JP2015193203A - 液体供給ユニット装着機構および液体供給ユニット - Google Patents

液体供給ユニット装着機構および液体供給ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】液体供給ユニットの液体噴射装置に対する装着性を向上させる技術を提供する。【解決手段】ホルダー部200は、印刷装置10のキャリッジ27に第1と第2のインクカートリッジ100a,100bを着脱可能に装着するための装着機構である。ホルダー部200は、回動することによって第1と第2のインクカートリッジ100a,100bを係止する回動機構であるレバー部230を備える。レバー部230は、第1の脚部231aと、第1の脚部231aと離間されて形成される第2の脚部231bと、第1と第2の脚部231a,231bを架橋し、各インクカートリッジ100a,100bの主係合部120に係合する架橋部232と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、液体供給ユニットが装着される装着機構に関する。
液体供給ユニットとしては、例えば、いわゆるインクジェットプリンターにインクを供給するためのインクカートリッジが知られている。インクジェットプリンター(以下、単に「プリンター」とも呼ぶ。)は、液体噴射装置の一態様であり、インク滴を印刷面に吐出して画像を形成する印刷装置である。インクカートリッジは、通常、装着機構を介してプリンターが備えるキャリッジに着脱可能に装着される。特許文献1の技術では、インクカートリッジは回動動作するレバーを備えるホルダーを介してキャリッジに装着される。
特開2013−141804号公報
プリンターにおいては、インクカートリッジの装着操作の容易化が望まれている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
[1]本発明の一形態によれば、液体を供給可能な液体供給口を有する液体供給ユニットを装着可能な液体供給ユニット装着機構が提供される。この液体供給ユニット装着機構は、液体導入部と、回動機構と、を備える。前記液体導入部は、前記液体供給ユニットの前記液体供給口から前記液体を導入可能に構成されて良い。前記回動機構は、前記液体供給ユニットを係合する機能を有して良い。また、前記回動機構は、第1の脚部と、前記第1の脚部と離間されて形成される第2の脚部と、前記第1の脚部と前記第2の脚部とを架橋する架橋部を有して良い。前記回動機構は、前記架橋部において、前記液体供給ユニットを係止して良く、前記架橋部は、前記液体導入部から離れる方向に回動移動可能に構成されて良い。この形態の液体供給ユニット装着機構によれば、第1と第2の脚部の間の架橋部によって、回動機構が容易に回動移動可能であるため、液体供給ユニットを容易に固定することができる。
[2]上記形態の液体供給ユニット装着機構は、さらに、前記液体供給ユニットに対して電気的接触可能な電極部を備えて良い。前記電極部は、前記架橋部が回動移動する方向に沿って見たときに、前記第1の脚部と前記第2の脚部との間に位置して良い。この形態の液体供給ユニット装着機構によれば、回動機構と電極部とが集約され配置されるため、空間の利用効率が高められ、液体供給ユニット装着機構が小型化される。
[3]上記形態の液体供給ユニット装着機構において、前記架橋部から前記回動機構の回動軸までの距離は、前記架橋部から前記電極部までの距離より長くて良い。この形態の液体供給ユニット装着機構によれば、回動機構を回動移動させるための力を低減できるため、液体供給ユニットの装着が容易化される。
[4]上記形態の液体供給ユニット装着機構において、前記電極部は、前記液体供給ユニットに電気的に接触する複数の電極を有し、前記回動機構は、前記液体供給ユニットが装着されていない状態において外周端部が前記複数の電極のうちの少なくとも一部よりも前記液体供給ユニットが装着される領域に近い位置にある延出部を少なくとも前記第1の脚部に有していて良い。この形態の液体供給ユニット装着機構によれば、延出部によって電極部が保護される。
[5]上記形態の液体供給ユニット装着機構において、前記延出部は、前記液体供給ユニットが装着されるときの前記液体供給ユニットの装着方向に沿って延出していて良い。この形態の液体供給ユニット装着機構によれば、延出部によって、液体供給ユニットが装着されるときに、当該ユニットにおける電極部が接触すべき部位以外の部位と衝突してしまうことが抑制されるため、電極部の保護性が高められる。
[6]上記形態の液体供給ユニット装着機構において、前記架橋部は、前記液体供給ユニットが装着されたときに、前記液体導入部と前記液体供給ユニットの前記液体供給口とが離間する方向の移動を制限するように前記液体供給ユニットに当接する当接部を有して良い。この形態の液体供給ユニット装着機構によれば、液体供給ユニットの固定性が高められる。
[7]上記形態の液体供給ユニット装着機構において、前記当接部は、前記液体供給ユニットが装着されたときに前記液体供給ユニットに当接する第1突出部と第2突出部とを有して良い。この形態の液体供給ユニット装着機構によれば、当接部は、少なくとも第1突出部と第2突出部の2点で液体供給ユニットの移動を制限する。従って、液体供給ユニットの装着性が高められる。
[8]上記形態の液体供給ユニット装着機構において、回動機構は、前記液体供給ユニットが装着されているときに前記架橋部が前記液体導入部に近づく方向に回動移動することを、前記液体供給ユニットに当接することによって制限する回動規制部を有して良い。この形態の液体供給ユニット装着機構によれば、架橋部が液体供給ユニットに近づく方向に過度に回動移動してしまうことが抑制される。
[9]上記形態の液体供給ユニット装着機構において、前記第1の脚部は第1の回動軸部を有し、前記第2の脚部は第2の回動軸部を有し、前記回動機構は、前記第1と第2の回動軸部を回動軸として回動可能に構成されて良い。この形態の液体供給ユニット装着機構によれば、回動機構の回動動作を安定させることができる。
[10]上記形態の液体供給ユニット装着機構において、前記回動機構は、前記第1の脚部を回動方向に付勢可能な第1の付勢部材と、前記第2の脚部を回動方向に付勢可能な第2の付勢部材と、を有して良い。この形態の液体供給ユニット装着機構によれば、第1と第2の脚部のそれぞれに付勢部材が設けられるため、それぞれの付勢部材を小型化することができる。
[11]上記形態の液体供給ユニット装着機構において、前記架橋部は、ユーザーが前記回動機構を回動させるために操作可能な操作部を、前記第1の脚部と前記第2の脚部との中間位置に有して良い。この形態の液体供給ユニット装着機構によれば、架橋部の傾きが抑制され、液体供給ユニットの装着性が高められる。
[12]本発明の他の形態によれば、上記形態の液体供給ユニット装着機構に好適に装着可能な液体供給ユニットが提供される。この液体供給ユニットは、前記液体供給ユニット装着機構に装着されるときに、前記回動機構に接触することによって、前記架橋部を前記液体導入部から離れる方向に回動移動させることができる接触部を備えて良い。この形態の液体供給ユニットによれば、回動機構を回動移動させる操作を簡略化できるため、上記形態の液体供給ユニット装着機構に対する装着操作が簡易化される。
[13]上記形態の液体供給ユニットは、液体を収容可能な液体収容室と、前記液体供給口と、を有する外装部を備えて良い。この形態の液体供給ユニットであれば、上記形態の液体供給ユニット装着機構に簡易に装着できる。
[14]上記形態の液体供給ユニットは、記液体供給口を有する第1部材と、前記第1部材に接続可能に構成され、内部に液体を収容可能な液体収容室を有する第2部材と、を備えて良い。この形態の液体供給ユニットであれば、上記形態の液体供給ユニット機構に簡易に装着できる。
[15]上記形態の液体供給ユニットは、前記液体供給口を有する第1部材と、前記液体供給口に接続され、前記液体供給口に液体を供給可能な第2部材と、を備えて良い。この形態の液体供給ユニットであれば、上記形態の液体供給ユニット機構に簡易に装着できる。
本発明は、液体供給ユニット装着機構および液体供給ユニット以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、液体供給ユニット装着機構を備える装置やその装置を備えるシステム、液体供給ユニットの装着方法等の形態で実現することができる。
印刷装置の外観構成を示す概略斜視図。 印刷装置の筐体内に収容されている本体部の外観構成を示す概略斜視図。 ホルダー部に装着されている状態の第1と第2のカートリッジを示す概略斜視図。 ホルダー部の正面側上方斜視図。 ホルダー部の背面側上方斜視図。 ホルダー部の下方斜視図。 ホルダー部に取り付けられている状態のレバー部および装置側端子部を示す上方斜視図。 レバー部の側面図。 装置側端子部の後方側の面を示す概略斜視図。 装置側端子部の前方側の面を示す概略斜視図。 装置側端子部の概略断面図。 第1のカートリッジの上方斜視図。 第1のカートリッジの下方斜視図。 第1のカートリッジの側面図。 第1のカートリッジの正面図。 第1のカートリッジの概略断面図。 回路基板における複数の端子の配列構成を示す概略図。 第2のカートリッジの上方斜視図。 第2のカートリッジの下方斜視図。 第2のカートリッジの側面図。 第2のカートリッジの正面図。 ホルダー部に対する第1のカートリッジの装着過程を時系列で示す概略図。 ホルダー部に対する第1のカートリッジの装着過程を時系列で示す概略図。 レバー部の係合性と装置側端子部の電気的接続性とを説明するための模式図。 レバー部による空間利用効率の向上を説明するための模式図。 第2実施形態のレバー部の構成を示す概略図。 第2実施形態のレバー部の構成を示す概略図。 第2実施形態のレバー部の構成を示す概略図。 第1突出部と第2突出部と係止壁部の機能を説明するための概略図。 第3実施形態のホルダー部が備えるレバー部の構成を示す概略斜視図。 第3実施形態のレバー部の係合状態を示す模式図。 第4実施形態のホルダーが備えるレバー部の構成を示す概略斜視図。 レバー部の延出部による装置側端子部の保護を説明するための概略図。 第5実施形態としてのホルダー部の構成を示す概略図。 第6実施形態としてのカートリッジの構成を示す概略図。 第7実施形態としての液体供給ユニットの構成を示す概略図。
A.第1実施形態:
[印刷装置の構成]
図1は、本発明の第1実施形態としてのインクカートリッジ(以下、単に「カートリッジ」と呼ぶ。)の装着機構を有する印刷装置10の外観構成を示す概略斜視図である。図1には互いに直交する三方向を示す矢印X,Y,Zが図示されている。矢印Xは、印刷装置10の横方向(幅方向)に平行な左右方向を示しており、印刷装置10に正対したときに左側から右側に向かう方向を示している。矢印Yは、印刷装置10の前後方向に平行な方向を示しており、後方(背面側)から前方(正面側)に向かう方向を示している。矢印Zは、印刷装置10の高さ方向を示しており、印刷装置10が載置される載置面に対して垂直上方を示している。なお、本明細書の説明に用いられる他の各図においても、矢印X,Y,Zが、適宜、図1と対応するように図示されている。また、本明細書において、「上」あるいは「下」と呼ぶときは、印刷装置10の矢印Zの方向を基準とする方向を意味している。同様に、「前」あるいは「後」と呼ぶときは、印刷装置10の矢印Yの方向を基準とする方向を意味しており、「左」あるいは「右」と呼ぶときは、矢印Xの方向を基準とする方向を意味している。
