JP2015177004A - フレキシブルプリント基板 - Google Patents

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道伯 稲森
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Abstract

【課題】フレキシブルプリント基板の電極を相手側電極に熱加圧によりハンダ付けする際に、ハンダ接合強度を上げる構造を有するフレキシブルプリント基板を提供する。【解決手段】可撓性を有する絶縁層の上下面に導体が形成されたフレキシブルプリント基板1において、フレキシブルプリント基板1に形成された電極100は、上面電極部120と下面電極部130からなり、上面電極部120と下面電極部130がスルーホール140を介して電気的に接続されており、スルーホール140の近傍に所定厚さの凸部が形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、限られたスペースにおいて電気信号を伝達するのに適したフレキシブルプリント基板に関する。
例えば構造物のひずみを計測するひずみ測定装置は、厚さの非常に薄いひずみゲージを備えたフレキシブルプリント基板(FPC基板)を有すると共に、ひずみゲージからの出力を取り出すために、この基板の電極に複数の電極が並列して突出したいわゆる櫛歯状電極を有するフレキシブルプリント基板がハンダ接合されている。
また、例えばオートフォーカス機能を有するデジタルカメラやビデオカメラ等のように電気部品や電子部品が高密度に実装されかつ内部にはこれらの電気信号により駆動される駆動部を有する電気機器の場合、小型軽量化の観点から機器本体の静止部に実装された電子部品や電気部品と駆動部に実装された電子部品や電気部品との接続を図るフレキシブルプリント基板が配索されている。
係るフレキシブルプリント基板からは、上述したように一般的に厚さが薄く細長の電極が複数本突出したいわゆる櫛歯状電極が相手側電極にハンダ接合される構造を有している。このような構造は、上記のような電気機器に限らず、他の一般的な電気機器においても多く見られる。
図6は、上述した従来のフレキシブルプリント基板5の櫛歯状電極を印刷回路基板(PCB)の相手側電極90にハンダにより導通させる過程を側方断面で示した図である。以下、この櫛歯状電極50を構成する各々の細長の電極を単に「電極500」とする。
従来の各電極500は、図6(a)に示すように、細長のポリイミド層510の上下面全体を圧延銅箔511,512で覆うと共に、この圧延銅箔511,512及びこの圧延銅箔上にそれぞれ形成されたメッキ銅箔521,522を施すと共に、スルーホール用貫通孔551の内周面全体にメッキ銅箔523を施して形成されている。
このような櫛歯状電極の各電極500に予備ハンダS1(図6(b)参照)を施した後、図6(c)に示す印刷回路基板やフレキシブルプリント基板の相手側電極90に予備ハンダS1を溶融させて接合する。この接合に際して、図6(c)に示す熱加圧用ヒータHを用いて熱加圧してハンダ接合部S5を形成する。
この接合工程において、通常のパルスヒータHを用いた場合、図6(b)及び(c)に示すように、ハンダ内の極めて微小の空気の塊からなるいわゆるボイド(void)Vが押し潰され、ハンダによって電極500の下面電極部(下側のメッキ銅箔522)を相手側電極90に接合できない領域Xがハンダ接合部S5内に広範囲に生じてしまい、フレキシブルプリント基板5の櫛歯状電極50とこれに対応する相手側電極90との間の接合強度が低下する。このような接合強度の低下は、フレキシブルプリント基板5が実装された電気機器を長期間使用するにあたって好ましくない。
以上の問題を解決するために、例えば特許文献1に開示された技術を適用することが考えられる。この技術は、互いに並列して配置された同軸ケーブルの芯線とこれを接続すべきプリント基板の導通パターンの電極パッド間に固形ハンダを配し、この固形ハンダをヒータチップで加熱することで、両者を電気的に接続するものである。
特許文献1における接合対象とされる同軸ケーブルの軸線は、ある程度の太さを有しているので、個体ハンダもそれに相応した大きさとなる。そのため、ハンダ接合部へのヒータチップの押し付け変位量を特許文献1に開示された程度に制御するだけで同軸ケーブルの軸線をプリント基板の電極パッドにハンダ付けすることができる。
特開2013−168460号公報
しかしながら、フレキシブルプリント基板5の電極500の場合、厚みが特許文献1で開示された同軸ケーブルの軸線の直径に比べて寸法上かなり小さいため、特許文献1に記載されたような変位精度を有する程度のヒータチップでハンダ加熱加圧を行うのでは、寸法通りのハンダ接合部を形成することができない。
