JP2013146312A - 自走式イオン放出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】費用を抑えて快適で健康な環境を与えられる自走式イオン放出装置を提供する。
【解決手段】自走式イオン放出装置を適用した自走式掃除機1は、自走中に周囲の臭気の程度を出力するニオイセンサ56と、ニオイ判定部522と、ニオイ判定部522によりニオイセンサ56の出力値が設定値以上であると判定されると、イオン発生装置62と送風装置61とを制御してイオン含む気流を排気口から放出させるイオン放出制御部523と、を備えている。
【選択図】図7

Description

本発明は、自走するイオン放出装置に関するものである。
近年、自走式掃除機といった自走式ロボットの民間機器への利用が図られている。例えば、特許文献1には、床面に悪臭検知用センサ(空気吸引口、管、センサーユニット)を二次元的に配置し、こられのセンサの検知データから悪臭の発生場所を特定し、自走式ロボットが悪臭源近隣まで移動して悪臭源を排除するシステムが開示されている。
特開2005−61836号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、センサーユニットを床面に二次元的に複数設ける必要がある。さらに、床下に空気吸引口や管を設ける必要があるため、建物を建設する際に予め床下に設置するか、これまでにある建物には床下の大掛かりな改築を行う必要がある。また、センサーユニットを設けるための場所も必要となる。このように特許文献1に記載の技術は、設備に費用が掛かり過ぎて実用的ではない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされ、その目的は、費用を抑えて快適で健康な環境を与えられる自走式イオン放出装置を提供することにある。
本願発明に係る自走式イオン放出装置は、上記課題を解決するために、吸気口から吸い込んだ空気を排気口から排出させるために気流を発生させる送風部と、前記吸気口から前記排気口への経路に設けられ、イオンを発生させるイオン発生部と、自装置を走行させる走行駆動部と、前記走行駆動部の走行状態を制御する走行駆動制御部と、自装置の自走中に周囲の臭気の程度を出力するニオイ検知部と、前記ニオイ検知部の出力値が設定値以上であるかを判定するニオイ判定部と、前記ニオイ判定部により前記ニオイ検知部の出力値が前記設定値以上であると判定されると、前記イオン発生部と前記送風部とを制御してイオン含む気流を前記排気口から放出させるイオン放出制御部と、を備えることを特徴としている。
上記構成によると、自装置の自走中に周囲の臭気の程度を出力値として出力し、この出力値が設定値以上である場合には、イオン発生部により発生されたイオンを送風部により発生された気流に乗せて自装置の排気口から放出させる。
このように、自走中に自走式イオン放出装置の周囲の臭気の程度が設定値以上であると、自走式オン放出装置からイオンを含む気流が放出されるため、このイオンにより自走式イオン放出装置の周囲の臭気の抑制、除去を行うことができる。また、カビ、浮遊菌またはウィルスの除去を行うことができる。よって、上記構成の自走式イオン放出装置を自走させるだけで、床面に二次元的にセンサーユニットを複数設置することも無く、床下に空気吸引口や管を設置することも無く、これらにかかる費用を抑制して快適で健康な環境を得ることができる。このように、上記構成によると、費用を抑えて快適で健康な環境を与えることができる。また、特許文献1に記載のように自走式ロボットとセンサーユニットとが別々に設けられていると、不具合が生じた場合、自走式ロボットとセンサーユニットとの両方を確認する必要がある。しかしながら、本発明に係る自走式イオン放出装置では、ニオイ検知部を備えた自装置を確認するだけでよいため、不具合等への対応が簡単に、また、短時間で行うことができる。
また、本発明に係る自走式イオン放出装置は、上記構成に加え、前記走行駆動制御部は、前記ニオイ判定部により前記ニオイ検知部の出力値が前記設定値以上でないと判定されると、前記ニオイ検知部の出力値が前記設定値以上の領域に自装置を移動させるよう前記走行駆動部を制御してもよい。
上記構成によると、ニオイ検知部の出力値である自走式イオン放出装置の周囲の臭気の程度が設定値以上でない場合には、自走式イオン放出装置の周囲の臭気の程度が設定値以上の領域に移動させ、そしてその領域にてイオンを放出することができる。このように、自走式イオン放出装置が自動で臭気の程度を判断し、自動で臭気の程度が設定値以上の領域に移動してイオンを放出することで、臭気を抑制した快適で健康な環境を維持することが可能となる。
また、本発明に係る自走式イオン放出装置は、上記構成に加え、既定の範囲を自走中に前記ニオイ判定部により前記ニオイ検知部の出力値が前記設定値以上と判定された領域である高臭気領域の情報をニオイ分布図として記憶部に記憶させるニオイ分布図作成部を備え、前記走行駆動制御部は、前記記憶されたニオイ分布図に基づき前記高臭気領域に自装置が移動するよう前記走行駆動部を制御し、前記イオン放出制御部は、前記高臭気領域にて前記イオン発生部と前記送風部とを制御してイオン含む気流を前記排気口から放出させてもよい。
上記構成によると、既定の走行範囲においてニオイ検知部の出力値が前記設定値以上と判定された領域である高臭気領域の情報がニオイ分布図として記憶される。そして、この記憶されたニオイ分布図に基づき高臭気領域に自装置が移動し、移動先である高臭気領域にてイオン含む気流を排気口から放出する。ニオイ分布図によって、でな無駄な移動を少なくして高臭気領域にすばやく移動でき、移動先の高臭気領域でイオンを放出することができる。
また、本発明に係る自走式イオン放出装置は、上記構成に加え、前記走行駆動制御部は、前記ニオイ判定部により前記ニオイ検知部の出力値が前記設定値以上であると判定されると、自装置の走行を停止するよう前記走行駆動部を制御してもよい。
上記構成によると、自走式イオン放出装置の周囲の臭気の程度が設定値以上の場合、自装置の走行を停止し、かつ、イオン含む気流が排気口から放出される。よって、臭気の程度が設定値以上の領域に留まってイオンを放出するため、的確にその領域の臭気の抑制、除去を行うことができる。
また、本発明に係る自走式イオン放出装置は、上記構成に加え、前記走行駆動制御部は、前記ニオイ判定部により前記ニオイ検知部の出力値が前記設定値以上であると判定されると、自装置が回転するよう前記走行駆動部を制御してもよい。
上記構成によると、自走式イオン放出装置の周囲の臭気の程度が設定値以上の場合、自装置の底面に垂直な中心線を軸として自装置が回転し、かつ、イオン含む気流が排気口から放出される。よって、臭気の程度が設定値以上の領域にて四方八方にイオンを放出することができるため、その領域周辺の臭気の抑制、除去を良好に行うことができる。
また、本発明に係る自走式イオン放出装置は、上記構成に加え、前記イオン放出制御部は、前記ニオイ検知部の出力値の大きさに応じて前記排気口から放出されるイオンの量を変更するように前記イオン発生部および前記送風部を制御してもよい。
