JP2015176996A - 基板処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板を回転させつつ、上面に薬液を供給する基板処理装置において、基板周囲に配置されて処理液を受けるカップの内側に薬液ミストが付着する。カップ内側に付着した薬液ミストを洗浄することは困難である。【解決手段】カップは、外側面の上端から連続する傾斜面と、傾斜面から滑らかに連続する内側面とを備える。スピンチャックに洗浄液を供給することによりチャックに飛散させ洗浄を行う際、傾斜面の下方から内側面に洗浄液が沿って流れるように、カップとスピンチャックとの位置関係を調整する。【選択図】図6
Description
本発明は、半導体ウエハや液晶表示装置用ガラス基板等の薄板状の精密電子基板(以下、単に「基板」と称する)に処理液を供給する基板処理装置に関する。処理の対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板、太陽電池用基板等が含まれる。
従来より、基板の製造工程において、薬液を用いた薬液処理および純水を用いたリンス処理などの基板の表面処理を行ってから乾燥処理を行う基板処理装置が使用されている。このような基板処理装置としては、基板を1枚ずつ処理する枚葉式の装置が用いられている。枚葉式の基板処理装置は、基板を略水平姿勢に保持して回転させるスピンチャックと、スピンチャックに保持された基板の上面に処理液を供給するノズルと、スピンチャックの周囲を取り囲んで基板から飛散した処理液を受け止めるカップと、を備えている。このような枚葉式の基板処理装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されるような枚葉式の装置は、回転する基板に処理液を供給して表面処理を行うため、遠心力によって基板から処理液が飛散する。飛散した処理液の大半はスピンチャックを取り囲むカップによって回収されるのであるが、一部ミスト状となった処理液はカップの外壁面やカップの周囲にまで飛散して付着することがある。このようなカップ外に飛散した処理液が乾燥すると汚染源となるおそれがある。
特許文献1に記載の手法では、カップの上端を保持手段よりも低くすることにより、カップの上面を洗浄する機構が示されている。この手法では、カップ内面に付着した汚染源を除去することは困難である。また、カップ上端部には折り返し部があり、この折り返し部の内側を洗浄する事が求められるようになってきた。
本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされたものであり、カップの上面のみならず、カップの内側を洗浄することができる洗浄処理装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するための請求項1に記載の発明は、基板を水平姿勢で保持し、所定の回転軸(CX)を中心に回転させる保持回転部材(20)と、前記保持回転部材に保持された基板の周囲を取り囲むカップ(40)と、前記保持回転部材の前記基板に対向する対向面に洗浄液を供給する洗浄液供給手段(30、28)と、を備える基板処理装置であって、前記カップは、前記回転軸に近づく内方に向けて高くなる面を有する外側面(42c、47c)と、前記外側面の上端から、前記回転軸に沿った下方に向けて径方向に広がる面を有する傾斜面(42d、47d)と、前記傾斜面と滑らかに連なり、前記外側面と実質的に平行となる面を有する内側面(42f、47f)と、をさらに備え、前記保持回転部材を回転させつつ、前記洗浄液供給手段から洗浄液を供給し、前記カップに向けて洗浄液を離脱させることにより、前記傾斜面に洗浄液を着液させるとともに前記傾斜面と連なる内側面に沿って流下させることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の基板処理装置において、前記内側面における前記傾斜面側の上端部に、当該内側面より下方に突出し、かつ、前記傾斜面と滑らかに連なる突出面(42e)をさらに備え、前記傾斜面に付着した洗浄液は前記突出面に沿って流下した後に前記内側面に沿って流下することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の基板処理装置において、前記突出面の最下点から前記内側面に至る面は、水平面とのなす角が45度以下であることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板処理装置において、前記カップを前記保持回転部材に対して相対的に上下させる上下駆動機構(9a)と、当該基板処理装置の制御を行う制御部(9)と、をさらに備え、前記制御部は、前記洗浄液供給手段から前記保持回転部材に洗浄液を供給しつつ、前記上下駆動機構を駆動し前記カップを前記保持回転部材に対して上下に変位させることにより、前記洗浄液が前記傾斜面に付着した後に前記傾斜面と連なる内側面に沿って流下する洗浄位置(H2、H3)を通過させることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の基板処理装置において、前記制御部は、前記洗浄液供給手段から前記保持回転部材に洗浄液を供給しつつ、前記カップを洗浄位置で停止させることを特徴とする。
