JP2015182805A - ハニカム構造体梱包箱、ハニカム構造体梱包箱用ブランクシート、及び梱包体 - Google Patents

ハニカム構造体梱包箱、ハニカム構造体梱包箱用ブランクシート、及び梱包体 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数が少なく且つ簡便に組み立てられる構造であるとともに、非使用中には収納スペースを少なくし、通箱としても好適に使用することができるハニカム構造体梱包箱を提供する。【解決手段】上面部2、底面部3、及び少なくとも二対の側面部4が折り目線5を介して連接された一枚の板状部材1aからなり、板状部材1aが折り目線5にて折り曲げられて、上面部2、底面部3、及び少なくとも二対の側面部4によって区画された内部空間が形成された、複数のハニカム構造体を梱包するためのハニカム構造体梱包箱100である。上面部2には、複数のハニカム構造体保持用孔6が形成され、且つ、板状部材1aは、箱状に折り曲げられた板状部材1aの一の部位と他の部位とを着脱可能に係合する少なくとも一対の係合手段7を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、ハニカム構造体梱包箱、ハニカム構造体梱包箱用ブランクシート、及び梱包体に関する。更に詳しくは、薄壁のハニカム構造体を梱包、保管又は輸送等する際に好適に用いることが可能なハニカム構造体梱包箱、ハニカム構造体梱包箱用ブランクシート、及びハニカム構造体梱包箱を用いた梱包体に関する。
自動車用排ガス浄化システムにおける触媒担体や排ガスフィルタ等として広く使用されているハニカム状構造体は、隔壁により仕切られた軸方向に貫通する多数の流通セルを有する構造体である。触媒担体としてのハニカム状構造体は、高い開口率に由来して排ガスを通過させる場合の圧力損失が低く、優れた排ガス浄化性能を発現するものとして広範に普及するに至っている。
このようなハニカム構造体は、薄い壁厚を有し、主に脆性材料であるセラミックで形成されているため、梱包、保管又は輸送等の作業時に、縦横の揺れによる衝撃や荷崩れ等により、ハニカム構造体が破損する場合があるという問題があった。
従来、このような破損を防止するために、図12Aに示すハニカム構造体36の端部を配置するための窪みを有する梱包用プラスチックトレー20や、図12Bに示すハニカム構造体36を仕切る段ボールの仕切板21等を、梱包箱(段ボール箱、プラスチックス製箱)に装着する方法があった。しかし、これらの方法では、梱包用プラスチックトレー20を使用した場合には、梱包箱を複数個積み上げた場合に荷崩れし易かった。また、段ボールの仕切板21を梱包箱に装着した場合には、仕切板の組み立てに時間がかかり、更にハニカム構造体の出し入れがし難かった。
このようなことから、図13A、及び図13Bに示すような梱包箱22が提案されている。この梱包箱22は、複数のハニカム構造体保持用孔25を有するハニカム構造体保持部26、脚部27及びズレ防止部28が一体に形成されたハニカム構造体保持用板29が内部に配置され、周囲壁23と底板24とが一体に構成されている。また、ハニカム構造体用梱包容器として、互いに対向する蓋体の内面と箱体の底部の内面に、ハニカム構造体の両端面に接触するように所定の厚さの保護部材を配設したものも開示されている(特許文献2参照)。
特許第3005187号公報 特開2004−42964号公報
しかしながら、特許文献1及び2に開示された梱包容器は、その部品点数が多く、梱包容器の使用時における作業工数が増加するという問題があった。例えば、保護部材等の内装材と梱包箱とがそれぞれ別々に保管されていると、内装材及び梱包箱をそれぞれ必要な個数準備してから、ハニカム構造体を梱包する必要があった。特に、梱包箱などは、梱包箱が空であっても広い保管スペースを必要とすること、梱包箱を含めた全体質量がかさむことなど、種々の問題点が指摘されていた。また、従来の梱包容器は、上述したように、梱包容器の構成部材の品点数が多いため、内装材等の梱包材費用が多くかかるという問題もあった。
また、従来の梱包容器は、梱包箱と保護部材等の内装材とが別々の部材であるため、例えば、ハニカム構造体を梱包する際に、煩雑な組み立てを強いられるという問題もあった。
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものである。本発明は、薄壁のハニカム構造体を梱包、保管又は輸送等する際に好適に用いることが可能なハニカム構造体梱包箱、ハニカム構造体梱包箱用ブランクシート、及びハニカム構造体梱包箱を用いた梱包体を提供する。特に、部品点数が少なく且つ簡便に組み立てられる構造であるとともに、非使用中には収納スペースを少なくし、通箱としても好適に使用することが可能なハニカム構造体梱包箱を提供する。
本発明によれば、以下に示す、ハニカム構造体梱包箱、ハニカム構造体梱包箱用ブランクシート、及びハニカム構造体梱包箱を用いた梱包体が提供される。
