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、スタック等された複数のタグの中から不良と判定されたタグを容易に見つけることのできるRFIDタグのエンコーディングシステムを提供することにある。
本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明のRFIDタグのエンコーディングシステムは、搬送されるRFIDタグの読書きを行うエンコーディングシステムであって、予め設定された前記RFIDタグの搬送速度を維持した場合の前記RFIDタグの読込み可能処理時間および書込み可能処理時間を演算する演算手段と、前記RFIDタグの読込みを行う読込み手段と、前記読込み手段から搬送された前記RFIDタグへの書込みを行う書込み手段と、前記読込み手段による前記RFIDタグの読込みが前記読込み可能処理時間内で行われなかったときに、前記RFIDタグの搬送を優先させて前記書込み手段による書込み処理をパスする制御手段と、前記読込み手段による前記RFIDタグの読込みが前記読込み可能処理時間内で行われなかったときに前記RFIDタグに読込みエラーの表示を行い、前記書込み手段による前記RFIDタグの書込みが前記書込み可能処理時間内で行われなかったときに前記RFIDタグに書込みエラーの表示を行う印字手段と、を備え、前記RFIDタグが所定の基準の範囲内では搬送を停止させられることなく読書き処理を行うことを特徴とする。
(2)本発明のRFIDタグのエンコーディングシステムは、(1)の構成において、前記書込み手段は、前記RFIDタグのそれぞれと一対一で書込みを行う第1書込み手段と、前記第1書込み手段の下流側に設けられ、前記第1書込み手段での書込みが前記書込み可能処理時間内で行われなかったRFIDタグに対して書込みを行う第2書込み手段と、を備え、前記印字手段は、前記第2書込み手段による前記RFIDタグの書込みが前記書込み可能処理時間内で行われなかったときに前記RFIDタグに書込みエラーの表示を行うことを特徴とする。
(3)本発明のRFIDタグのエンコーディングシステムは、(1)または(2)の構成において、前記制御手段が、前記読込みエラーおよび前記書込みエラーのうち少なくとも一方が所定の基準を超えて連続して発生したときに、前記RFIDタグの搬送を停止させることを特徴とする。
(4)本発明のRFIDタグのエンコーディングシステムは、(1)ないし(3)のいずれかの構成において、さらに、前記印字手段から搬送された前記RFIDタグの書込みデータの一致を確認する検査手段と、前記読込みエラー、前記書込みエラー、および前記検査手段からの検査エラーのうち少なくともいずれかがあったとき、前記検査手段から搬送された前記RFIDタグに複数のエンボスを形成するマーキング手段と、を備え、前記印字手段が、発生した前記読込みエラー、前記書込みエラー、前記検査エラーの種類に応じて前記複数のエンボスを形成する予定位置に異なる印字表示をすることを特徴とする。
本発明のRFIDタグのエンコーディングシステムによれば、RFIDタグの読書き処理の大幅な効率を向上させることができる。
また、本発明のRFIDタグのエンコーディングシステムによれば、スタック等された複数のタグの中から不良と判定されたタグを容易に見つけることができる。
本発明のRFIDタグのエンコーディングシステムが適用されるタグ形成装置の全体を示す図である。 (a)、(b)は、エンコード装置と印字装置を示し、(a)は上面図、(b)は側面図である。 本発明のRFIDタグのエンコーディングシステムの制御部における動作フローを示す図である。 (a)、(b)、(c)は、タグに読込みエラーあるいは書込みエラーが生じた場合にタグに印字を行う態様を示した図である。 (a)、(b)、(c)は、さらに、タグに確認エラーが生じた場合に該タグにマーキングを行う態様を示した図である。 タグにエンボスが形成されている模様を示した斜視図である。 カットスタック装置の箱体にタグが収納されていることを示した斜視図である。 エンコード装置の他の実施形態を示す図で、(a)は上面図、(b)は側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(実施形態1)
