JP2015176127A - 画像形成装置及び画像形成装置の電圧供給制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の電圧供給制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 印刷処理時において、印刷処理が可能な状態になる時間を予測した上で、定着部に供給する電圧を制御し、印刷処理を実行することで、消費電力の低減を可能とした画像形成装置を提供する。【解決手段】 エンジンCPU15は、温度センサ20のフィードバックによりヒータ19が目標温度に到達したことが通知されてから、コントローラ制御部11により印刷処理が可能な状態であること(印刷処理を開始することが可能であること)が通知されるまでの時間を計測し、メモリ13に記憶する。エンジンCPU15は、メモリ13に記憶した計測時間より頻度数を算出し、その頻度数に応じて経過時間を予測し、予測した経過時間に応じて定着部18に供給する電圧を制御することで、画像形成装置100の消費電力を低減する。【選択図】図1

Description

本発明は、定着部に供給する電圧を供給制御する画像形成装置及び画像形成装置の電圧供給制御方法に関する。
従来から、印刷処理時において、定着部の表面温度を温度センサ等により検出し、その検出温度に応じて、定着部に対する単位時間当たりの通電時間の割合(点灯デューティ比)を変更することで、定着部の表面温度を目標温度に合わせ、維持するように制御する画像形成装置が知られている。
この画像形成装置では、定着部において検出された温度と、予め画像形成装置に記憶した目標温度との差分を算出し、差分の程度に応じて点灯デューティ比を設定し、その点灯デューティ比で制御した電圧を定着部に供給することで、定着部の表面温度を目標温度に合わせている(維持している)。
また、定着部の温度に応じて点灯デューティ比を制御することで、過剰な電圧の供給を制限することができるため、画像形成装置としての消費電力を低減(安定)させることができる。
このような画像形成装置として、例えば、定着部の表面温度に応じた温度対応点灯デューティ比と外部電源の電圧に応じた電力対応点灯デューティ比とを比較することにより点灯デューティ比を設定し、その点灯デューティ比に制御した電圧を定着部に供給する画像形成装置が知られている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置は、画像形成装置の最大消費電力を超過させないように、消費電力を安定させることを目的とするものであり、消費電力を低減させることは考慮されていない。また、特許文献1に記載された画像形成装置は、レンダリング処理の対象となるプリントデータのデータ量やプリントジョブを受け付けるタイミングに起因して生じる、定着部の表面温度が目標温度に到達してから印刷処理が可能な状態になるまでの時間(経過時間)のばらつきを考慮していない。
そのため、特許文献1に記載された画像形成装置では、印刷処理時において、定着部の表面温度を目標温度に維持するために、必要以上の電力を消費することとなる。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、画像形成装置の印刷処理時において、定着部の表面温度を目標温度に維持するのに必要な電力消費を低減することである。
本発明は、定着部の温度が所定の温度に到達したとき画像データの画像処理を行い、画像処理した画像データで印刷処理を行う画像形成装置であって、定着部の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出された温度が所定の温度に到達してから印刷処理が可能になるまでの経過時間を計測する経過時間計測手段と、前記経過時間計測手段により計測された前記経過時間に応じて前記経過時間を予測し、予測した前記経過時間を含む経過時間帯に応じて定着部に供給する電圧の供給制御を行う電圧供給制御手段と、を有する画像形成装置である。
