JP2015190522A - ダンパ装置 - Google Patents

ダンパ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015190522A
JP2015190522A JP2014066927A JP2014066927A JP2015190522A JP 2015190522 A JP2015190522 A JP 2015190522A JP 2014066927 A JP2014066927 A JP 2014066927A JP 2014066927 A JP2014066927 A JP 2014066927A JP 2015190522 A JP2015190522 A JP 2015190522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating body
elastic
interposed
radial direction
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014066927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6269244B2 (ja
Inventor
博司 川添
Hiroshi Kawazoe
博司 川添
江端 勝
Masaru Ebata
勝 江端
拓也 藤原
Takuya Fujiwara
拓也 藤原
三城 鳥居
Mitsushiro Torii
三城 鳥居
智洋 佐伯
Tomohiro Saeki
智洋 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2014066927A priority Critical patent/JP6269244B2/ja
Priority to US14/658,435 priority patent/US9638282B2/en
Priority to DE102015003817.6A priority patent/DE102015003817A1/de
Priority to CN201520182616.5U priority patent/CN204664293U/zh
Publication of JP2015190522A publication Critical patent/JP2015190522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6269244B2 publication Critical patent/JP6269244B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/131Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses
    • F16F15/133Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses using springs as elastic members, e.g. metallic springs
    • F16F15/134Wound springs
    • F16F15/13469Combinations of dampers, e.g. with multiple plates, multiple spring sets, i.e. complex configurations
    • F16F15/13476Combinations of dampers, e.g. with multiple plates, multiple spring sets, i.e. complex configurations resulting in a staged spring characteristic, e.g. with multiple intermediate plates
    • F16F15/13484Combinations of dampers, e.g. with multiple plates, multiple spring sets, i.e. complex configurations resulting in a staged spring characteristic, e.g. with multiple intermediate plates acting on multiple sets of springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/131Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses
    • F16F15/139Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses characterised by friction-damping means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

【課題】軸方向に小型化しやすいダンパ装置を得る。
【解決手段】実施形態のダンパ装置1で、動吸振器9は、錘部材91と、当該錘部材91と回転体5(第二の回転体)との間に介在し錘部材91と回転体5との相対回転(相対移動)により弾性変形する弾性部92(第三の弾性部)と、を有し、少なくとも弾性部92が、弾性部7(第一の弾性部)および弾性部8(第二の弾性部)の、回転軸Axの径方向(R方向)の内側に位置される。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、ダンパ装置に関する。
従来、第一の回転体と第二の回転体との間に介在した第一の弾性部と、第二の回転体と第三の回転体との間に介在した第二の弾性部と、第二の回転体に取り付けられた動吸振器と、を備えたダンパ装置が知られている。
特表2011−504986号公報
しかしながら、上記従来のダンパ装置では、第一の弾性部と動吸振器とが軸方向に並んで配置されているため、ダンパ装置が軸方向に大型化してしまう。この種のダンパ装置では、軸方向に小型化しやすいことが望まれている。
実施形態のダンパ装置は、例えば、回転軸回りに回転可能な第一の回転体と、上記回転軸回りに回転可能な第二の回転体と、上記第一の回転体と上記第二の回転体との間に介在し、上記第一の回転体と上記第二の回転体との相対回転により弾性変形する第一の弾性部と、上記回転軸回りに回転可能な第三の回転体と、上記第二の回転体と上記第三の回転体との間に介在し、上記第二の回転体と上記第三の回転体との相対回転により弾性変形する第二の弾性部と、錘部材と、当該錘部材と上記第二の回転体との間に介在し上記錘部材と上記第二の回転体との相対移動により弾性変形する第三の弾性部と、を有し、少なくとも上記第三の弾性部が、上記第一の弾性部および上記第二の弾性部の、上記回転軸の径方向の内側に位置された動吸振器と、を備える。よって、実施形態のダンパ装置によれば、例えば、動吸振器の第三の弾性部が第一の弾性部および第二の弾性部の径方向内側に位置されているので、第三の弾性部が第一の弾性部や第二の弾性部と軸方向に並べられた構成と比べて、ダンパ装置が軸方向に小型化されやすい。
また、上記ダンパ装置では、例えば、上記第一の弾性部および上記第二の弾性部のうち少なくとも一方は、上記回転軸の周方向で直列に連結された複数の弾性部材を有する。よって、実施形態のダンパ装置によれば、例えば、弾性部材として、スプリングの巻回軸が直線状である所謂ストレート形状のコイルスプリングを用いやすい。よって、例えば、より簡素な構成のダンパ装置が得られやすい。
また、上記ダンパ装置では、例えば、上記錘部材が、さらに上記第一の弾性部および上記第二の弾性部の、上記径方向の内側に位置された。よって、実施形態のダンパ装置によれば、例えば、錘部材が第一の弾性部および第二の弾性部と軸方向に並べられた構成と比べて、ダンパ装置が軸方向により一層小型化されやすい。
上記第一の回転体または上記第三の回転体には、上記第一の弾性部と上記第二の弾性部と上記動吸振器とを収容した収容室が設けられた。よって、実施形態のダンパ装置によれば、例えば、第一の弾性部と第二の弾性部と動吸振器とがそれぞれ別の収容室に収容された構成と比べて、第一の弾性部と第二の弾性部と動吸振器とが集約して配置されやすい。よって、例えば、第一の弾性部と第二の弾性部と動吸振器との配置スペースが小さくなりやすい。
また、上記ダンパ装置では、例えば、上記第三の回転体は、上記回転軸の軸方向で上記動吸振器と並べられた第一の部分と、上記第一の部分と接続され、上記動吸振器の上記径方向の外側に位置した第二の部分と、を有する。よって、実施形態のダンパ装置によれば、例えば、動吸振器の径方向外側のスペースが第二の部分の配置に用いられるので、ダンパ装置がより小型化されやすい。
また、上記ダンパ装置では、例えば、上記錘部材は、上記径方向の外側に向けて延びたプレート状の基部を有し、上記基部の外縁に屈曲部が設けられた。よって、実施形態のダンパ装置によれば、例えば、屈曲部によって、錘部材の慣性モーメントがより大きくなりやすい。
また、上記ダンパ装置では、例えば、上記第一の回転体と上記第三の回転体との間に介在し、上記第三の回転体を上記径方向に支持する第一の介在部材と、上記第三の回転体と上記第二の回転体および上記錘部材との間に介在し、上記第二の回転体および上記錘部材を上記径方向に支持する第二の介在部材と、を備える。よって、実施形態のダンパ装置によれば、例えば、第一の介在部材および第二の介在部材によって、第二の回転体や、第三の回転体、錘部材の径方向への移動が抑制されやすい。