上記構成によると、ニオイ検知部の出力値の大きさに応じて前記排気口から放出されるイオンの量が変更されるため、自走式イオン放出装置の周囲の臭気の程度に応じて、その臭気を除去するための適切なイオンの量を調整して放出することがでる。よって、無駄なイオン放出が無くなり、引いては使用電力の節約にも繋がる。
ここで、例えば、前記イオン放出制御部は、前記イオン発生部によるイオンの発生量および前記送風部による風量の少なくとも一方を変化させることで前記排出気口から放出されるイオンの量を変更させてもよい。
また、本発明に係る自走式イオン放出装置は、上記構成に加え、掃除機能を有していてもよい。
上記構成によると、自走しながら周囲の脱臭や除菌を効果的に行うとともに、掃除を行うことができる。
なお、本発明の自走式イオン放出装置の上記各部を統括的に制御する統括制御部を、コンピュータによって実現してもよい。この場合には、コンピュータを自走式イオン放出装置の上記各部を統括的に制御する統括制御部として動作させることにより、自走式イオン放出装置の統括制御部をコンピュータにて実現させるプログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る自走式イオン放出装置は、以上のように、吸気口から吸い込んだ空気を排気口から排出させるために気流を発生させる送風部と、前記吸気口から前記排気口への経路に設けられ、イオンを発生させるイオン発生部と、自装置を走行させる走行駆動部と、前記走行駆動部の走行状態を制御する走行駆動制御部と、自装置の自走中に周囲の臭気の程度を出力するニオイ検知部と、前記ニオイ検知部の出力値が設定値以上であるかを判定するニオイ判定部と、前記ニオイ判定部により前記ニオイ検知部の出力値が前記設定値以上であると判定されると、前記イオン発生部と前記送風部とを制御してイオン含む気流を前記排気口から放出させるイオン放出制御部と、を備えている。
上記構成によると、自装置の自走中に周囲の臭気の程度を出力値として出力し、この出力値が設定値以上である場合には、イオン発生部により発生されたイオンを送風部により発生された気流に乗せて自装置の排気口から放出させる。
このように、自走中に自走式イオン放出装置の周囲の臭気の程度が設定値以上であると、自走式オン放出装置からイオンを含む気流が放出されるため、このイオンにより自走式イオン放出装置の周囲の臭気の抑制、除去を行うことができる。また、カビ、浮遊菌またはウィルスの除去を行うことができる。よって、上記構成の自走式イオン発生装置を自走させるだけで、床面に二次元的にセンサーユニットを複数設置することも無く、床下に空気吸引口や管を設置することも無く、これらにかかる費用を抑制して快適で健康な環境を得ることができる。このように、上記構成によると、費用を抑えて快適で健康な環境を与えることができる。また、特許文献1に記載のように自走式ロボットとセンサーユニットとが別々に設けられていると、不具合が生じた場合、自走式ロボットとセンサーユニットとの両方を確認する必要がある。しかしながら、本発明に係る自走式イオン放出装置では、ニオイ検知部を備えた自装置を確認するだけでよいため、不具合等への対応が簡単に、また、短時間で行うことができる。
本発明の一実施形態の自走式掃除機の斜視図である。 上記自走式掃除機の側面断面図である。 上記自走式掃除機の底面図である。 上記自走式掃除機の操作パネルの一例を示す図である。 上記自走式掃除機の側面断面図であり、本体筐体の蓋部を開き集塵部を取り出した場合を示している。 上記自走式掃除機を充電する充電台の斜視図である。 上記自走式掃除機の機能的構成を示すブロック図である。 上記自走式掃除機でのイオン放出の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の別の実施形態の自走式空気清浄機の斜視図である。 上記自走式空気清浄機の側面断面図である。 上記自走式空気清浄機の斜視図であり、吸気ポータを取り外した場合を示している。
本発明の一実施形態として、本発明の自走式イオン放出装置を自走式掃除機に適用した場合について、図を参照して説明すれば、以下の通りである。
〔実施の形態1〕
図1〜3に、ぞれぞれ、本実施形態の自走式掃除機(自走式イオン放出装置)1の斜視図、側面断面図、底面図を示す。
自走式掃除機1は、図1に示すように、外枠が平面視円形の本体筐体2で形成された自走式掃除機1本体と、図2,3に示すように、バッテリー(二次電池)14を電力供給源として駆動される駆動輪29とを有し、自走しながら集塵(掃除)する装置である。
図1に示すように、本体筐体2の上面には、自走式掃除機1に対して指示入力を行う操作パネル50、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)ランプ51、集塵部30を出し入れする際に開閉する蓋部3が設けられている。なお、本実施形態では本体筐体2は、その上面及び底面が円形を成す形状とするが、この形状に限定されることはない。
LEDランプ51は、本実施形態では、本体筐体2の上面の周囲に設けられており、後述するように、自走式掃除機1の状態に合わせて、点灯する色および点灯パターンが変化するようになっている。なお、LED以外のランプが設けられていてもよい。また、LEDランプは、本体の上面に設けられた排気口7の付近に設けてもよい。
操作パネル50には、ユーザからの操作によって各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける操作スイッチ(操作部)と、ユーザに提示する各種情報を表示するディスプレイ(表示部)と、が設けられている。操作パネル50は、タッチパネルとして設けられていてもよい。また、操作パネル50に、表示用LEDが設けられていてもよい。
図4に操作パネル50の一例を示す。図4に示す操作パネル50は、掃除の開始および停止を指示する「スタート及びストップボタン」501、掃除のモードを選択できる「モード選択ボタン」502、現在時刻や自走式掃除機1を稼動させる予約時刻を設定可能に設けられた「タイマーセットボタン」505、現在時刻や予約時刻を表示する時刻表示部504、後述する集塵容器31が満杯になったことを検知すると点灯するごみ捨てランプ506、を備える。また、操作パネル50は、バッテリー14の充電量を示す「バッテリーマーク」503、を表示する。これらは、単なる例示であり、操作パネル50は、これら以外の機能を実現する操作部や表示部を備えていてもよい。
図2、3に示すように、本体筐体2の底面には、底面から突出して水平な回転軸29aで回転する一対の駆動輪29が配されている。駆動輪29の回転軸29aは本体筐体2の中心線(中心軸)C上に配置されている。駆動輪29の両輪が同一方向に回転すると自走式掃除機1が進退し、逆方向に回転すると自走式掃除機1が本体筐体2の中心線Cの回りに回転する。駆動輪29がバッテリー14により駆動されることで、自走式掃除機1は自走する。以下で、自走式掃除機1が自走して掃除を行う際の進行方向における前を前方、後ろを後方と呼ぶ。また、掃除を行う際の進行方向に沿った動きを前進、掃除を行う際の進行方向と逆方向に沿った動きを後退と呼ぶ。また。本体筐体2の周面(側面)において、掃除を行う際の進行方向に向かう面を前面、前面と反対側に位置する面を背面と呼ぶ。背面は、後退する際の進行方向に向かう面となる。
