JP6057632B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6057632B2
JP6057632B2 JP2012201607A JP2012201607A JP6057632B2 JP 6057632 B2 JP6057632 B2 JP 6057632B2 JP 2012201607 A JP2012201607 A JP 2012201607A JP 2012201607 A JP2012201607 A JP 2012201607A JP 6057632 B2 JP6057632 B2 JP 6057632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imaging
substrate
board
main
mounting region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012201607A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014057249A (ja
Inventor
一基 菅谷
一基 菅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012201607A priority Critical patent/JP6057632B2/ja
Publication of JP2014057249A publication Critical patent/JP2014057249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6057632B2 publication Critical patent/JP6057632B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、CCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子を有する撮像装置に関し、特に、撮像装置を小型化するための回路基板の構造に関する。
近年、被写体像をCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(以下「撮像素子」という)を用いて被写体像を撮影し、撮影された画像信号をデジタル信号として記憶媒体に記憶するデジタルスチルカメラが普及している。このようなデジタルスチルカメラは、内部に多くの電子回路や電子部品、電気部品を備えているため、カメラ本体を小型化するためには、これらの電子回路や電子部品を実装した複数の基板と電気部品とを限られた空間内に効率よくレイアウトする必要がある。
そこで、例えば、次のような構造が提案されている。即ち、撮像素子とA/D変換回路を実装する基板(以下「撮像基板」という)と、A/D変換器からのデジタル信号を処理するための画像信号処置回路を含むデジタル回路基板(以下「メイン基板」という)とを分ける。そして、撮像基板とメイン基板とを略同一平面上に配置する(特許文献1参照)。
このような構成によれば、撮像素子とA/D変換回路との間の配線を短く構成することができ、撮像素子から出力されるアナログ信号を劣化させることなくデジタル信号に変換することができる。また、撮像基板からのデジタル信号をメイン基板に接続するための配線部材の長さ(配線長)を短くすることができるため、基板間の配線部材への外来ノイズの影響を抑制して、画像劣化を抑えることができる。さらに、メイン基板上に外部機器との接続のためのコネクタを実装すれば、このコネクタとメイン基板上に実装された画像処理回路との間の配線長を短くすることができる。これにより、画像処理回路とコネクタによって接続された外部機器間で信号の高速伝送を行う際に、不要なノイズの影響を受け難くなる。
ところで、撮像素子の大きさはカメラ性能(画質)に直結している。デジタルスチルカメラには、概ね、フルサイズセンサ(36×24mm(35mm銀塩フィルム1コマサイズ))、APS−Cサイズセンサ(約23.4×16.7mm)及び4/3型サイズセンサ(17.3×13.0mm)のいずれかの撮像素子が用いられる。ここで、撮像基板の大きさは、撮像素子の大きさに比例する。また、年々追加される新機能により、メイン基板に実装される回路規模も大きくなる傾向にあり、これに伴う部品実装のためにメイン基板の面積を広くする必要が生じている。
特開2009−177377号公報
上記問題に対して、上記特許文献1に開示された技術では、撮像基板とメイン基板とが略同一平面上にレイアウトされているため、特にフルサイズの撮像素子を搭載するデジタルスチルカメラでは、メイン基板の下左右沿面方向への拡大を行う必要が生じる。その結果として、カメラ本体の外形サイズの拡大が必要となる。
