JP5895130B2 - スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法 - Google Patents

スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5895130B2
JP5895130B2 JP2012234385A JP2012234385A JP5895130B2 JP 5895130 B2 JP5895130 B2 JP 5895130B2 JP 2012234385 A JP2012234385 A JP 2012234385A JP 2012234385 A JP2012234385 A JP 2012234385A JP 5895130 B2 JP5895130 B2 JP 5895130B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
substrate
sliding member
screen printing
sliding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012234385A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014083754A (ja
Inventor
萬谷 正幸
正幸 萬谷
松尾 誠一
誠一 松尾
政昭 徳永
政昭 徳永
満 河内
満 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2012234385A priority Critical patent/JP5895130B2/ja
Priority to CN201310507815.4A priority patent/CN103770449B/zh
Publication of JP2014083754A publication Critical patent/JP2014083754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5895130B2 publication Critical patent/JP5895130B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、マスク上で摺動部材を摺動させることで基板にペーストを転写させるスクリーン印刷機及びスクリーン印刷機方法に関するものである。
スクリーン印刷機は、パターン孔が設けられたマスクに対して基板を位置合わせした後、そのマスク上で摺動部材であるスキージを摺動させることにより、マスク上に供給されたペーストをパターン孔を介して基板に転写させる。ここでスキージはスキージ駆動モータに駆動されてマスク上を摺動し、その摺動速度はスキージ駆動モータの回転数によって調整される。
ところで近年、印刷パターンの狭ピッチ化が進んでおり、これに伴ってマスクのパターン孔は微細化し、かつ隣接するパターン孔同士の距離も短くなってきている。このような狭ピッチ用のマスクを用いてスクリーン印刷を行う場合には、パターン孔内へのペーストの充填率が不十分なものとなり易く、印刷精度の低下の原因となる場合があった。パターン孔内へのペーストの充填率を高める方法については、従来、スキージに振動を与える方法が知られている(例えば、特許文献1)。
特開昭63−199643号公報
しかしながら、上記従来のようにスキージに振動を与えるものではスキージに取り付ける振動子が必要であり、製造コストが高くなる。また、スキージに与える振動状態を最適なものとするにはその振動の振幅及び周波数を同時に調節できることが好ましいが、スキージに振動子を取り付ける従来の構成では、振動の振幅は振動子の重さによって決まってしまうことから振動の振幅と振動数を独立して調節することはできず、スキージに最適の振動状態を与えにくい。
そこで本発明は、振動子を用いることなくパターン孔内へのペーストの充填率を高めて印刷精度を向上させることができるようにしたスクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載のスクリーン印刷機は、パターン孔が設けられ、基板と位置合わせされるマスクと、前記マスク上を所定の方向に摺動することで前記マスク上に供給されたペーストを前記パターン孔を介して前記基板に印刷する摺動部材と、前記摺動部材を前記マスク上で前記所定の方向へ摺動させる駆動手段と、前記駆動手段の作動制御を行う駆動手段制御部とを備え、前記駆動手段制御部は、前記摺動部材の前記マスクに対する速度を所定の基準速度まで上昇させた後、前記摺動部材が前記マスク上で加速と減速を繰り返しながら前記所定の方向へ摺動し、前記摺動部材の前記マスクに対する速度が前記基準速度に対して周期的に所定の振幅及び振動数で微少変化するように前記駆動手段を作動させる。
請求項2に記載のスクリーン印刷機は、請求項1に記載のスクリーン印刷機であって、前記駆動手段はモータから成り、前記駆動手段制御部は、前記モータの回転数制御行うことにより前記摺動部材の前記マスクに対する速度変化の振幅及び振動数を調節する。
請求項3に記載のスクリーン印刷機は、請求項1又は2に記載のスクリーン印刷機であって、前記摺動部材の前記マスクに対する速度変化の振幅及び振動数は外部からの操作によって変更可能である。
請求項4に記載のスクリーン印刷機は、請求項1乃至3の何れかに記載のスクリーン印刷機であって、前記摺動部材の前記マスクに対する速度変化の振幅及び振動数は前記ペーストの特性に応じて設定される。
