JP2015178396A - 門型運搬格納装置、及び自動格納・取出し式の資材収容庫 - Google Patents

門型運搬格納装置、及び自動格納・取出し式の資材収容庫 Download PDF

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Abstract

【課題】 収納棚に対する資材の出し入れ動作を効率化することができ、しかも、制御系の設計も容易で装置コスト、メンテナンス及び収納効率の面でも有利な門型運搬格納装置、及びそれを用いた自動格納・取出し式の資材格納庫を提供すること。
【解決手段】 走行レール1・1と;脚部フレーム2・2と;上梁フレーム3と;昇降装置4・4と;前記脚部フレーム2・2及び昇降装置4・4の移動制御を行う制御装置5とを含んで成り、
更に前記制御装置5によって、昇降装置4・4の移動体のフック部に物品Rが載っていない状態で脚部フレーム2・2を動かす際、昇降装置4・4の移動体を固定棚Cの上方まで移動させることなく、固定棚Cに収容された上下の物品R・R間のスペース或いは最下部に収容された物品Rと床F間のスペースにフック部を配置した状態で脚部フレーム2・2の移動制御が行われるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、門型運搬格納装置の改良、詳しくは、資材(又は資材容器)の格納を安定的に、かつ、省力的に行えるだけでなく、収納棚に対する資材の出し入れ動作を効率化することができ、しかも、収納効率、装置コスト及びメンテナンスの面でも有利な門型運搬格納装置、及びそれを用いた自動格納・取出し式の資材格納庫に関するものである。
周知のとおり、長尺材等の保管方式としては、資材を積み上げて保管する方法が昔から知られているが、このような保管方式の下では、資材の運搬や積み卸しをフォークリフトやワイヤー吊り下げ式の天井クレーン等を使って行っていたため、作業に多くの人的労力がかかるだけでなく、運搬が不安定になって事故が起きる心配もあった。
そこで、従来においては、奥行き方向に並置された収納棚の両サイドに走行レールを設置すると共に、この走行レール上に収納棚を跨ぐように門型フレームを設置し、更にこの門型フレームの脚部フレーム間に、資材移載用のフォークを備えた昇降梁を装着して構成した運搬格納装置も開発されている(特許文献1〜3参照)。
しかしながら、上記従来の運搬格納装置に関しては、運搬作業の自動化及び安定化が図れるものの、資材を収納棚に格納した後、他の列の固定棚から資材を取り出す際に、昇降梁と固定棚がぶつからないように、昇降梁を固定棚の上方まで一旦上昇させてから門型フレームを動かす必要があったため、資材の出し入れ動作が非効率になり易かった。
また、上記従来の運搬格納装置では、固定棚間のスペースに昇降梁を降ろした状態で、対向する両側の固定棚に対して資材の出し入れを行えるように、昇降梁のフォークに回転機構(文献1及び2)やスライド機構(文献3)を設けて駆動モータで動かす必要があったため、装置構造が複雑になって装置コストが高く付く欠点もあった。
また、上記従来技術では、昇降梁のフォーク構造が複雑になる分、装置の保守管理や修理等のメンテナンス費用が高く付く問題もあった。加えて、制御面に関しても、上記従来技術では門型フレームや昇降梁の移動制御だけでなく、フォークの反転制御も所定タイミングで行う必要があったため、制御プログラムも複雑になり易かった。
また更に、上記従来技術では、昇降梁に比較的大型のフォーク機構を付設する必要があったため、このフォーク機構が上下移動できるだけのスペースを固定棚間に設ける必要があった。そのため、上記従来の倉庫では、固定棚の間隔が広く空いて固定棚の設置数が制限されてしまい、収納効率が低下する問題があった。
実開昭51−11581号公報 特開昭63−190204号公報 特開平5−132112号公報
本発明は、上記の如き問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、資材の格納を省力的に行えるだけでなく、収納棚に対する資材の出し入れ動作を効率化することができ、しかも、制御系の設計も容易で装置コスト、メンテナンス及び収納効率の面でも有利な門型運搬格納装置、及びそれを用いた自動格納・取出し式の資材格納庫を提供することにある。
