JP2009175311A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化したメインシャーシと電池収納部で筐体の剛性を持たせる構成においても、グリップ部のねじり及び折り曲げに強い撮像装置を提供する。
【解決手段】レンズが装着されるマウント508が取り付けられ、レンズからの光を反射するミラー512を収容するミラーボックス511と、グリップ部513内に設けられた電池収納部700と、ミラーボックス511及び電池収納部700が締結されるシャーシ300とを備えた撮像装置1であって、シャーシ300は、ミラーボックス511が締結される第1の面301aと、電池収納部700が締結される第2の面302aを有し、第1の面301aと第2の面302aとの間に複数の屈曲部(303a、304a)を有する。
【選択図】図8B
【解決手段】レンズが装着されるマウント508が取り付けられ、レンズからの光を反射するミラー512を収容するミラーボックス511と、グリップ部513内に設けられた電池収納部700と、ミラーボックス511及び電池収納部700が締結されるシャーシ300とを備えた撮像装置1であって、シャーシ300は、ミラーボックス511が締結される第1の面301aと、電池収納部700が締結される第2の面302aを有し、第1の面301aと第2の面302aとの間に複数の屈曲部(303a、304a)を有する。
【選択図】図8B
Description
本発明は電子撮像装置の内部構造体であるメインシャーシの形状に起因する筐体の剛性に関する。
近年、電子撮像装置は低ランニングコストの実現及び小型軽量化が図られており、その手法の一つとして内部構造体であるメインシャーシの小型化が行なわれている。(特許文献1参照)
まず、図10でメインシャーシを小型化した撮像装置の説明を行なう。
まず、図10でメインシャーシを小型化した撮像装置の説明を行なう。
メインシャーシ300は撮像装置の内部構造体であり、軽量化のために薄い鋼板を使用している。撮像装置は電池収納部700、ミラーボックス511、グリップ部513を有する。
メインシャーシ300はミラーボックス511を覆うことのできる大きさであり、ミラーボックス511はメインシャーシ300に取り付けられている。メインシャーシ300は端部707、708で電池収納部700と締結される構造になっている。また、グリップ部513は電池収納部700に締結されている。このため撮像装置は剛体であるメインシャーシ300と電池収納部700とで筐体剛性を待たせる構造になっている。
特開2004−328215号公報
この様に、メインシャーシと電池収納部で筐体剛性を持たせ、ミラーボックスとグリップ部の間に、メインシャーシと電池収納部の締結部を持たせた撮像装置は、レンズ鏡筒とグリップ部で撮像装置本体を保持した場合に、撮像装置本体に取り付けられるレンズ装置の重み等によって、強度を十分に確保できずに変形や破損を起こす恐れがあった。これは、グリップ部の折り曲げやねじりに対し薄い鋼板のメインシャーシと締結部にストレスがかかってしまうためである。
本発明は、小型軽量化のためにメインシャーシを縮小し、メインシャーシと電池収納部で筐体の剛性を持たせる構造の撮像装置であっても、グリップ部の折り曲げやねじりに対し十分な剛性を持つ筐体の撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、レンズが装着されるマウントが取り付けられ、レンズからの光を反射するミラーを収容するミラーボックスと、グリップ部内に設けられた電池収納部と、ミラーボックス及び電池収納部が締結されるシャーシとを備えた撮像装置であって、シャーシは、ミラーボックスが締結される第1の面と、電池収納部が締結される第2の面とを有し、第1の面と第2の面との間に複数の屈曲部を有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
以上、説明したように、本発明によれば、小型化したメインシャーシと電池収納部で筐体の剛性を持たせる構成においても、グリップ部のねじり及び折り曲げに強い撮像装置を提供できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本実施の形態に係るデジタル一眼レフカメラの主要な電気的構成を示すブロック図である。カメラ本体1に内蔵されたマイクロコンピュータからなる中央処理装置(以下、「MPU」と称する)100は、カメラの動作制御を司るものであり、各要素に対して様々な処理や指示を実行する。MPU100に内蔵されたEEPROM100aは、時刻計測回路109の計時情報やその他の情報を記憶することができる。
