JP2015188356A - コンバイン - Google Patents

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進 乙倉
雄一郎 吉武
Yuichiro Yoshitake
雄一郎 吉武
佐村木 仁
Hitoshi Samuragi
仁 佐村木
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Abstract

【課題】穀粒の特徴に応じた適度な風が当たるよう、ストローラックの取付角度を変更できるとしたコンバインを提供する。【解決手段】チャフシーブ212と、前記チャフシーブ212の後方に配置されるストローラック213と、前記チャフシーブ212及び前記ストローラック213を支持するサイドフレーム215と、を備え、前記チャフシーブ212の下方に一番樋43が設けられるとともに該一番樋43から前記ストローラック213に向けて第一流穀板431を設置したコンバイン100において、前記ストローラック213は、前記第一流穀板431に対する取付角度を変更できる、とした。【選択図】図8

Description

本発明は、コンバインに関する。
コンバインは、チャフシーブを備えている(例えば特許文献1参照)。チャフシーブは、脱穀物を揺動することによって穀粒を選別する。選別された穀粒は、第一流穀板によって案内され、チャフシーブの下方に設けられた一番樋に集められる。
また、コンバインは、チャフシーブの後方にストローラックを備えている(例えば特許文献2参照)。ストローラックは、チャフシーブから移送されてきた脱穀物を受け止め、該脱穀物を揺動することによって穀粒を選別する。選別された穀粒は、第二流穀板によって案内され、ストローラックの下方に設けられた二番樋に集められる。
更に、コンバインは、チャフシーブやストローラックに向けて風を送るファンを備えている(例えば特許文献3参照)。ファンは、チャフシーブ上の藁屑等や該チャフシーブから落下してきた藁屑等を吹き飛ばす。また、ファンは、ストローラック上の藁屑等や該ストローラックから落下してきた藁屑等を吹き飛ばす。
ところで、穀粒は、同じ品種であったとしても地域によって大きさや重さが異なる。そのため、ファンによる風が第一流穀板に沿ってストローラックへ向かうと、該ストローラック上の脱穀物を吹き飛ばしてしまう場合があった。つまり、ファンによる風が藁屑等と一緒に穀粒をも吹き飛ばしてしまう場合があったのである。そこで、穀粒の特徴に応じた適度な風が当たるよう、ストローラックの取付角度を変更できるとしたコンバインが求められていた。
特開2013−183677号公報 特開2010−88351号公報 特許第5260266号公報
本発明は、穀粒の特徴に応じた適度な風が当たるよう、ストローラックの取付角度を変更できるとしたコンバインを提供することを目的としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に係る発明は、
チャフシーブと、
前記チャフシーブの後方に配置されるストローラックと、
前記チャフシーブ及び前記ストローラックを支持するサイドフレームと、を備え、
前記チャフシーブの下方に一番樋が設けられるとともに該一番樋から前記ストローラックに向けて第一流穀板を設置したコンバインにおいて、
前記ストローラックは、前記第一流穀板に対する取付角度を変更できる、としたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、
前記ストローラックは、複数のラックプレートが一のラックビームに固定されるとともに該ラックビームの端部にフランジを設けた構造とされ、
前記ストローラックは、前記サイドフレームに設けられたいずれかのボルト穴に前記フランジの丸穴を重ね合わせてボルトを締め付けることにより、前記第一流穀板に対する取付角度を変更できる、としたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、
前記ストローラックは、複数のラックプレートが一のラックビームに固定されるとともに該ラックビームの端部にフランジを設けた構造とされ、
前記ストローラックは、前記サイドフレームに設けられたボルト穴に前記フランジの長穴を重ね合わせてボルトを締め付けることにより、前記第一流穀板に対する取付角度を変更できる、としたものである。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のコンバインにおいて、