また、上記ダンパ装置では、例えば、上記第一の回転体と上記第三の回転体との間に介在し、上記第三の回転体を上記径方向に支持する第一の介在部材と、上記第二の回転体と上記第三の回転体との間に介在し、上記第二の回転体を上記径方向に支持する第二の介在部材と、上記第三の回転体と上記錘部材との間に介在し、上記錘部材を上記径方向に支持する第三の介在部材と、を備える。よって、実施形態のダンパ装置によれば、例えば、第一の介在部材、第二の介在部材、および第三の介在部材によって、第二の回転体や、第三の回転体、錘部材の径方向への移動が抑制されやすい。
また、上記ダンパ装置では、例えば、上記第一の回転体と上記第三の回転体との間に介在し、上記第三の回転体を上記径方向に支持する第一の介在部材と、上記第一の回転体と上記第二の回転体および上記錘部材との間に介在し、上記第二の回転体および上記錘部材を上記径方向に支持する第二の介在部材と、を備える。よって、実施形態のダンパ装置によれば、例えば、第一の介在部材および第二の介在部材によって、第二の回転体や、第三の回転体、錘部材の径方向への移動が抑制されやすい。
図1は、第1実施形態のダンパ装置の一例を模式的に示した図である。 図2は、第1実施形態のダンパ装置の一例を軸方向から見た正面図である。 図3は、第1実施形態のダンパ装置の一例の断面図である。 図4は、第2実施形態のダンパ装置の一例を軸方向から見た正面図(一部断面図)である。 図5は、第3実施形態のダンパ装置の一例の要所断面図である。 図6は、第4実施形態のダンパ装置の一例の要所断面図である。 図7は、第5実施形態のダンパ装置の一例の要所断面図である。 図8は、第6実施形態のダンパ装置の一例の要所断面図である。 図9は、第7実施形態のダンパ装置の一例の一部を示す図であって、軸方向の視線での正面図である。 図10は、第8実施形態のダンパ装置の一例の一部を示す図であって、軸方向の視線での正面図である。 図11は、第9実施形態のダンパ装置の一例の断面図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。なお、以下の例示的な複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が省略される。また、以下に示される実施形態の構成(技術的特徴)、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、あくまで一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成(技術的特徴)によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)を得ることが可能である。
<第1実施形態>
図1に示されるように、本実施形態のダンパ装置1(トルク変動吸収装置)は、一例として、車両の駆動系において、動力源と受動部(従動部)との間に設けられる。詳細には、ダンパ装置1は、動力源の出力軸2(結合対象物)と、受動部の入力軸3(結合対象物)との間に設けられて、出力軸2と入力軸3との間で動力を伝達する。ダンパ装置1は、例えば、出力軸2と入力軸3との間の捩れによって生じるトルク変動や捩り振動を吸収(減衰、抑制)することができる。ダンパ装置1は、出力軸2および入力軸3とともに、動力伝達経路を構成している。動力源は、例えばエンジンやモータ等であり、受動部は、例えば変速機やトランスアクスル等である。なお、動力源としては、エンジンとモータとの両方を備えたハイブリット式のものであってもよい。
ダンパ装置1の回転軸Ax(回転中心、図2,3参照)は、ダンパ装置1に含まれる回転物(回転体4〜6や、弾性部7,8、動吸振器9、ヒステリシス部10)の回転軸である。また、回転軸Axは、出力軸2および入力軸3の回転軸と略一致している。なお、以下の説明では、特に言及しない限り、軸方向は回転軸Axの軸方向、径方向は回転軸Axの径方向、周方向は回転軸Axの周方向を示すものとする。また、以下の詳細な説明では、便宜上、軸方向のエンジン側(図1での左側)を軸方向の一方側とし、軸方向の変速機側(図1での右側)を軸方向の他方側とする。また、図中、軸方向の一方側を矢印Xで示し、径方向の外側を矢印Rで示す。また、以下では、駆動源の駆動力によってダンパ装置1が回転する場合の方向を正回転方向と称し、図中に正回転方向を矢印Fで示す。
ダンパ装置1は、一例として、三つ(複数)の回転体4〜6(質量体、はずみ質量体、慣性体)と、二つ(複数)の弾性部7,8と、動吸振器9と、ヒステリシス部10と、を備える。
回転体4〜6は、動力伝達経路において直列に連結されている。回転体4〜6は、回転軸Ax回りに回転可能である。回転体4は、出力軸2に結合され、出力軸2と一体に回転可能である。すなわち、回転体4には、外部から回転駆動力が入力される。回転体6は、入力軸3に結合され、入力軸3と一体に回転可能である。回転体5は、回転体4と回転体6との間に設けられ、弾性部7,8を介して回転体4,6と連結されている。本実施形態では、一例として、回転体4が第一の回転体に相当し、回転体5が第二の回転体に相当し、回転体6が第三の回転体に相当する。
弾性部7と弾性部8とは直列に連結されている。弾性部7は、回転体4と回転体5との間に介在している。弾性部7は、回転体4と回転体5との相対回転により弾性変形する。弾性部7は、弾性変形によって回転体4と回転体5との間のトルク変動を吸収する。一方、弾性部8は、回転体5と回転体6との間に介在している。弾性部8は、回転体5と回転体6との相対回転により弾性変形する。弾性部8は、弾性変形によって回転体5と回転体6との間のトルク変動を吸収する。本実施形態では、一例として、弾性部7が第一の弾性部に相当し、弾性部8が第二の弾性部に相当する。
動吸振器9は、回転体5に設けられている。動吸振器9は、回転体4(入力軸2)と回転体6(出力軸3)との間に発生する捩り振動を抑制する。
ヒステリシス部10は、回転体5を介して回転体4と回転体6との間に介在している。ヒステリシス部10は、摩擦によるヒステリシストルクによって、回転体4〜6の振動、すなわち出力軸2と入力軸3との間の振動を低減する。
以下、ダンパ装置1の各部を、図2,3を参照して詳細に説明する。なお、図2,3では、一部の部材が省略されている。
回転体4は、軸方向に相互に間隔をあけて位置された一対の壁部4a,4bと、壁部4aと壁部4bとに亘って設けられた亘部4cと、を有している。壁部4a,4bは、回転軸Ax回りに環状に構成され、径方向に沿って広がっている。壁部4bは、壁部4aの軸方向の他方側(図3の右側)に位置している。壁部4bは、壁部4aの外周部を覆っている。亘部4cは、壁部4aの外縁部(径方向外側の端部)と壁部4bの外縁部とに亘って設けられて、回転軸Ax回りに環状に構成されている。壁部4a,4bおよび亘部4cは、例えば、金属材料によって構成されうる。また、本実施形態では、壁部4aがフライホイール(外部回転体)を介して出力軸2に結合されており、回転体4は出力軸2と一体に回転する。
また、回転体4には、壁部4a,4bおよび亘部4cに囲まれた収容室4d(空間)が設けられている。すなわち、収容室4dは、壁部4aと壁部4bとの間に設けられている。この収容室4d内に、弾性部7,8が収容されている。また、壁部4aには、周方向で弾性部7,8と重なる支持部4a1(部分)が設けられている。支持部4a1は、軸方向の他方側の面が突状となるように構成されている。つまり、支持部4a1は、壁部4b(収容室4d内、軸方向の他方側)に向かって突出した形状を有している。また、壁部4bには、周方向で弾性部7,8と重なる支持部4b1(部分)が設けられている。支持部4b1は、軸方向の一方側の面が突状となるように構成されている。つまり、支持部4b1は、壁部4a(収容室4d内、軸方向の一方側)に向かって突出した形状を有している。支持部4a1と支持部4b1とは、軸方向に間隔をあけて、軸方向に重ねられている(対向している)。支持部4a1と支持部4b1とは、それぞれ周方向に間隔をあけて複数(一例として、二つ)設けられている。支持部4a1と支持部4b1とは、支持部4eを構成している。すなわち、本実施形態では、回転体4には、周方向に相互に間隔をあけて位置した複数(一例として、二つ)の支持部4eが設けられている。複数の支持部4eは、収容室4dを、周方向に並べられた複数(一例として、二つ)の収容領域4d1(部分、空間)に区画(分割)している。各収容領域4d1には、弾性部7,8が収容されている。
また、回転体4は、一例として、複数の部品によって構成されている。本実施形態では、回転体4は、プレート21〜23を有する。プレート21は、支持部4a1を含む壁部4aの一部と、亘部4cの一部と、を含む。プレート22は、支持部4b1を含む壁部4bと、亘部4cの一部と、を含む。プレート23は壁部4aの一部を含む。プレート21,22は、それらの外端部が相互に重ねられて、それらの外端部が相互に溶接28等によって結合されている。また、プレート23は、プレート21の軸方向の他方側(図3の右側)でプレート21に重ねられた状態で、リベット等の結合具27によってプレート21に結合(一体化)されている。プレート23は、プレート21よりも小径である。また、プレート21,23は、フライホイールにボルト等の結合具によって共締めされている。このように、本実施形態では、プレート21,23がフライホイールにボルト等の結合具によって共締めされているので、プレート21,23を共締めしない構成に比べて、部品点数を削減しやすい。また、回転体4には、ギヤ25が設けられている。ギヤ25は、プレート21における亘部4cに、例えば溶接29等によって結合されている。ギヤ25は、エンジン用のスタータに連結される。
回転体5は、壁部5aと、壁部5aから径方向外側に突出した突出部5b(支持部)と、壁部5aの軸方向の他方側(図3の右側)に位置した壁部5cと、を有する。壁部5a,5cは、回転軸Ax回りに環状に構成され、径方向に沿って広がっている。壁部5aの外縁部は収容室4d内に位置し、壁部5aの内縁部(径方向内側の端部)は収容室4d外に位置している。突出部5bは、周方向に間隔をあけて複数(一例として二つ)設けられている。突出部5bは、回転体4の収容領域4d1内に位置している。突出部5bは、回転体4の各収容領域4d1に一つずつ入れられている。回転体5は、ヒステリシス部10を介して回転体4,6に連結されている。