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本発明は、複数の固定棚C・C…が奥行き方向に所定間隔で並設された倉庫内において、各固定棚C・C…に物品R(資材や資材容器等)を出し入れするために使用される門型運搬格納装置において、
前記固定棚C・C…の幅方向外側に、固定棚Cの奥行方向に沿って床上に設置された一対の走行レール1・1と;これらの各走行レール1・1上に設置されると共に、下部に走行レール1・1上を移動可能な移動手段を備え、かつ、前記固定棚C・C…以上の高さを有する昇降ガイド23・23を備えた左右の脚部フレーム2・2と;これらの脚部フレーム2・2の上部間に横架されて、左右の脚部フレーム2・2と共に門型フレームGを構成する上梁フレーム3と;
前記脚部フレーム2・2の各昇降ガイド23・23に装着されると共に、昇降ガイド23・23上を上下に移動可能な移動体41・41を備え、かつ、この移動体41・41に前記固定棚Cに収容された物品Rの両端下部に差し込み可能な長さを有するフック部41a・41aが設けられた左右の昇降装置4・4と;前記脚部フレーム2・2及び昇降装置4・4の移動制御を行う制御装置5とを含んで成り、
更に前記制御装置5によって、昇降装置4・4の移動体41・41のフック部41a・41aに物品Rが載っていない状態で脚部フレーム2・2を動かす際、昇降装置4・4の移動体41・41を固定棚Cの上方まで移動させることなく、固定棚Cに収容された上下の物品R・R間のスペース或いは最下部に収容された物品Rと床F間のスペースにフック部41a・41aを配置した状態で脚部フレーム2・2の移動制御が行われるようにした点に特徴がある。
また、上記制御装置5によって、フック部41a・41a上の物品Rを固定棚Cに格納する際、昇降装置4・4の移動体41・41を、固定棚C・C間のスペースで固定棚Cの指定段の上側まで移動させてから、脚部フレーム2・2を固定棚C側に移動させて、フック部41a・41aを格納スペースの支持部上方に配置した状態で、昇降装置4・4の移動体41・41を固定棚Cの指定段の下側に降下させる移動制御を行うことにより、物品Rをフック部41a・41a上から固定棚Cの格納スペースの支持部上に受け渡して、物品Rの格納作業を効率的に行うことができる。
そしてまた、上記制御装置5によって、固定棚Cから物品Rを取り出す際、昇降装置4・4の移動体41・41を、固定棚C・C間のスペースで指定段の少し下側まで移動させてから、脚部フレーム2・2を指定の固定棚Cの格納スペースまで移動させ、フック部41a・41aを格納スペースの支持部下方に配置した状態で、昇降装置4・4の移動体41・41を固定棚Cの指定段の上側に上昇させる移動制御を行うことにより、物品Pを固定棚Cからフック部41a・41a上に受け取って、物品Rの取出し作業を効率的に行うことができる。
また本発明では、上記昇降装置4・4の移動体41・41のフック部41a・41aを、物品Rの両端下部に設けられた凹部Pに嵌挿可能な形状とすることにより、運搬中の物品Rの脱落を防止できるようにしている。
他方また、本発明においては、上記門型運搬格納装置を用いた自動収納・取出し式の資材収容庫を、倉庫内において奥行き方向に所定間隔で複数設置され、かつ、物品R・R…を上下に並べて収容可能な固定棚C・C…と;
前記固定棚C・C…の幅方向外側に、固定棚Cの奥行方向に沿って床上に設置された一対の走行レール1・1と;これらの各走行レール1・1上に設置されると共に、下部に走行レール1・1上を移動可能な移動手段を備え、かつ、前記固定棚C・C…以上の高さを有する昇降ガイド23・23を備えた左右の脚部フレーム2・2と;これらの脚部フレーム2・2の上部間に横架されて、左右の脚部フレーム2・2と共に門型フレームGを構成する上梁フレーム3と;
前記脚部フレーム2・2の各昇降ガイド23・23に装着されると共に、昇降ガイド23・23上を上下に移動可能な移動体41・41を備え、かつ、この移動体41・41に前記固定棚Cに収容された物品Rの両端下部に差し込み可能な長さを有するフック部41a・41aが設けられた左右の昇降装置4・4と;前記脚部フレーム2・2及び昇降装置4・4の移動制御を行う制御装置5とを含んで構成することもできる。
本発明では、資材等(資材や資材容器)の保管倉庫において、門型運搬格納装置の門型フレームに昇降梁を設けずに、フック付き昇降装置を左右の脚部フレームに設けて構成したことにより、資材等をフックに載せていない状態で、昇降装置を固定棚の上方まで移動させることなく門型フレームの移動制御を行うことができるため、資材の収納・取出し動作をより効率化できる。