前記ストローラックは、前記第一流穀板の延長線よりも下方に収まる範囲内へ、前記第一流穀板に対する取付角度を変更できる、としたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、ストローラックは、第一流穀板に対する取付角度を変更できる。これにより、穀粒の特徴に応じた適度な風が当たるよう、ストローラックの取付角度を変更できるので、穀粒が藁屑等と一緒に吹き飛ばない。従って、穀粒の選別精度を向上させることが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、ストローラックは、サイドフレームに設けられたいずれかのボルト穴にフランジの丸穴を重ね合わせてボルトを締め付けることにより、第一流穀板に対する取付角度を変更できる。これにより、穀粒の特徴に応じた適度な風が当たるよう、ストローラックの取付角度を選択できるので、穀粒が藁屑等と一緒に吹き飛ばない。従って、穀粒の選別精度を向上させることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、ストローラックは、サイドフレームに設けられたボルト穴にフランジの長穴を重ね合わせてボルトを締め付けることにより、第一流穀板に対する取付角度を変更できる。これにより、穀粒の特徴に応じた適度な風が当たるよう、ストローラックの取付角度を調節できるので、穀粒が藁屑等と一緒に吹き飛ばない。従って、穀粒の選別精度を向上させることが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、ストローラックは、第一流穀板の延長線よりも下方に収まる範囲内へ、第一流穀板に対する取付角度を変更できる。これにより、第一流穀板に沿って流れる風が強くとも、穀粒が藁屑等と一緒に吹き飛ばない。従って、穀粒の選別精度を向上させることが可能となる。
コンバインの左側面を示す図。 コンバインの右側面を示す図。 選別装置の構造を示す図。 選別装置が穀粒を選別している状況を示す図。 ストローラックを取り巻く風の流れを示す図。 ストローラックの構造を示す図。 ストローラックの取付構造を示す図。 ストローラックの取付角度を変更したときの各状態を示す図。 ストローラックの取付構造を示す図。 ストローラックの取付角度を変更したときの各状態を示す図。 第二送風装置を取り付けた選別装置を示す図。 第二送風装置の取付構造を示す図。
まず、コンバイン100について簡単に説明する。
図1は、コンバイン100の左側面を示している。図2は、コンバイン100の右側面を示している。図中には、コンバイン100の前後方向及び上下方向を表す。
コンバイン100は、主に走行装置1と、刈取装置2と、脱穀装置3と、選別装置4と、貯留装置5と、動力装置6と、で構成されている。
走行装置1は、フレーム10の下方に設けられている。走行装置1は、トランスミッション11と、左右一対のクローラ装置12・12と、で構成されている。トランスミッション11は、後述するディーゼルエンジン61の動力をクローラ装置12・12へ伝達する。クローラ装置12・12は、コンバイン100を前後方向に走行させる。また、クローラ装置12・12は、コンバイン100を左右方向に旋回させる。
刈取装置2は、走行装置1の前方に設けられている。刈取装置2は、リール21と、カッター22と、掻込オーガ23と、コンベヤ24と、で構成されている。リール21は、回転することによって圃場の穀稈をカッター22へ案内する。カッター22は、リール21によって案内された穀稈を切断する。掻込オーガ23は、カッター22によって切断された穀稈を所定の位置に集合させる。コンベヤ24は、掻込オーガ23によって集合させた穀稈を脱穀装置3へ搬送する。
脱穀装置3は、刈取装置2の後方に設けられている。脱穀装置3は、扱胴31と、受網32と、で構成されている。扱胴31は、回転することによって穀稈を脱穀する。また、扱胴31は、回転することによって穀稈を搬送する。受網32は、扱胴31によって搬送される穀稈を支持するとともに、脱穀物を選別装置4へ落下させる。なお、脱穀後の穀稈は、カッターによって細かく裁断されて排出される。
選別装置4は、脱穀装置3の下方に設けられている。選別装置4は、揺動装置41と、送風装置42と、で構成されている。揺動装置41は、脱穀物をふるいにかけることによって穀粒を選別する。送風装置42は、脱穀物に含まれる藁屑等を吹き飛ばすことによって穀粒を選別する。なお、藁屑等は、カッターによって細かく裁断されて排出される。