これに対して、撮像基板とメイン基板を撮影光軸と直交するようにレイアウトする構成が考えられる。この構成によれば、撮像基板とメイン基板のそれぞれの基板外形を拡大した際に互いの基板外形が干渉しないため、各基板に必要な面積を確保することが可能になる。しかし、基板同士が重なった領域に部品が実装されていると、部品同士の接触による回路短絡を防ぐための空間が必要となり、光軸方向(カメラ厚み方向)の外形サイズが拡大してしまう。
本発明は、大型の撮像素子を実装した撮像装置において、外形サイズの小型化を可能にする技術を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、撮像光学系からの被写体像を電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像光学系の光軸と略直交するように前記撮像素子の背面側に配置され、前記撮像素子から出力されたアナログ信号を処理する電気部品を有する撮像基板と、前記撮像光学系の前記光軸と略直交するように前記撮像基板の背面側に配置され、切り欠き部を有し、前記撮像基板から出力される信号を処理する電気部品を有するメイン基板とを備え、前記撮像基板は、電気部品が実装される面と同じ面に電気部品が非実装である第1の非実装領域を有し、前記メイン基板は、電気部品が非実装である第2の非実装領域を有し、前記撮像基板と前記メイン基板は、前記撮像基板において電気部品が実装された領域が前記メイン基板の切り欠き部に対向し、且つ、前記第1の非実装領域と前記第2の非実装領域とが対向するように配置され、前記第1の非実装領域と前記第2の非実装領域にはそれぞれ、機能検証のためのチェックパッドが配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、大型の撮像素子を実装した撮像装置の外形サイズを小型化することができる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの主要な電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラのカメラ本体の外観構造を示す正面側斜視図及び背面側斜視図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラのカメラ本体の内部構造を示す正面側斜視図及び背面側斜視図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラのカメラ本体の内部構造を示す正面側から見た分解斜視図及び背面側から見た分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラが備える撮像ユニットの構造を示す正面図、背面図及び分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラが備えるメイン基板の構造を示す正面図及び背面図である。 図5の撮像ユニットと図6のメイン基板のカメラ本体内での位置関係を示す背面図、断面図及び部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明に係る撮像装置として、デジタルスチルカメラ(以下「デジタルカメラ」という)を取り上げることとする。但し、本発明はこれに限定されるものではなく、撮像素子を備える電子機器に広く適用することができる。
<デジタルカメラの概略構成>
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラの主要な電気的構成を示すブロック図である。なお、図1と後述する図2乃至図7において共通する構成要素については、同じ符号を付すこととする。
カメラ本体1(適宜図2参照)に内蔵されたマイクロコンピュータからなる中央処理装置(以下「MPU」という)100は、デジタルカメラの動作制御を司り、デジタルカメラの各構成要素に対して様々な処理や指示を実行する。MPU100に内蔵されたEEPROM_100aは、時刻計測回路109の計時情報やその他の情報を記憶する。
MPU100には、ミラー駆動回路101、焦点検出回路102、シャッタ駆動回路103、画像信号処理回路104、スイッチセンス回路105、測光回路106が接続されている。また、MPU100には、液晶表示駆動回路107、バッテリチェック回路108、時刻計測回路109、電源供給回路110、圧電素子駆動回路111が接続されている。これらの回路は、MPU100の制御により動作する。
MPU100は、撮影レンズユニット200a内のレンズ制御回路201とマウント接点503を介して通信を行う。マウント接点503は、撮影レンズユニット200aがレンズマウント部501(適宜図2参照)に対して取り付けられると、MPU100へ信号を送信する機能を有する。これにより、レンズ制御回路201は、MPU100との間で通信を行い、AF駆動回路202及び絞り駆動回路203を介して、撮影レンズユニット200a内の撮影レンズ200及び絞り204の駆動を制御する。なお、図1では、便宜上、1枚の撮影レンズ200のみを図示しているが、実際には多数のレンズ群によって構成される。
