JP2015189015A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの作業負担の増大を抑制しつつ、半田のローリング動作を行うことが可能な印刷装置を提供する。【解決手段】この印刷装置100は、マスク300に供給された半田を基板200に印刷するスキージ31と、マスク300の下側から当接することが可能に構成されているクランププレート28と、クランププレート28をマスク300に対してY方向に移動させるY軸駆動部231と、スキージ31の移動およびY軸駆動部231の駆動を制御するコントローラ部7とを備える。そして、コントローラ部7は、半田のローリング動作の際に移動中のスキージ31と対向する形でクランププレート28をマスク300に下側から当接させ、スキージ31の移動に対応させてクランププレート28をY方向に移動させるように構成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、印刷装置に関し、特に、半田を基板に印刷するスキージを備えた印刷装置に関する。
従来、半田を基板に印刷するスキージを備えた印刷装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、スクリーン(マスク)に対して印刷方向に移動してスクリーンに供給された半田を基板に印刷するスキージを備える印刷装置が開示されている。上記特許文献1の印刷装置では、基板が配置されているスクリーンの印刷領域を印刷のためスキージが移動する際に、スクリーンが基板により下側から支持されることによってスキージの印圧を受け止めて半田がローリングされながら移動するように構成されている。
また、印刷装置においては、印刷開始時等スクリーン(マスク)上に半田を供給する場合、半田の粘度を適正にするためや半田をスキージに沿って広げるための調整が印刷開始前に必要となる。この印刷開始前の調整のためスキージを移動して半田のローリングを発生させるローリング動作が行なわれる。
特開平11−179879号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の印刷装置では、基板が配置されているスクリーン(マスク)の印刷領域をスキージが移動する際には、スクリーンが基板により下側から支持された状態で半田がローリングされながら移動するものの、基板が配置されていないスクリーン(マスク)の印刷領域外の領域では、スクリーンが下側から支持されない。このため、スクリーン(マスク)の印刷領域外の領域では、スキージを移動させても半田の一部がローリングされないままスクリーンとスキージとの間をすり抜け後方に残るとともに、スキージとともに移動する分の半田も十分にローリングされないという問題点がある。
一方、基板が配置されているスクリーン(マスク)の印刷領域では、基板に半田が漏れるため、スクリーン(マスク)の印刷領域のみを使ってローリング動作をするにしても、ローリング動作のために専用の基板を設ける必要がある。このため、ローリング動作時に専用の基板を投入する必要がある分、ユーザの作業負担が増大するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ユーザの作業負担の増大を抑制しつつ、半田のローリング動作を行うことが可能な印刷装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における印刷装置は、開口が設けられた印刷領域と開口が設けられていない非印刷領域とを含むマスクの上面に当接しつつ、所定の方向に移動してマスクに供給された半田を基板に印刷するスキージと、マスクの下側から当接することが可能に構成されているマスク当接部材と、マスク当接部材をマスクに対して所定の方向に移動させる駆動部と、スキージの移動および駆動部の駆動を制御する制御部とを備え、制御部は、マスクの非印刷領域においてスキージをマスクの上面に当接させた状態で所定の方向に移動させて半田のローリング動作を行うとともに、半田のローリング動作の際に、移動中のスキージと対向する形でマスク当接部材をマスクに下側から当接させ、スキージの移動に対応させてマスク当接部材をマスクに対して所定の方向に移動させるように構成されている。
この発明の一の局面による印刷装置では、上記のように、マスクの非印刷領域においてスキージをマスクの上面に当接させた状態で所定の方向に移動させて半田のローリング動作を行うとともに、半田のローリング動作の際に、移動中のスキージと対向する形でマスク当接部材をマスクに下側から当接させ、スキージの移動に対応させてマスク当接部材をマスクに対して所定の方向に移動させる制御を行う制御部を設けることによって、ローリング動作用の基板をマスクの下側に配置しなくても、マスクの開口が設けられていない非印刷領域においてマスク当接部材によりマスクを介してスキージを下側から支持しながらローリング動作を行うことができる。これにより、専用の基板を投入する必要がないので、その分、ユーザの作業負担の増大を抑制しつつ、半田のローリング動作を行うことができる。また、マスク当接部材をマスクに対して所定の方向に移動させながらローリング動作を行うことにより、マスク当接部材の所定の方向の幅をローリング動作に必要な距離だけ大きくする必要がないので、マスク当接部材の所定の方向の幅が大きくなるのを抑制することができる。これにより、印刷装置が大型化するのを抑制することができる。
上記一の局面による印刷装置において、好ましくは、マスク当接部材は、基板を印刷位置においてクランプするクランプ部材、基板の印刷位置の上下方向の位置決めを行う位置決め部材、および、マスクを下側から吸着する吸着部材のうち少なくとも1つを含む。このように構成すれば、基板を印刷位置においてクランプするクランプ部材、基板の印刷位置の上下方向の位置決めを行う位置決め部材、または、マスクを下側から吸着する吸着部材を用いて、半田のローリング動作時にマスクを下側から容易に支持することができる。また、クランプ部材、位置決め部材または吸着部材がマスク当接部材としても兼用されるので、マスクを支持するための部材を別途設ける必要がない。その結果、部品点数が増加するのを抑制することができる。