なお、この項において、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符合を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を実施形態に限定する趣旨ではない。
これらの発明によれば、カップの先端部の一部に洗浄液を供給することにより、カップの内側全体を洗浄することができる。特に請求項3に記載の発明によれば、カップ先端部に下方に向かう突出部がある場合においても、カップ内側の面を良好に洗浄することができる。特に請求項4または請求項5に記載の発明によれば、カップの内側を含めた全体を洗浄することができる。
図1は、基板処理装置1の上面図である。また、図2は、基板処理装置1の縦断面図である。この基板処理装置1は、半導体の基板Wを1枚ずつ処理する枚葉式の処理装置であり、円形のシリコンの基板Wに薬液処理(薬液として、SC1液、DHF液、SC2液などの洗浄液を供給)およびリンス処理(薬液を除去するため純水を供給)を行ってから乾燥処理を行う。なお、図1はスピンチャック20に基板Wが保持されていない状態を示し、図2はスピンチャック20に基板Wが保持されている状態を示している。
基板処理装置1は、チャンバ10内に、主たる要素として基板Wを水平姿勢(法線が鉛直方向に沿う姿勢)に保持するスピンチャック20(保持回転部材)と、スピンチャック20に保持された基板Wの上面に処理液を供給するための上面処理液ノズル30(洗浄液供給)と、スピンチャック20の周囲を取り囲む処理カップ40と、を備える。また、チャンバ10内における処理カップ40の周囲には、チャンバ10の内側空間を上下に仕切る仕切板15が設けられている。なお、本明細書において、処理液は、薬液およびリンス液(純水などの洗浄液)の双方を含む総称である。
チャンバ10は、鉛直方向に沿う側壁11、側壁11によって囲まれた空間の上側を閉塞する天井壁12および下側を閉塞する床壁13を備える。側壁11、天井壁12および床壁13によって囲まれた空間が基板Wの処理空間となる。また、チャンバ10の側壁11の一部には、チャンバ10に対して基板Wを搬出入するための搬出入口およびその搬出入口を開閉するシャッターが設けられている(いずれも図示省略)。
チャンバ10の天井壁12には、基板処理装置1が設置されているクリーンルーム内の空気をさらに清浄化してチャンバ10内の処理空間に供給するためのファンフィルタユニット(FFU)14が取り付けられている。ファンフィルタユニット14は、クリーンルーム内の空気を取り込んでチャンバ10内に送り出すためのファンおよびフィルタ(例えばHEPAフィルタ)を備えており、チャンバ10内の処理空間に清浄空気のダウンフローを形成する。ファンフィルタユニット14から供給された清浄空気を均一に分散するために、多数の吹出し孔を穿設したパンチングプレートを天井壁12の直下に設けるようにしても良い。
スピンチャック20は、鉛直方向に沿って延びる回転軸24の上端に水平姿勢で固定された円板形状のスピンベース21と、スピンベース21の下方に配置されて回転軸24を回転させるスピンモータ22と、スピンモータ22の周囲を取り囲む筒状のカバー部材23と、を備える。円板形状のスピンベース21の外径は、スピンチャック20に保持される円形の基板Wの径よりも若干大きい。よって、スピンベース21は、保持すべき基板Wの下面の全面と対向する保持面21aを有している。
スピンベース21の保持面21aの周縁部には複数(本実施形態では4個)のチャック部材26が立設されている。複数のチャック部材26は、円形の基板Wの外周円に対応する円周上に沿って均等な間隔をあけて(本実施形態のように4個のチャック部材26であれば90°間隔にて)配置されている。複数のチャック部材26は、スピンベース21内に収容された図示省略のリンク機構によって連動して駆動される。スピンチャック20は、複数のチャック部材26のそれぞれを基板Wの端縁に当接させて基板Wを挟持することにより、当該基板Wをスピンベース21の上方で保持面21aに近接しつつも保持面21aから所定の間隔空間を開けた水平姿勢にて保持することができるとともに(図2参照)、複数のチャック部材26のそれぞれを基板Wの端縁から離間させて挟持を解除することができる。
スピンモータ22を覆うカバー部材23は、その下端がチャンバ10の床壁13に固定され、上端がスピンベース21の直下にまで到達している。カバー部材23の上端部には、カバー部材23から外方へほぼ水平に張り出し、さらに下方に屈曲して延びる鍔状部材25が設けられている。複数のチャック部材26による挟持によってスピンチャック20が基板Wを保持した状態にて、スピンモータ22(回転駆動手段)が回転軸24を回転させることにより、基板Wの中心を通る鉛直方向に沿った軸心CXまわりに基板Wを回転させることができる。なお、スピンモータ22の駆動は制御部9によって制御される。