印刷装置10は、液体噴射装置の一態様であるインクジェットプリンターである。印刷装置10は、外部から供給される印刷データに応じて印刷用紙にインク滴を吐出することによって画像を形成する。印刷装置10は、筐体11と、給紙口12と、上面カバー13と、排紙口14と、操作部16と、を備える。筐体11は印刷装置10の印刷機構を備える本体部(後述)を収容する外装部材である。給紙口12は筐体11の後方において上方に向かって開口するように設けられた開口部である。印刷媒体である印刷用紙は、給紙口12を介して筐体11の内部の本体部に供給される。
上面カバー13は給紙口12近傍において筐体11に回動可能に取り付けられた板状部材である。上面カバー13は開いた状態(図示されている状態)のときには、給紙口12に印刷用紙を送り込むときのガイド板として機能し、閉じた状態のときには筐体11の上面中央を被覆して保護する蓋部として機能する。排紙口14は筐体11の前面に設けられた開口部である。給紙口12を介して筐体11内部に送り込まれた印刷用紙は排紙口14を介して外部に排出される。操作部16は、ユーザーの操作を受け付けるボタンや、ユーザーに対して情報を表示する表示部を備える。操作部16は、筐体11の上面に設けられており、ユーザーは上面カバー13が開いた状態のときに操作部16にアクセスすることができる。
図2は印刷装置10の筐体11内から取り出された本体部20の外観構成を示す概略斜視図である。図2にはキャリッジ27の移動軌跡が破線によって模式的に図示されている。本体部20は、制御部21と、搬送部22と、印刷部23と、を備える。制御部21は中央処理装置と主記憶装置とを備えるマイクロコンピューターによって構成されている。制御部21は、操作部16を介したユーザーの操作や外部のコンピューターからの指令に応じて印刷装置10の各構成部を制御して印刷処理を実行する。搬送部22は、給紙口12(図1)から導入された印刷用紙を、搬送ローラー25の回動駆動によって、本体部20の内部において矢印Yの方向(副走査方向)に向かって延びている搬送路(図示は省略)を介して排紙口14まで搬送する。
印刷部23は、印刷用紙の搬送路上に配置されており、搬送部22によって搬送されている印刷用紙に対する印刷を実行する。印刷部23は、キャリッジ27と、ガイドレール28と、を備える。キャリッジ27はインク滴を吐出する印刷ヘッド(図示は省略)を備えている。キャリッジ27は、制御部21の制御下において、主走査方向(矢印Xの方向)に架設されているガイドレール28に沿って往復移動しつつ、搬送部22によって副走査方向に搬送されていく印刷用紙の紙面に向かってインク滴を吐出する。本実施形態の印刷装置10は、いわゆるオンキャリッジタイプであり、キャリッジ27には、ホルダー部200を介して2つのカートリッジ100a,100bが着脱可能に装着されている。
図3は、印刷装置10においてホルダー部200に装着されている状態の第1と第2のカートリッジ100a,100bを示す概略斜視図である。ホルダー部200は、液体供給ユニット装着機構に相当し、上方が開口している略直方体形状の箱体として構成されている。第1と第2のカートリッジ100a,100bはそれぞれが独立にホルダー部200に対して着脱可能に装着される。ホルダー部200に装着されている状態において第1と第2のカートリッジ100a,100bの側面および底面はホルダー部200の壁部に囲まれており、上面全体は上方に露出している。
第1と第2のカートリッジ100a,100bは本発明の一実施形態である液体供給ユニットに相当し、印刷装置10に供給するためのインクを収容している。第1のカートリッジ100aは1種類の色インクを収容し、第2のカートリッジ100bは種類が異なる複数の色インクを収容する。本実施形態では、第1のカートリッジ100aにはブラックの色インクが収容されており、第2のカートリッジ100bにはシアンとイエローとマゼンタの色インクが収容されている。
第1と第2のカートリッジ100a,100bはそれぞれ略直方体形状を有している。第1とカートリッジ100aの長さ(矢印Yの方向の長さ)と高さ(矢印Zの方向の長さ)は第2のカートリッジ100bとほぼ同じである。第1と第2のカートリッジ100a,100bは、長さと高さとがほぼ揃った状態でホルダー部200に並列に収容される。
以下では、ホルダー部200の構成の詳細と、第1と第2のカートリッジ100a,100bの構成の詳細とを順に説明し、ホルダー部200に対する第1と第2のカートリッジ100a,100bの装着・固定の機構を説明する。なお、ホルダー部200の構成を示す図面に示されている矢印X,Y,Zの方向は、印刷装置10における方向と対応している。また、第1と第2のカートリッジ100a,100bを示す図面に示されている矢印X,Y,Zの方向は、上述の印刷装置10に装着された状態での方向を示している。
[ホルダー部の構成]
図4〜図6を参照してホルダー部200の概略構成を説明する。図4はホルダー部200を正面側の上方からみたときの上方斜視図である。図5はホルダー部200を背面側からみたときの上方斜視図である。図6はホルダー部200の下方斜視図である。ホルダー部200は、上述したように、上方が開口している略直方体形状の箱体として構成されている。ホルダー部200は、第1と第2のカートリッジ100a,100bが収容されるカートリッジ収容室210と、カートリッジ収容室210を囲む5つの壁部201〜205と、を有している。
底面壁部201は、第1と第2のカートリッジ100a,100bが載置されるカートリッジ収容室210の底面を構成している。正面壁部202および背面壁部203はそれぞれ、底面壁部201の正面側の端部および背面側の端部からほぼ垂直上方に延びており、カートリッジ収容室210の正面および背面を構成している。第1側面壁部204および第2側面壁部205はそれぞれ、底面壁部201の左側端部および右側端部からほぼ垂直上方に延びており、カートリッジ収容室210の左側面および右側面を構成している。
底面壁部201(図4,図5)には、インク受入部211〜214が設けられている。インク受入部211〜214は、液体導入部に相当し、各カートリッジ100a,100bのインク供給口(後述)が接続され、それぞれからインクが導入される。各インク受入部211〜214の外周には、シール部215が設けられている。シール部215は、インクの経路に対する外気の侵入を抑制するとともに、インクの外部への漏洩を抑制する。
底面壁部201には、載置されている各カートリッジ100a,100bを上方に付勢するための付勢機構217が設けられている。本実施形態では、付勢機構217は、弦巻バネによって構成されている。付勢機構217は、レバー部230に隣り合う位置に配置されている。付勢機構217による付勢によって、レバー部230と各カートリッジ100a,100bの主係合部(後述)との間の係合力が高められる。また、ホルダー部200からの第1と第2のカートリッジ100a,100bの取り外しの際に第1と第2のカートリッジ100a,100bが上方に付勢されるため、その取り外し操作の操作性が高められる。
底面壁部201には、第1側面壁部204および第2側面壁部205に対して平行であり、高さが低い第1副壁部221および第2副壁部224が設けられている。第1副壁部221は、第1側面壁部204と第2側面壁部205とに隣り合う位置と、第1と第2のカートリッジ100a,100bのそれぞれが配置される領域の境界位置と、に設けられている。第2副壁部224は、第2のカートリッジ100bが配置される領域において、第2と第3のインク室(後述)の境界位置に設けられている。
第1副壁部221には、後方側の端部に後方に向かって高さが次第に低くなる傾斜部225が形成されている。また、第1副壁部221には、カートリッジ収容室210の矢印Yの方向における中程に切欠部226が形成されている。傾斜部225や切欠部226はそれぞれ、第1と第2のカートリッジ100a,100bがホルダー部200に装着されるときに、第1と第2のカートリッジ100a,100bの移動をガイドするガイド部として機能する(詳細は後述)。
第2副壁部224には、後方側の端部に、第1副壁部221と同様な傾斜部225が形成されている。第2副壁部224の傾斜部225も第2のカートリッジ100bがホルダー部200に装着されるときに、第2のカートリッジ100bの移動をガイドするガイド部として機能する。第2副壁部224は、第2のカートリッジ100bの下側の壁部に設けられている溝部(後述)に係合することによって、第2のカートリッジ100bを固定する。底面壁部201の下面(図6)にはホルダー部200をキャリッジ27に固定するための固定部が設けられているが、その詳細については省略する。
背面壁部203(図4)のカートリッジ収容室210側の壁面の下端には、複数の嵌合穴227が矢印X方向に配列されている。第1と第2のカートリッジ100a,100bが装着される際には、嵌合穴227に各カートリッジ100a,100bの背面側壁部の下端に設けられている複数の突起部(後述)が挿通される。
正面壁部202(図5)には、第1と第2のカートリッジ100a,100bのそれぞれに対応する2つのレバー部230が隣り合うように配設されている。2つのレバー部230は同じ構成を有している。各レバー部230は、第1と第2のカートリッジ100a,100bの着脱の際に回動移動する回動機構である。
各レバー部230は、第1と第2のカートリッジ100a,100bにそれぞれ係合して第1と第2のカートリッジ100a,100bを係止する係合部としての機能を有する(詳細は後述)。なお、本明細書において「係合する」とは、対象物の移動方向が制限されるように所定の部位に係り合うことを意味する。また、「係止する」とは、対象物を係合した状態で止めることを意味する。各レバー部230の下方には同様な構成を有する装置側端子部250がそれぞれに配置されている。各装置側端子部250は、各カートリッジ100a,100bの回路基板(後述)と電気的接触が可能な電極部に相当する。
図7〜図11を参照して、レバー部230および装置側端子部250の構成の詳細を順に説明する。図7は、ホルダー部200の正面壁部202に取り付けられている状態のレバー部230および装置側端子部250の近傍を示す上方斜視図である。図8はレバー部230の側面図である。図7,図8にはそれぞれ、レバー部230の回動軸RXが図示されている。図8にはホルダー部200における装置側端子部250の配置領域が破線で図示されている。
レバー部230は、矢印Zの方向に延伸している第1と第2の脚部231a,231bと、第1と第2の脚部231a,231bの上端に架橋されている架橋部232と、を有する。レバー部230は、左右対称に構成されており、第1と第2の脚部231a,231bはほぼ同一の形状を有している。各脚部231a,231bは、平板状に構成されており、矢印Y,Zの方向によって規定される平面と平行に配置されている。
各脚部231a,231bは、矢印Yの方向における幅が上方に向かって拡大しており、架橋部232に近い上方の部位に外周端部がカートリッジ収容室210(図5)に近づくように延出している延出部234が形成されている。延出部234は、ホルダー部200に各カートリッジ100a,100bが装着されていない初期状態においては、その外周端部が装置側端子部250の上段端子部253(後述)よりもカートリッジ収容室210に近い位置にある。また、延出部234は、各カートリッジ100a,100bの装着方向である上方(矢印Zの方向)に延出している。延出部234によって、ユーザーの指先や、各カートリッジ100a,100bの端子以外の部位が上段端子部253に接触してしまうことが抑制され、上段端子部253が保護される。
各脚部231a,231bの下端には矢印Xの方向においてそれぞれ外側に向かって突起する凸部235が設けられている。凸部235はそれぞれ、第1の回動軸部と第2の回動軸部に相当する。レバー部230は、各凸部235が正面壁部202に設けられている凹部(図示は省略)に嵌合することによって、各凸部235の中心軸を回動軸RXとして前後方向に回動移動可能なように取り付けられている。各脚部231a,231bに回動の支点が設けられていることによって、レバー部230の回動動作が安定化されている。
