JP2015181778A - 自走式掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】予め定められた条件に沿って、時刻と周囲の明るさに応じて動作音および/または走行音を切替えることのできる自走式掃除機を提供する。
【解決手段】吸塵機構を搭載し、その吸塵機構を動作させながら自走する筐体と、現在の時刻を提供する時刻提供部と、周囲の明るさを検出する照度センサと、吸塵機構を動作させつつ筐体を走行させて清掃を行わせる制御部とを備え、制御部は、時刻提供部が提供する時刻と照度センサから取得した周囲の明るさが予め定められた条件に合致する場合に吸塵機構の動作音および/または筐体の走行音を通常よりも抑えるように制御する自走式掃除機。
【選択図】図1

Description

この発明は、自走式掃除機に関し、より詳細には状況に応じて吸塵機構の動作音および/または筐体の走行音を抑えることのできる自走式掃除機に関する。
自走式掃除機は、所謂ロボット掃除機として知られている。ロボット掃除機でない一般の掃除機は、一方の先端に吸込口を有するホースをユーザが手に持って床面等の上を移動させ、吸込口から塵埃を吸引して清掃するものが主流である。ホースの他方の先端はいわゆるフィルターバッグ方式やサイクロン方式の集塵部に連通しており、吸込口から吸引された空気中の塵埃を捕集して集塵し、空気を排出する。このような一般の掃除機に対してロボット掃除機は、掃除機本体に自律走行機能を設け、例えば夜間に掃除機を無人で自律走行させながら掃除を行うものである。
自走式掃除機にはタイマー機能を備えたものがある。予め定められた日時を設定しておくと、その時期が到来したら掃除を開始するので、その都度開始の指示を与えなくてもよい。
また、周囲の人を感知するとそれに応答して走行音および/または吸塵機構の動作音を抑えた静音モードで掃除を行う自走式掃除機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−169225号公報
例えば、従来の自走式掃除機が備えるタイマー機能を用いて清掃を行う場合、開始時刻が夜間に設定された場合は静音モードで掃除するような制御も考えられる。夜間に人が居る家屋内に設置された場合は有効であろうが、夜間に人が居ないオフィスや工場に設置された場合は意味がない。
また、人を感知する人感センサを搭載して走行音や動作音を切替えたとしても、感知された人が起きて活動しているのか就寝しているのかといった状況まで検出できる訳ではない。人が就寝しているときは静かな方が好まれるであろう。しかし、人が活動しているときはむしろフルパワーで素早く掃除を行う方が好まれるかもしれない。
周囲の状況に応じて動作音および/または走行音を適切に切替えることのできる自走式掃除機が望まれている。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、予め定められた条件に沿って、時刻と周囲の明るさに応じて動作音および/または走行音を切替えることのできる自走式掃除機を提供するものである。
この発明は、吸塵機構を搭載し、その吸塵機構を動作させながら自走する筐体と、現在の時刻を提供する時刻提供部と、周囲の明るさを検出する照度センサと、前記吸塵機構を動作させつつ前記筐体を走行させて清掃を行わせる制御部とを備え、前記制御部は、前記時刻提供部が提供する時刻と前記照度センサから取得した周囲の明るさが予め定められた条件に合致する場合に前記吸塵機構の動作音および/または前記筐体の走行音を通常よりも抑えるように制御することを特徴とする自走式掃除機を提供する。
この発明において、制御部は時刻提供部が提供する時刻と照度センサから取得した周囲の明るさが予め定められた条件に合致する場合に吸塵機構の動作音および/または筐体の走行音を通常よりも抑えるように制御するので、予め定められた条件に沿って時刻と周囲の明るさに応じて動作音および/または走行音を切替えることができる。
この発明の自走式掃除機の実施形態1の概略構成を示すブロック図である。 実施形態1の自走式掃除機を概略的に示す斜視図である。 図2に示す自走式掃除機の底面を概略的に示す底面図である。 実施形態1の自走式掃除機の制御部が時刻と周囲の明るさに応じて各部を制御する概略構成を示すブロック図である。 実施形態1の自走式掃除機に係る制御部が時刻と周囲の明るさに応じて運転モードおよびメッセージ音量を制御するパターン例を示す第1のテーブルデータである。 実施形態1の自走式掃除機に係る制御部が時刻と周囲の明るさに応じて運転モード、メッセージの種類の多少および表示の明るさを制御する例を示す第1のフローチャートである。 実施形態1の自走式掃除機に係る制御部が報知部を制御する例を示す第2のフローチャートである。 実施形態1の自走式掃除機に係る制御部が電動送風機、ブラシモータおよび動力部を制御する例を示す第3のフローチャートである。 実施形態4の自走式掃除機に係る制御部が時刻と周囲の明るさと設置場所に応じて運転モード、メッセージ種類および表示の明るさを制御するパターン例を示す第2のテーブルデータである。 実施形態4の自走式掃除機に係る制御部が時刻と周囲の明るさに応じて運転モード、メッセージの種類の多少および表示の明るさを制御する例を示す第4のフローチャートである。 実施形態4の自走式掃除機に係る制御部が報知部を制御する例を示す第5のフローチャートである。 実施形態4の自走式掃除機に係る制御部が操作部を制御する例を示す第6のフローチャートである。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
(実施形態1)
≪自走式掃除機の構成≫
図1は、この発明に係る自走式掃除機の実施形態1の概略構成を示すブロック図であり、図2は実施形態1の自走式掃除機を概略的に示す斜視図である。また、図3は図2に示す自走式掃除機の底面を概略的に示す底面図であり、図4は実施形態1の自走式掃除機の制御部が時刻と周囲の明るさに応じて各部を制御する概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、この発明に係る自走式掃除機1は、主として、回転ブラシ9、サイドブラシ10、制御部11、充電池12、障害物検出部14、集塵部15、時刻提供部57および照度センサ59を備える。さらに、動力部21、右駆動輪22R、左駆動輪22L、吸気口31、排気口32、操作部51、記憶部61、電動送風機115およびイオン発生部117を備える。
この発明に係る自走式掃除機は、設置された場所の床面を自走しながら、床面上の塵埃を含む空気を吸い込み、塵埃を除去した空気を排気することにより床面上を掃除する。この発明に係る自走式掃除機は、掃除が終了すると、自律的に図示しない充電ステーションに帰還する機能を有する。
図2に示すように、本発明の自走式掃除機である自走式掃除機1は、円盤形の筐体2を備えている。
筐体2は、底板2aと、筐体2内に収容された集塵容器を出し入れするために開閉可能な蓋部3が中央部分に取付けられた天板2bと、底板2aおよび天板2bの外周部に沿って設けられた平面視円環形の側板2cとを備えている。天板2bにおける前方部と中間部との境界付近には排気口32が形成されている。なお、側板2cは、前後に二分割されており、側板前部はバンパーとして機能すると共に、側板前部の衝突を検出する衝突センサ14Cが内部に設けられている。さらに、図2に示すように、前方に前方超音波センサ14Fが配置され、左側方に左方超音波センサ14Lが配置されている。図2では隠れているが、右方超音波センサ14Rが右側方に配置されている。
また、図3に示すように、底板2aには前輪27、右駆動輪22R、左駆動輪22Lおよび後輪26を筐体2内から露出させて外部へ突出させる複数の孔部が形成されている。さらに、吸気口31の奥に回転ブラシ9、吸気口31の左右にサイドブラシ10、前輪27の前方に前輪床面検出センサ18、左駆動輪22Lの前方に左輪床面検出センサ19L、右駆動輪22Rの前方に右輪床面検出センサ19Rがそれぞれ配置されている。
自走式掃除機1は、右駆動輪22Rおよび左駆動輪22Lが同一方向に正回転して前進し、前方超音波センサ14Fが配置されている方向へ走行する。また、左右の駆動輪が同一方向に逆回転して後退し、互いに逆方向に回転することにより旋回する。例えば、自走式掃除機1は、障害物検出部14の各センサにより掃除領域の周縁に到達した場合および進路上に障害物を検出した場合、左右の駆動輪を減速させた後に停止させる。その後、左右の駆動輪を互いに逆方向に回転させて旋回し向きを変える。このようにして、自走式掃除機1は、設置場所の全体あるいは所望範囲全体に渡って障害物を避けながら自走する。
ここで、前方とは、自走式掃除機1の前進方向(図3において、紙面に沿う上方)をいうものとし、後方とは、掃除機ロボット1の後退方向(図3において、紙面に沿う下方)いうものとする。
以下、図1および2に示す各構成要素を説明する。
図1の制御部11は、自走式掃除機1の各構成要素の動作を制御する部分であり、主として、CPU、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
CPUは、後述する記憶部61に予め格納され、RAMに展開された制御プログラムに基づいて、各ハードウェアを有機的に動作させて、この発明の掃除機能、走行機能などを実行する。
充電池12は、自走式掃除機1の各機能要素に対して電力を供給する部分であり、主として、掃除機能および走行制御を行うための電力を供給する部分である。たとえば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、Ni−Cd電池、などの充電池が用いられる。
充電池12の充電は、自走式掃除機1を図示しない充電ステーションに近接させた状態で、両者の露出した充電端子どうしを接触させることにより行う。
障害物検出部14、特に左方、前方、右方の各センサ14L、14F、14Rは、掃除機1が走行中に、室内の壁や机、いすなどの障害物に接触又は近づいたことを検出し、また下り階段等落下に至る段差を検出する部分である。障害物検出部14は、超音波センサを用いて障害物への近接を検出する。超音波センサに代えて、あるいは超音波センサと共に、赤外線測距センサなど他の方式の非接触センサを用いてもよい。
衝突センサ14Cは、自走式掃除機1が走行時に障害物と接触したことを検出するために、例えば、筐体2の側板2cの内部に配置される。CPUは、衝突センサ14Cからの出力信号に基づいて側板2cが障害物に衝突したことを知る。
前輪床面検出センサ18、左輪床面検出センサ19Lおよび右輪床面検出センサ19Rは下り階段等の大きな段差を検出する。
CPUは、障害物検出部14から出力された信号に基づいて、障害物や段差の存在する位置を認識する。認識された障害物や段差の位置情報に基づいて、その障害物や段差を避けて次に走行すべき方向を決定する。なお、左輪床面検出センサ19Lおよび右輪床面検出センサ19Rは、前輪床面検出センサ18が段差の検出に失敗した場合や故障した場合に下り階段を検出し、自走式掃除機1の下り階段への落下を防止する。
時刻提供部57は、リアルタイムクロック回路であって、制御部11に現在の時刻を提供する。
照度センサ59は、周囲の明るさを検出する。この実施形態で、照度センサ59は、フォトセンサが適用される。具体的にはフォトトランジスタが用いられるが、それ以外にもフォトダイオードやフォトセル等が適用可能である。
なお、照度センサ59による照度の検出は、高い精度が必ずしも要求されるものでない。おおよその照度や昼夜あるいは人工照明と日照を区別する程度の精度であってもよい。
動力部21は、自走式掃除機1の左右の駆動輪を回転および停止させる駆動モータによって走行を実現する部分である。左右の駆動輪を独立して正逆両方向に回転させ得るように駆動モータを構成することにより、自走式掃除機1の前進、後退、旋回、加減速などの走行状態を実現している。
吸気口31および排気口32は、それぞれ掃除のための空気の吸気および排気を行う部分である。
集塵部15は、室内のゴミやちりを集める掃除機能を実行する部分であり、主として、図示しない集塵容器と、フィルタ部と、集塵容器およびフィルタ部を覆うカバー部とを備える。また、集塵容器には、吸気口31と連通する流入路に通じる流入口と、排気口32と連通する排出路に通じる排気口とを有する。排出路には電動送風機115が配置されている。電動送風機115は、吸気口31から空気を吸い込み、その空気を、流入路を介して集塵容器内に導き、集塵後の空気を、排出路を介して排気口32から外部へ放出する気流を発生させる。
吸気口31の奥には、底面と平行な軸心廻りに回転する回転ブラシ9が設けられており、吸気口31の左右両側には垂直な回転軸心廻りに回転するサイドブラシ10が設けられている。回転ブラシ9は、回転軸であるローラの外周面に螺旋状にブラシを植設することにより形成されている。サイドブラシ10は、回転軸の下端にブラシ束を放射状に設けることにより形成されている。なお、回転ブラシ9の回転軸および一対のサイドブラシ10の回転軸は、筐体2の底板2aの一部に枢着されると共に、その付近に設けられたブラシモータ119とプーリおよびベルト等を含む動力伝達機構を介して連結されている。これは、単なる一例であり、サイドブラシ10を回転させる専用の駆動モータを設けてもよい。
以上説明した集塵部15、回転ブラシ9、サイドブラシ10、ブラシモータ119、電動送風機115等を含め、回転ブラシ9の回転による床等の掃除面上の塵埃を集塵容器に取り込み、それに合わせて吸気口31から吸気した空気を集塵部15の集塵容器を経て排気口32から排気することで吸塵する吸塵機構が構成される。
また、この実施形態に係る自走式掃除機1は、付加機能としてイオン発生機能を備えている。排出路には、イオン発生部117が設けられている。このイオン発生部117が動作すると排気口より放出される気流はイオン発生部117で生成されたイオン(例えばプラズマクラスターイオン(登録商標)、または負イオン等でもよい)を含む。そのイオンを含んだ空気は、筐体2の上面に設けた排気口32から排出される。このイオンを含んだ空気により室内の除菌および脱臭が行われる。また負イオンの場合には、人にリラックス効果を与えることも知られている。このとき、排気口32から後方の斜め上方に向けて空気が排気されるので、床面の塵埃の巻き上げが防止され、室内の清浄度を向上することができる。また塵埃を徐電することもでき、集塵された塵埃の廃棄を確実に行える。
なお、イオン発生部117で発生したイオンの一部が流入路へ導かれるようにしてもよい。このようにすれば、吸気口31から流入路に導かれる気流内にイオンが含まれるため、集塵部15が有する図示しない集塵容器およびフィルタの除菌および脱臭を行うことができる。
操作部51は、ユーザが、自走式掃除機1の動作を指示入力する部分である。また、自走式掃除機1の状態および/または設定を表示する部分である。自走式掃除機1の筐体の表面に、操作パネルとして設けられる。
さらに、前述の掃除機本体に設けられた操作パネルとは別にリモコンユニットが設けられており、このリモコンユニットも操作部51に相当する。このリモコンユニットに設けられた操作ボタンを押すと、リモコンユニットから赤外線や無線電波信号が送出され、無線通信により動作の指示入力を行う。
操作部51は、主電源スイッチ52M、電源スイッチ52Sおよび起動スイッチ53を含む。主電源スイッチ52Mは、充電池12から制御部11等への給電を回路的にオン/オフするスイッチである。電源スイッチ52Sは、自走式掃除機1の電源をオン/オフするスイッチである。起動スイッチ53は、清掃作業をスタートさせるスイッチである。操作部51としては、その他のスイッチ(例えば、充電要求スイッチ、運転モードスイッチ、タイマースイッチ)がさらに設けられる。操作部51としてのリモコンがユーザからの指示を受けると、制御部11はこの指示に応答し、例えば動力部21を制御してユーザが指示する方向へ走行させあるいは走行を停止させる。また、例えばイオン発生部117のイオン発生を制御する。
また、操作部51は、表示領域55を含む。表示領域は、LEDが設けられており、自走式掃除機1の状態や設定を表示する。LEDに代えて液晶表示装置などが設けられていてもよい。
記憶部61は、自走式掃除機1の各種機能を実現するために必要な情報や、制御プログラムを記憶する部分であり、フラッシュメモリ等不揮発性の半導体記憶素子やハードディスク等の記憶媒体が用いられる。
記憶部61には、例えば、充電池12の残容量等の状態を示す電池情報62、自走式掃除機1の走行経路の履歴、現在位置および方向を示す位置情報63、自走式掃除機1の動作モードを示す動作モード情報71を格納する。
さらに、記憶部61は動作モード判定テーブル81を格納する。動作モード判定テーブルは、時刻と周囲の明るさに応じた運転モード、表示や報知の制御を格納するテーブルデータである。
動作モード情報71は、運転モード72、スタンバイモード73、スリープモード74、メッセージ音量75および表示明るさ76を格納する。運転モード72は、清掃作業中であることを示すデータである。スタンバイモード73は、自走式掃除機の状態が起動スイッチ53に応答して掃除を開始できるスタンバイモードであることを示すデータであり、「通常モード」と「静音モード」のいずれかを示すデータを含む。スリープモード74は、節電状態のスリープモードであることを示すデータである。メッセージ音量75は、報知部77が出力するメッセージの音量を示すデータであり、「普通」と「小」と「無音」のいずれかを示すデータを含む。表示明るさ76は、操作部51の表示領域55が出力する明るさを示すデータであり、「普通」と「消灯」のいずれかを示すデータを含む。
報知部77は、ビープ音および/または音声メッセージなどの音で状態や設定をユーザに知らせるものであり、音源回路または音声合成回路、増幅回路およびスピーカーで構成される。音声メッセージを出力する場合、記憶部61は音声メッセージのデータを予め格納してもよい。
≪運転モードおよびメッセージ音量の制御≫
図5は実施形態1の自走式掃除機に係る制御部が時刻と周囲の明るさに応じて運転モードおよびメッセージ音量を制御するパターン例を示す第1のテーブルデータである。
図4と図5に示すように、実施形態1の場合、記憶部61の動作モード判定テーブル81には、一日の時刻を「朝」、「昼」および「夜」の3つに区分し、かつ周囲の明るさを「明るい」および「暗い」の2つに区分し、それらを組み合わせた合計6パターンのテーブルデータが格納されている。この場合、一例として、「朝」は午前4〜11時、「昼」は午前11時〜午後7時、「夜」は午後7時〜午前4時に設定される。また、「明るい」は所定照度以上に設定し、「暗い」は所定照度未満に設定される。なお、時刻設定はこれに限定されるものではない。
図5に示すように、第1のテーブルデータは、一般家庭の室内に実施形態1の自走式掃除機1が設置されることを想定して作成されており、例えば、次のように設定されている。
「朝」および「明るい」場合は、人が起きて活動している可能性が高いため、運転モードおよびメッセージ音量は「普通」に設定されている。
「朝」および「暗い」場合は、人が未だ寝ている可能性が高いため、運転モードは「普通」、メッセージ音量は「無音」に設定されている。
「昼」および「明るい」場合は、人が活発に活動している可能性が高いため、運転モードおよびメッセージ音量は「普通」に設定されている。
「昼」および「暗い」場合は、人が居ない可能性が高いため、運転モードは「普通」、メッセージ音量は「無音」に設定されている。
「夜」および「明るい」場合は、人が活動している可能性は高いが騒音は嫌われる時間帯であるため、運転モードは「静か」、メッセージ音量は「小」に設定されている。
「夜」および「暗い」場合は、人が寝ている可能性が高いため、運転モードは「静か」、メッセージ音量は「小」に設定されている。
ここで、運転モードが「普通」である状態は、電動送風機115の回転速度、ブラシモータ119の回転速度および動力部21による左右駆動輪22L、22Rの走行速度が最大の状態であり、「静か」である状態は最大よりも所定割合(例えば、50%)低下した状態である。また、メッセージ音量が「普通」である状態は、報知部77のスピーカーから出力される音量が最大の状態であり、「小」である状態は最大よりも所定割合(例えば、50%)低下した状態であり、「無音」である状態は出力されない状態である。なお、運転モード「静か」およびメッセージ音量「小」のときの出力は最大出力時の50%に限定されず、例えば、30〜70%の範囲内で設定できるようにしてもよい。
ここで、自走式掃除機1から生じる音としては、電動送風機115のモータ音、風切り音、排気音、ブラシモータ119のモータ音、サイドブラシ10が被掃除面に擦れる音、駆動部21のモータ音、左右駆動輪22L、22Rが被掃除面を転がる音等が含まれる。
よって、運転モードを「普通」から「静か」に切り替えること、および/またはメッセージ音量を「普通」から「小」または「無音」に切り替えることにより、自走式掃除機1から生じる動作音の音量を抑え、室内の人に対して配慮することができると共に、省エネルギーにもなって好都合となる。この際、動力部21による左右駆動輪22L、22Rの走行速度を低下させることにより、自走式掃除機1が掃除中に障害物に衝突し難くなり、衝突しても衝突音が小さくなる。それにより、衝突時に自走式掃除機1が発する音声の回数および音量が低減して好都合となる。
図6は実施形態1の自走式掃除機に係る制御部が時刻と周囲の明るさに応じて運転モード、メッセージの種類の多少および表示の明るさを制御する例を示す第1のフローチャートである。
運転モード72において、図6に示すように、制御部11は、時刻提供部57が示す現在の時刻を取得し(ステップS11)、現在の時刻が「朝」、「昼」、「夜」の何れに属するかを決定する(ステップS13)。
次に、制御部11は、照度センサ59が検出する周囲の明るさを取得し(ステップS15)、検出された周囲の明るさが、「明るい」、「暗い」の何れに属するかを決定する(ステップS17)。
なお、ステップS15、S17、S11、S13の順に行ってもよい。
その後、制御部11は、動作モード判定テーブル81を参照して時刻と周囲の明るさとに対応する運転モードおよびメッセージ音量を決定する(ステップS19)。すなわち、第1のテーブルデータ(図5参照)における6パターンのうちから1つを選択する。
そして、制御部11は、決定した運転モードおよびメッセージ音量で、実行すべき運転モードおよびメッセージ出力時の音量を格納する記憶部61のRAM(図示省略)の各共有変数を更新する(ステップS21)。
前記のようにステップS11〜S21が行われた後、制御部11は、更新期間として予め定められた期間(例えば、5分)が経過したか判定し(ステップS23)、経過したと判断した場合はステップS11に戻る。一方、経過したと判断しなかった場合は、例えば、図7を用いて説明する報知部77の制御フロー、図8を用いて説明する電動送風機、ブラシモータおよび動力部の制御フロー等が行われる。
≪運転モードにおける報知部の制御≫
図7は実施形態1の自走式掃除機に係る制御部が報知部を制御する例を示す第2のフローチャートである。
運転モード72において、図7に示すように、制御部11は、メッセージを出力すべき事象が発生したか判定し(ステップS31)、発生したと判断した場合は、メッセージ出力時の音量を格納する共有変数を参照し、報知部77の音量を設定する(ステップS33)。このとき、図6におけるステップS19で決定されたメッセージ音量(「普通」、「小」または「無音」)に基づいて、報知部77のスピーカーから出力される音量が設定される。
その後、制御部11は、記憶部61を参照して、発生した事象に対して出力すべきメッセージのデータを取得し、報知部77にメッセージの出力を指示する(ステップS35)。なお、ステップS35の終了後はステップS31から同様に制御フローが繰り返される。
運転モード72における報知部77の制御の一例としては、時刻が「夜」の場合、自走式掃除機1が障害物に衝突すると(ステップS31)、報知部77のスピーカーから小さい音量で「痛い」という音声が出力される。
≪運転モードにおける電動送風機、ブラシモータおよび動力部の制御≫
図8は実施形態1の自走式掃除機に係る制御部が電動送風機、ブラシモータおよび動力部を制御する例を示す第3のフローチャートである。
運転モード72において、図8に示すように、制御部11は、掃除開始の指示があったか判定する(ステップS41)。このとき、掃除開始および掃除終了の指示には、ユーザが操作部51またはリモコンを操作することおよび掃除を開始する時刻に設定されたタイマーによることが含まれる。
掃除開始の指示があったと判断した場合は、運転モード72を格納する共有変数を参照し、電動送風機115の回転速度、ブラシモータ119の回転速度および動力部21による左右駆動輪22L、22Rの走行速度を設定する(ステップS43)。このとき、図6におけるステップS19で決定された運転モード(「普通」または「静か」)に基づいて、電動送風機115の回転速度、ブラシモータ119の回転速度および動力部21による左右駆動輪22L、22Rの走行速度が設定される。
そして、制御部11は、設定された電動送風機115の回転速度、ブラシモータ119の回転速度および走行速度で掃除を行う(ステップS45)。
その後、制御部11は、掃除終了の指示があったか判定し(ステップS47)、指示があったと判断した場合は、自走式掃除機1を充電ステーションに帰還させる帰還モードに移行させると共に、ステップS41に戻って次の掃除開始の指示の有無を判定する。
(実施形態2)
実施形態1において、図5で示した第1のテーブルデータの「運転モード」および「メッセージ音量」の出力の度合いは、ユーザの生活パターンや好み等に応じて自由に設定変更できるようにしてもよく、それに加え、実施形態1の場合よりも多段階に設定できるようにしてもよい。
なお、実施形態2において、その他の構成は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
実施形態1において、図6で示したステップS11〜S23はスタンバイモード73においても行われてもよく、かつ図7で示したステップS31〜S35はスタンバイモード73においても行われてもよい。
スタンバイモード73での報知部77の制御の一例としては、図5で示した第1のテーブルデータ中の6パターンのうちから選択された1パターンのメッセージ音量に基づいて、報知部77のスピーカーから現在時刻を知らせる音声が出力される。このとき、「小」の場合は音量が小さくなる。
なお、実施形態3において、その他の構成は実施形態1と同様である。
(実施形態4)
図9は実施形態4の自走式掃除機に係る制御部が時刻と周囲の明るさと設置場所に応じて運転モード、メッセージ種類および表示の明るさを制御するパターン例を示す第2のテーブルデータである。
実施形態4の自走式掃除機は、実施形態1の自走式掃除機1(図2参照)における操作部51に、液晶パネル、LEDランプまたはこれらの組み合わせ等にて構成される表示領域55が設けられており、家庭、オフィスおよび工場のいずれに設置されても適応できるよう構成されている。
図4と図9に示すように、実施形態4の場合、記憶部61の動作モード判定テーブル81には、一日の時刻を「朝」、「昼」および「夜」の3つに区分し、かつ周囲の明るさを「明るい」および「暗い」の2つに区分し、かつ設置場所として「家庭」、「オフィス」および「工場」を想定し、それらを組み合わせた合計18パターンのテーブルデータが格納されている。そのため、操作部51には、設置場所として「家庭」、「オフィス」および「工場」のうちから1つを選択する「設置場所選択スイッチ」が設けられている(図示省略)。
なお、第2のテーブルデータにおいて、「メッセージ種類」とは自走式掃除機が発するビープ音および/または音声メッセージなどの音の種類の数であり、「表示の明るさ」とは表示領域55の発光度合いである。
図9に示すように、第2のテーブルデータは、例えば、次のように設定されている。
〔家庭に設置される場合〕
「朝」および「明るい」場合は、人が起き活動している可能性が高いため、運転モード、メッセージ種類および表示の明るさはいずれも「普通」に設定されている。
「朝」および「暗い」場合は、人が未だ寝ている可能性が高いため、運転モードは「普通」、メッセージ種類は「無し」、表示の明るさは「消灯」に設定されている。
「昼」および「明るい」場合は、人が活発に活動している可能性が高いため、運転モード、メッセージ種類および表示の明るさはいずれも「普通」に設定されている。
「昼」および「暗い」場合は、人が居ない可能性が高いため、運転モードは「普通」、メッセージ種類は「無し」、表示の明るさは「消灯」に設定されている。
「夜」および「明るい」場合は、人が活動している可能性は高いが騒音は嫌われる時間帯であるため、運転モードは「静か」、メッセージ種類は「少」、表示の明るさは「微点灯」に設定されている。
「夜」および「暗い」場合は、人が寝ている可能性が高いため、運転モードは「静か」、メッセージ種類は「少」、表示の明るさは「消灯」に設定されている。
〔オフィスに設置される場合〕
「朝」および「明るい」場合は、人が活動している可能性が高いため、運転モード、メッセージ種類および表示の明るさはいずれも「普通」に設定されている。
「朝」および「暗い」場合は、人が居ない可能性が高いため、運転モードは「普通」、メッセージ種類は「無し」、表示の明るさは「消灯」に設定されている。
「昼」および「明るい」場合は、人が活発に活動している可能性が高いため、運転モード、メッセージ種類および表示の明るさはいずれも「普通」に設定されている。
「昼」および「暗い」場合は、人が居ない可能性が高いため、運転モードは「普通」、メッセージ種類は「無し」、表示の明るさは「消灯」に設定されている。
「夜」および「明るい」場合は、人が活動している可能性は高いが騒音は嫌われる時間帯であるため、運転モードは「静か」、メッセージ種類は「少」、表示の明るさは「微点灯」に設定されている。
「夜」および「暗い」場合は、人が居ない可能性が高いため、運転モードは「普通」、メッセージ種類は「無し」、表示の明るさは「消灯」に設定されている。
〔工場に設置される場合〕
「朝」および「明るい」場合は、人が活動している可能性が高いため、運転モード、メッセージ種類および表示の明るさはいずれも「普通」に設定されている。
「朝」および「暗い」場合は、人が居ない可能性が高いため、運転モードは「普通」、メッセージ種類は「無し」、表示の明るさは「消灯」に設定されている。
「昼」および「明るい」場合は、人が活発に活動している可能性が高いため、運転モード、メッセージ種類および表示の明るさはいずれも「普通」に設定されている。
「昼」および「暗い」場合は、人が居ない可能性が高いため、運転モードは「普通」、メッセージ種類は「無し」、表示の明るさは「消灯」に設定されている。
「夜」および「明るい」場合は、人が活動している可能性が高いため、運転モード、メッセージ種類および表示の明るさはいずれも「普通」に設定されている。
「夜」および「暗い」場合は、人が居ない可能性が高いため、運転モードは「普通」、メッセージ種類は「無し」、表示の明るさは「消灯」に設定されている。
ここで、運転モードに関しては実施形態1と同様である。
また、メッセージ種類が「普通」である状態は、記憶部61に予め格納されたビープ音および/または各種の音声メッセージのデータを報知部77から必要に応じて無制限に出力できる状態であり、「少」である状態は無制限に出力できる状態よりも所定割合(例えば、50%程度)低下した状態であり、「無し」である状態は出力されない状態である。つまり、「少」である状態は、出力されるビープ音および/または各種の音声メッセージの数が必要最低限に抑えられる。
また、表示の明るさが「普通」である状態は、表示領域55の発光度合いが最大の状態であり、「微点灯」である状態は最大よりも所定割合(例えば、50%程度)低下した状態であり、「消灯」である状態は表示領域55が点灯しない状態である。
このように、運転モードを「普通」から「静か」に切り替えること、メッセージ種類を「普通」から「少」または「無し」に切り替えること、および/または表示の明るさを「普通」から「微点灯」または「消灯」に切り替えることにより、自走式掃除機から生じる音量を抑えることができ、家庭内のユーザに対して配慮しながら省エネルギーを図ることができる、あるいはオフィスや工場においては省エネルギーを図りながら効率よく掃除することができる。
図10は実施形態4の自走式掃除機に係る制御部が設置場所および時刻と周囲の明るさに応じて運転モード、メッセージの種類の多少および表示の明るさを制御する例を示す第4のフローチャートである。
運転モード72において、図10に示すように、制御部11は、現在の設置場所選択スイッチが「家庭」、「オフィス」、「工場」の何れに設定されているかを取得する(ステップS51)。
次に、時刻提供部57が示す現在の時刻を取得し(ステップS52)、現在の時刻が「朝」、「昼」、「夜」の何れに属するかを決定する(ステップS53)。
次に、制御部11は、照度センサ59が検出する周囲の明るさを取得し(ステップS55)、検出された周囲の明るさが、「明るい」、「暗い」の何れに属するかを決定する(ステップS57)。
なお、ステップS55、S57、S51、S53の順に行ってもよい。
その後、制御部11は、動作モード判定テーブル81を参照して設置場所および時刻と周囲の明るさとに対応する、運転モード、メッセージの種類の多少および表示の明るさを決定する(ステップS59)。すなわち、第2のテーブルデータ(図9参照)における18パターンのうちから1つを選択する。
そして、制御部11は、決定した運転モード、メッセージの種類の多少および表示の明るさで、実行すべき運転モード、メッセージの種類の多少および表示の明るさを格納する記憶部61のRAM(図示省略)の各共有変数を更新する(ステップS61)。
前記のようにステップS51〜S61が行われた後、制御部11は、更新期間として予め定められた期間(例えば、5分)が経過したか判断し(ステップS63)、経過したと判断した場合はステップS51に戻る。一方、経過したと判断しなかった場合は、例えば、図11を用いて説明する報知部77の制御フロー、図12を用いて説明する操作部の制御フロー等が行われる。
≪運転モードにおける報知部の制御≫
図11は実施形態4の自走式掃除機に係る制御部が報知部を制御する例を示す第5のフローチャートである。
運転モード72において、図11に示すように、制御部11は、メッセージを出力すべき事象が発生したか判断し(ステップS71)、発生したと判断した場合は、出力すべきメッセージの種類を格納する共有変数を参照し、出力すべきメッセージか否かを判断する(ステップS73)。このとき、図10におけるステップS59で決定されたメッセージの種類の多少(「普通」、「少」または「無し」)に基づいて、出力すべきメッセージか否かが判断される。
そして、制御部11は、出力すべきメッセージであるか否かを判定し(ステップS75)、出力すべきメッセージであると判断した場合は、記憶部61を参照して出力すべきメッセージのデータを取得し、報知部77にメッセージの出力を指示する(ステップS77)。一方、ステップ75において、出力すべきメッセージではないと判断した場合はステップS71に戻る。そして、ステップS77の終了後はステップS71から同様の制御フローが繰り返される。
≪運転モードにおける操作部の制御≫
図12は実施形態4の自走式掃除機に係る制御部が操作部を制御する例を示す第6のフローチャートである。
運転モード72において、図12に示すように、制御部11は、操作部51の表示領域55に表示すべき内容があるか否かを判定し(ステップS81)、表示すべき内容があると判断した場合は、表示の明るさを格納する共有変数を参照し、変数の値に応じた表示の明るさに設定する(ステップS83)。
そして、設定された明るさで操作部51の表示領域55の表示を行い(ステップS85)、ステップS85の終了後はステップS81から同様の制御フローが繰り返される。
(実施形態5)
実施形態4において、図9で示した第2のテーブルデータの「運転モード」、「メッセージ種類」および「表示の明るさ」の出力の度合いは、ユーザの生活パターンや好み等に応じて自由に設定変更できるようにしてもよく、それに加え、実施形態4の場合よりも多段階に設定できるようにしてもよい。
なお、実施形態5において、その他の構成は実施形態4と同様である。
(実施形態6)
実施形態4において、図10で示したステップS51〜S63はスタンバイモード73においても行われてもよく、かつ図11で示したステップS71〜S77はスタンバイモード73においても行われてもよい。
スタンバイモード73での報知部77の制御の一例としては、図9で示した第2のテーブルデータ中の18パターンのうちから選択された1パターンのメッセージ種類の多少に基づいて、報知部77のスピーカーから「朝」、「昼」および「夜」に応じた挨拶や時刻を知らせる音声が複数回出力される。このとき、「少」の場合は出力回数が少なくなる。
なお、実施形態3において、その他の構成は実施形態1と同様である。
(実施形態7)
実施形態4〜6において、図9で示した第2のテーブルデータには「メッセージ音量」が含まれてもよい。この場合、メッセージ種類が「普通」のときのメッセージ音量は「普通」に設定され、メッセージ種類が「少」のときのメッセージ音量は「小通」に設定され、メッセージ種類が「無し」のときのメッセージ音量は「無音」に設定される。
なお、実施形態7において、その他の構成は実施形態4〜6と同様である。
(実施形態8)
実施形態4において、図9で示した第2のテーブルデータ中のメッセージ種類および表示の明るさを、メッセージ音量に置き換えてもよい。すなわち、実施形態8では、実施形態1における図5で示した第1のテーブルデータに、実施形態4における図9で示した第2のテーブルデータ中の設置場所としての「オフィス」および「工場」を加えてもよい。
なお、実施形態8において、その他の構成は実施形態1、4と同様である。
(実施形態9)
実施形態1〜8では時刻を「朝」、「昼」、「夜」の3つに区分した場合を例示したが、さらに細かく区分してもよい。例えば、24時間を4時間毎に区分し、0〜4時を「夜―朝」、4〜8時を「朝」、8〜12時を「朝―昼」、12〜16時を「昼」、16〜20時を「昼―夜」、20〜24時を「夜」というように区分してもよい。
なお、実施形態9において、その他の構成は実施形態1〜8と同様である。
以上に述べたように、
(i)この発明による自走式掃除機は、吸塵機構を搭載し、その吸塵機構を動作させながら自走する筐体と、現在の時刻を提供する時刻提供部と、周囲の明るさを検出する照度センサと、前記吸塵機構を動作させつつ前記筐体を走行させて清掃を行わせる制御部とを備え、前記制御部は、前記時刻提供部が提供する時刻と前記照度センサから取得した周囲の明るさが予め定められた条件に合致する場合に前記吸塵機構の動作音および/または前記筐体の走行音を通常よりも抑えるように制御することを特徴とする。
この発明において、時刻提供部は、現在時刻を提供するものである。その具体的な態様は、例えば、リアルタイムクロック回路である。
また、照度センサは、周囲の明るさを検出するものであるが、例えば写真撮影用の照度計のような高精度のものでなくてもよく、自走式掃除機が設置されている場所の昼夜の区別あるいは日照と屋内照明の区別ができる程度に周囲の明るさを検出できればよい。その具体的な態様は、例えば、フォトダイオード、フォトトランジスタやフォトセル等の光半導体素子である。
さらにまた、吸塵機構は、例えば吸引用の電動送風機や、吸込み口付近に設けられる回転ブラシを駆動するブラシモータなどで構成される。前述の実施形態における集塵部、回転ブラシ、サイドブラシ、ブラシモータおよび電動送風機は、この発明に係る吸塵機構の構成要素に該当する。
制御部は、自走式掃除機の動作を制御する部分であり、典型的にはCPU、ROM、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
CPUは、ROMに予め格納され実行時にRAMに展開される制御プログラムに基づいて、各ハードウェアを有機的に動作させる。そして、この発明に係る掃除、走行などの実行を制御する。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(ii)前記条件は、設置場所あるいは設置環境によって異なり、前記制御部は、設置場所あるいは設置環境のユーザによる選択を受付けて、その選択に応じた条件を適用して制御を行うものであってもよい。
このようにすれば、設置場所あるいは設置環境に応じた複数種類の条件を予め用意しておき、自走式掃除機が使用される設置場所あるいは設置環境の選択を受付けて、選択に応じて動作音および/または走行音を切替えることができる。
ユーザから見ると、設置場所あるいは設置環境を選択するだけで他に余計な手間がかからずに、自走式掃除機の動作音および/または走行音が適切に切り替わるようになる。
(iii)前記制御部は、前記条件のユーザによる設定および/または変更を受付けてもよい。
このようにすれば、例えば上記(ii)のように予め用意された異なる条件のうちから1つを選択するのではなく、時刻と周囲の明るさの組み合わせに対してユーザの意図した条件に設定および/または変更することができる。
(iv)状態および/または設定を表示する表示部をさらに備え、前記制御部は、前記時刻提供部が提供する時刻と前記照度センサから取得した周囲の明るさが予め定められた条件に合致する場合に前記表示部の消費電力を通常よりも抑えるように制御してもよい。
このようにすれば、例えば、周囲に人が居ないと予想される条件下では表示を消して消費電力を抑え、バッテリーを長持ちさせるといったように、適応的に無駄な表示をやめることができる。
(v)状態および/または設定を音で知らせる報知部をさらに備え、前記制御部は、前記時刻提供部が提供する時刻と前記照度センサから取得した周囲の明るさが予め定められた条件に合致する場合に前記報知部による報知の種類および/または報知の頻度を通常よりも抑えるように制御してもよい。
このようにすれば、例えば、周囲に人が居ないと予想される条件下では報知をやめたり、人が就寝していると予想される条件下では必要最小限の報知に留めたりして、適応的に無駄な表示をやめることができる。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:自走式掃除機、 2:筐体、 2a:底板、 2b:天板、 2c:側板、 3:蓋部、 9:回転ブラシ、 10:サイドブラシ、 11:制御部、 12:充電池、 14:障害物検出部、 14C:衝突センサ、 14F:前方超音波センサ、 14L:左方超音波センサ、 14R:右方超音波センサ、 15:集塵部、 18:前輪床面検出センサ、 19L:左輪床面検出センサ、 19R:右輪床面検出センサ、 21:動力部、 22L:左駆動輪、 22R:右駆動輪、 26:後輪、 27:前輪、 31:吸気口、 32:排気口、 51:操作部、 52M:主電源スイッチ、 52S:電源スイッチ、 53:起動スイッチ、 55:表示領域、 57:時刻提供部、 59:照度センサ、61:記憶部、 62:電池情報、 63:位置情報、 71:動作モード情報、 72:運転モード、 72a:通常モード、 72b:静音モード、 73:スタンバイモード、 74:スリープモード、 75:動作モード判定テーブル、 77:報知部、 115:電動送風機、 117:イオン発生部、 119:ブラシモータ

Claims (5)

  1. 吸塵機構を搭載し、その吸塵機構を動作させながら自走する筐体と、
    現在の時刻を提供する時刻提供部と、
    周囲の明るさを検出する照度センサと、
    前記吸塵機構を動作させつつ前記筐体を走行させて清掃を行わせる制御部とを備え、
    前記制御部は、前記時刻提供部が提供する時刻と前記照度センサから取得した周囲の明るさが予め定められた条件に合致する場合に前記吸塵機構の動作音および/または前記筐体の走行音を通常よりも抑えるように制御することを特徴とする自走式掃除機。
  2. 前記条件は、設置場所あるいは設置環境によって異なり、
    前記制御部は、設置場所あるいは設置環境のユーザによる選択を受付けて、その選択に応じた条件を適用して制御を行う請求項1に記載の自走式掃除機。
  3. 前記制御部は、前記条件のユーザによる設定および/または変更を受付ける請求項1または2に記載の自走式掃除機。
  4. 状態および/または設定を表示する表示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記時刻提供部が提供する時刻と前記照度センサから取得した周囲の明るさが予め定められた条件に合致する場合に前記表示部の消費電力を通常よりも抑えるように制御する請求項1〜3の何れか一つに記載の自走式掃除機。
  5. 状態および/または設定を音で知らせる報知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記時刻提供部が提供する時刻と前記照度センサから取得した周囲の明るさが予め定められた条件に合致する場合に前記報知部による報知の種類および/または報知の頻度を通常よりも抑えるように制御する請求項1〜4の何れか一つに記載の自走式掃除機。
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