JP2015176617A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】センスアンプを介したオフリーク電流を低減する。【解決手段】一対の信号ノードがビット線BLT,BLBにそれぞれ接続され、一対の電源ノードがコモンソース配線NCS,PCSにそれぞれ接続されたセンスアンプSAと、VSS配線とコモンソース配線NCSとの間に接続されたトランジスタN11と、VARY配線とコモンソース配線PCSとの間に接続されたトランジスタN12と、VSS配線とコモンソース配線NCSとの間に直列に接続されたトランジスタN21及びダイオードD1とを備える。パワーダウンモード時にトランジスタN11をオフさせ、トランジスタN21をオンさせれば、センスアンプSAに与えられる動作電圧が低下するため、ビット線上のデータを破壊することなく、オフリーク電流を低減させることが可能となる。【選択図】図5
Description
本発明は半導体装置に関し、特に、ビット線間の電位差を増幅するセンスアンプを備えた半導体装置に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体装置においては、一対のビット線間に現れる電位差がセンスアンプによって増幅される。一般的なセンスアンプは、クロスカップルされたNチャンネル型MOSトランジスタとクロスカップルされたPチャンネル型MOSトランジスタからなり、各トランジスタのコモンソースに動作電圧が供給されると、一対のビット線間の電位差が増幅される。また、特許文献1〜3に記載された半導体装置においては、センス速度を向上させるため、センス動作の初期にコモンソースがオーバードライブされる。
センスアンプのコモンソースは、プリチャージ期間において同電位にイコライズされている。そして、アクティブコマンドが発行されるとコモンソースに動作電圧が供給され、これによりセンスアンプを介したリード動作又はライト動作が可能な状態となる。この状態はプリチャージコマンドが発行されるまで継続される。
しかしながら、アクティブコマンドの発行からプリチャージコマンドの発行までの全期間に亘って、コモンソースにリストアレベルの動作電圧を供給し続けると、センスアンプを介して流れるリーク電流によって消費電流が増大するという問題があった。このような問題を解決すべく、特許文献4には、アクティブコマンドの発行からプリチャージコマンドの発行までの一部の期間において、センスアンプをイコライズする方法が提案されている。
しかしながら、アクティブ期間にセンスアンプをイコライズするためには、当該期間においてセンスアンプとビット線を切り離すためのスイッチが必要となる。また、センスアンプがイコライズされている期間においては、ビット線がフローティング状態となるため、イコライズ期間が長いとメモリセルに保持された情報が消失するおそれもある。
本発明の一側面による半導体装置は、第1及び第2のビット線を含むメモリセルアレイと、第1及び第2のコモンソース配線と、前記第1及び第2のコモンソース配線間の電圧によって動作し、前記第1及び第2のビット線間の電位差を増幅するセンスアンプと、前記第1及び第2のコモンソース配線間に第1の動作電圧を供給する第1のドライバ回路と、前記第1及び第2のコモンソース配線間に前記第1の動作電圧よりも低い第2の動作電圧を供給する第2のドライバ回路と、前記第1及び第2のドライバ回路の動作を制御するアクセス制御回路と、を備え、前記アクセス制御回路は、前記メモリセルアレイを非活性状態から活性状態に遷移させる第1のコマンドに応答して前記第1のドライバ回路を活性化させ、前記メモリセルアレイを前記活性状態から前記非活性状態に遷移させる第2のコマンドに応答して、活性化された前記第1のドライバ回路を非活性化させ、前記第1のコマンドが発行されてから前記第2のコマンドが発行されるまでの期間に所定の条件が満たされたことに応答して前記第2のドライバ回路を活性化させることを特徴とする。
本発明の他の側面による半導体装置は、第1及び第2のビット線と、第1及び第2のコモンソース配線と、第1の電位を供給する第1の電源配線と、第2の電位を供給する第2の電源配線と、第1及び第2の信号ノードが前記第1及び第2のビット線にそれぞれ接続され、第1及び第2の電源ノードが前記第1及び第2のコモンソース配線にそれぞれ接続されたセンスアンプと、前記第1の電源配線と前記第1のコモンソース配線との間に接続された第1のトランジスタと、前記第2の電源配線と前記第2のコモンソース配線との間に接続された第2のトランジスタと、前記第1の電源配線と前記第1のコモンソース配線との間に直列に接続された第3のトランジスタ及び第1のダイオードと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、メモリセルに保持された情報を保持しつつ、センスアンプを介して流れるリーク電流を削減することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の全体構成を示すブロック図である。
本実施形態による半導体装置10はDRAMであり、図1に示すようにメモリセルアレイ11を備えている。メモリセルアレイ11には、互いに交差する複数のサブワード線SWLと複数のビット線BLが設けられており、それらの交点にメモリセルMCが配置されている。サブワード線SWLの選択はロウデコーダ12によって行われ、ビット線BLの選択はカラムデコーダ13によって行われる。ビット線BLは、センス回路14内の対応するセンスアンプSAにそれぞれ接続されており、カラムデコーダ13により選択されたビット線BLは、センスアンプSAを介してメインアンプ15に接続される。
ロウデコーダ12、カラムデコーダ13、センス回路14及びメインアンプ15の動作は、アクセス制御回路20によって制御される。アクセス制御回路20には、外部端子21〜24を介してアドレス信号ADD、コマンド信号CMD、クロック信号CK、クロックイネーブル信号CKEなどが供給される。アクセス制御回路20は、これらの信号に基づいてロウデコーダ12、カラムデコーダ13、センス回路14、メインアンプ15及びデータ入出力回路30の動作を制御する。