また、回転体5は、一例として、複数の部品によって構成されている。本実施形態では、回転体5は、プレート51,52を有する。プレート51は、壁部5aと突出部5bとを含む。また、プレート52は、壁部5cを含む。プレート51,52には、周方向に間隔をあけて複数の開口部51a,52a、および複数の開口部51b,52bが設けられている。開口部51aと開口部52aとは、軸方向に互いに重なり合って設けられ、開口部51bと開口部52bとは、軸方向に互いに重なり合って設けられている。開口部51aおよび開口部52aは、例えば、周方向に沿って延びる長穴として構成されうる。開口部51bおよび開口部52bは、例えば、リベット等の結合具55が貫通する貫通孔として構成されうる。プレート52は、プレート51の軸方向の他方側(図3の右側)でプレート51に重ねられた状態で、結合具55によってプレート51に結合(一体化)されている。
回転体6は、筒部6aと、筒部6aから径方向外側に延出した壁部6bと、壁部6bから軸方向の一方側(図3の左側)に延出した壁部6cと、壁部6cから径方向外側に延出した壁部6dと、を有する。筒部6aおよび壁部6b〜6dは、回転軸Ax回りに環状に構成されている。また、回転体6は、壁部6dの外縁部から径方向外側に突出した突出部6e(支持部)を有している。突出部6eは、周方向に間隔をあけて複数(一例として二つ)設けられている。突出部6eは、回転体4の収容室4d内に位置している。突出部6eは、軸方向で、支持部4a1と支持部4b1との間に位置されている(図3参照)。突出部6eは、支持部4a1と支持部4b1とに、軸方向に間隔をあけて重ねられている。回転体6は、例えば、一つのプレートによって構成されうる。本実施形態では、筒部6aが入力軸3に結合されており、回転体6は、入力軸3と一体に回転する。
また、筒部6aの内周面には、スプライン6a1が設けられている。このスプライン6a1に入力軸3が結合されており、回転体6は、入力軸3と一体に回転する。また、壁部6bには、孔6b1が設けられている。孔6b1は、軸方向に壁部6bを貫通している。孔6b1は、プレート21,23とフライホイールとを結合するボルト等の結合具の通過を許容する。また、この孔6b1の径方向内側に、スプライン6a1が位置している。
また、回転体6と回転体4との間には、スラスト部材26が介在している。スラスト部材26は、壁部6dと壁部4aとの間に介在している。スラスト部材26は、弾性部7,8の径方向内側に位置している。スラスト部材26は、プレート21とプレート23とに亘った段差部に設けられている。具体的に、スラスト部材26は、筒状部26aと、壁部26bと、引掛部26cと、を有する。筒状部26aは、回転軸Axを中心とした円筒状に構成され、プレート23の円筒部23aと壁部6cとに径方向の両側から挟まれている。壁部26bは、筒状部26aの軸方向の一方側(図3の左側)の端部から径方向(R方向)の外側に向けて張り出した(突出した)円環状かつ板状に構成され、プレート21と壁部6dとに軸方向の両側から挟まれている。引掛部26cは、筒状部26aの軸方向の他方側(図3の右側)の端部から径方向(R方向)の内側に向けて突出している。引掛部26cは、円筒部23aに設けられた凹部23b(切欠部)に挿入(係合、嵌合)される。これにより、スラスト部材26と回転体4とが周方向に一体化される。回転体4と一体に回転するスラスト部材26は、回転体6に対して周方向に相対的に摺動可能(スライド可能)である。スラスト部材26と回転体6とが相対的に摺動(回転)することで、スラスト部材26と回転体6との間に摺動抵抗(摩擦抵抗)が発生する。すなわち、スラスト部材26は、回転体4と回転体6とが相対的に回転した場合、摺動抵抗(摩擦抵抗)を発生させる。なお、スラスト部材26は、回転体4に対して周方向に相対的に摺動(回転)してもよいし、回転体4と回転体6とに対して周方向に相対的に摺動(回転)してもよい。また、スラスト部材26は、径方向でも、回転体4と回転体6との間に介在しており、回転体4と回転体6との相対回転を許容する滑り軸受(ブッシュ)として機能する。本実施形態では、スラスト部材26によって、回転体6が軸方向かつ径方向に支持(位置決め、センタリング)されている。スラスト部材26は、第一の介在部材の一例である。
弾性部7は、回転体4と回転体5との間に介在した弾性部材31を有する。回転体4と回転体5との間で、トルク(回転)は、弾性部材31を介して伝達される。回転体5は、弾性部材31が伸縮可能な範囲(所定の角度範囲)内で、回転体4に対して相対的に回転することができる。本実施形態では、弾性部材31(弾性部7)は、周方向に間隔をあけて複数(一例として二つ)設けられている。
弾性部材31は、本実施形態では、一例として、周方向の接線方向に沿って縮む(弾性的に変形する、伸縮する)圧縮ばねとして機能する。弾性部材31は、一例として、コイルスプリングである。詳細には、弾性部材31は、ストレート形状のコイルスプリングを周方向に沿って湾曲させて組み付けたものや、コイルの巻回軸が周方向に沿って湾曲したもの(所謂アークスプリング)である。弾性部材31(コイルスプリング)の巻回軸は周方向の接線方向に略沿っている。本実施形態では、弾性部材31は、収容室4dに収容されており、各収容領域4d1に、弾性部材31が入れられている。各収容領域4d1内の弾性部材31は、支持部4eと、この支持部4eにおける正回転方向(図2の反時計回り方向、F方向)での前方に位置する突出部5bとの間に介在している。収容領域4d1内の弾性部材31は、支持部材32(支持部、保持部、保持部材、シート、リテーナ)に支持されている。支持部材32は、弾性部材31と収容領域4d1の底部4gとの間に設けられている。支持部材32は、一例としては、弾性部材31をより安定的に支持したり、弾性部材31をより安定的に弾性変形させたり(伸縮させたり)、弾性部材31と回転体4との直接的な接触を抑制したり、といった機能を有することができる。支持部材32は、例えば、合成樹脂材料によって構成されている。弾性部材31と収容領域4d1の底部4gとの間に支持部材32が介在しているため、弾性部材31の磨耗が抑制されやすい。
以上のとおり、弾性部材31は、支持部4eと突出部5bとに挟まれている。そして、弾性部材31は、回転体4側の入力トルクと回転体5側の負荷トルクとの差に応じて伸縮する。すなわち、本実施形態では、一例として、回転体4と回転体5との間にトルク変動(トルク差の変動)が生じた場合に、弾性部材31が弾性的に縮むことで、トルク変動に応じた回転エネルギが弾性エネルギに変換されて弾性部材31に一時的に蓄えられる。弾性部材31に一時的に蓄えられた弾性エネルギは、弾性部材31が弾性的に伸びることで、回転エネルギ(トルク)に変換される。
弾性部8は、回転体5と回転体6との間に介在した弾性部材41を有する。回転体5と回転体6との間で、トルク(回転)は、弾性部材41を介して伝達される。回転体6は、弾性部材41が伸縮可能な範囲(所定の角度範囲)内で、回転体5(および回転体4)に対して相対的に回転することができる。本実施形態では、弾性部材41(弾性部8)は、周方向に間隔をあけて複数(一例として二つ)設けられている。また、本実施形態では、弾性部7と弾性部8とは、周方向に沿って一列に配置されている。また、弾性部7と弾性部8とは、周方向で交互に位置している。
弾性部材41は、本実施形態では、一例として、周方向の接線方向に沿って縮む(弾性的に変形する、伸縮する)圧縮ばねとして機能する。弾性部材41は、一例として、コイルスプリングである。詳細には、弾性部材41は、弾性部材31と同様に、ストレート形状のコイルスプリングを周方向に沿って湾曲させて組み付けたものや、コイルの巻回軸が周方向に沿って湾曲したもの(所謂アークスプリング)である。弾性部材41(コイルスプリング)の巻回軸は周方向の接線方向に略沿っている。本実施形態では、弾性部材41は、収容室4dに収容されており、各収容領域4d1に、弾性部材41が入れられている。各収容領域4d1内の弾性部材41は、突出部5bと、この突出部5bにおける正回転方向(図2の反時計回り方向、F方向)での前方に位置する突出部6eとの間に介在している。すなわち、各収容領域4d1内の弾性部材41は、該収容領域4d1内に位置した突出部5bと該収容領域4d1内に位置した突出部6eとの間に介在している。弾性部材41は、各収容領域4d1の底部4gに設けられた支持部材32によって弾性部材31とともに支持されている。よって、支持部材32は、弾性部材41をより安定的に支持したり、弾性部材41をより安定的に弾性変形させたり(伸縮させたり)、弾性部材41と回転体4との直接的な接触を抑制したり、といった機能を有することができる。弾性部材41と収容領域4d1の底部4gとの間に支持部材32が介在しているため、弾性部材41の磨耗が抑制されやすい。なお、弾性部材31,41は、外形が扁平状の扁平スプリング等であってもよい。また、弾性部7,8は、弾性部材31,41を一つだけ有した構成であってもよい。
以上のとおり、弾性部材41は、突出部5bと突出部6eとに挟まれている。そして、弾性部材41は、回転体5側の入力トルクと回転体6側の負荷トルクとの差に応じて伸縮する。すなわち、本実施形態では、一例として、回転体5と回転体6との間にトルク変動(トルク差の変動)が生じた場合に、弾性部材41が弾性的に縮むことで、トルク変動に応じた回転エネルギが弾性エネルギに変換されて弾性部材41に一時的に蓄えられる。弾性部材41に一時的に蓄えられた弾性エネルギは、弾性部材41が弾性的に伸びることで、回転エネルギ(トルク)に変換される。
ヒステリシス部10は、回転体5の壁部5aを挟んだ一対のスラスト部材57,58と、スラスト部材58を付勢する弾性部材59と、を有している。