各脚部231a,231bの下端には付勢部材である付勢機構239が設けられている。本実施形態では、付勢機構239はトーションばねによって構成されている。レバー部230は、付勢機構239によって、カートリッジ収容室210に向かって付勢された状態で所定の回動角度で静止するように係止されている。レバー部230は、外力が付与されたときに回動移動し、当該外力が解除されたときには、付勢機構239の付勢力によって、前記の初期位置に戻る。付勢機構239は、各脚部231a,231bに対応して設けられているため、一方の脚部のみに設けられている場合よりも、付勢力を確保しつつ小型化することができる。
レバー部230の架橋部232は、平板部236と、操作部238と、を有する。平板部236は、カートリッジ収容室210(図5)側に位置しており、矢印Yの方向に延出している平板状の部位である。第1と第2のカートリッジ100a,100bがホルダー部200に装着されたときには、平板部236の下面は、各カートリッジ100a,100bの主係合部(後述)と当接して、各カートリッジ100a,100bの上方への移動を制限する。平板部236は当接部に相当する。平板部236の後方側の端面237は、第1と第2のカートリッジ100a,100bの装着時に、各カートリッジ100a,100bに押圧されてレバー部230の回動移動の駆動力となる外力を受ける(詳細は後述)。
操作部238は、平板部236より前方(矢印Yの方向)側に位置しており、平板部236から上方に向かって曲折している部位である。ユーザーは、操作部238に指先を掛けて引くことによってレバー部230を前方に向かって回動移動させることができる。本実施形態では、操作部238は、第1と第2の脚部231a,231bの間の全体にわたって形成されており、ユーザーのアクセスが容易化されている。
レバー部230の第1と第2の脚部231a,231bの間には装置側端子部250が配置されている(図7)。装置側端子部250は板状の形状を有しており、第1と第2のカートリッジ100a,100bの回路基板(後述)と対応する傾斜角を有する状態で、レバー部230とは独立して、ホルダー部200の正面壁部202に固定されている。
図9は装置側端子部250の後方側の面を示す概略斜視図である。図10は装置側端子部250の前方側の面を示す概略斜視図である。図11は、図9に示すA−A切断における装置側端子部250の概略断面図である。装置側端子部250は、後方側(カートリッジ収容室210側)の面251と、前方側の面252と、を有している。以下では、後方側の面251を「端子部表面251」と呼び、前方側の面252を「端子部裏面252」と呼ぶ。
端子部表面251(図9)には、上段端子部253と下段端子部254が設けられている。上段端子部253は、矢印Xの方向に配列された複数の端子261〜264を有している。下段端子部254は、上段端子部253より下方に位置しており、矢印Xの方向に配列された複数の端子265〜269を有している。端子部表面251の各端子261〜269は、各カートリッジ100a,100bがホルダー部200に装着されたときに、各カートリッジ100a,100bが有する回路基板(後述)の対応する各端子と直接的に接触する。
第1と第2の端子261,262はそれぞれ、上段端子部253において矢印Xの方向の両端に配置されている。第3と第4の端子263,264は第1と第2の端子261,262の間において矢印Xの方向に順に配置されている。第5と第6の端子265,266はそれぞれ下段端子部254において矢印Xの方向の両端に配置されている。第7と第8と第9の端子267,268,269は、第5と第6の端子265,266の間において、矢印Xの方向に順に配置されている。
本実施形態では各端子261〜269は端子部表面251から突出している略三角形状の金属板によって構成されている。各端子261〜269は、その厚み方向が矢印Xの方向と一致するように並列に配列されている。各端子261〜269は、その頂点において各カートリッジ100a,100bの各端子に接触する。これによって、各端子261〜269が各カートリッジ100a,100bの回路基板(後述)に付与する押圧力が高められるため、電気的接続性が向上する。
第1と第2の端子261,262は印刷装置10が各カートリッジ100a,100bのホルダー部200に対する装着を検出するために用いられる(詳細は後述)。第1と第2の端子261,262は隣り合う端子の数が少ない矢印Xの方向における両端に配置されているため、他の端子との短絡の発生が抑制されている。また、第1と第2の端子261,262は、レバー部230の第1と第2の脚部231a,231bが有する延出部234によって保護されており、カートリッジ100a,100b側の端子との接触不良の発生が抑制されている。加えて、第1と第2の端子261,262は矢印Xの方向に離間しているため、各カートリッジ100a,100bの回路基板が矢印Xの方向に対して傾いた状態で装着されている状態が正しい装着状態として検出されてしまうことが抑制される。このように、本実施形態のホルダー部200では、各カートリッジ100a,100bの装着状態の検出精度が高められている。
第3の端子263は、接地電極であり、各カートリッジ100a,100bの記憶装置(後述)に低電位を供給可能な低電位端子に相当する。第4の端子264は、電源端子であり、各カートリッジ100a,100bの記憶装置に高電位を供給可能な高電位端子に相当する。第5と第6の端子265,266は、第1と第2の端子261,262と同様に、印刷装置10がホルダー部200に対するカートリッジ100a,100bの装着を検出するために用いられる。なお、各カートリッジ100a,100bがインク残量を検出するセンサーを備える場合には、第5と第6の端子265,266は当該センサーに電力を供給するためのセンサー駆動用端子として機能させることも可能である。
第7の端子267は、各カートリッジ100a,100bの記憶装置にリセット信号を供給するためのリセット端子である。第8の端子268は、各カートリッジ100a,100bの記憶装置に印刷装置10からクロック信号を供給するためのクロック端子である。第9の端子269は、各カートリッジ100a,100bの記憶装置との間でデータ信号のやりとりを行うためのデータ端子である。印刷装置10は、第8の端子268を介して供給するクロック信号に基づいて、第9の端子259を介してシリアル転送によって、各カートリッジ100a,100bの記憶装置との間でデータをやりとりする。
端子部裏面252(図10)には、端子部表面251と同様に、上段端子部255と下段端子部256が設けられている。上段端子部255は、矢印Xの方向に配列された複数の端子271〜274を有している。下段端子部256は、上段端子部255より下方に位置しており、矢印Xの方向に配列された複数の端子275〜279を有している。端子部裏面252の各端子271〜279は、端子部表面251の各端子261〜269と同様な三角形状の金属板によって構成されている。端子部裏面252の各端子271〜279は印刷装置10が備える回路部(制御部21を含む)に電気的に接続される。
第1と第2の端子271,272はそれぞれ、上段端子部255において矢印Xの方向の両端に配置されており、端子部表面251の第1と第2の端子261,262と電気的に接続されている。第3と第4の端子273,274は第1と第2の端子261,262の間において矢印Xの方向に順に配置されている。第5と第6の端子275,276はそれぞれ下段端子部256において矢印Xの方向の両端に配置されている。第7と第8と第9の端子277,278,279は、第5と第6の端子265,266の間において、矢印Xの方向に順に配置されている。
端子部表面251の各端子261〜269(図9)と端子部裏面252の各端子271〜279(図10)とは、面上の対応する配置位置にあるもの同士が導電部258(図11)を介して接続されている。導電部258は板状の金属部材によって構成されている。導電部258は、2つの延伸部位258a,258bと、折返部位258tと、を有している。2つの延伸部位258a,258bはそれぞれ、端子部表面251と端子部裏面252のそれぞれにおいて、各端子261〜269,271〜279から下端に向かって延伸している部位である。折返部位258tは、装置側端子部250の下端において各延伸部位258a,258bが折り返して連結している部位である。
導電部258は、下端の折返部位258tにおいて装置側端子部250に保持されており、端子部表面251および端子部裏面252のそれぞれにおける延伸部位258a,258bの下方には空間SPが形成されている。導電部258は、この構成によって、装置側端子部250の厚み方向に弾性力を有する板バネとして機能し、各端子261〜269,271〜279は、導電部258によってそれぞれの突出方向(装置側端子部250の厚み方向)に沿って付勢されている。この付勢によって、装置側端子部250の各端子261〜269,271〜279は対応する端子に対する接触性が高められており、電気的接続性が高められている。
ここで、導電部258が装置側端子部250の下端において折り返していることによって、導電部258の付勢力を確保しつつ各端子261〜269,271〜279を装置側端子部250の比較的上側の位置に配置することが可能になっている。各端子261〜269,271〜279が装置側端子部250の上側に位置していることによって、回路基板130との接触位置をレバー部230と主係合部120との係合位置に近づけることができる。従って、装置側端子部250と回路基板130との電気的接続性が高められる。また、各カートリッジ100a,100bの回路基板130を各カートリッジ100a,100bの下端から離間した位置に配置することができる。回路基板130を主係合部120に近い位置に配置することもできる。従って、各カートリッジ100a,100bの回路基板130の保護性が高められる。
[第1のカートリッジの構成]
図12〜図16を参照して第1のカートリッジ100aの構成の詳細を説明する。図12は第1のカートリッジ100aの上方斜視図である。図13は第1のカートリッジ100aの下方斜視図である。図14は第1のカートリッジ100aの側面図である。図15は第1のカートリッジ100aの正面図である。図16は、図12に示すB−B切断における第1のカートリッジ100aの概略断面図である。なお、図16では、インク室108内の詳細な構成の図示は省略されている。
第1のカートリッジ100aは、インクを収容するためのインク室108(図16)を囲む外装部を構成する6個の壁部101〜106を有している。第1壁部101(図13)は、第1のカートリッジ100aの底面を構成している。底面とは、印刷装置10に装着されたときに矢印Zの逆方向に向く面であり、ホルダー部200に装着されたときに、ホルダー部200の底面壁部201と対向する面である。第1壁部101の中央には、インク室108に連通するインク供給口110が設けられている。インク供給口110は、液体供給口に相当し、第1のカートリッジ100aがホルダー部200に装着されたときに、ホルダー部200のインク受入部211に接続される。
第2壁部102(図12)は、第1壁部101と対向しており、第1のカートリッジ100aの上面を構成している。上面とは、印刷装置10に装着されたときに矢印Zの方向に向く面である。第2壁部102は、第1のカートリッジ100aの本体から分離可能な蓋体102c(図16)によって構成されている。第2壁部102は、インク室108にインクを充填するための貫通孔115と、インク室108に外気を導入するための空気流路溝116と、それらを上方から封止するフィルム状のシール部材117と、を有している。第2壁部102は、第4壁部104と隣接する端部の中央に、矢印Yの方向に延びて延在している延在部113を有している。本明細書において「延在」とは、切れ間なく連続して延びていることを意味する。延在部113は、主係合部120の一部を構成している。