請求項に記載のスクリーン印刷方法は、パターン孔が設けられたマスクと基板を位置合わせする位置合わせ工程と、前記摺動部材を前記マスク上で所定の方向に摺動させることで前記マスク上に供給されたペーストを前記パターン孔を介して前記基板に印刷する摺動工程とを含み、前記摺動工程において、前記摺動部材の前記マスクに対する速度を所定の基準速度まで上昇させた後、前記摺動部材が前記マスク上で加速と減速を繰り返しながら前記所定の方向へ摺動し、前記摺動部材の前記マスクに対する速度が前記基準速度に対して周期的に所定の振幅及び振動数で微少変化するように前記摺動部材を前記マスク上で前記所定の方向へ摺動させる駆動手段が作動される。
請求項に記載のスクリーン印刷方法は、請求項に記載のスクリーン印刷方法であって、前記摺動工程において、モータの回転数制御行うことにより前記摺動部材の前記マスクに対する速度変化の振幅及び振動数を調節する。
請求項に記載のスクリーン印刷方法は、請求項又はに記載のスクリーン印刷方法であって、前記摺動部材の前記マスクに対する速度変化の振幅及び振動数は前記ペーストの特性に応じて設定される。
本発明では、マスク上で摺動部材を所定の方向に摺動させるにおいて、摺動部材がマスク上で加速と減速を繰り返しながら所定の方向へ摺動するようにしており、これによりスキージに接触した部分のペーストの粘度が低下してペーストがパターン孔内へ流入し易くなり、パターン孔内へのペーストの充填率が高まめられるので、高価な振動子を用いることなく、安価に、印刷精度を向上させることができる。
本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の平面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の正面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の側面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が実行するスクリーン印刷作業の手順を示すフローチャート (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が実行するスクリーン印刷作業の実行手順を説明する図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が実行するスクリーン印刷作業の実行手順を説明する図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機におけるスキージのマスクに対する摺動速度の時間に対する変化を示すグラフ 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機におけるペーストのマスクのパターン孔に対する充填度の分布を示す図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1、図2及び図3に示すスクリーン印刷機1は、基板2の電極2aに半田等のペーストPtをスクリーン印刷する装置であり、基台10上に基板搬入コンベア11、基板保持ユニット移動機構12によって移動される基板保持ユニット13及び基板搬出コンベア14を備えるほか、基板保持ユニット13の上方に水平姿勢に保持されたマスク15、マスク15の下方を移動自在に設けられたカメラユニット16及びマスク15の上方領域を移動自在に設けられた2つのスキージ17(摺動部材)を有して構成されている。
基板搬入コンベア11はスクリーン印刷機1の外部から投入された基板2を搬入して基板保持ユニット13に受け渡す。基板搬出コンベア14は基板保持ユニット13から受け取った基板2をスクリーン印刷機1の外部に搬出する。すなわち、基板2は基板搬入コンベア11、基板保持ユニット13、基板搬出コンベア14の順で搬送され、この基板2の移動方向をX軸方向(オペレータOPから見た左右方向)とする。また、このX軸方向と直交する水平面内方向をY軸方向(オペレータOPから見た前後方向)とし、上下方向をZ軸方向とする。
図1において、マスク15は矩形の板状部材から成り、その外縁は矩形枠状のマスク枠15wによって支持されている。マスク15の中央領域には基板2の電極2aに対応するパターン孔15hが設けられている。
図1において、基板2上の一の対角位置には2つの基板側マーク2mが設けられており、マスク15上にはこれら2つの基板側マーク2mに対応して2つのマスク側マーク15mが設けられている。2つの基板側マーク2mと2つのマスク側マーク15mを上下に対向させた状態で基板2を上昇させてマスク15に基板2を接触させると、基板2の電極2aとマスク15に設けられたパターン孔15hとが合致した状態となる。
図2及び図3において、基板保持ユニット13は、基台10に対して昇降自在に設けられたベース部13a、ベース部13aに取り付けられてX軸方向に基板2を搬送する基板搬送コンベア13b(図1も参照)、基板搬送コンベア13bによって搬送されて所定の基板保持位置に位置決めされた基板2を下受け部材13cによって下受けした状態で昇降させる基板昇降シリンダ13d及び基板昇降シリンダ13dによって押し上げられた基板2をY軸方向からクランプして保持する一対のクランプ部材13e(図1も参照)を有して成る。
図4において、基板搬入コンベア11、基板保持ユニット13の基板搬送コンベア13b、基板搬出コンベア14の作動制御、基板昇降シリンダ13dの作動制御及び一対のクランプ部材13eを駆動するクランプ部材駆動部13Aによる基板2のクランプ動作の制御は、スクリーン印刷機1が備える制御装置20によってなされる。