上記一の局面による印刷装置において、好ましくは、制御部は、半田のローリング動作の際に、マスク当接部材をマスクに対して停止させた状態で、マスク当接部材により支持されたマスクの非印刷領域においてスキージを所定の方向に移動させる第1動作と、スキージの移動を停止させた状態で、マスク当接部材をスキージの移動方向に移動させる第2動作とを繰り返すように、スキージおよびマスク当接部材の動作を制御するように構成されている。このように構成すれば、マスク当接部材の所定の方向の幅がローリング動作に必要な距離より短い場合でも、スキージの移動を行う第1動作とマスク当接部材の移動を行う第2動作とを繰り返すことにより、ローリング動作に必要な距離だけ半田をローリングすることができる。
この場合、好ましくは、制御部は、半田のローリング動作の第2動作の際に、スキージの移動を停止させた状態で、マスク当接部材をマスクから離間させてスキージの移動方向に移動させるように構成されている。このように構成すれば、マスク当接部材をマスクに対して移動させる場合に、マスクとマスク当接部材との間に摩擦力が作用することがないので、マスク当接部材をマスクに対して容易に移動させることができる。
上記一の局面による印刷装置において、好ましくは、制御部は、半田のローリング動作の際に、スキージをマスクの非印刷領域において所定の方向に往復移動させるとともに、スキージの移動に対応させてマスク当接部材を所定の方向に往復移動させるように構成されている。このように構成すれば、マスクの非印刷領域の所定の方向の長さがローリング動作に必要な距離よりも短い場合でも、スキージおよびマスク当接部材を非印刷領域内で往復移動させることにより、ローリング動作に必要な距離だけ半田をローリングすることができる。
上記一の局面による印刷装置において、好ましくは、制御部は、同一のマスクの第1の印刷領域から第2の印刷領域に半田を所定の方向に移動させる場合に、マスクの第1の印刷領域と第2の印刷領域との間の非印刷領域においてスキージを所定の方向に移動させて半田をローリングさせながら移動させるとともに、スキージの移動に対応させてマスク当接部材をマスクに対して所定の方向に移動させるように構成されている。このように構成すれば、第1の印刷領域で用いた半田をローリングして第2の印刷領域でも用いることができるので、第1の印刷領域で残った半田を有効活用して半田の無駄を削減することができる。
本発明によれば、上記のように、ユーザの作業負担の増大を抑制しつつ、半田のローリング動作を行うことができる。
本発明の一実施形態による印刷装置の全体構成を示した正面図である。 本発明の一実施形態による印刷装置の基板搬送機構部の構成を示した平面図である。 本発明の一実施形態による印刷装置の制御的な構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による印刷装置の基板のクランプ動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態による印刷装置のローリング動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態による印刷装置のローリング動作による印刷領域間の半田の移動を説明するための図である。 本発明の一実施形態による印刷装置の制御部による印刷処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態による印刷装置の制御部によるローリング動作処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図6を参照して、本発明の一実施形態による印刷装置100の構成について説明する。
本実施形態による印刷装置100は、マスク300に形成された開口の所定のパターンで基板200の表面に半田を印刷する機能を有している。印刷装置100は、図1に示すように、基台1と、基台1上に設けられ、基板200を保持するとともに、マスクに対して位置合わせする基板テーブル2と、基板テーブル2の上方に配置されたマスク300と、マスク300の上方に設けられたスキージユニット3とを備えている。この印刷装置100は、搬入コンベア4aにより搬入される基板200に対して印刷処理を行った後、印刷済みの基板200を搬出コンベア4bにより搬出する機能を有している。
基板テーブル2は、一対のコンベア21と、X軸移動機構22と、Y軸移動機構23と、R軸移動機構24と、Z軸移動機構25とを含んでいる。
X軸移動機構22は、X軸駆動部221(図3参照)と、X軸テーブル222と、X軸レール223とを有する。Y軸移動機構23は、Y軸駆動部231(図3参照)と、Y軸テーブル232と、Y軸レール233とを有する。R軸移動機構24は、R軸駆動部241(図3参照)と、R軸テーブル242とを有する。Z軸移動機構25は、Z軸駆動部251(図3参照)と、Z軸テーブル252とを有する。なお、Y軸駆動部231は、本発明の「駆動部」の一例である。
また、基板テーブル2は、図2に示すように、一対の位置決めプレート26と、一対のマスク吸着部材27と、一対のクランププレート28と、基板昇降支持機構29とを含んでいる。また、基板昇降支持機構29は、バックアップ軸駆動部291(図3参照)と、複数のバックアップピン292(図4参照)とを有する。また、一対のコンベア21、一対のクランププレート28、一対の位置決めプレート26および一対のマスク吸着部材27は、Z軸テーブル252上に設けられている。なお、クランププレート28は、本発明の「マスク当接部材」および「クランプ部材」の一例である。