図1は、本発明のRFIDタグのエンコーディングシステムが適用されるタグ形成装置の全体を示す図である。
図1に示すように、RFIDタグのエンコーディングシステム10は、図中左側から右側にかけて、順次、連続紙供給装置1、エンコード装置2、印字装置(印字手段)3、検査装置(検査手段)4、マーキング装置(マーキング手段)5、および連続紙排出装置6が順次並列されて構成されている。
連続紙供給装置1では、図1(b)に示すように、連続紙Pが‘Z’字状に折り畳まれており、その一端がエンコード装置2に挿入されることにより、連続紙Pは図示しない移送部(図2にて符号17で示す)によって該エンコード装置2、印字装置3、検査装置4、マーキング装置5へ搬送されるようになっている。エンコード装置2では、搬送される連続紙Pに形成される各RFIDタグ(図2にて符号Tで示す:以下、単にタグTと称する)に対して情報の読取りおよび書込みを行うようになっている。印字装置3では、搬送される連続紙PのタグTにたとえばトナー等によって表面に印字が施されるようになっている。これにより、連続紙Pの各タグTの表面には、たとえばバーコード、数字、その他の情報が印字されるようになっている。そして、印字装置3では、上述した情報とともに、エンコード装置2において生じた読込みエラーあるいは書込みエラーを示す印字がなされるようになっている。なお、読込みエラーと書込みエラーを合わせて単にエラーを示す印字を行うようにしてもよい。検査装置4では、各RFIDメディアに書き込んだ情報(書込みデータ)が送信したデータと一致しているかの検査をするようになっている。マーキング装置5では、エンコード装置2および検査装置4の結果によって、不良と判断されたタグT(不良タグ)に切り込みによるマークを付するようになっている。連続紙排出装置6では、マーキング装置5からの連続紙Pを、図1(c)に示すように、‘Z’字状に折り畳むようになっている。ここで、‘Z’字状に折り畳んだ連続紙Pは、通常、図1(d)に示すように、エンコーディングシステム10と分離した位置に配置されているカットスタック部(装置)7に挿入することにより、連続紙PはタグTごとにカットされ、カットされた複数のタグTが箱体7A内において表裏面を互いに接触されてスタックされるようになっている。
図2(a)、(b)は、エンコード装置2と印字装置3を示しており、図2(a)は上面図、図2(b)は側面図である。また、図2(a)、(b)には、搬送される連続紙Pをも図示している。
図2(a)、(b)に示すように、連続紙Pは、そのシート本体11に複数(図では10×3枚)のタグTが仮着され、その長手方向の各辺の近傍には該長手方向に沿って複数の移送用孔12が形成されている。また、シート本体11の裏面には図示しないが位置検出用マークが印字されている。
また、タグTは、それぞれ、図2(a)の一部に拡大して示すように、タグフィルム13上において、その中央位置に設けたICチップ14と、ICチップ14にたとえばUHFの帯域(920MHz帯域)で使用するダイポール型に形成したアンテナ15と、を有し、エンコード装置2との間で無線データ通信(データの読書き処理)ができるようになっている。
エンコード装置2は、ハウジング2Aを有し、このハウジング2A上には連続紙Pを搬送させる移送部17を有し、この移送部17は、タグエンコーダ18およびタグセンサー19を有し、連続紙Pの先端部を移送路20に向けて上流側から下流側に向かって移送させるようになっている。また、エンコード装置2には、図示しない複数本の移送ベルトが設けられ、複数の孔が設けられた移送ベルトの下方からエアー吸引された状態で連続紙Pを張りながら上流側から下流側に移送される。
すなわち、タグエンコーダ18は、連続紙Pの移送用孔12に係合する歯車(図示せず)を有し、その駆動モータ(図示せず)の回転数をカウントすることによって、連続紙Pの移送距離を測定できるようになっている。また、タグセンサー19が連続紙Pの裏面の前記位置検出用マーク(図示せず)を検出することによって、連続紙P(タグT)のエンコード装置2および印字装置3に対する相対位置を検出できるようになっている。