基板保持ユニット移動機構12はXYZロボットから成り、制御装置20によって作動制御されて基板保持ユニット13を水平面内で移動(回転も含む)させるとともに、基板保持ユニット13を上下方向(Z軸方向)に移動させる(図4)。
図3において、カメラユニット16は撮像視野を下方に向けた下方撮像カメラ16aと撮像視野を上方に向けた上方撮像カメラ16bを備えて成り、図示しない直交座標移動機構から成るカメラユニット移動機構16M(図4)によってマスク15の下方を水平面内方向に移動される。下方撮像カメラ16aの撮像動作制御及び上方撮像カメラ16bの撮像動作制御は制御装置20によってなされ、下方撮像カメラ16aの撮像動作によって得られた画像データ及び上方撮像カメラ16bの撮像動作によって得られた画像データは制御装置20に送られる。
図1、図2及び図3において、基台10の四隅には4つの垂直支柱21が立設されており、これら4つの垂直支柱21のうちY軸方向に対向するもの同士の間にはY軸方向に延びたボール螺子22が架け渡されている。これら2つのボール螺子22はX軸方向に延びて設けられた移動ベース23の両端部を貫通して螺合おり、2つのボール螺子22が2つのスキージ駆動モータ24によって同期回転されることで移動ベース23がY軸方向に移動するようになっている。
移動ベース23には前述の2つのスキージ17がY軸方向に並んで設けられている。各スキージ17は移動ベース23の上面に設けられた空圧シリンダから成るスキージ昇降シリンダ25によって移動ベース23の下方を互いに独立して昇降自在になっている。
2つのスキージ駆動モータ24の駆動による2つのスキージ17のY軸方向への移動動作及び2つのスキージ昇降シリンダ25の駆動による各スキージ17の昇降動作は制御装置20によってなされる(図4)。
次に、スクリーン印刷機1によるスクリーン印刷作業の実行手順を図5のフローチャートを用いて説明する。
スクリーン印刷作業では、制御装置20は先ず、スクリーン印刷機1の外部から投入された基板2を基板搬入コンベア11によって搬入して基板搬送コンベア13bに受け渡し、前述の所定の作業位置に位置決めする(図5に示すステップST1)。そして、基板昇降シリンダ13dによる基板2の押し上げ(図6(a)中に示す矢印A)とクランプ部材13eによる基板2のクランプ(図6(a)中に示す矢印B)を行って基板2を保持する(ステップST2。図6(a))。
制御装置20は、上記のようにして基板2を保持したら、カメラユニット移動機構16Mの作動制御を行ってカメラユニット16を移動させ、下方撮像カメラ16aによる基板側マーク2mの撮像と、上方撮像カメラ16bによるマスク側マーク15mの撮像を行わせ、得られた基板側マーク2mの画像データとマスク側マーク15mの画像データからマスク15に対する基板2の相対位置を把握する。そして、基板保持ユニット13を水平面内方向に移動させ、基板側マーク2mとマスク側マーク15mとが上下に対向するようにして、マスク15に対する基板2の水平面内方向の位置合わせを行う(ステップST3)。
このように本実施の形態において、ステップST3は、マスク15と基板2を位置合わせする位置合わせ工程となっている。
制御装置20は、マスク15に対する基板2の位置合わせが終わったら、基板保持ユニット移動機構12の作動制御を行って基板保持ユニット13を基台10に対して上昇させ(図6(b)中に示す矢印C1)、一対のクランプ部材13eにより保持した基板2の上面をマスク15の下面に接触させることによって、マスク15に基板2を接触させる(ステップST4。図6(b))。これにより基板2上の電極2aとマスク15のパターン孔15hとが合致した状態となる。
制御装置20は基板2をマスク15に接触させたら、2つのスキージ17のうちの一方を下動させ(図7(a)中に示す矢印D1)、マスク15の上面に当接させた状態を維持したまま2つのスキージ駆動モータ24を同期回転させてスキージ17を(直接的には移動ベース23を)水平方向に移動(図7(a)中に示す矢印E)させる。これによりマスク15上でスキージ17が摺動し、予めマスク15上に供給されたペーストPtは、スキージ17によって掻き寄せられてマスク15のパターン孔15h内に押し込まれて充填される(ステップST5)。
このように本実施の形態において、ステップST5は、スキージ17をマスク15上で所定の方向(ここではY軸方向)に摺動させることでマスク15上に供給されたペーストPtをパターン孔15hを介して基板2に印刷する摺動工程となっている。
また、スキージ17は、マスク15上を所定の方向(ここではY軸方向)に摺動することでマスク15上に供給されたペーストPtをパターン孔15hを介して基板2に印刷する摺動部材として機能し、スキージ駆動モータ24は、スキージ17をマスク15上で上記所定の方向へ摺動させる駆動手段として機能する。また、制御装置20は、駆動手段であるスキージ駆動モータ24の作動制御を行う駆動手段制御部として機能する。
上記摺動工程では、制御装置20は、図8に示すように、スキージ17のマスク15に対する速度(摺動速度)を所定の基準速度Rvまで上昇させた後、その基準速度Rvに対して周期的に微少変化するようにスキージ駆動モータ24の回転数制御を行う。ここでいう「周期的に微少変化するように」とは、図8に示すように、スキージ17のマスク15に対する摺動速度を所定の振幅及び振動数で変化させることを指す。このようにスキージ駆動モータ24の回転数を制御することにより、スキージ17がマスク15上で加速と減速を繰り返しなら所定の方向へ摺動するようにする。
