JP2015193249A - 転写シート及び化粧材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 転写基材上に、発泡抑制インキによりパターン状に形成された発泡抑制層と、絵柄印刷層を有する転写シートであって、
前記発泡抑制層の前記発泡抑制インキが、下記の成分(1)〜(3)のいずれかを含むことを特徴とする転写シートである。
(1)アミノトリアゾール系発泡抑制剤及びシリカ
(2)アミノトリアゾール系発泡抑制剤及び沈降性硫酸バリウム
(3)アミノトリアゾール系発泡抑制剤、シリカ、及び沈降性硫酸バリウム
【選択図】 図1
Description
ケミカルエンボス加工は、例えば、紙、ガラス繊維、合成樹脂シート等の裏打ち材の上に発泡剤入りの塩ビペーストを所定量塗布した後、高温(180〜230℃程度)下でキュアーしてゲル化させ、次いで、発泡抑制剤を混入したインキをその表面の一部に直接印刷するか又は予め発泡抑制剤を混入したインキでパターンを形成した発泡抑制層を備えた転写シートを用いて転写法にて発泡抑制層を印刷した後、全体を発泡させることにより表面に凹凸模様を付与するものである。ケミカルエンボス加工により表面に凹凸模様が形成され、さらにその表面には通常、保護層が設けられている。
(1)アミノトリアゾール系発泡抑制剤及びシリカ
(2)アミノトリアゾール系発泡抑制剤及び沈降性硫酸バリウム
(3)アミノトリアゾール系発泡抑制剤、シリカ、及び沈降性硫酸バリウム
(1)アミノトリアゾール系発泡抑制剤及びシリカ
(2)アミノトリアゾール系発泡抑制剤及び沈降性硫酸バリウム
(3)アミノトリアゾール系発泡抑制剤、シリカ、及び沈降性硫酸バリウム
さらに発泡抑制インキが
(1)アミノトリアゾール系発泡抑制剤及びシリカ
(2)アミノトリアゾール系発泡抑制剤及び沈降性硫酸バリウム
(3)アミノトリアゾール系発泡抑制剤、シリカ、及び沈降性硫酸バリウム
のいずれかの成分を含むことにより優れた印刷適性が得られ、柄印刷層として適切なパターン形成が可能となる。
図1は本発明に係る転写シートの一実施形態の断面を示す説明図、図2は本発明に係る転写シートのその他の実施形態の断面を示す説明図、図3は本発明の転写シートを用いて化粧材を製造する工程の一例を示す説明図であって、(イ)は転写シートと、裏打ち材に発泡性ポリ塩化ビニル樹脂層が積層された被転写シートとを接着する工程、(ロ)は転写シートの転写基材を剥離除去後、転写面の表面に透明な表面層を形成した未発泡状態の化粧材を製造する工程、(ハ)は発泡させることにより得られた本発明の化粧材の一実施形態の断面を示すものであり、図中の10、10’は転写シート、11は転写基材、11aは紙、11bは合成樹脂層、11cは剥離層、12は発泡抑制層、13は絵柄印刷層、20は被転写シート、21は裏打ち材、22aは発泡性ポリ塩化ビニル樹脂層、22bは発泡ポリ塩化ビニル樹脂層、30は透明な表面層、40は未発泡化粧材、50は化粧材(発泡)、Tは凸部、Bは凹部、hは発泡ポリ塩化ビニル樹脂層の凸部の厚さ(ただし、透明な表面層の厚さは除く。)、dは発泡ポリ塩化ビニル樹脂層の凹部の深さ(ただし、透明な表面層の厚さは除く。)をそれぞれ示す。
化粧材50は、裏打ち材21上に、発泡ポリ塩化ビニル樹脂層22bが積層され、発泡ポリ塩化ビニル樹脂層22bの表出面に絵柄印刷層13と発泡抑制インキによりパターン状に形成された発泡抑制層12が積層されてなり、さらに発泡抑制層12及び絵柄印刷層13の上を覆い、全面に透明な表面層30が積層されている。発泡抑制層12の発泡抑制インキによりパターン状に形成された部分は発泡が抑制されて凹部Bが形成され、発泡抑制層12の発泡抑制インキによりパターン状に形成されない部分は発泡が抑制されず凸部Tが形成され、いわゆるケミカルエンボス加工により表面に第1凹凸模様を備えている。