上面処理液ノズル30は、ノズルアーム32の先端に吐出ヘッド31を取り付けて構成されている。ノズルアーム32の基端側はノズル基台33に固定して連結されている。ノズル基台33は図示を省略するモータによって鉛直方向に沿った軸のまわりで回動可能とされている。ノズル基台33が回動することにより、上面処理液ノズル30の吐出ヘッド31はスピンチャック20の上方の処理位置と処理カップ40よりも外側の待機位置との間で水平面内の円弧状の軌跡に沿って移動する。上面処理液ノズル30には、複数種の処理液(少なくとも純水等の洗浄液を含む)が供給されるように構成されている。処理位置にて上面処理液ノズル30の吐出ヘッド31から吐出された処理液は、スピンチャック20に基板Wが保持されている場合は、基板Wの上面に着液する。同様に、スピンチャック20に基板Wが保持されていない場合は、処理液はスピンベース21の保持面21aの上面に着液する。また、ノズル基台33の回動によって、上面処理液ノズル30はスピンベース21の保持面21aの上方にて揺動可能とされている。
一方、回転軸24の内側を挿通するようにして鉛直方向に沿って下面処理液ノズル28が設けられている。下面処理液ノズル28の上端開口は、スピンチャック20に保持された基板Wの下面中央に対向する位置に形成されている。下面処理液ノズル28にも複数種の処理液が供給されるように構成されている。下面処理液ノズル28から吐出された処理液はスピンチャック20に基板Wが保持されている場合、基板Wの下面に着液する。同様に、スピンチャック20に基板Wが保持されていない場合は、処理液はスピンベース21の保持面21aの上面に着液する。
スピンチャック20を取り囲む処理カップ40は、互いに独立して昇降可能な複数のカップ、すなわち内カップ41、および外カップ42を備えている。内カップ41および外カップ42は、スピンチャック20の周囲を取り囲み、スピンチャック20に保持された基板Wの中心を通る軸心CXに対してほぼ回転対称となる形状を有している。これら処理カップ40の構造に関しては後述する。
仕切板15は、処理カップ40の周囲においてチャンバ10の内側空間を上下に仕切るように設けられている。仕切板15は、処理カップ40を取り囲む1枚の板状部材であっても良いし、複数の板状部材をつなぎ合わせたものであっても良い。また、仕切板15には、厚さ方向に貫通する貫通孔や切り欠きが形成されていても良く、本実施形態では上面処理液ノズル30および二流体ノズル60のノズル基台33を支持するための支持軸を通すための貫通穴が形成されている。
仕切板15の外周端はチャンバ10の側壁11に連結されている。また、仕切板15の処理カップ40を取り囲む端縁部は外カップ42の外径よりも大きな径の円形形状となるように形成されている。よって、仕切板15が外カップ42の昇降の障害となることはない。
また、チャンバ10の側壁11の一部であって、床壁13の近傍には排気ダクト18が設けられている。排気ダクト18は図示省略の排気機構に連通接続されている。ファンフィルタユニット14から供給されてチャンバ10内を流下した清浄空気のうち、処理カップ40と仕切板15と間を通過した空気は排気ダクト18から装置外に排出される。
また、基板処理装置1には、上記の各構成要素で構成された処理装置本体DBを制御する制御部9が備えられている。制御部9のハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。すなわち、制御部9は、各種演算処理を行うCPU、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAMおよび制御用ソフトウェアやデータなどを記憶しておく磁気ディスクなどを備えて構成される。
<処理カップ>
<処理カップ>
図3および図4は、基板処理装置1が基板Wを処理する際の処理カップ40の配置例を示す図である。図3および図4に示すように内カップ41は、平面視円環状の底部44と、底部44の内周縁から上方に立ち上がる円筒状の内壁部45と、底部44の外周縁から上方に立ち上がる円筒状の外壁部46と、内壁部45と外壁部46との間から立ち上がり、上端部が滑らかな円弧を描きつつ中心側(スピンチャック20に保持される基板Wの軸心CXに近づく方向)斜め上方に延びる案内部47とを一体的に備えている。
内壁部45は、内カップ41が最も上昇された状態で、カバー部材23と鍔状部材25
との間に適当な隙間を保って収容されるような長さに形成されている。
との間に適当な隙間を保って収容されるような長さに形成されている。
案内部47は、滑らかな円弧を描きつつ中心側(基板Wの軸心CXに近づく方向)斜め上方に延びる上端部47bを備える。図4に示すように上端部47bは、上端部47bの上面である外側面47cと、外側面47cの先端部から下方に向かうとともに中心側から離れる方向に傾斜する傾斜面47dと、傾斜面47dから滑らかに連なる内側面47fと、を有している。
