JP2015178377A - ひだ部を備えた袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】収容部が形成された袋は、互いに対向する表面フィルムおよび裏面フィルムと、少なくとも表面フィルムおよび裏面フィルムを含む複数のフィルムを熱溶着することによって構成された下部シール部および一対の側部シール部と、を備えている。収容部は、表面フィルム、裏面フィルム、下部シール部および一対の側部シール部によって囲われた空間に画成されている。また、表面フィルムおよび裏面フィルムのうちの少なくとも一方には、上下方向に延び、かつ外方に突出したひだ部が形成されている。
【選択図】図1
Description
図1は、本実施の形態における袋10を示す正面図である。また図2は、図1に示す袋をII−II方向から見た場合を示す横断面図である。
図1および図2に示すように、本体部11の複数のフィルムを熱溶着することによって構成される複数のシール部は、袋10の底部を構成する下部シール部14と、袋10の第1側端部15aに沿って上下方向に延びる第1側部シール部15と、第1側端部15aに対向する第2側端部16aに沿って上下方向に延びる第2側部シール部16と、袋10の上部を構成する上部シール部13と、を含んでいる。このうち下部シール部14は、表面フィルム1および裏面フィルム2と底面フィルム3とを熱溶着することによって構成されたシール部である。また第1側部シール部15、第2側部シール部16および上部シール部13は、表面フィルム1と裏面フィルム2とを熱溶着することによって構成されたシール部である。上述の収容部11は、表面フィルム1、裏面フィルム2、底面フィルム3、下部シール部14および一対の側部シール部15,16によって囲われた空間に画成される。
袋10には、図1に示すように、表面フィルム1および裏面フィルム2などのフィルムを破断して袋10を開封することを容易にするための加工が施された開封予定部17が形成されていてもよい。フィルムの破断を容易にすることができる限りにおいて、開封予定部17の具体的な構成が特に限られることはない。例えば開封予定部17は、レーザー加工やカッターなどで形成されたハーフカット線を含んでいてもよい。また、表面フィルム1および裏面フィルム2などのフィルムの中に延伸フィルムを包含させ、延伸フィルムの延伸方向と開封予定部17の延びる方向とを一致させてもよい。また図1に示すように、開封予定部17の端部にノッチ17aが形成されていてもよい。また開封予定部17には、開封場所であることを消費者に示すための表示が印刷などによって設けられていてもよい。
次に、図1および図2において符号20で表されているひだ部について説明する。ひだ部20とは、表面フィルム1または裏面フィルム2に形成されている、上下方向に延び、かつ、外方に突出した部分のことである。このひだ部20は、ひだ部20以外の部分を構成している表面フィルム1および裏面フィルム2と一体的に構成されている。具体的には、フィルム1,2のうち収容部11を構成する部分と、フィルム1,2のうちひだ部20を構成する部分とは、一体的かつ連続的なものとなっている。図1および図2において、収容部11を構成するフィルム1,2とひだ部20を構成するフィルム1,2との間の境界となる基端部が、符号21aおよび22aで表されている。このうち符号21aは、第1側端部15a側に位置する第1基端部を表しており、符号22aは、第2側端部16a側に位置する第2基端部を表している。また符号20aは、第1基端部21aと第2基端部22aとの中間に位置する、ひだ部20の頂部を表している。
一方、上述のように、上部シール部13や下部シール部14においては、表面フィルム1と裏面フィルム2とが互いに熱溶着されるか、若しくは、表面フィルム1または裏面フィルム2と底面フィルム3とが互いに熱溶着されている。このため、袋10の上部および下部においては、ひだ部20とその他の部分とを、表面フィルム1同士または裏面フィルム2同士が熱溶着されているかどうかという点に基づいて明確に区別することができる。従って、袋10の上部および下部においては、上述の第1基端部21aおよび第2基端部22aも明確に画定される。