つぎに発泡抑制層12の発泡抑制インキによりパターン状に形成された部分の発泡ポリ塩化ビニル樹脂層の厚さと発泡抑制層12の発泡抑制インキによりパターン状に形成されない部分の発泡ポリ塩化ビニル樹脂層の厚さの割合を発泡抑制効果と称し、図3(ハ)に示すように発泡抑制層12の発泡抑制インキによりパターン状に形成された部分の発泡ポリ塩化ビニル樹脂層の凹部Bの深さ(ただし、透明な表面層30の厚さは除く。)をdとし、発泡抑制層12の発泡抑制インキによりパターン状に形成されない部分の発泡ポリ塩化ビニル樹脂層の凸部Tの厚さ(ただし、透明な表面層30の厚さは除く。)をhとして発泡抑制効果Eを
E=d/h(%)
で表したとき、はっきりとした凹凸意匠性を表現したい場合においては、発泡抑制効果Eが25%以上であることが好ましい。
なお、図3は発泡性ポリ塩化ビニル樹脂層22aと発泡抑制層12とは絵柄印刷層13を介した構成を示したが、この構成に限定されるものではなく、発泡抑制層12と発泡性ポリ塩化ビニル樹脂層22aは直接接する構成にする方が好ましい。
図3(イ)は転写シート10’の絵柄印刷層13と、裏打ち材21に発泡性ポリ塩化ビニル樹脂層22aが積層された被転写シート20の発泡性ポリ塩化ビニル樹脂層22aとを接着する工程を示す。被転写シート20は裏打ち材21の上に例えば、発泡性ポリ塩化ビニル樹脂組成物ゾルを塗工して製造される。
その後、転写シート10’の転写基材11を剥離・除去した後、図3(ロ)に示すように、発泡抑制層12及び絵柄印刷層13の上を覆い、全面に透明な表面層30が積層され、未発泡化粧材40が製造される。透明な表面層30は、透明な合成樹脂シートを積層してもよいし、透明塩化ビニル樹脂組成物ゾルを塗工することにより透明塩化ビニル樹脂層を形成してもよい。
その後、この未発泡化粧材40を加熱発泡させることにより図3(ハ)に示す化粧材50を製造する。加熱することにより、発泡性ポリ塩化ビニル樹脂層22aが発泡し発泡ポリ塩化ビニル樹脂層22bとなり、発泡抑制層12の部分は、発泡が抑制されるので凹部Bを形成し発泡抑制インキによりパターン状に形成されない部分は発泡が抑制されないので凸部Tを形成するので、表面に発泡抑制層12の模様に対応する第1凹凸模様が形成され、優れた意匠性を備えた化粧材50が得られる。なお、加熱発泡処理に際しては、発泡剤の種類、発泡性ポリ塩化ビニル樹脂層の厚みにより、加熱温度、時間が適宜設定される。化粧材50の表面にはメカニカルエンボス加工により第2凹凸模様(図示しない)を形成して意匠性を向上させることもできる。
(転写基材)
本発明における転写シートの転写基材11としては、発泡抑制層12と絵柄印刷層13の印刷適性と、転写性等を備えておれば特に限定されるものではないが、転写作業性、コスト等を勘案すれば、紙11aと、ポリオレフィン樹脂からなる合成樹脂層11bが積層された構成が好ましい。
紙11aとしては、上質紙、クラフト紙等が挙げられる。坪量は20〜100g/m2 程度である。この紙11aの上に合成樹脂層11bのポリオレフィン樹脂がエクストルージョン法により押出ラミネートされるか、あるいはポリオレフィン樹脂シートをドライラミネーション法によりラミネートされる。合成樹脂層11bのポリオレフィン樹脂としては、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状ポリエチレン、ポリメチルペンテン等の樹脂を1種または2種以上混合したものが好ましい。厚さは10〜50μm程度である。
剥離層11cとしては、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ゴム樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−アクリル共重合体樹脂等の単独もしくは2種以上を混合して使用できる。