つまり、ハンダ接合部の強度低下を阻止するにあたって、例えば特許文献1に記載のようにヒータチップ(パルスヒータ)の接触高さを制御することにより対象物(特許文献1ではケーブル芯線)が潰されないようにする接続技術、すなわちヒータチップを変位制御する技術を本発明に単に転用した場合、ケーブル芯線よりも寸法上、はるかに小さいフレキシブルプリント基板の櫛歯状電極を相手側電極にハンダ接合しなければならないので、複数の櫛歯を同時にハンダ付けするに際して、以下の問題が生じてしまう。
また、第1の問題として、下面のハンダ厚さが10μm以下でコントロールする場合、ハンダ加熱加圧装置の変位制御が困難となる。
また、第2の問題として、ハンダ加熱加圧装置を使った場合、櫛歯の上面にも予備ハンダされ、下面の予備ハンダが薄い場合も発生し、櫛歯と相手側電極の間に、均一な厚さのハンダ層を形成できない。
本発明の目的は、フレキシブルプリント基板の電極を相手側電極に熱加圧によりハンダ付けする際に、ハンダ接合強度を上げる構造を有するフレキシブルプリント基板を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のフレキシブルプリント基板は、
可撓性を有する絶縁層の上下面に導体が形成されたフレキシブルプリント基板において、
前記フレキシブルプリント基板に形成された電極は、上面電極部と下面電極部からなり、前記上面電極部と下面電極部がスルーホールを介して電気的に接続されており、
前記スルーホールの近傍に所定厚さの凸部が形成されたことを特徴としている。
また、本発明の請求項2に記載のフレキシブルプリント基板は、請求項1に記載のフレキシブルプリント基板において、
前記上面電極部は、当該電極に対応する絶縁層の上面の全面にメッキ銅箔が施されることで形成され、前記下面電極部は、前記スルーホールの周縁部に所定厚さのメッキ銅箔が部分的に施されることで形成されることを特徴としている。
また、本発明の請求項3に記載のフレキシブルプリント基板は、請求項1に記載のフレキシブルプリント基板において、
前記凸部は、スルーホール周縁部に円環状に形成されていることを特徴としている。
また、本発明の請求項4に記載のフレキシブルプリント基板は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のフレキシブルプリント基板において、
前記電極は櫛歯状をなすように複数形成されており、前記各電極にはそれぞれ前記凸部が形成されていることを特徴としている。
本発明によると、フレキシブルプリント基板の電極を別の例えば印刷回路基板やフレキシブルプリント基板に形成された相手側電極に熱加圧によりハンダ付けをする際に、フレキシブルプリント基板の電極と金属電極間に均一な厚さのハンダ層を形成することで、ハンダ接合強度を上げるフレキシブルプリント基板を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るフレキシブルプリント基板及びこれに備わる櫛歯状電極の上面図である。 図1に示したフレキシブルプリント基板及びこれに備わる櫛歯状電極の下面図である。 図1に示したフレキシブルプリント基板の櫛歯状電極を構成する各電極を相手側電極にハンダ接合により導通させる過程を側方断面で示した説明図である。 本発明の一実施形態の第1変形例を示す、図1及び図2に対応する図である。 本発明の一実施形態の第2変形例を示す、図1及び図2に対応する図である。 従来のフレキシブルプリント基板の櫛歯状電極を構成する各電極を相手側電極にハンダ接合により導通させる過程を側方断面で示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係るフレキシブルプリント基板1について図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るフレキシブルプリント基板1及びこれに備わる櫛歯状電極10の上面図である。また、図2は、図1に示したフレキシブルプリント基板1及びこれに備わる櫛歯状電極10の下面図である。なお、本実施形態及びその各変形例、並びに従来技術に関する図面における各構成要素の大きさや厚み、寸法に関しては、発明の理解の容易化のために実際よりも誇張して示している。
本実施形態に係るフレキシブルプリント基板1は、この基板の端部から細長の電極100が複数本(本実施形態では3本)櫛歯状に延在形成した櫛歯状電極10を有している。
図3(a)は、図1及び図2のIII-III断面図である。各電極100は、図3(a)に示すように、絶縁層であるポリイミド層110とこの上下面を覆った圧延銅箔111,112上にそれぞれ形成された上面電極部120及び下面電極部130からなる。そして、上面電極部120と下面電極部130は、電極100の端部近傍に形成されたスルーホール140を介して電気的に接続されている。