AF駆動回路202は、例えば、ステッピングモータによって構成され、レンズ制御回路201の制御により撮影レンズ200を構成するフォーカスレンズの位置を光軸方向で変化させ、撮像素子33に撮影光束の焦点を合わせるように調整する。絞り駆動回路203は、例えば、オートアイリス等によって構成され、レンズ制御回路201の制御により絞り204を変化させ、光学的な絞り値を得る。
メインミラー502(適宜図2参照)は、撮影光軸50に対して45°の角度に保持された状態で、撮影レンズ200を通過する撮影光束をペンタダハミラー601(適宜図3参照)へ導くと共に、その一部を透過させてサブミラー30へ導く。サブミラー30は、メインミラー502を透過した撮影光束を焦点検出センサユニット31へ導く。ミラー駆動回路101は、例えば、DCモータとギヤトレイン等によって構成され、メインミラー502を、ファインダにより被写体像を観察可能とする位置と、撮影光束から待避する位置との間で移動させる。メインミラー502が移動すると同時にサブミラー30は、焦点検出センサユニット31へ撮影光束を導く位置と撮影光束から待避する位置との間で移動する。
焦点検出センサユニット31は、不図示の結像面近傍に配置されたフィールドレンズ、反射ミラー、2次結像レンズ、絞り、複数のCCDからなるラインセンサ等によって構成され、位相差方式の焦点検出を行う。焦点検出センサユニット31から出力される信号は、焦点検出回路102へ供給され、被写体像信号に換算された後、MPU100に送信される。MPU100は、被写体像信号に基づいて位相差検出法による焦点検出演算を行い、デフォーカス量とデフォーカス方向を求める。そして、MPU100は、算出したデフォーカス量とデフォーカス方向に基づいてレンズ制御回路201とAF駆動回路202を制御して、撮影レンズ200のフォーカスレンズを合焦位置へ移動させる。
ペンタダハミラー601は、メインミラー502により反射された撮影光束を正立正像に変換する。撮影者は、ファインダ光学系を介してファインダ接眼窓709(図2参照)から被写体像を観察することができる。ペンタダハミラー601は、撮影光束の一部を測光センサ41へ導く。測光回路106は、測光センサ41の出力を得て、観察面上の各エリアの輝度信号に変換し、MPU100に出力する。MPU100は、輝度信号に基づいて露出値を算出する。
シャッタユニット32(適宜図2参照)は、ここでは機械フォーカルプレーンシャッタであり、撮影者がファインダにより被写体像を観察しているときには、シャッタ先幕が遮光位置にあると共に、シャッタ後幕が露光位置にある。撮影時には、シャッタ先幕が遮光位置から露光位置へ移動する露光走行を行って被写体からの光を通過させ、撮像素子33で撮像を行う。所望のシャッタ秒時の経過後、シャッタ後幕が露光位置から遮光位置へ移動する遮光走行を行って撮影を完了する。シャッタユニット32は、MPU100の指令を受けたシャッタ駆動回路103により制御される。
撮像ユニット400は、撮像素子33が基板実装可能な状態に成形された撮像素子パッケージ401(図5参照)と、撮像ユニット保持部材402(適宜図5参照)とを含む。また、撮像ユニット400は、光学ローパスフィルタ410(適宜図5参照)と、光学ローパスフィルタ保持部材(不図示)と、圧電素子403とを含む。
撮像光学系からの被写体像を光電変換により電気信号に変換する撮像素子33は、本実施形態ではフルサイズのCMOSセンサであるとする。但し、これに限定されず、CCD型、CID型等のいずれの型の撮像素子を採用しても構わない。撮像素子33の前方に配置された光学ローパスフィルタ410は、水晶からなる1枚の複屈折板であり、その形状は矩形状である。圧電素子403は、単板の圧電素子(ピエゾ素子)であり、MPU100の指示を受けた圧電素子駆動回路111により加振され、その振動を光学ローパスフィルタ410に伝え、光学ローパスフィルタ410を振動させる。
撮像素子33から出力されるアナログ信号は、クランプ/CDS(相関二重サンプリング)回路34へ入力される。クランプ/CDS回路34は、A/D変換前の基本的なアナログ処理を行い、クランプレベルを変更することも可能である。クランプ/CDS回路34で処理され、出力されたアナログ信号は、AGC(自動利得調整装置)35へ入力され、AGC35は、受信したアナログ信号に対してA/D変換前の基本的なアナログ処理を行う。なお、AGC35は、AGC基本レベルを変更することが可能である。AGC35で処理され、出力されたアナログ信号は、A/D変換器36へ入力され、A/D変換器36は、受信したアナログ信号をデジタル信号に変換し、画像信号処理回路104へ出力する。