剥離層11cは発泡抑制層12及び絵柄印刷層13が剥離層11cより容易に剥離できるように形成することも、あるいは合成樹脂層11bと剥離層11cとの間で剥離するように形成することもできる。
後者の場合、被転写シートに転写後、転写基材を剥離すると転写表面を形成する層となるので、被転写シートの転写表面に設けられる透明な表面層30との接着性を考慮して樹脂を選定することが必要であり、アクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ゴム樹脂等の1種または2種を含むことが好ましい。なお、転写基材にポリオレフィン樹脂を選択した場合においては、剥離性の点においてアクリル系樹脂を用いることが特に好ましい。また、剥離層11cは無色透明層であるが、意匠性を高めるために着色剤を添加した透明着色層としてもよい。
発泡抑制層12のパターン状に形成する発泡抑制インキには、被転写シート20を構成する発泡性ポリ塩化ビニル樹脂層22aの発泡性ポリ塩化ビニル樹脂の発泡を抑制するための発泡抑制剤と、発泡抑制インキの印刷適性を付与するためのシリカが含まれている。
発泡抑制インキのバインダーとしては、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−アクリル共重合体樹脂等の1種又は2種以上を混合して使用することが好ましい。中でも剥離層としてアクリル系樹脂を選択した場合、剥離層11cとの接着性を考慮すると、アクリル系樹脂がより好ましい。
発泡抑制剤の性能としては、裏打ち材に積層された発泡性ポリ塩化ビニル樹脂が通常180〜200℃の温度で加熱発泡されるので沸点が200℃を超えること、融点が180℃以下であること、転写シートのブロッキングを防止するために60℃以下で少なくとも液体ではないこと等が要求される。このような性能面、比較的安価で入手できるという経済面から、発泡抑制剤としては、3−アミノ1.2.4−トリアゾール等のアミノトリアゾール系発泡抑制剤が好ましい。
印刷適性を付与するための材料としては任意の無機材が使用できるが、無機材としては、無色に近く、且つ、吸油性が低い性質が要求され、中でもシリカが好ましい。そして無機材の粒径としては粒度分布測定法(例えば、レーザー回折散乱法)で算出した平均粒径が1〜8μm以下(好ましくは5μm以下)の大粒径と300nm以下の小粒径の両方を含むことが好ましい。大粒径の無機材を添加することで印刷工程時のガイドロールへの付着感やロール状態にした際の付着感を防ぐブロッキングに効果があり、小粒径の無機材を添加すると発泡抑制剤の再凝集を防ぐという効果が得られる。
発泡抑制インキは上記材料を主成分とし、これに希釈溶剤を配合してインキ化される。
発泡抑制インキの主成分の組成を以下に示す。
バインダー(例えば、アクリル樹脂):20〜70重量%
発泡抑制剤(例えば、3−アミノ1.2.4−トリアゾール):20〜60重量%
無機材(例えば、シリカ):3〜30重量%
さらに、発泡抑制インキに任意の着色剤を意匠性に影響を及ぼさない範囲で少量配合し着色することが好ましく、発泡抑制層12と絵柄印刷層13との同調が容易となる。また、発泡抑制インキには、上記組成に加え、必要により添加剤を配合することもできる。