具体的には、コマンド信号CMDがアクティブコマンドを示している場合、アドレス信号ADDはロウデコーダ12に供給される。これに応答して、ロウデコーダ12はアドレス信号ADDが示すサブワード線SWLを選択し、これにより対応するメモリセルMCがそれぞれビット線BLに接続される。その後、アクセス制御回路20は、所定のタイミングでセンス回路14を活性化させる。
一方、コマンド信号CMDがリードコマンド又はライトコマンドを示している場合、アドレス信号ADDはカラムデコーダ13に供給される。これに応答して、カラムデコーダ13はアドレス信号ADDが示すビット線BLをメインアンプ15に接続する。これにより、リード動作時においては、センスアンプSAを介してメモリセルアレイ11から読み出されたリードデータDQがメインアンプ15及びデータ入出力回路30を介してデータ端子31から外部に出力される。また、ライト動作時においては、データ端子31及びデータ入出力回路30を介して外部から供給されたライトデータDQが、メインアンプ15及びセンスアンプSAを介してメモリセルMCに書き込まれる。
さらに、クロックイネーブル信号CKEがパワーダウンコマンドを示している場合、アクセス制御回路20は該半導体装置10をパワーダウンモードにエントリさせる。半導体装置10がパワーダウンモードにエントリすると、リード動作やライト動作を行わない低消費電流状態となる。
これら各回路ブロックは、それぞれ所定の内部電圧を動作電源として使用する。これら内部電源は、図1に示す電源回路40によって生成される。電源回路40は、電源端子41,42を介してそれぞれ供給される外部電位VDD及び接地電位VSSを受け、これらに基づいて内部電圧VPP,VPERI,VARY,VODなどを生成する。内部電位VPPは外部電位VDDを昇圧することによって生成され、内部電位VPERI,VARY,VODは外部電位VDDを降圧することによって生成される。
内部電圧VPPは、主にロウデコーダ12において用いられる電圧である。ロウデコーダ12は、アドレス信号ADDに基づき選択したサブワード線SWLをVPPレベルに駆動し、これによりメモリセルMCに含まれるセルトランジスタを導通させる。内部電圧VARY,VODは、主にセンス回路14において用いられる電圧である。センス回路14が活性化すると、ビット線対の一方をVARYレベル、他方をVSSレベルに駆動することにより、読み出されたリードデータの増幅を行う。また、センス動作の初期においては、ビット線対の一方をVODレベルにオーバードライブすることにより、センス動作の高速化が図られる。内部電圧VPERIは、アクセス制御回路20などの大部分の周辺回路の動作電圧として用いられる。これら周辺回路の動作電圧として外部電圧VDDよりも電圧の低い内部電圧VPERIを用いることにより、半導体装置10の低消費電力化が図られている。
図2は、メモリセルアレイ11の構造を示す略平面図である。
図2に示すように、メモリセルアレイ11は、マトリクス状にレイアウトされた複数のメモリマットMATを有している。X方向に隣り合う2つのメモリマットMAT間には、サブワードドライバ領域SWが設けられている。一方、Y方向に隣り合う2つのメモリマットMAT間には、センスアンプ領域SAAが設けられている。また、Y方向に延在するサブワードドライバ領域SWの列と、X方向に延在するセンスアンプ領域SAAの列とが交差する領域には、サブワードクロス領域SXが設けられている。サブワードクロス領域SXには後述するメイン入出力配線を駆動するサブアンプなどが配置される。
図3は、メモリセルアレイ11の一部をさらに拡大して示す略平面図である。
図3に示すように、メモリセルアレイ11内には、X方向に延びるローカル入出力配線対LIOT,LIOBと、Y方向に延びるメイン入出力配線対MIOT,MIOBが設けられている。ローカル入出力配線対LIOT,LIOB及びメイン入出力配線対MIOT,MIOBは、階層的に構築されたデータ入出力配線である。
ローカル入出力配線対LIOT,LIOBは、メモリセルMCから読み出されたリードデータ及びメモリセルMCに書き込むべきライトデータを、メモリセルアレイ11内で伝達するために用いられる。ローカル入出力配線対LIOT,LIOBは、一対の配線を用いてリードデータ及びライトデータを伝送するディファレンシャル型のデータ入出力配線である。ローカル入出力配線対LIOT,LIOBは、センスアンプ領域SAA及びサブワードクロス領域SX上においてX方向にレイアウトされている。
メイン入出力配線対MIOT,MIOBは、リードデータをメモリセルアレイ11からメインアンプ15に伝達するとともに、ライトデータをメインアンプ15からメモリセルアレイ11に伝達するために用いられる。メイン入出力配線対MIOT,MIOBもまた、一対の配線を用いてリードデータ及びライトデータを伝送するディファレンシャル型のデータ入出力配線である。メイン入出力配線対MIOT,MIOBは、メモリマットMAT及びセンスアンプ領域SAA上においてY方向にレイアウトされている。Y方向に延びる多数のメイン入出力配線対MIOT,MIOBは平行に設けられ、メインアンプ15に接続されている。
メモリマットMAT内には、X方向に延在するサブワード線SWLとY方向に延在するビット線BLT又はBLBとの交点にメモリセルMCが配置されている。メモリセルMCは、対応するビット線BLT又はBLBとプレート配線(例えばプリチャージ配線)との間にセルトランジスタTrとセルキャパシタCとが直列に接続された構成を有している。セルトランジスタTrはNチャンネル型MOSトランジスタからなり、そのゲート電極は対応するサブワード線SWLに接続されている。
サブワードドライバ領域SWには、多数のサブワードドライバSWDが設けられている。各サブワードドライバSWDは、ロウアドレスに基づいて、対応するサブワード線SWLをそれぞれ駆動する。
また、サブワードドライバSWDにはメインワード線MWL及びワードドライバ選択線FXBが接続されている。一つのサブワードドライバSWD上には例えば8本のワードドライバ選択線FXBが配線され、一本のメインワード線MWLで選択される4個のサブワードドライバSWDのうち、一対のワードドライバ選択線FXBによっていずれか1個を選択することによって1本のサブワード線SWLが活性化される。