このフレキシブルプリント基板1に備わる櫛歯状電極10は、以下のようにして形成される。本実施形態に係るフレキシブルプリント基板1の櫛歯状電極10はベース材100Aを基礎としている。ベース材100Aは、絶縁層を形成するポリイミド層110とこのポリイミド層110の両面(上下面)全体に形成された圧延銅箔111,112からなる。フレキシブルプリント基板1は、ベース材100Aにエッチング加工等を行うことによってポリイミド層110の上下面に所望の導体パターンを形成すると共に、スルーホール用の貫通孔を導体パターン上の所定位置に形成している。なお、図3(a)のスルーホール140は、電極100の一部を構成するためのスルーホールである。すなわち、本実施形態に係る櫛歯状電極10をなす各下面電極部130に対応する位置に電極100を形成するためのスルーホール140の貫通孔が形成されている。
メッキ銅箔121,131は、圧延銅箔111,112に形成されている。この際、上面は、圧延銅箔全てにメッキする。一方、下面は、スルーホール140の貫通孔の下側開口部141の周囲のみに円環状をなすようにメッキ銅箔が施されている。円環状(ドーナツ状)をなすメッキ銅箔の厚さは、約10μm程度と図6に示す従来例に比べてかなり厚くなっており、この部分がスルーホール140の周囲に形成された凸部131をなしている。なお、スルーホール内部にもメッキ銅箔142が施され、上面のメッキ銅箔121と下面のメッキ銅箔131が導通している。更に、所望の領域にカバーレジストが施されている。
つまり、本実施形態では、上面電極部120は、メッキ銅箔121で構成されており、下面電極部130は、圧延銅箔112と円環状のメッキ銅箔からなる凸部131とで構成されている。
なお、上述したように下面電極部130の一部をなす凸部131の厚みが10μmと従来例よりかなり厚くなっているので、この部分が電極としての機能を有することに加えて、パルスヒータHによるハンダの加熱加圧時にこのパルスヒータHの移動を制限するストッパとしての役割を果たすスペーサとなる。
その後、下面のみに図3(b)に示すように予備ハンダS1を施し、プレス等を用いて櫛歯状に打ち抜き、複数の細長の電極100が並列配置させて櫛歯状電極10を形成し、フレキシブルプリント基板1を完成させる。具体的には、下面の面全体に予備ハンダS1を施してプレスで打ち抜いているため、櫛歯電極10の予備ハンダの量はおおむね同量になる。
以下、本実施形態に係るフレキシブルプリント基板1の櫛歯状電極10を印刷回路基板の相手側電極90にハンダ付けする手順について説明する。最初に本実施形態に係る櫛歯状電極10を有したフレキシブルプリント基板1を用意する。なお、実際には、図6(a)に示す状態ではなく、図6(b)に示すように予備ハンダS1を施したフレキシブルプリント基板1を用意する。
次いで、本実施形態のフレキシブルプリント基板1の電極100と相手側電極90にハンダ接合する。この際、通常の櫛歯状電極10にパルスヒータHを一定圧で押し付けて予備ハンダS1を溶融させる一般的な加熱加圧装置を用いて、図3(c)に示すように電極100を相手側電極90にハンダ接合する。
本実施形態の場合、下面電極部130の凸部131がスペーサとしての形態をなし、パルスヒータHを下降させる際のストッパとしての役目を果たすので、フレキシブルプリント基板1の電極100を相手側電極90からなる金属電極にパルスヒータHで熱加圧することによりハンダ接合する際、フレキシブルプリント基板1の電極100と相手側電極90との間に均一な厚さの接合ハンダ層S2を精度良く形成することができる。これによって、仮にハンダ接合部内の接合ハンダ層S2にボイドVが生じていても、フレキシブルプリント基板の電極とこれが接合される相手側電極との間においてボイドVがパルスヒータHによって潰されることがないので、ハンダ接合部S2の強度が向上する。その結果、電極間のハンダ接合部の機械的強度を高め、十分な導通特性を長期に亘って維持する。
また、上述のように下面電極部130の凸部131がパルスヒータHの移動のストッパとしての役目を果たすので、ハンダ接合部S2において良好なハンダ溶け込み状態となるようにハンダ熱加圧装置を厳密に変位制御する必要がなくなる。その結果、通常の熱加圧装置で本発明に係るレキシブルプリント基板1の電極100を相手側電極90にハンダ接合できる。すなわち、特許文献1のような変位制御を行う加熱加圧装置よりも更に高精度の変位制御を必要とする本技術分野に適用可能な高価な加熱加圧装置を用いる必要がない。