スラスト部材57,58は、回転軸Ax回りの環状に構成されている。スラスト部材57,58は、径方向で弾性部材31,41(弾性部7,8)の内側に位置している。スラスト部材57は、回転体4と回転体5との間に介在している。スラスト部材57は、回転体4の壁部4bに結合されて、回転体4と一体に回転する。すなわち、スラスト部材57は、回転軸Ax回りに回転可能に設けられている。一方、スラスト部材58は、回転体5と回転体6との間に介在している。スラスト部材58は、回転体6の壁部6dに結合されて、回転体6と一体に回転する。すなわち、スラスト部材58は、回転軸Ax回りに回転可能に設けられている。また、スラスト部材58は、軸方向に移動可能に壁部6dに結合されている。弾性部材59は、一例として、皿ばねである。弾性部材59は、回転体6の壁部6dとスラスト部材58との間に介在している。弾性部材59は、壁部6dに支持されて、回転体6と一体に回転する。弾性部材59は、弾性力によってスラスト部材58を壁部5a(スラスト部材57)に向けて付勢している。この弾性部材59の弾性力によって、一対のスラスト部材57,58が、回転体5に圧接している。このとき、一対のスラスト部材57,58は、回転体5に対して周方向に相対的に摺動可能である。ヒステリシス部10は、一対のスラスト部材57,58と回転体5との間に発生する摺動抵抗による摺動トルク(摩擦トルク、ヒステリシストルク)によって、回転体4〜6の振動を低減する。また、弾性部材59は、回転体6の壁部6dをスラスト部材26に押し付けている。すなわち、弾性部材59は、壁部6d(回転体6)とスラスト部材26(回転体4)との間に摺動抵抗(摩擦抵抗)を与える皿ばねとしても機能する。
動吸振器9は、図1,3に示されるように、錘部材91と、弾性部92(第三の弾性部)と、を有する。
錘部材91は、筒状部91aと、壁部91bと、壁部91cと、を有する。筒状部91aは、回転軸Axを中心とする円筒状に構成され、壁部5cの径方向の外側に位置されている。壁部91bは、筒状部91aから径方向の外側に向けて張り出し(突出し)、回転軸Axと交叉して(例えば、略直交して)広がった円環状かつ板状に構成されている。壁部91bは、筒状部91aの軸方向の他方側(図3では右側)の端部に設けられ、壁部4bの軸方向の他方側(図3では右側)で当該壁部4bと軸方向に重なっている。壁部91cは、筒状部91aから径方向の内側に向けて張り出し(突出し)、回転軸Axと交叉して(例えば、略直交して)広がった円環状かつ板状に構成されている。壁部91cは、筒状部91aの軸方向の一方側(図3では左側)の端部に設けられ、壁部5aと壁部5cとの間に位置されている。また、壁部91cには、周方向に間隔をあけて複数の開口部91d、および複数の開口部91eが設けられている。開口部91dおよび開口部91eは、例えば、周方向に沿って延びる長穴として構成されうる。開口部91dは、第二の回転体5の開口部51aおよび開口部52aと軸方向に重なり合っている。一方、開口部91eは、第二の回転体5の開口部51bおよび開口部52bと軸方向に重なり合っている。本実施形態では、錘部材91は、一つのプレートによって構成されている。錘部材91は、慣性体(質量体)として機能することができる。
弾性部92は、錘部材91と回転体5との間に介在した弾性部材92aを有する。弾性部材92aは、互いに軸方向に重なり合った開口部51a,52a,91d内に収容されている。回転体5と錘部材91との間で、トルク(回転)は、弾性部材92aを介して伝達される。錘部材91は、弾性部材92aが伸縮可能な範囲(所定の角度範囲)内で、回転体5に対して相対的に回転することができる。本実施形態では、弾性部材92a(弾性部92)は、周方向に間隔をあけて複数(一例として四つ)設けられている。
弾性部材92aは、本実施形態では、一例として、周方向の接線方向に沿って縮む(弾性的に変形する、伸縮する)圧縮ばねとして機能する。弾性部材92aは、一例として、コイルスプリングである。詳細には、弾性部材92aは、スプリングの巻回軸が直線状である所謂ストレート形状のコイルスプリングである。弾性部材92a(コイルスプリング)の巻回軸は周方向の接線方向に略沿っている。また、弾性部材92aは、一対の支持部材92b(支持部、保持部、保持部材、シート、リテーナ、図2参照)に周方向で挟まれて、支持部材92bに支持されている。支持部材92bは、一例としては、弾性部材92aをより安定的に支持したり、弾性部材92aをより安定的に弾性変形させたり(伸縮させたり)、弾性部材92aと回転体5および錘部材91との直接的な接触を抑制したり、といった機能を有することができる。支持部材92bは、開口部51a,52aおよび開口部91dの縁部に支持されている。支持部材92bは、一例として、合成樹脂材料によって構成されている。ここで、本実施形態では、一例として、弾性部92を構成する弾性部材92aおよび支持部材92bが、弾性部7,8の径方向(R方向)の内側(回転軸Ax側)に位置されている。よって、本実施形態によれば、弾性部92が弾性部7や弾性部8と軸方向(X方向)に並べられた構成と比べて、ダンパ装置1が軸方向に小型化されやすい。また、支持部材92bがより回転軸Ax側に位置されているため、支持部材92bが弾性部7,8の径方向の外側に設けられる場合と比べて、支持部材92bと回転体5、および支持部材92bと錘部材91との摺動による摺動トルク(摩擦トルク、ヒステリシストルク)が減りやすい。よって、例えば、動吸振器9の機能が阻害されにくく、かつ、支持部材92bと回転体5あるいは錘部材91との摺動による摩耗も抑制されやすい。
以上のとおり、弾性部材92aおよび支持部材92bは、開口部51a,52aの周方向両側の縁部と開口部91dの周方向両側の縁部とに挟まれている。そして、回転体5の開口部51a,52aの周方向の一方側の縁部と、錘部材91の開口部91dの周方向の他方側の縁部とが互いに近付く方向に相対的に回動すると、それら縁部によって弾性部材92aが弾性的に縮む。逆に、開口部51a,52a,91d内で弾性的に縮んだ状態で、回転体5の開口部51a,52aの周方向の一方側の縁部と錘部材91の開口部91dの周方向の他方側の縁部とが互いに遠ざかる方向に相対的に回動すると、弾性部材92aは弾性的に伸びる。このように、本実施形態では、錘部材91が弾性部材92a(弾性部92)を介して回転体5と連結されることで、動吸振器9(ダイナミックダンパ)が構成されている。動吸振器9は、弾性部材92aの伸縮によって回転体4(入力軸2)と回転体6(出力軸3)との間に発生する捩り振動を吸収することができる。
また、本実施形態では、開口部91e(長穴)には、壁部5aと壁部5cとを結合するリベット等の結合具55が周方向に移動可能(スライド可能)な状態で入れられている(挿入されている)。錘部材91は、回転体5との相対回転(相対移動)により結合具55が開口部91eの縁部に引っ掛かることで、回転体5と一体的に回転する。すなわち、開口部91eの縁部と結合具55とによって、錘部材91と回転体5との相対回転角度(回動量)が規定されている。よって、本実施形態によれば、例えば、弾性部材92aの圧縮量を制限することができる。よって、例えば、弾性部材92aの圧縮量が規定値(許容値)を超えることを抑制でき、弾性部材92aの耐久性の低下が抑制されやすい。
また、本実施形態では、収容室4d内にグリース(図示せず)が入れられている。収容室内4d内に収容された部材(弾性部材31,41、支持部材32等)は、少なくともそれらの外縁部がグリースに浸かっている。これにより、収容室内4d内に収容された部材(弾性部材31,41、支持部材32等)と、収容室4dを規定する壁部4a,4bおよび亘部4cとが直接接触するのが抑制されるので、収容室内4d内に収容された部材(弾性部材31,41、支持部材32等)や壁部4a,4bおよび亘部4cの摩耗が抑制される。また、グリースは、粘性によって収容室4d内に留まることが可能である。これにより、収容室4d外へのグリースの漏出が抑制される。また、本実施形態では、収容室4dにおける内周側の開口部(壁部4aと壁部4bとの間)が、スラスト部材26,57,58によって閉じられている(シールされている)。これにより、例えば、大きな衝撃力がダンパ装置1に加わった場合でも、収容室4d外へのグリースの漏出が抑制されうる。
また、本実施形態では、回転体5と回転体6および錘部材91との間には、介在部材71,72が設けられている。介在部材71は、筒状部71aと、壁部71bと、を有する。筒状部71aは、回転軸Axを中心とする円筒状に構成され、壁部5cおよび壁部6cと接触した状態で設けられている。壁部71bは、筒状部60aから径方向の外側に向けて張り出した(突出した)円環状かつ板状に構成されている。壁部71bは、壁部5aと壁部91cとの間に位置され、壁部5aと接触している。また、壁部71bと壁部91cとの間には隙間が設けられている。介在部材72は、壁部5cと壁部91cとの間に位置された円環状の壁部72aを有する。壁部72aと壁部91cおよび壁部5cとの間には、それぞれ、隙間が設けられている。本実施形態では、介在部材71によって、壁部5aおよび壁部5c(回転体5)の軸方向の位置が規定されている。また、介在部材71によって、回転体5および錘部材91が径方向に支持(位置決め、センタリング)されている。すなわち、介在部材71は、壁部5aと壁部5cとが軸方向に互いに近づく方向に移動する(倒れる)のを抑制するとともに、回転体5および錘部材91が径方向に移動する(がたつく)のを抑制することができる。さらに、介在部材71および介在部材72によって、錘部材91の軸方向への移動(倒れ)が抑制されている。介在部材71,72は、例えば、合成樹脂材料で構成されている。介在部材71は、第二の介在部材の一例である。
以上説明したように、本実施形態では、例えば、動吸振器9の弾性部92(第三の弾性部)が、弾性部7および弾性部8の径方向(R方向)の内側に位置されている。よって、本実施形態によれば、例えば、弾性部92が弾性部7や弾性部8と軸方向(X方向)に並べられた構成と比べて、ダンパ装置1が軸方向に小型化されやすい。また、支持部材92bがより回転軸Ax側に位置されているため、支持部材92bが弾性部7,8の径方向の外側に設けられる場合と比べて、支持部材92bと回転体5、および支持部材92bと錘部材91との摺動による摺動トルクが低減されやすい。よって、例えば、動吸振器9の機能が阻害されにくく、かつ、支持部材92bと回転体5あるいは錘部材91との摺動による摩耗も抑制されやすい。