また、エンコード装置2は、データ読書き部22を有し、このデータ読書き部22は、その上流側に設けられる読込み部(読込み手段)23と、下流側において設けられる書込み部(書込み手段)24とを有している。
読込み部23は、図2(b)に示すように、第1アンテナ23A、第1リーダーライター23Bを有し、書込み部24は、第2アンテナ24A、第2リーダーライター24Bを有し、第1リーダーライター23B、第2リーダーライター24Bは制御部(制御手段)25によって制御されるようになっている。
第1アンテナ23A、第2アンテナ24Aは、それぞれ、連続紙Pの幅方向に並列されたタグTの数(図中10個)に合わせて設けられ、連続紙Pの搬送にともなって、10個のタグTごとに、無線データ通信によって情報の読取り、書き込みができるようになっている。
ここで、制御部25は、第1リーダーライター23B、第2リーダーライター24Bを制御するとともに、連続紙P(タグT)を搬送する際に、予め設定された搬送速度を維持させた場合(停止させない場合)でのタグTの読込み可能処理時間および書込み可能処理時間を演算する演算部(演算手段)25Aを備えている。
また、制御部25は、タグTの読取り処理において、「タイムアウト」を検出できるようになっている。「タイムアウト」とは、第1アンテナ23AとタグTのアンテナ15の組み合わせにおいて設定されている所定時間内にタグTからの返信がない場合をいう。また、制御部25は、タグTの「読取り処理エラー」を検知できるようになっている。「読取り処理エラー」とは、第1アンテナ23AからタグTへの問い合わせに対してタグTのアンテナ15からの返信内容が認識不可能であるか、識別番号として明らかに誤回答であるような場合をいう。また、制御部25は、タグTの書込み処理において、「タイムアウト」を検出できるようになっている。「タイムアウト」とは、第2アンテナ24AとタグTのアンテナ15の組み合わせにおいて設定されている所定時間内にタグTへの書き込みが完了しない場合をいう。さらに、制御部25は、タグTの「書込み処理エラー」を検知できるようになっている。「書込み処理エラー」とは、第2アンテナ24AからタグTへの問い合わせに対してタグTのアンテナ15からの返信内容が認識不可能であるか、識別番号として明らかに誤回答であるような場合をいう。
このように構成されたRFIDタグのエンコーディングシステム10において、制御部25の動作フローを図3に示す。
なお、図3に示す動作フローは、読込みエラーおよび書込みエラーのうち少なくとも一方が所定の基準の範囲内において(たとえば該エラーが所定の回数内に連続される場合)連続紙Pの搬送が停止されることなく動作されるようになっている。
まず、ステップS1にて、PC等から送付されたデータに基づいてRFID書込みデータ、印字データを制御部25により印字および書込みに適したデータに展開する。次に、ステップS2にて、エンコーディングシステム10における移送部17を駆動する。これにより、移送部の駆動開始とともにカウントが開始される。次に、ステップS3にて、タグセンサー19が連続紙PのタグTの先端を検出する。連続紙PのタグTの先端検出は、連続紙Pの裏面の位置検出用マークの検出によって行うようになっている。次に、ステップS4にて、読込み部23における電波出力のタイミングリセットを行う。これにより、連続紙Pの移送位置に応じて読込み電波を出力させる準備がなされるようになる。次に、ステップS5にて、連続紙Pが読込みタイミング位置に来ているか否かを判定する。RFIDタグ連続体Pが読込みタイミング位置に来ていない場合(No)、さらに、ステップS6にて、連続紙Pが書込みタイミング位置に来ているか否かを判定する。連続紙Pが書込みタイミング位置に来ていない場合(No)、ステップS7にて、搬送カウントアップされることによって、ステップS3に戻り、タグセンサー19が連続紙PのタグTの先端を検出するようになる。