また、フレキシブルプリント基板1が複数の電極100を櫛歯状に並べたいわゆる櫛歯状電極10を有する場合、予備ハンダS1のハンダ厚さのバラツキに関係なく、一定の厚さのハンダ層を櫛歯状電極10の各電極100とこれにそれぞれ対応してハンダ接合される相手側電極90との間に形成することができる。
また、フレキシブルプリント基板1が上述の櫛歯状電極10を有する場合、櫛歯状電極10を構成する各電極100の厚さが互いに異なっていても、同時に1台のパルスヒータHで加熱加圧して、同様に一定厚さの接合ハンダ層S2を各電極100と相手側電極90との間に形成できる。
以下に、本発明の上述した作用を好適に発揮する各構成要素のフレキシブルプリント基板1の櫛歯状電極10の寸法の一例を示す。櫛歯状電極10をなす各電極100の幅が例えば0.5mmで長さが0.7mmの場合、スルーホール140の下側開口部周縁に形成される円環状の下面電極部130は、内径が0.16mmで外径が0.3mm程度、厚さは上述したように10μm程度という寸法になる。
また、仮にハンダ内部にボイドVを含んでいたとした上で、下面電極部130のメッキ銅箔112と相手側電極が接触する部分にこのボイドVがある場合を想定すると、全体をメッキ銅箔112の巾0.5mm×長さ0.7mm、円環形状の外形0.3mmの内径0.16mmとした場合、従来の下面全面にメッキした場合と比べると、下面電極部130は約1/6程度と小さく、もし、ボイドVを含んでしまった場合でも全体の接合強度低下の可能性も1/6に低減でき、また、一定厚さの接合ハンダ層S2を櫛歯状電極10と相手側電極90との間に形成しているため、信頼性の高いハンダ接合を得ることが出来る。
続いて、上述した実施形態の各種変形例について説明する。図4は、本発明の一実施形態の第1変形例を示す、図1及び図2に対応する図である。また、図5は、本発明の一実施形態の第2変形例を示す、図1及び図2に対応する図である。なお、両変形例とも上述の実施形態と同等の構成については対応する符号を付してその詳細な説明を省略する。
最初に上述した実施形態の第1変形例に係るフレキシブルプリント基板2について説明する。この第1変形例に係るフレキシブルプリント基板2は、上述の実施形態と異なり櫛歯状電極20をなす各電極200の両側縁部の所定位置に平面視半円状の切欠き201,202が電極200の上面から下面に至るまで形成されている。そして、電極200の上面全体及び電極200の両側縁部にそれぞれ形成された平面視半円状の切欠き201,202の内周面にはメッキ銅箔が施されている。また、電極200の下面であって切欠きの下側開口縁の周囲には厚さ10μm程度の凸部231が形成されている。
すなわち、本変形例においては、下面電極部230は、上記実施形態と同様の厚さでできた圧延銅箔212及び上記実施形態と同様のメッキ銅箔からなり形状が半円環状の凸部231とで構成されている。
この下面電極部230の凸部231も上述した実施形態と同等に十分な厚さを有しているので、パルスヒータHを加熱しながらハンダ接合部を加圧する際にパルスヒータHが変位する際のストッパとしての役目を果たし、ハンダ接合部内のボイドVが広がってハンダによる電極200と相手側電極90との接合が不十分となる虞がなくなる。
続いて、上述した実施形態の第2変形例に係るフレキシブルプリント基板3について説明する。この第2変形例に係るフレキシブルプリント基板3は、上述の実施形態と異なり櫛歯状電極30をなす各電極300の先端縁部の所定位置に平面視半円状の切欠き301が電極300の上面から下面に至るまで形成されている。そして、各電極300の上面全体及び各電極300に形成された切欠き301の内周面にはメッキ銅箔が施されている。また、電極300の下面であってその先端縁部に形成された平面視半円状の切欠き301の下側開口縁の周囲には厚さ10μm程度の半円環状の凸部331が形成されている。
すなわち、本変形例では、下面電極部330は、上記実施形態と同様の厚さでできた圧延銅箔312及び上記実施形態と同様の厚さであるが形状が第1変形例と同様の半円環状の凸部331とで構成されている。
この下面電極部330の凸部331も上述した実施形態と同等に十分な厚さを有しているので、パルスヒータHを加熱しながらハンダ接合部を加圧する際にパルスヒータHが変位する際のストッパとしての役目を果たし、ハンダ接合部内のボイドVが広がってハンダによる電極と相手側電極との接合が不十分となる虞がなくなる。
なお、各変形例の平面視半円状の切欠きは、予め基板上に形成しておいたスルーホールをプレスによって半分に打ち抜くことで形成されたものである。
以上の実施形態及び第1、第2変形例で説明したように、本発明によると、フレキシブルプリント基板の電極を別の例えば印刷回路基板やフレキシブルプリント基板に形成された電極からなる金属電極に熱加圧によりハンダ付けをする際に、下面電極は従来のフレキシブルプリント基板の下面電極に比べて十分な厚さを有し、パルスヒータの変位のストッパとしての役目を果たすので、フレキシブルプリント基板の電極と金属電極間に均一な厚さのハンダ層を形成することができる。