第1基端部21aおよび第2基端部22aのうち上部シール部13と下部シール部14との間に位置する部分は、例えば、上部シール部13内に位置する第1基端部21aおよび第2基端部22aと下部シール部14内に位置する第1基端部21aおよび第2基端部22aとを結ぶことによって得られる線に基づいて画定され得る。
以下、上述のひだ部20を形成することによって得られる効果の例について説明する。はじめに、ひだ部20を設けることにより、開封後の袋10の開口部18の形状や開口の程度を容易に制御することができるようになる、ということが考えられる。例えば消費者は、一方の手の指で表面フィルム1側のひだ部20を把持し、他方の手の指で裏面フィルム2側のひだ部20を把持する。この場合、ひだ部20を引っ張ることによって、開口部を自在に広げることができる。また、表面フィルム1または裏面フィルム2のいずれか一方にしかひだ部20が形成されていない場合、消費者は、一方の手で第1側部シール部15または第2側部シール部16を把持し、他方の手でひだ部20を把持する。この場合も、ひだ部20を引っ張ることによって、開口部を自在に広げることができる。
第2の効果として、袋10に収容可能な内容物の容量が増加するということが考えられる。なぜなら、上述のように開口部18の近傍においてはひだ部20の第1基端部21aと第2基端部22aとの間の間隔sを広くとることができるので、収容部11だけでなくひだ部20の内部にも内容物が侵入可能だからである。
次に、袋10から内容物を取り出す際の効果について説明する。ここでは、内容物が、液体などの流動物である場合について説明する。この場合、内容物は、袋10を傾けることによって開口部18から注出される。
第4の効果としては、ひだ部20を形成することにより、上下方向における表面フィルム1および裏面フィルム2の剛性が増加し、これによって、袋10の保形性が高まるという効果が考えられる。
第5の効果としては、袋10が、底ガセット式などの自立式の袋として構成されている場合、ひだ部20を形成することにより、袋10の自立性が高まるという効果が考えられる。
はじめに、袋10を製造するために用いられる、軟包装材からなるフィルム1,2,3,5について説明する。図4は、フィルム1,2,3,5の層構成の一例を示す断面図である。なおフィルム5とは、後述するように、その搬送方向に沿って二等分されることにより表面フィルム1および裏面フィルム2をもたらすようになるフィルムのことである。
次に図5(a)〜(e)を参照して、袋10の製造方法について説明する。はじめに図5(a)に示すように、上述の基材層7および熱可塑性樹脂層8を含むフィルム5を準備する。図5(a)において、矢印Tは、フィルム5が搬送される方向を示している。ここでは、搬送方向Tが、フィルム5の基材層7を構成する延伸フィルムの延伸方向に一致している場合について説明する。なお図示はしないが、フィルム5の外面5aには、袋10の内容物や内容物の製造者に関連した画像や文字が印刷されている。
上述の本実施の形態においては、ひだ部20のうち上部シール部13または下部シール部14と重なる部分以外の部分においては、表面フィルム1同士または裏面フィルム2同士が熱溶着されていない例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、ひだ部20のうち上部シール部13と下部シール部14との間に位置する部分においても、図7において符号25で示すように、表面フィルム1同士または裏面フィルム2同士を熱溶着することによって得られるシール部が形成されていてもよい。以下の説明において、ひだ部20のうち上部シール部13と下部シール部14との間に位置する部分に形成されたシール部25のことを、中間シール部25とも称する。
その他にも、図8に示すように、ひだ部20の中間シール部25のうち開封予定部17と重なる部分にノッチ27を形成してもよい。これによって、開封予定部17と重なる部分におけるひだ部20の破断のし易さを十分に確保することができる。なお、ノッチ27に代えて、フィルム1,2,5の基材層7のみまたはフィルム1,2,5全体を貫通する複数の貫通孔からなる傷痕群を形成するようにしてもよい。
図9に示すように、袋10のひだ部20には、符号28で示す、収容部11とは連通していない、すなわち収容部11から独立した未シール部が形成されていてもよい。以下、このような未シール部28を、独立収容部28とも称する。