また、内壁部45と案内部47との間は、使用済みの処理液を集めて排液するための排液溝49とされている。案内部47と外壁部46との間は、使用済みの処理液を集めて回収するための円環状の外側回収溝50とされている。
排液溝49には、この排液溝49に集められた処理液を排出するとともに、排液溝49内を強制的に排気するための図示省略の排気液機構が接続されている。排気液機構は、例えば、排液溝49の周方向に沿って等間隔で4つ設けられている。また、外側回収溝50には、外側回収溝50に集められた処理液を基板処理装置1の外部に設けられた回収タンクに回収するための回収機構(いずれも図示省略)が接続されている。なお、外側回収溝50の底部は、水平方向に対して微少角度だけ傾斜しており、その最も低くなる位置に回収機構が接続されている。これにより、外側回収溝50に流れ込んだ処理液が円滑に回収される。
また図3および図4に示すように外カップ42は、内カップ41の案内部47の外側において、スピンチャック20の周囲を取り囲み、スピンチャック20に保持された基板Wの中心を通る軸心CXに対してほぼ回転対称となる形状を有している。外カップ42は、案内部47と同軸円筒状をなす下端部42aと、下端部42aの上端から滑らかな円弧を描きつつ中心側(基板Wの軸心CXに近づく方向)斜め上方に延びる上端部42bを備える。
図3に示すように上端部42bは、上端部42bの上面である外側面42cと、外側面42cの先端部から下方に向かうとともに中心側から離れる方向に傾斜する傾斜面42dと、傾斜面42dから滑らかに連なる内側面42fを有している。さらに、内側面42fの上端部(傾斜面42dとの間)には、内側面42fよりも下方に滑らかに突出する突出部である突出面42eを有している。
外カップ42の突出部42fは内カップ41と外カップ42とが最も近接した状態で、内カップ41の上面(具体的には、案内部47bの外側面47c)よりも下方に突出するように配置されている。
外カップ42の下端部42aは、内カップ41と外カップ42とが最も近接した状態で、内カップ41の案内部47と外壁部46との間に適当な隙間を保って外側回収溝50内に収容される。また、外カップ42の上端部42bは、内カップ41の案内部47bと上下方向に重なるように設けられ、内カップ41と外カップ42とが最も近接した状態で、案内部47bに対してごく微小な間隔を保って近接する。
また、内カップ41および外カップ42は互いに独立して駆動機構9aによって昇降可能とされている。すなわち、内カップ41および外カップ42のそれぞれには個別に駆動機構9aと接続されており、駆動機構9aは制御部9の指令により内カップ41および外カップ42を上下方向に変位させる。このような駆動機構9aとしては、例えばボールネジ機構やエアシリンダなどの種々の機構を採用することができる。
<基板処理装置の動作>
<基板処理装置の動作>
次に、上記の構成を有する基板処理装置1における動作について説明する。基板処理装置1における一般的な基板Wの処理手順の概略は、基板Wの表面に薬液を供給して所定の薬液処理を行った後、純水を供給して純水リンス処理を行い、その後基板Wを高速回転させて振り切り乾燥処理を行うというものである。基板Wの処理を行う際には、スピンチャック20に基板Wを保持するとともに、処理カップ40が昇降動作を行う。
薬液処理を行うときには、例えば外カップ42のみが上昇し、外カップ42の上端部42bと内カップ41の案内部47の上端部47cとの間に、スピンチャック20に保持された基板Wの周囲を取り囲む開口が形成される(図4参照)。この時の外カップ42の高さは、処理時高さ(H1)となっており、後述する洗浄時高さ(H2)よりも高い位置に配置される。
この状態にて基板Wがスピンチャック20とともに回転され、上面処理液ノズル30および下面処理液ノズル28から基板Wの上面および下面に薬液が供給される。供給された薬液は基板Wの回転による遠心力によって基板Wの上面および下面に沿って流れ、やがて基板Wの端縁部から側方に向けて飛散される。これにより、基板Wの薬液処理が進行する。回転する基板Wの端縁部から飛散した薬液は外カップ42の上端部42bによって受け止められ、外カップ42の内面を伝って流下し、外側回収溝50に回収される。
また、純水リンス処理を行うときには、例えば、内カップ41および外カップ42の両方が上昇し、スピンチャック20に保持された基板Wの周囲が内カップ41の案内部47によって取り囲まれる(図3参照)。この状態にて基板Wがスピンチャック20とともに回転され、上面処理液ノズル30および下面処理液ノズル28から基板Wの上面および下面に純水が供給される。供給された純水は基板Wの回転による遠心力によって基板Wの上面および下面に沿って流れ、やがて基板Wの端縁部から側方に向けて飛散される。これにより、基板Wの純水リンス処理が進行する。回転する基板Wの端縁部から飛散した純水は案内部47の内壁を伝って流下し、排液溝49から排出される。
また、振り切り乾燥処理を行うときには、内カップ41および外カップ42の全てが下降し、内カップ41の案内部47の上端部47b、および外カップ42の上端部42bのいずれもがスピンチャック20に保持された基板Wよりも下方に位置する。この状態にて基板Wがスピンチャック20とともに高速回転され、基板Wに付着していた水滴が遠心力によって振り切られ、乾燥処理が行われる。