このようなハンダ層を形成することで、本発明による第1の効果として、本実施形態に係る櫛歯状電極の各電極とこの各電極と接合する相手側電極の間に、厚さ精度の良いハンダ層を形成でき、仮にこの両者の電極の間に介在するハンダにボイドを巻き込んでもボイドが潰されることはないので、両者の電極がハンダによって十分に接合され、ハンダ接合部の強度が向上する。
また、本発明による第2の効果として、電極に施した、パルスヒータによる電極間のハンダ接合前の状態にある予備ハンダのハンダ厚さのバラツキに関係なく、一定の厚さのハンダ層を櫛歯状電極の各電極と相手側電極の間に形成することができる。
また、本発明による第3の効果として、複数の厚さの異なる電極からなる櫛歯状電極の場合であっても、同時に1つのパルスヒータで加熱加圧して、同様に一定厚さのハンダ層を櫛歯状電極と相手側電極との間に形成できる。
また、本発明による第4の効果として、ハンダ溶け込みの変位制御が必要ないので安価なパルスヒータでハンダ接合ができる。
また、本発明による第5の効果として、銅メッキの厚さを10μm以下にすれば、厚さに応じた薄いハンダ層を形成できる。
以上、説明した本願発明に係るフレキシブルプリント基板は、例えば構造物のひずみを長期間にわたって常に測定したり、荷重を測定したりするためのひずみゲージを備えたひずみ測定装置や荷重測定装置、電気部品や電子部品が高密度に実装かつオートフォーカス機能を有するデジタルカメラやビデオカメラ等の内部への配索に好適に利用できるが、必ずしもこのような利用対象物に限定されず、使用者が常に携帯し、使用者の車や電車、歩行時等の移動中に好ましくない振動や落下等の予期せぬ衝撃が加わる携帯型コンピュータや、携帯電話、その他様々な電気製品に利用可能である。
なお、本発明は、上述の実施形態及びその各変形例において示した寸法、形状、材質、各構成要素の個数に限定されるものではなく、本発明の作用を発揮し得る範囲内であれば適宜変更可能であることは言うまでもない。
具体的には、例えば絶縁層としてポリイミド層の代わりに他の絶縁材を用いても良い。また、櫛歯状電極をなす各電極の本数は3本に限定されるものではない。
また、凸部は、本実施形態及びその各変形例のように下面電極130、230、330のように構成しても良いが、これとは異なり、下面電極とは電気的に導通していない、つまり電気的にアイソレートされた凸部をパターン形成しても良い。
1,2,3,5 フレキシブルプリント基板
10,20,30,50 櫛歯状電極
90 相手側電極
100 電極
100A ベース材
110 ポリイミド層
111,112 圧延銅箔
120 上面電極部
121,131,142 メッキ銅箔
130 下面電極部
131,231,331 凸部
140 スルーホール
141 下側開口部
200 電極
201,202 切欠き
230 下面電極部
300 電極
301 切欠き
330 下面電極部
500 電極
510 ポリイミド層
511,512 圧延銅箔
521,522,523 メッキ銅箔(下面電極部)
551 スルーホール用貫通孔
H パルスヒータ(熱加圧用ヒータ)
S1 予備ハンダ
S2 接合ハンダ層
S5 ハンダ接合部
V ボイド
X 接合できない領域

Claims (4)

  1. 可撓性を有する絶縁層の上下面に導体が形成されたフレキシブルプリント基板において、
    前記フレキシブルプリント基板に形成された電極は、上面電極部と下面電極部からなり、前記上面電極部と下面電極部がスルーホールを介して電気的に接続されており、
    前記スルーホールの近傍に所定厚さの凸部が形成されたことを特徴とするフレキシブルプリント基板。
  2. 前記上面電極部は、当該電極に対応する絶縁層の上面の全面にメッキ銅箔が施されることで形成され、前記下面電極部は、前記スルーホールの周縁部に所定厚さのメッキ銅箔が部分的に施されることで形成されることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリント基板。
  3. 前記凸部は、スルーホール周縁部に円環状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリント基板。
  4. 前記電極は櫛歯状をなすように複数形成されており、前記各電極にはそれぞれ前記凸部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のフレキシブルプリント基板。
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