また、基板テーブル2は、搬送される基板200をコンベア21上の所定の位置に保持する。その後、基板カメラ12(図3参照)により基板200の基板テーブル2に対する位置が認識される。また、予めマスクカメラ11(図3参照)によりマスク300の位置が認識されている。また、基板テーブル2は、X軸移動機構22、Y軸移動機構23およびR軸移動機構24により基板200をX方向、Y方向、およびZ軸方向を回動中心とたR方向に移動させて、マスク300に対して位置決めした状態で、Z軸移動機構25により基板200をマスク300下面に密着する所定の位置まで上昇するように構成されている。なお、マスクカメラ11は、マスク300のマーク(図示せず)の撮像時、マスクカメラ軸駆動部11a(図3参照)により、基板テーブル2とマスク300との間の空間に侵入移動するように構成されている。また、基板カメラ12は、基板200のマーク(図示せず)の撮像時、基板カメラ軸駆動部12a(図3参照)により、基板テーブル2とマスク300との間の空間に侵入移動するように構成されている。
一対のコンベア21は、図1および図2に示すように、基板200の搬送方向(X方向)に沿って延びるように設けられている。また、一対のコンベア21は、前後方向(Y方向)に所定距離を隔てて互いに平行に配置されている。また、一対のコンベア21は、搬送する基板200の幅に対応させてY方向の間隔を調整可能に構成されている。具体的には、基板幅軸駆動部212(図3参照)の駆動により、一対のコンベア21の間隔(幅)が調整されるように構成されている。
また、一対のコンベア21は、基板搬送軸駆動部211の駆動によりX方向に基板200を搬送するように構成されている。また、一対のコンベア21は、Z軸テーブル252により下方から支持され、Z軸移動機構25によるZ軸テーブル252の上下方向(Z方向)の移動により上下方向に移動可能に構成されている。また、一対のコンベア21は、搬入コンベア4aから印刷前の基板200を受け取るとともに、印刷済みの基板200を搬出コンベア4bに搬出する機能を有している。
クランププレート28は、基板200を印刷位置においてクランプして固定するように構成されている。具体的には、図2に示すように、クランププレート28は、基板200の搬送方向(X方向)に延びるように配置されている。また、クランププレート28は、基板200を挟むようにX方向に所定の間隔を隔てて一対配置されている。また、一対のコンベア21により搬送された基板200は、基板昇降支持機構29の複数のバックアップピン292により一対のコンベア21から持ち上げて所定の印刷位置まで上昇移動される。そして、所定の印刷位置まで上昇された基板200は、クランププレート28によりクランプされる。このようにして、基板200は、マスク300の下方の所定の印刷位置で支持される。
詳しくは、図4(a)に示すように、基板200がコンベア21によりX方向において所定の位置まで搬送される。その後、図4(b)に示すように、一対の位置決めプレート26が内側(基板側)で、かつ、クランププレート28の上面上に移動して、位置決め位置に配置される。図4(c) に示すように、基板昇降支持機構29のバックアップピン292が上昇して、基板200が上昇される。そして、基板200の上面が位置決めプレート26の下面に当接する。これにより、基板200の上面がクランププレート28の上面と略同一平面内(略等しい高さ位置)に配置される。
そして、図4(d)に示すように、一対のクランププレート28が基板200を挟むように移動して、基板200が一対のクランププレート28により挟み込まれて保持される。その後、図4(e)に示すように、一対の位置決めプレート26が外側の下方に移動する。
また、クランププレート28は、Z軸移動機構25によるZ軸テーブル252の上昇により、マスク300の下側からマスク300に当接することが可能に構成されている。また、クランププレート28には、吸着穴281が設けられている。つまり、クランププレート28は、吸着穴281に負圧を作用させて、上面に配置されたマスク300を吸着するように構成されている。これにより、クランププレート28によりクランプされた基板200に対するマスク300の位置がずれるのを抑制することが可能である。
また、クランププレート28は、Y軸駆動部231の駆動により、マスク300に対して印刷方向(前後方向(Y方向、すなわち、Y1方向またはY2方向))に相対移動されるように構成されている。
位置決めプレート26は、基板200の印刷位置の上下方向の位置決めを行うように構成されている。また、図2に示すように、位置決めプレート26は、基板200の搬送方向(X方向)に延びるように配置されている。また、位置決めプレート26は、X方向に所定の間隔を隔てて一対配置されている。また、位置決めプレート26は、基板200がクランププレート28によりクランプされた後、位置決めプレート26の上面がクランププレート28の上面と略同一平面内(略等しい高さ位置)になるように配置されるように構成されている。
一対のマスク吸着部材27は、クランププレート28および位置決めプレート26のY方向における外側に配置されている。また、図2に示すように、マスク吸着部材27は、基板200の搬送方向(X方向)に延びるように配置されている。また、マスク吸着部材27は、X方向に所定の間隔を隔てて一対配置されている。マスク吸着部材27は、上面がクランププレート28の上面と略同一平面内(略等しい高さ位置)になるように配置されており、Z軸移動機構25によるZ軸テーブル252の上昇により、マスク300の下側に当接して、マスク300を吸着するように構成されている。具体的には、マスク吸着部材27には、吸着穴271が設けられている。つまり、マスク吸着部材27は、吸着穴271に負圧を作用させて、上面に配置されたマスク300を吸着するように構成されている。