ステップS5にて、連続紙Pが読込みタイミング位置に来ている場合、ステップS8にて、読込み部23で読込み電波の出力を開始する。次に、ステップS9にて、連続紙Pの最初の列の各タグTのRFID情報の読込みを開始する。この際、タイマーが起動され、所定時間を計測するようになる。次に、ステップS10にて、RFID情報の読込みを完了したか否かを判定する。この判定は前記タグTからの返答があったか否かによって行う。タグTからの返答がない場合、ステップS11にて、タイムアウトになるまで、RFID情報の読込みが継続される。ステップS11にて、タイムアウトが判定された場合、ステップ12にて、電波の出力が停止され、ステップS13にて、エラーを示すフラグをONし、印字装置3、マーキング装置5にその旨の信号を送出する。そして、ステップS14にて、次の工程として行うべく書込み部24での書込み処理をパスし(RFIDタグの搬送を優先させる)、ステップS3に戻り、連続紙PのタグTの先頭を検出する。ステップS10にて、読込み完了の返答があった場合、ステップS15にて、電波の出力を停止させ、ステップ16にて、OK処理を出す。すなわち、読込みデータを格納し、印字装置3における印字データを生成するようにする。そして、ステップS17にて、書込み処理に移行するため、ステップS3に戻り、次の連続紙PのタグTの先頭を検出する。
ステップS6にて、連続紙P(タグT)が書込みタイミング位置に来ている場合、ステップS20にて、書込み電波の出力を開始する。次に、ステップS19にて、連続紙P(タグT)のRFID情報の書込みを開始する。この際、タイマーが起動され、所定時間を計測するようになる。次に、ステップS20にて、RFID情報の書込みを完了したか否かを判定する。この判定はタグTからの返答があったか否かによって行う。ステップS21にて、タイムアウトが判定された場合、ステップS22にて、電波の出力を停止し、ステップS23にて、エラーを示すフラグをONし、印字装置3、マーキング装置5にその旨の信号を送出する。そして、ステップS3に戻り、次の連続紙PにおけるタグTの先頭を検出する。ステップS20にて、書込み完了の返答があった場合、ステップ24にて、電波の出力を停止させ、ステップ25にて、OK処理を出す。すなわち、処理完了のフラグをONにする。そして、ステップS3に戻り、次の連続紙PにおけるタグTの先頭を検出する。
なお、上述したように、図3に示す動作フローは、読込みエラーおよび書込みエラーのうち少なくとも一方が所定の基準の範囲内において(たとえば該エラーが所定の回数内に連続されない場合)連続紙Pの搬送が停止されることなく動作されるようになっている。しかし、読込みエラーおよび書込みエラーのうち少なくとも一方が所定の基準を超えて(たとえば該エラーが所定の回数以上に)連続して発生したときに、連続紙P(タグT)の搬送を停止させるようにしてもよい。
印字装置3では、制御部25の動作フローのステップS13にて読込みエラーが生じた場合、図4(a)に示すように、対応するタグTの所定の1個所に印字(たとえば黒ベタ)表示Sをするようになっている。この場合、印字された領域は、たとえば、後の工程で形成される3個のエンボスのうち真ん中のエンボスの形成領域となっている。同様に、制御部25の動作フローのステップS25にて書込みエラーが生じた場合、図4(b)に示すように、対応するタグTの所定の2個所に印字(黒ベタ)表示Sをするようになっている。この場合、印字された領域は、たとえば、後に工程で形成される3個のエンボスのうち両脇のエンボスの形成領域となっている。また、動作フローのステップS13、ステップS25において、いずれもエラーが生じていなかった場合、図4(c)に示すように、対応するタグTには印字(黒ベタ)表示を行わないようになっている。
検査装置4では、印字装置3から搬送される連続紙Pの各タグTにエンコード装置2によって書き込まれた情報を確認するようになっている。
マーキング装置5では、制御部25の動作フローのステップS13にて生じた読込みエラー、ステップS23にて生じた書込みエラー、および検査装置4にて検出された検査エラー(PC等から送付された書込みデータと実際に書き込んだデータが一致しない)のうち少なくともいずれかがあったとき、検査装置4から搬送されたタグTであって対応するものにすくなくとも3個のエンボスを形成するようになっている。図5(a)は、読込みエラーがあったタグTにエンボスEが形成された場合を示し、図5(b)は、書込みエラーがあったタグTにエンボスEが形成された場合を示し、図5(c)は、確認書込みエラーがあったタグTにエンボスEが形成された場合を示している。この場合、読込みエラーがあったタグTには、図5(a)に示すように、3個のエンボスEのうちの真中の1個が印字(黒ベタ)表示Sに重ねられて形成されるようになっている。また、書込みエラーがあったタグTには、図5(b)に示すように、3個のエンボスEのうちの両脇の2個が印字(黒ベタ)表示に重ねられて形成されるようになっている。そして、確認書込みエラーがあったタグTには、図5(c)に示すように、3個のエンボスEが印字(黒ベタ)表示されていない領域に形成されるようになっている。