また、本実施形態では、例えば、回転体4と回転体6との間に介在し、回転体6を径方向に支持するスラスト部材26(第一の介在部材)と、回転体6と回転体5および錘部材91との間に介在し、回転体5および錘部材91を径方向に支持する介在部材71(第二の介在部材)と、を備える。よって、本実施形態によれば、例えば、回転体5,6や、錘部材91の径方向への移動を抑制することができる。よって、例えば、弾性部材92aの径方向のスペースが確保されやすくなり、弾性部材92aがより径方向に大きなコイルスプリングで構成されうる。これにより、動吸振器9の性能(捩り振動を抑制する効果)が高まりやすい。
なお、本実施形態では、収容室4dが回転体4(第一の回転体)に設けられた例を説明したが、これに限るものではなく、収容室4dは、回転体6(第三の回転体)に設けられてもよい。この場合、回転体4の構成と回転体6の構成を相互に置き換えればよい。別の観点から説明すると、回転体6を出力軸2に結合し、回転体4を出力軸3に結合させる構成とすればよい。この場合、回転体6が第一の回転体に相当し、回転体4が第三の回転体に相当する。
また、本実施形態では、ヒステリシス部10の弾性部材59が、スラスト部材58と回転体6との間に設けられた例を説明したが、これに限るものではない。弾性部材59は、スラスト部材57と回転体4との間や、スラスト部材57と回転体5との間、スラスト部材58と回転体5との間に設けられてよい。すなわち、弾性部材59は、回転体4および回転体5のいずれかとスラスト部材57とを相互に押し付け、回転体5および回転体6のいずれかとスラスト部材58とを相互に押し付けるように設けられていればよい。また、スラスト部材57は、回転体4と回転体5とのいずれかと相対回転して、回転体4と回転体5とのいずれかとの間で摺動抵抗(摩擦抵抗)を発生させるように設けられてよい。また、スラスト部材58は、回転体5と回転体6とのいずれかと相対回転して、回転体5と回転体6とのいずれかとの間で摺動抵抗(摩擦抵抗)を発生させるように設けられてよい。
<第2実施形態>
図4に示される実施形態にかかるダンパ装置1Aは、上記第1実施形態のダンパ装置1と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、図4に示されるように、弾性部7Aは、回転体4と回転体5との間に介在した複数の弾性部材34を有する。複数の弾性部材34は、周方向で直列に連結されている。弾性部材34は、本実施形態では、一例として、スプリングの巻回軸が直線状である所謂ストレート形状のコイルスプリングである。弾性部材34(コイルスプリング)の巻回軸は周方向の接線方向に略沿っている。また、弾性部材34は、二つのコイル部34a,34bを有した二重構造のスプリングである。コイル部34bは、コイル部34aの内側に位置している。本実施形態では、弾性部材34は、収容室4dに収容されており、各収容領域4d1に、複数(一例として三つ)の弾性部材34が入れられている。各収容領域4d1内の複数の弾性部材34は、支持部4eと、この支持部4eにおける正回転方向での前方に位置する突出部5bとの間に介在している。収容領域4d1内の複数の弾性部材34は、支持部材35(支持部、保持部、保持部材、シート、リテーナ)を介して周方向に直列に連結されている。また、収容領域4d1内で直列に連結された複数の弾性部材34は、一対の支持部材36に周方向で挟まれて、支持部材36に支持されている。支持部材35,36は、一例としては、弾性部材34をより安定的に支持したり、弾性部材34をより安定的に弾性変形させたり(伸縮させたり)、弾性部材34と回転体4,5との直接的な接触を抑制したり、といった機能を有することができる。支持部材35,36は、収容室4d内を周方向に沿って移動可能に、回転体4に支持されている。支持部材35,36は、一例として、合成樹脂材料によって構成されている。弾性部材34および支持部材35,36は、支持部4eと突出部5bとに挟まれている。
また、本実施形態では、弾性部8Aは、回転体5と回転体6との間に介在した複数の弾性部材44を有する。複数の弾性部材44は、周方向で直列に連結されている。本実施形態では、弾性部7Aと弾性部8Aとは、周方向に沿って一列に配置されている。また、弾性部7Aと弾性部8Aとは、周方向で交互に位置している。弾性部材44は、弾性部材34と同様に、ストレート形状のコイルスプリングである。また、弾性部材44は、二つのコイル部44a,44bを有した二重構造のスプリングである。本実施形態では、弾性部材44は、収容室4dに収容されており、各収容領域4d1に、複数(一例として二つ)の弾性部材44が入れられている。各収容領域4d1内の複数の弾性部材44は、突出部5bと、この突出部5bにおける正回転方向での前方に位置する突出部6eとの間に介在している。収容領域4d1内の複数の弾性部材44は、支持部材45を介して周方向に直列に連結されている。また、収容領域4d1内で直列に連結された複数の弾性部材44は、一対の支持部材46(支持部、保持部、保持部材、シート、リテーナ)に周方向で挟まれて、支持部材46に支持されている。本実施形態では、一例として、弾性部材44および支持部材45,46の構成は、それぞれ弾性部材34および支持部材35,36と同じである。
以上のように、本実施形態では、弾性部7Aおよび弾性部8Aのうち少なくとも一方(本実施形態では、一例として両方)は、回転軸Axの周方向で直列に連結された複数の弾性部材34,44を有する。よって、本実施形態によれば、例えば、弾性部材34,44として、スプリングの巻回軸が直線状である所謂ストレート形状のコイルスプリングを用いやすい。よって、弾性部材34,44として、ストレート形状のコイルスプリングを湾曲させたものや、コイルの巻回軸が周方向に沿って湾曲したものを用いる構成と比べて、より簡素な構成のダンパ装置1Aが得られやすい。
なお、本実施形態では、弾性部7Aのばね定数は、直列結合された複数(本実施形態では三つ)の弾性部材34のばね定数の合成によって得られ、弾性部8Aのばね定数は、直列結合された複数(本実施形態では二つ)の弾性部材44のばね定数の合成によって得られる。
<第3実施形態>
図5に示される実施形態にかかるダンパ装置1Bは、上記第1実施形態のダンパ装置1と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、図5に示されるように、回転体6Aは、軸方向に相互に間隔をあけて位置された一対の壁部6g,6hと、壁部6gと壁部6hとに亘って設けられた亘部6iと、を有している。壁部6g,6hは、回転軸Ax回りに環状に構成され、径方向に沿って広がっている。壁部6hは、壁部6gの軸方向の他方側(図5の右側)に位置している。亘部6iは、壁部6gの内縁部(径方向内側の端部)と壁部6hの内縁部とに亘って設けられ、回転軸Ax回りに環状に構成されている。壁部6g,6hおよび亘部6iは、例えば、金属材料によって構成されうる。また、回転体6Aは、一例として、プレート61,62を有する。プレート61は、壁部6gの一部と亘部6iの一部とを含む。プレート62は、壁部6hと亘部6iの一部とを含む。プレート62は、プレート61の軸方向の他方側(図5の右側)でプレート61に重ねられた状態で、リベット等の結合具63によってプレート61に結合(一体化)されている。また、プレート61(回転体6A)は、ベアリング65を介してプレート23(回転体4)に回転可能に支持されている。
本実施形態によれば、回転体6Aが、回転軸Axから離れて位置され軸方向に並んだ壁部6gおよび壁部6hを有するため、回転体6Aの慣性モーメントがより大きくなりやすい。なお、壁部6h(回転体6A)は、例えば、クラッチディスクC(図5参照)と係合するフライホイールとして機能することもできる。この場合、ダンパ装置1BとクラッチディスクCとによってフライホイールダンパが構成され、マニュアル変速機に連結することができる。
<第4実施形態>
図6に示される実施形態にかかるダンパ装置1Cは、上記第1実施形態のダンパ装置1と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、図6に示されるように、回転体4の収容室4dに、弾性部7と弾性部8とともに、動吸振器9が収容されている。
また、本実施形態では、回転体6は、筒部6aと、壁部6bと、突出部6e(第二の部分)と、を有する。本実施形態の壁部6bは、筒部6aから径方向外側に延出して、収容室4d内に入っている。壁部6bは、回転軸Ax回りに環状に構成されている。この壁部6bの外縁部に突出部6eが接続されている。壁部6bは、軸方向(X方向)で動吸振器9と並べられた部分6b2(第一の部分)を含む。また、突出部6eは、動吸振器9の径方向の外側に位置している。壁部6bの部分6b2と壁部4aとの間に動吸振器9が位置している。動吸振器9と、壁部6bおよび壁部4aとの間には隙間が設けられている。
また、本実施形態では、動吸振器9の錘部材91と弾性部92とが、弾性部7,8の径方向(R方向)の内側に位置されている。錘部材91は、軸方向に相互に間隔をあけて位置した一対の壁部91g,91hと、錘部91iと、を有する。壁部91g,91hおよび錘部91iは、回転軸Ax回りに環状に構成されている。壁部91hは、壁部91gの軸方向の他方側(図6の右側)に位置し、錘部91iは、壁部91gの軸方向の一方側(図6の左側)に位置している。壁部91g,91hおよび錘部91iは、例えば、金属材料によって構成されうる。また、錘部材91は、壁部91g,91hおよび錘部91iを構成するプレート95〜97を有する。プレート95〜97には、それぞれ、周方向に間隔をあけて複数の開口部95a〜97aが設けられている。開口部95a〜97aは、第二の回転体5の開口部51bと軸方向に重なり合っている。そして、本実施形態では、例えば、開口部51bが、周方向に沿って延びる長穴として構成されうる。開口部51b(長穴)には、プレート95とプレート96とプレート97とを結合するリベット等の結合具98が周方向に移動可能(スライド可能)な状態で入れられている(挿入されている)。錘部材91は、回転体5との相対回転(相対移動)により結合具98が開口部51bの縁部に引っ掛かることで、回転体5と一体的に回転する。すなわち、開口部51bの縁部と結合具98とによって、錘部材91と回転体5との相対回転角度(回動量)が規定されている。