センスアンプ領域SAAには、多数のセンスアンプSA、イコライズ回路EQ及びカラムスイッチYSWが設けられている。各センスアンプSA及び各イコライズ回路EQは、対応するビット線対BLT,BLBに接続されている。本実施形態による半導体装置はいわゆるオープンビット線構造を有しており、したがって同じセンスアンプSAに接続されたビット線対BLT,BLBは、それぞれ異なるメモリマットMAT(つまりY方向に隣り合う2つのメモリマット)に配置される。センスアンプSAはこれらのビット線対BLT,BLBに生じている電位差を増幅し、イコライズ回路EQはビット線対BLT,BLBを同電位にイコライズする。センスアンプSAによって増幅されたリードデータは、まずローカル入出力配線対LIOT,LIOBに伝達され、そこからさらにメイン入出力配線対MIOT,MIOBに伝達される。
カラムスイッチYSWは、対応するセンスアンプSAとローカル入出力配線対LIOT,LIOBとの間に設けられており、対応するカラム選択信号YSがハイレベルに活性化することで両者を接続する。カラム選択信号YSは、カラムアドレスに基づき、カラムデコーダ13によって生成される。
サブワードクロス領域SXには、複数のサブアンプSUBが設けられている。サブアンプSUBはサブワードクロス領域SXごとに複数個設けられており、対応するメイン入出力配線対MIOT,MIOBを駆動する。各サブアンプSUBの入力端は、対応するローカル入出力配線対LIOT,LIOBに接続されており、各サブアンプSUBの出力端は、対応するメイン入出力配線対MIOT,MIOBに接続されている。各サブアンプSUBは、対応するローカル入出力配線対LIOT,LIOB上のデータに基づいて、メイン入出力配線対MIOT,MIOBをそれぞれ駆動する。尚、サブアンプSUBの代わりに、メイン入出力配線対MIOT,MIOBとローカル入出力配線対LIOT,LIOBとをNチャンネル型MOSトランジスタによって接続する、いわゆるパスゲートを用いても構わない。
上述の通り、メイン入出力配線対MIOT,MIOBはメモリマットMATを横断するように設けられている。そして、各メイン入出力配線対MIOT,MIOBの一端はメインアンプ15に接続されている。これにより、センスアンプSAを用いて読み出されたデータは、ローカル入出力配線対LIOT,LIOBを介してサブアンプSUBに転送され、さらにメイン入出力配線対MIOT,MIOBを介してメインアンプ15に送られる。メインアンプ15は、メイン入出力配線対MIOT,MIOBを介して供給されるデータをさらに増幅する。
図4は、センスアンプSA及びイコライズ回路EQの回路図である。
図4に示すように、センスアンプSAは、クロスカップルされたPチャンネル型MOSトランジスタ111,112と、クロスカップルされたNチャンネルMOSトランジスタ113,114によって構成されている。トランジスタ111,113のソースは、電源ノードa,b間に直列接続されており、これらの接点が一方の信号ノードcに接続され、これらのゲート電極が他方の信号ノードdに接続されている。同様に、トランジスタ112,114のソースも電源ノードa,b間に直列接続されており、これらの接点が一方の信号ノードdに接続され、これらのゲート電極が他方の信号ノードcに接続されている。信号ノードcはビット線BLTに接続され、信号ノードdはビット線BLBに接続されている。そして、電源ノードaはコモンソース配線PCSに接続され、電源ノードbはコモンソース配線NCSに接続されている。
このようなフリップフロップ構造により、高位側のコモンソース配線PCS及び低位側のコモンソース配線NCSに所定の動作電圧が供給されている状態において、ビット線対BLT,BLBに電位差が生じると、ビット線対の一方には高位側のコモンソース配線PCSの電位が供給され、ビット線対の他方には低位側のコモンソース配線NCSの電位が供給されることになる。高位側のコモンソース配線PCSの活性電位はアレイ電位VARYであり、低位側のコモンソース配線NCSの活性電位は接地電位VSSである。
センス動作を行う前の時点においては、ビット線対BLT,BLBは、予めイコライズ回路EQによってプリチャージ電位VBLPにイコライズされている。その後イコライズを停止してから、所定のサブワード線SWLを選択すると、当該ビット線BLT又はBLBにメモリセルMCに保持されていた電荷が解放され、両ビット線BLT,BLB間に電位差が生じる。その後、コモンソース配線PCS,NCS間に動作電圧を供給すると、ビット線対BLT,BLBの電位差が増幅される。
イコライズ回路EQは、3つのNチャンネル型MOSトランジスタ121〜123からなる。トランジスタ121はビット線対BLT,BLB間に接続されており、トランジスタ122はビット線BLTとプリチャージ電位VBLPが供給される配線との間に接続されており、トランジスタ123はビット線BLBとプリチャージ電位VBLPが供給される配線との間に接続されている。そして、これらトランジスタ121〜123のゲート電極には、いずれもビット線イコライズ信号BLEQが供給される。かかる構成により、ビット線イコライズ信号BLEQがハイレベルに活性化すると、ビット線対BLT,BLBはプリチャージ電位VBLPにプリチャージされる。
また、本実施形態では、ビット線対BLT,BLBとセンスアンプSAが直接接続されており、両者間にスイッチなどが介在しない。このため、イコライズ回路EQによってビット線対BLT,BLBをイコライズすると、コモンソース配線PCS,NCSについても同電位にイコライズされることになる。
コモンソース配線PCS,NCSは、以下に説明するドライバ回路によって駆動される。
図5は、第1の実施形態によるドライバ回路の回路図である。
第1の実施形態によるドライバ回路は、コモンソース配線PCS,NCSに第1の動作電圧(VARY)を供給する第1のドライバ回路と、コモンソース配線PCS,NCSに第2の動作電圧(VARY−2VBIAS)を供給する第2のドライバ回路を備えている。