このような処理液を基板Wに供給しての表面処理を行うときに、回転する基板Wから飛散した処理液の大半は処理カップ40によって回収されるものの、一部はミスト状となって処理カップ40に付着する。処理カップに付着し処理液が乾燥するとパーティクルなどを発生する汚染源となるおそれがある。
このため、本実施形態においては、以下のようにして処理カップを洗浄する。図5は、本発明に係る洗浄処理方法の手順を示すフローチャートである。本実施形態の洗浄処理は、基板処理装置1に基板Wが存在していない状態で行うものであり、例えば処理ロット間のタイミングにて行うのが好ましい。
まず、処理カップ40の外側上面42cの洗浄処理を行う(ステップS1)。基板処理装置1に基板Wが存在していないとき、すなわちスピンチャック20が基板Wを保持していない状態にて、内カップ41および外カップ42の両方が最も下方にまで下降する。これにより、内カップ41の第1案内部47の外側面47c、および外カップ42の外側面42cのいずれもがスピンチャック20のスピンベース21の保持面21aよりも下方に位置することとなる(図2の状態)。この状態にてスピンモータ22の駆動によってスピンチャック20のスピンベース21が回転軸CXのまわりに回転する。ステップS1におけるスピンベース21の回転数は250rpm〜350rpmであり、その値は制御部9によって制御されている。
スピンベース21を250rpm〜350rpmにて回転させつつ、処理カップ40の上端(外カップの外側面42c)をスピンベース21の保持面21aよりも低くしたうえで、上面処理液ノズル30のノズル基台33は、ノズルアーム32を回動させて吐出ヘッド31をスピンベース21の上方に移動させる。そして、回転するスピンベース21の保持面21aに吐出ヘッド31から洗浄液(本実施形態では純水)を供給する。
このときに、制御部9の制御によってノズル基台33がノズルアーム32を揺動し、純水を供給する吐出ヘッド31をスピンベース21の上方で往復移動させる(図2の破線矢印AR)。この往復移動は、例えば円板形状のスピンベース21の径方向に沿った一端側と他端側との間で吐出ヘッド31を繰り返し移動させるようにすれば良い。また、往復移動は、吐出ヘッド31を絶えず移動させる連続往復移動に限定されるものではなく、吐出ヘッド31が上記一端側にて暫時停止した後に他端側に移動して暫時停止し、しかる後に再び一端側に移動して暫時停止することを繰り返す間欠往復移動であっても良い。
回転するスピンベース21の保持面21aに純水を供給すると、遠心力によって保持面21aの端縁部から側方に向けて純水が飛散される。そして、スピンベース21の保持面21aよりも処理カップ40の上端の方が低いため、回転する保持面21aから飛散した純水は処理カップ40の外側(詳細には外カップ42の外側上面42bの外側)に降り注ぐこととなる。飛散した純水が降り注ぐことにより、処理カップ40の外側に付着していた処理液が洗い流される。
吐出ヘッド31がスピンベース21の径方向に沿った一端側の上方に位置しているときには、当該一端側に近い処理カップ40に降り注ぐ純水の量が多くなってその領域の良好な洗浄が行われる。一方、吐出ヘッド31がスピンベース21の他端側の上方に位置しているときには、当該他端側に近い処理カップ40の外側に降り注ぐ純水の量が多くなり、その領域の良好な洗浄が行われる。このようにして、上面処理液ノズル30の吐出ヘッド31がスピンベース21の上方で往復移動することにより、処理カップ40の全体にわたって良好な洗浄が行われることとなる。
処理カップ40の外側の洗浄処理を行った後、仕切板15およびチャンバ10の側壁11の洗浄処理を行う(ステップS2)。このときにも、基板Wを保持していないスピンチャック20の周囲において内カップ41および外カップ42の両方が最も下方にまで下降した状態にて、スピンベース21が回転軸CXのまわりに回転する。ステップS2におけるスピンベース21の回転数は350rpm〜450rpmであり、ステップS1における第1の回転数よりも大きい。すなわち、ステップS1からステップS2に移行するときには、制御部9がスピンベース21の回転数のみを高くしているのである。
処理カップ40の上端(上端部47b、上端部52bおよび上端部42b)をスピンベース21の保持面21aよりも低くした状態にて、スピンベース21を350rpm〜450rpmにて回転させつつ、吐出ヘッド31から保持面21aに純水を供給する。このときには、上記ステップS1におけるのと同様に、純水を供給する吐出ヘッド31をスピンベース21の上方で往復移動させる。
回転するスピンベース21の保持面21aに純水を供給すると、遠心力によって保持面21aの端縁部から側方に向けて純水が飛散される。このときに、スピンベース21の保持面21aよりも処理カップ40の上端の方が低く、またステップS1のカップ上面洗浄のときよりもスピンベース21の回転数が大きいためにより強い遠心力が純水に作用する。その結果、回転する保持面21aから飛散した純水はステップS1よりもさらに遠くの仕切板15の上面およびチャンバ10の側壁11に降り注ぐこととなる。スピンベース21から飛散した純水が降り注ぐことにより、仕切板15の上面およびチャンバ10の側壁11が洗浄される。