また、本実施形態では、回転体5は、介在部材71Aを介してプレート23(回転体4)に回転可能に支持されている。また、回転体5は、介在部材71Aによって、径方向に位置決めされている(センタリングされている)。介在部材71Aは、壁部91gと壁部91hとに亘って設けられている。よって、壁部91gと壁部91hとが軸方向に互いに近づく方向に動作する(倒れる)のを抑制することができる。さらに、壁部91gと壁部5aとの間に位置された壁部71b(介在部材71A)、および壁部91hと壁部5aとの間に位置された壁部72a(介在部材72)によって、回転体5の軸方向への動作(倒れ)を抑制することができる。
また、本実施形態では、ヒステリス部10は、回転体5を介さずに、回転体4と回転体6との間に設けられている。本実施形態では、スラスト部材57は、壁部4a(プレート23)と壁部6bとの間に設けられている。スラスト部材57は、介在部材71Aの径方向内側に位置している。また、スラスト部材58は、壁部4bと壁部6bとの間に設けられている。また、弾性部材59は、壁部4bとスラスト部材58との間に介在し、スラスト部材58を壁部6b(スラスト部材57)に向けて付勢している。
また、本実施形態では、収容室4dは、プレート23、介在部材71A、スラスト部材57およびスラスト部材58によって閉じられている(シールされている)。すなわち、プレート23、介在部材71A、スラスト部材57およびスラスト部材58は、シール部を構成している。
以上のように、本実施形態では、動吸振器9の錘部材91と弾性部92(第三の弾性部)とが、弾性部7(第一の弾性部)および弾性部8(第二の弾性部)の径方向(R方向)の内側に位置されている。よって、本実施形態によれば、例えば、錘部材91が弾性部7や弾性部8と軸方向(X方向)に並べられた構成と比べて、ダンパ装置1Cが軸方向により一層小型化されやすい。
また、本実施形態では、回転体4には、弾性部7と弾性部8と動吸振器9とを収容した収容室4dが設けられている。よって、本実施形態によれば、例えば、弾性部7と弾性部8と動吸振器9とがそれぞれ別の収容室に収容された構成と比べて、弾性部7と弾性部8と動吸振器9とが集約して配置されやすい。よって、例えば、弾性部7と弾性部8と動吸振器9との配置スペースが小さくなりやすい。
また、本実施形態では、回転体6は、軸方向で動吸振器9と並べられた部分6b2(第一の部分)と、この部分6b2と接続され、動吸振器9の径方向の外側に位置した突出部6e(第二の部分)と、を有する。よって、本実施形態によれば、例えば、動吸振器9の径方向外側のスペースが突出部6eの配置に用いられるので、ダンパ装置1Cがより小型化されやすい。
<第5実施形態>
図7に示される実施形態にかかるダンパ装置1Dは、上記第1実施形態のダンパ装置1と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、図7に示されるように、壁部91bの径方向の外側の端部91g(外縁、外縁部、外周部)に、屈曲部91dが設けられている。具体的には、屈曲部91dは、壁部91bの端部91gから回転軸Ax側に向けて湾曲されている(折り返されている)。また、屈曲部91dは、壁部91b(錘部材91A)と壁部4b(第一の回転体4)との間に形成された空間部Sに位置されている。空間部Sは、例えば、壁部4a(プレート21)の外縁と壁部4b(プレート22)の外縁とをプレスした際に形成される凹部(デッドスペース)である。本実施形態では、筒状部91a、壁部91b,91cおよび屈曲部91dによって、錘部材91Aの基部91eが構成されている。
また、本実施形態では、回転体5と回転体6との間には、スラスト部材58Aが設けられている。スラスト部材58Aは、壁部5aの段差部5fと壁部6dの段差部6fとの間に設けられている。段差部5fおよび段差部6fは、径方向に間隔をあけて互いに対向している。スラスト部材58Aは、筒状部58aと、壁部58bと、を有する。筒状部58aは、回転軸Axを中心とした円筒状に構成され、段差部5fと段差部6fとに径方向の両側から挟まれている。壁部58bは、筒状部58aの軸方向の一方側(図7の左側)の端部から径方向(R方向)の外側に向けて張り出した(突出した)円環状かつ板状に構成され、壁部5aと壁部6dとに軸方向の両側から挟まれている。本実施形態では、このような断面略L字状のスラスト部材58Aによって、回転体5が軸方向かつ径方向に支持(位置決め、センタリング)されている。スラスト部材58Aは、第二の介在部材の一例である。
また、本実施形態では、回転体6と錘部材91Aとの間には、介在部材71Bが設けられている。介在部材71Bは、上記第1実施形態と同様に、筒状部71aと、壁部71bと、を有する。筒状部71aは、壁部6cと壁部91cとの間に位置され、当該壁部6cおよび壁部91cに径方向の両側から挟まれている。一方、壁部71bは、筒状部71aの軸方向の一方側(図7の左側)の端部から径方向(R方向)の外側に向けて突出している。壁部71bは、壁部5aと壁部91cとの間に位置され、当該壁部5aおよび壁部91cに軸方向の両側から挟まれている。このように、本実施形態では、回転体5の内縁部に介在部材71Bが位置されていない。回転体5の内縁部は、回転体6の壁部6cと対向している。壁部5cと壁部91cとの間には、上記第1実施形態と同様に、介在部材72が設けられている。本実施形態では、介在部材71Bによって、錘部材91Aが軸方向かつ径方向に支持(位置決め、センタリング)されている。介在部材71Bは、第三の介在部材の一例である。
以上のように、本実施形態では、錘部材91Aは、径方向(R方向)の外側に向けて延びたプレート状の基部91eを有し、基部91eの径方向の外側の端部91g(外縁)に屈曲部91dが設けられている。よって、本実施形態によれば、例えば、屈曲部91dによって、錘部材91Aの慣性モーメントがより大きくなりやすい。また、屈曲部91dが、壁部91bと壁部4bとの間に形成された空間部S(凹部、デッドスペース)に位置されているため、ダンパ装置1Dが軸方向により小型(より薄く)に構成されうる。
また、本実施形態では、回転体4と回転体6との間に介在し回転体6を径方向に支持するスラスト部材26(第一の介在部材)と、回転体5と回転体6との間に介在し回転体5を径方向に支持するスラスト部材58Aと、回転体6と錘部材91Aとの間に介在し錘部材91Aを径方向に支持する介在部材71B(第三の介在部材)と、を備える。よって、本実施形態によれば、例えば、回転体5,6や、錘部材91Aの径方向への移動を抑制することができる。よって、例えば、弾性部材92aの径方向のスペースが確保されやすくなり、弾性部材92aがより径方向に大きなコイルスプリングで構成されうる。これにより、動吸振器9の性能(捩り振動を抑制する効果)が高まりやすい。
<第6実施形態>
図8に示される実施形態にかかるダンパ装置1Eは、上記第1実施形態のダンパ装置1と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、図8に示されるように、スラスト部材57Aが、回転体4と回転体5および錘部材91Aとの間に介在している。スラスト部材57Aは、円筒状の筒状部57aと、筒状部57aから径方向(R方向)の外側に向けて突出した円環状かつ板状の壁部57bと、を有する。壁部57bは、壁部4bと壁部5aとの間に位置され、当該壁部4bおよび壁部5aに軸方向の両側から挟まれている。筒状部57aは、壁部5aの段差部5gと筒状部91aとに亘って設けられている。そして、筒状部57aは、壁部4bと段差部5gおよび筒状部91aに径方向の両側から挟まれている。本実施形態では、このようなスラスト部材57Aによって、回転体5および筒状部91aが径方向に支持(位置決め、センタリング)されている。また、筒状部57aは、段差部5gおよび筒状部91aの径方向の外側で、当該段差部5gおよび筒状部91aと対向している。壁部5a(回転体5)の内縁部および壁部91c(錘部材91A)の内縁部は、回転体6の壁部6cと対向している。本実施形態では、スラスト部材57Aは、第二の介在部材の一例である。
以上のように、本実施形態では、回転体4と回転体6との間に介在し、回転体6を径方向に支持するスラスト部材26(第一の介在部材)と、回転体4と回転体5および錘部材91Aとの間に介在し、回転体5および錘部材91Aを径方向に支持するスラスト部材57A(第二の介在部材)と、を備える。よって、本実施形態によれば、例えば、回転体5,6や、錘部材91Aの径方向への移動を抑制することができる。
<第7実施形態>
図9に示される実施形態にかかるダンパ装置1Fは、上記第2実施形態のダンパ装置1Aと同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第2実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、図9に示されるように、回転体5の突出部5bの径方向の外側の端部に、二つの延出部5gが設けられている。二つの延出部5gは、突出部5bの径方向の外側の端部から、周方向に沿って、相互に反対方向に延出している。延出部5gは、回転体4の亘部4cと支持部材36,46との間に位置している。支持部材36,46は、壁部5aと突出部5bと延出部5gとによって支持される。
<第8実施形態>