マスク300は、図5に示すように、所定のパターンの開口が設けられた印刷領域300aと、開口が設けられていない非印刷領域300bとを含んでいる。また、マスク300は、平面視で矩形形状を有し、外周部がフレーム301(図1参照)に取り付けられている。また、マスク300は、マスククランプ部5によりフレーム301がクランプされることによって基板テーブル2の上方で固定的に保持される。
スキージユニット3は、マスク300の上方に配置されている。また、スキージユニット3は、一対のレール6に沿って前後方向(Y方向)に移動可能に支持されている。スキージユニット3は、前後方向(Y方向)に往復移動することにより、マスク300の上面上に供給された半田をマスク300の上面に沿って掻きながら移動させる機能を有している。これにより、マスク300の印刷領域300aの開口を介して基板200の表面に半田が印刷される。また、スキージユニット3は、前後方向(X1方向およびX2方向)に向かって、それぞれ印刷を行う2つのスキージ31を含んでいる。また、図3に示すように、スキージユニット3は、スキージ31を印刷方向(Y方向)に移動させるスキージY軸駆動部32と、スキージ31を上下方向(Z方向)に移動させるスキージZ軸駆動部33と、スキージ31をX軸方向を回動中心に回動させるスキージR軸駆動部34とを含んでいる。
スキージ31は、マスク300に上側(Z1方向側)から当接して、マスク300に対して所定の印圧をかけることが可能に構成されている。また、スキージ31は、図2に示すように、X方向に延びるように形成されている。また、スキージ31は、所定の印圧(荷重)をかけながらマスク300に供給された半田をローリングしながら印刷を行うように構成されている。
また、印刷装置100には、図3に示すように、印刷装置100を制御するコントローラ部(制御部)7が設けられている。コントローラ部7は、主制御部7aと、駆動制御部7bと、IO制御部7cと、カメラ制御部7dとを有している。主制御部7aは、CPUからなり、記憶部10に記憶された印刷プログラムに基づいて各部を制御する機能を有している。また、主制御部7aは、駆動制御部7bおよびカメラ制御部7dを介して、スキージユニット、コンベアユニットおよび基板カメラユニットを制御するように構成されている。具体的には、駆動制御部7bにより、スキージY軸駆動部32、スキージZ軸駆動部33およびスキージR軸駆動部34の駆動が制御されて、スキージ31がY方向およびZ方向に移動されるとともに、スキージ31がX軸方向を回動軸として回動される。
また、駆動制御部7bにより、X軸駆動部221、Y軸駆動部231、R軸駆動部241およびZ軸駆動部251の駆動が制御されて、コンベアユニットのクランププレート28にクランプされた基板200がX方向、Y方向およびZ方向に移動されるとともに、Z軸方向を回動中心として回動される。また、駆動制御部7bにより、バックアップ軸駆動部291の駆動が制御されて、バックアップピン292が上下方向(Z方向)に移動される。
また、駆動制御部7bにより、基板幅軸駆動部212の駆動が制御されて、コンベア21のY方向の間隔(幅)が調整される。また、駆動制御部7bにより、基板搬送軸駆動部211の駆動が制御されて、コンベア21により基板200がX方向に搬送される。また、駆動制御部7bにより、マスクカメラ軸駆動部11aの駆動が制御されて、マスク300の位置および姿勢を認識するためのマスクカメラ11が移動される。また、カメラ制御部7dにより、マスクカメラ11によるマスク300の撮像動作が制御される。
また、駆動制御部7bにより、基板カメラ軸駆動部12aの駆動が制御されて、基板200の位置および姿勢を認識するための基板カメラ12が移動される。また、カメラ制御部7dにより、基板カメラ12による基板200の撮像動作が制御される。
また、IO制御部7cは、印刷装置100の運転状態を表示ユニット8に表示させるように構成されている。また、IO制御部7cは、作業者が入力ユニット9を介して入力する各種情報を受け付けるように構成されている。また、主制御部7aは、記憶部10に格納された基板データおよびマシンデータに基づいて、印刷装置100による印刷動作を制御するように構成されている。
ここで、本実施形態では、コントローラ部7は、マスク300上に半田が新たに供給された場合や、印刷後再び印刷開始するまでの間において時間が経過している場合等において、印刷前に、半田の粘度を適正にするとともに、マスク300上においてスキージ31の配置方向(X方向)に半田を均等に広げるために、マスク300の非印刷領域300bにおいてスキージ31をマスク300の上面に当接させた状態で印刷方向と同じ方向(Y方向)に移動させて半田をローリングさせるローリング動作を行うように構成されている。また、コントローラ部7は、印刷動作前に行なわれる半田のローリング動作の際にスキージ31の移動に対応させて、クランププレート28をスキージ31の所定距離移動中にスキージ31と対向する形でマスク300に下側から当接させせたまま保持し、スキージ31の所定距離移動後の停止中に、クランププレート28をマスク300から離間させるべく下降させた後、所定距離だけスキージ31の移動方向に移動させ、その後クランププレート28をマスク300に接するまで上昇させ、その後再びスキージ31を所定距離移動させるように構成されている。つまり、コントローラ部7は、印刷動作前に行なわれる半田のローリング動作の際に、クランププレート28を半田の下に配置するように移動させることにより、スキージ31の移動中は、スキージ31と対向する形でクランププレート28をマスク300に下側から当接させて、スキージ31による荷重をクランププレート28により支持するようにしながらローリング動作を行うように構成されている。