第3壁部103(図14)は第1壁部101と第2壁部102とに交差している。第3壁部103は第1のカートリッジ100aの背面を構成し、第1のカートリッジ100aがホルダー部200に装着されたときには印刷装置10の後方(矢印Yの逆方向)に向くように配置される。第3壁部103の下端には、矢印Yに沿った方向に突起する複数の突起部114が設けられている。複数の突起部114はそれぞれ、矢印Xの方向における両端に配列されている。複数の突起部114は第1のカートリッジ100aがホルダー部200に装着されるときにホルダー部200の背面壁部203に設けられている嵌合穴227(図4)に挿通されて係合する。
第4壁部104は、第1壁部101と第2壁部102とに交差し、第3壁部103と対向している(図12〜図16)。第4壁部104は、第1のカートリッジ100aの正面を構成し、第1のカートリッジ100aがホルダー部200に装着されたときには印刷装置10の前方(矢印Yの方向)に向き、ユーザーと正対する。第4壁部104には、ホルダー部200のレバー部230に係合される主係合部120が設けられている。主係合部120は、第4壁部104のうち第1壁部101よりも第2壁部102に近い位置にある上端部の矢印X方向におけるほぼ中央に設けられている。
主係合部120は、第2壁部102からわずかに下降しつつ前方に延出している舌片状の庇部として形成されている。主係合部120の前方端部は、中央に局所的な凹部である切欠部122が設けられており、切欠部122の凹部空間によって隔てられて2つに分離されている。すなわち、主係合部120の前方端部は、矢印Xの方向に順に、第1部分である第1庇部121と、切欠部122と、第2部分である第2庇部123と、が配列された構成を有している。第1庇部121と第2庇部123とはそれぞれ、ホルダー部200のレバー部230と係合するときには、その上面がレバー部230の平板部236(図8)の下面と面接触する。
第1庇部121と第2庇部123の下面にはそれぞれ、下方に並列に垂下するように突出している第1側壁部125と第2側壁部126とが設けられている。第1側壁部125と第2側壁部126とはそれぞれ、第1のカートリッジ100aをホルダー部200に装着する際に、ホルダー部200のレバー部230を押して回動させる(詳細は後述)。また、第1側壁部125と第2側壁部126とは、後述するように回路基板130の保護部としても機能する。
第4壁部104における主係合部120の下方には、印刷装置10との間で電気的信号のやりとりを行うための回路基板130が配置されている(図13)。回路基板130は、その表面が下方に向くように、例えば矢印Z方向に対して10°〜45°の傾斜角を有して第4壁部104に固定されている。
回路基板130は、端子部131と、記憶装置132と、を備えている(図16)。端子部131は、ホルダー部200の装置側端子部250の各端子261〜269(図9)と接触して電気的に導通する複数の端子を有している。回路基板130の端子部131が有する複数の端子の配列構成の詳細は後述する。記憶装置132は、例えば、フラッシュROMなどのリライト可能な不揮発性メモリによって構成される。記憶装置132は、第1のカートリッジ100aに収容されているインクの色や残量など、インクに関する情報を不揮発的に記憶している。
本実施形態においては、回路基板130は、主係合部120の第1側壁部125と第2側壁部126とに挟まれる位置に配置されている(図13,図15)。第1側壁部125と第2側壁部126とは、回路基板130の両側において回路基板130の表面より前方に突出している。これによって、ユーザーが回路基板130の各端子に誤って触れてしまうことが抑制され、端子部131の各端子が保護される。
第5壁部105と第6壁部106とは、第1壁部101と、第2壁部102と、第3壁部103と、第4壁部104と、に交差するとともに互いに対向している(図12〜図15)。第5壁部105と第6壁部106とは、第1のカートリッジ100aの側面を構成している。第5壁部105と第6壁部106の表面には、矢印Zの方向に延びるリブ141,142,143が設けられている。
第1リブ141は後方端部に設けられており、第2リブ142は前後方向の中程の位置に設けられており、第3リブ143は前方端部に設けられている。各リブ141,142,143は、第1のカートリッジ100aの側壁面の補強部として機能する。また、第1のカートリッジ100aがホルダー部200に装着されるときに、第1のカートリッジ100aの移動方向を規定するガイド部としても機能し、第1のカートリッジ100aの位置を固定する位置決め部としても機能する(詳細は後述)。
図17は、回路基板130における複数の端子151〜159の配列構成を示す概略図である。図17では、各端子151〜159における接触部CPの位置が破線で図示されている。複数の端子151〜159はそれぞれ、接触部CPを有する。各端子151〜159における各接触部CPは、ホルダー部200の装置側端子部250(図9)に設けられている端子261〜269のうちの対応するひとつと接触して電気的に導通する部位である。各端子151〜159の接触部CPは、ホルダー部200の装置側端子部250における各端子261〜269(図9)に接続可能なように上段と下段の2列に分けられて、矢印Xの方向に平行な配列方向に配列されている。第1と第2の端子151,152の接触部CPはそれぞれ上段の列の両端に配置されている。第3と第4の端子153,154の接触部CPは第1と第2の端子151,152の間において矢印Xの方向に順に配置されている。第5と第6の端子155,156の接触部CPはそれぞれ下段の列の両端に配置されている。第7と第8と第9の端子157,158,159の接触部CPは、第5と第6の端子155,156の間において、矢印Xの方向に順に配置されている。
第1と第2の端子151,152は、第1のカートリッジ100aがホルダー部200に正しく装着されて装置側端子部250の第1と第2の端子261,262に接触したときに所定の電圧変化を生じるように構成されている。具体的には、第1と第2の端子151,152は、回路基板130の内部において互いに短絡されている。印刷装置10は、装置側端子部250の第1の端子261を介して回路基板130の第1の端子151に所定の電圧を印加し、装置側端子部250の第2の端子262を介して、回路基板130の第2の端子152の電圧の変化を検出する。他の端子153〜159の機能は、上述した対応する装置側端子部250の各端子263〜269と同様である。
[第2のカートリッジの構成]
図18〜図21を参照して第2のカートリッジ100bの構成の詳細を説明する。図18は第2のカートリッジ100bの上方斜視図である。図18では、便宜上、第2のカートリッジ100bの内部に形成されているインク室108a〜108cが破線で図示されている。図19は第2のカートリッジ100bの下方斜視図である。図20は第2のカートリッジ100bの側面図である。図21は第2のカートリッジ100bの正面図である。図18〜図21では、図12〜図16において説明した第1のカートリッジ100aの構成部と共通する構成部には同じ符号を付してある。
第2のカートリッジ100bは、第1のカートリッジ100aの各壁部101〜106に対応する6つの壁部101〜106を有している。第2のカートリッジ100bの内部は3色のインクを色ごとに収容するための3つのインク室108a〜108cに仕切られている。第1のインク室108aは、第4壁部104に面する前方の領域に形成されている。第2と第3のインク室108b,108cはそれぞれ、第1のインク室108aより後方側の領域を、矢印Xの方向に二分することによって形成されている。第2のインク室108bは、第5壁部105に面する側に形成されており、第3のインク室108cは、第6壁部106に面する側に形成されている。
第1壁部101(図18)には、各インク室108a〜108cに対応する3つのインク供給口110a〜110cが設けられている。第1のインク供給口110aは、その中心が第4壁部104に設けられている主係合部120の矢印X方向における中心とほぼ一致する位置に形成されている。第2と第3のインク供給口110b,110cはそれぞれ、第2と第3のインク室108b、108cの中央に設けられている。第2と第3のインク供給口110b,110cの間の第2と第3のインク室108b,108cの境界位置に相当する位置には、矢印Yの方向に直線状に延びる溝部118が形成されている。溝部118は、第2のカートリッジ100bがホルダー部200に装着されるときにホルダー部200の第2副壁部224(図4)が係合する。
第2壁部102(図18)は、矢印Xの方向における幅が異なる点と延在部113の形成位置が異なる点以外は第1のカートリッジ100aの第2壁部102とほぼ同じ構成を有している。延在部113は第4壁部104と隣接する端部の中央より矢印Xの逆方向に寄った位置に形成されている。第3壁部103(図20)は、矢印Xの方向における幅が異なる点以外は第1のカートリッジ100aの第3壁部103とほぼ同じ構成を有している。
第4壁部104(図18〜図21)は主係合部120の形成位置が異なっている点以外は、第1のカートリッジ100aの第2壁部102とほぼ同じ構成を有している。主係合部120は第2壁部102と隣接する端部の中央より矢印Xの逆方向に寄った位置に形成されている。これによって、第1と第2のカートリッジ100a,100bがホルダー部200に装着されたときに、それぞれの主係合部120が近接した位置に隣り合って配列される(図3)。第5壁部105(図18,図19)と第6壁部106(図21)はそれぞれ、第1のカートリッジ100aの第5壁部105と第6壁部106とほぼ同じ構成を有している。
[ホルダー部に対するカートリッジの装着機構]
図22,図23は、ホルダー部200に対する第1のカートリッジ100aの装着過程を時系列で示す概略図である。図22,図23の(a)〜(e)欄には、ホルダー部200に対して第1のカートリッジ100aが装着されるときの様子が段階的に示されている。なお、図22,図23では、便宜上、ホルダー部200の第1側面壁部204の図示が省略されている。また、図22,図23では、ホルダー部200と第1のカートリッジ100aとが接触している位置を示す矢印CPを適宜図示してある。なお、ホルダー部200に対する第2にカートリッジ100bの装着過程は、第1のカートリッジ100aとほぼ同じであるため、その図示および説明は省略する。
第1段階(図22の(a)欄)では、第1のカートリッジ100aは、第3壁部103側が下方になる傾斜した状態でホルダー部200に接近する。そして、第3壁部103の上端部と、ホルダー部200の背面壁部203の上端部とが接触するとともに、第5壁部105および第6壁部106の後方端部の第1リブ141の下端が第1副壁部221の上端部に接触する。
第2段階(図22の(b)欄)では、ホルダー部200の背面壁部203の上端部と第1のカートリッジ100aの第3壁部103の上端部との接触点を支点として、第1のカートリッジ100aが下方に向かって回動移動する(矢印RD)。このとき、第1リブ141の下端は第1副壁部221の傾斜部225の上面を摺擦しつつ移動する。また、第2リブ142の下端が第1副壁部221の切欠部226の上端に接触する。