図10に示される実施形態にかかるダンパ装置1Gは、上記第2実施形態のダンパ装置1Aと同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第2実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、図10に示されるように、回転体5の突出部5bの径方向の外側の端部に、二つの延出部5gが設けられている。二つの延出部5gは、上記第7実施形態と同様に、突出部5bの径方向の外側の端部から、周方向に沿って、相互に反対方向に延出している。また、本実施形態では、支持部材36,46(図2参照)が設けられていない。すなわち、突出部5bに弾性部材34,44が当接している。延出部5gは、回転体4の亘部4cと弾性部材34,44との間に位置している。
<第9実施形態>
図11に示される実施形態にかかるダンパ装置1Hは、上記第1実施形態のダンパ装置1Aと同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、図11に示されるように、ダンパ装置1H(ロックアップダンパ)は、トルクコンバータ100に設けられている。
トルクコンバータ100は、回転軸Ax回りに回転可能な筐体101を備えている。筐体101の内部には、ポンプインペラ102と、タービンランナ103と、ステータ104と、ダンパ装置1Hと、が収容されている。また、筐体101の内部には、作動流体(油)が入れられている。すなわち、本実施形態では、ダンパ装置1Hが作動流体に浸されている。ポンプインペラ102は、筐体101に結合され、筐体101と一体に回転する。タービンランナ103は、タービンハブ105を介して、軸106に結合され、軸106と一体に回転する。軸106のトルク(回転)は、変速機に伝達される。また、ポンプインペラ102とタービンランナ103との間に、ステータ104が介在している。
トルクコンバータ100では、動力源からのトルクが筐体101に伝達され、筐体101とポンプインペラ102とが一体に回転する。ポンプインペラ102のトルクは、作動流体を介して、タービンランナ103に伝達され、タービンランナ103が回転する。タービンランナ103が回転することで、タービンハブ105および軸106がタービンランナ103と一体に回転する。
ダンパ装置1Hは、上記各実施形態のダンパ装置1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1Gと同様に、回転体4〜6や、弾性部7,8(図11では、弾性部8は図示されず)、および動吸振器9等を備えている。
回転体4(ロックアップピストン)は、筐体101の軸方向の一方側の壁部101aと対向している。回転体4の壁部101a側の面には、摩擦部材107が設けられている。回転体4(ロックアップピストン)は、摩擦部材107が壁部101aから離れた位置と、摩擦部材107が壁部101aと接触した位置との間で、軸方向に移動可能に設けられている。また、回転体6は、タービンランナ103およびタービンハブ105と結合されて、タービンランナ103およびタービンハブ105と一体に回転する。
トルクコンバータ100では、動力源から筐体101にトルクが伝達されていない場合、摩擦部材107が壁部101aから離間している。動力源から筐体101にトルクが伝達されることで、ポンプインペラ102が回転し始め、ポンプインペラ102の回転速度が速くなると、タービンランナ103が回転し始める。このとき、ポンプインペラ102からタービンランナ103へのトルクが作動流体を介して行われるので、トルクの伝達損失が発生する。このため、摩擦部材107が壁部101aから離間した状態では、タービンランナ103の回転速度は、ポンプインペラ102の回転速度よりも遅い。
トルクコンバータ100では、タービンランナ103の回転速度が規定の回転速度を超えた場合、回転体4と壁部101aとの間の作動流体が排出され、回転体4の壁部101a側の作動流体の圧力と、回転体4の壁部101aとは反対側(タービンランナ103側)の作動流体の圧力と、の間に差圧が生じる。この差圧によって、回転体4が壁部101aに向かって移動し、摩擦部材107が壁部101aに押し付けられ、筐体101のトルクが回転体4に伝達される。これにより、回転体4が筐体101と一体に回転し、筐体101のトルクが、ダンパ装置1Hを介してタービンランナ103に直接伝達される。よって、駆動源のトルクが高効率でタービンランナ103に伝達されることになる。摩擦部材107が壁部101aに押し付けられる際に、筐体101とタービンランナ103との速度差によって生じるトルク変動(衝撃トルク)は、ダンパ装置1Hの弾性部7,8によって吸収される。
1,1A〜1H…ダンパ装置、4…回転体(第一の回転体)、4d…収容室、5…回転体(第二の回転体)、6…回転体(第三の回転体)、6b2…部分(第一の部分)、6e…突出部(第二の部分)、7…弾性部(第一の弾性部)、8…弾性部(第二の弾性部)、9…動吸振器、26…スラスト部材(第一の介在部材)、31,41…弾性部材、57,58…スラスト部材、57A,58A…スラスト部材(第二の介在部材)、71…介在部材(第二の介在部材)、71B…介在部材(第三の介在部材)、91,91A…錘部材、92…弾性部(第三の弾性部)、Ax…回転軸、F…周方向、R…径方向、X…軸方向。

Claims (9)

  1. 回転軸回りに回転可能な第一の回転体と、
    前記回転軸回りに回転可能な第二の回転体と、
    前記第一の回転体と前記第二の回転体との間に介在し、前記第一の回転体と前記第二の回転体との相対回転により弾性変形する第一の弾性部と、
    前記回転軸回りに回転可能な第三の回転体と、
    前記第二の回転体と前記第三の回転体との間に介在し、前記第二の回転体と前記第三の回転体との相対回転により弾性変形する第二の弾性部と、
    錘部材と、当該錘部材と前記第二の回転体との間に介在し前記錘部材と前記第二の回転体との相対移動により弾性変形する第三の弾性部と、を有し、少なくとも前記第三の弾性部が、前記第一の弾性部および前記第二の弾性部の、前記回転軸の径方向の内側に位置された動吸振器と、
    を備えた、ダンパ装置。
  2. 前記第一の弾性部および前記第二の弾性部のうち少なくとも一方は、前記回転軸の周方向で直列に連結された複数の弾性部材を有した、請求項1に記載のダンパ装置。
  3. 前記錘部材が、さらに前記第一の弾性部および前記第二の弾性部の、前記径方向の内側に位置された、請求項1または2に記載のダンパ装置。
  4. 前記第一の回転体または前記第三の回転体には、前記第一の弾性部と前記第二の弾性部と前記動吸振器とを収容した収容室が設けられた、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のダンパ装置。
  5. 前記第三の回転体は、前記回転軸の軸方向で前記動吸振器と並べられた第一の部分と、前記第一の部分と接続され、前記動吸振器の前記径方向の外側に位置した第二の部分と、を有した、請求項1〜4のうちいずれか1項に記載のダンパ装置。
  6. 前記錘部材は、前記径方向の外側に向けて延びたプレート状の基部を有し、前記基部の外縁に屈曲部が設けられた、請求項1〜5のうちいずれか1項に記載のダンパ装置。
  7. 前記第一の回転体と前記第三の回転体との間に介在し、前記第三の回転体を前記径方向に支持する第一の介在部材と、
    前記第三の回転体と前記第二の回転体および前記錘部材との間に介在し、前記第二の回転体および前記錘部材を前記径方向に支持する第二の介在部材と、
    を備えた、請求項1〜6のうちいずれか1項に記載のダンパ装置。
  8. 前記第一の回転体と前記第三の回転体との間に介在し、前記第三の回転体を前記径方向に支持する第一の介在部材と、
    前記第二の回転体と前記第三の回転体との間に介在し、前記第二の回転体を前記径方向に支持する第二の介在部材と、
    前記第三の回転体と前記錘部材との間に介在し、前記錘部材を前記径方向に支持する第三の介在部材と、
    を備えた、請求項1〜6のうちいずれか1項に記載のダンパ装置。
  9. 前記第一の回転体と前記第三の回転体との間に介在し、前記第三の回転体を前記径方向に支持する第一の介在部材と、
    前記第一の回転体と前記第二の回転体および前記錘部材との間に介在し、前記第二の回転体および前記錘部材を前記径方向に支持する第二の介在部材と、
    を備えた、請求項1〜6のうちいずれか1項に記載のダンパ装置。
JP2014066927A 2014-03-27 2014-03-27 ダンパ装置 Active JP6269244B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014066927A JP6269244B2 (ja) 2014-03-27 2014-03-27 ダンパ装置
US14/658,435 US9638282B2 (en) 2014-03-27 2015-03-16 Damper apparatus
DE102015003817.6A DE102015003817A1 (de) 2014-03-27 2015-03-24 Dämpfervorrichtung
CN201520182616.5U CN204664293U (zh) 2014-03-27 2015-03-27 阻尼器装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014066927A JP6269244B2 (ja) 2014-03-27 2014-03-27 ダンパ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015190522A true JP2015190522A (ja) 2015-11-02
JP6269244B2 JP6269244B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=54066899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014066927A Active JP6269244B2 (ja) 2014-03-27 2014-03-27 ダンパ装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9638282B2 (ja)