貯留装置5は、脱穀装置3及び選別装置4の側方に設けられている。貯留装置5は、グレンタンク51と、排出オーガ52と、で構成されている。グレンタンク51は、選別装置4から搬送されてきた穀粒を貯留する。排出オーガ52は、グレンタンク51内の穀粒を排出する際に用いられる。なお、排出オーガ52は、穀粒の排出作業を行なう際に回動され、穀粒を任意の場所に排出できる。
動力装置6は、貯留装置5の前方に設けられている。動力装置6は、ディーゼルエンジン61で構成されている。ディーゼルエンジン61は、燃料を燃焼させて得た熱エネルギーを運動エネルギーに変換する。具体的に説明すると、ディーゼルエンジン61は、燃料を燃焼させて得た熱エネルギーを走行装置1などの動力に変換する。なお、電力によって動力を発生させる電動モータであってもよい。
次に、選別装置4について更に詳しく説明する。なお、以下では、脱穀物を「脱穀物C」、穀粒を「穀粒G」、藁屑等を「藁屑等S」として説明する。
図3は、選別装置4の構造を示している。図4は、選別装置4が穀粒Gを選別している状況を示している。図中には、脱穀物Cである穀粒Gと藁屑等Sが移動する方向を表す。また、図中には、ファン421による風が流れる方向を表す。
上述したように、選別装置4は、揺動装置41と、送風装置42と、で構成されている。揺動装置41は、脱穀物Cをふるいにかけることによって穀粒Gを選別する。送風装置42は、脱穀物Cに含まれる藁屑等Sを吹き飛ばすことによって穀粒Gを選別する。
揺動装置41は、主に、フィードパン411と、チャフシーブ412と、ストローラック413と、セパレータ414と、で構成されている。本揺動装置41においては、フィードパン411の後方にチャフシーブ412が配置され、該チャフシーブ412の後方にストローラック413が配置されている。更に、チャフシーブ412の上方にセパレータ414が配置されている。
フィードパン411は、広く平らに形成された構造体である。フィードパン411は、受網32から落下してきた脱穀物Cを受け止める。また、フィードパン411は、前後に揺動することにより、該フィードパン411上の脱穀物Cを均しながら後方に移動させる。このとき、脱穀物Cは、斜めに取り付けられたフィン411fによって左右方向にも満遍なく広げられる。
チャフシーブ412は、複数のシーブプレート412pを所定の間隔をあけて平行に取り付けた構造体である。チャフシーブ412は、フィードパン411から送られてきた脱穀物Cを濾過する。つまり、チャフシーブ412は、前後に揺動することにより、フィードパン411から送られてきた脱穀物Cをふるいにかけるのである。これにより、脱穀物Cに混入している藁屑等Sを浮き上がらせ、穀粒Gと分けることができる。こうして、チャフシーブ412は、脱穀物Cから穀粒Gの選別(揺動選別)を行なう。なお、選別後の脱穀物C(穀粒Gのみとなっている)は、ふるい網415を通った後に、第一流穀板431に案内されて一番樋43へ落下する。また、チャフシーブ412の上に残った脱穀物Cは、後方に移動してストローラック413へ送られる。
ストローラック413は、複数のラックプレート413pを所定の間隔をあけて平行に取り付けた構造体である。ストローラック413は、チャフシーブ412から送られてきた脱穀物Cを濾過する。つまり、ストローラック413は、前後に揺動することにより、チャフシーブ412から送られてきた脱穀物Cをふるいにかけるのである。これにより、脱穀物Cに混入している比較的に大きな藁屑等Sを支持し、穀粒Gと分けることができる。こうして、ストローラック413は、脱穀物Cから穀粒Gの選別(揺動選別)を行なう。なお、選別後の脱穀物C(穀粒Gと少数の小さな藁屑等Sとなっている)は、第二流穀板441に案内されて二番樋44へ落下する。また、ストローラック413の上に残った脱穀物Cは、後方に移動して外部へ排出される。
セパレータ414は、広く平らな板材に無数の穴を設けた構造体である。セパレータ414は、受網32から落下してきた脱穀物Cを濾過する。つまり、セパレータ414は、前後に揺動することにより、受網32から落下してきた脱穀物Cをふるいにかけるのである。これにより、脱穀物Cに混入している比較的に大きな藁屑等Sを引っ掛け、残りの脱穀物Cと分けることができる。こうして、セパレータ414は、脱穀物Cから比較的に大きな藁屑等Sを取り除く。なお、選別後の脱穀物C(穀粒Gと多数の小さな藁屑等Sとなっている)は、直接にチャフシーブ412へ落下する。また、セパレータ414の上に残った脱穀物Cは、後方に移動してストローラック413へ落下する。このとき、脱穀物Cは、ふるい線414Sによって更にふるいにかけられる。