MPU100には、ミラー駆動回路101、焦点検出回路102、シャッタ駆動回路103、映像信号処理回路104、スイッチセンス回路105、測光回路106、ストロボ駆動回路113が接続されている。ストロボ駆動回路113により、ストロボユニット504の動作が制御される。また、LCD駆動回路107、バッテリチェック回路108、時刻計測回路109、電力供給回路110、圧電素子駆動回路111が接続されている。これらの回路は、MPU100の制御により動作するものである。
MPU100は、撮影レンズユニット200a内のレンズ制御回路201とマウント接点507を介して通信を行う。マウント接点507は、撮影レンズユニット200aが接続されるとMPU100へ信号を送信する機能も有する。これにより、レンズ制御回路201は、MPU100との間で通信を行い、AF駆動回路202及び絞り駆動回路203を介して撮影レンズユニット200a内の撮影レンズ200及び絞り204の駆動を行う。なお、図1では便宜上1枚の撮影レンズ200のみを図示しているが、実際は多数のレンズ群によって構成される。
AF駆動回路202は、例えばステッピングモータによって構成され、レンズ制御回路201の制御により撮影レンズ200内のフォーカスレンズ位置を変化させ、撮像素子33に撮影光束の焦点を合わせるように調整する。絞り駆動回路203は、例えばオートアイリス等によって構成され、レンズ制御回路201の制御により絞り204を変化させ、光学的な絞り値を得る。
メインミラー512は、図1に示す撮影光軸50に対して45°の角度に保持された状態で、撮影レンズ200を通過する撮影光束をペンタダハミラー22へ導くと共に、その一部を透過させてサブミラー30へ導く。サブミラー30は、メインミラー512を透過した撮影光束を焦点検出センサユニット31へ導く。
ミラー駆動回路101は、例えばDCモータとギヤトレイン等によって構成され、メインミラー512を、ファインダにより被写体像を観察可能とする位置と、撮影光束から待避する位置とに駆動する。メインミラー512が駆動すると、同時にサブミラー30も、焦点検出センサユニット31へ撮影光束を導く位置と、撮影光束から待避する位置とに移動する。
焦点検出センサユニット31は、不図示の結像面近傍に配置されたフィールドレンズ、反射ミラー、2次結像レンズ、絞り、複数のCCDからなるラインセンサ等によって構成され、位相差方式の焦点検出を行う。焦点検出センサユニット31から出力される信号は、焦点検出回路102へ供給され、被写体像信号に換算された後、MPU100に送信される。MPU100は、被写体像信号に基づいて位相差検出法による焦点検出演算を行う。そして、デフォーカス量及びデフォーカス方向を求め、これに基づいて、レンズ制御回路201及びAF駆動回路202を介して撮影レンズ200内のフォーカスレンズを合焦位置まで駆動する。
ペンタダハミラー22は、メインミラー512により反射された撮影光束を正立正像に変換反射する。撮影者はファインダ光学系を介してファインダ接眼窓520から被写体像を観察することができる。ペンタダハミラー22は、撮影光束の一部を測光センサ46へも導く。測光回路106は、測光センサ46の出力を得て、観察面上の各エリアの輝度信号に変換し、MPU100に出力する。MPU100は、輝度信号に基づいて露出値を算出する。
シャッタユニット(機械フォーカルプレーンシャッタ)32は、撮影者がファインダにより被写体像を観察している時には、シャッタ先幕が遮光位置にあると共に、シャッタ後幕が露光位置にある。次いで、撮影時には、シャッタ先幕が遮光位置から露光位置へ移動する露光走行を行って被写体からの光を通過させ、撮像素子33で撮像を行う。所望のシャッタ秒時の経過後、シャッタ後幕が露光位置から遮光位置へ移動する遮光走行を行って撮影を完了する。機械フォーカルプレーンシャッタ32は、MPU100の指令を受けたシャッタ駆動回路103により制御される。
撮像ユニット400は、主に光学ローパスフィルタ410、圧電部材である圧電素子430、撮像素子33とがユニット化されたものである。撮像素子33は、被写体像を光電変換するものであり、本実施の形態ではCMOSセンサが用いられるが、その他にもCCD型、CMOS型及びCID型等様々な形態があり、いずれの形態の撮像デバイスを採用してもよい。撮像素子33の前方に配置された光学ローパスフィルタ410は、水晶からなる1枚の複屈折板であり、その形状は矩形状である。圧電素子430は、単板の圧電素子(ピエゾ素子)であり、MPU100の指示を受けた圧電素子駆動回路111により加振され、その振動を光学ローパスフィルタ410に伝えるように構成されている。
クランプ/CDS(相関二重サンプリング)回路34は、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うものであり、クランプレベルを変更することも可能である。AGC(自動利得調整装置)35は、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うものであり、AGC基本レベルを変更することも可能である。A/D変換器36は、撮像素子33のアナログ出力信号をデジタル信号に変換する。