JP (1) JP6269244B2 (ja)
CN (1) CN204664293U (ja)
DE (1) DE102015003817A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022121094A (ja) * 2021-02-08 2022-08-19 株式会社ユタカ技研 ダンパ機能付き伝動装置
JP2022547170A (ja) * 2019-09-09 2022-11-10 ヴァレオ、カペック、カンパニー、リミテッド トルクコンバータ

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101417453B1 (ko) * 2012-12-06 2014-07-08 현대자동차주식회사 플라이휠의 댐핑장치
DE102013014717A1 (de) * 2013-09-04 2015-03-05 Süddeutsche Gelenkscheibenfabrik Gesellschaft mit beschränkter Haftung & Co. KG Torsionsschwingungstilger
JP6264998B2 (ja) * 2014-03-27 2018-01-24 アイシン精機株式会社 ダンパ
JP6349966B2 (ja) * 2014-05-28 2018-07-04 アイシン精機株式会社 ダンパ装置
KR101610509B1 (ko) * 2014-09-22 2016-04-07 현대자동차주식회사 듀얼 매스 플라이휠
DE102015216356A1 (de) * 2015-08-27 2017-03-02 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Kupplungsscheibe mit Fliehkraftpendel
JP2017048884A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 本田技研工業株式会社 ダンパー

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011504986A (ja) * 2007-11-29 2011-02-17 ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト 特に駆動機械と被駆動部との間の出力伝達のための動力伝達装置
JP2012077826A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Aisin Aw Co Ltd 発進装置
WO2012111565A1 (ja) * 2011-02-15 2012-08-23 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ダンパ装置
JP2012202544A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Aisin Aw Co Ltd ダンパ装置
WO2013161493A1 (ja) * 2012-04-26 2013-10-31 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 発進装置
JP2014052031A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Aisin Seiki Co Ltd トルク変動低減装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1825402A (en) * 1927-04-18 1931-09-29 Continental Motors Corp Vibration damper
DE102011101156A1 (de) * 2010-05-18 2011-11-24 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Einreihiger Seriendämpfer mit Antriebsflansch
JP6264998B2 (ja) * 2014-03-27 2018-01-24 アイシン精機株式会社 ダンパ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011504986A (ja) * 2007-11-29 2011-02-17 ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト 特に駆動機械と被駆動部との間の出力伝達のための動力伝達装置
JP2012077826A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Aisin Aw Co Ltd 発進装置
WO2012111565A1 (ja) * 2011-02-15 2012-08-23 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ダンパ装置
JP2012202544A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Aisin Aw Co Ltd ダンパ装置
WO2013161493A1 (ja) * 2012-04-26 2013-10-31 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 発進装置
JP2014052031A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Aisin Seiki Co Ltd トルク変動低減装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022547170A (ja) * 2019-09-09 2022-11-10 ヴァレオ、カペック、カンパニー、リミテッド トルクコンバータ
JP7341328B2 (ja) 2019-09-09 2023-09-08 ヴァレオ、カペック、カンパニー、リミテッド トルクコンバータ
US12013019B2 (en) 2019-09-09 2024-06-18 Valeo Kapec Co., Ltd. Torque converter
JP2022121094A (ja) * 2021-02-08 2022-08-19 株式会社ユタカ技研 ダンパ機能付き伝動装置
JP7194206B2 (ja) 2021-02-08 2022-12-21 株式会社ユタカ技研 ダンパ機能付き伝動装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN204664293U (zh) 2015-09-23
US20150276012A1 (en) 2015-10-01
DE102015003817A1 (de) 2015-10-01
JP6269244B2 (ja) 2018-01-31
US9638282B2 (en) 2017-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6269244B2 (ja) ダンパ装置
JP6264998B2 (ja) ダンパ
US10030740B2 (en) Lock-up device for torque converter
US9732824B2 (en) Damper device and starting device
KR102520918B1 (ko) 진동 저감 장치
US9989136B2 (en) Starting device
JPWO2013161493A1 (ja) 発進装置
KR20160016780A (ko) 토크 컨버터의 록업 장치
JP6182434B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP6345200B2 (ja) トルクコンバータ
JPWO2012133816A1 (ja) ダンパ装置
KR20120039309A (ko) 비선형 특성을 가지는 직렬 연결 토션 댐퍼
US10436283B2 (en) Dynamic vibration absorbing device
CN108138901B (zh) 减震装置
JP6197738B2 (ja) 発進装置
JP2013113348A (ja) 捩り振動低減装置
JP6349966B2 (ja) ダンパ装置
JP2014206244A (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP7091118B2 (ja) 捩り振動低減装置およびその捩り振動低減装置を備えたトルクコンバータ
KR101155608B1 (ko) 하이브리드 차량용 토션 댐퍼
JP7138442B2 (ja) 回転体の係合構造、およびそれを用いたトルクコンバータ
JP2019044794A (ja) トルクコンバータ
JP6331728B2 (ja) ダンパ装置
JP6360714B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP2015230083A (ja) ダンパ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171218

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6269244

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151