絵柄印刷層13は建築物等の内装材や床材等の表面を化粧し意匠性や高級感を付与するために設けられるものであり、絵柄としては、例えば木目模様、石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、布目模様、皮絞模様、幾何学図形、文字、記号、抽象模様等が挙げられる。また、単色ベタ柄であってもよい。絵柄印刷層13は有機顔料、無機顔料等の着色剤、バインダー(樹脂)、補助添加剤、溶剤等を含む印刷インキを使用してグラビア印刷法等の公知の方法で設けられる。絵柄印刷層13を形成する印刷インキのバインダーとしては、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−アクリル共重合体樹脂等の1種又は2種以上を混合して使用する。なお、絵柄模様層は発泡抑制インキの上に設けられていても、設けられていなくてもよい。
(隠蔽層)
隠蔽層は被転写シート20の被転写面を隠蔽するために適宜設けられるものであり、隠蔽性を有する印刷インキを用いて、通常ベタ柄で印刷することにより転写シート10、10’において絵柄印刷層13の上に形成される。バインダー、着色剤は絵柄印刷層13と同じ材料を使用することができる。
裏打ち材21としては、発泡性ポリ塩化ビニル樹脂を塗布することができ、その後、加熱発泡させて発泡ポリ塩化ビニル樹脂層を形成するのに適した材料が使用される。
具体的には、繊維質基材、合成樹脂シートが用いられ、繊維質基材としては、紙基材やガラス不織布、有機繊維不織布等の各種不織布が用いられる。
紙基材の場合、上質紙、薄葉紙、パルプ主体のシートを難燃化処理した難燃紙、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の無機添加剤を含む無機質含有紙等が使用できる。繊維質基材の厚さとしては50〜300g/m2 程度、好ましくは、50〜200g/m2 程度である。
裏打ち材21に塗工して発泡性ポリ塩化ビニル樹脂層22aを形成する発泡性ポリ塩化ビニル樹脂組成物としては、例えば、塩化ビニル樹脂に発泡剤、発泡助剤を添加した発泡性ポリ塩化ビニル樹脂組成物ゾルが好ましい。また、発泡性ポリ塩化ビニル樹脂組成物ゾルには、可塑剤、安定剤、充填剤、着色剤等が適宜配合される。
発泡剤としては、公知の発泡剤が使用できる。具体的にはアゾジカルボンアミド(ADCA)等のアゾ系、オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド(OBSH)等のヒドラジド系、ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)等の有機系熱分解型発泡剤や炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウム等の無機系熱分解型発泡剤が挙げられる。
発泡助剤としては、発泡剤の分解促進、発泡開始温度の低下、発泡生成した気泡の均一化(例えば、発泡セルの大きさ、発泡セル密度等)等に作用するもので公知の発泡助剤が使用でき、例えば、亜鉛の酸化物、水酸化物、炭酸塩、塩基性炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、亜燐酸塩、カルボン酸塩等が単独または2種以上混合して用いられる。
透明な表面層30は、表面層を透して絵柄印刷層13が視認できる透明度を有すると共に、加熱発泡により形成される発泡ポリ塩化ビニル樹脂層22bの凹凸パターンに追従できる柔軟性を有しておれば特に限定されるものではない。透明な表面層30としては、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂や、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル系共重合体、アイオノマー等のポリオレフィン系樹脂を用いたフィルムが使用できる。透明な表面層30は必須ではないが、耐擦傷性、耐摩耗性等の表面物性が向上するので設ける方が好ましい。
坪量50g/m2 の上質紙と合成樹脂層として厚さ20μmのポリプロピレン樹脂シートを貼り合わせて転写基材を作製した。