なお、エンボスEは、たとえば、図6に示すように、タグTに形成された切り込みをほぼ垂直に起立させた切り込み部T0を有して形成されるようになっている。
図7は、連続紙Pをカットスタック部(装置)7(図1(a)参照)によってタグTごとにカットした後にスタックした状態を示す図である。図8に示すように、カットスタック部(装置)7には一方向に沿って溝が形成される箱体Aを有し、この箱体A内に複数のタグTが表裏面を接触させて収納されている。この場合、不良とされたタグTには、その一方の面に折り曲げられた切り込み部T0を有することから、切り込み部T0によって隣接する他のタグTとの間に隙間Gが形成され、不良とされたタグTを一見して判別することができるようになる。また、切り込み部T0には、それに付された印字(たとえば黒ベタ)表示によって、読込みエラーがなされたものか否か、書込みエラーがなされたものか否か、を容易に判別することができるようになる。
(実施形態2)
実施形態1では、図2に示したように、エンコード装置2のデータ読書き部22を、上流側の読込み部(読込み手段)23と、下流側の書込み部(書込み手段)24とで構成したものである。
しかし、図8に示すように、データ読書き部22は、上流側に設けられる読込み部(読込み手段)23、下流側に設けられる第1書込み部(第1書込み手段)241、さらに下流側に設けられる第2書込み部(第2書込み手段)242で構成されるようにしてもよい。
ここで、読込み部(読込み手段)23は、実施形態1で説明したと同様に、タグTの数に合わせて連続紙の幅方向に複数設けられ、第1リーダーライター23Bが各タグTのRFIDメディアと一対一で通信を行うようになっている。第1書込み部(第1書込み手段)241は、実施形態1の書込み部(書込み手段)24と同様に、タグTの数に合わせて連続紙の幅方向に複数設けられ、リーダーライター241Bが各タグTのRFIDメディアと一対一で通信を行うようになっている。なお、図中符号241Aはアンテナである。そして、第2書込み部(第2書込み手段)242は、第1書込み部(第1書込み手段)241で書き込めなかったタグTに対して書込みを行うリカバリー用途の書込み部として機能し、異なる列のタグTに対して一対複数で通信を行うようになっている。また、第2書込み部(第2書込み手段)242は、内蔵される1つのリーダーライター(図示せず)がタグTの列を跨ぐ様に設けられ、電波方式で通信するようになっている。
制御部25は、演算部(演算手段)25Aによって演算された書込み可能処理時間に基づき第1書込み部(第1書込み手段)241および第2書込み部(第2書込み手段)242でそれぞれタイムアウトを検出できるようになっている。そして第1書込み部(第1書込み手段)241でタイムアウトを検出した場合にタイムアウトとなったRFIDメディアを対象として第2書込み部(第2書込み手段)242で再度書込み処理が行われ、第2書込み部(第2書込み手段)242でタイムアウトを検出した場合に電波の出力を停止させ、エラーを示すフラグをONにするようになっている(図3のステップS23参照)。すなわち、印字装置(印字手段)3は、第2書込み部(第2書込み手段)242によるタグTの書込みが書込み可能処理時間内で行われなかったときに該タグTに書込みエラーの表示を行うようになっている。
(実施形態3)
上述した実施形態1では、読込みエラーがあった場合に1個の印字(たとえば黒ベタ)表示を、書込みエラーがあった場合に2個の印字(たとえば黒ベタ)表示を行うようにしたものである。しかし、これらを逆にし、読込みエラーがあった場合に2個の印字(たとえば黒ベタ)表示を、書込みエラーがあった場合に1個の印字(たとえば黒ベタ)表示を行うようにしてもよいことはいうまでもない。要は、読込みエラー、書込みエラー、検査エラーの種類に応じて複数のエンボスを形成する予定位置に異なる印字表示をするようにすればよい。