図9は上記のようにしてスキージ17がマスク15上で加速と減速を繰り返しながら摺動するようにした場合のペーストPtのマスク15のパターン孔15hに対する充填度の分布BP1を示しており、この図9中の一点鎖線は、スキージ17が一定の速度で摺動する場合のペーストPtの充填度の分布BP2を示している。このようにスキージ17がマスク15上で加速と減速を繰り返しながら摺動する場合には、スキージ17と接触した部分のペーストPtの粘度が低下し、ペーストPtがパターン孔15h内へ流入し易くなるので、パターン孔15h内へのペーストPtの充填率が高められ、印刷速度を高めることができる。
すなわち本実施の形態では、上記ステップST5の摺動工程において、スキージ17はマスク15上で加速と減速を繰り返しながら所定の方向へ摺動するように作動されるようになっている。また、制御装置20は、スキージ駆動モータ24の回転数制御を行うことにより、スキージ17のマスク15に対する速度変化の振幅及び振動数を調節する。そして、スキージ17のマスク15に対する摺動速度が所定の振幅及び振動数で変化するようにスキージ駆動モータ24を作動させる。
ここで、スキージ17のマスク15に対する速度変化の振幅及び振動数はペーストPtの特性に応じて設定されるようになっていることが好ましい。これにより、ペーストPtの種類によらず、高い印刷精度で印刷することができる。また、スキージ17のマスク15に対する速度変化の振幅及び振動数は、図4に示す入力装置26から(すなわち外部から)の操作によって変更可能になっている。このためオペレータOPは、ペーストPtの種類の変更等をするときには、そのペーストPtの種類に応じたスキージ17の適切な速度変化パラメータを選択することができ、生産効率を高めることができる。
制御装置20は、基板2の電極2aにペーストPtを充填させたら、マスク15に当接させていたスキージ17を上動させたうえで(図7(b)中に示す矢印D2)、基板保持ユニット移動機構12を作動させ、基板保持ユニット13を下降させることによって基板2をマスク15から離間させ(図7(b)中に示す矢印C2)、版離れを行う(ステップST6。図7(b))。これにより基板2の電極2a上にペーストPtが残留し、基板2の電極2aにペーストPtが印刷された状態となる。
このよう本実施の形態において、基板保持ユニット移動機構12は、パターン孔15hにペーストPtが充填された状態のマスク15から基板2を離間させる版離れ手段となっている。
制御装置20は版離れを行って基板2の電極2aにペーストPtを印刷させたら、基板保持ユニット13の作動制御を行って基板2の保持を解除する(ステップST7)。この基板2の保持の解除は、具体的は、制御装置20が、クランプ部材駆動部13Aの作動制御を行ってクランプ部材13eを開かせたうえで、基板昇降シリンダ13dを作動させて基板2を下降させ、基板2の両端を一対の基板搬送コンベア13b上に降ろすことによって行う(図3)。
制御装置20は基板2の保持を解除したら、基板保持ユニット移動機構12を作動させて基板保持ユニット13を水平面内で移動させ、基板搬送コンベア13bの向きを整えたうえで基板搬送コンベア13b及び基板搬出コンベア14を作動させ、基板2をスクリーン印刷機1の外部に搬出する(ステップST8)。これにより一連のスクリーン印刷作業が終了する。
以上説明したように、本実施の形態におけるスクリーン印刷機1及びスクリーン印刷機1を用いたスクリーン印刷方法では、基板2と接触したマスク15上で摺動部材であるスキージ17を所定の方向に摺動させるにおいて、スキージ17をマスク15上で加速と減速を繰り返しながら所定の方向へ摺動するようにスキージ17の駆動制御を行う。これによりスキージ17に接触した部分のペーストPtの粘度が低下してペーストPtがパターン孔15h内へ流入し易くなり、パターン孔15h内へのペーストPtの充填率が高められるので、高価な振動子を用いることなく、安価に、印刷精度を向上させることができる。
また、スキージ17をマスク15上で摺動させるにおいては、スキージ17のマスク15に対する速度(摺動速度)がペーストPtの特性等に応じた所定の振幅及び振動数で変化するようになっていることか好ましく、このとき、駆動手段であるスキージ駆動モータ24の回転数制御行うことによって、スキージ17のマスク15に対する速度変化の振幅及び振動数を調節するようになっているのであれば、スキージ17に与える振動の振幅及び振動数をそれぞれ独立して調節することができるので、スキージ17に最適な振動状態を与え易く、印刷精度のより一層の向上を図ることができる。
なお、上述の実施形態では、スクリーン印刷機1は、マスク15に基板2を接触させた状態でスキージ17がマスク15上を摺動する構成であったが、本発明は、マスク15が基板2に対して非接触の状態でスキージ17がマスク15上を摺動し、このスキージ17の摺動時にマスク15が基板2に接触し基板2上にペーストPtを印刷する構成のスクリーン印刷機に対しても適用することができる。
振動子を用いることなくパターン孔内へのペーストの充填率を高めて印刷精度の向上を図ることができるようにしたスクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法を提供する。
1 スクリーン印刷機
2 基板
15 マスク
15h パターン孔
17 スキージ(摺動部材)
20 制御装置(駆動手段制御部)
24 スキージ駆動モータ(駆動手段)
Pt ペースト

Claims (7)

  1. パターン孔が設けられ、基板と位置合わせされるマスクと、
    前記マスク上を所定の方向に摺動することで前記マスク上に供給されたペーストを前記パターン孔を介して前記基板に印刷する摺動部材と、
    前記摺動部材を前記マスク上で前記所定の方向へ摺動させる駆動手段と、