厚さ250μmの裏打ち材上に塩化ビニル樹脂に発泡剤、発泡助剤を含む塩化ビニル樹脂組成物を塗布し、厚さ450μmの発泡性塩化ビニル樹脂層を積層し、被転写シートを作製した。
<印刷パターン形成適性>
転写シートの発泡抑制層の線幅1.5mmの格子状パターンの印刷状態について目視検査を行い、格子状パターンに滲みが発生していないものを○、一部に滲みが認められたものを△、それ以外の滲みが認められたものを×として官能評価した。
図3(ハ)に示すように発泡抑制インキによりパターンが形成された発泡抑制層12の凹部Bの深さd(ただし、透明な表面層30の厚さは除く。)と、発泡抑制インキによりパターンが形成されない部分の発泡塩化ビニル樹脂層22bの凸部Tの厚さh(ただし、透明な表面層30の厚さは除く。)より発泡抑制効果Eを次の式により算出し発泡抑制効果Eの値が25%以上であるものを○、15%以上25%未満を△、15%未満を×とした。
発泡抑制インキのバインダーであるアクリル樹脂、アミノトリアゾール系発泡剤である3−アミノ1.2.4−トリアゾール、無機材であるシリカ及び/又は沈降性硫酸バリウムの主成分の配合を表1、表2に示す通りとし、実施例1〜8に示す上記転写シートおよび化粧材を作製した。
無機材であるシリカ及び沈降性硫酸バリウムを無添加とした発泡抑制インキを用いて発泡抑制層を形成した以外は、実施例1〜6と同様にして上記転写シートおよび化粧材を作製した。表2に比較例1に用いた発泡抑制インキの主成分の配合を示す。
11 転写基材
11a 紙
11b 合成樹脂層
11c 剥離層
12 発泡抑制層
13 絵柄印刷層
14 隠蔽層
20 被転写シート
21 裏打ち材
22a 発泡性ポリ塩化ビニル樹脂層
22b 発泡ポリ塩化ビニル樹脂層
30 透明な表面層
40 未発泡化粧材
50 化粧材(発泡)
T 凸部
B 凹部
h 発泡ポリ塩化ビニル樹脂層の凸部の厚さ(ただし、透明な表面層の厚さは除く。)
d 発泡ポリ塩化ビニル樹脂層の凹部の深さ(ただし、透明な表面層の厚さは除く。)
Claims (4)
- 転写基材上に、発泡抑制インキによりパターン状に形成された発泡抑制層と、絵柄印刷層を有する転写シートであって、
前記発泡抑制層の前記発泡抑制インキが、下記の成分(1)〜(3)のいずれかを含むことを特徴とする転写シート。
(1)アミノトリアゾール系発泡抑制剤及びシリカ
(2)アミノトリアゾール系発泡抑制剤及び沈降性硫酸バリウム
(3)アミノトリアゾール系発泡抑制剤、シリカ、及び沈降性硫酸バリウム - 前記転写基材が、紙と、ポリオレフィン樹脂からなる合成樹脂層が積層されてなり、前記合成樹脂層の表出面に剥離層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の転写シート。
- 裏打ち材上に、発泡ポリ塩化ビニル樹脂層が積層され、前記発泡ポリ塩化ビニル樹脂層表出面に、発泡抑制インキによりパターン状に形成された発泡抑制層と、絵柄印刷層が積層されてなり、前記発泡抑制層の発泡抑制インキによりパターン状に形成された部分は発泡が抑制され、前記発泡抑制層の発泡抑制インキによりパターン状に形成されない部分は発泡が抑制されず、表面に第1凹凸模様を備えた化粧材であって、
前記発泡抑制層の前記発泡抑制インキが、下記の成分(1)〜(3)のいずれかを含むことを特徴とする化粧材。
(1)アミノトリアゾール系発泡抑制剤及びシリカ
(2)アミノトリアゾール系発泡抑制剤及び沈降性硫酸バリウム
(3)アミノトリアゾール系発泡抑制剤、シリカ、及び沈降性硫酸バリウム - 前記発泡抑制層及び前記絵柄印刷層の上を覆い、全面に透明な表面層が積層され、且つ、前記表面層の上に第2凹凸模様が形成されていることを特徴とする請求項3記載の化粧材。
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