図5に示すように、第1のドライバ回路は、接地電位VSSが供給される配線(VSS配線)とコモンソース配線NCSとの間に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタN11と、内部電位VARYが供給される配線(VARY配線)とコモンソース配線PCSとの間に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタN12と、オーバードライブ電位VOD(>VARY)が供給される配線(オーバードライブ配線)とコモンソース配線PCSとの間に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタN13によって構成される。本実施形態においては、トランジスタN11がセンスアンプ領域SAAに配置され、トランジスタN12,N13がサブワードクロス領域SXに配置されている。トランジスタN13は、コモンソース配線PCSをオーバードライブするオーバードライブトランジスタである。
一方、第2のドライバ回路は、VSS配線とコモンソース配線NCSとの間に直列に接続されたダイオードD1及びNチャンネル型MOSトランジスタN21と、VARY配線とコモンソース配線PCSとの間に直列に接続されたダイオードD2及びPチャンネル型MOSトランジスタP21によって構成されている。トランジスタN21とトランジスタN11は排他的にオンし、トランジスタP21とトランジスタN12及びN13は排他的にオンする。
ダイオードD1,D2は、いずれもゲート−ドレイン間が短絡されたNチャンネル型MOSトランジスタによって構成されており、その電圧降下量(ゲートソース間電圧)はVBIASである。本実施形態においては、トランジスタN21,P21及びダイオードD1,D2がいずれもメモリセルアレイ11の外部に位置する周辺回路領域PEに配置されている。
図5に示すように、トランジスタN11〜N13のゲート電極には、センス信号SAN,SAP2,SAP1がそれぞれ供給される。これにより、センス信号SAN,SAP2がハイレベルに活性化すると、コモンソース配線PCS,NCS間には第1の動作電圧VARYが供給される。また、センス信号SAN,SAP1がハイレベルに活性化すると、コモンソース配線PCS,NCS間には、第1の動作電圧VARYよりも高いオーバードライブ電圧VODが供給される。
また、トランジスタN21,P21のゲート電極には、スタンバイ信号STB及びその反転信号がそれぞれ供給される。これにより、スタンバイ信号STBがハイレベルに活性化すると、コモンソース配線PCS,NCS間には第2の動作電圧VARY−2VBIASが供給される。
これらセンス信号SAN,SAP2,SAP1及びスタンバイ信号STBは、図1に示したアクセス制御回路20によって生成される。
図6は、第1の実施形態によるドライバ回路の動作を説明するための波形図である。
まず、時刻t11以前においては、図4に示したイコライズ信号BLEQがハイレベルであり、ビット線対BLT,BLB及びコモンソース配線PCS,NCSは、いずれもプリチャージ電位VBLPにイコライズされている。
そして、時刻t11にアクティブコマンドが発行されると、イコライズが解除されるとともに、入力されたアドレス信号ADD(ロウアドレス)に基づいて所定のサブワード線SWLがVPPレベルに駆動される。イコライズの解除、つまりイコライズ回路EQの非活性状態は、アクティブコマンドが発行されてからプリチャージコマンドが発行されるまで継続される。この期間においては、トランジスタN11〜N13,N21,P21の少なくとも一つがオンしているためである。
サブワード線SWLがVPPレベルに駆動されと、対応するメモリセルMCのセルトランジスタTrがオンするため、当該セルキャパシタCがビット線BLT又はBLBに接続される。その結果、セルキャパシタCの蓄積電荷に応じ、ビット線BLT又はBLBの電位がわずかに変化する。図6に示す例では、ビット線BLTの電位がわずかに低下した様子を示している。
その後、時刻t12になるとセンス信号SAN,SAP1がハイレベルに活性化する。これにより、コモンソース配線PCSはVODレベル、コモンソース配線NCSはVSSレベルに駆動されるため、センスアンプSAが活性化される。このため、ビット線対BLT,BLBの電位差に応じ、ビット線BLTがVSSレベル、ビット線BLBがVODレベルにセンスされる。
その後、一定期間が経過すると、時刻t13にセンス信号SAP1がローレベル、センス信号SAP2がハイレベルに変化する。これによりオーバードライブが終了し、コモンソース配線PCSがVARYレベル、コモンソース配線NCSがVSSレベルとなる。これに応じて、ビット線対BLT,BLBについても、VSSレベル及びVARYレベルとなる。
以上の一連の動作は、アクティブコマンドに応答して連続的に実行され、これによってメモリセルアレイ11が活性化される。メモリセルアレイ11が活性化された状態は「アクティブ状態」と呼ばれる。図6には示されていないが、メモリセルアレイ11がアクティブ状態になると、リードコマンド又はライトコマンドを発行することにより、メモリセルアレイ11に対してリード動作又はライト動作を行うことが可能となる。
メモリセルアレイ11のアクティブ状態は、プリチャージコマンドが発行されるまで継続される。図6には示されていないが、プリチャージコマンドが発行されると、サブワード線SWLが非活性レベルにリセットされ、これによりメモリセルアレイ11が非活性化される。
一方、メモリセルアレイ11がアクティブ状態である期間にクロックイネーブル信号CKEをローレベルに変化させると、当該半導体装置10はパワーダウンモードにエントリする。つまり、クロックイネーブル信号CKEのハイレベルからローレベルへの変化は、パワーダウンコマンドの発行を意味する。図6に示す例では、時刻t14にパワーダウンコマンドが発行されている。
図6に示すように、パワーダウンコマンドが発行されると、センス信号SAN,SAP2がローレベルに変化するとともに、スタンバイ信号STBがハイレベルに活性化する。これにより、第2のドライバ回路を構成するトランジスタN21,P21がオンするため、コモンソース配線PCSにはVARY−VBIASの電位が供給され、コモンソース配線NCSにはVSS+VBIASの電位が供給されることになる。つまり、コモンソース配線PCSの電位がVBIASだけ低下するとともに、コモンソース配線NCSの電位がVBIASだけ上昇する。