画像信号処理回路104は、デジタル化された画像データに対してガンマ/ニー処理、フィルタ処理、モニタ表示用の情報合成処理等、ハードウエアによる画像処理全般を実行する。画像信号処理回路104から出力されるモニタ表示用の画像データは、カラー液晶駆動回路112を介してカラー液晶モニタ707(適宜図2参照)に表示される。また、画像信号処理回路104は、MPU100の指示に従って、メモリコントローラ38を通じてバッファメモリ37に画像データを保存する。さらに、画像信号処理回路104は、JPEG等の画像データ圧縮処理を行う。画像信号処理回路104は、連写撮影等、連続して撮影が行われる場合は、一旦、バッファメモリ37に画像データを格納し、メモリコントローラ38を通して未処理の画像データを順次読み出すことができる。これにより、画像信号処理回路104は、A/D変換器36から入力されてくる画像データの速度に関わらず、画像処理や圧縮処理を順次行うことができる。
メモリコントローラ38は、2つの外部インタフェース801,802(適宜図3参照)のそれぞれから入力される画像データを外部メモリ39に記憶し、逆に、外部メモリ39に記憶されている画像データを外部インタフェース801,802へ出力する。例えば、外部インタフェース801はHDMIコネクタであり、外部インタフェース802はUSBコネクタである。外部メモリ39としては、カメラ本体1に着脱可能なフラッシュメモリ等が用いられる。
カメラ本体1に設けられたスイッチセンス回路105は、カメラ本体1に設けられた各種のスイッチの操作状態に応じて、入力信号をMPU100に送信する。スイッチセンス回路105には、一例として、レリーズボタン701、メイン操作ダイヤル703、撮影モード設定ダイヤル702、電源スイッチ(SW)712(以上、適宜図2参照)が接続されている。また、スイッチセンス回路105には、カメラ上面操作部材群711、カメラ背面操作部材群710(以上、図2参照)が接続されている。第1スイッチSW1_701aは、レリーズボタン701(図2参照)の第1ストローク(半押し)によりONする。第2スイッチSW2_701bは、レリーズボタン701の第2ストローク(全押し)によりONする。第2スイッチSW2_701bがONされると、撮影開始の指示がMPU100に送信される。
カメラ本体1において、液晶表示駆動回路107は、MPU100の指示に従って、モノクロ液晶表示器708を駆動する。また、バッテリチェック回路108は、MPU100の指示に従って、バッテリチェックを行い、その検出結果をMPU100に送信する。カメラ本体1の各構成要素に対する電源の供給は、電源40によって行われる。電源40は、各種の電池或いはACアダプタである。時刻計測回路109は、電源スイッチ712がOFFされて次にONされるまでの時間や日付を計測し、MPU100からの指示に従って、計測結果をMPU100に送信する。
<カメラ本体の外観構成>
図2は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラのカメラ本体(デジタルカメラにおいて撮影レンズユニット200aが取り外されたもの)の外観構造を示す斜視図である。図2(a)は正面側斜視図であり、図2(b)は背面側斜視図である。
カメラ本体1には、撮影時に使用者がカメラを安定して握り易いように前方に突出したグリップ部706が設けられており、グリップ部706の上部にはレリーズボタン701と、メイン操作ダイヤル703が配置されている。前述の通り、レリーズボタン701は、第1ストロークによって第1スイッチSW1_701aがONして撮影準備動作(焦点調節動作及び測光動作)が開始され、第2ストロークにて第2スイッチSW2_701bがONして撮影動作が開始される。メイン操作ダイヤル703の操作によって、撮影時の動作モードに応じて、シャッタスピードやレンズ絞り値を設定することができるようになっている。
カメラ本体1のグリップ部706側の側面には、外部メモリ39をカメラ本体1へ収納するためのスロットと、外部機器を接続するための入出力端子(外部インタフェース801,802)が設けられている。図2では、これらのスロットや入出力端子が蓋体705により閉塞された状態が示されている。カメラ本体1の側面上方には、カメラ本体1へストラップを取り付けるためのストラップ取り付け部材704a,704bが設けられており、略中央部に設けられた穴部にストラップ紐を通して掛けることができるようになっている。
カメラ本体1の正面には、撮影レンズユニット200aを着脱するためのレンズマウント部501が設けられている。レンズマウント部501に隣接して配置されたレンズロック解除ボタン504を押し込むことにより、撮影レンズユニット200aをカメラ本体1から取り外す際ことができる。レンズマウント部501の内側のカメラ本体1の内部には、メインミラー502を有するミラーボックスユニット500と、マウント接点503とが設けられている。
撮影レンズ200を通過した撮影光束は、ミラーボックスユニット500へ導かれる。メインミラー502は、撮影光束をペンタダハミラー601の方向へ導くために撮影光軸に対して45°の角度に保持される状態と、撮像素子33の方向へ導くために撮影光束から退避した位置に保持される状態とを取り得る。マウント接点503は、前述の通り、カメラ本体1と撮影レンズユニット200aとの間での制御信号や状態信号、データ信号等の通信に介在すると共に、撮影レンズユニット200aに電力を供給する機能を有する。なお、マウント接点503は電気通信のみならず、光通信や音声通信等を可能とするように構成されていてもよい。