本発明によれば、画像形成装置の印刷処理時において定着部の表面温度を目標温度に維持するのに必要な電力消費を低減することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置が省エネルギー状態から復帰してから、プリント可能通知がなされるまでの流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のヒータに供給する電圧を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のメモリに蓄積されたプリントジョブと、その処理順序を示す。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、1プリントジョブ時間内になされたプリント可能通知の回数を単位時間ごとの頻度分布として示した図である。 実施形態1に係る画像形成装置のヒータに供給する電圧の点灯デューティ比を示す図である。 実施形態2に係る画像形成装置のヒータに供給する電圧の点灯デューティ比を示す図である。 実施形態3に係る画像形成装置のヒータに供給する電圧の点灯デューティ比を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の内部構成を示した機能ブロック図である。
画像形成装置100は、図1に示すように、外部インタフェース(I/F)10、コントローラ制御部11、エンジン制御部14、定着部18から主に構成される。
外部インタフェース10は、(不図示の)外部装置と画像形成装置100内部に実装されるコントローラ制御部11とを接続するためのインタフェースであり、外部装置より画像データを読み込むと、コントローラ制御部11に転送する。また、外部インタフェース10は、画像データが入力されると、コントローラ制御部11にプリントジョブを通知(又は発行)する。
コントローラ制御部11は、画像処理装置12と、メモリ13から構成される。
画像処理装置12は、外部インタフェース10により転送された画像データ、及び外部インタフェース10により通知されたプリントジョブ(プリント指示の内容;例えば、カラー20枚、片面、普通紙A4等)を、一時的にメモリ13に記憶(保存)する。
画像処理装置12は、ヒータ19が目標温度に到達すると、メモリ13に格納されたプリントジョブに従って、メモリ13に記憶された画像データに対して、デジタル信号処理等の画像処理を実行する(即ち、コントローラ制御部11は、温度センサ20によりヒータ19の温度が目標温度に到達したことが通知されると、プリントジョブに基づく画像処理などのジョブを実行する)。そして、プリントジョブなどのジョブが終了すると、画像処理装置12は、その処理結果をエンジン制御部14に送信し、また印刷処理が可能な状態にあることをエンジン制御部14に通知する(具体的には、エンジン制御部14にプリント可能通知(PGO通知)を通知する)。
エンジン制御部14は、エンジンCPU15と、メモリ16と、ヒータ駆動回路17から構成される。
エンジンCPU15は、画像形成装置100に画像データが入力されると、ヒータ19の温度を目標温度に設定するために、ヒータ駆動回路17を制御して、ヒータ19に電圧を供給する。そして、後述の温度センサ20よりヒータ19の温度が目標温度に到達したことが通知されると、エンジンCPU15は、ヒータ19の温度が目標温度で保たれるように、ヒータ19に供給する電圧の点灯デューティ比を制御する(ヒータ19をON/OFFして電圧の供給制御を行う)。
また、エンジンCPU15は経過時間計測手段を備え、温度センサ20よりヒータ19の温度が目標温度に到達したことが通知されてから、画像処理装置12よりプリント処理が可能であることが通知されるまでの時間(PGO通知までの時間)を計測し、計測結果をメモリ16に記憶する。
さらに、エンジンCPU15は、頻度数算出手段(頻度算出手段)を備え、メモリ16に記憶した計測結果、つまり、ヒータ19が目標温度に到達してから、PGO通知までの時間、即ち、プリント処理が可能な状態になるまでの時間(経過時間)に基づき、所定の経過時間幅(時間帯)ごとに計測回数(頻度数)を算出し、その頻度数に応じてプリント処理が可能になる時間(時間帯)を予測し、当該時間帯(時間間隔)においてヒータ19に電圧を供給することで、ヒータ19に供給する電圧の点灯デューティ比を制御する。
メモリ16は、ヒータ駆動回路17を制御する(ヒータ19に供給する電圧の点灯デューティ比を制御する)上で必要とされる情報と、ヒータ19が目標温度に到達したことが通知されてから、プリント処理が可能な状態にあることが通知されるまでの時間を記憶する。また、メモリ16は、エンジンCPU15により算出された(ヒータ19が目標温度に到達してから、プリント処理が可能な状態になるまでの時間の)頻度数も記憶する。