送風装置42は、主に、ファン421と、ファンケース422と、で構成されている。本送風装置42においては、フィードパン411の下方にファン421が配置され、該ファン421を覆うようにファンケース422が配置されている。
ファン421は、複数のファンプレート421pを所定の角度毎に取り付けた構造体である。ファン421は、チャフシーブ412やストローラック413に向けて風を送り、藁屑等Sを吹き飛ばす。つまり、ファン421は、回転して風を送り出すことにより、チャフシーブ412上の藁屑等Sや該チャフシーブ412から落下してきた藁屑等Sを吹き飛ばす。また、ファン421は、回転して風を送り出すことにより、ストローラック413上の藁屑等Sや該ストローラック413から落下してきた藁屑等Sを吹き飛ばす。これにより、脱穀物Cに混入している比較的に小さな藁屑等Sを吹き飛ばし、穀粒Gと分けることができる。こうして、ファン421は、脱穀物Cから穀粒Gの選別(風選別)を行なう。なお、選別後の脱穀物C(穀粒Gのみとなっている)は、第一流穀板431に案内されて一番樋43へ落下する。若しくは、選別後の脱穀物C(穀粒Gと少数の小さな藁屑等Sとなっている)は、第二流穀板441に案内されて二番樋44へ落下する。
ファンケース422は、板材を折り曲げて形成された構造体である。ファンケース422は、ファン421を覆うとともに該ファン421が送り出した風を所定の方向へ案内する。具体的に説明すると、ファンケース422は、ファン421が送り出した風を四つに分岐し、それぞれを所定の方向へ案内する。
ここで、風が流れる方向について詳しく説明する。
本送風装置42は、アッパガイド423を備えている。アッパガイド423は、ファン421が上方へ送り出した風を分岐し、一方をチャフシーブ412の上面に沿わせ、他方をチャフシーブ412の下面に沿わせる。これにより、チャフシーブ412やストローラック413上の藁屑等Sを吹き飛ばすことができる。また、チャフシーブ412やストローラック413から落下してきた藁屑等Sを吹き飛ばすことができる。更に、ふるい網415上の藁屑等Sを吹き飛ばすことができる。
本送風装置42は、ロワガイド424を備えている。ロワガイド424は、ファン421が後方へ送り出した風を分岐し、一方をふるい網415を介してチャフシーブ412に向かわせ、他方を第一流穀板431に沿わせてストローラック413に向かわせる。これにより、チャフシーブ412やストローラック413上の藁屑等Sを吹き飛ばすことができる。また、チャフシーブ412やストローラック413から落下してきた藁屑等Sを吹き飛ばすことができる。更に、ふるい網415上の藁屑等Sを吹き飛ばすことができる。なお、第一流穀板431は、チャフシーブ412の下方に設けられた一番樋43からストローラック413に向けて設置されている。このため、第一流穀板431に沿って流れる風は、徐々に強められてストローラック413に到達する(図5の※印参照)。
次に、ストローラック413を取り巻く風の流れについて説明する。
図5は、ストローラック413を取り巻く風の流れを示している。図中には、第一流穀板431に沿って流れてきた風を表す。
上述したように、第一流穀板431に沿って流れる風は、徐々に強められてストローラック413に到達する(※印参照)。そして、風は、ストローラック413を構成するラックプレート413pに沿って後方へ流れていく。また、風は、ラックプレート413pの隙間を下から上に通り抜け、後方へ流れていく。従って、ストローラック413による選別精度は、該ストローラック413を取り巻く風の強さや方向に影響を受けることとなる。そこで、本コンバイン100のストローラック413は、第一流穀板431に対する取付角度αを変更できるとしたのである。
このように、ストローラック413は、第一流穀板431に対する取付角度αを変更できる。これにより、穀粒Gの特徴に応じた適度な風が当たるよう、ストローラック413の取付角度αを変更できるので、穀粒Gが藁屑等Sと一緒に吹き飛ばない。従って、穀粒Gの選別精度を向上させることが可能となる。
以下に、かかる技術的思想を実現した構造について説明する。
まず、ストローラック413の構造について詳細に説明する。
図6は、ストローラック413の構造を示している。(A)は、第一実施形態に係るストローラック413であり、(B)は、第二実施形態に係るストローラック413である。