カメラ本体1の背面側から見た左側上部には、撮影モード設定ダイヤル702と電源スイッチ712が配置されている。撮影モード設定ダイヤル702は、ユーザが撮影シーンに合わせた各種の撮影モードを設定するための操作部材である。撮影モードとしては、オート撮影モード、シャッタスピード優先モード、レンズ絞り値優先モード、マニュアル撮影モード等の他に、夜景モードやスポーツモード、ポートレートモード等の各種シーンに応じた露出設定がなされたモード等が挙げられる。電源スイッチ712は、デジタルカメラの起動/停止を切り換える操作部材である。
カメラ本体1の背面には、撮影中の被写体や撮影した画像、撮影条件の設定メニュー等を表示するカラー液晶モニタ707が設けられており、カラー液晶モニタ707の上方にはファインダ接眼窓709が設けられている。カメラ本体1の背面には、カラー液晶モニタ707に近接させて、デジタルカメラの各種設定を行うためのカメラ背面操作部材群710が配置されている。カメラ本体1の背面側から見た右側上部には、撮影前情報や設定内容、カメラ設定を確認するためのモノクロ液晶表示器708と、デジタルカメラの各種設定を行うためのカメラ上面操作部材群711が設けられている。
<デジタルカメラの内部構成>
図3は、カメラ本体1の内部構造を示す斜視図である。図3(a)は正面側斜視図であり、図3(b)は背面側斜視図である。図4は、カメラ本体の内部構造を示す分解斜視図である。図4(a)は正面側から見た分解斜視図であり、図4(b)は背面側から見た分解斜視図である。
カメラ本体1の骨格となる本体シャーシ300の被写体側には、被写体側から順に、ミラーボックスユニット500、シャッタユニット32が配置され、ミラーボックスユニット500上部にはファインダユニット600が配置されている。ファインダユニット600は、ペンタダハミラー601を含み、撮影者に被写体像を提供する。
カメラ本体1の正面から見たときのミラーボックスユニット500の左側には、本体シャーシ300と一体成形された電池室300aが配置されている。電池室300aの上面には電源基板820が配置されており、電源基板820上に電源供給回路110が形成されている。
本体シャーシ300の撮影者側には、撮影者側から順に、メイン基板800と撮像ユニット400が配設されている。撮像ユニット400は、撮影レンズユニット200aが取り付けられる基準となるレンズマウント部501の取り付け面に対して撮像素子33の撮像面が所定の距離を空けて、且つ、平行になるように調整されて、本体シャーシ300に固定される。
メイン基板800は、中央部に切り欠き部が形成される略コ字形状を有しており、切り欠き部を挟んで第1の回路ブロックと第2の回路ブロックが設けられた構造となっている。第1の回路ブロックには、撮像ユニット400を構成する撮像基板810で得られた画像データを処理するための画像信号処理回路104と、画像信号処理回路104で処理された画像データを格納するバッファメモリ37が実装される。一方、第2の回路ブロックには、HDMIコネクタ(外部インタフェース801),USBコネクタ(外部インタフェース802)が実装される。
<撮像ユニット400の構成>
図5は、撮像ユニット400の構造を示す図である。図5(a)は正面図であり、図5(b)は背面図であり、図5(c)は分解斜視図である。撮像ユニット400は、被写体側から順に、撮像素子パッケージ401、撮像ユニット保持部材402及び撮像基板810が、これらの各面が撮影光軸50に対して略直交するように配置された構造を有する。
撮像素子パッケージ401は、撮像素子33の配線端子と撮像基板810とを接続するための実装リード部401aを有する。実装リード部401aは、ワイヤボンディング等で撮像素子33の配線端子と電気的に接続された状態で、セラミック等の部材によってパッケージングされている。
撮像ユニット保持部材402は、撮像ユニット400をカメラ本体1内に保持するための部材である。撮像ユニット保持部材402には溝部402aが形成されており、溝部402aに接着剤を塗布して硬化させることで、撮像素子パッケージ401は撮像ユニット保持部材402に固定される。なお、接着剤としては光硬化性の接着剤等が用いられる。
撮像基板810の被写体側には、撮像素子パッケージ401の実装リード部401aと半田接続するための実装ランド領域811が設けられている。撮像基板810の撮影者側は、実装領域と非実装領域AREA−1とに大別される構造となっている。以下、「非実装領域AREA−1」を「第1の非実装領域AREA−1」と記す。