ヒータ駆動回路17は、ヒータ19を駆動させるための回路(ヒータ19に電圧を供給するための回路)であり、エンジンCPU15により制御される。
定着部18は、サーマルヘッド等の発熱素子を主走査方向に複数備えたヒータ19と、ヒータの温度を検出する、サーモパイル等の温度センサ20から構成される。
温度センサ20は、ヒータ19を構成する各加熱体の温度を監視し、監視結果(温度)をエンジンCPU15にフィードバックする。
次に、図2を用いて、画像形成装置100が省エネルギー状態から復帰してから、コントローラ制御部11によりプリント処理が可能であることの通知(PGO通知)が通知されるまでの処理の流れを説明する。
なお、コントローラ制御部11によりPGO通知がなされると、画像形成装置100は、印刷処理を実行する。
画像形成装置100が省エネルギー状態にあるとき、外部インタフェース10より画像データが入力されると、同時にコントローラ制御部11に当該画像データに関するプリントジョブが通知される。
コントローラ制御部11は、プリントジョブが通知されると、プリントジョブをメモリ13に格納し、エンジン制御部14を通常のエネルギー状態に復帰させるため、エンジン立ち上げ信号(PONENG信号)をエンジン制御部14に送信する。
エンジン制御部14は、通常のエネルギー状態に復帰すると、定着部18を立ち上げるため、つまり、ヒータ19を目標温度にするために、図3Aに示すような、画像形成装置100のAC電源に供給された電源電圧(100Vrms)を、ヒータ駆動回路17を介して、図3Bに示すように、点灯デューティ比を例えば100%に制御して、ヒータ19に供給する。
ヒータ駆動回路17によりヒータ19が駆動されると、ヒータ19の近傍に設置される温度センサ20は、ヒータ19の温度を監視し、監視結果(温度)をエンジンCPU15にフィードバックする。
エンジンCPU15は、温度センサ20のフィードバックによりヒータ19が目標温度に到達したことを表す信号を受信すると、その信号をコントローラ制御部11に送信する。また、それと共に、ヒータ19の温度(目標温度)を維持するために、図3Cに示すような、点灯デューティ比を例えば70%に制御した電圧をヒータ19に供給する。
エンジンCPU15は、図3Cに示すように、ヒータ19に供給する電圧の点灯デューティ比を特定の周期で制御している。図3Cでは、図示の制御周期において、網掛けされた時間にのみ電圧を供給することで、(点灯デューティ比を100%に制御した場合に比べて)消費電力量を70%に低減している。
なお、立ち上げ時の点灯デューティ比は、ヒータ19を所定時間内に目標温度にまで加熱できるのであれば、必ずしも100%に限定されず、また、ヒータ19の温度についても、それが維持できるのであれば、必ずしも70%に限定されない。
コントローラ制御部11は、既に述べたように、エンジン制御部14よりヒータ19が目標温度に到達したことを表す信号を受信すると、プリントジョブに基づく画像処理を実行し、画像処理が完了した段階、つまり、プリント処理が可能な状態になった段階でPGO通知を通知する。
したがって、コントローラ制御部11が、ヒータ19が目標温度に到達したことを表す信号を受信してから、PGO通知を通知するまでの時間は、画像処理装置12でのプリントデータ量に応じたレンダリング処理、またプリントジョブを受け付けた時の処理状況に起因してばらつくことがある。
例えば、図4Aに示すように、メモリ13に格納されたプリントジョブのデータ量が多い場合は、データ量に比例して、画像処理装置12での画像処理に多くの時間がかかることから、PGO通知が通知されるまでの時間は、プリントジョブのデータ量が少ない場合に比べて遅くなる。
また、画像処理装置12は受け付けたジョブを受け付けた順番に従って処理することから、図4Bに示すように、プリントジョブの前に、プリントジョブ以外の他のジョブが既に投入されている場合、PGO通知が通知されるまでの時間は、他にジョブが投入されていない場合に比べて遅くなる。
したがって、PGO通知を通知するまでの時間が延びると、それに伴って電力が消費される。そこで、PGO通知が通知されるまでの時間を予測することができれば、その予測結果に基づいて、ヒータ19に供給する電圧の点灯デューティ比を制御することができ、それによって、消費電力を低減することができる。