上述の本実施の形態および各変形例においては、ひだ部20が、第1側端部15aと第2側端部16aとの間のほぼ中間位置に設けられる例を示したが、これに限られることはない。例えば図10や図11に示すように、内容物を注出するための注出口部19が形成される場合、ひだ部20は、注出口部19と重なるように設けられていてもよい。なお注出口部19とは、袋10の上部に位置する、内容物が収容される収容部11に連通している未シール部の一部であって、収容部11よりも幅が狭くなるよう構成された部分のことである。このような注出口部19は、例えば図10や図11に示すように、袋10の上端部13aに切欠部13bを設け、これによって収容部11よりも狭い幅を有する未シール部を画定することによって形成され得る。この場合、切欠部13bと第1側端部15aとの間で袋10を破断させることにより、内容物を取り出すための開口部が形成される。好ましくは、注出口部19としての未シール部を画定する1つの側部シール部と、収容部11としての未シール部を画定する1つの側部シール部とは、互いに平行に延びている。例えば図10や図11に示すように、注出口部19の1つの側部シール部と、収容部11の1つの側部シール部とが、いずれも第1側部シール部15によって構成されている。なお、開封のし易さを向上させるため、上述のノッチ17aが、注出口部19を画定するシール部のうち開封予定部17と重なる位置に形成されていてもよい。
一方、ひだ部20は表面フィルム1および/または裏面フィルム2に形成されるものであるので、注出口部19の幅は、ひだ部20の有無に依らず一定である。従って、注出口部19を容器の口部に挿入する作業の容易性は、ひだ部20の有無に依らず変わらないと言える。このため本変形例によれば、注出口部19の幅を小さくすることにより、注出口部19を容器の口部に挿入する作業の容易性を確保しながら、ひだ部20が膨らむことを利用して、袋10から内容物を注出することに要する時間を短くすることができる。
上述の本実施の形態および各変形例においては、ひだ部20が表面フィルム1および裏面フィルム2の両方に形成されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、ひだ部20は、表面フィルム1または裏面フィルム2のいずれか一方にのみ形成されていてもよい。
2 裏面フィルム
3 底面フィルム
5 フィルム
7 基材層
8 熱可塑性樹脂層
10 袋
11 収容部
13 上部シール部
14 下部シール部
15 第1側部シール部
16 第2側部シール部
17 開封予定部
18 開口部
19 注出口部
20 ひだ部
20a 頂部
21a 第1基端部
22a 第2基端部
25 中間シール部
25h 貫通孔
26 中間未シール部
27 ノッチ
28 独立収容部
30 押し込み治具
Claims (4)
- 内容物を収容する収容部が形成された袋であって、
互いに対向する表面フィルムおよび裏面フィルムと、
少なくとも前記表面フィルムおよび前記裏面フィルムを含む複数のフィルムを熱溶着することによって構成された下部シール部および側部シール部と、を備え、
前記収容部は、前記表面フィルム、前記裏面フィルム、前記下部シール部および前記側部シール部によって囲われた空間に画成され、
前記表面フィルムおよび前記裏面フィルムのうちの少なくとも一方には、上下方向に延び、かつ外方に突出したひだ部が形成されている、袋。 - 前記ひだ部は、前記袋の下端部から上端部に至るまで延びている、請求項1に記載の袋。
- 前記表面フィルムおよび前記裏面フィルムは、2軸方向に延伸された基材層を含み、
前記ひだ部が延びる方向と、前記2軸方向のうち延伸倍率が高い方向とが成す角が、45〜135°の範囲内である、請求項1または2に記載の袋。 - 前記袋は、前記表面フィルムおよび前記裏面フィルムの間に底面フィルムが挟み込まれた、底ガセット式の袋として構成されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の袋。
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2014
- 2014-03-19 JP JP2014057063A patent/JP2015178377A/ja active Pending
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