(実施形態4)
上述した実施形態1では、エンボスEとして、切り込みをほぼ垂直に起立させた切り込み部T0を形成したものであるが、これに限定されないことはいうまでもない。たとえば単に凹凸を設けるようにしたものであってもよい。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 連続紙供給装置
2 エンコード装置
2A ハウジング
3 印字装置(印字手段)
4 検査装置(検査手段)
5 マーキング装置(マーキング手段)
6 連続紙排出装置
7 カットスタック部(装置)
10 RFIDタグのエンコーディングシステム
11 シート本体
12 移送用孔
13 タグフィルム
14 ICチップ
15 アンテナ
17 移送部
18 タグエンコーダ
19 タグセンサー
20 移送路
22 データ読書き部
23 読込み部(読込み手段)
24 書込み部(書込み手段)
241 第1書込み部(第1書込み手段)
242 第2書込み部(第2書込み手段)
25 制御部(制御手段)
25A 演算部(演算手段)
T タグ(RFIDタグ)
P 連続紙
S 印字(たとえば黒ベタ)表示
G 隙間

Claims (4)

  1. 搬送されるRFIDタグの読書きを行うエンコーディングシステムであって、
    予め設定された前記RFIDタグの搬送速度を維持した場合の前記RFIDタグの読込み可能処理時間および書込み可能処理時間を演算する演算手段と、
    前記RFIDタグの読込みを行う読込み手段と、
    前記読込み手段から搬送された前記RFIDタグへの書込みを行う書込み手段と、
    前記読込み手段による前記RFIDタグの読込みが前記読込み可能処理時間内で行われなかったときに、前記RFIDタグの搬送を優先させて前記書込み手段による書込み処理をパスする制御手段と、
    前記読込み手段による前記RFIDタグの読込みが前記読込み可能処理時間内で行われなかったときに前記RFIDタグに読込みエラーの表示を行い、前記書込み手段による前記RFIDタグの書込みが前記書込み可能処理時間内で行われなかったときに前記RFIDタグに書込みエラーの表示を行う印字手段と、
    を備え、
    前記RFIDタグが所定の基準の範囲内では搬送を停止させられることなく読書き処理を行うことを特徴とするRFIDタグのエンコーディングシステム。
  2. 前記書込み手段は、前記RFIDタグのそれぞれと一対一で書込みを行う第1書込み手段と、前記第1書込み手段の下流側に設けられ、前記第1書込み手段での書込みが前記書込み可能処理時間内で行われなかったRFIDタグに対して書込みを行う第2書込み手段と、を備え、
    前記印字手段は、前記第2書込み手段による前記RFIDタグの書込みが前記書込み可能処理時間内で行われなかったときに前記RFIDタグに書込みエラーの表示を行うことを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグのエンコーディングシステム。
  3. 前記制御手段が、前記読込みエラーおよび前記書込みエラーのうち少なくとも一方が所定の基準を超えて連続して発生したときに、前記RFIDタグの搬送を停止させることを特徴とする請求項1または2に記載のRFIDタグのエンコーディングシステム。
  4. さらに、
    前記印字手段から搬送された前記RFIDタグの書込みデータの一致を確認する検査手段と、
    前記読込みエラー、前記書込みエラー、および前記検査手段からの検査エラーのうち少なくともいずれかがあったとき、前記検査手段から搬送された前記RFIDタグに複数のエンボスを形成するマーキング手段と、
    を備え、
    前記印字手段が、発生した前記読込みエラー、前記書込みエラー、前記検査エラーの種類に応じて前記複数のエンボスを形成する予定位置に異なる印字表示をすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のRFIDタグのエンコーディングシステム。
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