[1] 上面部、底面部、及び少なくとも二対の側面部が折り目線を介して連接された一枚の板状部材からなり、前記板状部材が前記折り目線にて折り曲げられて、前記上面部、前記底面部、及び前記少なくとも二対の側面部によって区画された内部空間が形成された、複数のハニカム構造体を梱包するためのハニカム構造体梱包箱であって、前記上面部には、柱状のハニカム構造体を挿入するための複数のハニカム構造体保持用孔が形成され、且つ、前記板状部材は、箱状に折り曲げられた前記板状部材の一の部位と他の部位とを着脱可能に係合する少なくとも一対の係合手段を有する、ハニカム構造体梱包箱。
[2] 前記一対の係合手段が、前記板状部材の一の部位に形成された係止片と、前記板状部材の他の部位に形成された前記係止片を挿入する係止孔と、である、前記[1]に記載のハニカム構造体梱包箱。
[3] 前記一対の係合手段が、前記板状部材の一の部位に形成された第一切込線と、前記板状部材の他の部位に形成された前記第二切込線と、である、前記[1]に記載のハニカム構造体梱包箱。
[4] 上面部、底面部、及び少なくとも二対の側面部が折り目線を介して連接された一枚の板状部材からなり、前記上面部には、柱状のハニカム構造体を挿入するための複数のハニカム構造体保持用孔が形成され、且つ、前記板状部材は、箱状に折り曲げられた前記板状部材の一の部位と他の部位とを着脱可能に係合する少なくとも一対の係合手段を有し、前記板状部材を前記折り目線にて折り曲げることにより、前記上面部、前記底面部、及び前記少なくとも二対の側面部によって区画された内部空間が形成された、複数のハニカム構造体を梱包するためのハニカム構造体梱包箱が形成される、ハニカム構造体梱包箱用ブランクシート。
[5] 前記[1]〜[3]のいずれかに記載のハニカム構造体梱包箱と、前記ハニカム構造体梱包箱の前記上面部に形成された前記ハニカム構造体保持用孔に挿入保持された柱状のハニカム構造体と、を備えた、梱包体。
[6] 前記ハニカム構造体梱包箱の前記底面部から前記上面部までの高さが、被梱包対象である柱状の前記ハニカム構造体の一の端面から他の端面までの長さに対して、20〜90%である、前記[5]に記載の梱包体。
[7] 前記ハニカム構造体保持用孔と、当該ハニカム構造体保持用孔に挿入保持された前記ハニカム構造体の外周面との間に、5mm以上のクリアランスを有する、前記[5]又は[6]に記載の梱包体。
[8] 前記[5]〜[7]のいずれかに記載の梱包体を複数個備え、一の前記梱包体における前記ハニカム構造体の上に、他の前記梱包体が積み重ねられた状態で積層されている、梱包体。
[9] 一の前記梱包体と他の前記梱包体との間に、緩衝部材が配設されている、前記[8]に記載の梱包体。
[10] 一の前記梱包体に隣接するように、別の他の前記梱包体が配設されている、前記[5]〜[9]のいずれかに記載の梱包体。
[11] 複数個の前記梱包体が、シート状又は板状の包装部材によって更に包装されている、前記[5]〜[10]のいずれかに記載の梱包体。
本発明のハニカム構造体梱包箱は、一枚の板状部材が折り目線にて折り曲げられて、上面部、底面部、及び少なくとも二対の側面部によって区画された内部空間が形成された、複数のハニカム構造体を梱包するためのハニカム構造体梱包箱である。そして、ハニカム構造体梱包箱を構成する上面部には、柱状のハニカム構造体を挿入するための複数のハニカム構造体保持用孔が形成されている。更に、板状部材は、箱状に折り曲げられた板状部材の一の部位と他の部位とを着脱可能に係合する少なくとも一対の係合手段を有する。このように構成することによって、部品点数が少なく且つ簡便に組み立てられる構造であるとともに、非使用中には収納スペースを少なくし、通箱としても好適に使用することができる。すなわち、本発明のハニカム構造体梱包箱では、上面部に形成されたハニカム構造体保持用孔に、ハニカム構造体を直接挿入することで、当該ハニカム構造体を梱包する。そして、複数のハニカム構造体をハニカム構造体保持用孔に挿入した梱包状態にて、ハニカム構造体の保管や輸送等を好適に行うことができる。また、ハニカム構造体梱包箱を通箱として用いた場合の返却時には、係合手段の係合箇所を解除し、一枚の板状部材の状態にて輸送することで、輸送コストを低減することもできる。また、ハニカム構造体梱包箱を保管する際にも、一枚の板状部材の状態にて保管することで、従来の梱包箱に比して、保管スペースを少なくすることができる。
本発明のハニカム構造体梱包箱用ブランクシートは、本発明のハニカム構造体梱包箱の係合手段の係合箇所を解除した一枚の板状部材からなるものである。ハニカム構造体梱包箱用ブランクシートを、折り目線にて箱状に折り曲げて、係合手段にて箱状の状態を保持することにより、本発明のハニカム構造体梱包箱を極めて簡便に作製することができる。
本発明の梱包体は、本発明のハニカム構造体梱包箱と、このハニカム構造体梱包箱の上面部に形成されたハニカム構造体保持用孔に挿入保持されたハニカム構造体と、を備えた、梱包体である。ハニカム構造体は、円柱状等の形状を有するものであるため、一の梱包体におけるハニカム構造体の上に、他の梱包体が積み重ねられた状態で積層することができ、複数の梱包体からなる梱包体の集合体を簡便に作製することができる。このため、大量のハニカム構造体を一度に簡便に輸送することができる。