ストローラック413は、ラックプレート413pと、ラックビーム413bと、フランジ413fと、で構成されている。本ストローラック413においては、複数のラックプレート413pが一のラックビーム413bに固定されるとともに該ラックビーム413bの端部にフランジ413fを設けた構造となっている。
ラックプレート413pは、左右対称とした板材の両翼部413w・413wを後方に折り曲げて互いに平行としている。各翼部413wは、その上端が波形状に形成されている。これは、揺動運動を利用して藁屑等Sを後方へ送るためである。なお、各翼部413wがつながる基端部413eには、上下に二つの丸穴hが設けられている。
ラックビーム413bは、板材の平面部413sが後下方に向くように溶接されている。かかる平面部413sには、上下に二つのリベットボルトBが複数列取り付けられている。そのため、平面部413sには、複数のラックプレート413pをナットNによって固定することができる。なお、本ストローラック413は、合計14個のラックプレート413pを有している。
フランジ413fは、板材から略台形状に切り出されて形成されている。また、フランジ413fには、その上部に一つの丸穴hxが設けられている。更に、フランジ413fには、その下部に一つの丸穴hyが設けられている(図6の(A)参照)。若しくは、その下部に一つの長穴hzが設けられている(図6の(B)参照)。
以下に、第一実施形態に係るストローラック413の取付構造について説明する。
図7は、ストローラック413の取付構造を示している。図8は、ストローラック413の取付角度αを変更したときの各状態を示している。(A)は、取付角度αを大きくした状態であり、(B)は、取付角度αを小さくした状態である。
本選別装置4において、フィードパン411やチャフシーブ412は、サイドフレーム416によって支持されている。また、ストローラック413も、サイドフレーム416によって支持されている。
サイドフレーム416は、コンバイン100の前後方向に対して平行に配置されている。サイドフレーム416には、前後方向に沿って複数のボルト穴が設けられており、該ボルト穴を利用してフィードパン411やチャフシーブ412等が固定される。また、サイドフレーム416には、所定の位置に三つのボルト穴bx・by1・by2が設けられており、該ボルト穴bx・by1・by2を利用してストローラック413が固定される。ここで、サイドフレーム416に設けられたボルト穴bx・by1・by2について説明する。
サイドフレーム416には、フランジ413fの丸穴hxに対応するボルト穴bxが設けられている。そのため、サイドフレーム416に設けられたボルト穴bxにフランジ413fの丸穴hxを重ね合わせてボルトBxを締め付けることができる。更に、サイドフレーム416には、フランジ413fの丸穴hyに対応する二つのボルト穴by1・by2が設けられている。なお、二つのボルト穴by1・by2は、ボルト穴bxを中心とした円弧上に設けられている。そのため、いずれかのボルト穴by1・by2を選択し、フランジ413fの丸穴hyを重ね合わせてボルトByを締め付けることができる。
例えば、サイドフレーム416に設けられたボルト穴bxにフランジ413fの丸穴hxを重ね合わせてボルトBxを締め付け、サイドフレーム416に設けられたボルト穴by1にフランジ413fの丸穴hyを重ね合わせてボルトByを締め付けた場合、ストローラック413は、所定の取付角度α1となる(図8の(A)参照)。取付角度α1は、第一流穀板431に対してなす角度であり、従来のコンバインと同じ値である。
他方、サイドフレーム416に設けられたボルト穴bxにフランジ413fの丸穴hxを重ね合わせてボルトBxを締め付け、サイドフレーム416に設けられたボルト穴by2にフランジ413fの丸穴hyを重ね合わせてボルトByを締め付けた場合、ストローラック413は、所定の取付角度α2となる(図8の(B)参照)。取付角度α2は、第一流穀板431に対してなす角度であり、従来のコンバインよりも小さい値である。
このように、ストローラック413は、サイドフレーム416に設けられたいずれかのボルト穴(by1若しくはby2)にフランジ413fの丸穴hyを重ね合わせてボルトByを締め付けることにより、第一流穀板431に対する取付角度αを変更できる。これにより、穀粒Gの特徴に応じた適度な風が当たるよう、ストローラック413の取付角度αを選択できるので、穀粒Gが藁屑等Sと一緒に吹き飛ばない。従って、穀粒Gの選別精度を向上させることが可能となる。