しかも、本発明では、上記門型フレームと昇降装置の移動制御を行うだけで、対向する固定棚に収納された資材の出し入れを行えるようになるため、昇降梁を用いた従来技術のようにフォークの回転機構やスライド機構などの複雑な機構を設ける必要もない。そのため、装置コストの低減および装置のメンテナンスも容易化も図れる。
また更に、本発明では、昇降梁を使用しない構成を採用したことによって、固定棚の間隔を資材が通れるだけの最低限の幅に抑えることができるため、従来よりも倉庫内の固定棚の設置数を増やして収納効率を向上させることもできる。なお、長尺材を収納する場合でも、剛性の高い資材容器を使用すれば、撓み等の問題が生じることはない。
また、本発明では、上記門型フレームと昇降装置の移動制御だけで資材等の格納・取り出し作業が可能となるため、制御プログラムの設計も簡単になる。また、本発明の運搬格納装置を用いれば、運搬作業の自動化によって省力化が可能なだけでなく、運搬作業の安定化によって資材の落下等の事故も防止できる。
したがって、本発明により、資材等を効率的に収納して保管できるだけでなく、資材の収納や取出しにかかる時間も短縮でき、しかも、作業の安全面でも資材の落下等の危険がなく、設置コストの面でも有利な門型運搬格納装置、及びそれを用いた資材収容庫を提供できることから、本発明の実用的利用価値は頗る高い。
本発明の実施例1における資材収容庫を表わす全体斜視図である。 本発明の実施例1における資材収容庫を表わす上面図である。 本発明の実施例1における門型運搬格納装置を表わす正面図及び側面図である。 本発明の実施例1における昇降装置の移動体を表わす側面図である。 本発明の実施例1における昇降装置の構造を表わす説明図である。 本発明の実施例1における移動体のフック部を凹部に嵌挿した状態を表わす説明図である。 本発明の実施例1における門型運搬格納装置の動作手順を表わす動作説明図である。 本発明の変形例における物品の脱落防止構造を表わす説明図である。 本発明の変形例における物品の脱落防止構造を表わす説明図である。
『実施例1』
まず本発明の実施例1について、図1〜図7に基いて説明する。なお同図において、符号1で指示するものは、走行レールであり、符号2で指示するものは、脚部フレームである。また符号3で指示するものは、上梁フレームであり、符号4で指示するものは、昇降装置であり、符号5で指示するものは、制御装置である。
まず実施例1では、倉庫内に物品Rを収容するための固定棚C・C…を、奥行方向に所定間隔で複数並べて設置すると共に、これらの固定棚C・C…に物品Rを自動で出し入れするための門型フレームGを有する門型運搬格納装置を設けて自動収納・取出し式の資材収容庫を構成している(図1、図2参照)。
また本実施例では、上記倉庫内に保管する物品Rとして、長尺の資材容器を採用すると共に、この資材容器を、上下に複数収納可能な固定棚Cを使用している。また、中央側に配置する固定棚Cには、奥行方向の両面にそれぞれ物品Rの収納スペースを有する両面収納式の棚を使用している。
次に、門型運搬格納装置の構成について説明すると、まず上記複数並んだ固定棚Cの幅方向外側に、一対の走行レール1・1…を固定棚C・C…の奥行き方向に沿って床F上に設置している。そして、これらの走行レール1・1…上に、下部に移動手段を備えた左右の脚部フレーム2・2をそれぞれ設置している。
また本実施例では、上記脚部フレーム2・2の移動手段として複数の車輪21・21…を設けると共に、これらの車輪21・21中の駆動輪に対し、脚部フレーム2・2の下部に固定した駆動源22・22から動力を伝達させて、走行レール1・1上で脚部フレーム2・2が自由に移動できるようにしている。
また、上記脚部フレーム2・2には、図3に示すように、固定棚C・C…以上の高さを有する昇降ガイド23・23をそれぞれ設けると共に、脚部フレーム2・2の上部間に、上梁フレーム3を横架して門型フレームGを構築している。そして、この門型フレームGを、固定棚C・C…を跨ぐように設置している。
なお、上記門型フレームGに関しては、構造的な強度を向上させる効果だけでなく、脚部フレーム2・2の足回りをスリム化して装置の設置スペースを抑制する効果もある。また更に本実施例では、門型フレームGの外力に対する変形を抑えるために、脚部フレーム2・2の形態を、横幅が下側から上側にかけて徐々に大きくなるように設計している。