第3段階(図23の(c)欄)では、第1のカートリッジ100aの主係合部120がホルダー部200のレバー部230と接触する。より具体的には、主係合部120の第1側壁部125と第2側壁部126の前方側の端面127がレバー部230の架橋部232における平板部236の端面237とが面接触する。また、第1のカートリッジ100aの第3壁部103の下端に設けられている複数の突起部114はホルダー部200の対応する嵌合穴227へ挿通される。これ以降、第1のカートリッジ100aは突起部114と嵌合穴227との接触点を支点として回転移動する。
第4段階(図23の(d)欄)では、第1のカートリッジ100aの回動移動が継続されることによって、主係合部120は下方へと移動する。レバー部230は主係合部120の第1側壁部125と第2側壁部126とに押されて主係合部120から離れる方向である前方に回動移動する(矢印SD)。なお、本明細書において、「離れる方向へ移動する」と言うときは、対象物から実際に離間するように移動する場合だけでなく、当該対象物との距離を保持したまま当該対象物とは反対の方向へと移動する場合を含む。
本実施形態の第1のカートリッジ100aでは、レバー部230が主係合部120の押圧によって回動移動されるため、ユーザーの指先によるレバー部230の回動移動操作を省略することができる。特に、本実施形態では、レバー部230は、主係合部120の第1側壁部125と第2側壁部126によって、矢印Xの方向に離間した2点によって押圧されている。そのため、レバー部230は矢印Xの方向に対する傾斜が抑制された状態で、安定的に回動移動することができる。
また、第4段階では、第1のカートリッジ100aの回路基板130の端子部131における各端子151〜159の接触部CP(図17)がホルダー部200の装置側端子部250の各端子261〜269(図9)と接触する。第1のカートリッジ100aの下方への移動に伴って、第1のカートリッジ100aの回路基板130の各端子151〜159の接触部CPはホルダー部200の各端子261〜269にその表面を摺擦される。「摺擦」とは、摩擦が生じる方向に相対的に移動することを意味する。
この摺擦によって、回路基板130における各端子151〜159の接触部CPおよび装置側端子部250における各端子261〜269の表面の汚れなどの付着物が除去されるため、端子間の接触性が高められる。特に、本実施形態では、装置側端子部250の各端子261〜269は、その頂点において回路基板130の各端子151〜159の接触部CPと当接するため、回路基板130の各端子151〜159の接触部CPに対する摺擦力が高められている。
第5段階(図23の(e)欄)では、第1のカートリッジ100aの回動移動が完了し、第1壁部101はホルダー部200の底面壁部201に支持される。このとき、第2リブ142の下端は、第1副壁部221の切欠部226の下端まで到達してその位置が固定される。第1のカートリッジ100aの第3壁部103の下端に設けられている複数の突起部114はホルダー部200の対応する嵌合穴227に挿通された状態であり、第1のカートリッジ100aをホルダー部200に係止する係合部として機能する。
加えて、第5段階では、主係合部120が最も下方の位置に移動したことによって、主係合部120の第1側壁部125および第2側壁部126とレバー部230の架橋部232との間の係止が解除される。そのため、レバー部230はその下端部の付勢機構239(図8)によって後方側の初期位置に戻り(矢印RVD)、その架橋部232が主係合部120の各庇部121,123の上方に移動する。これによって、各庇部121,123の上面がレバー部230の平板部236の下面と面接触し、主係合部120とレバー部230とが係合される。以上の段階を経て、第1のカートリッジ100aは、ホルダー部200に装着される。
[ホルダー部における各カートリッジの装着状態]
図24は、レバー部230の係合性と装置側端子部250の電気的接続性とを説明するための模式図である。図24には、ホルダー部200に第1のカートリッジ100aが装着されているときのレバー部230と主係合部120と装置側端子部250とが模式的に図示されている。図24では、便宜上、装置側端子部250については、端子部表面251の各端子261〜269の配列状態を破線によって図示してある。図24を用いた以下の説明は、ホルダー部200に対する第2のカートリッジ100bの装着状態についても当てはまる。
レバー部230では、架橋部232の両端がそれぞれ第1と第2の脚部231a,231bによって等しく支持されており、回動移動する場合にも、架橋部232が矢印Xの方向に対して傾斜してしまうことが抑制されている。そのため、架橋部232によって主係合部120が係合されている第1のカートリッジ100aの姿勢が安定する。特に、本実施形態においては、レバー部230の架橋部232は主係合部120の全体にわたって矢印Xの方向に延伸しているため、レバー部230による主係合部120の係合性が高められており、第1のカートリッジ100aの姿勢がより安定化されている。
また、ホルダー部200に対して第1のカートリッジ100aが装着された状態において、主係合部120の矢印Xの方向における中心はレバー部230の矢印Xの方向における中心とほぼ同じ位置に位置している。そのため、主係合部120に対するレバー部230の係合力の矢印Xの方向における偏りの発生が抑制されており、第1のカートリッジ100aの姿勢の安定性がさらに高められている。
レバー部230の回動軸RXは、装置側端子部250の下端近傍に位置している。矢印Zの方向における架橋部232と回動軸RXとの間の距離は、架橋部232と装置側端子部250の各端子261〜269の下端までの距離より十分に長い。このように、本実施形態のレバー部230では、架橋部232の回動半径が十分に確保されている。そのため、付勢機構239(図7,図8)によって付与されている架橋部232が主係合部120に向かう方向(矢印Yの逆方向)への力が高められており(テコの原理)、レバー部230による主係合部120の係合性が高められている。また、第1のカートリッジ100aの着脱時にレバー部230の回動移動のためにユーザーが付与する力が低減される。加えて、レバー部230の架橋部232が回動移動する距離(ストローク)を確保することができるため、ユーザーの操作感が高められている。
本実施形態のレバー部230では、矢印Xの方向における架橋部232の両端の間の距離WEは、装置側端子部250の両端にある第1と第2の端子261,262の矢印Xの方向における間隔WTよりも広い。第1と第2の端子261,262の矢印Xの方向における間隔WTとは、それぞれの中心線間の距離を意味する。このように、架橋部232の幅に対して、第1と第2の端子261,262の間隔が狭いため、架橋部232が傾斜してしまったとしても、装置側端子部250の各端子261〜269の規定の位置からの位置ずれ量は低減される。よって、装置側端子部250の各端子261〜269の回路基板130の各端子151〜159の接触部CPに対する接続性が高められている。
特に、本実施形態では、ホルダー部200に対して第1のカートリッジ100aが装着された状態において、レバー部230の矢印Xの方向における中心は、装置側端子部250の第1と第2の端子261,262の中央位置とが一致している。これによって、架橋部232の傾斜に伴う装置側端子部250における各端子261〜269の位置ずれがさらに抑制されている。
加えて、本実施形態では、第1のカートリッジ100aが装着されたときに、装置側端子部250は架橋部232の下方の位置に配置されている。そのため、装置側端子部250は、レバー部230と主係合部120とが係合しあうときには、回路基板130が上方から押しつけられることになる。従って、主係合部120に対するレバー部230の係合性が高められていることによって装置側端子部250と回路基板130との間の接続性が高められる。
図25は、レバー部230による空間利用効率の向上を説明するための模式図である。図25には、ホルダー部200のレバー部230と第1のカートリッジ100aの主係合部120とが互いに係合している状態が側面視によって模式的に図示されている。なお、図25を用いた第1のカートリッジ100aを対象としてする以下の説明は、第2のカートリッジ100bについても当てはまる。
本実施形態の印刷装置10では、レバー部230と主係合部120とで構成されている係合機構が占める領域EAと、装置側端子部250と回路基板130との電気的接続機構が占める領域TAと、が高さ方向(矢印Zの方向)においてほぼ重なっている。より具体的には、係合機構が占める領域EAに、電気的接続機構が占める領域TAが包含されている。このように、本実施形態の印刷装置10では、第1のカートリッジ100aとホルダー部200との間の係合機構および電気的接続機構が集約されて配置されており、印刷装置10内における空間の高い利用効率が確保されている。
ところで、レバー部230において上述したテコの原理に基づく効果を得るためには、レバー部230の回動半径を確保するためにも、高さ方向における係合機構が占める領域EAの範囲を低減することは容易ではない。従って、上記の2つの領域EA,TAを高さ方向に分離させて構成する場合には、係合機構と電気的接続機構とによって占められる範囲が増大してしまい、空間効率が低下してしまう可能性がある。なお、「2つの領域EA,TAを高さ方向に分離させて構成する場合」には、2つの領域EA,TAが互いに重なり合う部位を有しつつ、高さ方向に分離されている場合を含む。このように、本実施形態の印刷装置10においては、レバー部230と装置側端子部250の配置構成によって、第1のカートリッジ100aの操作性とともに、装置内における空間の利用効率が高められている。
以上のように、本実施形態のホルダー部200によれば、レバー部230を有していることによって、第1と第2のカートリッジ100a,100bの装着性や、その着脱時における操作性が高められている。加えて、印刷装置10における第1と第2のカートリッジ100a,100bの装着のための機構の空間利用効率が高められている。
B.第2実施形態:
図26〜図28を参照して本発明の第2実施形態としてのホルダー部200sが備えるレバー部230sの構成を説明する。図26〜図28にはそれぞれ、ホルダー部200sの正面壁部202に取り付けられている状態のレバー部230sが図示されている。図26には、矢印Yの方向に見たときのレバー部230sが正面壁部202の一部とともに図示されている。図27,図28にはそれぞれ、図26に示されているC−C切断、D−D切断におけるレバー部230sまたは正面壁部202の概略断面が図示されている。図26には、吹き出し内に、レバー部230sの第2の脚部231bの端部における取付構造が抜き出して図示されている。第2実施形態のホルダー部200sは、レバー部230s以外は、第1実施形態のホルダー部200の構成(図4〜図6)とほぼ同じである。以下の説明では、第1実施形態と共通する構成部には第1実施形態で説明したのと同じ符号が付されている。
第2実施形態のレバー部230sは、第1と第2の脚部231a,231bの間に、第1突出部281aと、第2突出部281bと、係止壁部285と、を有している点以外は第1実施形態のレバー部230とほぼ同じ構成を有している。2つの突出部281a,281bは、架橋部232の平板部236の下面において下方に向かって突出している部位である(図27,図28)。本第2実施形態では、2つの突出部281a,281bは矢印Xの方向に均一な高さで延伸している壁部として構成されている。
第1突出部281aと第2突出部281bとは架橋部232の矢印Xの方向における両端に互いに離間して設けられており、矢印Xの方向の同一軸線上に配列されている。第1突出部281aは第1の脚部231aに隣接しており、第2突出部282bは第2の脚部231bに隣接している。第1突出部281aと第2突出部281bとは、レバー部230sの矢印Xの方向における中心線を挟んで左右対称に構成されている。