すなわち、コントローラ部7は、半田のローリング動作の際に、クランププレート28をマスク300に対して停止させた状態で、クランププレート28により支持されたマスク300の非印刷領域300bにおいてスキージ31をY方向に移動させる第1動作と、スキージ31の移動を停止させた状態で、クランププレート28を下降、スキージ31の移動方向(Y方向)に移動、および上昇させる第2動作とを繰り返すように、スキージ31およびクランププレート28の動作を制御するように構成されている。
また、コントローラ部7は、半田のローリング動作の際に、マスク300の非印刷領域300bにおいてローリング動作の開始時に、例えばいずれか一方のクランププレート28の例えばY1側端部の上方に半田が位置する場合は、Y2方向に非印刷領域300b内における所定の距離の間、第1動作(この場合スキージ31の移動方向はY2方向)、第2動作を繰り返すY2方向動作を行う。その後、逆方向のY1方向に所定の距離の間、第1動作(この場合スキージ31の移動方向はY1方向)、第2動作を繰り返すY1方向動作を行う。さらには、Y2動作、Y1動作、Y2動作、Y1動作を複数回行うようにする。
具体的には、図5に示すように、ローリング動作が行われる。図5(a)に示すように、ローリング動作の第1動作として、半田の下側にクランププレート28が配置されて停止された状態で、スキージ31がY方向に移動されて、半田のローリング動作が行われる。図5(b)に示すように、クランププレート28のY方向の幅分だけスキージ31が移動されると、スキージ31の移動が停止されて、半田の移動が停止される。図5(c)に示すように、ローリング動作の第2動作として、スキージ31の移動を停止させた状態で、クランププレート28(Z軸テーブル252)が下降される。この際、Z軸テーブル252上の一対のコンベア21、一対の位置決めプレート26および一対のマスク吸着部材27も一体的に下降される。なお、図5(b)に示すように、スキージ31の半田押圧面31aとマスク300表面のなす角α(アタック角)は、90°以下(図5(b)では50°程度)であるので、スキージ31の移動中、スキージ31で押圧される半田はローリングする。
図5(d)に示すように、スキージ31の移動を停止させた状態で、クランププレート28(Z軸テーブル252)が半田のローリング方向(Y方向)に移動される。この際、Z軸テーブル252上の一対のコンベア21、一対の位置決めプレート26および一対のマスク吸着部材27もY方向に一体的に移動される。そして、図5(e)に示すように、スキージ31の移動を停止させた状態で、クランププレート28(Z軸テーブル252)が上昇される。この際、Z軸テーブル252上の一対のコンベア21、一対の位置決めプレート26および一対のマスク吸着部材27も一体的に上昇される。
その後、図5の(f)に示すように、ローリング動作の第1動作として、スキージ31がY方向に移動されて、半田のローリング動作が行われる。なお、マスク300の非印刷領域300bの端まで半田をローリングした場合、反対方向にスキージ31を移動させてローリングする方向が180度変更されるように構成されている。
また、コントローラ部7は、同一のマスク300の第1の印刷領域300aから第2の印刷領域300aに半田をY方向に移動させる場合に、マスク300の第1の印刷領域300aと第2の印刷領域300aとの間の非印刷領域300bにおいてスキージ31をY方向に移動させて半田をローリングさせながら移動させるとともに、スキージ31の移動に対応させてクランププレート28をマスク300に対してY方向に移動させるように構成されている。
すなわち、印刷前ではなく印刷途中において、非印刷領域300bにおいてスキージ31を移動させて半田を移動させる際、アタック角αが90°以下としつつ、スキージ31からマスク300に作用する荷重をクランププレート28で支持することで、半田の一部がローリングされないままマスク300とスキージ31の間をすり抜け後方に残ることを防止しつつ確実に移動させるとともに、スキージ31により半田を十分にローリングさせ、半田を印刷に適した性状とすることができる。このマスク300下面にクランププレート28を当接させた状態で、アタック角αを90°以下としたスキージ31をマスク300に押圧しつつ半田を移動させる動作も、半田の移動中ローリングを発生させるのでローリング動作と言う。
具体的には、図6に示すように、ローリング動作によりローリングを発生させながら半田が移動される。図6(a)に示すように、Y1方向側の第1の印刷領域300aにおいて印刷が終了し、第1の印刷領域300aのY2方向側に半田が配置される。図6(b)に示すように、半田の下側にクランププレート28が配置されて、マスク300が支持される。図6(c)に示すように、アタック角αを90°以下としたスキージ31がY方向に移動されて、半田のローリング動作が行われる。すなわち、スキージ31の移動中は、スキージ31と対向する形でクランププレート28をマスク300に下側から当接させている。そして、クランププレート28のY方向の幅分だけスキージ31が移動されると、スキージ31の移動が停止されて、半田の移動が停止される。
図6(d)に示すように、スキージ31の移動を停止させた状態で、クランププレート28(Z軸テーブル252)が下降される。この際、Z軸テーブル252上の一対のコンベア21、一対の位置決めプレート26および一対のマスク吸着部材27も下降される。図6(e)に示すように、半田の下側にクランププレート28が移動されて配置される。図6(f)に示すように、スキージ31がY方向に移動されて、半田のローリング動作が行われる。そして、Y2方向側の第2の印刷領域300aのY1方向側に半田が移動される。このスキージ31の移動中は、クランププレート28はスキージ31と対向する形でマスク300に下側から当接されている。