実装領域には、撮像素子パッケージ401から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換器36を含む電気部品812が実装されている。第1の非実装領域AREA−1は、電気部品を実装しないエリアであり、実装ランド領域811の裏面に対応する領域に設けられている。第1の非実装領域AREA−1には、メイン基板800の基板外形を光軸方向に投影した面積に対して部品公差及び撮像ユニット400の位置調整量を加味した面積が設定されている。第1の非実装領域AREA−1には、部品実装を行わない代わりに、開発時の機能検証や量産工程での機能検証のために必要なチェックパッド813が配置されている。
なお、従来は、部品実装領域とチェックバッド配置エリアとが混在しており、そのため、部品実装領域が撮像基板の全体に広がっていた。これに対して、本実施形態のように、実装領域と第1の非実装領域AREA−1とを分けることにより、必要な電気部品を撮像基板810の略中央に集約することができる。そして、後述するように、第1の非実装領域AREA−1と対応するようにメイン基板800に第2の非実装領域AREA−2を形成することで、撮像ユニット400とメイン基板800を省スペースで配置することを可能としている。
<メイン基板800の構成>
図6は、メイン基板800の構造を示す図である。図6(a)は正面図であり、図6(b)は背面図である。メイン基板800は、略コ字形状を有し、図6(a)の左側基板部(図6(b)では右側基板部)が第1の回路ブロック、図6(a)の右側基板部(図6(b)では左側基板部)が第2の回路ブロックとなっている。
メイン基板800は、撮像基板810の背面側に、撮影光軸50に対して略直交するように配置されている。第1の回路ブロックには、画像信号処理回路104(図1参照)、外部メモリ用コネクタ803、外部メモリ用コネクタ803の周辺電気部品804a,804bが、基板部両面を用いて実装されている。第2の回路ブロックには、MPU100(図1参照)、MPU100の周辺電気部品、外部インタフェース801、802を含む外部接続用電気部品805a,805bが、基板部両面を用いて実装されている。
基板中央部807には、第1の回路ブロックと第2の回路ブロックとを接続する配線、即ち、画像信号処理回路104、MPU100、これらの周辺回路及び外部インタフェース801,802を接続するパターン等が設けられている。これにより、外部インタフェース801,802を他の基板(フレキシブルプリント配線基板を含む)に実装してメイン基板800と接続する構成に比べて、メイン基板800に配置された画像信号処理回路104との間で高速通信を行うことが可能になる。
メイン基板800に形成されている切り欠き部の外周には、第1の回路ブロック側の基板部を主として、非実装領域AREA−2が設けられている。以下、「非実装領域AREA−2」を「第2の非実装領域AREA−」と記す。
第2の非実装領域AREA−2は、撮像基板810に設けられた第1の非実装領域AREA−1と同様に、電気部品の実装禁止エリアである。第2の非実装領域AREA−2は、撮像基板810の基板外形を投影した面積に対して、部品公差と撮像ユニット400の位置調整量を加味した面積が確保されている。そして、第2の非実装領域AREA−2には、メイン基板800の開発時の必要な機能検証や量産工程内で使用する機能検証のためのチェックパッド806が配置されている。
<撮像ユニット400(撮像基板810)とメイン基板800との接続>
図7は撮像ユニット400とメイン基板800のカメラ本体1内での位置関係を示す図である。図7(a)は背面図であり、図7(b)は(a)中の矢視A−A断面図であり、図7(c)は(b)中の領域Bの拡大断面図であり、図7(d)は(b)中の領域Cの拡大断面図である。撮像基板810に実装されたA/D変換器36でデジタル信号に変換された画像信号は、接続フレキシブルプリント配線基板(以下「接続FPC」という)830によってメイン基板800に伝送され、画像信号処理回路104に供給される。
本実施形態では、既に説明した通り、撮像基板810に第1の非実装領域AREA−1を設定し、メイン基板800に第2の非実装領域AREA−2を設定している。ここで、撮像基板810の第1の非実装領域AREA−1とメイン基板800の第2の非実装領域AREA−2とは、同等面積であり、且つ、同等形状である。また、撮像基板810の実装領域がメイン基板800の切り欠き部に収まるように設計されている。よって、撮像基板810の実装領域がメイン基板800の切り欠き部と対向するように、且つ、第1の非実装領域AREA−1と第2の非実装領域AREA−2とが対向するように、撮像ユニット400とメイン基板800は本体シャーシ300に取り付けられる。
このとき、図7(c)に示されるように、撮像基板810に実装された電気部品812とメイン基板800の端面とは、距離L2を確保した状態でレイアウトされる。同様に、図7(d)に示されるように、メイン基板800に実装された周辺電気部品804aと撮像基板810の端面とは、距離L2を確保した状態でレイアウトされる。距離L2は、カメラ本体1の完成状態において、撮像基板810とメイン基板800とが干渉しない距離となっている。一方で、撮像基板810とメイン基板800とが光軸方向で重なる領域を確保することで、撮像基板810とメイン基板800の双方の基板面積を拡大させることができる。これにより、撮像基板810においては、フルサイズ等の大型の撮像素子33の実装が可能になり、メイン基板800においては、回路規模の増加に対応した面積の確保が可能になる。