また、ステップS1におけるカップ上面洗浄と同様に、吐出ヘッド31がスピンベース21の径方向に沿った一端側の上方に位置しているときには、当該一端側に近い仕切板15および側壁11に降り注ぐ純水の量が多くなる。一方、吐出ヘッド31がスピンベース21の他端側の上方に位置しているときには、当該他端側に近い仕切板15および側壁11に降り注ぐ純水の量が多くなる。このようにして、吐出ヘッド31がスピンベース21の上方で往復移動することにより、仕切板15の上面およびチャンバ10の側壁11の全体にわたって良好な洗浄が行われることとなる。
次に、処理カップ40の内側の洗浄処理を行う(ステップS3)。処理カップ40は、互いに独立して昇降可能な内カップ41および外カップ42を備えており、これら内カップ41および外カップ42の内側面が案内部として機能する。すなわち、処理カップ40には高さ方向に沿って複数の案内部が設けられている。カップ内洗浄を行うときには、基板Wを保持していないスピンチャック20の周囲において外カップ42および内カップ41が順次に上昇する。そして、スピンモータ22の駆動によってスピンチャック20のスピンベース21が回転軸CXのまわりに回転する。ステップS3におけるスピンベース21の回転数は100rpm〜200rpmであり、ステップS1における第1の回転数よりも小さい。
<外カップの内側洗浄>
<外カップの内側洗浄>
制御部9は、処理カップ40の内側を洗浄するステップS3を開始する前に、吐出ヘッド31からの純水の供給を停止させる。その上で図6に示すように、外カップ42のみを上昇させる。この時の外カップ42の高さ位置は、図5に示す処理時高さH1よりも低い、洗浄時高さH2(洗浄位置)である。この状態にてスピンベース21を100rpm〜200rpmで回転させつつ、吐出ヘッド31から保持面21aに純水供給を開始することにより、遠心力によって保持面21aの端縁部から外カップ42の内側に向けて純水が飛散される。
この時、スピンベース21の保持面21aから飛散した純水が、外カップ42の傾斜部42dよりも下方であり、突出部42eから内側面42fに向けての範囲のみに降り注ぐように、洗浄時高さH2が設定される。また、この洗浄時高さH2は、吐出ヘッド31から供給される純水の流量、および、スピンベース21の回転数によって、最適な位置に調整されている。外カップ42は、洗浄時高さH2から上方に向けて揺動されてもよいし、洗浄時高さH2の状態を維持された状態で洗浄処理が行われてもよい。
ここで、突出部42eから内側面42fに至る面は、水平面に対する角度αが、45度以下の所定の角度(たとえば30度)となっている。そのため、突出部42eに供給された純水は突出部42eおよび内側面42fに沿って、外側下方に流下する。たとえば、この水平面に対する角度αが45度より大きく、例えば60度である場合、内側面42fに十分に洗浄出来ない領域が発生する。
従来のカップ形状では、内カップと外カップとの間の空間に余計な雰囲気が流入しないように、図8のような構造になっていた。図8に示すように、外カップの上端部142bの先端部には、先端から垂直方向に下方に伸びる折り返し部142cを備えている。この折り返し部142cと、上端部142bとの間に鋭角の窪み部142dが存在した。この窪み部142dに薬液等が付着した場合、従来の洗浄方法では純水が供給されないため、洗浄することが出来なかった。
これに対して本実施形態では、折り返し部142cに替えて突出部42dが形成されている。そして、突出部42dは傾斜面42cから連続的に滑らかに接続され、その後、上端部42bの内側に向けて滑らかに接続されている。そのため、突出部42dに供給された純水は突出部42dを伝って上端部42bの内側の面に沿って流下する。その過程で、突出部42dおよび上端部42bの内側面に付着した薬液等が除去されることにより、洗浄される。
また、この折り返し部142cに対してスピンベース21の保持面21aから純水が供給された場合、図8の矢印のように純水が跳ね返り、予期せぬ位置に液滴が付着する。この液滴は他の処理中にパーティクル等の汚染源となる。
これに対して本実施形態では、先端部には傾斜面42cが形成されており、純水の跳ね返りが抑制されている。これにより、純水の跳ね返りに起因するパーティクルを抑制することが可能となる。
<内カップの内側洗浄>
<内カップの内側洗浄>
続いて、内カップ41の内側が洗浄される。制御部9は、内カップ41の内側の洗浄処理を開始する前に、吐出ヘッド31からの純水の供給を一度停止させる。その上で図7に示すように、外カップ42、および内カップ41の両方を上昇させる。この時の内カップ41の高さ位置は、洗浄時高さH3(洗浄位置)である。この洗浄時高さH3は、スピンベース21の保持面21aから飛散した純水が、内カップ41の傾斜部41dの下方から内側面42fに向けての範囲のみに降り注ぐように設定される。
また、この内カップ41の洗浄時高さH3は、吐出ヘッド31から供給される純水の流量、および、スピンベース21の回転数によって、最適な位置に調整されている。内カップ41は、洗浄時高さH3から上方に向けて揺動されてもよいし、洗浄時高さH3の状態を維持された状態で洗浄処理が行われてもよい。
内カップ41の先端部にも傾斜面47dが形成されており、純水の跳ね返りが抑制されている。これにより、純水の跳ね返りに起因するパーティクルを抑制することが可能となる。内カップ41の傾斜面47dに供給された純水は傾斜面47dを伝って内側面47fに沿って流下する。その過程で、傾斜面47dおよび上端部47fの内側面に付着した薬液等が除去されることにより、洗浄される。
また、上記ステップS3では、ステップS1,およびステップS2と同様に、純水を供給する吐出ヘッド31をスピンベース21の上方で往復移動させてもよい。スピンベース21を回転させつつ、吐出ヘッド31がスピンベース21の上方で往復移動することにより、内カップ41、および外カップ42の内側全体が良好に洗浄されることとなる。
また、上記ステップS3では、ステップS1,およびステップS2と同様に、純水を供給する吐出ヘッド31をスピンベース21の上方で往復移動させてもよい。スピンベース21を回転させつつ、吐出ヘッド31がスピンベース21の上方で往復移動することにより、内カップ41、および外カップ42の内側全体が良好に洗浄されることとなる。
以上のようにして処理カップ40の内側の洗浄処理が終了した後、乾燥処理を行う(ステップS4)。乾燥処理を行うときには、吐出ヘッド31からの純水の供給を停止した状態で、内カップ41、外カップ42の両方が最も下方にまで下降し、外カップ42の外側面42cがスピンベース21の保持面21aよりも低くなる。また、上面処理液ノズル30の吐出ヘッド31は処理カップ40よりも外側の待機位置にまで移動する。この状態にてスピンモータ22の駆動によってスピンチャック20のスピンベース21が回転軸CXのまわりに高速回転する。ステップS4の乾燥処理時におけるスピンベース21の回転数は約2500rpmであり、ステップS2における第2の回転数よりも顕著に大きい。
保持面21aの周縁部に複数のチャック部材26を設けたスピンベース21が高速回転することにより、チャンバ10内に渦状の気流が形成される。このスピンベース21の回転にともなって生じた気流が吹き付けられることにより、処理カップ40の外側上面42d、仕切板15の上面およびチャンバ10の側壁11が乾燥される。
以上のように本実施形態では、基板Wを保持していないスピンチャック20を回転させつつ、スピンベース21の保持面21aに上面処理液ノズル30から洗浄液を供給し、回転するスピンベース21から遠心力によって飛散した洗浄液により処理カップ40の内側を洗浄する。すなわち、本実施形態のようにすれば、処理カップ40の内側に付着する薬液によるパーティクルを抑制することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明はその趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態においては、ステップS1〜S3で使用する洗浄液を純水としていたが、これに限定されるものではなく、薬液を純水で希釈した液や有機溶媒等を洗浄液として用いるようにしても良い。
また、上記実施形態では、スピンベース21の保持面21aに洗浄液を供給する洗浄液供給ノズルとして上面処理液ノズル30を用いていたが、これに代えて、ステップS1〜S3で下面処理液ノズル28からスピンベース21に洗浄液を供給するようにしても良い。なお、下面処理液ノズル28も本来は基板Wに対して表面処理を行うためのものであって、基板W以外の要素を洗浄するために設けられているものではない。
また、上記実施形態においては、処理カップ40に互いに独立して昇降可能な内カップ
41、および外カップ42を備えていたが、これら2つのカップだけではなく、3つ、4つのカップを備える構成であってもよい。さらに、カップは複数に限定されず、1つのカップであってもよい。
41、および外カップ42を備えていたが、これら2つのカップだけではなく、3つ、4つのカップを備える構成であってもよい。さらに、カップは複数に限定されず、1つのカップであってもよい。
また、それぞれのカップが互いに独立して昇降可能なカップではなく、複数のカップが一体に構成されて昇降するものであっても良い。複数のカップが高さ方向に沿って多段に一体に積層されている場合には、ステップS3でそれぞれのカップが順次にスピンベース21の保持面21aを取り囲むように昇降移動するようにすれば良い。
また、基板洗浄装置1によって処理対象となる基板は半導体基板に限定されるものではなく、液晶表示装置などのフラットパネルディスプレイに用いるガラス基板であっても良い。
1 基板処理装置
9 制御部
9a 駆動機構
10 チャンバ
11 側壁
20 スピンチャック
21 スピンベース