その後、クランププレート28(Z軸テーブル252)が下降され、コンベア21により印刷位置に搬送された基板200が、図4に示すように、位置決めプレート26の下面に当接するまでバックアップピン292により押し上げられ、基板200の上面がクランププレート28の上面と略同一平面内(略等しい高さ位置)にされた状態で、基板200がクランププレート28によりクランプされ、位置決めプレート26が退避した後、マスク300と位置合わせされた後、Z軸テーブル252の上昇によりマスク300下面に当接される。その後、第2の印刷領域300aの上方をスキージ31が、Y2方向側の第2の印刷領域300aのY1方向側の半田をY2方向に移動することで基板200に印刷がされる。
図6に示すローリング動作によって、第1の印刷領域300aから非印刷領域300bを通過して第2の印刷領域300aに半田を移動する際、スキージ31とマスク300との間の隙間を通り半田が移動方向後方に残るのを防ぐことができるとともに、ローリングにより半田の性状を均一かつ印刷に適した粘度とすることができる。特に、非印刷領域300bに半田が補充される場合に有効となる。
次に、図7を参照して、本発明の一実施形態による印刷装置100の印刷処理について説明する。
印刷装置100の印刷処理が開始されると、図7のステップS1において、半田のローリング動作が行われる。ステップS2において、基板200が搬入される。具体的には、基板200が搬入コンベア4aからコンベア21に受け渡される。そして、コンベア21により基板200が印刷位置まで搬送される。
ステップS3において、基板200に半田が印刷される。具体的には、コンベア221より基板200が所定位置まで搬送される。そして、バックアップ軸駆動部291の駆動によりバックアップピン292を上昇させて基板200がコンベア21上方の所定位置に位置される。その後、クランププレート28により基板200が保持(クランプ)される。その後、基板カメラ軸駆動部12aの駆動による基板カメラ12の位置を調整して基板200上のマークの撮像が行なわれる。一方、予めマスクカメラ軸駆動部11aの駆動によりマスクカメラ11の位置が調整されマスク300下面のマークの撮像が行われて結果が取得されている。
基板カメラ軸駆動部12aの駆動による基板カメラ12の退避後、版合わせが行われる。詳細には、基板カメラ12によって検出された基板200の位置および姿勢と、マスクカメラ11によって検出されたマスク300の位置および姿勢に基づいて、X軸駆動部221、Y軸駆動部231、およびR軸駆動部241が駆動されて、マスク位置マークに基板位置マークが位置合わせされるようにマスク300に対する基板200の位置合わせが行なわれる。その後、Z軸駆動部251が駆動されて基板200が所定高さまで上昇され、マスク300下面に基板200が密着する。すなわち、マスク300に基板200が正確に下方から重ね合わせられる。そして、スキージ31をマスク300の印刷領域300a上でY方向に移動させて、半田が基板200に印刷される。
ステップS4において、基板200が搬出される。具体的には、基板200のクランプが解除されて、基板200を下降させてからコンベア21により搬送して搬出コンベア4bに受け渡される。そして、搬出コンベア4bにより、基板200が印刷装置100から搬出される。
ステップS5において、基板200の生産が終了したか否かが判断される。つまり、予定の枚数の基板200の印刷が終了したか否かが判断される。生産が終了すれば、印刷処理が終了され、生産が終了しなければ、ステップS6に進む。
ステップS6において、半田のローリング動作を行う必要があるか否かが判断される。具体的には、マスク300に半田が補充された場合は、半田のローリング動作を行う必要があると判断される。また、印刷装置100での基板200の生産(印刷)が中断された後、基板200の生産(印刷)が再開された場合に、中断が所定の時間を超えた場合も半田のローリング動作を行う必要があると判断される。この際、作業者の操作により基板200の生産(印刷)が再開されてもよい。ローリング動作を行う必要があれば、ステップS1に戻り、ローリング動作を行う必要がなければ、ステップS2に戻る。
次に、図8を参照して、図7のローリング動作処理について説明する。
図8のステップS11において、基板テーブル2を所定の位置に移動させる。具体的には、図5(a)に示すように、マスク300上の半田の下側にクランププレート28が位置するように、マスク300から下方に離間した状態で基板テーブル2を移動させた後、基板テーブル2のZ軸テーブル252をクランププレート28と一体的に上昇させる。ステップS12において、スキージ31をローリング動作開始位置に移動させる。具体的には、図5の(a)に示すように、スキージ31が半田に当接する位置に配置される。
ステップS13において、印圧制御が行われる。具体的には、スキージ31の下降が制御されて、マスク300に荷重がかけられる。ステップS14において、スキージ31がY方向に移動される。これにより、半田のローリング動作が行われる。なお、スキージ31の移動中のクランププレート28はスキージ31と対向する形でマスク300に下側から当接している。