    前記駆動手段の作動制御を行う駆動手段制御部とを備え、
    前記駆動手段制御部は、前記摺動部材の前記マスクに対する速度を所定の基準速度まで上昇させた後、前記摺動部材が前記マスク上で加速と減速を繰り返しながら前記所定の方向へ摺動し、前記摺動部材の前記マスクに対する速度が前記基準速度に対して周期的に所定の振幅及び振動数で微少変化するように前記駆動手段を作動させることを特徴とするスクリーン印刷機。
  2. 前記駆動手段はモータから成り、前記駆動手段制御部は、前記モータの回転数制御行うことにより前記摺動部材の前記マスクに対する速度変化の振幅及び振動数を調節することを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷機。
  3. 前記摺動部材の前記マスクに対する速度変化の振幅及び振動数は外部からの操作によって変更可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクリーン印刷機。
  4. 前記摺動部材の前記マスクに対する速度変化の振幅及び振動数は前記ペーストの特性に応じて設定されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のスクリーン印刷機。
  5. パターン孔が設けられたマスクと基板を位置合わせする位置合わせ工程と、
    前記摺動部材を前記マスク上で所定の方向に摺動させることで前記マスク上に供給されたペーストを前記パターン孔を介して前記基板に印刷する摺動工程とを含み、
    前記摺動工程において、前記摺動部材の前記マスクに対する速度を所定の基準速度まで上昇させた後、前記摺動部材が前記マスク上で加速と減速を繰り返しながら前記所定の方向へ摺動し、前記摺動部材の前記マスクに対する速度が前記基準速度に対して周期的に所定の振幅及び振動数で微少変化するように前記摺動部材を前記マスク上で前記所定の方向へ摺動させる駆動手段が作動されることを特徴とするスクリーン印刷方法。
  6. 前記摺動工程において、モータの回転数制御行うことにより前記摺動部材の前記マスクに対する速度変化の振幅及び振動数を調節することを特徴とする請求項に記載のスクリーン印刷方法。
  7. 前記摺動部材の前記マスクに対する速度変化の振幅及び振動数は前記ペーストの特性に応じて設定されることを特徴とする請求項又はに記載のスクリーン印刷方法。
JP2012234385A 2012-10-24 2012-10-24 スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法 Active JP5895130B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012234385A JP5895130B2 (ja) 2012-10-24 2012-10-24 スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法
CN201310507815.4A CN103770449B (zh) 2012-10-24 2013-10-24 丝网印刷机及丝网印刷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012234385A JP5895130B2 (ja) 2012-10-24 2012-10-24 スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014083754A JP2014083754A (ja) 2014-05-12
JP5895130B2 true JP5895130B2 (ja) 2016-03-30

Family

ID=50563424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012234385A Active JP5895130B2 (ja) 2012-10-24 2012-10-24 スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5895130B2 (ja)
CN (1) CN103770449B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10723117B2 (en) 2015-04-07 2020-07-28 Illinois Tool Works Inc. Lift tool assembly for stencil printer
US10703089B2 (en) 2015-04-07 2020-07-07 Illinois Tool Works Inc. Edge lock assembly for a stencil printer
US9370923B1 (en) * 2015-04-07 2016-06-21 Illinois Tool Works Inc. Lift tool assembly for stencil printer
WO2020090036A1 (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 マイクロ・テック株式会社 バイブレーション装置、バイブレーション方法、スクリーン印刷装置、振動振込装置、及び、マテリアルハンドリング装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1094420C (zh) * 1994-04-14 2002-11-20 松下电器产业株式会社 网板印刷装置及网板印刷方法