本実施形態では、エンジン制御部14が、ヒータ19が目標温度に到達したことを信号として受信してからPGO通知が通知されるまでの時間の予測手法として、ユーザによる画像形成装置100の使用傾向を用いる手法、具体的には、時間毎のPGO通知が通知される頻度数を算出して、それを利用して、ヒータ19に供給する電圧の点灯デューティ比を制御する手法を採用したので、以下、これについて説明する。
図5は、1プリントジョブ時間TにおけるPGO通知がなされた回数の分布を示している。
エンジンCPU15は、1プリントジョブ時間Tの各単位時間帯tにおけるPGO通知の回数をカウントし、PGO通知の回数を各単位時間帯tごとにメモリ16に記録する。エンジンCPU15は、記録したPGO通知の各単位時間帯tごとの回数(以下、PGO通知頻度数)から、例えば、図5に示すような1プリントジョブ時間TにおけるPGO通知がなされた各単位時間帯tごとのPGO通知頻度数の分布(PGO通知頻度分布)を作成する。
PGO通知頻度数の算出にあたっては、1回のプリントジョブから算出してもよいし、PGO通知が通知される時間の予測精度を向上させるために複数回のプリントジョブから平均値を取って算出してもよい。また、ユーザが画像形成装置100を使用する度にPGO通知頻度数の平均値を算出すれば、使用する回数に応じて、PGO通知が通知されるまでの時間の予測精度を向上させることができ、消費電力をより一層低減させることができる。
次に、実施形態1〜実施形態3として、エンジン制御部14が、ヒータ19が目標温度に到達したことを信号として受信してからPGO通知を通知するまでの時間を、PGO通知頻度数から予測する方法と、その予測方法に応じてヒータ19を制御する方法を説明する。
実施形態1では、PGO通知頻度数から、PGO通知回数が最も多い時間にPGO通知が通知されると予測し、その時間にのみ、ヒータ19に電圧を供給する。
実施形態2では、PGO通知頻度数から、PGO通知回数が所定の回数を超える時間とその時間(時間帯)の数を算出し、その時間(時間帯)の数が所定の数以下である場合に、当該時間(時間帯)にPGO通知が通知されると予測し、その時間に合わせてヒータ19に電圧を供給する。
実施形態3では、PGO通知頻度数から、PGO通知回数が所定の回数を超える時間とその時間(時間帯)の数を算出し、その時間(時間帯)の数が所定の数より多い場合に、単位時間tにおけるPGO通知回数及び1プリントジョブ時間TにおけるPGOが通知された総数に応じて、ヒータ19に電圧を供給する。
(実施形態1)
本実施形態では、エンジンCPU15は、PGO通知頻度数から、PGO通知回数が最も多い時間にPGO通知が通知されると予測し、その時間にのみ、ヒータ19に(点灯デューティ比を制御した)電圧を供給する。
図6AはPGO通知頻度分布を示している。
図6Bは、従来の画像形成装置における、ヒータ19に供給する電圧の点灯デューティ比を示している。
図6Cは、本実施形態に係る画像形成装置100における、PGO通知頻度数に対応させた、ヒータ19に供給する電圧の点灯デューティ比を示している。
エンジンCPU15は、図6Aにおいて、1プリントジョブ時間Tに最もPGO通知回数が多くなる時間(時間帯)に、図6Cに示すように、点灯デューティ比を例えば100%に制御して、ヒータ19に電圧を供給する(ヒータ19をONに制御する)。
本実施形態において、画像形成装置100は、PGO通知頻度数に応じてヒータ19に供給する電圧及びその点灯デューティ比を制御することで、従来の画像形成装置(図6B)に比べて、約14%まで消費電力を低減することができる。
(実施形態2)
本実施形態では、エンジンCPU15は、PGO通知頻度数から、PGO通知回数が所定の回数を超える時間とその時間(時間帯)の数を算出し、その時間(時間帯)の数が所定の数以下である場合に、その時間にPGO通知が通知されると予測し、その時間に合わせてヒータ19に(点灯デューティ比を制御した)電圧を供給する。
図7Aは、PGO通知頻度分布を示しており、PGO通知頻度分布は二極化している。
図7Bは、従来の画像形成装置における、ヒータ19に供給する電圧の点灯デューティ比を示している。
図7Cは、本実施形態に係る画像形成装置100における、PGO通知頻度数に対応させた、ヒータ19に供給する電圧の点灯デューティ比を示している。