図5(b)に示すように、半田がクランププレート28の端まで移動される(ローリングされる)と、ステップS15において、スキージ31のY方向の移動が停止され、マスク300に対する印圧が抜重される。ステップS16において、所定の距離以上ローリング動作が行われたか否かが判断される。所定の距離以上であれば、ローリング動作が終了される。一方、所定の距離未満であれば、ステップS11に戻り、ローリング動作が所定の距離以上になるまで、ステップS11からステップS16の処理が繰り返される。なお、ローリング動作が所定の距離以上であっても、半田をマスク300の印刷領域300aに隣接する位置までローリング動作により移動させてから、ローリング動作を終了してもよい。これにより、基板搬入後に、印刷動作を速やかに開始することが可能である。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、マスク300の非印刷領域300bにおいてスキージ31をY方向に移動させて半田のローリング動作を行うとともに、半田のローリング動作の際にスキージ31の移動に対応させてクランププレート28をマスク300に対してY方向に先行して移動させる制御を行うコントローラ部7を設ける。これにより、ローリング動作用の基板200をマスク300の下側(Z2方向側)に配置しなくても、マスク300の開口が設けられていない非印刷領域300bにおいてクランププレート28により下側からマスク300を介してスキージ31を支持しながらローリング動作を行うことができる。これにより、専用の基板200を投入する必要がないので、その分、ユーザの作業負担の増大を抑制しつつ、半田のローリング動作を行うことができる。また、クランププレート28をマスク300に対してY方向に先行して移動させながらローリング動作を行うことにより、クランププレート28の印刷方向の幅(Y方向の長さ)をローリング動作に必要な距離だけ大きくする必要がないので、クランププレート28の印刷方向の幅が大きくなるのを抑制することができる。これにより、印刷装置100が大型化するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、基板200を印刷位置においてクランプするクランププレート28を用いて、半田のローリング動作時にマスク300を下側から支持することによって、マスク300を介してスキージ31を支持するための部材を別途設ける必要がないので、部品点数が増加するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、コントローラ部7を、半田のローリング動作の際に、クランププレート28をマスク300に対して停止させた状態で、クランププレート28により支持されたマスク300の非印刷領域300bにおいて、クランププレート28と対向させるとともに、マスク300の上面に当接させた状態でスキージ31をY方向に移動させる第1動作と、スキージ31の移動を停止させた状態で、クランププレート28をスキージ31の移動方向(Y方向)に移動させる第2動作とを繰り返すように、スキージ31およびクランププレート28の動作を制御するように構成する。これにより、クランププレート28の印刷方向(Y方向)の幅がローリング動作に必要な距離より短い場合でも、スキージ31の移動を行う第1動作とクランププレート28の移動を行う第2動作とを繰り返すことにより、ローリング動作に必要な距離だけ半田をローリングすることができる。
また、本実施形態では、コントローラ部7を、半田のローリング動作の第2動作の際に、スキージ31の移動を停止させた状態で、クランププレート28をマスク300から離間させてスキージ31の移動方向に移動させるように構成する。これにより、クランププレート28をマスク300に対して移動させる場合に、マスク300とクランププレート28との間に摩擦力が作用することがないので、クランププレート28をマスク300に対して容易に移動させることができる。
また、本実施形態では、コントローラ部7を、半田のローリング動作の際に、スキージ31をマスク300の非印刷領域300bにおいてY方向に往復移動させるとともに、スキージ31の移動に対応させてクランププレート28をY方向に往復移動させるように構成する。これにより、マスク300の非印刷領域300bのY方向の長さがローリング動作に必要な距離よりも短い場合でも、スキージ31およびクランププレート28を非印刷領域300b内で往復移動させることにより、ローリング動作に必要な距離だけ半田をローリングすることができる。
また、本実施形態では、コントローラ部7を、同一のマスク300の第1の印刷領域300aから第2の印刷領域300aに半田をY方向に移動させる場合に、マスク300の第1の印刷領域300aと第2の印刷領域300aとの間の非印刷領域300bにおいてスキージ31をY方向に移動させて半田をローリングさせながら移動させるとともに、スキージ31の移動に対応させてクランププレート28をマスク300に対してY方向に移動させるように構成する。これにより、第1の印刷領域300aで用いた半田をローリングして第2の印刷領域300aでも用いることができるので、第1の印刷領域300aで残った半田を有効活用して半田の無駄を削減することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、基板200を印刷位置においてクランプするクランププレート28を本発明のマスク当接部材として用いる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、基板200の印刷位置の上下方向の位置決めを行う位置決めプレート26を本発明のマスク当接部材として用いてもよい。この場合、位置決めプレート26は、本発明の「マスク当接部材」および「位置決め部材」の一例である。
また、マスク300を下側から吸着するマスク吸着部材27を本発明のマスク当接部材として用いてもよい。この場合、マスク吸着部材27は、本発明の「マスク当接部材」および「吸着部材」の一例である。
また、マスク300に対して印刷方向(Y方向)に相対移動可能な基板テーブル2上に配置されている他の部材を本発明のマスク当接部材として用いてもよい。
また、上記実施形態では、マスク当接部材としてのクランププレートをマスクから離間させてスキージの移動方向に移動させる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、マスク当接部材をマスクに当接させた状態で、スキージの移動方向に移動させてもよい。この場合、マスク当接部材のマスクに当接する面に摩擦力を抑制する加工を施してもよい。たとえば、マスク当接部材のマスクに当接する面にテフロン(登録商標)のシートを貼りつけてもよい。