また、撮像基板810とメイン基板800との間の光軸方向の基板間距離L1を、従来構成に比べて大幅に短縮することができるため、カメラ本体1の外形サイズを小型化することができる。即ち、従来構成では、撮像基板上の実装部品とメイン基板上の実装部品とが光軸方向に重なって配置されている。そのため、各電気部品の高さを合わせた距離と、撮像ユニットの位置調整の際の移動で各部品同士が接触しないための距離を確保する必要が生じ、その結果、基板間距離が広くなってしまう。これに対して、本実施形態では、撮像基板810とメイン基板800に実装される電気部品の高さの分だけ、基板間距離L1を短縮することができるため、カメラ本体1の外形サイズを小型化することが可能となる。
なお、本実施形態において、光軸方向の基板間距離L1は、レンズマウント部501を基準として、撮像ユニット400の位置を調整した際に、撮像基板810とメイン基板800とが互いに干渉しない距離に設定されている。このとき、カメラ本体1に外力が加わる等して基板同士が接触したときのことを考慮し、図7(c)に示すように、メイン基板800側のチェックパッド806に対向する撮像基板810上にはチェックパッド813を設けないようにすることが好ましい。撮像基板810の表層部はレジスト材(液状フォトレジスト等)により絶縁される構成となっているため、これにより、安全に撮像基板810とメイン基板800をレイアウトすることができる。
一方、図7(d)には、撮像基板810側のチェックパッド813とメイン基板800側のチェックパッド806が近接した状態が示されている。この場合でも、メイン基板800側のチェックパッド806と撮像基板810側のチェックパッド813とを光軸方向において互いに重ならないように配置することで、基板同士が接触したときの回路短絡を防止することができる。
本実施形態によれば、上述の通りに、撮像基板810とメイン基板800の光軸方向での基板間距離を短縮することが可能になることによって、接続FPC830の長さ、つまり配線距離を短くすることも可能になる。よって、接続FPC830に対してシールド部材等を追加することなく、外部ノイズの混入を避けることができる。なお、接続FPC830の長さは、撮像ユニット400の位置調整代を考慮した上で最短長さに設定されるため、撮像ユニット400の位置調整作業に何ら支障を生じさせることはない。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
1 カメラ本体
33 撮像素子
800 メイン基板
806,813 チェックパッド
810 撮像基板
811 実装ランド領域
AREA−1 第1の非実装領域
AREA−2 第2の非実装領域

Claims (4)

  1. 撮像光学系からの被写体像を電気信号に変換する撮像素子と、
    前記撮像光学系の光軸と略直交するように前記撮像素子の背面側に配置され、前記撮像素子から出力されたアナログ信号を処理する電気部品を有する撮像基板と、
    前記撮像光学系の前記光軸と略直交するように前記撮像基板の背面側に配置され、切り欠き部を有し、前記撮像基板から出力される信号を処理する電気部品を有するメイン基板とを備え、
    前記撮像基板は、電気部品が実装される面と同じ面に電気部品が非実装である第1の非実装領域を有し、
    前記メイン基板は、電気部品が非実装である第2の非実装領域を有し、
    前記撮像基板と前記メイン基板は、前記撮像基板において電気部品が実装された領域が前記メイン基板の切り欠き部に対向し、且つ、前記第1の非実装領域と前記第2の非実装領域とが対向するように配置され、前記第1の非実装領域と前記第2の非実装領域にはそれぞれ、機能検証のためのチェックパッドが配置されていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像基板には、前記撮像素子から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換器が実装され、
    前記メイン基板には、前記撮像基板から出力される画像データを処理する画像信号処理回路と、前記画像信号処理回路から出力される画像データを格納するバッファメモリと、外部機器と電気的に接続される入出力端子が実装されることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記撮像基板の前記第1の非実装領域に設けられたチェックパッドと前記メイン基板の前記第2の非実装領域に設けられたチェックパッドとは、光軸方向において互いに重ならないよう配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像基板の前記第1の非実装領域は、前記撮像素子が基板実装可能な状態に成形された撮像素子パッケージの実装リード部が接続される実装ランド領域の裏面に対応する領域に設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