ここで、エンジンCPU15は、ある単位時間tにおけるPGO通知回数が多いか(集中しているか)否かを判定するためのPGO通知集中判定パラメータnと、PGO通知回数が多いと判定された時間(時間帯)の数よりPGO通知頻度数が分散しているか否かを判定するためのPGO通知分散判定パラメータaを保持している。
なお、PGO通知集中判定パラメータn及びPGO通知分散判定パラメータaは、PGO通知頻度数の算出結果等から、任意に設定することができる。
エンジンCPU15は、先ず、PGO通知頻度数から、ある単位時間tにおけるPGO通知回数がPGO通知集中判定パラメータnより多いか否かを判定する。エンジンCPU15は、PGO通知回数がPGO通知集中判定パラメータnより多いと判定すると、次に、PGO通知回数がPGO通知集中判定パラメータnより多いと判定した時間(時間帯)の数が、PGO通知分散判定パラメータa以下であるか否かを判定する。
そして、PGO通知回数がPGO通知集中判定パラメータnより多いと判定した時間(時間帯)の数がPGO通知分散判定パラメータa以下であると判定すると、エンジンCPU15は、PGO通知回数がPGO通知集中判定パラメータnより多いと判定した時間に、点灯デューティ比を例えば100%に制御して、ヒータ19に電圧を供給する(ヒータ19をONに制御する)。
本実施形態において、画像形成装置100は、PGO通知頻度数に応じてヒータ19に供給する電圧及びその点灯デューティ比を制御することで、従来の画像形成装置(図7B)に比べて、約28%まで消費電力を低減することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置100は、1プリントジョブ時間Tにおいて、PGOが通知される時間にズレが生じても、電力消費を抑えた上で、PGOが通知されたタイミングで印刷することができる。
本実施形態では、図7Aに示すように、PGO通知回数がPGO通知集中判定パラメータnよりも多いと判定された時間(時間帯)が2箇所あり、PGO通知頻度数は2極化することになるが、エンジンCPU15は、各々の時間でヒータ19に電圧を供給することから、どちらのタイミングでPGO通知がされても、通常の起動時間で印刷することができる。
(実施形態3)
本実施形態では、エンジンCPU15は、PGO通知頻度数から、PGO通知回数が所定の回数を超える時間とその時間(時間帯)の数を算出し、その時間(時間帯)の数が所定の数より多い場合に、単位時間tにおけるPGO通知回数及び1プリントジョブ時間TにおけるPGOが通知された総数に応じて、ヒータ19に(点灯デューティ比を制御した)電圧を供給する。
図8AはPGO通知頻度分布を示しており、PGO通知頻度分布は(図8Aに示すように)分散している。
図8Bは、従来の画像形成装置における、ヒータ19に供給する電圧の点灯デューティ比を示している。
図8Cは、本実施形態に係る画像形成装置100における、PGO通知頻度数に対応させた、ヒータ19に供給する電圧の点灯デューティ比を示している。
エンジンCPU15は、先ず、PGO通知頻度数から、ある単位時間tにおけるPGO通知回数がPGO通知集中判定パラメータnより多いか否かを判定する。エンジンCPU15は、PGO通知回数がPGO通知集中判定パラメータnより多いと判定すると、次に、PGO通知回数がPGO通知集中判定パラメータnより多いと判定した時間(時間帯)の数が、PGO通知分散判定パラメータaより多いか否かを判定する。
そして、PGO通知回数がPGO通知集中判定パラメータnより多いと判定した時間(時間帯)の数がPGO通知分散判定パラメータaより多いと判定すると、エンジンCPU15は、単位時間tにおけるPGO通知回数をx、1プリントジョブ時間TにおけるPGO通知回数の総数をyとして、その単位時間(時間帯)tにおける点灯デューティ比をx/y×100%に制御して、ヒータ19に電圧を供給する。
本実施形態において、PGO通知分散判定パラメータaを「3」に設定した場合、エンジンCPU15は、図8Aに示すようにPGO通知回数がPGO通知集中判定パラメータnより多い時間(時間帯)が6箇所あることから、PGO通知頻度数が分散していると判定する。エンジンCPU15は、PGO通知頻度数が分散していると判定すると、単位時間tにおけるPGO通知回数及び1プリントジョブ時間TにおけるPGO通知回数の総数より、点灯デューティ比を制御してヒータ19に電圧を供給する。
本実施形態において、画像形成装置100は、PGO通知頻度数に応じてヒータ19に供給する電圧のデューティ比を制御することで、従来の画像形成装置(図8B)に比べて、図8Cに示すように消費電力を低減することができる。