これにより、センスアンプSAに供給される動作電位が低下するため、センスアンプSAを介したオフリーク電流が減少し、消費電流が低減される。しかも、ビット線対BLT,BLBには、コモンソース配線PCS,NCSを介して第2の動作電圧VARY−2VBIASが与えられることから、ビット線対BLT,BLBを介して読み出された情報が破壊されることもない。
そして、時刻t15にクロックイネーブル信号CKEがハイレベルに変化すると、パワーダウンモードからの復帰が実行される。パワーダウンモードからの復帰は、スタンバイ信号STBをローレベルに非活性化するとともに、センス信号SAN,SAP2を再びハイレベルに活性化させることにより行う。これにより、ビット線対BLT,BLBには再び第1の動作電圧VARYが印加されることになる。そして、サブワード線SWLをリセットするとともに、時刻t16にセンス信号SAN,SAP2をローレベルに戻せば、時刻t11以前の初期状態に戻る。
ここで、センス信号SAN,SAP2を一旦ハイレベルとしているのは、選択されたメモリセルMCにリストアレベル、つまりVARYレベル又はVSSレベルの電位を与えることにより、正しくリストア動作を行うためである。
以上が第1の実施形態によるドライバ回路の構成及びその動作である。このように、本実施形態によれば、アクティブ状態においてパワーダウンコマンドが発行されると、コモンソース配線PCS,NCSに与えられる動作電圧が低下することから、センスアンプSAを介したオフリーク電流を低減させることが可能となる。しかも、この間、ビット線対BLT,BLBには所定の第2の動作電圧VARY−2VBIASが与えられることから、ビット線上の情報が破壊されることもない。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図7は、第2の実施形態によるドライバ回路の回路図である。
図7に示すように、第2の実施形態は、第2のドライバ回路を構成するトランジスタN21及びダイオードD1が削除されている点において、図5に示した第1の実施形態と相違している。その他の構成については第1の実施形態と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図8は、第2の実施形態によるドライバ回路の動作を説明するための波形図である。
図8に示すように、第2の実施形態におけるセンス信号SAP1,SAP2及びスタンバイ信号STBの波形は、第1の実施形態と同一である。センス信号SANについては、時刻t14〜t15の期間においてもハイレベルに活性化される。但し、トランジスタN21及びダイオードD1が削除されているため、パワーダウンコマンドが発行されると、コモンソース配線PCSにはVARY−VBIASの電位が供給される一方、コモンソース配線NCSに供給される電位はVSSのままである。つまり、コモンソース配線PCSの電位だけがVBIASだけ低下する。
これにより、パワーダウンモード時においてセンスアンプSAに供給される動作電位が低下するため、第1の実施形態と同様、センスアンプSAを介したオフリーク電流が減少し、消費電流が低減される。しかも、ビット線対BLT,BLBには、コモンソース配線PCS,NCSを介して第2の動作電圧VARY−VBIASが与えられることから、ビット線対BLT,BLBを介して読み出された情報が破壊されることもない。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図9は、第3の実施形態によるドライバ回路の回路図である。
図9に示すように、第3の実施形態は、第2のドライバ回路を構成するトランジスタP21及びダイオードD2が削除されている点において、図5に示した第1の実施形態と相違している。その他の構成については第1の実施形態と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図10は、第3の実施形態によるドライバ回路の動作を説明するための波形図である。
図10に示すように、第3の実施形態においてもセンス信号SAN,SAP1及びスタンバイ信号STBの波形は、第1の実施形態と同一である。センス信号SAP2については、時刻t14〜t15の期間においてもハイレベルに活性化される。但し、トランジスタP21及びダイオードD2が削除されているため、パワーダウンコマンドが発行されると、コモンソース配線NCSにはVSS+VBIASの電位が供給される一方、コモンソース配線PCSに供給される電位はVARYのままである。つまり、コモンソース配線NCSの電位だけがVBIASだけ上昇する。
これにより、パワーダウンモード時においてセンスアンプSAに供給される動作電位が低下するため、第1の実施形態と同様、センスアンプSAを介したオフリーク電流が減少し、消費電流が低減される。しかも、ビット線対BLT,BLBには、コモンソース配線PCS,NCSを介して第2の動作電圧VARY−VBIASが与えられることから、ビット線対BLT,BLBを介して読み出された情報が破壊されることもない。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図11は、第4の実施形態によるドライバ回路の回路図である。
図11に示すように、第4の実施形態は、第1のドライバ回路を構成するトランジスタN11が周辺回路領域に配置されている点において、図9に示した第3の実施形態と相違している。その他の構成については第3の実施形態と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施形態は、第3の実施形態と同じ効果を得ることができるとともに、センスアンプ領域SAAの面積縮小と、トランジスタN11のスイッチングによる充放電電流の低減が可能となる。
図12は、第4の実施形態においてオフリーク電流が流れるパスを説明するための図である。
図12に示す例では、センスアンプSAによって一方のビット線対BLTがハイレベルに駆動され、他方のビット線対BLBがローレベルに駆動された状態を示している。この場合、VSS配線に流れるオフリーク電流のパスとしては、符号P1,P2で示すイコライズ回路EQを介したリークパス、符号P3で示すローカル入出力配線を介したリークパスが含まれる。
しかしながら、本実施形態ではパワーダウン時におけるコモンソース配線NCSの電位がVSS+VBIASとなり、これによりビット線対BLBのレベルもVSS+VBIASに浮き上がるため、各リークパスに存在するトランジスタのゲートソース間電圧が低下する。例えば、符号P1,P2で示すパスにおいては、イコライズ回路EQを構成するトランジスタ121,123のゲートソース間電圧Vgsが負電位(Vgs<0)となるため、トランジスタ121,123を介したオフリーク電流が低減される。また、符号P3で示すパスにおいては、カラムスイッチYSWのゲートソース間電圧Vgsが負電位(Vgs<0)となるため、カラムスイッチYSWを介したオフリーク電流が低減される。このようなメカニズムにより、オフリーク電流を大幅に削減することが可能となる。
図13は、第3及び第4の実施形態によるドライバ回路の別の動作を説明するための波形図である。
図13に示すように、時刻t11〜t12までの動作は図6に示した動作と同じであるが、本例では時刻t20においてリードコマンドが発行されている。リードコマンドが発行されると、入力されたアドレス信号ADD(カラムアドレス)に基づいて所定のカラム選択信号YSがハイレベルに変化する。これにより、対応するビット線対BLT,BLBがローカル入出力配線LIOT/LIOBに接続されることになる。
そして、上記のリード動作が完了した時刻t21から所定の期間tIdleに亘ってリードコマンド又はライトコマンドが発行されなかった場合、期間tIdleが経過した時刻t22において、センス信号SANがローレベルに変化するとともに、スタンバイ信号STBがハイレベルに活性化する。これにより、第2のドライバ回路を構成するトランジスタN21がオンするため、コモンソース配線NCSにはVSS+VBIASの電位が供給されることになる。つまり、コモンソース配線NCSの電位がVBIASだけ上昇する。これにより、パワーダウンコマンドが発行された場合と同様、センスアンプSAを介したオフリーク電流が減少し、消費電流を低減することができる。
そして、時刻t23にプリチャージコマンドが発行されると、スタンバイ信号STBがローレベルに戻るとともに、センス信号SANが一時的にハイレベルに活性化する。その後、時刻t24にセンス信号SAN,SAP2をローレベルに戻せば、時刻t11以前の初期状態に戻る。
このように、外部からパワーダウンコマンドが発行された場合だけでなく、アクティブ状態において所定の期間に亘りリードコマンド又はライトコマンドが発行されなかった場合においても、センスアンプSAの動作電圧を低下させることができる。
以上説明した第1〜第4の実施形態は、いずれもセンスアンプSAを介したオフリーク電流を低減する効果を得ることができるが、得られる特性が実施形態ごとに異なるため、目的とする特性に応じて選択することが望ましい。
ここで、第1〜第4の実施形態の特性を説明する前に、比較例によるドライバ回路の構成及びその動作について説明する。
図14は、比較例によるドライバ回路の回路図である。
図14に示すように、比較例によるドライバ回路は、第2のドライバ回路を備えておらず、第1のドライバ回路のみによって構成されている。その他の点は、第1〜第4の実施形態と同様である。
図15は、比較例によるドライバ回路の第1の動作を説明するための波形図である。
図15に示す例においても、時刻t14にパワーダウンコマンドが発行されており、これによって当該半導体装置10は低消費電流状態となる。しかしながら、比較例においては第2のドライバ回路が設けられていないことから、パワーダウンモードにおいても、コモンソース配線PCS,NCSにはそれぞれ内部電位VARY及び接地電位VSSが供給され続ける。これにより、センスアンプSAを介したオフリーク電流が発生するため、パワーダウンモードにおける半導体装置10の消費電流を十分に低減することができない。
図16は、比較例によるドライバ回路の第2の動作を説明するための波形図である。
図16に示す例では、時刻t14にパワーダウンコマンドが発行されると、センス信号SANがローレベルに非活性化する。これにより、コモンソース配線NCSがフローティング状態となることから、センスアンプSAを介してVSS配線に流れるオフリーク電流が低減される。
しかしながら、コモンソース配線NCSをフローティング状態にすると、センスアンプSAを介してコモンソース配線NCSに流れる電流によって、ビット線対BLTの電位が徐々に上昇する。図16に示す例では、パワーダウンコマンドが発行された後、ビット線対BLTの電位が上昇することによってセンスアンプSAが反転し、メモリセルMCから読み出されたデータが破壊されている。
このように、センス信号SAN(又はSAP2)を単純に非活性化するだけでは、読み出されたデータの破壊を招いてしまう。これに対し、上述した第1〜第4の実施形態では、センス信号SAN又はSAP2を単に非活性化するのではなく、第2のドライバ回路を用いてセンスアンプSAの動作電圧を低下させていることから、データの破壊を生じることがない。
次に、第1〜第4の実施形態の特性について説明する。
図17は、パワーダウンコマンドの発行に応答したビット線対BLT,BLBの電位変化を示す波形図である。ここで、(a)は比較例の特性、(b)は第1の実施形態の特性、(c)は第2の実施形態の特性、(d)は第3及び第4の実施形態の特性を示している。この点は、後述する図18〜図21においても同様である。
図17(b)に示すように、第1の実施形態においては、時刻t30にてパワーダウンコマンドが発行されると、ビット線対BLT,BLBの一方がVARYレベルからVARY−VBIASレベルに低下し、ビット線対BLT,BLBの他方がVSSレベルからVBIASレベルに上昇する。これにより、ビット線BLTとビット線BLBとの間の電圧は、VARY−2VBIASに低下する。
図17(c)に示すように、第2の実施形態においては、パワーダウンコマンドが発行されると、ビット線対BLT,BLBの一方がVARYレベルからVARY−VBIASレベルに低下するが、ビット線対BLT,BLBの他方はVSSレベルのままである。これにより、ビット線BLTとビット線BLBとの間の電圧は、VARY−VBIASに低下する。
図17(d)に示すように、第3及び第4の実施形態においては、パワーダウンコマンドが発行されると、ビット線対BLT,BLBの一方がVSSレベルからVBIASレベルに上昇するが、ビット線対BLT,BLBの他方はVARYレベルのままである。これにより、ビット線BLTとビット線BLBとの間の電圧は、VARY−VBIASに低下する。
これらに対し、図17(a)に示すように、比較例においてパワーダウンコマンドが発行されると、ビット線対BLT,BLBの一方がVSSレベルから徐々に上昇し、最終的にはVARYレベルに達する。このため、パワーダウンコマンドが発行されてから所定の期間が経過すると、メモリセルMCから読み出されたデータが破壊されてしまう。
図18は、パワーダウンモードからの復帰時におけるビット線対BLT,BLBの電位変化を示す波形図である。
図18(b)に示すように、第1の実施形態においては、時刻t40にてパワーダウンモードから復帰すると、ビット線対BLT,BLBの一方がVARY−VBIASレベルからVARYレベルに上昇し、ビット線対BLT,BLBの他方がVBIASレベルからVSSレベルに低下する。但し、センスアンプSAを構成するPチャンネル型MOSトランジスタ111,112の電流駆動能力の問題により、VARY−VBIASレベルからVARYレベルへの復帰にはある程度の時間がかかる。一方、VBIASレベルからVSSレベルへの復帰は比較的高速である。
図18(c)に示すように、第2の実施形態においても、パワーダウンモードから復帰すると、ビット線対BLT,BLBの一方がVARY−VBIASレベルからVARYレベルに上昇する。この場合も、VARY−VBIASレベルからVARYレベルへの復帰にはある程度の時間がかかる。
図18(d)に示すように、第3及び第4の実施形態においても、パワーダウンモードから復帰すると、ビット線対BLT,BLBの一方がVBIASレベルからVSSレベルに低下する。この場合も、VBIASレベルからVSSレベルへの復帰は高速である。
これらに対し、図18(a)に示すように、比較例においては、フローティング状態にあるビット線対BLT,BLBの一方がVARYレベル又はその近傍まで上昇していると、パワーダウンコマンドから復帰する際にデータが破壊されてしまう。
図19は、パワーダウンモードにおけるビット線間電圧と消費電流との関係を示すグラフである。
比較例の数値は、図15に示した第1の動作を行う場合における数値である。これらの点は、後述する図20及び図21においても同様である。
図19に示すように、第1〜第4の実施形態においては、パワーダウンモードにおける消費電流が比較例と比べて低減されていることが分かる。特に、第1、第3及び第4の実施形態においては、比較例と比べて消費電流が約70%削減されている。
図20は、パワーダウンモードにおけるビット線間電圧とパワーダウンモードからの復帰時間との関係を示すグラフである。ここで、復帰時間とは、ビット線間電圧が20mV変化するのに要する時間を示す。
図20に示すように、第1〜第4の実施形態ではパワーダウンモード時においてビット線間の電圧が低減されていることから、ビット線レベルの復帰にはある程度の時間がかかる。しかしながら、第3及び第4の実施形態では復帰時間が非常に短いため、図13を用いて説明したように、アクティブ状態においてセンスアンプSAの動作電圧を低下させた場合であっても、次にリードコマンド又はライトコマンドが発行されると直ちにリード動作又はライト動作を開始することが可能となる。
図21は、パワーダウン期間と消費電流との関係を示すグラフである。
図21に示すように、第1、第3及び第4の実施形態においては、パワーダウンモードにエントリした直後の消費電流が一時的に増大する。これは、コモンソース配線NCSを駆動するトランジスタN11,N21のスイッチングによって消費電流が発生するためである。しかしながら、パワーダウンから約20nsが経過すると、比較例よりも消費電流が小さくなり、最終的には約70%程度削減される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
10 半導体装置
11 メモリセルアレイ
12 ロウデコーダ
13 カラムデコーダ
14 センス回路
15 メインアンプ
20 アクセス制御回路
21〜24 外部端子
30 データ入出力回路
31 データ端子
40 電源回路
41,42 電源端子
111〜114,121〜123 トランジスタ
BLT,BLB ビット線
C セルキャパシタ
D1,D2 ダイオード
EQ イコライズ回路
FXB ワードドライバ選択線
LIOT,LIOB ローカル入出力配線
MAT メモリマット
MC メモリセル
MIOT,MIOB メイン入出力配線
MWL メインワード線
N11〜N13,N21,P21 トランジスタ
NCS,PCS コモンソース配線
PE 周辺回路領域
SA センスアンプ
SUB サブアンプ
SW サブワードドライバ領域
SWD サブワードドライバ
SWL サブワード線
SX サブワードクロス領域
Tr セルトランジスタ
YSW カラムスイッチ
a,b 電源ノード
c,d 信号ノード
11 メモリセルアレイ
12 ロウデコーダ
13 カラムデコーダ
14 センス回路
15 メインアンプ
20 アクセス制御回路
21〜24 外部端子
30 データ入出力回路
31 データ端子
40 電源回路
41,42 電源端子
111〜114,121〜123 トランジスタ
BLT,BLB ビット線
C セルキャパシタ
D1,D2 ダイオード
EQ イコライズ回路
FXB ワードドライバ選択線
LIOT,LIOB ローカル入出力配線
MAT メモリマット
MC メモリセル
MIOT,MIOB メイン入出力配線
MWL メインワード線
N11〜N13,N21,P21 トランジスタ
NCS,PCS コモンソース配線
PE 周辺回路領域
SA センスアンプ
SUB サブアンプ
SW サブワードドライバ領域
SWD サブワードドライバ
SWL サブワード線
SX サブワードクロス領域
Tr セルトランジスタ
YSW カラムスイッチ
a,b 電源ノード
c,d 信号ノード
Claims (17)
- 第1及び第2のビット線を含むメモリセルアレイと、
第1及び第2のコモンソース配線と、
前記第1及び第2のコモンソース配線間の電圧によって動作し、前記第1及び第2のビット線間の電位差を増幅するセンスアンプと、
前記第1及び第2のコモンソース配線間に第1の動作電圧を供給する第1のドライバ回路と、
前記第1及び第2のコモンソース配線間に前記第1の動作電圧よりも低い第2の動作電圧を供給する第2のドライバ回路と、
前記第1及び第2のドライバ回路の動作を制御するアクセス制御回路と、を備え、
前記アクセス制御回路は、前記メモリセルアレイを非活性状態から活性状態に遷移させる第1のコマンドに応答して前記第1のドライバ回路を活性化させ、前記メモリセルアレイを前記活性状態から前記非活性状態に遷移させる第2のコマンドに応答して、活性化された前記第1のドライバ回路を非活性化させ、前記第1のコマンドが発行されてから前記第2のコマンドが発行されるまでの期間に所定の条件が満たされたことに応答して前記第2のドライバ回路を活性化させることを特徴とする半導体装置。 - 前記アクセス制御回路は、前記第2のドライバ回路が活性化している状態で前記第2のコマンドが発行されたことに応答して、前記第2のドライバ回路を非活性化させるとともに前記第1のドライバ回路を活性化させ、その後、前記第1のドライバ回路を非活性化させることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第1及び第2のコモンソース配線を同電位にイコライズするイコライズ回路をさらに備え、
前記第1のコマンドが発行されてから前記第2のコマンドが発行されるまでの期間は、前記イコライズ回路が非活性状態に保たれることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。 - 前記所定の条件は、パワーダウンコマンドの発行であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体装置。
- 前記所定の条件は、リード動作又はライト動作の完了から所定期間の経過であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体装置。
- 第1の電位を供給する第1の電源配線と、
第2の電位を供給する第2の電源配線と、をさらに備え、
前記第1のドライバ回路は、前記第1の電源配線と前記第1のコモンソース配線との間に接続された第1のトランジスタと、前記第2の電源配線と前記第2のコモンソース配線との間に接続された第2のトランジスタとを含み、
前記第2のドライバ回路は、前記第1の電源配線と前記第1のコモンソース配線との間に接続された第1のダイオードを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の半導体装置。 - 前記第2のドライバ回路は、前記第2の電源配線と前記第2のコモンソース配線との間に接続された第2のダイオードをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
- オーバードライブ電位を供給する第3の電源配線をさらに備え、
前記第1のドライバ回路は、前記第2の電源配線と前記第2のコモンソース配線との間に接続され、前記第1のコマンドに応答して一時的にオンするオーバードライブトランジスタをさらに含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の半導体装置。 - 前記メモリセルアレイは第1及び第2のメモリマットを含み、
前記第1のビット線は前記第1のメモリマットに形成され、
前記第2のビット線は前記第2のメモリマットに形成され、
前記センスアンプは、前記第1及び第2のメモリマット間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の半導体装置。 - 第1及び第2のビット線と、
第1及び第2のコモンソース配線と、
第1の電位を供給する第1の電源配線と、
第2の電位を供給する第2の電源配線と、
第1及び第2の信号ノードが前記第1及び第2のビット線にそれぞれ接続され、第1及び第2の電源ノードが前記第1及び第2のコモンソース配線にそれぞれ接続されたセンスアンプと、
前記第1の電源配線と前記第1のコモンソース配線との間に接続された第1のトランジスタと、
前記第2の電源配線と前記第2のコモンソース配線との間に接続された第2のトランジスタと、
前記第1の電源配線と前記第1のコモンソース配線との間に直列に接続された第3のトランジスタ及び第1のダイオードと、を備えることを特徴とする半導体装置。 - 前記第2の電源配線と前記第2のコモンソース配線との間に直列に接続された第4のトランジスタ及び第2のダイオードをさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
- 前記第1の電位は接地電位であることを特徴とする請求項10又は11に記載の半導体装置。
- オーバードライブ電位を供給する第3の電源配線と、
前記第2の電源配線と前記第2のコモンソース配線との間に接続され、アクティブコマンドに応答して一時的にオンするオーバードライブトランジスタと、をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置。 - 前記第1及び第2のコモンソース配線を同電位にイコライズするイコライズ回路をさらに備え、
前記第1乃至第3のトランジスタの少なくとも一つがオンしている期間は、前記イコライズ回路が非活性状態に保たれることを特徴とする請求項10乃至13のいずれか一項に記載の半導体装置。 - 前記第1のトランジスタと前記第3のトランジスタを排他的にオンさせるアクセス制御回路をさらに備えることを特徴とする請求項10乃至14のいずれか一項に記載の半導体装置。
- 前記アクセス制御回路は、パワーダウンコマンドの発行に応答して前記第3のトランジスタをオンさせることを特徴とする請求項15に記載の半導体装置。
- 前記アクセス制御回路は、プリチャージコマンドの発行に応答して、前記第3のトランジスタをオフさせるとともに前記第1及び第2のトランジスタをオンさせ、その後、前記第1及び第2のトランジスタをオフさせることを特徴とする請求項15又は16に記載の半導体装置。
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