本発明のハニカム状構造体梱包箱の一の実施形態を一の側面側(正面側)から見た状態を模式的に示す斜視図である。 図1に示すハニカム構造体梱包箱を他の側面側(背面側)から見た状態を模式的に示す斜視図である。 図1に示すハニカム構造体梱包箱を展開した状態を示す展開図である。 図1に示すハニカム構造体梱包箱にハニカム構造体を収納する状態を模式的に示す斜視図である。 本発明のハニカム状構造体梱包箱の他の実施形態を展開した状態を示す展開図である。 本発明のハニカム状構造体梱包箱の更に他の実施形態を展開した状態を示す展開図である。 本発明の梱包体の一の実施形態を模式的に示す斜視図である。 本発明の梱包体の他の実施形態を模式的に示す斜視図である。 本発明の梱包体の更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。 本発明の梱包体の更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。 本発明の梱包体の更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。 従来の梱包箱を模式的に示す斜視図である。 従来の梱包箱を模式的に示す斜視図である。 従来の梱包箱を模式的に示す斜視図である。 従来の梱包箱を模式的に示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
(1)ハニカム状構造体梱包箱:
まず、本発明のハニカム状構造体梱包箱の一の実施形態について説明する。本実施形態のハニカム状構造体梱包箱は、図1〜図3に示すようなハニカム状構造体梱包箱100である。本実施形態のハニカム状構造体梱包箱100は、図4に示すように、複数のハニカム構造体10を梱包するためのハニカム構造体梱包箱100である。ここで、図1は、本発明のハニカム状構造体梱包箱の一の実施形態を一の側面側(正面側)から見た状態を模式的に示す斜視図である。図2は、図1に示すハニカム構造体梱包箱を他の側面側(背面側)から見た状態を模式的に示す斜視図である。図3は、図1に示すハニカム構造体梱包箱を展開した状態を示す展開図である。図4は、図1に示すハニカム構造体梱包箱にハニカム構造体を収納する状態を模式的に示す斜視図である。
図1〜図3に示すように、ハニカム状構造体梱包箱100は、上面部2、底面部3、及び少なくとも二対の側面部4が折り目線5を介して連接された一枚の板状部材1aからなる。図1に示すハニカム状構造体梱包箱100は、折り目線5を介して折り曲げられ、上面部2、底面部3、及び二対の側面部4a,4b,4c,4bを有する扁平な直方体形状の箱型を呈するように構成されている。図3に示す板状部材1aにおいては、底面部3から、側面部4a,4b,4c,4dの4つの側面部が延出するように連接されている。側面部4aを介して、上面部2が更に連接されている。更に、この上面部2から、側面部4c,4dに折り重なるようにして同一の側面部を形成する側面部4f,4gと、側面部4bに折り重なるようにして同一の側面部を形成する側面部4eが連接されている。図3に示す板状部材1aは、側面部4c,4dから延出する内フラップ9を有する。
図1〜図3に示すように、ハニカム状構造体梱包箱100の上面部2には、柱状のハニカム構造体10(図4参照)を挿入するための複数のハニカム構造体保持用孔6が形成されている。また、ハニカム状構造体梱包箱100を構成する板状部材1aは、箱状に折り曲げられた当該板状部材1aの一の部位と他の部位とを着脱可能に係合する少なくとも一対の係合手段7を有する。図2及び図3に示す板状部材1aにおいては、上述した係合手段7が、板状部材1aの一の部位に形成された第一切込線7aと、板状部材1aの他の部位に形成された第二切込線7bとにより構成されている。第一切込線7aは、側面部4bに形成され、第二切込線7bは、側面部4bと同一の側面部を形成する側面部4eに形成されている。図3に示すような一枚の板状部材1aを、図1及び図2に示すような箱型に折り曲げた後、第一切込線7aが形成された側面部4bに、第二切込線7bが形成された側面部4eの各部を互い違いに差し込むことで、ハニカム状構造体梱包箱100が組み立てられる。以下、本明細書において、「ハニカム状構造体梱包箱」を、単に「梱包箱」ということがある。
図1〜図4に示すように構成されたハニカム状構造体梱包箱100は、部品点数が少なく且つ簡便に組み立てられる構造であるとともに、非使用中には収納スペースを少なくし、通箱としても好適に使用することができる。例えば、ハニカム構造体梱包箱100は、上面部2に形成されたハニカム構造体保持用孔6に、ハニカム構造体10を直接挿入することで、当該ハニカム構造体10を梱包する。そして、複数のハニカム構造体10をハニカム構造体保持用孔6に挿入した梱包状態にて、ハニカム構造体10の保管や輸送等を好適に行うことができる。
本実施形態のハニカム状構造体梱包箱100は、板状部材1aの一の部位と他の部位とを着脱可能に係合する少なくとも一対の係合手段7を有するため、接着材やステープル(ステープラーの針)を使用せずに、梱包箱100を簡単に組み立てることができる。また、ハニカム構造体10を梱包していない際には、係合手段7の係合を解除して一枚の板状部材1aに展開し、保管や輸送を行うことができる。このため、例えば、ハニカム構造体梱包箱100を通箱として用いた場合の返却時には、係合手段7の係合箇所を解除し、一枚の板状部材1aの状態にて輸送することで、輸送コストを大幅に低減することができる。また、ハニカム構造体梱包箱100を保管する際にも、一枚の板状部材1aの状態にて保管することで、従来の梱包箱に比して、保管スペースを大幅に少なくすることができる。