一方、上記脚部フレーム2・2の昇降ガイド23・23には、図4(a)及び(b)に示すフック部41a・41aおよびガイドローラ41b・41bを備えた昇降装置4の移動体41・41をそれぞれ装着している。また本実施例では、図5に示すように、移動体41とカウンターウェイト42とをチェーン43で繋いだ上で、このチェーン43を上側に配置したスプロケット44に掛架している。
そして、上記スプロケット44の軸部を駆動源45(駆動モータ)で回転させることによって、移動体41を昇降ガイド23・23上で上下に移動させることができるようにしている。なお本実施例では、角パイプから成るウェイト用ガイド24・24を左右の脚部フレーム2・2に固定し、このウェイト用ガイド24の中空部内でカウンターウェイト24が上下に移動できるようにしている。
また、上記昇降装置4の移動体41・41のフック部41a・41aに関しては、図6(a)に示すように固定棚Cに収容された物品Rの両端下部に差し込み可能な長さで設けている。また本実施例では、昇降装置4の移動体41のフック部41aを、図6(b)に示すように物品Rの両端下部に設けた凹部P内に嵌挿可能な形状とすることでフック部41a・41a上からの物品Rの脱落を防止している。
他方、上記脚部フレーム2・2及び昇降装置4・4の駆動源22・45については、制御装置5と無線または有線で接続して、脚部フレーム2・2および昇降装置4・4の移動制御を左右同時に行えるようにしている。また本実施例では、図1に示すように、物品Rの格納・取出し位置を入力する操作盤51を固定棚C・C…の傍に配置している。
[制御プログラムについて]
次に、上記運搬格納装置を制御装置5によって自動で駆動させるための制御プラグラムについて、図7に基いて説明する。まず、物品R(資材容器)を入出庫棚Sから操作盤51で入力した指定の固定棚Cに収納する場合には、最初に固定棚C・C間で停止していた昇降装置4・4の移動体41・41を昇降ガイド23・23の最下限まで移動させる(動作[1])。
そして、フック部41a・41aを固定棚Cの最下部に収容された物品Rと床F間のスペースに配置した状態で、脚部フレーム2・2を入出庫棚Sまで移動させる(動作[2])。その後、昇降装置4・4の移動体41・41を昇降ガイド23・23の最上限まで移動させて(動作[3])、入出庫棚Sから物品Rを移動体41・41のフック部41a・41a上に受け取る。
そして次に、指定の固定棚Cとそれに隣接する固定棚Cの間の位置まで、脚部フレーム2・2を走行させた後(動作[4])、昇降装置4・4の移動体41・41を、固定棚Cの指定段の少し上側まで降下させてから(動作[5])、脚部フレーム2・2を固定棚C側に動かして(動作[6])、フック部41a・41aを格納スペースの支持部上方に配置する。
その後、昇降装置4・4の移動体41・41を固定棚Cの指定段の少し下側まで降下させて(動作[7])、物品Rをフック部41a・41a上から固定棚Cの格納スペースの支持部に受け渡す。そして最後に、脚部フレーム2・2を固定棚C・C間のスペースまで移動させて(動作[8])、物品Rの固定棚Cへの格納作業を完了する。
次に、上記物品Rの格納作業が完了した後、操作盤51に入力された指定の固定棚Sに格納されている物品Rを入出庫棚Cに取り出す場合には、最初に昇降装置4・4の移動体41・41を、指定の格納スペースがある段の少し下側まで降下させる(動作[9])。なお、格納スペースの段の高さが前回作業時と同じ場合には、この動作は省略できる。
そして、上記昇降装置4・4の移動体41・41を降下させた後、フック部41a・41aを、固定棚Cに収容された上下の物品R・R間のスペースに配置した状態で、指定の固定棚Cの格納スペースまで脚部フレーム2・2を移動させることによって(動作[10])、フック部41a・41aを格納スペースの支持部下方に配置する。
その後、昇降装置4・4の移動体41・41を固定棚Cの指定段の少し上側まで上昇させて(動作[11])、物品Pを固定棚Cからフック部41a・41a上に受け取る。そして、脚部フレーム2・2を固定棚C・C間のスペースまで移動させた後(動作[12])、昇降装置4・4の移動体41・41を昇降ガイド23・23の最上限まで移動させる(動作[13])。