映像信号処理回路104は、デジタル化された画像データに対してガンマ/ニー処理、フィルタ処理、モニタ表示用の情報合成処理等、ハードウエアによる画像処理全般を実行する。この映像信号処理回路104からのモニタ表示用の画像データは、カラー液晶駆動回路112を介してカラー液晶モニタ529に表示される。また、映像信号処理回路104は、MPU100の指示に従って、メモリコントローラ38を通じてバッファメモリ37に画像データを保存することもできる。さらに、映像信号処理回路104は、JPEG等の画像データ圧縮処理を行うこともできる。連写撮影等、連続して撮影が行われる場合は、一旦バッファメモリ37に画像データを格納し、メモリコントローラ38を通して未処理の画像データを順次読み出すこともできる。これにより、映像信号処理回路104は、A/D変換器36から入力されてくる画像データの速度に関わらず、画像処理や圧縮処理を順次行うことができる。
メモリコントローラ38は、外部インタフェース40から入力される画像データを外部メモリ39に記憶し、外部メモリ39に記憶されている画像データを外部インタフェース40から出力する機能を有する。なお、外部インタフェース40は、図6におけるビデオ信号出力用ジャック841及びUSB出力用コネクタ801が相当する。外部メモリ39としては、カメラ本体に着脱可能なフラッシュメモリ等が用いられる。
スイッチセンス回路105は、各スイッチの操作状態に応じて入力信号をMPU100に送信する。スイッチSW1(510a)は、レリーズボタン510の第1ストローク(半押し)によりONする。スイッチSW2(510b)は、レリーズボタン510の第2ストローク(全押し)によりONする。スイッチSW2(510b)がONされると、撮影開始の指示がMPU100に送信される。また、メイン操作ダイヤル503、撮影モード設定ダイヤル502、電源スイッチ501が接続されている。
LCD駆動回路107は、MPU100の指示に従って、ファインダ内液晶表示装置41を駆動する。
バッテリチェック回路108は、MPU100の指示に従って、バッテリチェックを行い、その検出結果をMPU100に送信する。電源42は、カメラの各要素に対して電源を供給する。
時刻計測回路109は、電源スイッチ501がOFFされて次にONされるまでの時間や日付を計測し、MPU100からの指示に従って、計測結果をMPU100に送信する。
図2および図3は本実施の形態に係るデジタル一眼レフカメラの外観を示す図である。
図2及び図3は、第1の実施形態のデジタル一眼レフカメラの外観を示す図である。具体的には、図2はカメラ前面側より見た斜視図であって、撮影レンズユニットを外した状態を示している。図3は、カメラを撮影者側(背面側)から見た斜視図である。
図2において1はカメラ本体であり、撮影時に使用者がカメラを安定して握り易いように前方に突出したグリップ部513が設けられている。
501はカメラの電源スイッチであり、電源スイッチ501の操作により、カメラの動作を起動もしくは停止させる。
511はカメラ筐体内に配置されたミラーボックスで、撮影レンズを通過した撮影光束はここへ導かれる。ミラーボックス511の内部には、メインミラー512が収容されている。メインミラー512は、撮影光束をペンタダハミラー22(図1参照)の方向へ導くために撮影光軸に対して45°の角度に保持される状態と、撮像素子33(図1参照)の方向へ導くために撮影光束から退避した位置に保持される状態とを取り得る。
また、カメラ上部中央には、カメラ本体に対してポップアップするカメラ内蔵型ストロボユニット504が設けられており、被写体に照明光を照射する。
カメラ前面から見て上部左寄りには、撮影者がカメラの撮影モードを設定するための撮影モード設定ダイヤル502が設けられている。この撮影モード設定ダイヤル502は、撮影シーンに合わせたオート撮影モードや、シャッタスピード及びレンズ絞り値の各々を撮影者の意志により設定するマニュアル撮影モードなどを選択することが可能である。
また、メイン操作ダイヤル503の操作によって撮影時の動作モードに応じてシャッタスピードやレンズ絞り値を設定することが可能である。
505aおよび505bはカメラ本体へストラップを取り付けるためのストラップ取り付け部材であり、略中央部に設けられた穴にストラップ紐がかけられるようになっている。
508はマウント部であり、着脱可能な撮影レンズユニット(不図示)をカメラ本体に固定(装着)させる。
レンズロック解除釦506を押し込むことにより撮影レンズユニットをカメラ本体から取り外すことが可能となっている。
また、マウント接点507は、カメラ本体と撮影レンズユニットとの間で制御信号、状態信号、データ信号などを介在すると共に、撮影レンズユニット側に電力を供給する機能を有する。また、マウント接点507は電気通信のみならず、光通信、音声通信などを可能なように構成してもよい。
カメラのグリップ513の上部側には、撮影開始の起動スイッチとしてのレリーズボタン510が配置されている。このレリーズボタン510は、第1ストロークによってSW1がONし、撮影準備動作(焦点調節動作および測光動作)が開始され、第2ストロークにてSW2がONし、撮影動作が開始される。
509はカメラ本体へ撮影画像を記録する外部メモリ(不図示)を収納するための収納口である。
また、図3に示すように、カメラ背面側には上方にファインダ接眼窓520の他、カメラの撮影前情報や設定内容、また、撮影した画像などを表示可能なカラー液晶モニタ529が設けられている。
カメラ背面側には、AFフレーム選択ボタン522、AEロックボタン523、撮影した画像の再生等の操作を行う再生ボタン526、撮影した画像の消去等の操作を行う消去ボタン524、撮影した画像の印刷等の操作を行うイージーダイレクトボタン527、露出補正設定ボタン528、メニュー画面の呼び出し等の操作を行うMENUボタン530、液晶表示装置529の表示/非表示の切替等の操作を行うDISPボタン531の他、各種設定時に決定を行うための選択決定ボタン525が配置されている。
また、カメラ背面から見て上部右側には、撮影者が撮影時のISO感度設定を選択可能なモードへ移行するためのISO感度設定ボタン521が設けられている。
グリップ側とは反対側の側面には、外部インタフェースとしてビデオ信号出力用ジャック841とリモート操作用ジャック842およびUSB出力用コネクタ801が納められている。(図6参照)
図4、5、6、7はカメラの内部構成を示す斜視図である。図4、5はカメラ前面側および背面側から見た斜視図である。また図6、7はカメラ前面および背面から見た分解斜視図である。
図4、5、6、7はカメラの内部構成を示す斜視図である。図4、5はカメラ前面側および背面側から見た斜視図である。また図6、7はカメラ前面および背面から見た分解斜視図である。
カメラ本体の骨格となるメインシャーシ300の被写体側には、被写体側から順に、マウント部508、ミラーボックス511、シャッタユニット32が配設される。ミラーボックス上部にはファインダーユニット600が配設される。
ファインダーユニット600は、ペンタダハミラー22を含み、撮影者に被写体像を提供する。
メインシャーシ300の撮影者側には撮像ユニット400、第1のデジタル基板800、インターフェース基板840が配設されている。撮像ユニット400は、撮影レンズユニットが取り付けられる基準となるマウント部508の取り付け面に撮像素子33の撮像面が所定の距離を空けてかつ平行になるように調整されて固定される。また撮像ユニット400の背面にはA/D変換基板830が配設されている。A/D変換基板830にはA/D変換器36などが配設されており、撮像素子33からのアナログ信号をデジタル信号に変換する。
カメラ前面からみて、ミラーボックスの右側にはシャッタユニット32の一部である、駆動部32aが配設され、左側のグリップ部内には電池収納部700が配設される。
駆動部32aはシャッタユニット32の駆動、ミラー512およびサブミラー30の駆動、ストロボユニット504の駆動を行う。
電池収納部700の被写体側には電源基板810が、撮影者側には第2のデジタル基板820が配設されている。メインシャーシ300はクランク状の折り曲げ部300aを有しており、折り曲げ部300a付近でメインシャーシ300に電池収納部700が取り付けられている。
電源基板810上には、電池端子812、電源供給回路110、ストロボ駆動回路113が配設されている。このように電池端子812、電源供給回路110、ストロボ駆動回路113が同一基板上に配設されていることで、配線長を短く抑える事が可能であり、電力の損失を抑える事が可能である。また、電源基板810にはストロボ駆動回路の一部であるメインコンデンサ811が、ミラーボックス511と電池収納部700の間に位置するように配設されている。
第2のデジタル基板820には外部メモリ39を利用するためのスロットや圧電素子駆動回路111が配設されている。
第1のデジタル基板800は略L字形状であり、マイクロコンピュータ100や映像信号処理回路104などが配設されている。また、グリップと反対側の端部にはUSBコネクタ801が配設されており、同一基板上にあるマイクロコンピュータ100との間で高速な通信が可能となっている。
インターフェース基板840には、ビデオ信号出力用ジャック841とリモート操作用ジャック842が配設されている。
次に、カメラ本体1の剛性を司る内部構造体の構成について図8A、図8Bを用いて説明する。図8Aはカメラ本体を正面側から見た図、図8Bはカメラ本体を背面側から見た図である。