WO1997008655A2 (en) * 1995-08-30 1997-03-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Screen printing method and screen printing apparatus
JPH09239956A (ja) * 1996-03-11 1997-09-16 Murata Mfg Co Ltd スクリーン印刷方法
JPH10264355A (ja) * 1997-03-25 1998-10-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 揺動自在型倣い部材の保持機構
JPH10286940A (ja) * 1997-04-16 1998-10-27 Juki Corp クリーム半田印刷機
JP2000211104A (ja) * 1999-01-26 2000-08-02 Hitachi Ltd スクリ―ン印刷機及び印刷方法
JP2000229400A (ja) * 1999-02-12 2000-08-22 Meiyuu Giken Kk スクリーン印刷装置
JP2002273851A (ja) * 2001-03-19 2002-09-25 Murata Mfg Co Ltd 電極のスクリーン印刷方法及びスクリーン印刷装置
JP4244601B2 (ja) * 2002-08-30 2009-03-25 パナソニック株式会社 スクリーン印刷方法
JP2008284806A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Fujikura Ltd スクリーン印刷用スキージ及びスクリーン印刷方法
US20120042795A1 (en) * 2010-08-23 2012-02-23 Preco, Inc. Method and apparatus for printing on a substrate

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014083754A (ja) 2014-05-12
CN103770449A (zh) 2014-05-07
CN103770449B (zh) 2017-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6142290B2 (ja) スクリーン印刷機、部品実装ライン及びスクリーン印刷方法
CN109803829B (zh) 丝网印刷机
JP2015083364A (ja) スクリーン印刷機及び部品実装ライン
JP5895130B2 (ja) スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法
JP2015100943A (ja) スクリーン印刷機、部品実装ライン及びスクリーン印刷方法
WO2013168328A1 (ja) スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法
WO2017163360A1 (ja) スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法
US9420702B2 (en) Component mounting line and component mounting method
JP6244551B2 (ja) 部品実装ライン及び部品実装方法
JP2013193402A (ja) スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法
KR101117121B1 (ko) 스크린 프린터
WO2015033402A1 (ja) スクリーン印刷機
JP5229244B2 (ja) 電子部品実装用装置及び電子部品実装用装置による作業方法
CN112218761B (zh) 丝网印刷机
JP6159281B2 (ja) 印刷装置
JP2012250374A (ja) スクリーン印刷装置
JP4858520B2 (ja) スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法
WO2017216948A1 (ja) スクリーン印刷装置
JP2011143548A (ja) スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法
JP2011143549A (ja) スクリーン印刷機及びスクリーン印刷機の異物検出方法
JP2013159022A (ja) スクリーン印刷機
JP2010179616A (ja) スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法
JP4957685B2 (ja) スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法
JP2011103431A (ja) パターン形成装置
JP2012248589A (ja) 部品実装システム及び部品実装方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140905

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151026

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5895130

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151