JP2015186056A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】金属外装のカメラであっても、複数の無線アンテナを外観形状に影響を与る事無く、かつ電波特性的にも不利にならないように効率的に無線アンテナを配置し、さらに金属外装の強度低下を少なくすることができるカメラを提供する。
【解決手段】外装が金属で構成され、ユーザーがグリップするための凸形状であるグリップ部を、少なくとも2つの無線アンテナを搭載したカメラにおいて、突起形状のグリップ部に前記2つの無線アンテナを略垂直に、かつお互いの配置面を遮らないように配置し、前記2つの無線アンテナの配置面が略直交する稜線部に開口を設けた事を特徴とする。
【選択図】 図4
【解決手段】外装が金属で構成され、ユーザーがグリップするための凸形状であるグリップ部を、少なくとも2つの無線アンテナを搭載したカメラにおいて、突起形状のグリップ部に前記2つの無線アンテナを略垂直に、かつお互いの配置面を遮らないように配置し、前記2つの無線アンテナの配置面が略直交する稜線部に開口を設けた事を特徴とする。
【選択図】 図4
Description
本発明は、撮像装置としてのカメラにおいて他の機器と無線通信を行う際に用いる無線アンテナを内蔵した撮像装置(以下、カメラと記載)に関する。
近年、カメラと他の機器との間で無線通信を行うものが知られている。カメラ本体と他のアクセサリー間での情報の通信や、カメラで撮像した画像信号を例えば、コンピュータなどの外部装置や、他のカメラとの間で無線通信により送受信する無線通信手段を有しているものがある。
このような無線通信手段としては、各種規格に準拠した無線接続手段やGPS受信ユニットといった無線通信手段を具備するカメラも知られており、それらのカメラにおいては、筐体内に無線通信ユニットや無線アンテナ等が配置されることになるが、その内部配置に関しては、特許文献1や特許文献2によって種々の提案が開示されている。
また、無線接続手段でも短距離無線通信(NFC)や無線接続(BlueTooth(登録商標)やWiFi)、さらにはGPSなど複数の無線アンテナを内蔵することで、さらに便利な使い勝手を提供する製品も増えている。
一方、近年のカメラは、カメラの外装部材として金属材料を採用することが多くなっている。金属材料を外装部材とすることで、高級感や強度を得られる等の利点がある。
しかしながら、上記特許文献1によって開示されている支持部に無線アンテナを搭載した場合に、一眼レフカメラでは交換レンズが邪魔で相手側電子機器の通信面にカメラを正対して接触させる事が出来ない。例え、交換レンズを外した状態であっても、交換レンズのマウントと支持部(グリップ部)の高さを同じにする必要があり、デザイン上の制約になってしまう。
また、カメラの外装部材として金属材料を適用する場合、電波等は外装部材を透過することがないので、カメラの筐体の強度をあげるために使用するには問題ないが、筐体内部の無線アンテナに無線通信のための電波を伝搬させることができないという問題があり、上記開示のカメラでは金属外装にすることが出来ない。
また、上記特許文献2によって開示されている手段を金属外装のデジタルカメラでは、ケース本体は金属で構成されているが、グリップ部を合成樹脂性のグリップとしてその内部に前記通信機能のアンテナを設けているが、周波数が異なる複数のアンテナを配置する事には言及していないし、同じ面に複数のアンテナを配置した場合には、お互いの電波を妨害して所望の性能を出すことが出来ない。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、他の機器と無線通信を行う際に用いる無線アンテナを複数搭載したカメラにおいて、金属外装のカメラであっても、カメラの外観デザインを損なうことなく、電波特性的にも不利にならないように効率的に無線アンテナを配置し、金属外装の開口を最小限に抑える事が出来るので、強度低下の少ないカメラを提供する事である。
上記目的を達成するために、本発明によるカメラは、把持するための突起形状のグリップ部(1a)を含む外装が金属で構成され、前記グリップ部(1a)に少なくとも周波数が異なる2つの無線アンテナ(120、121)を搭載したカメラ(1)において、
前記突起形状のグリップ部(1a)に前記2つの無線アンテナを略垂直に、かつお互いの配置面を横切らないように配置し、前記2つの無線アンテナの配置面(1g、1h)が略直交する稜線部に開口(1j)を設けた事を特徴とする。
前記突起形状のグリップ部(1a)に前記2つの無線アンテナを略垂直に、かつお互いの配置面を横切らないように配置し、前記2つの無線アンテナの配置面(1g、1h)が略直交する稜線部に開口(1j)を設けた事を特徴とする。