メインシャーシ300はカメラ本体の1の剛性を確保するための薄い鋼板で、カメラ本体内部の中央に配置されたミラーボックス511裏及びグリップの無い側を覆っている。ミラーボックス511はメインシャーシ300の中央部に取り付けられる。また、ミラーボックス511の先端に取り付けられたマウント部508には不図示の着脱式のレンズが取り付けられる。
電池収納部700はメインシャーシ300に締結され、メインシャーシ300と共に、カメラ本体1の剛性の確保の役割を担う。外装に形成されたグリップ部513は、電池収納部に対し701、702及び不図示のカメラ底面部の3箇所で締結されている。
メインシャーシ300と電池収納部700は、それぞれ端部で締結されており、締結部はミラーボックス511と電池収納部700の間に位置する。また締結部付近ではメインシャーシ300にクランク状の曲げ部300aがある。
カメラ本体1はレンズ鏡筒とグリップ部513を保持し、グリップ部513に前後のねじりを加えた場合においても、ストレスのかかるメインシャーシ300のミラーボックス511と電池収納部700の間の部分には、クランク状の曲げ部300aがあるため、ねじりによる変形に強い構成になっている。
また、メインシャーシ300と電池収納部700の締結部は、メインシャーシ300の折り曲げ部前後のミラーボックス511側の締結部703、704と、電池収納部側の締結部705、706がある。
カメラ本体1はメインシャーシ300と電池収納部700の締結部をクランク状の折り曲げ部300aの前後に分けた構成にしている。それにより、グリップ部513をレンズ鏡筒方向に折り曲げた場合にも、ストレスのかかる締結部の間にメインシャーシ300の曲げ部があるため、折り曲げによる変形に強い構成になっている。
メインシャーシ300のクランク状曲げ部300aには三角ビード300bが形成されており、カメラ本体1の筐体剛性を高める構成になっている。
以下に、メインシャーシ300の曲げ部300aの構成について詳細に説明する。
図9Aは、メインシャーシ300の曲げ部300aをカメラ本体1の光軸方向に切断したときの概略拡大断面図である。図9Aに示されるように、本実施例におけるメインシャーシ300の曲げ部300aは、カメラ本体1の光軸に直交する第1の面301aと、第1の面301aから光軸方向に折り曲げられた屈曲部303aと、光軸と直交する方向に折り曲げられた屈曲部304aと、第1の面301aと平行な第2の面302aにより構成される。このように、曲げ部300aは、屈曲部が2つ(303a、304a)と、互いに異なる第1の面301a及び第2の面302aを有する構成をしている。
本実施例では、メインシャーシ300に曲げ部300aを設けることにより、グリップ部のねじり及び折り曲げに強いカメラ本体1を提供することができる。
しかし、本発明のメインシャーシ300の曲げ部はこれに限定されず、例えば、図9Bにあるような曲げ部310a又は320aであってもよい。ここで、図9Bは、本発明の他の実施例におけるメインシャーシ300の曲げ部310a又は320aをカメラ本体1の光軸方向に切断したときの概略拡大断面図である。図9Bから見て分かるように、曲げ部310aの構成は、複数の屈曲部(312a乃至315a)と、同一平面上にある第1の面311a及び第2の面312aからなる。また、破線で示される曲げ部320aのように、第1の面311aと、複数の屈曲部(312a乃至314a及び321a)と、第1の面311aと平行な第2の面322aを有する構成であってもよい。
本発明は、このようなメインシャーシ300に曲げ部310a又は320aを設けた場合においても、グリップ部のねじり及び折り曲げに強いカメラ本体1を提供することができる。
1:カメラ本体
100:MPU
300:メインシャーシ
300a:クランク状折り曲げ部
300b:三角ビード
511:ミラーボックス
513:グリップ部
100:MPU
300:メインシャーシ
300a:クランク状折り曲げ部
300b:三角ビード
511:ミラーボックス
513:グリップ部
Claims (3)
- レンズが装着されるマウントが取り付けられ、レンズからの光を反射するミラーを収容するミラーボックスと、グリップ部内に設けられた電池収納部と、前記ミラーボックス及び前記電池収納部が締結されるシャーシとを備えた撮像装置であって、
前記シャーシは、
前記ミラーボックスが締結される第1の面と、
前記電池収納部が締結される第2の面とを有し、
前記第1の面と前記第2の面との間に複数の屈曲部を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記電池収納部は、前記第1の面にも締結されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記屈曲部に三角ビードが形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
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