ホルダー部200sに各カートリッジ100a,100bが装着されたときには、第1突出部281aと第2突出部281bのそれぞれが各カートリッジ100a,100bの主係合部120の上面と当接する。第1突出部281aおよび第2突出部281bの機能の詳細については後述する。
係止壁部285は、第1突出部281aおよび第2突出部281bよりも矢印Yの方向に奥まった位置において第1突出部281aおよび第2突出部281bよりも下方に突出している壁部として構成されている。係止壁部285は、第1と第2の脚部231a,231bの間に渡って形成されている。係止壁部285は、ホルダー部200sにカートリッジ100a,100bが装着されている状態において、レバー部230sがカートリッジ100a,100bに近づく方向に回動移動してしまうことを制限する回動規制部として機能する(詳細は後述)。
係止壁部285は、第1と第2の端部部位286aと、中央部位287と、を有している。第1と第2の端部部位286a,286bはそれぞれ、第1と第2の脚部231a,231bに隣接する位置に形成されている略四角形状の部位である。中央部位287は、第1と第2の端部部位286a,286bの間に形成されている部位であり、矢印Xの方向に均一な高さ(矢印Zの方向における幅)を有している。第1と第2の端部部位286a,286bはそれぞれ中央部位287よりも下方に突出している。レバー部230sは、係止壁部285の中央部位287の高さが小さいことによって、回動移動するときに、架橋部232の下に配置されている装置側端子部250と干渉してしまうことが抑制されている。
ここで、第2実施形態のレバー部230sの回動移動は、第1実施形態のレバー部230と同様な機構によって実現されている(図28)。ホルダー部200sの正面壁部202は、矢印Xの方向に開口している嵌合溝290を有している。レバー部230sは、第1と第2の脚部231a,231bのそれぞれの下端に設けられている凸部235が対応する凹部である嵌合溝290に嵌め込まれることによってホルダー部200sに回動可能に取り付けられる。
レバー部230sの第1と第2の脚部231a,231bの下端にはそれぞれ、回動軸として機能する凸部235とは反対の方向に突出している内側凸部235sが形成されている(図28の吹き出し内)。レバー部230sを回動方向に付勢する付勢機構239を構成するトーションバネは、内側凸部235sに係止された状態で取り付けられている。
ホルダー部200sの正面壁部202には、第2の脚部231bがカートリッジ収容室210側へと回動することを規制するための規制壁291が形成されている(図26)。規制壁291によって、レバー部230sは、付勢機構239によってカートリッジ収容室210側へと付勢された状態で初期位置に固定される。
図29は、レバー部230sにおける第1突出部281aと第2突出部281bと係止壁部285の機能を説明するための概略図である。図29には、ホルダー部200sに第1のカートリッジ100aが装着されて主係合部120がレバー部230sによって係止されている状態が図示されている。なお、以下の説明は、ホルダー部200sに第2のカートリッジ100bが装着される場合についても同様に当てはまる。
上述したように、第1のカートリッジ100aがホルダー部200sに装着されたときには、主係合部120の上面にはレバー部230sの第1突出部281aおよび第2突出部281bがそれぞれ当接する。このように、第2実施形態のホルダー部200sでは、主係合部120が矢印Xの方向に離間した2点で上方から押さえ込まれる形となる。従って、主係合部120が矢印Xの方向において偏った係止力を受けることが抑制される。よって、第1のインクカートリッジ100aが矢印Xの方向において傾斜してしまうことが抑制され、第1のインクカートリッジ100aを所定の装着状態で固定することができる。
ホルダー部200sに第1のインクカートリッジ100aが装着されると、係止壁部285は主係合部120の第1庇部121と第2庇部123の正面側の端面と、接触あるいは近接して対面し合う。また、係止壁部285のうちの端部部位286a,286bは第1側壁部125と第2側壁部126のそれぞれの正面側の端面と接触あるいは近接して対面し合う。これによって、例えば、レバー部230sに対して矢印Yの逆方向に外力が付与された場合であっても、レバー部230sは主係合部120によって係止されて第1のインクカートリッジ100aに近づく方向へ過剰に回動移動してしまうことが抑制される。よって、レバー部230sの過剰な回転移動に起因してレバー部230sやホルダー部200sの正面壁部202が損傷してしまうなどの不具合の発生が抑制される。
以上のように、第2実施形態のホルダー部200sによれば、レバー部230sが第1突出部281aおよび第2突出部281bを有していることによって、各カートリッジ100a,100bの装着固定性が高められている。また、レバー部230sが係止壁部285を有していることによって、第1と第2のカートリッジ100a,100bが装着されているときのホルダー部200sの保護性が高められている。
C.第3実施形態:
図30は、本発明の第3実施形態としてのホルダー部200Aが備えるレバー部230Aの構成を示す概略斜視図である。図30では、便宜上、装置側端子部250の配置領域が破線で模式的に図示されている。また、レバー部230Aの回動軸RXが一点鎖線で図示されている。第3実施形態のホルダー部200Aは、異なる構成のレバー部230Aを備えている点以外は、第1実施形態で説明したホルダー部200(図4〜図6)と同様な構成を有している。以下では、第1実施形態と共通する構成部には同じ符号を付して説明する。
第3実施形態のレバー部230Aの架橋部232Aは、カートリッジ収容室210側の方向(矢印Yの逆方向)に延出している平板部236Aを有している。なお、第3実施形態のレバー部230においても第1と第2の脚部231a,231bのそれぞれに、装置側端子部250を保護するための延出部234(図8)が設けられていても良い。また、第1と第2の脚部231a,231bのそれぞれに付勢機構239が設けられても良い。
図31は、第3実施形態のレバー部230Aの係合状態を示す模式図である。図31には、ホルダー部200Aにおいて、第1のカートリッジ100aの主係合部120がレバー部230Aに係合されている状態が模式的に図示されている。また、図31には、便宜上、レバー部230Aの回動移動の軌跡を破線と矢印とで図示してある。以下に説明する、第1のカートリッジ100aの装着については、第2のカートリッジ100bにも当てはまる。
第3実施形態のホルダー部200Aにおいても、第1のカートリッジ100aは、レバー部230Aが主係合部120から離れる方向に回動移動された後に、カートリッジ収容室210に配置される。そして、レバー部230Aが初期位置に戻ることによって、レバー部230Aの架橋部232Aの平板部236Aが第1のカートリッジ100aの主係合部120の上方に配置され、レバー部230Aが主係合部120と係合する。
このように、第3実施形態のホルダー部200Aにおいても、第1と第2の脚部231a,231bの間に架橋される架橋部232Aの回動移動によって各カートリッジ100a,100bの主係合部120が係合される。従って、各カートリッジ100a,100bの装着性が高められている。この他にも、第3実施形態のホルダー部200Aであれば、第1実施形態のホルダー部200と同様な作用効果を奏する。
D.第4実施形態:
図32は、本発明の第4実施形態としてのホルダー部200Bが備えるレバー部230Bの構成を示す概略斜視図である。図32では、レバー部230Bの回動軸RXが一点鎖線によって図示されている。第4実施形態のホルダー部200Bは、異なる構成のレバー部230Bを備えている点以外は、第1実施形態で説明したホルダー部200(図4〜図6)と同様な構成を有している。以下では、第1実施形態と共通する構成部には同じ符号を付して説明する。
第4実施形態のレバー部230Bの構成は、以下に説明する点以外は、第1実施形態のレバー部230とほぼ同じである。第4実施形態のレバー部230Bでは、延出部234Bが第1と第2の脚部231a,231bの端面からカートリッジ収容室210に向かう方向(矢印Yの逆方向)と、カートリッジ100a,100bの装着方向(矢印Zの方向)とに沿って延出している。後述するように、延出部234Bによって、装置側端子部250の端子部表面251側の全ての端子261〜269が保護される。
第4実施形態のレバー部230Bでは、架橋部232の操作部238Bは、平板部236の矢印Xの方向におけるほぼ中央の局所的な位置において前方(矢印Yの方向)に延出するように設けられている。そのため、第4実施形態のレバー部230Bでは、レバー部230の回動操作の際には、ユーザーによって架橋部232のほぼ中央の位置に力が加えられることになる。よって、レバー部230Bの回動移動が安定化され、架橋部232の傾斜が抑制される。
図33は、レバー部230Bの延出部234Bによる装置側端子部250の保護を説明するための概略図である。図33には、側面方向(矢印Xの方向)に沿って見たときのレバー部230Bが図示されているとともに、装置側端子部250の配置位置が破線によって図示されている。第4実施形態のホルダー部200Bでは、レバー部230Bが回動移動していない初期位置にあるときには、矢印Xの方向に沿って見たときに、延出部234Bと、装置側端子部250の端子部表面251における全ての端子261〜269と、が重なり合っている。装置側端子部250の各端子261〜269が延出部234Bによって挟まれた状態となるため、各端子261〜269の保護性が高められている。
以上のように、第4実施形態のホルダー部200Bでは、レバー部230Bの回動移動が安定化されて各カートリッジ100a,100bの装着性が高められている。また、装置側端子部250の保護性が高められている。このほかに、第4実施形態のホルダー部200Bであっても、第1実施形態のホルダー部200と同様な作用効果を奏する。
E.第5実施形態:
図34は、本発明の第5実施形態としてのホルダー部200Cの構成を示す概略図である。図34では第1実施形態で説明した構成部と共通する構成部には同じ符号を付してある。第5実施形態のホルダー部200Cは、印刷装置10のキャリッジ27(図1,図2)に設けられている。第5実施形態のホルダー部200Cには、第1実施形態において説明した第1と第2のカートリッジ100a,100bと同様な2種類のタイプのインクカートリッジがそれぞれ着脱可能に装着される。いずれのタイプであっても装着機構は同様であるため、以下では、便宜上、第1のカートリッジ100aと同様なタイプのカートリッジ100Cについてのみ説明する。
第5実施形態のホルダー部200Cおよびカートリッジ100Cは以下に説明する点以外は、第1実施形態のホルダー部200および第1のカートリッジ100aとほぼ同じ構成を有している。第5実施形態のカートリッジ100Cのインク供給口110は、第1壁部101ではなく、第3壁部103に設けられている。そのため、第5実施形態のホルダー部200Cでは、インク受入部211は、背面壁部203に設けられている。
このように、インク供給口110およびインク受入部211の形成位置が異なっていても、ホルダー部200Cは、第1実施形態で説明したのと同じレバー部230によってカートリッジ100Cを係止している。従って、第1実施形態のホルダー部200と同様な作用効果を奏することができる。
F.第6実施形態:
図35は本発明の第6実施形態としての液体供給ユニットであるカートリッジ100Dの構成を示す概略図である。図35では第1実施形態で説明した構成部と共通する構成部には同じ符号を付してある。第6実施形態のカートリッジ100Dは、第1実施形態で説明したホルダー部200(図4〜図6)を介して印刷装置10のキャリッジ27(図1,図2)に着脱可能に装着される。第6実施形態においても、第1実施形態において説明した第1と第2のカートリッジ100a,100bと同様な2種類のタイプのインクカートリッジがそれぞれホルダー部200に装着される。いずれのタイプであっても装着機構は同様であるため、以下では、便宜上、第1のカートリッジ100aと同様なタイプのカートリッジ100Dについてのみ説明する。
第6実施形態のカートリッジ100Dは、インク収容部300と、アダプター部310と、を有する。インク収容部300は、第2部材に相当し、内部にインクを収容するための液体収容室であるインク室を有する液体容器である。インク収容部300の下面には、アダプター部310のインク供給口110に接続するインク排出口301が設けられている。
アダプター部310は、第1部材に相当し、インク収容部300を上方の開口部312から収容可能に構成されている外装容器である。アダプター部310は、第1実施形態の第1のカートリッジ100aの第1壁部101と第3壁部103と第4壁部104と第5壁部105と第6壁部106のそれぞれと同様な構成を有する壁部を有している。アダプター部310の底面の第1壁部101には第1実施形態の第1のカートリッジ100aと同様なインク供給口110が設けられている。正面側の壁部104には第1実施形態で説明したのと同様な主係合部120と回路基板130とが配置されている。
第6実施形態のカートリッジ100Dは、インク収容部300がアダプター部310を介してホルダー部200に装着されることによって、印刷装置10にインクを供給することが可能である。第6実施形態のカートリッジ100Dであっても、ホルダー部200のレバー部230に対応する主係合部120がアダプター部310に設けられているため、ホルダー部200に対する高い装着性が実現されている。このように、第6実施形態のカートリッジ100Dであれば、第1実施形態の第1と第2のカートリッジ100a,100bと同様に、ホルダー部200に対する高い装着性が実現できる。
G.第7実施形態:
図36は本発明の第7実施形態としての液体供給ユニット330の構成を示す概略図である。図36では第1実施形態および第6実施形態で説明した構成部と共通する構成部には同じ符号を付してある。第7実施形態の液体供給ユニット330は、第1実施形態で説明したホルダー部200(図4〜図6)を介して印刷装置10のキャリッジ27(図1,図2)に着脱可能に装着される。第7実施形態においても、上記の第6実施形態と同様に、便宜上、第1のカートリッジ100aと同様なタイプの液体供給ユニット330についてのみ説明する。
第7実施形態の液体供給ユニット330は、アダプター部310と、インク供給管331と、インク収容部332と、を備える。アダプター部310は、第6実施形態で説明したアダプター部310と同じであり、正面の第4壁部104に主係合部120と回路基板130とが設けられ、底面の第1壁部101にインク供給口110が設けられている。
インク収容部332は、内部にインクを収容するためのインク室を有する液体容器である。インク収容部332のインク室は、インク供給管331を介してアダプター部310のインク供給口110に接続されている。インク供給管331とインク収容部332とは第2部材に相当する。
第7実施形態の液体供給ユニット330であっても、レバー部230に対応する主係合部120がアダプター部310に設けられているため、ホルダー部200に対する高い装着性が実現されている。このように、第7実施形態の液体供給ユニット330であっても、第1実施形態の第1と第2のカートリッジ100a,100bと同様に、ホルダー部200に対する高い装着性が実現できる。
H.変形例:
H1.変形例1:
上記第1実施形態では、ホルダー部200は装置側端子部250を備えている。これに対して、ホルダー部200は装置側端子部250を備えていなくても良い。この場合には、ホルダー部200には回路基板130を有していないカートリッジが装着されるものとしても良い。あるいは、回路基板130と電気的接触可能な電極部がホルダー部200とは分離して設けられても良い。
H2.変形例2:
上記第1実施形態では、レバー部230は、各カートリッジ100a,100bの主係合部120と当接して係合する平板部236を架橋部232に有している。これに対して、レバー部230の架橋部232は平板部236を有していなくても良い。架橋部232は、例えば、主係合部120と当接する棒状に延伸している部位を有していても良いし、主係合部120と点接触する離間している複数の当接部を有していても良い。なお、本明細書において「当接」とは、物同士が互いの間に圧力が生じるように接触することを意味する。この「接触」には、平面同士の接触や平面と曲面との接触、点接触が含まれる。また、物同士の直接的な接触以外に、物同士の中間に何らかの媒体を介在させる間接的な接触も含まれる。
H3.変形例3:
上記第1実施形態では、レバー部230は、第1と第2のカートリッジ100a,100bの主係合部120に係合している。これに対して、レバー部230は、第1と第2のカートリッジ100a,100bの主係合部120以外の部位と係合しても良い。例えば、レバー部230は、第1と第2のカートリッジ100a,100bの壁面に設けられた段差部に係合しても良い。
H4.変形例4:
上記第1実施形態では、レバー部230は、架橋部232が上方に配置され、回動軸RXが下方に配置されるようにホルダー部200に取り付けられている。これに対して、レバー部230は、架橋部232が下方に配置され、回動軸RXが上方に配置されるようにホルダー部200に取り付けられていても良い。この場合には、第1と第2のインクカートリッジ100a,100bの下端に設けられた係合面を架橋部232が上方から係止することによって、第1と第2のインクカートリッジ100a,100bの上方への移動を制限しても良い。
H5.変形例5:
上記第1実施形態では、レバー部230は、ホルダー部200の正面壁部202に設けられている。これに対して、レバー部230はホルダー部200の正面壁部202以外の部位に設けられても良い。例えば、レバー部230はホルダー部200の背面壁部203に設けられても良い。
H6.変形例6:
上記第1実施形態では、ホルダー部200は第1と第2のカートリッジ100a,100bが装着可能に構成されている。これに対して、ホルダー部200は、単一のカートリッジのみを装着可能に構成されていても良いし、3つ以上のカートリッジを装着可能に構成されていても良い。
H7.変形例7:
上記第1実施形態では、装置側端子部250は、矢印Xの方向に沿って見たときに、レバー部230における第1と第2の脚部231a,231bと重なる位置に配置されている(図8)。これに対して、装置側端子部250は、他の異なる位置に配置されていても良い。例えば、装置側端子部250は、矢印Yの方向に沿って見たときに、レバー部230における第1の脚部231aと第2の脚部231bとの間に位置し、矢印Xの方向に見たときに、第1と第2の脚部231a,231bよりも前方に位置するように配置されても良い。なお、矢印Yの方向に沿った方向は、第1実施形態の構成においては、レバー部230の回動移動の方向に沿った方向であると解釈することができる。この他に、装置側端子部250は、例えば、矢印Xの方向においてレバー部230に隣り合う位置に配置されていても良い。
H8.変形例8:
上記第1実施形態では、ホルダー部200は、第1と第2のカートリッジ100a,100bが背面壁部203の上端部を支点とする回動移動の軌跡を描いて装着されるように構成されている(図22,図23)。これに対して、ホルダー部200は、第1と第2のカートリッジ100a,100bが背面壁部203の上端部を支点とする回動移動の軌跡を描いて装着されるように構成されていなくても良い。ホルダー部200は、第1と第2のカートリッジ100a,100bが上方から直線的な軌道によって装着されるように構成されていても良い。
H9.変形例9:
上記実施形態では、レバー部230の第1と第2の脚部231a,231bの両方の下端に付勢機構239が設けられている。これに対して、第1と第2の脚部231a,231bのいずれか一方の付勢機構239は省略されても良いし、第1と第2の脚部231a,231bの両方の付勢機構239が省略されても良い。
H10.変形例10:
上記第1実施形態では、レバー部230は第1と第2の脚部231a,231bの両方に延出部234を有している。これに対して、第1と第2の脚部231a,231bのいずれか一方の延出部234が省略されても良いし、両方の延出部234が省略されても良い。
H11.変形例11:
上記第1実施形態において、レバー部230は、第1と第2の脚部231a,231bのそれぞれの下端に設けられている凸部235を回動軸として回動している。これに対して、レバー部230は、回動軸以外の方法によって回動しても良い。レバー部230では、架橋部232が回動移動可能に構成されていれば良い。例えば、第1と第2の脚部231a,231bの移動を湾曲したガイドレールによって規定することによって、架橋部232が回動移動可能に構成されていても良い。すなわち、架橋部232の回動移動には、架橋部232の揺動が含まれる。
H12.変形例12:
上記第1実施形態では、装置側端子部250の端子部表面251および端子部裏面252には、上下に位置する2列の端子列が構成されている。これに対して、装置側端子部250おいては、1列の端子列のみが構成されていても良く、上下に3列以上の端子列が構成されていても良い。また、装置側端子部250の各端子261〜269,271〜279は列をなすように配列されていなくても良い。
H13.変形例13:
上記第1実施形態において、装置側端子部250の導電部258は装置側端子部250の下端に折返部位258tを有している。これに対して、導電部258は装置側端子部250の上端に折返部位258tを有していて良く、装置側端子部250の側面側に折返部位258tを有していても良い。また、装置側端子部250の導電部258は板バネとして構成されていなくても良く、例えば、弦巻バネやトーションばねによって付勢力を有するように構成されていても良いし、付勢力を有していない単なる配線として構成されていても良い。
H14.変形例14:
上記第1実施形態では、ホルダー部200には、略直方体形状を有するインク容器として構成され、6つの壁部101〜106を有している第1と第2のカートリッジ100a,100bが装着されている。これに対して、ホルダー部200には、略直方体形状を有しておらず、6つの壁部101〜106の全てを有していないインクカートリッジが装着されても良い。ホルダー部200に装着される第1と第2のカートリッジ100a,100bは例えば、矢印Xの方向に見たときに(側面視したときに)、略台形形状を有する6面体として構成されていても良いし、側面視したときに略楕円形状を有する略円板体として構成されても良い。第1と第2のカートリッジ100a,100bの外形を構成する各壁部101〜106は平坦な表面や平滑な表面を有していなくても良く、凹凸を有していても良い。また、略平面状に延在していなくても良く、切れ目や裂け目があっても良い。各壁部101〜106は略曲面状に曲がっていても良い。加えて、各壁部101〜106は可撓性を有していても良く、フレームで構成された枠内にインクが収容された袋状部材が保持されている構成であっても良い。
H15.変形例15:
上記第1実施形態において、各カートリッジ100a,100bは、ホルダー部200への装着の際にレバー部230と接触して押圧する第1側壁部125および第2側壁部126を備えている。これに対して、第1側壁部125および第2側壁部126のいずれか一方が省略されても良いし、両方が省略されても良い。各カートリッジ100a,100bは、ホルダー部200への装着の際にレバー部230と接触する部位を有していなくても良い。この場合には、ユーザーの操作によってレバー部230をカートリッジ収容室210から離れる方向に回動移動させた状態で、各カートリッジ100a,100bが装着されても良い。
H16.変形例16:
上記第2実施形態では、第1突出部281aおよび第2突出部281bは矢印Xの方向に延伸している壁部として構成されている。これに対して、第1突出部281aおよび第2突出部281bは壁部として構成されていなくても良い。例えば、第1突出部281aおよび第2突出部281bはそれぞれ矢印Zの方向に突出する半球状や円柱状の凸部として形成されていても良い。上記第2実施形態では、第1突出部281aと第2突出部281bとは同じ形状を有しているが、第1突出部281aと第2突出部281bとは同じ形状を有してなくても良い。例えば、第1突出部281aのみが半球状の形状を有していても良い。また、第1突出部281aと第2突出部281bとは矢印X方向への長さの異なる壁部として構成されても良い。主係合部120の上面が凹凸している場合等には、第1突出部281aと第2突出部281bとは、主係合部120における当接部位の形状に応じて異なる高さや形状に調整されていても良い。
H17.変形例17:
上記第2実施形態では、第1突出部281aと第2突出部281bとはそれぞれ第1と第2の脚部231a,231bに隣接した位置に形成されている。これに対して、第1突出部281aと第2突出部281bとはそれぞれ第1と第2の脚部231a,231bから離間した位置に形成されていても良い。また、上記第2実施形態では、第1突出部281aと第2突出部281bとは矢印Xの方向の同一軸上に配列されている。これに対して、第1突出部281aと第2突出部281bとは矢印Xの方向の同一軸上に配列されていなくても良い。第1突出部281aと第2突出部281bの配列方向は、矢印Xの方向に対して斜めの方向であっても良い。第1突出部281aと第2突出部281bの配置位置は、矢印Yの方向に互いにオフセットされていても良い。
H18.変形例18:
上記第2実施形態のレバー部230sでは、回動規制部として係止壁部285が設けられている。これに対して、回動規制部は係止壁部285のような壁部として形成されていなくても良い。レバー部230sの回動規制部は、例えば、架橋部232や第1の脚部231aまたは第2の脚部231bから突起している柱状形状などの突起状の部位として形成されていても良い。回動規制部は、レバー部230sの架橋部232が各カートリッジ100a,100bに近づく方向に回動移動することを、各カートリッジ100a,100bに対する当接によって制限可能に構成されていれば良い。
H19.変形例19:
上記第2実施形態では、回動規制部である係止壁部285は、架橋部232の下面から下方に延出している。これに対して、回動規制部は架橋部232の下面から下方に延出していなくても良い。回動規制部は、架橋部232に対して分離して設けられていても良いい。回動規制部は、例えば、第1の脚部231aまたは第2の脚部231bの少なくとも一方から、レバー部230sの矢印Xの方向における中央に向かって突出している壁部として形成されても良い。
H20.変形例20:
上記第1実施形態についての変形例1〜15は、上記の第2実施形態および第2実施形態の変形例16〜20や他の実施形態に対して適用されても良い。上記の第2実施形態および変形例16〜20において説明した第1突出部281aおよび第2突出部281bや回動規制部は、上記の第3実施形態や第4実施形態のレバー部230Aや第5実施形態のレバー部230Bに適用されても良い。また、上記の第6実施形態や第7実施形態、第8実施形態のホルダー部200C,200が有するレバー部230に適用されても良い。
H21.変形例21:
上記各実施形態および変形例では、本発明の液体供給ユニット装着機構として、インクを吐出する液体噴射機構を備える印刷装置10にインク供給ユニットを装着するホルダー部が説明されている。これに対して、本発明の液体供給ユニット装着機構は、インクの供給ユニット以外の液体供給ユニットを装着する装着機構として構成されても良い。本発明の液体供給ユニット装着機構は、例えば、洗浄液などの液体を洗浄対象に噴射して洗浄する高圧洗浄機に洗浄液を供給する洗浄液の供給ユニットの装着機構として構成されても良い。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…印刷装置
11…筐体
12…給紙口
13…上面カバー
14…排紙口
16…操作部
20…本体部
21…制御部
22…搬送部
23…印刷部
25…搬送ローラー
27…キャリッジ
28…ガイドレール
100a,100b,100C,100D…インクカートリッジ
101〜106…壁部
102c…蓋体
108,108a〜108c…インク室
110,110a〜110c…インク供給口
113…延在部
114…突起部
115…貫通孔
116…空気流路溝
117…シール部材
118…溝部
120…主係合部
121…第1庇部
122…切欠部
123…第2庇部
125…第1側壁部
126…第2側壁部
127…端面
130…回路基板
131…端子部
132…記憶装置
151〜159…端子
200…ホルダー部
201〜205…壁部
210…カートリッジ収容室
211〜214…インク受入部
215…シール部
217…付勢機構
221…第1副壁部
224…第2副壁部
225…傾斜部
226…切欠部
227…嵌合穴
230…レバー部
231a,231b…脚部
232,232A…架橋部
234,234B…延出部
235,235s…凸部
236,236A…平板部
237…端面
238,238B…操作部
239…付勢機構
250…装置側端子部
251…端子部表面
252…端子部裏面
253…上段端子部
254…下段端子部
255…上段端子部
256…下段端子部
258…導電部
258a,258b…延伸部位
258t…折返部位
261〜269,271〜279…端子
281a,281b…突出部
285…係止壁部
286a,286b…端部部位
287…中央部位
290…嵌合溝
291…規制壁
300…インク収容部
301…インク排出口
310…アダプター部
312…開口部
330…インク供給ユニット
331…インク供給管
332…インク収容部
CP…接触部

Claims (15)

  1. 液体を供給可能な液体供給口を有する液体供給ユニットを装着可能な液体供給ユニット装着機構であって、
    前記液体供給ユニットの前記液体供給口から前記液体を導入可能な液体導入部と、
    前記液体供給ユニットと係合する回動機構と、
    を備え、
    前記回動機構は第1の脚部と、前記第1の脚部と離間されて形成される第2の脚部と、前記第1の脚部と前記第2の脚部とを架橋する架橋部と、を含み、
    前記回動機構は、前記架橋部において前記液体供給ユニットを係止し、
    前記架橋部は、前記液体導入部から離れる方向に回動移動可能である、液体供給ユニット装着機構。
  2. 請求項1記載の液体供給ユニット装着機構であって、さらに、
    前記液体供給ユニットに対して電気的接触可能な電極部を備え、
    前記電極部は、前記架橋部が回動移動する方向に沿って見たときに、前記第1の脚部と前記第2の脚部との間に位置している、液体供給ユニット装着機構。
  3. 請求項2に記載の液体供給ユニット装着機構であって、
    前記架橋部から前記回動機構の回動軸までの距離は、前記架橋部から前記電極部までの距離より長い、液体供給ユニット装着機構。
  4. 請求項2または請求項3に記載の液体供給ユニット装着機構であって、
    前記電極部は、前記液体供給ユニットに電気的に接触する複数の電極を有し、
    前記回動機構は、前記液体供給ユニットが装着されていない状態において外周端部の位置が前記複数の電極のうちの少なくとも一部よりも前記液体供給ユニットが装着される領域に近い位置にある延出部を少なくとも前記第1の脚部に有している、液体供給ユニット装着機構。
  5. 請求項4に記載の液体供給ユニット装着機構であって、
    前記延出部は、前記液体供給ユニットが装着されるときの前記液体供給ユニットの装着方向に沿って延出している、液体供給ユニット装着機構。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の液体供給ユニット装着機構であって、
    前記架橋部は、前記液体供給ユニットが装着されたときに、前記液体導入部と前記液体供給ユニットの前記液体供給口とが離間する方向の移動を制限するように前記液体供給ユニットに当接する当接部を有する、液体供給ユニット装着機構。
  7. 請求項6に記載の液体供給ユニット装着機構であって、
    前記当接部は、前記液体供給ユニットが装着されたときに前記液体供給ユニットに当接する第1突出部と第2突出部とを有する、液体供給ユニット装着機構。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の液体供給ユニット装着機構であって、
    前記回動機構は、前記液体供給ユニットが装着されているときに前記架橋部が前記液体導入部に近づく方向に回動移動することを、前記液体供給ユニットに当接することによって制限する回動規制部を有する、液体供給ユニット装着機構。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の液体供給ユニット装着機構であって、
    前記第1の脚部は第1の回動軸部を有し、
    前記第2の脚部は第2の回動軸部を有し、
    前記回動機構は、前記第1と第2の回動軸部を回動軸として回動可能である、液体供給ユニット装着機構。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の液体供給ユニット装着機構であって、
    前記回動機構は、前記第1の脚部を回動方向に付勢可能な第1の付勢部材と、前記第2の脚部を回動方向に付勢可能な第2の付勢部材と、を有する、液体供給ユニット装着機構。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の液体供給ユニット装着機構であって、
    前記架橋部は、ユーザーが前記回動機構を回動させるために操作可能な操作部を、前記第1の脚部と前記第2の脚部との中間位置に有している、液体供給ユニット装着機構。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の液体供給ユニット装着機構に装着可能な液体供給ユニットであって、
    前記液体供給ユニット装着機構に装着されるときに、前記回動機構に接触することによって、前記架橋部を前記液体導入部から離れる方向に回動移動させることができる接触部を備える、液体供給ユニット。
  13. 請求項12に記載の液体供給ユニットであって、
    液体を収容可能な液体収容室と、前記液体供給口と、を有する外装部を備える、液体供給ユニット。
  14. 請求項12に記載の液体供給ユニットであって、
    前記液体供給口を有する第1部材と、
    前記第1部材に接続可能に構成され、内部に液体を収容可能な液体収容室を有する第2部材と、を備える、液体供給ユニット。
  15. 請求項12に記載の液体供給ユニットであって、
    前記液体供給口を有する第1部材と、
    前記液体供給口に接続され、前記液体供給口に液体を供給可能な第2部材と、を備える、液体供給ユニット。
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