また、被梱包対象であるハニカム構造体10は、円柱状等の柱状構造であるため、本実施形態の梱包箱100を用いることにより、一度に大量のハニカム構造体10を、コンパクトに梱包することでき、ハニカム構造体10の輸送コスト及び保管スペースを低減することができる。すなわち、1つの梱包箱100に、複数個のハニカム構造体10を収納(梱包)できるとともに、梱包箱100に収納したハニカム構造体10の上面に、更に別の梱包箱100を積層することもできるため、限られたスペース内にて、より多くの量のハニカム構造体10を梱包することができる。
板状部材1aの材質については特に制限はない。板状部材1aの材質としては、例えば、段ボール、プラスチック、パルプモールド等を挙げることができる。プラスチックとしては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等を挙げることができる。板状部材1aの材質を、段ボールとすると、安価に板状部材1aを作製できること、板状部材1aの廃棄が容易であることなどの利点がある。板状部材1aの材質を、プラスチック等とすると、板状部材1aの耐久性が高くなり、梱包箱100を長期間使用することができる。
板状部材1aの上面部2に形成されるハニカム構造体保持用孔6は、柱状のハニカム構造体10を挿入して保持するものである。ハニカム構造体保持用孔6の直径は、ハニカム構造体10の外径と同じ大きさ、或いは、若干のクリアランスを持った大きさであることが好ましい。ハニカム構造体保持用孔6の大きさは、ハニカム構造体10を挿入した際に、クリアランスが5mm以上であることが好ましい。このように構成することによって、ハニカム構造体保持用孔6にハニカム構造体10を挿入する作業性が向上する。ここで、「クリアランス」とは、ハニカム構造体保持用孔6の直径Aと、ハニカム構造体10の直径Bとの差(A−B)のことを意味する。
梱包箱100の底面部3から上面部2までの高さについては、被梱包対象であるハニカム構造体10の一の端面から他の端面までの長さに応じて適宜変更可能である。以下、「梱包箱100の底面部3から上面部2までの長さ」を、「梱包箱100の高さ」という。また、「ハニカム構造体10の一の端面から他の端面までの長さ」を、「ハニカム構造体10の高さ」という。「梱包箱100の高さ」は、ハニカム構造体保持用孔6にハニカム構造体10を挿入した際に、ハニカム構造体10の外周面をハニカム構造体保持用孔6によって保持する高さ(すなわち、ハニカム構造体10の外周面を保持する位置)になる。梱包箱100の高さは、被梱包対象であるハニカム構造体10の高さに対して、20〜90%であることが好ましい。梱包箱100の高さが、ハニカム構造体10の高さに対して、20%未満であると、ハニカム構造体10を収納した梱包箱100が揺れたり振動したりした際に、ハニカム構造体10が安定し難くなることがある。一方、梱包箱100の高さが、ハニカム構造体10の高さに対して、90%超であると、梱包箱100からハニカム構造体を取りだし難くなることがある。
図1〜図4に示す梱包箱100においては、矩形の上面部2に対して、縦に4列、横に3列のハニカム構造体保持用孔6が形成されているが、上面部2に形成されるハニカム構造体保持用孔6の数については特に制限はない。また、ハニカム構造体保持用孔6の配置についても特に制限はない。ハニカム構造体保持用孔6の数が多すぎると、ハニカム構造体保持用孔6にハニカム構造体10を挿入し難くなることがある。また、ハニカム構造体10を収納した梱包箱100が重くなり、人力での搬送が困難になることがある。ハニカム構造体保持用孔6の数が少なすぎると、梱包作業が煩雑になることがある。
図1〜図4に示すように、梱包箱100の対向配置された一対の側面部4(4c,4d,4f,4g)に、当該側面部4の一部をくり抜いた、持ち手孔8が形成されていてもよい。このように構成することによって、梱包箱100の持ち運びが容易になる。なお、梱包箱100を持ち運ぶための手段として、上述した持ち手孔8以外の手段が、梱包箱100に設けられていてもよい。例えば、図示は省略するが、梱包箱の対向配置された一対の側面部に、紐状部材を設け、当該紐状部材を、梱包箱の持ち手として使用することもできる。
板状部材1aに設けられる折り目線5は、一枚の板状部材1aを、上面部2、底面部3、及び側面部4の各境界にて適切な折り曲げを実現するための折り曲線である。例えば、板状部材1aが段ボールからなる場合には、上面部2、底面部3、及び側面部4の各境界に対して予め押圧加工などを施して、折り目線5を形成してもよい。このように構成することによって、板状部材1aの組み立てがより容易になる。
図1〜図4に示す梱包箱100は、第一切込線7a及び第二切込線7bによって形成された係合手段7を有しているが、板状部材1aの一の部位と他の部位とを着脱可能に係合可能なものであれば、係合手段7の構成はこれに限定されることはない。例えば、一対の係合手段が、板状部材の一の部位に形成された係止片と、板状部材の他の部位に形成された前記係止片を挿入する係止孔と、であってもよい。
ここで、図5は、本発明のハニカム状構造体梱包箱の他の実施形態を展開した状態を示す展開図である。図5に示すように、梱包箱200を展開した板状部材1bは、上面部2、底面部3、及び少なくとも二対の側面部4が折り目線5を介して連接されたものである。上面部2には、柱状のハニカム構造体10(図4参照)を挿入するための複数のハニカム構造体保持用孔6が形成されている。そして、板状部材1bは、箱状に折り曲げられた当該板状部材1bの一の部位と他の部位とを着脱可能に係合する少なくとも一対の係合手段7を有する。図5に示す板状部材1bにおいては、一対の係合手段7が、板状部材1bの一の部位に形成された係止片7cと、板状部材1bの他の部位に形成された上記係止片7cを挿入する係止孔7dと、から構成されている。板状部材1bは、側面部4c,4dから延出する内フラップ9を有する。側面部4bから、当該側面部4bに折り重なるようにして同一の側面部を形成する側面部4hが延出され、当該側面部4hの先端に、2つの係止片7cが形成されている。また、上面部2には、側面部4c,4dに折り重なるようにして同一の側面部を形成する側面部4f,4gと、側面部4b及び側面部4hに折り重なるようにして梱包箱200の内部に差し込まれる側面部4eと、が連接されている。図5に示す板状部材1bを、箱型に組み立てる際には、まず、側面部4bと側面部4hとで内フラップ9を挟み込むようにして、板状部材1bに形成された各折り目線5を折り曲げる。そして、側面部4bと側面部4hと重ね合わせた状態で、側面部4hの先端に形成された2つの係止片7cを、側面部4bと底面部3との境界部分に形成された2つの係止孔7dに挿入する。ここで、上面部2と連接された側面部4fは、側面部4cの内側に配置され、上面部2と連接された側面部4gは、側面部4dの内側に配置される。側面部4bと側面部4hとで内フラップ9を挟み込むようにして係止片7cと係止孔7dとを係合することで、板状部材1bが箱型に保持される。そして、上面部2と連接された側面部4eを、側面部4b及び側面部4hの内側に差し込むことで、扁平な直方体の梱包箱200が完成する。図5に示す板状部材1bにおいては、係合手段7が係止片7cと係止孔7dとによって構成されている以外は、図3に示す板状部材1aと同様の構成を採用することができる。例えば、図5に示す板状部材1bの上面部2に形成されたハニカム構造体保持用孔6等は、図3に示す板状部材1aと同様に構成されていることが好ましい。
また、図6は、本発明のハニカム状構造体梱包箱の更に他の実施形態を展開した状態を示す展開図である。図6に示すように、梱包箱300を展開した板状部材1cは、上面部2、底面部3、及び少なくとも二対の側面部4が折り目線5を介して連接されたものである。上面部2には、柱状のハニカム構造体10(図4参照)を挿入するための複数のハニカム構造体保持用孔6が形成されている。そして、板状部材1cは、箱状に折り曲げられた当該板状部材1cの一の部位と他の部位とを着脱可能に係合する少なくとも一対の係合手段7を有する。図6に示す板状部材1cにおいては、一対の係合手段7が、板状部材1cの一の部位に形成された係止片7eと、板状部材1cの他の部位に形成された上記係止片7eを挿入する係止孔7fと、から構成されている。図6に示す板状部材1cにおいては、底面部3と、側面部4iが連接されている。側面部4iを介して、上面部2が更に連接されている。更に、この上面部2と、側面部4j,4k,4lが連接されている。図6に示す板状部材1cは、側面部4i,4jから延出する4つの内フラップ9aを有する。係止片7eは、底面部3の側面部4iが連接されている辺以外の3つ辺から、それぞれ2つずつ延出されている。係止孔7fは、側面部4j,4k,4lの3つの側面部に、それぞれ2つずつ形成されている。このように構成された板状部材1cにおいても、図3に示す板状部材1aと同様の作用効果を得ることができる。図6に示す板状部材1cにおいても、係合手段7が係止片7eと係止孔7fとによって構成されている以外は、図3に示す板状部材1aと同様の構成を採用することができる。例えば、図6に示す板状部材1cの上面部2に形成されたハニカム構造体保持用孔6等は、図3に示す板状部材1aと同様に構成されていることが好ましい。
(2)ハニカム構造体梱包箱用ブランクシート:
次に、本発明のハニカム構造体梱包箱用ブランクシートの一の実施形態について説明する。本実施形態のハニカム構造体梱包箱用ブランクシートは、これまでに説明した本発明のハニカム構造体梱包箱を形成するためのブランクシートである。以下、ハニカム構造体梱包箱用ブランクシートのことを、単に「梱包箱用ブランクシート」又は「ブランクシート」ということがある。また、この梱包箱用ブランクシートは、ハニカム構造体梱包箱の係合手段による係合を解除した、展開状態のハニカム構造体梱包箱ということもできる。本実施形態の梱包箱用ブランクシートは、図3に示すように、上面部2、底面部3、及び少なくとも二対の側面部4が折り目線5を介して連接された一枚の板状部材1aからなる。上面部2には、柱状のハニカム構造体10(図4参照)を挿入するための複数のハニカム構造体保持用孔6が形成されている。
また、梱包箱用ブランクシートを構成する板状部材1aは、箱状に折り曲げられた板状部材1aの一の部位と他の部位とを着脱可能に係合する少なくとも一対の係合手段7を有する。そして、板状部材1aを折り目線5にて折り曲げることにより、上面部2、底面部3、及び少なくとも二対の側面部4によって区画された内部空間が形成された、複数のハニカム構造体10(図4参照)を梱包するためのハニカム構造体梱包箱100が形成される。
本実施形態の梱包箱用ブランクシートは、薄壁のハニカム構造体を梱包、保管又は輸送等する際に好適に用いることができる。そして、この梱包箱用ブランクシートは、部品点数が少なく且つ簡便に組み立てられる構造であるとともに、収納スペースが少なくて済むという顕著な効果を奏する。特に、板状部材の一の部位と他の部位とを着脱可能に係合する少なくとも一対の係合手段を有するため、接着材やステープルを使用せずに、梱包箱を簡単に且つ素早く組み立てることができる。
本実施形態の梱包箱用ブランクシートは、これまでに説明した本発明のハニカム構造体梱包箱を形成するためのブランクシートであるため、梱包箱用ブランクシートを構成する各構成要素については、ハニカム構造体梱包箱における好ましい実施形態と同様に構成されていることが好ましい。
(3)梱包体:
次に、本発明の梱包体の一の実施形態について説明する。図7に示すように、本実施形態の梱包体400は、ハニカム構造体梱包箱100と、このハニカム構造体梱包箱100の上面部2に形成されたハニカム構造体保持用孔6に挿入保持されたハニカム構造体10と、を備えた、梱包体400である。ハニカム構造体梱包箱100は、これまでに説明した本発明のハニカム構造体梱包箱と同様に構成されたものであり、図1〜図3に示すハニカム構造体梱包箱100の各構成要素と同様に構成されたものは、同一の符号を付して説明を省略することがある。ハニカム構造体10は、隔壁により仕切られた軸方向に貫通する多数の流通セルを有する構造体である。ハニカム構造体10は、梱包体400における、被包装対象(或いは、被梱包対象)であり、従来公知のハニカム構造体と同様に構成されていることが好ましい。ここで、図7は、本発明の梱包体の一の実施形態を模式的に示す斜視図である。
梱包体400に用いられるハニカム状構造体梱包箱100は、部品点数が少なく且つ簡便に組み立てることができる。このため、ハニカム構造体10をハニカム状構造体梱包箱100に収納する際の作業効率を向上させることができる。また、ハニカム状構造体梱包箱100は、非使用中には、係合手段を解除して、一枚の板状部材とすることができるため、通箱として用いた際に、輸送にかかる費用を削減することができる。また、ハニカム状構造体梱包箱100を使い捨てとした場合でも、その廃棄が容易となる。
梱包体は、例えば、一の梱包体におけるハニカム構造体の上に、他の梱包体が積み重ねられた状態で積層されたものであってもよい。図8に示す梱包体500は、一の梱包体500aにおけるハニカム構造体10の上に、他の梱包体500aが積み重ねられた状態で積層されたものである。ここで、図8は、本発明の梱包体の他の実施形態を模式的に示す斜視図である。図8における梱包体500a,500bは、図7に示す梱包体400と同様に構成されたものであり、図7に示す梱包体400の各構成要素と同様に構成されたものは、同一の符号を付して説明を省略することがある。
図8に示す梱包体500のように、一の梱包体500aと他の梱包体500aとを多段に積み上げることにより、保管又は輸送等する際の省スペース化を図ることができる。特に、ハニカム構造体10は、一方の端面と他方の端面とが平行な柱状(例えば、円柱状)であるため、一の梱包体500aにおけるハニカム構造体10の上に、他の梱包体500aが安定した状態で多段に積み上げることができる。
図8に示す梱包体500においては、一の梱包体500aにおけるハニカム構造体10の上に、他の梱包体500bを直接配置しているが、例えば、一の梱包体500aと他の梱包体500bとの間に、緩衝部材が配設されていてもよい。例えば、緩衝部材としては、段ボールやプラスチックを挙げることができ、プラスチックとしては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等を挙げることができる。
図8に示す梱包体500においては、2つの梱包体(一の梱包体500aと他の梱包体500a)を積層したものであるが、積層する梱包体の個数について制限はない。例えば、図9に示すように、4つの梱包体600a,600b,600c,600dを多段に積み上げた梱包体600であってもよい。ここで、図9は、本発明の梱包体の更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。図9における梱包体600a,600b,600c,600dは、図7に示す梱包体400と同様に構成されたものであり、図7に示す梱包体400の各構成要素と同様に構成されたものは、同一の符号を付して説明を省略することがある。
また、一の梱包体に隣接するように、別の他の梱包体が更に配設されていてもよい。例えば、図10に示す梱包体700では、一の梱包体700aに対して、他の梱包体700bを多段に積み上げるように配設し、且つ、一の梱包体700aに対して、別の他の梱包体700c,700dが隣接するように配置されている。図10に示す梱包体700においては、一の梱包体700aと、その上段に配設される他の梱包体700aとの間に、緩衝部材11を設けている。また、梱包体700の最上段にも、同様の緩衝部材11を設けている。梱包体700の最下段には、一の梱包体700aを載置するためのパレット12を備えていてもよい。このように構成された梱包体700によれば、一度に大量のハニカム構造体10を保管又は輸送等することができる。
また、複数個の梱包体が、シート状又は板状の包装部材によって更に包装されていてもよい。例えば、図11に示す梱包体800では、一の梱包体800aに対して、他の梱包体800bを多段に積み上げるように配設し、且つ、一の梱包体800aに対して、別の他の梱包体800c,800dが隣接するように配置されている。また、一の梱包体800aと、その上段に配設される他の梱包体800aとの間に、緩衝部材11を設け、梱包体700の最下段には、パレット12を設けている。そして、この梱包体800では、板状の包装部材13によって、これらの構成要素を一括して包装している。このように構成することによって、梱包体800の輸送において、ハニカム構造体10の破損等を有効に抑制することができる。また、梱包箱800が揺れたり振動したりしても、積層或いは隣接した配設された個々の梱包体の位置がずれたり、上段の梱包体が落下したりしてしまうことを有効に防止することができる。包装部材13は、段ボールやプラスチックを挙げることができ、プラスチックとしては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等を挙げることができる。包装部材13は、図11に示すような板状のものを、梱包体800の外周部分に貼り付けてもよいが、図示は省略するが、シート状の包装部材によって、梱包体800の外周部分を覆うように包装してもよい。
ここで、図10及び図11は、本発明の梱包体の更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。図10における梱包体700a,700b,700c,700d及び図11における梱包体800a,800b,800c,800dは、図7に示す梱包体400と同様に構成されたものであり、図7に示す梱包体400の各構成要素と同様に構成されたものは、同一の符号を付して説明を省略することがある。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1においては、まず、図5に示すような板状部材1bからなるハニカム構造体梱包箱用ブランクシートを、厚さ3mmの段ボールを用いて作製した。具体的には、一枚の段ボールから、図5に示すような板状部材1bを切り出してハニカム構造体梱包箱用ブランクシートを作製した。ハニカム構造体梱包箱用ブランクシートの板状部材1bの折り目線5に相当する部分に、罫線又はミシン目をつけて、ハニカム構造体梱包箱用ブランクシートに折癖を付けた。
作製したハニカム構造体梱包箱用ブランクシートにおいて、板状部材1bの上面部2及び底面部3の形状は、縦が400mm、横が600mmの長方形とした。板状部材1bの側面部4の梱包箱の高さに該当する一辺の長さは、75mmとした。板状部材1bの係合手段7構成する係止片7cは、幅48mm、係合長さが5mmのものとした。係合手段7構成する係止孔7dは、縦10mm、横50mmの矩形の貫通孔とした。板状部材1bの上面部2には、直径105mmのハニカム構造体保持用孔が、縦3個、横4個の配置で、合計12個形成した。
作製したハニカム構造体梱包箱用ブランクシートを用いて、ハニカム構造体梱包箱を組み立てた。ハニカム構造体梱包箱用ブランクシートから、1つのハニカム構造体梱包箱を組み立てるのに要した時間は、10〜15秒であった。組み立てたハニカム構造体梱包箱のハニカム構造体保持用孔に、円柱状のハニカム構造体を挿入して、12個のハニカム構造体がハニカム構造体梱包箱に梱包された梱包体を得た。この梱包作業に要した時間は、10秒であった。実施例1においては、組み立て時間及び梱包作業時間の合計時間(総作業時間)は、20〜25秒であった。
Figure 2015182805
(比較例1)
比較例1においては、図13A、及び図13に示すような梱包箱22を作製した。比較例1の梱包箱22は、複数のハニカム構造体保持用孔25を有するハニカム構造体保持部26、脚部27及びズレ防止部28が一体に形成されたハニカム構造体保持用板29が内部に配置され、周囲壁23と底板24とが一体に構成されている。比較例1においては、ハニカム構造体保持用板を「内装材」とし、周囲壁及び底板によって構成される箱体を「外箱」とした。外箱は、段ボールによって作製した。内装材は、段ボールによって作製した。外箱の大きさは、縦が400mm、横が400mm、高さが150mmとした。内装材には、直径103mmのハニカム構造体保持用孔を12個形成した。比較例1においては、まず、内装材を構成するシートを所定の形状に折り曲げて内装材を作製した。内装材の作製に要する時間は、5〜10秒であった。次に、内装材の大きさに対応した、上述した形状の外箱を用意し、この外箱の中に内装材を配置した。この作業に要した時間(外箱の作製に要した時間)は、15〜20秒であった。比較例1の梱包作業に要した時間は、15秒であった。比較例1においては、組み立て時間及び梱包作業時間の合計時間(総作業時間)は、35〜45秒であった。
実施例1の梱包箱は、比較例1の梱包箱に比して、組み立て時間が短かった。実施例1の梱包箱は、比較例1の梱包箱に比して、梱包作業時間も短かった。このため、実施例1の梱包箱は、ハニカム構造体梱包箱の組み立て作業及びハニカム構造体の梱包作業に要する時間を共に削減できるものであった。
本発明のハニカム構造体梱包箱及びハニカム構造体梱包箱用ブランクシートは、薄壁のハニカム構造体を梱包、保管又は輸送等する際に利用することができる。本発明の梱包体は、薄壁のハニカム構造体を保管又は輸送等する際に利用することができる。
1a,1b,1c:板状部材、2:上面部、3:底面部、4,4a,4b,4c,4d,4e,4f,4g,4h,4i,4j,4k,4l:側面部、5:折り目線、6:ハニカム構造体保持用孔、7:係合手段、7a:第一切込線、7b:第二切込線、7c:係止片、7d:係止孔、8:持ち手孔、9,9a:内フラップ、10:ハニカム構造体、11:緩衝部材、12:パレット、13:包装部材、20:梱包用プラスチックトレー、21:仕切板、22:梱包箱、23:周囲壁、24:底板、25:ハニカム構造体保持用孔、26:ハニカム構造体保持部、27:脚部、28:ズレ防止部、29:ハニカム構造体保持用板、36:ハニカム構造体、100,200,300:ハニカム状構造体梱包箱、400,500,600:梱包体、500a:梱包体(一の梱包体)、500b:梱包体(他の梱包体)、600a,600b,600c,600d,700a,700b,700c,700d,800a,800b,800c,800d:梱包体。

Claims (11)

  1. 上面部、底面部、及び少なくとも二対の側面部が折り目線を介して連接された一枚の板状部材からなり、前記板状部材が前記折り目線にて折り曲げられて、前記上面部、前記底面部、及び前記少なくとも二対の側面部によって区画された内部空間が形成された、複数のハニカム構造体を梱包するためのハニカム構造体梱包箱であって、
    前記上面部には、柱状のハニカム構造体を挿入するための複数のハニカム構造体保持用孔が形成され、且つ、
    前記板状部材は、箱状に折り曲げられた前記板状部材の一の部位と他の部位とを着脱可能に係合する少なくとも一対の係合手段を有する、ハニカム構造体梱包箱。
  2. 前記一対の係合手段が、前記板状部材の一の部位に形成された係止片と、前記板状部材の他の部位に形成された前記係止片を挿入する係止孔と、である、請求項1に記載のハニカム構造体梱包箱。
  3. 前記一対の係合手段が、前記板状部材の一の部位に形成された第一切込線と、前記板状部材の他の部位に形成された前記第二切込線と、である、請求項1に記載のハニカム構造体梱包箱。
  4. 上面部、底面部、及び少なくとも二対の側面部が折り目線を介して連接された一枚の板状部材からなり、
    前記上面部には、柱状のハニカム構造体を挿入するための複数のハニカム構造体保持用孔が形成され、且つ、
    前記板状部材は、箱状に折り曲げられた前記板状部材の一の部位と他の部位とを着脱可能に係合する少なくとも一対の係合手段を有し、
    前記板状部材を前記折り目線にて折り曲げることにより、前記上面部、前記底面部、及び前記少なくとも二対の側面部によって区画された内部空間が形成された、複数のハニカム構造体を梱包するためのハニカム構造体梱包箱が形成される、ハニカム構造体梱包箱用ブランクシート。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のハニカム構造体梱包箱と、前記ハニカム構造体梱包箱の前記上面部に形成された前記ハニカム構造体保持用孔に挿入保持された柱状のハニカム構造体と、を備えた、梱包体。
  6. 前記ハニカム構造体梱包箱の前記底面部から前記上面部までの高さが、被梱包対象である柱状の前記ハニカム構造体の一の端面から他の端面までの長さに対して、20〜90%である、請求項5に記載の梱包体。
  7. 前記ハニカム構造体保持用孔と、当該ハニカム構造体保持用孔に挿入保持された前記ハニカム構造体の外周面との間に、5mm以上のクリアランスを有する、請求項5又は6に記載の梱包体。
  8. 請求項5〜7のいずれか一項に記載の梱包体を複数個備え、一の前記梱包体における前記ハニカム構造体の上に、他の前記梱包体が積み重ねられた状態で積層されている、梱包体。
  9. 一の前記梱包体と他の前記梱包体との間に、緩衝部材が配設されている、請求項8に記載の梱包体。
  10. 一の前記梱包体に隣接するように、別の他の前記梱包体が配設されている、請求項5〜9のいずれか一項に記載の梱包体。
  11. 複数個の前記梱包体が、シート状又は板状の包装部材によって更に包装されている、請求項5〜10のいずれか一項に記載の梱包体。
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