掃除中、本体筐体2が掃除領域の周縁に到達した場合や進路上の障害物に衝突すると、駆動輪29が停止される。そして、駆動輪29の両輪を互いに逆方向に回転し、本体筐体2の中心線Cを中心に自走式掃除機1本体を回転して向きを変え、旋回する。これにより、所望の掃除領域全体に自走式掃除機1を自走させるとともに障害物を避けて自走させることができる。尚、駆動輪29の両輪を前進時に対して反転して自走式掃除機1を後退させてもよい。
本体筐体2の底面の前方には、吸込口(吸気口)6が設けられている。吸込口6は本体筐体2の底面に凹設した凹部8の開放面によって床面Fに面して形成されている。凹部8内には水平な回転軸で回転する回転ブラシ9が配され、凹部8の両側方には垂直な回転軸で回転するサイドブラシ10が配されている。
さらに、本体筐体2の底面には、吸込口6のさらに前方にローラー形状の前輪27が設けられている。また、本体筐体2の底面の後方端部(後端)に、自在車輪から成る後輪26が設けられている。自走式掃除機1は、本体筐体2の中心に配した駆動輪29に対して前後方向に重量が配分され、前輪27が床面Fから離れて回転ブラシ9、駆動輪29及び後輪26が床面Fに接地して掃除が行われる。このため、進路前方の塵埃を前輪27により遮ることなく吸込口6に導くことができる。前輪27は進路上に現れた段差に接地し、自走式掃除機1が段差を容易に乗り越えられるようになっている。
本体筐体2の周囲にはバンパー5が設けられており、自走式掃除機1本体への衝撃や振動を緩衝させる。自走式掃除機1は、走行中に障害物にバンパー5が接触したことを検知すると、進行方向を変更して走行を継続する。
本体筐体2の周面(側面)の後端には、バッテリー14の充電を行う充電端子4が露出して設けられている。本実施形態では、充電端子4は本体筐体2の周面の後端の上下に2つ設けられているが、1つあるいは3つ以上設けられていてもよい。自走式掃除機1は、掃除後あるいはバッテリー14の充電量が所定値を下回ると、充電台40の設置されている場所に帰還する。
そして、充電台40に設けられた給電端子41に充電端子4を接してバッテリー14を充電する。商用電源に接続される充電台40の背面(本体筐体2の周面と対向しない面)は通常、室内の側壁Sに沿って設置される。充電台40については、後述する。
バッテリー14は、自走式掃除機1全体の電力供給源である。バッテリー14としては、繰り返し充放電が可能な大容量の充電池が望ましい。例えば鉛電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池あるいはキャパシタ等を使用すればよい。
本体筐体2内には塵埃を集塵する集塵部30が配されている。集塵部30は駆動輪29の回転軸29a上方に配され、本体筐体2に設けた集塵室39内に収納されている。集塵部30が駆動輪29の回転軸29aの上方に配されるため、集塵によって重量が大きくなっても本体筐体2の重量バランスが維持される。集塵室39は四方の周面及び底面が覆われた隔離室から成り、本体筐体2内を仕切るように回転ブラシ9の軸方向に延びて形成されている。集塵室39の各壁面は回転ブラシ9の軸方向に延びた前壁を除いてそれぞれ閉塞されている。集塵室39の前壁には凹部8に連通する第1吸気路11及び凹部8の上方に配して送風装置(送風部)61に連通する第2吸気路12が設けられている。
集塵部30は、図5に示すように本体筐体2の蓋部3を開くことで、本体筐体2に対して出し入れが可能になる。集塵部30は、有底の集塵容器31の上部にフィルタ33を有する上部カバー32が取り付けられて形成されている。上部カバー32は可動の係止部32aにより集塵容器31に係止され、係止部32aの操作によって集塵容器31の上面を開閉する。これにより、集塵容器31に堆積した塵埃を廃棄することができる。
集塵容器31の周面には先端に流入口34aを開口して第1吸気路11に連通する流入路34が設けられている。また、集塵容器31内には流入路34に連続して屈曲により下方に気流を導く流入部34bが設けられている。上部カバー32の周面には先端に流出口35aを開口して第2吸気路12に連通する流出路35が設けられている。
流入口34a及び流出口35aの周囲には集塵室39の前壁に密接するパッキン(図示せず)が設けられる。これにより、集塵部30を収納した集塵室39内が密閉される。流入口34aの開口面、流出口35aの開口面及び集塵室39の前壁は傾斜面に形成され、集塵部30の出し入れ時の摺動によるパッキンの劣化を防止することができる。
本体筐体2内の集塵室39の後方の上部には制御基板15が配される。制御基板15には自走式掃除機1の各部を制御する後述の制御部52や記憶部57が設けられる。集塵室39の後方の下部には着脱可能のバッテリー14が配される。バッテリー14は充電端子4を介して充電台40から充電され、制御基板15、駆動輪29、回転ブラシ9、サイドブラシ10及び電動送風機22等の各部に電力を供給する。
上記構成の自走式掃除機1において、掃除運転が指示されると、バッテリー14からの電力が供給されて、電動送風機22、後述のイオン発生装置62、駆動輪29、回転ブラシ9及びサイドブラシ10が駆動される。これにより、自走式掃除機1は、回転ブラシ9、駆動輪29及び後輪26が床面Fに接地して所定の掃除領域を自走し、吸込口6から床面Fの塵埃を含む気流が吸い込まれる。この時、回転ブラシ9の回転によって床面F上の塵埃が掻き上げられて凹部8内に導かれる。また、サイドブラシ10の回転によって吸込口6の側方の塵埃が吸込口6に導かれる。
吸込口6から吸い込まれた気流は図2の矢印A1に示すように第1吸気路11を後方に流通し、流入口34aを介して集塵部30に流入する。集塵部30に流入した気流はフィルタ33により塵埃を捕集され、流出口35aを介して集塵部30から流出する。これにより、集塵容器31内に塵埃が集塵して堆積する。集塵部30から流出した気流は矢印A2に示すように第2吸気路12を前方に流通し、送風装置61の電動送風機22に流入する。
電動送風機22を通過した気流は、本体筐体2の上面に設けた排気口7から矢印A3に示すように上方後方に排気される。本実施形態では、電動送風機22の近傍に後述するイオン発生装置(図示せず)が備えられており、排気口7からは、イオンを含む気流が排気される。
以上のように、室内の掃除が行われるとともに、自走する自走式掃除機1の排気に含まれるイオンが室内に行き渡って室内の除菌や脱臭が行われる。この時、排気口7から上方に向けて排気するので、床面Fの塵埃の巻き上げを防止して室内の清浄度を向上することができる。
第2吸気路12を通って流れるイオンを含む気流の一部は凹部8に導かれるように構成されていてもよい。このように構成されていると、吸込口6から第1吸気路11に導かれる気流内にイオンが含まれる。これにより、集塵部30の集塵容器31やフィルタ33の除菌及び脱臭を行うことができる。
充電台40は、自走式掃除機1のバッテリー14を充電させるための装置であり、充電台40は内部には、バッテリー14への充電を制御する充電回路等を備えている。
図6に示すように、充電台40の前面(本体筐体2の周面と対向する面)には、自走式掃除機1の充電端子4と接触可能な位置に、自走式掃除機1の充電端子4と同数の、給電端子41が設けられている。給電端子41は、何とも接触していない状態では、充電台40の前面から突出しており、給電端子41の先端面と充電台40の前面とがほぼ平らになるまで押し戻すことが可能になっている。自走式掃除機1の充電端子4が充電台40の給電端子41と接触(電気的接続)したまま、給電端子41の先端面が充電台40の前面とほぼ平らになるまでに押されると、接点と導通して、充電台40が接続した商用電源からの電流が、自走式掃除機1に流れる。この状態にてバッテリー14を充電させることができる。
また、充電台40は、充電台40の設置場所及び給電端子41の位置を示す帰還信号を発信するように構成されている。自走式掃除機1は、掃除終了を検知した場合あるいはバッテリー14の充電量が所定値を下回った場合には、充電台40から発せられた帰還信号を検知して充電台40の設置されている場所に自動的に帰還する。ここで、掃除終了の検知は、例えば、自走式掃除機1が、一定距離移動あるいは一定時間経過したことを検知、あるいは、センサ等で掃除領域の清掃状態を検知することにより行われてもよい。または、自走式掃除機1が、操作パネル50あるいは後述するリモコン装置や無線通信により接続した端末装置から、掃除終了指示や中断指示等の充電台40への帰還を促す指示を受け付けることで、行われてもよい。
本実施形態では、充電台40の設置場所及び給電端子41の位置を示す帰還信号として赤外線信号が発信されるものとするが、赤外線信号以外の信号が発信されてもよい。帰還信号は、充電台40が商用電源に接続されており、自走式掃除機1が充電台40から離れていれば、常時発信される。
本実施形態では、自走式掃除機1は、帰還信号を検知して、前進(言い換えれば、前面を進行方向に向けて進行)して充電台40の設置場所付近まで戻ってくると、一時停止し、充電端子4が給電端子41と対向する位置に来るまで、本体筐体2の中心線C周りに旋回する。その後、本体筐体2は後退(言い換えれば、背面を進行方向に向けて進行)を開始する。自走式掃除機1は、充電端子4が給電端子41に接触した後、さらに後退して、充電端子4と接触している給電端子41の先端面と充電台40の前面とがほぼ平らになる位置(給電端子41の押し戻しが止まる位置、ドッキング位置)まで来ると、給電端子41からの通電を検知し、後退を停止する。この停止した状態で、充電が行われる。なお、自走式掃除機1の帰還および充電端子4と給電端子41とのドッキング(自走式掃除機1と充電台40とのドッキング)に関する処理は、公知の技術を用いることができる。
充電端子4と給電端子41とのドッキングは、例えば、本体筐体2の背面(後端)に後方センサを設置し、後方センサで帰還信号を検知しながら、自走式掃除機1を後退させることで行うことができる。後方センサが、帰還信号を検知しなくなると、自走式掃除機1を本体筐体2の中心線C周りに微量に正転(時計回り)または逆転(反時計回り)させ、帰還信号を検知してから、後退を行う。このように、常に帰還信号の検知を維持しながら本体筐体2を後退させることで、充電端子4と給電端子41との位置を合わせることができる。
なお、後方センサ及び充電端子4は共に駆動輪29の回転軸29aと平行な線上に設けられるのが好ましい。このように設けられていると、後方センサが充電台40からの帰還信号の検知を維持しながら後退して、充電端子4を給電端子41に接続させることが適切に行える。
また、自走式掃除機1は、設定によって、充電端子4と給電端子41とが接続している状態、つまり、バッテリー14の充電中および充電終了後に、電動送風機22及び後述するイオン発生装置62を駆動できるように構成されていてもよい。このように構成されていると、充電中および充電終了後に、排気口7から上方後方にイオンを含む気流が送出される。充電端子4が本体筐体2の後端に設けられているため、イオンを含む気流は充電台40の方向に流通する。ここで、充電台40の背面が室内の側壁Sに沿って設置される場合、イオンを含む気流は、側壁Sに沿って上昇する。該気流は室内の天井壁及び対向する側壁に沿って流通する。従って、イオンが室内全体に行き渡り、除菌効果や脱臭効果を向上させることができる。
また、自走式掃除機1には、後述するニオイセンサが設けられており、ニオイセンサの出力値に基づいて、特定箇所に一定時間留まり、排気口7からイオンを含む気流を放出するように構成されている。イオンを含む気流の放出については後述する。
また、本実施形態では、自走式掃除機1は、自機に備えられた操作パネル50だけでなく、IrDA、IrSS(登録商標)などの赤外線通信によってリモコン装置(図示せず)からも操作が行えるようになっている。また、自走式掃除機1は、Bluetooth(登録商標)、WiFi(登録商標)、ZigBee(登録商標)などの無線通信により接続したスマートフォン、携帯電話、タブレット端末等の端末装置(図示せず)を介して操作を行うこともできるようになっている。また、自走式掃除機1から、無線通信により接続した端末装置にデータを送信することも可能となっている。つまり、自走式掃除機1は、無線電波方式で接続した端末装置とは双方向通信が可能である。また、自走式掃除機1は、広域の無線ネットワークに接続してもよい。この場合には、広域の無線ネットワークに接続した端末装置から自走式掃除機1に対する操作が行うことができる。さらに、自走式掃除機1は、音声による入力操作が可能に構成されていてもよい。また、自走式掃除機1は、自走式掃除機1に記憶している音声データを出力するように構成されていてもよい。
また、自走式掃除機1は各種センサを備えており、障害物を回避して段差や階段から落ちることなく自走することができるように構成されている。このようなセンサとして、例えば、クリフセンサ(段差検知センサ)、障害物検知センサ、人感センサ、CCD(Charge-Coupled Device)カメラなどが挙げられる。これらは単なる例示であり、またこれら全てを備えている必要はない。クリフセンサや人感センサは、例えば赤外線センサ、また、障害物検知センサは、例えば超音波センサにて構成することができる。
また、自走式掃除機1は、例えば、温度センサ、加速度センサ、距離検知センサ、角度センサなどを備えており、掃除中の動作が制御されてもよい。自走式掃除機1は、例えば臭気センサ等を備え、センシング結果に応じた掃除をするように制御されてもよい。
なお、自走式掃除機1は、家庭用だけでなく業務用のものであってもよい。
(自走式掃除機の機能的構成)
次に、自走式掃除機1の機能的構成について説明する。自走式掃除機1は、図に示すように、制御部52、データ通信部53、操作パネル50、LEDランプ点灯部54、LEDランプ51、電圧検出部55、充電端子4、バッテリー14、ニオイセンサ(ニオイ検知部)56、記憶部57、走行駆動部58、回転ブラシ駆動部59、回転ブラシ9、サイドブラシ駆動部60、サイドブラシ10、駆動輪29、送風装置(送風部)61、イオン発生装置(イオン発生部)62を備えている。上記で説明した部材については説明を省略する。
制御部52は、記憶部57に記憶されたプログラムやデータ、さらに、前出の操作パネル50、リモコン装置、無線通信により接続した端末装置から入力されたプログラム、データに基づき、自走式掃除機1の各ブロックの各種動作の制御を行うブロックである。
データ通信部53は、外部装置とのデータの送受信を行うブロックである。前出したリモコン装置あるいは無線通信により接続した端末装置から、自走式掃除機1を制御するための制御信号などを受信する。また、無線通信により接続した端末装置に対して、自走式掃除機1に記憶しているデータや自走式掃除機1にて測定可能なデータを送信する。データ通信部53は、また、充電台40からの帰還信号を受信する。
LEDランプ点灯部54は、LEDランプ51に駆動電流を供給し、LEDランプ51の点灯を制御するブロックである。LEDランプ点灯部54は、自走式掃除機1の状態に合わせて、点灯する色および点灯パターンを変化させる。例えば、掃除を行っている掃除モード、充電中である充電モード、掃除を行わずにイオン発生を行っている(イオン発生については後述する)イオン発生モード、緊急事態が発生している緊急事態モード、により色および点灯パターンを変化させてもよい。
電圧検出部55は、バッテリー14の電圧を検出するブロックであり、検出した電圧からバッテリー14の充電量を求める。バッテリー14には、充電端子4が電気的に接続されるよう構成されている。
ニオイセンサ56は、臭気の程度を出力するものであり、例えば、金属酸化物半導体からなるセンサなど周知のものを利用できる。
記憶部57は、(1)自走式掃除機1の制御部52が実行する制御プログラム、(2)制御部52が実行するOSプログラム、(3)制御部52が、自走式掃除機1が有する各種機能を実行するためのアプリケーションプログラム、および、(4)該アプリケーションプログラムを実行するときに読み出す各種データを記憶するものである。あるいは、(5)制御部52が各種機能を実行する過程で演算に使用するデータおよび演算結果等を記憶するものである。例えば、上記の(1)〜(4)のデータは、ROM(read only memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、HDD(Hard Disc Drive)などの不揮発性記憶装置に記憶される。例えば、上記の(5)のデータは、RAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置に記憶される。
また、記憶部57は、操作パネル50、あるいは、データ通信部53を介して前出のリモコン装置や端末装置から受け付けた、自走式掃除機1の動作に係る各種条件設定を、記憶する。さらに、記憶部57は、自走式掃除機1の設置場所周辺の走行マップを記憶してもよい。走行マップとは、自走式掃除機1の走行経路や走行速度などといった走行に関する情報、あるいは、掃除する領域に関する情報である。走行マップには、後述するニオイマップ(ニオイ分布図)が含まれていてもよい。走行マップは、予めユーザが設定して記憶部57に記憶させてもよいし、自走式掃除機1自身が自動的に記録するように構成されていてもよい。
走行駆動部58は、モータドライバ、駆動輪モータ等を備え、制御部52からの制御信号に基づき、回転方向、回転角度等を決定して、駆動輪29を駆動させるブロックである。
回転ブラシ駆動部59は、モータドライバ、回転ブラシモータ等を備え、制御部52からの制御信号に基づき、回転数等を決定して、回転ブラシ9を駆動させるブロックである。
サイドブラシ駆動部60は、モータドライバ、サイドブラシモータ等を備え、制御部52からの制御信号に基づき、回転数等を決定して、サイドブラシ10を駆動させるブロックである。
送風装置61は、電動送風機22等を備え、本体筐体2の内部への吸気及び内部からの排気を行う装置である。
イオン発生装置62は、制御部52による制御信号に基づき駆動されるとイオンを発生させる装置である。本実施形態では、イオン発生装置62は、プラズマクラスターイオン(登録商標)発生装置であるとする。よってイオン発生装置62には、プラズマクラスターイオン発生素子が設けられており、プラズマクラスターイオン発生素子は、プラスイオンを発生するプラスイオン発生部と、マイナスイオンを発生するマイナスイオン発生部とを備えている。なお、このようなイオン発生素子は、本願発明の出願人が先に出願した特開2002−58731号に詳しく開示されている。
イオン発生装置62により発生されたイオンは、送風装置61により発生された気流に乗って本体筐体2の外部に放出される。放出されたプラスイオン及びマイナスイオンにより空気中の浮遊細菌を除去して、空気の浄化を行うことができる。
さらに、本実施形態の自走式掃除機1の制御部52は、走行駆動部58の走行状態を制御する走行駆動制御部521、ニオイセンサ56の出力値が設定値以上であるかを判定するニオイ判定部、イオン発生装置62の駆動と送風装置61の駆動とを制御するイオン放出制御部523を備えている。イオン放出制御部523は、ニオイ判定部522によりニオイセンサ56の出力値が設定値以上であると判定されると、イオン発生装置62と送風装置61とを制御してイオン含む気流を排気口7から放出させる。
ここで、ニオイセンサ56による出力値に対するニオイの設定値は、ニオイセンサ56の感度設定で設定された値に従うものとする。例えば自走式掃除機1の出荷時に設定される。
自走式掃除機1によると、自走中に周囲の臭気の程度をニオイセンサ56による出力値として出力し、この出力値が設定値以上である場合には、イオン発生装置62により発生されたイオンを送風装置61により発生された気流に乗せて排気口7から放出させる。
このように、自走中に自走式掃除機1の周囲の臭気の程度が設定値以上であると、自走式掃除機1からイオンを含む気流が放出されるため、このイオンにより自走式掃除機1の周囲の臭気の抑制、除去を行うことができる。また、カビ、浮遊菌またはウィルスの除去を行うことができる。よって、自走式掃除機1を自走させるだけで、床面に二次元的にセンサを複数設置することも無く、床下に空気吸引口や管を設置することも無く、これらにかかる費用を抑制して快適で健康な環境を得ることができる。このように、自走式掃除機1によると、費用を抑えて快適で健康な環境を与えることができる。
また、自走式掃除機1では、イオン放出制御部523は、イオン発生装置62および送風装置61を制御し、ニオイセンサ56の出力値の大きさに応じて排気口7から放出されるイオンの量を変更するように構成されている。イオン放出制御部523は、イオン発生装置62によるイオンの発生量および送風装置61による風量の少なくとも一方を変化させることで、排気口7から放出されるイオンの量を変更する。イオンの発生量は、イオン発生装置62の、単位時間当たりの発生量、あるいは、発生期間等を変更することとで、変更させることができる。また、送風装置61による風量は、モータの回転数を多くしたり、あるいは送風期間を長くしたりすることで、変更させることができる。
上記構成によると、ニオイセンサ56の出力値の大きさに応じて排気口7から放出されるイオンの量が変更されるため、自走式掃除機1の周囲の臭気の程度に応じて、その臭気を除去するための適切なイオンの量を調整して放出することがでる。よって、無駄なイオン放出が無くなり、引いては使用電力の節約にも繋がる。
ここで、本実施形態ではイオン発生装置62は前記したようにプラズマクラスターイオン発生装置であるため、プラスイオンおよびマイナスイオンを発生する。そのため、制御部52は、ニオイセンサ56の出力値が設定値より高い領域では、プラスイオンとマイナスイオンの放出量の割合を通常時とは変化させ、マイナスイオンの放出量を増大させるようになっていてもよい。臭気の消去、除去には、マイナスイオンがより効果的である。そこで、臭気センサでセンシングした臭気が設定値より高い環境では状態では、イオン発生装置62からのイオン発生量において、マイナスイオンの放出量が増大するように切り換え、マイナスイオンをより多く含む空気流を自走式掃除機1から放出させることで、臭気を効果的に除去できる。
また、自走式掃除機1では、走行駆動制御部521は、ニオイ判定部522によりニオイセンサ56の出力値が設定値以上でないと判定されると、ニオイセンサ56の出力値が設定値以上の領域に自走式掃除機1を移動させるよう走行駆動部58を制御してもよい。このように自走式掃除機1が自動で臭気の程度を判断し、自動で臭気の程度が設定値以上の領域に移動してイオンを放出することで、臭気を抑制した快適で健康な環境を維持することが可能となる。
ニオイセンサ56の出力値が設定値以上の領域に自走式掃除機1を移動させるには、例えば、次のようにすればよい。出力値が設定値以上でない(設定値を超えていない)と判定されると、自走式掃除機1を所定の移動量で所定の方向に移動させ、移動したその場所でのニオイセンサ56の出力値を判定し、設定値以上であればイオンを放出し、設定値以上でなければ、さらに、自走式掃除機1を所定の移動量で所定の方向に移動させ、これらを繰り返すようにすればよい。
さらに、本実施形態の自走式掃除機1の制御部52は、自走式掃除機1が既定の範囲を自走中にニオイ判定部522によりニオイセンサ56の出力値が設定値以上と判定された領域である高臭気領域の情報をニオイマップとして記憶部75に記憶させるニオイ分布図作成部524を備えていてもよい。そして、走行駆動制御部521は、記憶部57に記憶されたニオイマップに基づき高臭気領域に自走式掃除機1が移動するよう走行駆動部58を制御し、イオン放出制御部523は、高臭気領域にてイオン発生部と送風部とを制御してイオン含む気流を排気口7から放出させてもよい。
このようにニオイマップを記憶させて、ニオイマップに基づき自走式掃除機1を移動させるため、無駄な移動を少なくして高臭気領域にすばやく移動でき、移動先の高臭気領域でイオンを放出することができる。例えば、ゴミ箱、台所、ペットのトイレ等の臭気を発生しやすい場所は一定の位置で移動しないことが多いため、ニオイマップを記憶しておくことで、無駄なく的確にその場所に移動して、イオンを放出させて臭気の抑制、除去を行うことができる。
また、走行駆動制御部521は、ニオイ判定部522によりニオイセンサ56の出力値が設定値以上であると判定されると、自走式掃除機1の走行を停止するよう走行駆動部58を制御する。よって、ニオイセンサ56検知した自走式掃除機1の周囲の臭気の程度が設定値以上の場合、自走式掃除機1の走行が停止され、かつ、イオン含む気流が排気口7から放出される。よって、自走式掃除機1は、臭気の程度が設定値以上の領域に留まってイオンを放出するため、的確にその領域の臭気の抑制、除去を行うことができる。
なお、走行駆動制御部521は、ニオイ判定部522によりニオイセンサ56の出力値が設定値以上であると判定されると、中心線Cを軸として自走式掃除機1が回転するよう走行駆動部58を制御してもよい。中心線Cを軸として自走式掃除機1が回転すると、臭気の程度が設定値以上の領域にて四方八方にイオンを放出することができるため、その領域周辺の臭気の抑制、除去を良好に行うことができる。
なお、制御部52の制御により、自走式掃除機1は、掃除の動作とイオン放出の動作とを同時に実行できるほか、掃除の動作とイオン放出の動作とを各々単独で実行することも可能である。
(イオン放出)
次に、本実施形態の自走式掃除機1の稼働時のイオン放出の処理の流れの例について図8を用いて説明する。ここで、自走式掃除機1は、稼働時、下記の(M1)〜(M4)の4つの動作モードを実施することができる。
(M1)掃除可能な全範囲を自走して掃除するモード(以下、自動モードと表記する)。(M2)所定の円形領域を自走して掃除するモード。(M3)自走せず一定箇所に静止してイオン放出を行うモード(以下、静止モードと表記する)。(M4)壁際を自走して掃除するモード(以下、壁際モードと表記する)。
図8に示すように、まず、自走式掃除機1は、操作パネル50、リモコン装置、無線通信により接続した端末装置にて設定されたモードに従って運転し(ステップ1、以下ではS1のように省略する)、運転始めは放出量を70%にしてイオンを排気口7から放出させる(S2)。この場合、自動モード、スポットモード、あるいは壁際モードに設定されていると、自走しながら掃除を行いかつ放出量70%にてイオンが排気口7から放出されている状態である。他方静止モードに設定されている場合には、一定箇所で静止して、放出量70%にてイオンが排気口7から放出されている状態である。
ここで、本実施形態では、イオンの放出量は、0%、70%、100%の3種類があり、100%の放出量の場合、自走式掃除機1から放出されるイオンの量が最大となるように、イオン放出制御部523がイオン発生装置62と送風装置61を稼働させる。また、70%の放出量の場合、100%の7割のイオンが放出されるように、イオン放出制御部523がイオン発生装置62と送風装置61を稼働させる。0%の放出量の場合、イオン発生装置62の稼働を停止させる。これら数値は単なる例示でありこれらに限定されない。また、運転始めはイオンの放出量が0%であっても、つまり、S2はなくてもよい。
また運転が行われている間ニオイセンサは臭気の程度を出力する(S3)。
設定されたモードにて運転中、ニオイセンサ56の出力値が設定値以上であるかを判定し(S4)、設定値以上であると(S4にてYES)、動作モードを静止モードに変更し(S5)走行が停止される。静止モードに変更されると、変更前の動作モードは一時停止となる。静止モードに変更されると、その場で放出量を100%にしてイオン放出を行い(S6)、LEDランプ51をオレンジ色で点灯し(S7)、その後S3に戻る。なお、変更前の動作モードが静止モードである場合には、もともと走行していないので、モードは一時停止せずそのままとなるが、イオン放出量は70%から100%に増加され、LEDランプ51がオレンジ色に点灯する。LEDランプ51をオレンジ色で点灯することで、ユーザにイオン放出量が100%であること示すことができる。なお、LEDランプ51点灯色は単なる例示であり、オレンジ色以外の色でもよいし、LEDランプ51の点灯が行われなくてもよい。
S4のニオイセンサ56の出力値の判定において、ニオイセンサ56の出力値が設定値以上でない場合(S4にてNO)、放出量100%でのイオン放出が1分経過したかを判定する(S8)。放出量100%でのイオン放出が1分経過していない場合(S8にてNO)、S3に戻る。S8の判定において、放出量100%でのイオン放出が1分経過した場合(S8にてYES)、ニオイセンサが臭気の程度を出力し(S9)、ニオイセンサの出力値が設定値以上であるかを判定する(S10)。S10のニオイセンサ56の出力値の判定において、ニオイセンサ56の出力値が設定値以上である場合には(S10にてYES)、静止モードを継続して、放出量100%でイオンを放出、かつ、LEDランプのオレンジ色での点灯、を続ける(S11)。S10のニオイセンサ56の出力値の判定において、ニオイセンサ56の出力値が設定値以上でない場合(S10にてNO)、S5で一時停止した動作モードにて運転を再開する。このとき、イオン放出量を70%にし(S13)、LEDランプを消灯する(S14)。そして、S3に戻る。
なお、上記処理中に、バッテリー14の充電量が所定値(例えば19%)を下回った場合には、上記動作モードを停止し、上記した充電台40に帰還する処理がなされる。また、例えば、運転停止の指示、充電を行う指示がなされた場合には、上記動作モードを停止し、運転を停止したり、上記した充電台40に帰還したりする処理がなされる。
上記では、自走式掃除機1の走行が停止した静止モードにて放出量100%でイオンを放出させているが、例えば、中心線Cを軸として自走式掃除機1が回転するよう走行駆動部58を制御してもよい。また、1対の駆動輪29の内の片方のみを駆動させることで、自走式掃除機1を回転させることができる。これにより、回転範囲が広がり、イオンを広範囲に放出することができる。放出量100%でイオンを放出する際、その場で中心線Cを軸として自走式掃除機1が回転するようになっていてもよい。このように回転すると、四方八方にイオンを放出することができるため、自走式掃除機1周辺の臭気の抑制、除去を良好に行うことができる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施形態として、本発明の自走式イオン放出装置を自走式空気清浄機に適用した場合について、図を参照して説明すれば、以下の通りである。なお、本実施形態の自走式空気清浄機(自走式イオン放出装置)110は、基本的には、実施の形態1の自走式掃除機1の掃除機能がなく、空気清浄機能を有するものとして構成される。よって、実施の形態1で説明した構成と同様の機能を有する構成については同じ番号を付し説明を省略する。
(自走式空気清浄機の構造)
図9,10に、ぞれぞれ、本実施形態の自走式空気清浄機110の斜視図、側面断面図を示す。
自走式空気清浄機110は、図9に示すように、外枠が平面視円形の本体筐体200で形成された自走式空気清浄機110本体と、図10に示すように、バッテリー(二次電池)14を電力供給源として駆動される駆動輪(図示せず)とを有し、自走しながら空気を清浄化する装置である。自走式空気清浄機110は、図示しないモータ(送風部)により回転ファン(送風部)104を回転駆動させて気流を発生させ、吸気口101から吸気した空気を内部のフィルタ105を通過させて、イオン発生装置62にて発生させたイオンを混入して排気口102から排気する。図10の白抜きの矢印は回転ファン104を回転させたときの空気の流れを示すものである。
図9に示すように、本体筐体200の上面には、吸気ポート103が設けられている。吸気ポート103は、本体筐体200の上面の一部を覆うもので、吸気口101に異物やごみや埃等が入らないようにするために、自走式空気清浄機110が停止している状態では、吸気ポート103は吸気口101を塞ぐ位置まで下方に下がっている。図10は、装置が動作中で吸気ポートが上方に移動している状態である。吸気ポート103がこのように上方へ移動している状態にあると空気を吸気可能となる。なお、吸気ポート103を本体筐体200から取り外すと、自走式空気清浄機110は、図11に示す状態となる。ただし、吸気ポート103は、通常取り外せないようになっている。また、図示しないが、本体筐体200上面には、実施の形態1の自走式掃除機1と同様に、自走式空気清浄機110に対して指示入力を行う操作パネルやLEDランプが設けられる。
フィルタ105は、吸気口101から吸気した空気のごみ、埃等を捕集するものである。フィルタ105は、フィルタ保持部材107により本体筐体200に取り付けられる。フィルタ105には、例えば、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタや活性炭フィルタなど公知のフィルタが使用できる。
イオン発生装置62は、図10に示すように、回転ファン104付近に設けられておりイオンを発生させる装置である。このようなイオンとして、例えば、プラズマクラスターイオン(登録商標)が挙げられる。本実施形態では、イオン発生装置62は、プラズマクラスターイオン発生装置であるとする。
イオン発生装置62にて発生したプラスイオン及びマイナスイオンは、フィルタ105を通過した空気に混入され、排気口102から放出される。放出されたプラスイオン及びマイナスイオンにより空気中の浮遊細菌を除去して、空気の浄化を行うことができる。
イオン発生装置62によるイオンの発生量およびモータにより駆動される回転ファン104による風量は、後述の制御部520により制御される。
図10の点線はイオン発生装置62から発生したイオンの流れを示している。イオン発生装置62から発生したイオンを含んだ空気は吸入口106から排出され、回転ファン104の回転により発生する気流に吸い込まれて、排気口102から放出される。なお、図12において、自走式空気清浄機110の進行方向は、矢印Xのように図面右から左である。従って、自走式空気清浄機110は、進行方向に対して後側から空気を吸気して前側に空気を排出する。
また、本体筐体200内には制御基板150が配される。制御基板150には自走式空気清浄機110の各部を制御する制御部520や記憶部570が設けられる。制御部520は、記憶部570に記憶されたプログラムやデータ、さらに、操作パネル、リモコン装置、無線通信により接続した端末装置から入力されたプログラム、データに基づき、自走式空気清浄機110の各種動作の制御を行う。
また、本体筐体200の周面(側面)の後端には、バッテリー14の充電を行う充電端子4が露出して設けられている。自走式空気清浄機110は、空気清浄後あるいはバッテリー14の充電量が所定値を下回ると、給電端子41を有する充電台40(図6参照)の設置されている場所に帰還する。自走式空気清浄機110の帰還、および、充電端子4と給電端子41とのドッキングについては、実施の形態1の自走式掃除機1と同様の処理が行われる。
自走式空気清浄機110において、制御部520による制御の下、運転が指示されると、バッテリー14からの電力が供給されて、回転ファン104、イオン発生装置62、駆動輪が駆動される。
さらに、本実施形態の自走式空気清浄機110は、自機周囲の臭気の程度を出力するニオイセンサ(図示せず)を備えている。制御部520によって、ニオイセンサによる出力値が設定値以上である場合には、イオン発生装置62と回転ファン104のモータとを制御してイオン含む気流を排気口102から放出させる。このイオン放出についての処理については、実施の形態1の自走式掃除機1と同様の処理が行われる。
ここで、自走式空気清浄機110、稼働時、下記(M5)〜(M8)に示す4つの動作モードを実施することができる。
(M5)自走可能な全範囲を自走する自走モード。(M6)所定の円形領域を自走するスポットモード。(M7)自走せず一定箇所に静止してイオン放出を行う静止モード。(M8)壁際を自走する壁際モード。そして、自走式空気清浄機110においても、設定されたモードに従って稼働し、稼働時のイオン放出の処理が行われる(図8参照)。
よって、本実施形態の自走式空気清浄機110においても、費用を抑えて快適で健康な環境を与えることができる。
本発明のイオン放出装置は、イオン発生部と送風部を有し自走する各種電子装置に適用することができる。例えば、自走式の加湿器や除湿器に適用してもよい。
〔実施の形態3〕
上記した自走式掃除機1の特に制御部52および自走式空気清浄機110の制御部520は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、自走式掃除機1または自走式空気清浄機110は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラム及び各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである自走式掃除機1または自走式空気清浄機110の各制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、自走式掃除機1または自走式空気清浄機110に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ類、PLD(Programmable logic device)等の論理回路類などを用いることができる。
また、自走式掃除機1または自走式空気清浄機110を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、イオン発生部と送風部を有し自走する各種電子装置に適用することができる。例えば、自走式掃除機、自走式空気清浄機等に利用可能である。
1 自走式掃除機(自走式イオン放出装置)
2 本体筐体
4 充電端子
5 バンパー
6 吸込口(吸気口)
7 排気口
14 バッテリー
15 制御基板
29 駆動輪
40 充電台
41 給電端子
52 制御部
53 データ通信部
55 電圧検出部
56 ニオイセンサ(ニオイ検知部)
57 記憶部
58 走行駆動部
61 送風装置(送風部)
62 イオン発生装置(イオン発生部)
101 吸気口
102 排気口
104 回転ファン(送風部)
105 フィルタ
110 自走式空気清浄機(自走式イオン放出装置)
150 制御基板
200 本体筐体
520 制御部
521 走行駆動制御部
522 ニオイ判定部
523 イオン放出制御部
524 ニオイ分布図作成部
570 記憶部
C 中心線

Claims (8)

  1. 吸気口から吸い込んだ空気を排気口から排出させるために気流を発生させる送風部と、
    前記吸気口から前記排気口への経路に設けられ、イオンを発生させるイオン発生部と、
    自装置を走行させる走行駆動部と、
    前記走行駆動部の走行状態を制御する走行駆動制御部と、
    自装置の自走中に周囲の臭気の程度を出力するニオイ検知部と、
    前記ニオイ検知部の出力値が設定値以上であるかを判定するニオイ判定部と、
    前記ニオイ判定部により前記ニオイ検知部の出力値が前記設定値以上であると判定されると、前記イオン発生部と前記送風部とを制御してイオン含む気流を前記排気口から放出させるイオン放出制御部と、を備えることを特徴とする自走式イオン放出装置。
  2. 前記走行駆動制御部は、前記ニオイ判定部により前記ニオイ検知部の出力値が前記設定値以上でないと判定されると、前記ニオイ検知部の出力値が前記設定値以上の領域に自装置を移動させるよう前記走行駆動部を制御することを特徴とする請求項1に記載の自走式イオン放出装置。
  3. 既定の範囲を自走中に前記ニオイ判定部により前記ニオイ検知部の出力値が前記設定値以上と判定された領域である高臭気領域の情報をニオイ分布図として記憶部に記憶させるニオイ分布図作成部を備え、
    前記走行駆動制御部は、前記記憶されたニオイ分布図に基づき前記高臭気領域に自装置が移動するよう前記走行駆動部を制御し、前記イオン放出制御部は、前記高臭気領域にて前記イオン発生部と前記送風部とを制御してイオン含む気流を前記排気口から放出させることを特徴とする請求項1または2に記載の自走式イオン放出装置。
  4. 前記走行駆動制御部は、前記ニオイ判定部により前記ニオイ検知部の出力値が前記設定値以上であると判定されると、自装置が回転するよう前記走行駆動部を制御する請求項1から3のいずれか1項に記載の自走式イオン放出装置。
  5. 前記走行駆動制御部は、前記ニオイ判定部により前記ニオイ検知部の出力値が前記設定値以上であると判定されると、自装置の走行を停止するよう前記走行駆動部を制御する請求項1から3のいずれか1項に記載の自走式イオン放出装置。
  6. 前記イオン放出制御部は、前記ニオイ検知部の出力値の大きさに応じて前記排気口から放出されるイオンの量を変更するように前記イオン発生部および前記送風部を制御することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の自走式イオン放出装置。
  7. 前記イオン放出制御部は、前記イオン発生部によるイオンの発生量および前記送風部による風量の少なくとも一方を変化させることで前記排気口から放出されるイオンの量を変更させることを特徴とする請求項6に記載の自走式イオン放出装置。
  8. 掃除機能を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の自走式イオン放出装置。
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