そして次に、脚部フレーム2・2を入出庫棚Sまで移動させ(動作[14])、昇降装置4・4の移動体41・41を昇降ガイド23・23の最下部の位置まで降下させることにより(動作[15])、フック部41a・41a上の物品Rを入出庫棚Sに受け渡す。そして最後に、脚部フレーム2・2を固定棚C側の待避位置まで移動させて(動作[16])、物品Rの取り出し作業を完了する。
本実施例では、上記の制御方法を採用したことによって、昇降装置4・4の移動体41・41のフック部41a・41aに物品Rを載せていない状態で脚部フレーム2・2を動かす際(動作[2]や動作[10])、昇降装置4・4の移動体41・41を固定棚Cの上方まで移動させなくてもよいため、物品Rの収納・取出し作業を効率化できる。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、固定棚Cに保管する物品Cに関しては、長さが一定のものであれば資材容器だけでなく、棒材や管材、ロール材などの資材も採用できる。
また、上記物品Rの長さについても、長尺のものだけでなく短尺のものを採用することもでき、また固定棚Cの構造についても、選択された物品Cの大きさや重量に合わせて構造を適宜変更することができる。また、格納スペースの支持部の構造についても、物品Cの形状に合わせて任意に変更できる。
また、昇降装置4・4の移動体41・41のフック部41a・41aにおける物品Rの脱落防止構造に関しても、図8(a)に示すように、物品Rを配置する凹部をフック部41a・41aに設けたり、また図8(b)に示すように、物品Rの両端部に設けた環状部Lに差し込む屈曲部をフック部41に設けたりすることもできる。
また他にも、上記物品Rの脱落防止構造に関しては、図9(a)及び(b)に示すように、フック部41aの両側または基端部にテーパ面を有するサイドガイドD1・D1または端部ガイドD2を設ければ、移載時に物品Rの位置が多少ズレていた場合でもフック部41aの中央に物品Rを誘導することができる。またこれらのガイドによって、物品Rがフック部41a上でガタつかないように位置決めすることもできる。
また、脚部フレーム2・2や昇降装置4・4の移動手段に関しても、任意のスライド機構や昇降機構を選択することができる。そしてまた、脚部フレーム2・2と昇降装置4・4の移動制御の方法についても、実施例では効率的な方法を記載したが、上記方法のみに限定されるものではなく、何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
近年、製造業や土木建築業等に用いられる産業資材の流通を円滑に行うために、資材を限られた倉庫内のスペースに効率的に収容でき、更に資材の収納と取り出しも高速に行える自動倉庫の需要が高まっている。そのような中で、本発明は、自動倉庫における収納・取出しの作業効率を改善できる有用な技術であることから、その産業上の利用価値は非常に高い。
1 走行レール
2 脚部フレーム
21 車輪
22 駆動源
23 昇降ガイド
24 ウェイト用ガイド
3 上梁フレーム
4 昇降装置
41 移動体
41a フック部
41b ガイドローラ
42 カウンターウェイト
43 チェーン
44 スプロケット
45 駆動源
5 制御装置
51 操作盤
C 固定棚
R 物品
F 床
G 門型フレーム
P 凹部
S 入出庫棚
L 環状部
1 サイドガイド
2 端部ガイド

Claims (5)

  1. 複数の固定棚(C)(C)…が奥行き方向に所定間隔で並設された倉庫内において、各固定棚(C)(C)…に物品(R)を出し入れするために使用される門型運搬格納装置であって、
    前記固定棚(C)(C)…の幅方向外側に、固定棚(C)の奥行方向に沿って床上に設置された一対の走行レール(1)(1)と;
    これらの各走行レール(1)(1)上に設置されると共に、下部に走行レール(1)(1)上を移動可能な移動手段を備え、かつ、前記固定棚(C)(C)…以上の高さを有する昇降ガイド(23)(23)を備えた左右の脚部フレーム(2)(2)と;
    これらの脚部フレーム(2)(2)の上部間に横架されて、左右の脚部フレーム(2)(2)と共に門型フレーム(G)を構成する上梁フレーム(3)と;
    前記脚部フレーム(2)(2)の各昇降ガイド(23)(23)に装着されると共に、昇降ガイド(23)(23)上を上下に移動可能な移動体(41)(41)を備え、かつ、この移動体(41)(41)に前記固定棚(C)に収容された物品(R)の両端下部に差し込み可能な長さを有するフック部(41a)(41a)が設けられた左右の昇降装置(4)(4)と;