21a 保持面
20 チャック部材
28 下面処理液ノズル
30 上面処理液ノズル
31 吐出ヘッド
32 ノズルアーム
33 ノズル基台
40 処理カップ
41 内カップ
42 外カップ
42c、47c 外側面
42d、47d 傾斜面
42e 突出面
42f、47f 内側面
α 水平面に対する角度
9 制御部
9a 駆動機構
10 チャンバ
11 側壁
20 スピンチャック
21 スピンベース
21a 保持面
20 チャック部材
28 下面処理液ノズル
30 上面処理液ノズル
31 吐出ヘッド
32 ノズルアーム
33 ノズル基台
40 処理カップ
41 内カップ
42 外カップ
42c、47c 外側面
42d、47d 傾斜面
42e 突出面
42f、47f 内側面
α 水平面に対する角度
Claims (5)
- 基板を水平姿勢で保持し、所定の回転軸を中心に回転させる保持回転部材と、
前記保持回転部材に保持された基板の周囲を取り囲むカップと、
前記保持回転部材の前記基板に対向する対向面に洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、を備える基板処理装置であって、
前記カップは、
前記回転軸に近づく内方に向けて高くなる面を有する外側面と、
前記外側面の上端から、前記回転軸に沿った下方に向けて径方向に広がる面を有する傾斜面と、
前記傾斜面と滑らかに連なり、前記外側面と実質的に平行となる面を有する内側面と、をさらに備え、
前記保持回転部材を回転させつつ、前記洗浄液供給手段から洗浄液を供給し、前記カップに向けて洗浄液を離脱させることにより、前記傾斜面に洗浄液を着液させるとともに前記傾斜面と連なる内側面に沿って流下させることを特徴とする、基板処理装置。 - 請求項1に記載の基板処理装置において、
前記内側面における前記傾斜面側の上端部に、当該内側面より下方に突出し、かつ、前記傾斜面と滑らかに連なる突出面をさらに備え、
前記傾斜面に付着した洗浄液は前記突出面に沿って流下した後に前記内側面に沿って流下することを特徴とする基板処理装置。 - 請求項2に記載の基板処理装置において、
前記突出面の最下点から前記内側面に至る面は、水平面とのなす角が45度以下であることを特徴とする基板処理装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板処理装置において、
前記カップを前記保持回転部材に対して相対的に上下させる上下駆動機構と、
当該基板処理装置の制御を行う制御部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記洗浄液供給手段から前記保持回転部材に洗浄液を供給しつつ、前記上下駆動機構を駆動し前記カップを前記保持回転部材に対して上下に変位させることにより、前記洗浄液が前記傾斜面に付着した後に前記傾斜面と連なる内側面に沿って流下する洗浄位置を通過させることを特徴とする基板処理装置。 - 請求項4に記載の基板処理装置において、
前記制御部は、前記洗浄液供給手段から前記保持回転部材に洗浄液を供給しつつ、前記カップを洗浄位置で停止させることを特徴とする基板処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014051973A JP2015176996A (ja) | 2014-03-14 | 2014-03-14 | 基板処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2015176996A true JP2015176996A (ja) | 2015-10-05 |
Family
ID=54255925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014051973A Pending JP2015176996A (ja) | 2014-03-14 | 2014-03-14 | 基板処理装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015176996A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20180018340A (ko) | 2016-08-10 | 2018-02-21 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 액 처리 장치 및 액 처리 방법 |
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WO2023123603A1 (zh) * | 2021-12-31 | 2023-07-06 | 华海清科股份有限公司 | 一种晶圆后处理装置 |
-
2014
- 2014-03-14 JP JP2014051973A patent/JP2015176996A/ja active Pending
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