本発明によれば、他の機器と無線通信を行う際に用いる無線アンテナを複数搭載したカメラにおいて、金属外装の撮像装置であっても、撮像装置の外観デザインを損なうことなく、電波特性的にも不利にならないように効率的に無線アンテナを配置し、金属外装の開口を最小限に抑える事が出来る。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1、図2は本実施の形態に係る一眼レフカメラの外観を示す図である。具体的には、図1はカメラ前面側より見た斜視図であって、撮影レンズユニットを外した状態を示し、図2はカメラ背面側より見た斜視図である。
図1において、1はカメラ本体でありマグネシウム合金などの金属材料でその外装を構成している。横位置撮影時に使用者がカメラを安定して握り易いように前方に突出した横位置用グリップ部1aが設けられている。また、縦位置撮影時に使用者がカメラを安定して握り易いように前方に突出した縦位置用グリップ部1bが設けられている。
2はマウント部であり、着脱可能な撮影レンズユニット(不図示)をカメラ本体に固定させる。マウント接点21は、カメラ本体と撮影レンズユニットとの間で制御信号、状態信号、データ信号などを介在すると共に、撮影レンズユニット側に電力を供給する機能を有する。また、マウント接点21は電気通信のみならず、光通信、音声通信などを可能なように構成してもよい。
4は撮影レンズユニットを取り外す際に押し込むレンズロック解除釦である。5はカメラ筐体内に配置されたミラーボックスで、撮影レンズを通過した撮影光束はここへ導かれる。ミラーボックス5の内部には、クイックリターンミラー6が配設されている。クイックリターンミラー6は、撮影光束をペンタプリズム22(図3を参照)の方向へ導くために撮影光軸に対して45°の角度に保持される状態(6a)と、撮像素子33(図3を参照)の方向へ導くために撮影光束から退避した位置に保持される状態(6b)とを取り得る。
カメラ上部のグリップ側には、撮影開始の起動スイッチとしての横位置用のシャッタボタン7が配置されており、シャッタボタン7は、第1ストロークでSW1(後述の7a)がONし、第2ストロークにてSW2(後述の7b)がONする構成となっている。
カメラのグリップ部の下部には、撮影開始の起動スイッチとしての縦位置用のシャッタボタン16が配置されており、シャッタボタン16は、第1ストロークでSW1(後述の16a)がONし、第2ストロークにてSW2(後述の16b)がONする構成となっている。
シャッタボタン7の後方には、各種モードに応じてシャッタスピードなどの設定を行うめのメイン操作ダイヤル8と、各種設定を行うためのMENUモードを呼び出すためのMENU釦10があり、メイン操作ダイヤル8や後述するサブ操作ダイヤル20によって設定された内容を外部液晶表示装置9やカラー液晶モニタ19に表示するようになっている。
カメラ上部中央には、カメラ本体に対して外部フラッシュなどのアクセサリーを着脱可能とするアクセサリーシュー12と中央部にシンクロ接点11a(金属部品)を保持し樹脂で形成されたアクセサリーシューベース11が配置されている。
グリップに対して反対側の側面には、開閉可能な外部端子蓋1cがあり、外部端子蓋1cを開けた内部には、外部インタフェース40としてHDMI(登録商標)出力用端子やUSB出力用コネクタなどが納められている。
外部インタフェースの下部には電源となる電池42が配置されている。42aは電池を取り出すためのつまみである。
図2において、カメラ背面の上方には樹脂で形成されたアイピースカバー26があり、中央部には、被写体像を観察するためのファインダーの接眼レンズ18が設けられている。接眼レンズ18の下には、画像表示可能なカラー液晶モニタ19が設けられている。カラー液晶モニタ19の横に配置されたサブ操作ダイヤル20は、メイン操作ダイヤル8の機能の補助的役割を担う。また、このサブ操作ダイヤル20は、カラー液晶モニタ19に表示される撮影済み画像の表示選択にも用いられる。43はカメラの電源を入れたり切ったりするためのメインスイッチである。50は画像された画像を再生させる再生釦。15はカラー液晶モニタ19に表示させた画像を消去する消去釦。51は、オートフォーカスを開始させるためのAFスタート釦であり、横位置用AFスタート釦51aと縦位置用AFスタート釦51bがそれぞれ配置している。52は、測光した測光値を一時的保持するためのAEロック釦であり、横位置用AEロック釦52aと縦位置用AEロック釦52bがそれぞれ配置している。
53はMENU釦とメイン操作ダイヤル8、サブ操作ダイヤル20で選択される設定を確定させたり、無線で送信する際にサブ操作ダイヤル20で選択した画像に対して実行を行うなど、各種決定を行うSET釦である。
1dは、外観の一部を構成していて、後述する着脱可能なメモリ39を収納する収納部のメディアカバー。22は、メディアカバー1dを開けるための操作つまみである。
図3は、第1の実施の形態に係る一眼レフカメラの主要な電気的構成を示すブロック図である。なお、前述の図面と共通する部分は同じ記号で示している。
100はカメラ本体に内蔵されたマイクロコンピュータの中央処理装置(以下、MPUという)である。MPU100は、カメラの動作制御を司るものであり、各要素に対して様々な処理や指示を実行する。
100aはMPU100に内蔵されたEEPROMであり、各種情報を記憶可能である。
MPU100には、ミラー駆動回路101、焦点検出回路102、シャッタ駆動回路103、映像信号処理回路104、スイッチセンス回路105、測光回路106、が接続されている。また、LCD駆動回路107、バッテリチェック回路108、電源供給回路110、についても接続されている。これらの回路はMPUの制御により動作するものである。
MPU100には、ミラー駆動回路101、焦点検出回路102、シャッタ駆動回路103、映像信号処理回路104、スイッチセンス回路105、測光回路106、が接続されている。また、LCD駆動回路107、バッテリチェック回路108、電源供給回路110、についても接続されている。これらの回路はMPUの制御により動作するものである。
また、MPU100は、撮影レンズユニット内に配置されたレンズ制御回路81と、マウント接点21を介して通信を行う。マウント接点21は撮影レンズユニットが接続されるとMPU100へ信号を送信する機能も備えている。これにより、レンズ制御回路81は、MPU100との間で通信を行い、撮影レンズユニット内の撮影レンズ80および絞り84の駆動を、AF駆動回路82および絞り駆動回路83を介して行うことが可能となる。
なお、本実施の形態では便宜上1枚の撮影レンズで示しているが、実際は多数のレンズ群により構成されている。
AF駆動回路82は、たとえばステッピングモータによって構成され、レンズ制御回路81の制御によって撮影レンズ80内のフォーカスレンズ位置を変化させることにより、撮像素子33に撮影光束の焦点を合わせるように調整する。83は絞り駆動回路であり、たとえばオートアイリスなどによって構成され、レンズ制御回路81によって絞り84を変化させ、光学的な絞り値を得るように構成されている。
クイックリターンミラー6は、撮影レンズ80を通過する撮影光束をペンタプリズム23へ導くとともに、その一部を透過させてサブミラー30に導く。サブミラー30は、透過された撮影光束を焦点検出用センサユニット31へ導く。
ミラー駆動回路101は、クイックリターンミラー6を、ファインダにより被写体像を観察可能とする位置(6a)と、撮影光束から待避する位置(6b)とへ駆動するためのものである。同時に、サブミラー30を、焦点検出用センサユニット31へ撮影光束を導く位置と、撮影光束から待避する位置とへ駆動する。具体的には、たとえばDCモータとギヤトレインなどから構成される。
31は不図示である結像面近傍に配置されたフィールドレンズ、反射ミラー及び、2次結像レンズ、絞り、複数のCCDから成るラインセンサ等から構成されている周知の位相差方式の焦点検出センサユニットである。焦点検出センサユニット31から出力された信号は、焦点検出回路102へ供給され、被写体像信号に換算された後MPU100へ送信される。MPU100は被写体像信号に基づいて、位相差検出法による焦点検出演算を行う。そして、デフォーカス量およびデフォーカス方向を求め、これに基づき、レンズ制御回路81およびAF駆動回路82を介して、撮影レンズ80内のフォーカスレンズを合焦位置まで駆動する。
23はペンタプリズムであり、クイックリターンミラー6によって反射された撮影光束を正立正像に変換反射する光学部材である。使用者は、接眼レンズ群18を介して、ペンタプリズム23で正立正像に変換された被写体像を観察することができる。
ペンタプリズム23は、撮影光束の一部を測光センサ44にも導く。測光回路106は、測光センサ44の出力を得て、観察面上の各エリアの輝度信号に変換し、MPU100に出力する。MPU100は、得られる輝度信号から露出値を算出する。
32は機械式フォーカルプレーンシャッタであり、ユーザがファインダにより被写体像を観察している時には撮影光束を遮る。また撮像時にはレリーズ信号に応じて、不図示の先羽根群と後羽根群の走行する時間差により所望の露光時間を得るように構成されている。フォーカルプレーンシャッタ32は、MPU100の指令を受けたシャッタ駆動回路103によって制御される。
33は撮像素子で、撮像デバイスであるCMOSが用いられる。撮像デバイスには、CCD型、CMOS型およびCID型など様々な形態があり、何れの形態の撮像デバイスを採用してもよい。
34はクランプ/CDS(相関二重サンプリング)回路であり、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うとともに、クランプレベルの変更も可能である。35はAGC(自動利得調整装置)であり、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うとともに、AGC基本レベルの変更も可能である。36はA/D変換器であり、撮像素子33のアナログ出力信号をデジタル信号に変換する。
104は映像信号処理回路であり、デジタル化された画像データに対してガンマ/ニー処理、フィルタ処理、モニタ表示用の情報合成処理など、ハードウエアによる画像処理全般を実行する。この映像信号処理回路104からのモニタ表示用の画像データは、カラー液晶駆動回路109を介してカラー液晶モニタ19に表示される。
また、映像信号処理回路104は、MPU100の指示により、メモリコントローラ38を通じて、バッファメモリ37に画像データを保存することも可能である。更に、映像信号処理回路104は、JPEGなどの画像データ圧縮処理を行う機能も有している。連写撮影など連続して撮影が行われる場合は、一旦バッファメモリ37に画像データを格納し、メモリコントローラ38を通して未処理の画像デーを順次読み出すことも可能である。これにより映像信号処理回路104は、A/D変換器36から入力されてくる画像データの速度に関わらず、画像処理や圧縮処理を順次行うことが可能となる。
メモリコントローラ38は、外部インタフェース40(不図示で公知のHDMI出力用端子やUSBコネクタなど)から入力される画像データをメモリ39に記憶することや、メモリ39に記憶されている画像データを外部インタフェース40から出力する機能についても有する。なお、メモリ39は、カメラ本体に対して着脱可能なフラッシュメモリなどである。
105はスイッチセンス回路であり、各スイッチの操作状態に応じて入力信号をMPU100に送信する。7aは、横位置用のレリーズボタン7の第1ストロークによりオンするスイッチSW1である。7bは、レリーズボタン7の第2ストロークによりオンするスイッチSW2である。スイッチSW2がオンされると、撮影開始の指示がMPU100に送信される。16aは、縦位置用のレリーズボタン16の第1ストロークによりオンするスイッチSW1である。16bは、縦位置用レリーズボタン16の第2ストロークによりオンするスイッチSW2である。スイッチSW2がオンされると、撮影開始の指示がMPU100に送信される。
さらには、メイン操作ダイヤル8、サブ操作ダイヤル20、MENU釦10、再生釦50、消去釦51、横位置用AFスタート釦52a、縦位置用AFスタート釦51b、横位置用AEロック釦52a、縦位置用AEロック釦52b、メインスイッチ43なども接続されている。
107はLCD駆動回路であり、MPU100の指示に従って、外部液晶表示装置9やファインダ内液晶表示装置41を駆動する。
108はバッテリチェック回路であり、MPU100からの信号に従って、所定時間バッテリチェックを行い、その検出出力をMPU100へ送る。42は電源部であり、カメラの各要素に対して、必要な電源を供給する。
115はアクセサリーシュー12、アクセサリーシューベース11、アクセサリーシュースプリング13、などで構成されている構成されている外部ストロボIF装置。ここには、ストロボ以にもアクセサリーシュー12に嵌るアクセサリーであればストロボ以外のアクセサリーも装着可能である。
120は画像データなどを無線通信によって外部の機器と送受信する際の無線通信手段としてのWiFi(無線LAN)モジュールであり、制御回路120aを介してMPU100と接続されている。121はNFCなどの短距離無線通信用アンテナであり、外部機器との通信を行うことで、WiFiモジュール120の環境設定などを手軽に行う事が出来る。これら二つの無線アンテナは、WiFiとNFCに限ったものではない。
周波数帯が略同じではない、もしくは略倍数でないアンテナが選ばれる。これはお互いのアンテナの電波が干渉しないようにするためである。
図4から図6を用いて、本発明の第1の実施例を説明する。
図4は、第1の実施の形態に係る一眼レフカメラのアンテナ構成部の部分分解斜視図である。図4はカメラ本体1の横位置用のグリップ1a部分を上方から表している。
カメラ本体1の横位置用グリップ部1aはその最外周部にはラバー素材で形成された横位置グリップラバー1eがあり、その内側で金属材料(例えばマグネシウム合金など)で筐体として構成された横位置用グリップ1fと2重構造となっている。横位置用グリップラバー1eは不図示の両面テープで横位置用グリップ1fに接着固定される。1gはWiFiモジュール120が配置されるA平面で光軸と略直交した面であり、1hはNFCアンテナが配置されるB平面であり、光軸と略平行な面である。すなわちA平面1gとB平面1hは略直交する関係にある。1jはA平面1gとB平面1hの交差する稜線部に設けた開口(空間)であり、A平面1gとB平面1hに配置される無線アンテナの電波が金属外装によって妨害されないようにしていると共に、後述するフレキシブルプリント基板を通す役割を持つ。120はWiFi(無線LAN)モジュールであり、WiFiアンテナ120a、制御回路120b、WiFi用フレキシブルプリント基板コネクター120cがWiFi基板120dの上に実装されている。
120eはWiFi用フレキシブルプリント基板コネクター120cとMPU100をつなぐためのフレキシブルプリント基板であり、開口1jを通してWiFiモジュール120と接続される。122はWiFiモジュール120をA平面1gに固定するためのWiFiモジュール固定ビスである。121はNFCアンテナであり、NFC用フレキシブルプリント基板121aと一体的に構成されている。121はNFCアンテナは不図示の両面テープによって、B平面1hに接着固定される。NFC用フレキシブルプリント基板121aの一端は開口1jを通してMPU100と接続されている。17は樹脂で形成された内蓋であり、内蓋固定ビス123で横位置用グリップ1fに固定される。
図5は、図4の内蓋17と内蓋固定ビス123を除いて組立状態の横位置グリップの正面図である。前述の図面と共通する部分は同じ記号で示している。
1kはA平面1gに設けられたWiFiモジュール120の位置決めボス。120fはWiFiモジュール120の位置決め穴であり、1kの位置決めボスと120fの位置決め穴とが嵌合するようになっている。1mは、内蓋17の位置決め穴で、内蓋17の裏面にある不図示の位置決めボスと嵌合する事で内蓋の位置決めを行う。1nは内蓋17の固定するビス穴であり、内蓋固定ビス123の内の2本がビス締めされる。
図6は、図5中のAA−AAで示された断面を示している。
図4、図5で説明したとおり、WiFiモジュール120が固定されているA平面1gとNFCアンテナ121が固定されているB平面1hが略直交しその稜線部に開口(図中にてハッチング部)1jを設けている。
WiFiモジュール120は、A平面1gとB平面1hを延長した稜線からX(少なくともX>0)離れて配置するように設定することで、WiFiモジュール120がB平面1hを越えることなく配置しているので、NFCアンテナ121の電波を遮る事はない。
NFCアンテナ121は、A平面1gとB平面1hを延長した稜線からY(少なくともY>0)離れて配置するように設定することで、NFCアンテナ121がA平面1gを越えることなく配置しているので、WiFiモジュール120の電波を遮る事はない。
以下、図7を参照して、本発明の第2の実施例を説明する。
図7は、第2の実施の形態に係る一眼レフカメラのアンテナ構成部の部分分解斜視図である。図7はカメラ本体1の縦位置用のグリップ1b部分を下方から表している。
今まで説明した中で、同一部品に関しては同一番号を付している。
カメラ本体1の縦位置用グリップ部1bはその最外周部にはラバー素材で形成された縦位置グリップラバー1sがあり、その内側で金属材料(例えばマグネシウム合金など)で筐体として構成された縦位置用グリップ1tと二重構造となっている。縦位置用グリップラバー1sは不図示の両面テープで縦位置用グリップ1tに接着固定される。1oはWiFiモジュール120が配置されるC平面であり光軸と略直交した面であり、1pはNFCアンテナが配置されるD平面であり、光軸と略平行な面である。すなわちC平面1oとD平面1pは略直交する関係にある。1qはC平面1oとD平面1pの交差する稜線部に設けた開口(空間)であり、C平面1oとD平面1pに配置される無線アンテナの電波が金属外装によって妨害されないようにしていると共に、後述するフレキシブルプリント基板を通す役割を持つ。120はWiFi(無線LAN)のモジュールであり、WiFiアンテナ120a、制御回路120b、WiFi用フレキシブルプリント基板コネクター120cがWiFi基板120dの上に実装されている。
120gはWiFi用フレキシブルプリント基板コネクター120cとMPU100をつなぐためのフレキシブルプリント基板であり、開口1qを通してWiFiモジュール120と接続される。122はWiFiモジュール120をC平面1oに固定するためのWiFiモジュール固定ビスである。121はNFCアンテナであり、NFC用フレキシブルプリント基板121aと一体的に構成されている。121はNFCアンテナは不図示の両面テープによって、D平面1pに接着固定される。NFC用フレキシブルプリント基板121aの一端は開口1qを通してMPU100と接続されている。124は樹脂で形成された内蓋であり、内蓋固定ビス125でカメラ正面から、内蓋固定ビス126でカメラ下面から縦位置用グリップ1tに固定される。
図8は、図7の内蓋124と内蓋固定ビス125、126を除いて組立状態の縦位置グリップ部1bの正面図である。前述の図面と共通する部分は同じ記号で示している。
1rはC平面1oに設けられたWiFiモジュール120の位置決めボス。120fはWiFiモジュール120の位置決め穴であり、1rの位置決めボスと120fの位置決め穴とが嵌合するようになっている。1uは内蓋124の固定するビス穴であり、内蓋固定ビス125がビス締めされる。
図9は、図8中のBB−BBで示された断面を示している。
図7、図8で説明したとおり、WiFiモジュール120が固定されているC平面1oとNFCアンテナ121が固定されているD平面1pが略直交する稜線部に開口(図中ハッチング部)1qを設けている。
WiFiモジュール120は、C平面1oとD平面1pを延長した稜線からX2(少なくともX2>0)離れて配置するように設定することで、WiFiモジュール120がD平面1pを越えることなく配置しているので、NFCアンテナ121の電波を遮る事はない。
NFCアンテナ121は、C平面1oとD平面1pを延長した稜線からY2(少なくともY2>0)離れて配置するように設定することで、NFCアンテナ121がC平面1oを越えることなく配置しているので、WiFiモジュール120の電波を遮る事はない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1:カメラ、1a:横位置グリップ部、1b:縦位置グリップ部、1g:A平面、1h:B平面、17:内蓋、120:WiFiモジュール、121:NFCアンテナ
Claims (7)
- 把持するための突起形状のグリップ部(1a)を含む外装が金属で構成され、
前記グリップ部(1a)に少なくとも周波数が異なる2つの無線アンテナ(120、121)を搭載した撮像装置(1)において、
前記突起形状のグリップ部(1a)に前記2つの無線アンテナを垂直に、
かつお互いの配置面を遮らないように配置し、
前記2つの無線アンテナの配置面(1g、1h)が直交する稜線部に開口(1j)を設けたことを特徴とする撮像装置。 - 2つの無線アンテナの配置面(1g、1h)が直交する稜線部の開口(1j)に前記二つの無線アンテナをカメラ内部の回路に接続するためのフレキシブルプリント基板を通すことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記グリップ部(1a)配置した周波数が異なる2つの無線アンテナ(120、121)の内、第1の無線アンテナを撮影光軸と直交する面(1g)に配置し、第2の無線アンテナを撮影光軸と平行で突起形状のグリップに連なる平面部(1h)に配置を搭載したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
- 第1の無線アンテナは、無線LAN用の無線アンテナであり、第2の無線アンテナは短距離無線通信用アンテナであることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 少なくとも2つの無線アンテナは、周波数帯が同じでない、もしくは倍数ではないことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の撮像装置。
- 把持するための突起形状のグリップ部は横位置撮影用のグリップ部(1a)であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の撮像装置。
- 把持するための突起形状のグリップ部は縦位置撮影用のグリップ部(1c)であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の撮像装置。
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