    前記脚部フレーム(2)(2)及び昇降装置(4)(4)の移動制御を行う制御装置(5)とを含んで成り、
    更に前記制御装置(5)によって、昇降装置(4)(4)の移動体(41)(41)のフック部(41a)(41a)に物品(R)が載っていない状態で脚部フレーム(2)(2)を動かす際、昇降装置(4)(4)の移動体(41)(41)を固定棚(C)の上方まで移動させることなく、固定棚(C)に収容された上下の物品(R)(R)間のスペース或いは最下部に収容された物品(R)と床(F)間のスペースにフック部(41a)(41a)を配置した状態で脚部フレーム(2)(2)の移動制御が行われることを特徴とする門型運搬格納装置。
  2. 制御装置(5)によって、フック部(41a)(41a)上の物品(R)を固定棚(C)に格納する際、昇降装置(4)(4)を、固定棚(C)(C)間のスペースで固定棚(C)の指定された段の上側まで移動させてから、脚部フレーム(2)(2)を固定棚(C)側に移動させて、フック部(41a)(41a)を格納スペースの支持部上方に配置した状態で、昇降装置(4)(4)を固定棚(C)の指定段の下側に降下させる移動制御が行われることを特徴とする請求項1記載の門型運搬格納装置。
  3. 制御装置(5)によって、固定棚(C)から物品(R)を取り出す際、昇降装置(4)(4)の移動体(41)(41)を、固定棚(C)(C)間のスペースで指定された段の少し下側まで移動させてから、脚部フレーム(2)(2)を指定の固定棚(C)の格納スペースまで移動させ、フック部(41a)(41a)を格納スペースの支持部下方に配置した状態で、昇降装置(4)(4)の移動体(41)(41)を固定棚(C)の指定段の上側に上昇させる移動制御が行われることを特徴とする請求項1または2に記載の門型運搬格納装置。
  4. 昇降装置(4)(4)の移動体(41)(41)のフック部(41a)(41a)が、物品(R)の両端下部に設けられた凹部(P)に嵌挿可能な形状であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の門型運搬格納装置。
  5. 倉庫内において奥行き方向に所定間隔で複数設置され、かつ、物品(R)(R)…を上下に並べて収容可能な固定棚(C)(C)…と;
    前記固定棚(C)(C)…の幅方向外側に、固定棚(C)の奥行方向に沿って床上に設置された一対の走行レール(1)(1)と;
    これらの各走行レール(1)(1)上に設置されると共に、下部に走行レール(1)(1)上を移動可能な移動手段を備え、かつ、前記固定棚(C)(C)…以上の高さを有する昇降ガイド(23)(23)を備えた左右の脚部フレーム(2)(2)と;
    これらの脚部フレーム(2)(2)の上部間に横架されて、左右の脚部フレーム(2)(2)と共に門型フレーム(G)を構成する上梁フレーム(3)と;
    前記脚部フレーム(2)(2)の各昇降ガイド(23)(23)に装着されると共に、昇降ガイド(23)(23)上を上下に移動可能な移動体(41)(41)を備え、かつ、この移動体(41)(41)に前記固定棚(C)に収容された物品(R)の両端下部に差し込み可能な長さを有するフック部(41a)(41a)が設けられた左右の昇降装置(4)(4)と;
    前記脚部フレーム(2)(2)及び昇降装置(4)(4)の移動制御を行う制御装置(5)とを含んで成り、
    更に前記制御装置(5)によって、昇降装置(4)(4)の移動体(41)(41)のフック部(41a)(41a)に物品(R)が載っていない状態で脚部フレーム(2)(2)を動かす際、昇降装置(4)(4)の移動体(41)(41)を固定棚(C)の上方まで移動させることなく、固定棚(C)に収容された上下の物品(R)(R)間のスペース或いは最下部に収容された物品(R)と床(F)間のスペースにフック部(41a)(41a)を配置した状態で脚部フレーム(2)(2)の移動制御が行われることを特徴とする自動格納・取出し式の物品収容庫。
JP2014055644A 2014-03-18 2014-03-18 門型運搬格納装置、及び自動格納・取出し式の資材収容庫 Pending JP2015178396A (ja)

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