なお、本コンバイン100においては、取付角度α1と取付角度α2のいずれかを選択できる設計であるが、これに限定するものではない。例えば、サイドフレーム416に更に多くのボルト穴by1・by2・・・を設け、多段化することも可能である。また、取付角度α1は、従来のコンバインと同じ値とされ、取付角度α2は、従来のコンバインよりも小さい値とされているが、これについても限定するものではない。本発明の技術的思想は、いずれかのボルト穴by1・by2を選択してストローラック413を固定することにより、ストローラック413の取付角度αが変わる点にある。
以下に、第二実施形態に係るストローラック413の取付構造について説明する。
図9は、ストローラック413の取付構造を示している。また、図10は、ストローラック413の取付角度αを変更したときの各状態を示している。(A)は、取付角度αを大きくした状態であり、(B)は、取付角度αを小さくした状態である。
本選別装置4において、フィードパン411やチャフシーブ412は、サイドフレーム416によって支持されている。また、ストローラック413も、サイドフレーム416によって支持されている。
サイドフレーム416は、コンバイン100の前後方向に対して平行に配置されている。サイドフレーム416には、前後方向に沿って複数のボルト穴が設けられており、該ボルト穴を利用してフィードパン411やチャフシーブ412等が固定される。また、サイドフレーム416には、所定の位置に二つのボルト穴bx・bzが設けられており、該ボルト穴bx・bzを利用してストローラック413が固定される。ここで、サイドフレーム416に設けられたボルト穴bx・bzについて説明する。
サイドフレーム416には、フランジ413fの丸穴hxに対応するボルト穴bxが設けられている。そのため、サイドフレーム416に設けられたボルト穴bxにフランジ413fの丸穴hxを重ね合わせてボルトBxを締め付けることができる。更に、サイドフレーム416には、フランジ413fの長穴hzに対応するボルト穴bzが設けられている。なお、長穴hzは、丸穴hxを中心とした円弧状に形成されている。そのため、ボルト穴bzに対する高さをズラした位置で、フランジ413fの長穴hzを重ね合わせてボルトBzを締め付けることができる。
例えば、サイドフレーム416に設けられたボルト穴bxにフランジ413fの丸穴hxを重ね合わせてボルトBxを締め付け、サイドフレーム416に設けられたボルト穴bzにフランジ413fの長穴hzの下端を重ね合わせてボルトBzを締め付けた場合、ストローラック413は、所定の取付角度α1となる(図10の(A)参照)。取付角度α1は、第一流穀板431に対してなす角度であり、従来のコンバインと同じ値である。
他方、サイドフレーム416に設けられたボルト穴bxにフランジ413fの丸穴hxを重ね合わせてボルトBxを締め付け、サイドフレーム416に設けられたボルト穴bzにフランジ413fの長穴hzの上端を重ね合わせてボルトBzを締め付けた場合、ストローラック413は、所定の取付角度α2となる(図10の(B)参照)。取付角度α2は、第一流穀板431に対してなす角度であり、従来のコンバインよりも小さい値である。
このように、ストローラック413は、サイドフレーム416に設けられたボルト穴bzにフランジ413fの長穴hzを重ね合わせてボルトBzを締め付けることにより、第一流穀板431に対する取付角度αを変更できる。これにより、穀粒Gの特徴に応じた適度な風が当たるよう、ストローラック413の取付角度αを調節できるので、穀粒Gが藁屑等Sと一緒に吹き飛ばない。従って、穀粒Gの選別精度を向上させることが可能となる。
なお、本コンバイン100においては、取付角度α1と取付角度α2の間で調節できる設計であるが、これに限定するものではない。例えば、フランジ413fに更に長い長穴hzを設け、広範化することも可能である。また、取付角度α1は、従来のコンバインと同じ値とされ、取付角度α2は、従来のコンバインよりも小さい値とされているが、これについても限定するものではない。本発明の技術的思想は、長穴hzをズラしてストローラック413を固定することにより、ストローラック413の取付角度αが変わる点にある。
次に、本コンバイン100の他の特徴点について説明する。
上述したように、第一流穀板431に沿って流れる風は、徐々に強められてストローラック413に到達する(図5の※印参照)。そして、風は、ストローラック413を構成するラックプレート413pに沿って後方へ流れていく。また、風は、ラックプレート413pの隙間を下から上に通り抜け、後方へ流れていく。従って、ストローラック413による選別精度は、該ストローラック413を取り巻く風の強さや方向に影響を受けることとなる。そこで、本コンバイン100のストローラック413は、第一流穀板431に対する取付角度αを変更できるとしたのである。
しかし、ストローラック413の取付角度αを変更できるとしても、第一流穀板431に沿って流れる風が直接にストローラック413に当たる場合は、藁屑等Sと一緒に穀粒Gをも吹き飛ばしてしまう可能性が高い。従って、ストローラック413は、第一流穀板431の延長線Lよりも下方に収まる範囲内へ、第一流穀板431に対する取付角度αを変更できるとしたのである(図8の(B)及び図10の(B)参照)。
このように、ストローラック413は、第一流穀板431の延長線Lよりも下方に収まる範囲内へ、第一流穀板431に対する取付角度αを変更できる。これにより、第一流穀板431に沿って流れる風が強くとも、穀粒Gが藁屑等Sと一緒に吹き飛ばない。従って、穀粒Gの選別精度を向上させることが可能となる。
次に、本コンバイン100に用いた選別装置4の特徴点について説明する。
本選別装置4は、一番樋43と二番樋44の間に第二送風装置45を取り付けることができる。以下では、送風装置42を「第一送風装置42」として説明する。
図11は、第二送風装置45を取り付けた選別装置4を示している。図中には、第一送風装置42による風が流れる方向と第二送風装置45による風が流れる方向を表す。また、図12は、第二送風装置45の取付構造を示している。
本選別装置4は、第二送風装置45の有無が異なる仕様であっても、他の構成部品が共通する。これは、第二送風装置45を取り付けた仕様のためにケース442に通風孔45hを設けておき、第二送風装置45を取り付けない仕様においては、かかる通風孔45hをプレート443で塞ぐとしたことによる。
このように、ケース442に通風孔45hを設けておき、該通風孔45hをプレート443で閉塞自在とする。これにより、第二送風装置45の有無が異なる仕様であっても、他の構成部品が共通する。従って、コストの低減を図ることが可能となる。
100 コンバイン
4 選別装置
41 揺動装置
411 フィードパン
412 チャフシーブ
413 ストローラック
414 セパレータ
42 送風装置
421 ファン
422 ファンケース
43 一番樋
431 第一流穀板
44 二番樋
441 第二流穀板
C 脱穀物
G 穀粒
S 藁屑等
α 取付角度

Claims (4)

  1. チャフシーブと、
    前記チャフシーブの後方に配置されるストローラックと、
    前記チャフシーブ及び前記ストローラックを支持するサイドフレームと、を備え、
    前記チャフシーブの下方に一番樋が設けられるとともに該一番樋から前記ストローラックに向けて第一流穀板を設置したコンバインにおいて、
    前記ストローラックは、前記第一流穀板に対する取付角度を変更できる、ことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記ストローラックは、複数のラックプレートが一のラックビームに固定されるとともに該ラックビームの端部にフランジを設けた構造とされ、
    前記ストローラックは、前記サイドフレームに設けられたいずれかのボルト穴に前記フランジの丸穴を重ね合わせてボルトを締め付けることにより、前記第一流穀板に対する取付角度を変更できる、ことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記ストローラックは、複数のラックプレートが一のラックビームに固定されるとともに該ラックビームの端部にフランジを設けた構造とされ、
    前記ストローラックは、前記サイドフレームに設けられたボルト穴に前記フランジの長穴を重ね合わせてボルトを締め付けることにより、前記第一流穀板に対する取付角度を変更できる、ことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  4. 前記ストローラックは、前記第一流穀板の延長線よりも下方に収まる範囲内へ、前記第一流穀板に対する取付角度を変更できる、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコンバイン。
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