また、上記実施形態では、クランププレート(マスク当接部材)により基板をクランプしていない状態で、ローリング動作を行う構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、クランププレート(クランプ部材)により基板をクランプした状態でローリング動作を行ってもよい。この場合、半田はマスクの非印刷領域においてローリングされるため、基板に半田が印刷されることはない。
また、上記実施形態では、クランププレート(マスク当接部材)が配置されたテーブルを印刷方向に移動させることにより、クランププレートを印刷方向に移動させる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、一対のコンベアの幅を変更する際に移動可能なマスク当接部材を、幅方向に移動させることにより、マスク当接部材を印刷方向に移動させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、前後方向(Y方向)に基板を搬送するレーンが1つ設けられているシングルレーンの構成の印刷装置の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、基板を搬送するレーンが前後方向(Y方向)に複数設けられているマルチレーンの構成の印刷装置であってもよい。
また、上記実施形態では、前方向に移動させて印刷を行うスキージと、後方向に移動させて印刷を行うスキージとの2つのスキージが設けられている構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、前後方向(Y方向)の両方に1つのスキージを移動させて印刷を行う構成であってもよい。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、コントローラ部(制御部)の処理動作を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部の処理動作を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
7 コントローラ部(制御部)
28 クランププレート(マスク当接部材、クランプ部材)
31 スキージ
100 印刷装置
200 基板
231 Y軸駆動部(駆動部)
300 マスク
300a 印刷領域
300b 非印刷領域

Claims (6)

  1. 開口が設けられた印刷領域と開口が設けられていない非印刷領域とを含むマスクの上面に当接しつつ、所定の方向に移動して前記マスクに供給された半田を基板に印刷するスキージと、
    前記マスクの下側から当接することが可能に構成されているマスク当接部材と、
    前記マスク当接部材を前記マスクに対して前記所定の方向に移動させる駆動部と、
    前記スキージの移動および前記駆動部の駆動を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記マスクの前記非印刷領域において前記スキージを前記マスクの上面に当接させた状態で前記所定の方向に移動させて前記半田のローリング動作を行うとともに、前記半田のローリング動作の際に、移動中の前記スキージと対向する形で前記マスク当接部材を前記マスクに下側から当接させ、前記スキージの移動に対応させて前記マスク当接部材を前記所定の方向に移動させるように構成されている、印刷装置。
  2. 前記マスク当接部材は、前記基板を印刷位置においてクランプするクランプ部材、前記基板の印刷位置の上下方向の位置決めを行う位置決め部材、および、前記マスクを下側から吸着する吸着部材のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、前記半田のローリング動作の際に、前記マスク当接部材を前記マスクに対して停止させた状態で、前記マスク当接部材により支持された前記マスクの前記非印刷領域において前記スキージを前記所定の方向に移動させる第1動作と、前記スキージの移動を停止させた状態で、前記マスク当接部材を前記スキージの移動方向に移動させる第2動作とを繰り返すように、前記スキージおよび前記マスク当接部材の動作を制御するように構成されている、請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御部は、前記半田のローリング動作の前記第2動作の際に、前記スキージの移動を停止させた状態で、前記マスク当接部材を前記マスクから離間させて前記スキージの移動方向に移動させるように構成されている、請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記制御部は、前記半田のローリング動作の際に、前記スキージを前記マスクの前記非印刷領域において前記所定の方向に往復移動させるとともに、前記スキージの移動に対応させて前記マスク当接部材を前記所定の方向に往復移動させるように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記制御部は、同一の前記マスクの第1の前記印刷領域から第2の前記印刷領域に前記半田を前記所定の方向に移動させる場合に、前記マスクの前記第1の印刷領域と前記第2の印刷領域との間の前記非印刷領域において前記スキージを前記所定の方向に移動させて前記半田をローリングさせながら移動させるとともに、前記スキージの移動に対応させて前記マスク当接部材を前記マスクに対して前記所定の方向に移動させるように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の印刷装置。
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