JP2012201607A 2012-09-13 2012-09-13 撮像装置 Expired - Fee Related JP6057632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012201607A JP6057632B2 (ja) 2012-09-13 2012-09-13 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012201607A JP6057632B2 (ja) 2012-09-13 2012-09-13 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014057249A JP2014057249A (ja) 2014-03-27
JP6057632B2 true JP6057632B2 (ja) 2017-01-11

Family

ID=50614189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012201607A Expired - Fee Related JP6057632B2 (ja) 2012-09-13 2012-09-13 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6057632B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2910739B2 (ja) * 1997-07-25 1999-06-23 日本電気株式会社 リードレス混成集積回路装置
JP2003092704A (ja) * 2001-09-17 2003-03-28 Olympus Optical Co Ltd カメラ
JP5053873B2 (ja) * 2008-01-23 2012-10-24 キヤノン株式会社 撮像装置
EP2477392A4 (en) * 2009-09-11 2018-01-17 Olympus Corporation Image pickup device and method for manufacturing image pickup device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014057249A (ja) 2014-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110317062A1 (en) Digital camera and interchangeable lens unit
WO2006106953A1 (ja) 撮像装置
JP2004104168A (ja) 撮像装置および撮像システム
JP5052389B2 (ja) 撮像装置
JP2006078897A (ja) 撮像装置
US8452170B2 (en) Digital single lens reflex camera
JP2015186056A (ja) 撮像装置
JPH11225282A (ja) 電子画像記録装置
JP6057632B2 (ja) 撮像装置
JP5478677B2 (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP2006078898A (ja) 撮像装置
JP5215818B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法及びプログラム
JP2005065014A (ja) 撮像装置
JP5053873B2 (ja) 撮像装置
JP5335977B2 (ja) 撮像装置
JP2010028328A (ja) カメラシステム及びアダプタ
WO2007148453A1 (ja) カメラ本体、カメラシステム、交換レンズユニットおよび制御方法
JP2009175311A (ja) 撮像装置
JP2011059272A (ja) 撮像装置
JP2008070566A (ja) カメラシステム、カメラ本体、交換レンズユニットおよび像ブレ補正方法
JP2008118569A (ja) 撮像装置及びその制御方法及びプログラム
JP2010127986A (ja) 撮像装置
JP6150688B2 (ja) 撮像装置
JP6471607B2 (ja) 電子機器
JP2009175292A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161206

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6057632

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees