JP2015181447A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2015181447A5
JP2015181447A5 JP2014062983A JP2014062983A JP2015181447A5 JP 2015181447 A5 JP2015181447 A5 JP 2015181447A5 JP 2014062983 A JP2014062983 A JP 2014062983A JP 2014062983 A JP2014062983 A JP 2014062983A JP 2015181447 A5 JP2015181447 A5 JP 2015181447A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
shaft
mounting frame
plate
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014062983A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5885086B2 (ja
JP2015181447A (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from JP2014062983A external-priority patent/JP5885086B2/ja
Priority to JP2014062983A priority Critical patent/JP5885086B2/ja
Priority to CN201510134533.3A priority patent/CN104938139B/zh
Priority to CN201520171710.0U priority patent/CN204539952U/zh
Priority to MYPI2015700933A priority patent/MY185450A/en
Priority to CN201510134492.8A priority patent/CN104938134B/zh
Publication of JP2015181447A publication Critical patent/JP2015181447A/ja
Publication of JP2015181447A5 publication Critical patent/JP2015181447A5/ja
Publication of JP5885086B2 publication Critical patent/JP5885086B2/ja
Application granted granted Critical
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

コンバイン
本発明は、セカンドモア装置を備えるコンバインに係るものである。
従来のコンバインには、刈取前処理装置の刈刃装置で刈取られた穀桿の残稈を短く切断し、後工程の耕うん作業を容易化するために、刈取前処理装置の昇降と連動して昇降するセカンドモア装置が設けられている。
特開2010−51217号公報
しかし、従来のコンバインは、コンバインの機体フレームとセカンドモア装置の連結部品の個数が多く保守点検作業の頻度が多いという問題があった。また、セカンドモア装置の刈刃装置を駆動する駆動手段の近傍に配置された連結フレームの基部を支持する機体フレームがセカンドモア装置の自重により変形する虞があった。
そこで、本発明の主たる課題は、コンバインの機体フレームとセカンドモア装置の連結部品の個数を減少させて保守点検作業を軽減し、駆動手段の近傍に配置された連結フレームの基部を支持する機体フレームの変形を防止することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
請求項1に係る発明は、走行装置(3)を備えた機体フレーム(2)の左右一側に操縦者が搭乗する操縦部(8)を上載し、該機体フレーム(2)の左右他側に刈取られた穀桿の脱穀を行なう脱穀装置(4)を上載し、該脱穀装置(4)の前側に、植立穀桿を刈取る刈刃装置(50)を備えた刈取前処理装置(5)と、該刈刃装置(50)よりも後方位置で刈取後の残桿を切断するセカンドモア装置(90)を備えたコンバインにおいて、前記セカンドモア装置(90)を上下方向に昇降可能に支持する複数の昇降フレーム(95,96,97)を左右方向に所定の間隔を隔てて機体フレーム(2)に取り付け、前記昇降フレーム(95,96,97)のうち、前記脱穀装置(4)側の昇降フレーム(95)の後部に円筒状の第1軸(117)を固着し、該第1軸(117)を回転自在に支持する取付フレーム(110)を、前記脱穀装置(4)側に位置する機体フレーム(2)の左側前フレーム(15)の前部に取り付け、前記セカンドモア装置(90)を駆動する変換装置(25B)の入力用の回転軸(25)を左右方向に延設して第1軸(117)の内周面に回転自在に支持し、該回転軸(25)から入力される一方向の回転を前記変換装置(25B)によって往復回動に変換してセカンドモア装置(90)駆動用の軸(24)へ出力する構成とし、該軸(24)を往復回動自在に支持する支持部(24B)を、前記複数の昇降フレーム(95,96,97)のうちの脱穀装置(4)側の昇降フレーム(95)の前部に取付けたことを特徴とするコンバインである。
請求項2に係る発明は、前記取付フレーム(110)を、前記左側前フレーム(15)の前部に取り付けられ前後方向に延設する第1取付フレーム(111)と、該第1取付フレーム(111)の前部と前記機体フレーム(2)の左右方向に延設する前中間フレーム(2B)を連結する第2取付フレーム(112)と、前記第1取付フレーム(111)の前部と前記脱穀装置(4)の前壁(4A)を連結する第3取付フレーム(113)によって形成した請求項1記載のコンバインである。
請求項3に係る発明は、前記第2取付フレーム(112)を第1取付フレーム(111)の前部から操縦部(8)側に向かって左右方向に延設し、前記第3取付フレーム(113)を第1取付フレーム(111)の前部から第2取付フレーム(112)に対して上方に向かって延設した請求項2記載のコンバインである。
請求項4に係る発明は、前記第1取付フレーム(111)を左側前フレーム(15)に着脱自在な構成とし、前記第2取付フレーム(112)を前中間フレーム(2B)に着脱自在な構成とし、前記第3取付フレーム(113)を前壁(4A)に着脱自在な構成とした請求項2又は3記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、セカンドモア装置(90)を上下方向に昇降可能に支持する複数の昇降フレーム(95,96,97)を左右方向に所定の間隔を隔てて機体フレーム(2)に取り付け、昇降フレーム(95,96,97)のうち、脱穀装置(4)側の昇降フレーム(95)の後部に円筒状の第1軸(117)を固着し、第1軸(117)を回転自在に支持する取付フレーム(110)を、脱穀装置(4)側に位置する機体フレーム(2)の左側前フレーム(15)の前部に取り付け、セカンドモア装置(90)を駆動する変換装置(25B)の回転軸(25)を左右方向に延設して第1軸(117)の内周面に回転自在に支持しているので、機体フレーム(2)とセカンドモア装置(90)の連結部品の個数を削減し、連結部品の保守点検作業の回数を削減することができる。また、左側前フレーム(15)の前側に大きな空間を形成することができ油圧バルブ等を配置することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、取付フレーム(110)を、左側前フレーム(15)の前部に取り付けられ前後方向に延設する第1取付フレーム(111)と、第1取付フレーム(111)の前部と機体フレーム(2)の左右方向に延設する前中間フレーム(2B)を連結する第2取付フレーム(112)と、第1取付フレーム(111)の前部と脱穀装置(4)の前壁(4A)を連結する第3取付フレーム(113)によって形成しているので、左側前フレーム(15)の剛性が高まり、セカンドモア装置(90)の自重等によって左側前フレーム(15)の変形を防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明による効果に加えて、第2取付フレーム(112)を第1取付フレーム(111)の前部から操縦部(8)側に向かって左右方向に延設し、第3取付フレーム(113)を第1取付フレーム(111)の前部から第2取付フレーム(112)に対して上方に向かって延設しているので、さらに左側前フレーム(15)の剛性を高めることができ、第2取付フレーム(112)と第3取付フレーム(113)を単純な形状にして、製造コストを低減することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項2又は3記載の発明の効果に加えて、第1取付フレーム(111)を左側前フレーム(15)に着脱自在な構成とし、第2取付フレーム(112)を前中間フレーム(2B)に着脱自在な構成とし、第3取付フレーム(113)を前壁(4A)に着脱自在な構成としているので、セカンドモア装置(90)の着脱作業を容易に行なうことができる。
コンバインの正面図である。 コンバインの左側面図である。 コンバインの背面図である。 刈取前処理装置の要部左側面図である。 刈取前処理装置の要部平面図である。 掻込みオーガの正面図である。 セカンドモア装置の要部左側面図である。 セカンドモア装置の要部断面左側面図である。 セカンドモア装置の要部平面図である。 動力伝達図である。 他の吊上げ装置を説明する正面図である。 他の吊上げ装置を説明する左側面図である。 他の吊上げ装置のフック部を説明する平面図である。 取付フレームを説明する正面図である。 取付フレームを説明する平面図である。 取付フレームを説明する左側面図である。 取付フレームに装着された部品を説明する左側面図である。 取付フレームに装着された部品を説明する平面図である。 セカンドモアプレートを説明する(a)は正面図、(b)は左側面図である。 刈取前処理装置のフィーダハウスの左側面図である。 刈取前処理装置のフィーダハウスの平面図である。 フィーダハウスのエレベータカバーの(a)は左側面図、(b)は底面図である。 他の第3昇降フレームを説明する右側面図である。 他のセカンドモア装置の右側面図である。 テンションフックの配置を説明する正面図である。
以下、本発明の汎用コンバインについて添付図面を参照しつつ説明する。
汎用コンバイン1は、図1〜3に示すように、機体フレーム2の下側には土壌面を走行するための左右一対のクローラからなる走行装置3が設けられ、機体フレーム2の上側には脱穀・選別を行なう脱穀装置4が設けられ、脱穀装置4の前側には圃場の穀桿を収穫する刈取前処理装置5が設けられている。脱穀装置4で脱穀・選別された穀粒は脱穀装置4の右側に設けられたグレンタンク6に貯留され、貯留された穀粒は揚穀筒と横送り筒からなる排出筒7によって外部へ排出される。また、グレンタンク6の前側には操縦者が搭乗する操縦部8が設けられている。
<刈取前処理装置>
次に、本発明の刈取前処理装置5について説明する。なお、理解を容易にするために便宜的に方向を示して説明しているが、これらにより構成が限定されるものではない。
刈取前処理装置5は、図4〜6等に示すように、フィーダハウス20と、オーガ装置30と、刈刃装置50と、掻込み装置60、及び縦刈刃装置80から構成されている。また、図10にその動力伝達構造を示す。
(フィーダハウス)
フィーダハウス20は、オーガ装置30によって搬送された稲、麦、大豆、そば等の穀桿を脱穀装置4に搬送する装置であり、オーガ装置30と脱穀装置4の間に設けられている。
フィーダハウス20の枠体における未刈側の前部には、オーガ装置30と掻込み装置60にエンジンEの回転を伝動するスプロケット27A,27Bが装着された軸27と、刈刃装置50と縦刈刃装置80にエンジンEの回転を伝動するスプロケット28Aと変換機構28Bが装着された回転軸28が、上下方向に所定の間隔を隔てて軸支されている。
また、フィーダハウス20の枠体の後部には、セカンドモア刈刃装置90にエンジンEの回転を伝動するスプロケット25Aと変換機構25Bが装着された回転軸25と、フィーダハウス20等にエンジンEの回転を伝動するプーリ26Aおよびスプロケット26C,26D,26E,26Fが装着された回転軸26が、上下方向に所定の間隔を隔てて軸支されている。
スプロケット26E,27A,28Aには、チェン12Cが巻き掛けられており、チェン12Cのテンションは、スプロケット26E,27Aの間に設けられたテンションアーム(図示省略)によって所定の範囲に調整されている。同様に、スプロケット25A,26Fには、チェン12Fが巻き掛けられており、チェン12Fのテンションは、スプロケット25A,26Fのに設けられたテンションアーム121により所定の範囲に調整されている。
(オーガ装置)
オーガ装置30は、掻込み装置60で掻込まれた穀桿を送込口32の前方に寄せ集めてフィーダハウス20に引き継ぐ装置であり、フィーダハウス20の前方に配置され、汎用コンバイン1の機体の全幅とほぼ同一幅に形成されている。
オーガ装置30は、オーガフレーム31と、掻込まれた穀桿を送込口32の前方に寄せ集める掻込みオーガ33等から構成されている。オーガフレーム31は、左右一対の側板と、両側板の後面を連結する後板と、両側板の一部下面と後板の下面を連結する底板によってバケット状に形成されている。また、両側板の前端部には、圃場の穀桿を分草する分草体39,39が設けられ、後板の左側部には、穀桿をフィーダハウス20に搬送する送込口32が形成され、底板の前端部には、穀桿の株元を切断する刈刃装置50が設けられている。
なお、オーガフレーム31の左右の側板は、前後に分割されており、バケット状の構造体の一部を成す後側側板31Cと、前部に前記分草体39を備える前側側板31Dから構成される。前側側板31Dの前端部には、機体の前後方向と交差する平面部が形成されており、この平面部と、分草体39の後端部に形成されて機体の前後方向と交差する平面部を突き合わせた状態でボルト等の締結手段31Eにより締結されている。
両側板の上面は、側面視において前側から後側に後上がり傾斜して形成され、下面は、前側から中間までは略水平に形成され、中間から後側は下側に向かって円弧状に突出して形成されている。後板は、正面視において略長方形に形成され、底板は、側面視において側板の下面に沿って前側から中間までは略水平に形成され、中間から後側に下側に向かって円弧状に突出して形成されている。なお、このオーガフレーム31は、鋼材からなる両側板と後板とを溶接によって一体的に形成したり、一枚の鋼材を切断・折曲げて一体形成することもできる。さらに、側板等の形状は、上述の形状に限定されることはなく用途に合わせ任意の形状に形成することができる。
掻込みオーガ33は、オーガフレーム31の両側板に回転自在に軸支された軸34に装着されている。掻込みオーガ33の外周には、掻込み装置60で掻込まれた穀桿を送込口32の前方に寄せ集める向きに傾斜した搬送螺旋35が固着され、掻込みオーガ33における送込口32に対向する部位には、穀桿の滞留を防止するために複数の掻込みフィンガ36が出没自在に形成備えられている。
搬送螺旋35の変形を防止するために、搬送螺旋35の搬送上流側面(右側面)には、所定の間隔をもって補強用のリブ35Aが設けられている。また、隣接するリブ35A,35Aの間隔Wを搬送下流側に向かうに従って小さくするのが好適であり、送込口32に近接して設けられた搬送螺旋35、リブ35Aの剛性を高めるために2枚の鋼材を重ね合わせて搬送螺旋35、リブ35Aを形成するのが好適である。
掻込みオーガ33を装着した軸34は、オーガフレーム31の左側板よりも左側に延在し、軸34の延在部には、所定の間隔を持ってスプロケット34A,34Bが取付けられている。また、フィーダハウス20の前部に設けられたスプロケット27Bとスプロケット34Aには、伝動用のチェン12Dが巻き掛けられている。
(刈刃装置)
刈刃装置50は、掻込み装置60で掻込まれた穀桿、縦刈刃装置80で上部を切断された油菜、菜の花等の丈の高い穀桿等の株元を切断する装置であり、オーガフレーム31の底板の前端部に設けられ、側面視において前側から後側に緩やかに後上がり傾斜している。
刈刃装置50は、穀桿等の株元を保持する複数の刃幅が狭く、刃長が長いフィンガ状の下刃52Aからなる固定刃52と、固定刃52の後部に連結されたアングル鋼材等の横刈刃プレート53と、固定刃52に形成された溝を左右方向に摺動する複数の刃幅が広く、刃長が短い三角形状の上刃51Aからなる可動刃51から構成されている。平面視において、下刃52Aの刃先は、上刃51Aの先端部よりも前方に延出して、下刃52Aの先端部は約30度の角度に形成されている。一方、上刃51の刃先は、約60度に形成されており、穀桿等の株元を保持する上刃51の刃先と下刃52の延在部とは約30度の挟み角度を備え、通常のバリカン刃に対して挟み角が小さく形成されている。
揺動腕54の先端部は、可動刃51の基部に連結され、揺動腕54の後端部は、側面視において、揺動腕54が軸29に対して略直交な姿勢となるように軸29の先端部に連結されている。
エンジンEの回転は、スプロケット28A、変換機構28B等を介して軸29に伝動される。変換機構28Bの入力側に伝動されたエンジンEの回転は、変換機構28Bの基部に一定の角度を持って設けられた偏角軸部により往復回動に変換され、出力側に接続された軸29を軸29の軸芯周りで往復揺動させる。軸29の往復揺動に伴って、揺動腕54の先端部は、揺動腕54の後端部を中心として左右方向に往復揺動し、可動刃51を固定刃52によって形成された溝を左右方向に摺動させる。なお、刈刃装置50は、上述した実施形態に限定されることはなく、可動刃51の移動によって発生する振動等を低減するために左側に位置する可動刃と右側に位置する可動刃を分離して形成し、左側の可動刃と右側の可動刃を互いに反対方向に往復摺動させる構成とすることもできる。
(掻込み装置)
掻込み装置60は、倒伏した穀桿、大豆やそば等の丈の低い穀桿、油菜や菜の花等の丈の高い穀桿をオーガ装置30に掻込む装置であり、オーガ装置30の全幅とほぼ同一幅に形成され、オーガ装置30の上側に設けられている。
掻込み装置60は、掻込みリール61と、掻込みリール61を上下に移動させるアーム63等から構成されている。
アーム63の基部は、オーガフレーム31の両側板に架設された軸68に回転自在に装着され、中間部は、アーム63を上下方向に昇降させる油圧シリンダ等の昇降装置の先端部に連結され、先端部には、掻込みリール61を回転自在に装着する軸62が架設されている。
軸68の右側端部には、プーリ68Aが、左側端部には、スプロケット68Bが取付けられ、掻込みリール61を装着する軸62の右側端部には、プーリ62Aが取付けられており、オーガ装置30の軸34に取付けられたスプロケット34Bとスプロケット68Bには、チェン12Eが巻き掛けられ、プーリ62A、68Aには、ベルト11Cが巻き掛けられている。
掻込みリール61は、側面視において略五角形状に形成されており、五箇所の各隅部には、タイン支持杆65が設けられ、タイン支持杆65には、横方向に所定間隔を隔てて複数のリールタイン64が吊下げられている。
(縦刈刃装置)
縦刈刃装置80は、オーガフレーム31の左側板の上方で絡み合った穀桿を切断する装置であり、縦刈刃装置80の上端部は、掻込みリール61の軸62よりも前方に設けられ、下端部は、分草体39よりも後方に設けられている。また、縦刈刃装置80は上端部から下端部に向かって緩やかに後下がり傾斜して設けられている。
縦刈刃装置80は、油菜や菜の花等の丈の高い穀桿を保持する複数の刃幅が狭く、刃長が長いフィンガ状の左刃82Aからなる固定刃82と、固定刃82の後部に連結されたアングル鋼材等の縦刈刃プレート83と、固定刃82の左刃82Aに形成されたスリットを上下方向に摺動する複数の刃幅が広く、刃長が短い三角形状の右刃81Aからなる可動刃81から構成されている。側面視において、左刃82Aの刃先は、右刃81Aの先端部よりも前方に延出して、左刃82Aの先端は約30度の角度に形成されている。一方、右刃81Aの刃先は、約60度に形成されており、穀桿等を保持する右刃81Aの刃先と左刃82Aの延在部とは約30度の挟み角度を備え、通常のバリカン刃に対して挟み角が小さく形成されている。なお、左刃82の下方への穀桿の詰まりを防止するために、図4に示すように、固定刃82の最下端に位置する左刃82Aをオーガフレーム31の左側の側板の上面31Bに平行に、且つ、同一高さに配置するのが好適である。
揺動腕84の先端部は、可動刃81の基部に連結され、揺動腕84の後端部は、側面視において、揺動腕84が軸29に対して略直交な姿勢となるように軸29の先端部に連結されている。
エンジンEの回転は、スプロケット28A、変換機構28B等を介して軸29に伝動される。変換機構28Bの入力側に伝動されたエンジンEの回転は、変換機構28Bの基部に一定の角度を持って設けられた偏角軸部により往復回動に変換され、出力側に接続された軸29を軸29の軸芯周りで往復揺動させる。軸29の往復揺動に伴って、揺動腕84の先端部は、揺動腕84の後端部を中心として上下方向に往復揺動し、可動刃81を固定刃82によって形成された溝を上下方向に摺動させる。
縦刈刃装置80の縦刈刃プレート83の上端部は、オーガフレーム31の左側板の左面から前方上側に向かって立設した支持フレーム85の先端部にボルト等の締結手段によって取付けられ、下端部は、オーガフレーム31の左側板の左面の前側部にボルト等の締結手段によって取付けられている。また、支持フレーム85の基部は、オーガフレーム31の左側板の左面に支持された支持部86の溝に嵌合し、刈取り穀桿と未刈取り穀桿の絡まりを防止するために、縦刈刃プレート83と支持フレーム85の間には、金属、プラスチック製のカバー87が設けられている。
(ガイド)
オーガフレーム31と縦刈刃装置80の間に形成される隙間への穀桿の詰まりを防止し、揺動腕54,84の前側への穀桿の堆積を防止するために、図4,5に示すように、左側の分草体39の左面には、分草体39の前部から後上がり傾斜する第1ガイド40と、分草体39の中間部から後方に水平に延在する第2ガイド41が設けられている。
縦刈刃装置80の固定刃82の下方への穀桿の詰まりを防止するために、側面視において、パイプ鋼材で形成された第1ガイド40の前端部は分草体39の左側面の前部に固定され、中間部は分草体39の上面39Aと交差して後上がり傾斜し、後端部は固定刃82の最下端の左刃82Aの先端部に嵌挿している。また、縦刈刃装置80への未刈穀桿の絡まりを防止するために、平面視において、第1ガイド40の前端部から後端部に向かって緩やかに左側に傾斜して延在している。
縦刈刃装置80で切断されるまで、分草体39によって未刈穀桿と刈取り穀桿を効率良く分草するために、側面視において、平鋼材で形成された第2ガイド41の前端部は分草体39の左側面の中間部に固定され、中間部は縦刈刃装置80の下方を超えて後方に向かい延在し、後端部は刈刃装置50の左側上方に設けられた刈刃ガード42の近傍まで延在している。また、平面視において、第2ガイド41の前端部から後端部に向かって第1ガイド40よりも左側に傾斜して延在している。
<セカンドモア装置>
刈取前処理装置5の下方には、図7〜9に示すように、刈刃装置50で切断された穀桿等の切株(残稈)の背丈の長さを短くするために、セカンドモア装置90が設けられている。
セカンドモア装置90は、刈刃装置50で切断された穀桿等の株元を保持する複数の刃幅が狭く、刃長が長いフィンガ状の下刃92Aからなる固定刃92と、固定刃92の後部に連結されたアングル鋼材等のセカンドモアプレート93と、固定刃92に形成された溝を左右方向に摺動する複数の刃幅が広く、刃長が短い三角形状の上刃91Aからなる可動刃91から構成されている。
平面視において、下刃92Aの刃先は、上刃91Aの先端部よりも前方に延出して、下刃92Aの先端部は約30度の角度に形成されている。一方、上刃91の刃先は、約60度に形成されており、刈刃装置50で切断された穀桿等の株元を保持する上刃91の刃先と下刃92の延在部とは約30度の挟み角度を備え、通常のバリカン刃に対して挟み角が小さく形成されている。
(セカンドモア装置の取付け構造)
セカンドモアプレート93の後側の上方には、セカンドモアプレート93と略並設して連結フレーム93Aが設けられており、連結フレーム93Aは、所定の間隔をもって設けられた3本の前後方向に延在された連結フレーム93Bによってセカンドモアプレート93の後面に連結されている。
揺動腕94の先端部は、可動刃91の基部に連結され、揺動腕94の後端部は、側面視において、揺動腕94が軸24に対して略直交な姿勢となるように軸24の先端部に連結されている。
エンジンEの回転は、スプロケット25A、変換機構25B等を介して軸24に伝動される。変換機構25Bの入力側に伝動されたエンジンEの回転は、変換機構25Bの基部に一定の角度を持って設けられた偏角軸部により往復回動に変換され、出力側に接続された軸24を軸24の軸芯周りで往復揺動させる。軸24の往復揺動に伴って、揺動腕94の先端部は、揺動腕94の後端部を中心として左右方向に往復揺動し、可動刃91をセカンドモアプレート93と固定刃92によって形成された溝を左右方向に摺動させる。
セカンドモア装置90は、図9に示すように、機体フレーム1の前端部の左側に配置された第1昇降フレーム95と、中間部に配置された第2昇降フレーム96と第3昇降フレーム97によって支持されている。
第1昇降フレーム95の前端部は、連結フレーム93Aの左側部の左面に溶接等の固着手段によって取付けられ、後端部は、機体フレーム2を形成する前後方向に延在する左側フレーム2Lの前端部の左面に取付けられた第1軸受部98に回転自在に装着された第1軸98Aに取付けられている。
第1昇降フレーム95は、図7に示すように、後端部から前端部に向かって下方に一直線状に延在し、第1昇降フレーム95の左面の下部には、先端に揺動腕94が連結された軸24を往復揺動自在に支持する支持部24Bが取付けられている。
セカンドモア装置90の未装着時における機体フレーム2の軽量化を図るために、左側フレーム2Lの左前側フレーム15を左後側フレーム16に対してボルト等の締結手段で連結して着脱可能にするのが好適である。
また、セカンドモア装置90の装着時における左前側フレーム15の垂れ下がり防止するために、左前側フレーム15の前側部と脱穀装置4の前壁4Aを連結フレーム17で連結するのが好適である。なお、脱穀装置4の保守・点検を容易にするために、操縦者が連結フレーム17を使って脱穀装置4の上部に昇降できるように、連結フレーム17を梯子状に形成するのがより好適である。
第2昇降フレーム96の前端部は、図9に示すように、連結フレーム93Aの左右方向の略中心部の後面に溶接等の固着手段によって取付けられ、後端部は、機体フレーム2を形成する前側フレーム2Aの左端部の前面に取付けられた第2軸受部99に回転自在に装着された第2軸99Aに取付けられている。なお、第2軸99Aは、走行装置3の回転の増減を行なうトランスミッション3Aを取付ける前側フレーム2Aの剛性を高めるために、前側フレーム2Aと平行に左右方向に延在する連結軸18によって、第3昇降フレーム97の後端部が取付けられた第3軸100Aに連結されている。なお、第2軸99Aと、第3軸100Aと、連結軸18は一体的に形成することもできる。
前側フレーム2Aは、左側フレーム2Lと右側フレーム2Rの間に配置された前後方向に延在する左中間フレーム2lの前端部と、右中間フレーム2rの前端部と、右側フレーム2Rの前側部に架設されている。また、左側フレーム2Lと、左中間フレーム2lと、右中間フレーム2rと、右側フレーム2Rの後端部は、後側フレーム2Dに連結されており、前側フレーム2Aと、後側フレーム2Dの間には、前中間フレーム2Bと、後中間フレーム2Cが設けられている
左中間フレーム2lは、刈取前処理装置5を昇降する昇降シリンダ5Aよりも右側に配置され、第2軸受部99は、走行装置3の回転の増減を行なうトランスミッション3Aが取付けられた前側フレーム2Aの部位よりも左側の前面に取付けられている。また、右中間フレーム2rは、左中間フレーム2lと右側フレーム2Rの略中央に配置されている。
第2昇降フレーム96と第3昇降フレーム97の剛性を高めて第2昇降フレーム96と第3昇降フレーム97の変形を防止するために、トランスミッション3Aよりも前方に位置する第2昇降フレーム96の中間部と第3昇降フレーム97の中間部は、連結フレーム19によって連結されている。
第2昇降フレーム96は、走行装置3の駆動軸3Bを迂回するために、図8に示すように、後端部から下方に一直線状に延在した第2直線部96Aと、第2直線部96Aの前端部から駆動軸3Bの前側で下向きに湾曲状に延在した第2湾曲部96Bを備え、セカンドモア装置90の駆動時の振動、騒音を低減し、第2昇降フレーム96の長さを短くするために、図9に示すように、刈取前処理装置5の昇降シリンダ5Aと走行装置3のトランスミッション3Aの間を後端部から前端部に向かって一直線状に延在している。
また、第2昇降フレーム96と第3昇降フレーム97の剛性を高めて第2昇降フレーム96と第3昇降フレーム97の変形を防止するために、トランスミッション3Aよりも前方に位置する第2湾曲部96Bの中間部と第3湾曲部97Bの中間部は、連結フレーム19によって連結されている。
第3昇降フレーム97の前端部は、図9に示すように、連結フレーム93Aの左右方向の略中心部の後面に溶接等の固着手段によって取付けられ、後端部は、機体フレーム2を形成する前側フレーム2Aの中間部の前面に取付けられた第2軸受部100に回転自在に装着された第3軸100Aに取付けられている。
第3昇降フレーム97は、走行装置3の駆動軸3Bを迂回するために、図8に示すように、後端部から下方に一直線状に延在した第3直線部97Aと、第3直線部97Aの前端部から駆動軸3Bの前側で下向きに湾曲状に延在した第3湾曲部97Bを備え、操縦者との接触を防止し、第3昇降フレーム97の長さを短くするために、図9に示すように、走行装置3のトランスミッション3Aと操縦部8のステップ部8Aの間を後端部から前端部に向かって一直線状に延在している。
セカンドモア装置90を容易に着脱するために、第1軸受部98は上下方向に2分割される分割構造に形成され、第2軸受部99と第3軸受部100は前後方向に2分割される分割構造に形成するのが好適である。
(他のセカンドモア装置の取付け構造)
次に、他のセカンドモア装置の取付け構造について説明する。なお、同一部品には同一符号を付して、上述したセカンドモア取付け構造と重複する記載は省略する。
上述したセカンドモア装置の取付け構造は、左側フレーム2Lの左後側フレーム16の前端部に左前側フレーム15をボルト等の締結手段で連結し、左前側フレーム15の前側部と脱穀装置4の前壁4Aを連結フレーム17で連結する構成である。一方、他のセカンドモア装置の取付け構造は、図14〜16に示すように、セカンドモア装置90の装着時における左前側フレーム15の垂れ下がり防止し、且つ、左前側フレーム15の剛性を高めるために、左前側フレーム15の前側部を取付フレーム110によって機体フレーム2の前中間フレーム2Bと、脱穀装置4の前壁4Aに連結する構成である。
取付フレーム110は、左前側フレーム15の前端部から前方に向かって延出する第1取付フレーム111と、第1取付フレーム111の右面と機体フレーム2の前中間フレーム2Bを連結する第2取付フレーム112と、第1取付フレーム111の上面と脱穀装置4の前壁4Aを連結する第3取付フレーム113を備えて構成されている。なお、脱穀装置4の前壁4Aは、前後方向において機体フレーム2の前中間フレーム2Bの前面の上方に配置されている。
第1取付フレーム111は、図15,16に示すように、左前側フレーム15の右側に配置され、第2取付フレーム111の後端部は、左前側フレーム15の前端部に設けられた支持部材15Aにボルト等の締結手段111Aにより着脱自在に連結されている。
第2取付フレーム112は、図14,15に示すように、第1取付フレーム111の前端部の右面と機体フレーム2の前中間フレーム2Bにおける左前側フレーム15と左中間フレーム2lの略中間部の前面を連結している。第2取付フレーム112の前端部は、第1取付フレーム111の前端部の右面に固着され、後端部に設けられた鍔状のプレート112Aは、前中間フレーム2Bの前面に設けられた支持部材2bにボルト等の締結手段112Bにより着脱自在に連結されている。なお、平面視において第2取付フレーム112は、第2取付フレーム112の前端部から右側に向かって延在し、右側端から右側後方に向かって延在し、右側後端部から後側に向かって延在して前中間フレーム2Bの前面に至っている。
第3取付フレーム113は、図15,16に示すように、第1取付フレーム111の前端部の上面と脱穀装置4の前壁4Aを連結している。第3取付フレーム113の前端部は、第1取付フレーム111の前端部の上面に固着され、後端部に設けられた鍔状のプレート113Aは、脱穀装置4の前壁4Aにボルト等の締結手段113Bにより着脱自在に連結されている。なお、側面視において第3取付フレーム113は、第3取付フレーム113の前端部から上側に向かって延在し、上側端から上側後方に向かって延在し、上側後方部から後側に向かって延在して脱穀装置4の前壁4A至っている。
第1取付フレーム111の前端部の前面には、図17,18に示すように、平面視において略コ字形状に形成されたブラケット114の後面が固着されている。ブラケット114には、部品点数を削減し、セカンドモアプレート93と機体フレーム3の連結構造を簡易にするために、左右方向に延在した回転軸25と、ベアリング118を介して回転軸25に外嵌される上述した第1軸98Aに相当する円筒状の第1軸117が設けられている。また、第1軸117の外周面の前側部位には、上述した第1昇降フレーム95の後端部が固着されている。
回転軸25の左端部には、変換機構25Bが装着されており、回転軸25の変換機構25Bとブラケット114の間の中間部位におけるブラケット114側に偏倚した部位には、スプロケット25Aが装着されている。また、連結フレーム95は、前後方向に向かって延在し、連結フレーム95の前端部は、連結フレーム93Bを介することなくセカンドモアプレート93の後面に直接連結されている。
第2取付フレーム112の前側左面には、図16,17に示すように、支持プレート120が装着されている。部品点数を削減するために、支持プレート120の前側上部の左面には、フィーダハウス20の後部に配置された回転軸26に装着されたスプロケット26Fと回転軸25に装着されたスプロケット25Aに巻回されたチェン12Fのテンションを調整するテンションアーム121を装着する支軸121Aが立設され、支持プレート120の後側上部の左面には、チェン12Fの方向を調整する張設輪122を装着する支軸122Aが立設されている。また、支持プレート120の上下方向の中間部位の左面には、変換装置25等を覆うチェンカバー145を着脱可能に取り付ける前後方向に延在するステー128が設けられている。
平面視において第2取付フレーム112と第3取付フレーム113で区画される空間には、取付フレーム110で区画される空間を有効利用するために、図15,16に示すように、昇降シリンダ5A等に供給するオイルの流量を制御する油圧バルブ130を上載するプレート131が設けられている。プレート131の左側面は、左前側フレーム15の前側部の右面に固着され、後側面は、前中間フレーム2Bの前面に固着されている。
また、油圧バルブ130の上側は、油圧バルブ130に藁屑等の堆積を防止するために、油圧バルブ用カバー132で覆われている。なお、油圧バルブ用カバー132の後側部は、脱穀装置4の前壁4Aにボルト等の締結手段によって着脱自在に取付けられている。
連結フレーム95の後部には、図17に示すように、走行装置3のクローラの交換作業を容易に行なうために、側面視において走行装置3に延出する下部プレート125をボルト等の締結手段126により着脱自在に取り付けている。下部プレート125の後部には、第1取付フレーム111の下面に形成された凸部111Bに当接しセカンドモア装置90の下降位置を制限するピン127を取付ける開口部125Aが設けられている。なお、下部プレート125の後部に前後方向に開口部125Aを2箇所設けることによりセカンドモア装置90の下降位置を圃場の状態によって変更することができる。
次に、第2昇降フレーム96の取り付けを容易にするために、図11,12に示すように、第2昇降フレーム96を第2前側昇降フレーム96Cと第2後側昇降フレーム96Dの2分割構造にするのが好適である。
第2前側昇降フレーム96Cと第2後側昇降フレーム96Dは、断面形状が略逆U字形状の連結ブラケット96Eによって連結されている。連結ブラケット96Eの前側部は、第2前側昇降フレーム96Cの後端部に固着されており、連結ブラケット96Eの後側部は、第2前側昇降フレーム96Dの前端部にボルト等の締結手段96Fで着脱自在に連結されている。
第2前側昇降フレーム96Cの前端部は、第1昇降フレーム95と同様に連結フレーム93Bを介することなくセカンドモアプレート93の後面に直接連結され、第2後側昇降フレーム96Dの後端部は、第2軸受部99に回転自在に支持された第2軸99Aに取り付けられている。また、第2前側昇降フレーム96Cの剛性を高めて変形と、第2前側昇降フレーム96C上に刈取穀桿の堆積を防止するために、第2前側昇降フレーム96Cの左右方向の中心に側面視において略三角形状のプレート96Gが固着されている。なお、刈取穀桿の堆積をより一層防止するためには、第2前側昇降フレーム96Cを円柱鋼材、円筒鋼材で形成するのが好適である。
次に、走行装置3のクローラの着脱を容易にするために、図11,23に示すように、上述した第3昇降フレーム97に対応する第3昇降フレーム160を、機体フレーム2の右側フレーム2Rの前部に設けられた回転軸161に対して昇降可能にする構造が好適である。なお、回転軸161は、第1昇降フレーム95の後端部が取り付けられた第1軸98Aと、第2後側昇降フレーム96Dの後端部が取り付けられた第2軸99Aと前後・上下方向において同一位置に設けられている。すなわち回転軸161は、第1軸98A及び第2軸99Aと同軸上に配置されている。
第3昇降フレーム160の前端部は、ブラケット170を介してセカンドモア装置90に連結され、第3昇降フレーム160の後端部は、上端部が回転軸161の右端部に固着された右側連結プレート162と、上端部が回転軸161の左端部に固着された左側連結プレート163の間に嵌合され、ボルト等の締結手段164によって右側連結プレート162と左側連結プレート163に着脱自在に連結されている。
これにより、機体フレーム2の右側フレーム2Rの下方に、第3昇降フレーム160を配置することが可能となり、機体外部への第3昇降フレーム160の張出しを抑制し、畦等との衝突を防止することができる。
右側連結プレート162と左側連結プレート163の変形を防止するために、右側連結プレート162と左側連結プレート163は、連結ピン167に連結されている。また、右側連結プレート162の後部には、下部プレート125と同様に、右側フレーム2Rの下面に形成された凸部165に当接しセカンドモア装置90の下降位置を制限するピン166を取付ける開口部166Aが設けられている。なお、右側連結プレート162の後部に前後方向に開口部166Aを2箇所設けることによりセカンドモア装置90の下降位置を圃場の状態によって変更することができる。
ブラケット170は、図24に示すように、セカンドモア装置90のセカンドモアプレート93の後面の右側部に固着された連結部材171の上端部に固着されている。
連結部材171は、セカンドモアプレート93の後面から後方に延在した後に、延在部の後端から後上がり傾斜して延在し後端部に至っている。ブラケット170は、連結部材171の後端部の右面に固着されている。
走行装置3のクローラの着脱時に、第3昇降フレーム160を容易にブラケット170から着脱するために、ブラケット170の断面形状は、右側が開放された略コ字形状に形成され、第3昇降フレーム160の前端部は、ボルト等の締結手段172によってブラケット170に着脱自在に取り付けられている。
アングル材で形成されたセカンドモアプレート93は、図19に示すように、藁屑等の堆積を防止するために、アンクル材の一側面を上側に配置し、一側面の後端部から下方に向けて他の1側面を配置されている。
また、セカンドモアプレート93の剛性を高めて変形等を防止するために、セカンドモアプレート93と第1昇降フレーム95の前端部の連結部位の左右方向の両側と、セカンドモアプレート93と第2前側昇降フレーム96Dの前端部の連結部位の左右方向の両側と、セカンドモアプレート93と連結部材172の前端部の連結部位の右側には、補強片135が設けられている。なお、藁屑等の堆積を防止するために、補強片135は、左右方向に延出するに従って下向きに傾斜して設けられている。
<吊上げ装置>
刈取前処理装置5のフィーダハウス20の昇降に連動させてセカンドモア装置90を昇降にさせる吊上げ装置74は、図7,9に示すように、第1昇降フレーム95の右面に前側部位に立設されたピン71に回転自在に連結された上下方向に沿って長孔72が形成された鋼材からなる吊上げガイド70が取付けられている。
刈取前処理装置5のフィーダハウス20の昇降に連動させてセカンドモア装置90を昇降にさせる場合には、フィーダハウス20の枠体の左面に立設されたガイドピン73を吊上げガイド70の長孔72に嵌挿する。すなわち、刈取前処理装置5のフィーダハウス20が上昇した場合には、ガイドピン73が吊上げガイド70に形成された長孔72の上端と係合しながら、吊上げガイド70を上方に移動し、これによって、第1昇降フレーム95等が第1軸受部98を中心として上方向に揺動してセカンドモア装置90を上昇させることができる。
<他の吊上げ装置>
次に、刈取前処理装置5のフィーダハウス20の昇降に連動させてセカンドモア装置90を昇降させる他の吊上げ装置74Aについて説明する。
他の吊上げ装置74Aは、図11,12に示すように、フィーダハウス20の前部の右板にボルト等の締結手段によって取付けられた支持部材77と、支持部材77のフィーダハウス20の右板に沿って延在する垂直支持部77Aの下部に左右方向に立設して設けられた支軸78を中心として前後方向に揺動可能な切替えレバー76と、切替えレバー76によって上下方向に昇降される吊上げガイド75を備えて構成されている。
支持部材77は、フィーダハウス20の右板に沿って延在する垂直支持部77Aと、垂直支持部77Aの上端部から操縦部8のサイドパネル8Bに向かって延在する水平支持部77Bから形成されている。
水平支持部78の右側端部には、図13に示すように、セカンドモア装置90の上昇開始位置を三段階に調節する第1〜3フック79A〜79Cが設けられている。ここで、セカンドモア装置90の上昇開始位置とは、フィーダハウス20の上昇過程において、セカンドモア装置90が上昇を開始する際のフィーダハウス20の高さであり、換言すると、この状態におけるフィーダハウス20の回転軸26回りの回転位置である。
セカンドモア装置90の上昇開始位置を低い位置に設定する第1状態に位置する切替えたレバー76を係止する第1フック79Aと、セカンドモア装置90の上昇開始位置を中程の位置に設定する第2状態に位置する切替えレバー76を係止する第2フック79Bと、セカンドモア装置90の上昇開始位置を高い位置に設定する第3状態に位置する切替えレバー76を係止する第3フック79Cが設けられている。
第1〜3フック79A〜79Cは、水平支持部77Bの平面視において前側が開口された略J字形状に形成されており、水平支持部77Bの後側に設けられた第3フック79Cは、第1状態に位置する切替えレバー76と第1フック79Aの係合が外れたり、第2状態に位置する切替えレバー76と第2フック79Bの係合が外れることにより、セカンドモア装置90が圃場に接触して破損することを防止するために、第3フック79Cの前側に設けられた第1フック79Aや、第2フック79Bよりも大きく形成されサイドパネル8B側に向かって張り出している。
切替えレバー75の基部には、支軸78の軸芯方向視において略く字形状に形成されたプレート76Aの中心部が固設されている。
プレート76Aの下部は、垂直支持部77Aの支軸78を中心として前後方向に揺動可能に支持されている。
プレート76Aの上部の上面部は、吊上げガイド75のロッド75Aの上側部の外周面に緩装されたスプリング75Bを挟持する下側リング75Cに当接し、下側リング75Cをロッド75Aの軸芯方向に沿って上下方向に移動させる。また、プレート76Aの上部には、サイドパネル8B側に向かって円柱状のロッド支持部76Bが立設されている。なお、ロッド支持部76Bの左右方向の略中心部には、吊上げガイド75のロッド75Aの下側リング75Cの下側近傍の部位を挿設する貫通穴76Cが形成されている。
これにより、切替えレバー75を支持部材77の支軸78を中心として揺動させることによりセカンドモア装置90の上昇開始位置を上下方向に移動させることができる。
切替えレバー75を第1状態の位置に移動させた場合には、支持部材77の支軸78の軸芯を中心としてプレート76Bが最も反時計方向に回転して吊上げガイド75の下側リング75Cをロッド75Aの軸芯方向に沿って最も上方に移動させことによりセカンドモア装置90の上昇開始位置が三段階のうち最も下方の位置である低位置に移動する。
また、切替えレバー75を第1状態から第2状態の位置に移動させた場合には、支持部材77の支軸78の軸芯を中心としてプレート76Bが時計方向に回転して吊上げガイド75の下側リング75Cをロッド75Aの軸芯方向に沿って下方に移動させことによりセカンドモア装置90の上昇開始位置が前述した低位置と比較して上方の位置である中位置に移動する。
さらに、切替えレバー75を第2状態から第3状態の位置に移動させた場合には、支持部材77の支軸78の軸芯を中心としてプレート76Bが最も時計方向に回転して吊上げガイド75の下側リング75Cをロッド75Aの軸芯方向に沿って最も下方に移動させことによりセカンドモア装置90の上昇開始位置が三段階のうち最も上方の位置である高位置に移動する。
操縦部8の操縦者が切替えレバー75を容易に切換え操作するために、切替えレバー75の先端部は、図11に示すように、操縦部8側に向かって屈曲して形成し、第1状態に位置する切替えレバー75の先端部は、図12に示すように、操縦部8のフロントパネル8Cよりも後方に位置させるのが好適である。
また、切替えレバー75と第1〜3フック79A〜79Cの係止の外れを防止するために、一端側を切替えレバー75の下側部に係合し、他端側を垂直支持部材77Aの前側に係合した抜け防止スプリング76Dを設けるのが好適である。
吊上げガイド75は、上下方向に後上がりに延在するロッド75Aと、ロッド75Aの上側部で上側リング75Dと下側リング75Fに挟持されたスプリング75Bを備えて構成されている。
ロッド75Aは、基部が第2昇降フレーム96の前方に設けられたセカンドモアプレート93と連結された第2昇降フレーム96の第2前側昇降フレーム96Cの右面に立設された支軸93bに揺動自在に取付けられ、ロッド75Aの上側部の下側リング75Cの下側近傍の部位が支持部材77の支軸78に揺動自在に取付けられプレート76Aと、支持部材77を介してフィーダハウス20に取り付けられている。
上側リング75Dは、ロッド75Aの上端部に形成されたネジに嵌挿されたナット等の係止部材75Fによりロッド75Aの軸芯方向に沿って上方向に移動することを規制されている。また、上側リング75Dの下側リング75Cと対向する下面には、スプリング75Bの長さの略半分の長さに形成された円筒状のカラー75Eの上端部が固設されている。なお、カラー75Aは、ロッド75Aの外周面とスプリング75Bの内周面の間に、緩装されている。
係止部材75Fによりロッド75Aの軸芯方向に沿って上方向に移動することを規制された上側リング75は、切替えレバー76を第1状態に位置させて最も下方に移動させたセカンドモア装置90が圃場の凹凸に追従させて上下移動させる所謂フローティング状態にするスプリング75Bの復元力を発生する位置に設けるのが好適である。これにより、汎用コンバイン1が畦超え走行を行う場合に、セカンドモア装置90と畦との衝突を回避でき、セカンドモア装置90を抑制することできる。
次に、昇降シリンダ5Aによりフィーダハウス20が上昇する場合の他の吊上げ装置75Aの動作について説明する。
昇降シリンダ5Aによりフィーダハウス20が上昇を開始すると、他の吊上げ装置74Aは、フィーダハウス20の取付けられた支持部材77の支軸78に支持されたプレート76Aにより下側リング75Cが上側リング75Dに固設されたカラー75Eの下面に当接するまでスプリング75Bを圧縮しながらロッド75Aの軸芯に沿って上方に移動していく第1過程と、プレート76Aにより下側リング75Cが上側リング75Dに固設されたカラー75Eの下面に当接する第2過程を経てフィーダハウス20の上昇に合わせてセカンドモア装置90を上昇させる。
第1過程においては、支持部材77に立設した支軸78を中心としてセカンドモア装置90の自重によるモーメントと、スプリング75Bの復元力によるモーメントが均衡することからセカンドモア装置90は、フローティング状態に維持される。
一方、第2過程においては、支持部材77に立設した支軸78を中心としてセカンドモア装置90の自重によるモーメントがスプリング75Bの復元力によるモーメントよりも大きくなり、また、下側リング75Cが上側リング75Dに固設されたカラー75Eの下面に当接していることから、フィーダハウス20の上昇に合わせてセカンドモア装置90が上昇する。
<動力伝達>
図10に示すように、エンジンEから出力された動力は、ベルト10Aを介して走行装置3を駆動する油圧式無段変速装置10に入力され、この油圧式無段変速装置10から出力された動力の一部が、伝動用のベルト11Aを介してプーリ26Aに伝動される。このプーリ26Aは、フィーダハウス20の後部に配置された回転軸26に装着されている。プーリ26Aに伝動された回転は、回転軸26を介してスプロケット26C,26D,26E,26Fに伝動される。なお、回転軸26は機体フレーム2の前側の部位に左右方向姿勢で架設されており、刈取前処理装置5は回転軸26を中心として昇降回動する。
スプロケット26C,26Dと、フィーダハウス20の前部に回転自在に架設された軸22に取付けられた左右一対のスプロケット(図示省略)には、多数のラグを掛け渡した左右の穀稈搬送用のチェン12A,12Bが巻き掛けられており、スプロケット26C,26Dに動力が伝動されることで、チェン12A,12Bが駆動する。これによって、フィーダハウス20の前方の送込口32に搬送された穀桿を後方に設けられた脱穀装置4に搬送することができる。
スプロケット26Eに伝動された回転は、チェン12Cを介してスプロケット27A,28Aに伝動される。スプロケット27A,28Aは、それぞれフィーダハウス20の左側に回転自在に軸支された軸27,28に取付けられている。
スプロケット27Aに伝動された回転は、軸27を介してスプロケット27Bに伝動される。スプロケット27Bに伝動された回転は、チェン12Dを介してスプロケット34Aに伝動される。スプロケット34Aは、オーガフレーム31の左右の両側板に架設され掻込みオーガ33を装着した軸34に取付けられている。これによって、エンジンEの回転が掻込みオーガ33に伝動され、掻込み装置60等によってオーガ装置30に掻き込まれた穀桿をフィーダハウス20の前方の送込口32に移送することができる。
スプロケット34Aに伝動された回転は、軸34を介してスプロケット34Bに伝動される。スプロケット34Bに伝動された回転は、チェン12Eを介して、軸68の右側端部に取付けられたスプロケット68Bに伝動される。軸68は、オーガフレーム31の左右の両側板に架設されている。スプロケット68Bに伝動され回転は、軸68を介して、この軸68の右側端部に取付けられたプーリ68Aに伝動される。
プーリ68Aに伝動された回転は、伝動用のベルト11Cを介して掻込み装置60のアーム63の先端部に回転自在に架設された軸62に取付けられたプーリ62Aに伝動される。軸62には掻込みリール61が装着されており、これによって、エンジンEの回転が掻込みリール61に伝動され、圃場に倒伏した穀桿、丈の低い穀桿等をオーガ装置30に掻き込むことができる。
スプロケット28Aに伝動された回転は、回転軸28を介して変換機構28Bに伝動される。変換機構28Bは、入力側に接続されている回転軸28の回転を、出力側のピン28Pに接続されているアーム29Aの往復揺動に変換する機器である。
アーム29Aに伝動された往復揺動は、アーム29Aに連結された軸29を介して刈刃装置50の揺動腕54と縦刈刃装置80の揺動腕84に伝動される。これによって、エンジンEの回転が刈刃装置50の可動刃51に伝動され、掻込みリール61で掻き込まれた穀桿の株元を切断することができる。また、エンジンEの回転が縦刈刃装置80の可動刃81に伝動され、油菜、菜の花等の丈の高い穀桿を切断することができる。
スプロケット26Fに伝動された回転は、チェン12Fを介してスプロケット25Aに伝動される。スプロケット25Aは、フィーダハウス20の左側に回転自在に軸支された回転軸25に取付けられている。スプロケット25Aに伝動された回転は、回転軸25を介して変換機構25Bに伝動される。変換機構25Bは、入力側に接続されている回転軸25の回転を、出力側のピン25Pに接続されているアーム24Aの往復揺動に変換する機器である。
アーム24Aに伝動された往復揺動は、アーム24Aに連結された軸24を介してセカンドモア刈刃装置90の揺動腕94に伝動される。これによって、エンジンEの回転がセカンドモア刈刃装置90の可動刃91に伝動され、刈刃装置50で切断された穀桿の株元の背丈をさらに低くするように切断することができる。
なお、第1伝動部Aは、スプロケット26Eと、スプロケット28Aと、スプロケット26Eとスプロケット28Aに巻回されたチェン12Cを備えて構成され、第2伝動部Bは、スプロケット26Fと、スプロケット25Aと、スプロケット26Fとスプロケット25Aに巻回されたチェン12Fを備えて構成されている。
<エレベータカバー>
フィーダハウス20の左側には、図20,21に示すように、エレベータカバー140が設けられている。作業環境の安全性を高め、未刈取り穀桿の巻き込みを防止するために、エレベータカバー140は、フィーダハウス20の左側に配置された、図10に示したスプロケット26E,27A,28Aと、スプロケット26E,27A,28Aに巻回されたチェン12Cを覆うように配置されている。
エレベータカバー140の上板141は、フィーダハウス20の左板20Aの前側上部から左側方向に向かって延出する前側ステー21Aと、左板20Aの後側上部から左側方向に向かって延出する後側ステー21Bに、ボルト等の締結手段によって着脱自在に取り付けられている。
エレベータカバー140は、図22に示すように、フィーダハウス20の左板20Aから左側に向かって延在する上板141と、上板141の左端から下側に向かって延在する左板142と、左板142の下端から右側に向かって延在する底板143を備えて構成され、正面視において略コ字形状に形成されている。また、底板143は、上板141と左板142と一体的に形成された前側底板143Aと、後述するチェンカバー145の取り付け時には、エレベータカバー140から取り外すことができる後側底板143Bから構成されている。なお、後側底板143Bは、左板142の下端部と前側底板143Aの後端部にボルト等の締結手段によって着脱自在に取り付けられている。そして、後側底板143Bを取り外すと、エレベータカバー140の下部には、チェンカバー145が下側から入り込み得る開口が形成される。フィーダハウス20が下降した場合には、この開口に、チェンカバー145の上部が入り込む。
<チェンカバー>
エレベータカバー140の下方には、図20,21に示すように、チェンカバー145が設けられている。作業環境の安全性を高め、未刈取り穀桿の巻き込みを防止するために、チェンカバー145の右側チェンカバー145Aは、図10に示したスプロケット25A,26Fと、スプロケット25A,26F巻回されたチェン12Fを覆うように配置され、右側チェンカバー145Aの前部に固着された左側チェンカバー145Bは、回転軸25と、変換機構25Bを覆うように配置されている。
右側チェンカバー145Aは、支持プレート120に設けられたステー128にボルト等の締結手段によって着脱自在に取り付けられた右板146と、右板146の上端から左側に向かって延在する上板147と、上板147の左端から下側に向かって延在する左板148を備えて構成され、正面視において略コ字形状に形成されている。また、右側チェンカバー145Aの上側部位は、図20に示すように、フィーダハウス20が下降位置に移動した場合には、フィーダハウス20の右板20Aと、エレベータカバー140の上板141と、側板142で区画される空間内に挿嵌して配置され、左板148の前部下側は、回転軸25等が挿通できるように切欠部(図示省略)が形成されている。
左側チェンカバー145Bは、右側チェンカバー145Aの左板148の切欠部部位から左側方向に向かって立設した第1立設片149と、第2立設片150と、第3立設片151と、第1〜3立設片149〜151の左端に固着された左板152から形成されている。また、左側チェンカバー145Bは、図20に示すように、右側チェンカバー145Aの前部に左側に凸状に設けられており、エレベータカバー140の左板142よりも左側に延出して設けられている。
左側チェンカバー145Bへの藁屑等の堆積を防止するために、側面視において第1立設片149は、後上がりに立設され、第2立設片150は、後下がりに立設され、第3立設片151は、上下方向に略垂直に立設されている。また、セカンドモア装置90の駆動中に発生する振動によって、変換装置25Bと揺動腕94を連結する軸24と第1立設片149との接触を防止するために、略逆U字形状の開口部149Aが形成されている。
<テンションフックの配置>
エンジンEから出力された動力は、ベルト10Aを介して走行装置3を駆動する油圧式無段変速装置10に伝動される。ベルト10Aの張力は、ベルト10Aの長手方向の中間部に設けられたテンションアーム(図示省略)により調整されている。なお、テンションアームが、過度にベルト10Aに向かって移動することを防止するためにテンションアームの中間部は、テンションフック10Bにより支持されている。
テンションフック10Bの上下方向の設定位置の調整を容易に行うために、図25に示すように、サイドパネル8Bの左側に設けられた防塵カバー8Dの前側よりも前方に配置された支持部材10Cにテンションフック10Bは取り付けられている。
本発明は、汎用コンバインの刈取前処理装置に利用できるものである。
2 機体フレーム
2B 前中間フレーム
走行装置
4 脱穀装置
4A 前壁
5 刈取前処理装置
8 操縦部
15 左前側フレーム
24
24B 支持部
25 回転軸
25B 変換機構
50 刈刃装置
90 セカンドモア装置
95 第1昇降フレーム
96 第2昇降フレーム
97 第3昇降フレーム
110 取付フレーム
111 第1取付フレーム
112 第2取付フレーム
113 第3取付フレーム
117 第1軸

Claims (4)

  1. 走行装置(3)を備えた機体フレーム(2)の左右一側に操縦者が搭乗する操縦部(8)を上載し、該機体フレーム(2)の左右他側に刈取られた穀桿の脱穀を行なう脱穀装置(4)を上載し、該脱穀装置(4)の前側に、植立穀桿を刈取る刈刃装置(50)を備えた刈取前処理装置(5)と、該刈刃装置(50)よりも後方位置で刈取後の残桿を切断するセカンドモア装置(90)を備えたコンバインにおいて、前記セカンドモア装置(90)を上下方向に昇降可能に支持する複数の昇降フレーム(95,96,97)を左右方向に所定の間隔を隔てて機体フレーム(2)に取り付け、前記昇降フレーム(95,96,97)のうち、前記脱穀装置(4)側の昇降フレーム(95)の後部に円筒状の第1軸(117)を固着し、該第1軸(117)を回転自在に支持する取付フレーム(110)を、前記脱穀装置(4)側に位置する機体フレーム(2)の左側前フレーム(15)の前部に取り付け、前記セカンドモア装置(90)を駆動する変換装置(25B)の入力用の回転軸(25)を左右方向に延設して第1軸(117)の内周面に回転自在に支持し、該回転軸(25)から入力される一方向の回転を前記変換装置(25B)によって往復回動に変換してセカンドモア装置(90)駆動用の軸(24)へ出力する構成とし、該軸(24)を往復回動自在に支持する支持部(24B)を、前記複数の昇降フレーム(95,96,97)のうちの脱穀装置(4)側の昇降フレーム(95)の前部に取付けたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記取付フレーム(110)を、前記左側前フレーム(15)の前部に取り付けられ前後方向に延設する第1取付フレーム(111)と、該第1取付フレーム(111)の前部と前記機体フレーム(2)の左右方向に延設する前中間フレーム(2B)を連結する第2取付フレーム(112)と、前記第1取付フレーム(111)の前部と前記脱穀装置(4)の前壁(4A)を連結する第3取付フレーム(113)によって形成した請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記第2取付フレーム(112)を第1取付フレーム(111)の前部から操縦部(8)側に向かって左右方向に延設し、前記第3取付フレーム(113)を第1取付フレーム(111)の前部から第2取付フレーム(112)に対して上方に向かって延設した請求項2記載のコンバイン。
  4. 前記第1取付フレーム(111)を左側前フレーム(15)に着脱自在な構成とし、前記第2取付フレーム(112)を前中間フレーム(2B)に着脱自在な構成とし、前記第3取付フレーム(113)を前壁(4A)に着脱自在な構成とした請求項2又は3記載のコンバイン。
JP2014062983A 2014-03-26 2014-03-26 コンバイン Active JP5885086B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014062983A JP5885086B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 コンバイン
CN201510134492.8A CN104938134B (zh) 2014-03-26 2015-03-25 联合收割机
CN201520171710.0U CN204539952U (zh) 2014-03-26 2015-03-25 联合收割机
MYPI2015700933A MY185450A (en) 2014-03-26 2015-03-25 Combine
CN201510134533.3A CN104938139B (zh) 2014-03-26 2015-03-25 联合收割机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014062983A JP5885086B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 コンバイン

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015181447A JP2015181447A (ja) 2015-10-22
JP2015181447A5 true JP2015181447A5 (ja) 2015-12-17
JP5885086B2 JP5885086B2 (ja) 2016-03-15

Family

ID=54153686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014062983A Active JP5885086B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 コンバイン

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5885086B2 (ja)
CN (1) CN104938139B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7091224B2 (ja) 2018-11-02 2022-06-27 文化シヤッター株式会社 シャッター装置のガイドレール構造及びその製造方法
CN109302884B (zh) * 2018-11-28 2024-01-02 山西农业大学 一种用于谷子收割机的收割台

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0718257Y2 (ja) * 1987-03-05 1995-05-01 ヤンマー農機株式会社 コンバインにおける後刈刃の上下動調節装置
JPH0391719U (ja) * 1989-12-27 1991-09-18
JP3657739B2 (ja) * 1997-04-28 2005-06-08 ヤンマー農機株式会社 コンバイン
CN2500084Y (zh) * 2001-08-07 2002-07-17 李国阳 一种农用联合收割机
CN2817363Y (zh) * 2005-08-25 2006-09-20 高家富 背负式联合收割机二次割刀
JP2008054571A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP2009189272A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Kubota Corp コンバインの刈取前処理構造
JP2011200188A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Kubota Corp コンバイン
JP2013153656A (ja) * 2012-01-26 2013-08-15 Yanmar Co Ltd コンバイン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014124161A (ja) コンバインの刈取前処理装置
JP5885086B2 (ja) コンバイン
JP2015181447A5 (ja)
JP5861948B2 (ja) コンバイン
JP2013153656A (ja) コンバイン
JP5843632B2 (ja) コンバイン
JP5885087B2 (ja) コンバイン
JP2015181450A (ja) コンバイン
JP5894510B2 (ja) コンバイン
JP2013059279A (ja) コンバイン
WO2013111639A1 (ja) コンバイン
JP2017060416A (ja) 脱穀装置
JP2007330232A (ja) コンバインの刈取装置
JP2014140320A (ja) コンバイン
JP2013153654A (ja) コンバイン
JP2014100067A (ja) コンバイン
JP6142903B2 (ja) コンバイン
JP2014100068A (ja) コンバイン
JP4951999B2 (ja) コンバイン
JP2014014327A (ja) 普通型コンバインの脱穀装置
JP2015042154A (ja) コンバイン
JP4884854B2 (ja) コンバイン
JP2007289045A (ja) コンバインの穀稈移送装置
JP2014143980A (ja) コンバイン
JP2018099064A (ja) 汎用コンバイン