実施形態1、及び実施形態2における画像形成装置100において、(PGO通知頻度数との関係で)消費電力をあまり低減することができない場合であっても、本実施形態に係る画像形成装置100のように点灯デューティ比を制御して、ヒータ19に電圧を供給することで、消費電力を相応に低減することができる。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る画像形成装置によれば、印刷処理時において、印刷処理が可能な状態になる時間を予測した上で、定着部に供給する電圧の供給制御を行うことで、消費電力を低減することができる。
また、実施形態1〜実施形態3に示すように、PGO通知頻度数に基づき予測した経過時間帯に応じて点灯デューティ比を制御することで、消費電力を適切に低減することができる。
なお、以上の実施形態の説明では、経過時間計測手段により計測された経過時間を含む所定の経過時間帯を設け、各経過時間帯毎の計測頻度を算出する頻度算出手段を有し、電圧供給制御手段は、頻度算出手段により算出された計測頻度に応じて経過時間を予測するものとしているが、必ずしも頻度数を算出するものに限定されず、例えば所定計測回数時における計測された経過時間の平均値であってもよい。
10…外部インタフェース、11…コントローラ制御部、12…画像処理装置、13…メモリ、14…エンジン制御部、15…エンジンCPU、16…メモリ、17…ヒータ駆動回路、18…定着部、19…ヒータ、20…温度センサ、100…画像形成装置。
特許公開2005−266454号公報

Claims (6)

  1. 定着部の温度が所定の温度に到達したとき画像データの画像処理を行い、画像処理した画像データで印刷処理を行う画像形成装置であって、
    定着部の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された温度が所定の温度に到達してから印刷処理が可能になるまでの経過時間を計測する経過時間計測手段と、
    前記経過時間計測手段により計測された前記経過時間に応じて前記経過時間を予測し、予測した前記経過時間を含む経過時間帯に応じて定着部に供給する電圧の供給制御を行う電圧供給制御手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 請求項1に記載された画像形成装置において、
    前記経過時間計測手段により計測された前記経過時間を含む所定の経過時間帯毎の計測頻度を算出する頻度算出手段を有し、
    前記電圧供給制御手段は、前記頻度算出手段により算出された計測頻度に応じて前記経過時間を予測し、予測した前記経過時間を含む経過時間帯に応じて定着部に供給する電圧の供給制御を行う画像形成装置。
  3. 請求項2に記載された画像形成装置において、
    前記電圧供給制御手段は、前記計測頻度における最頻値となる経過時間帯においてのみ、定着部に電圧を供給するよう電圧の供給制御を行う画像形成装置。
  4. 請求項2に記載された画像形成装置において、
    前記電圧供給制御手段は、前記計測頻度において計測頻度数が所定値以上である経過時間帯においてのみ、定着部に供給する電圧の供給制御を行う画像形成装置。
  5. 請求項2に記載された画像形成装置において、
    前記電圧供給制御手段は、前記計測頻度において計測頻度数が所定値以上である経過時間帯が所定数以上である場合に、各経過時間帯における測定頻度数/総頻度数に応じて、定着部に供給する電圧の供給制御を行う画像形成装置。
  6. 定着部の温度が所定の温度に到達したとき画像データの画像処理を行い、画像処理した画像データで印刷処理を行う画像形成装置の電圧供給制御方法であって、
    定着部の温度を検出する温度検出工程と、
    前記温度検出工程において検出された温度が所定の温度に到達してから印刷処理が可能になるまでの経過時間を計測する経過時間計測工程と、
    前記経過時間計測工程において計測された前記経過時間に応じて前記経過時間を予測し、予測した前記経過時間を含む経過時間帯に応じて定着部に供給する電圧の供給制御を行う電圧供給制御工程と、
    を有する画像形成装置の電圧供給制御方法。
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