JP2004163628A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】機内温度の上昇加減に応じた確実な冷却が可能となる画像形成装置を提供する。
【解決手段】機内を冷却するファン4を備え、かつ省エネモードを有する画像形成装置において、動作時の稼動量を検出する稼動量検出手段1と、動作時の稼動量によってファン駆動時間を計測するタイマ手段2と、タイマ手段2により計測された時間ファン4を駆動するファン駆動手段4とを備え、動作時の稼動量によって、ファン駆動時間を変更する。
【選択図】 図1
【解決手段】機内を冷却するファン4を備え、かつ省エネモードを有する画像形成装置において、動作時の稼動量を検出する稼動量検出手段1と、動作時の稼動量によってファン駆動時間を計測するタイマ手段2と、タイマ手段2により計測された時間ファン4を駆動するファン駆動手段4とを備え、動作時の稼動量によって、ファン駆動時間を変更する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特に機内温度上昇対策技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置において機内温度の上昇は、各種部材、ユニットの機能低下及び画質の劣化につながり、また部品の寿命にも影響を及ぼす。画像形成装置における機内温度上昇対策として、通常は吸気及び排気ファンを用いて冷却を行なう。
【0003】
冷却のためには常時ファンを稼動してもよいが、騒音やファンの寿命が問題になってくる。また常時ファンを駆動させると季節や使用状況によってはコールドオフセット現象が発生したり、必要以上に消費電力を浪費することにもなる。そのため、必要な時だけファンを駆動させるために機内温度検知のための検知手段を設けたり、負荷電流の消費量に合わせてファンを駆動させたりしている。
【0004】
従来技術の画像形成装置では、冷却ファンを備えたレーザービームプリンタ等の画像形成装置において、冷却する負荷の電流の変化に合わせて冷却ファンの回転数を制御することにより、冷却ファンの騒音及び消費電力を極力抑える技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、ファン制御装置に関する技術では、画像形成装置のコントローラ部に搭載されるCPU及び拡張I/Fボード等の種類を判別し、消費電力の大きいものが搭載されたと判断した場合、スタンバイ時冷却ファンを間欠的にオン/オフ制御し、プリント時には連続回転駆動させるようしている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
また、類似の技術として、ユニット構成された画像形成装置内に設けた温度センサーや流速センサー等の検出結果に基づいて冷却空気の風量や風向を制御して、効果的に冷却する特許文献3の「画像形成装置」が知られている。
また、定着装置の定着ローラ内に配置された誘導コイルを冷却するための冷却ファンと、冷却ファンの回転と停止を制御するオン/オフ制御手段とを設け、また定着ローラに付設して温度検出手段を設け、検出した定着ローラ温度が所定温度を超えたら冷却ファンを回転させ、所定温度以下になったら停止させることなどにより、誘導コイルを適切に冷却するとともに誘導加熱の熱変換効率を向上させる特許文献4の「誘導加熱型定着装置を備える画像形成装置」が知られている。
特許文献3、特許文献4はともに温度等を検出して冷却ファンの制御を行うものである。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−204221号公報
【特許文献2】
特開平11−129578号公報
【特許文献3】
特開2000−235338号公報
【特許文献4】
特開2000−242106号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
機内温度検知手段を設ける場合、その分コストが掛かる。負荷電流の消費量に合わせてファンを駆動しても、負荷が下がると同時に温度が下がるわけではなく、温度上昇はオーバーシュートがあるので、負荷が下がった後もしばらくは冷却ファンを駆動させる必要がある。
【0009】
画像形成装置に関しても近年省エネ規制が厳しく、省エネ時には極力負荷を抑えなければならない。複写機を例にすると、印字終了後、しばらく待機状態になっているが、そのまま何も操作せずに設定時間を経過すると低電力モードと呼ばれる状態に移行する。低電力モードは使い勝手を考慮して、すぐに印字可能な状態まで戻れる制御になっている。そのまま何も操作せずに設定時間を経過するとオフモードと呼ばれる状態に移行する。
【0010】
オフモードでは極力消費電力を下げるためにファンを駆動する余裕がない。すなわち通常ファン駆動には24V電源が必要であるが、オフモードでは消費電力低減のために24V電源のスイッチングを停止し出力を停止する。オフモードでは再起動のために必要な制御基板やセンサ等の5V電源しか供給されないことが多い。
【0011】
ここで、それぞれの移行時間はユーザが設定できるので、低電力モードを抜いて、直接オフモードに突入することもある。すなわち設定された時間を経過しオフモードに移行してしまうと、ファンを駆動することが不可能となる。
【0012】
本発明は上記の課題を解決し、機内温度の上昇加減に応じた確実な冷却が可能となる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、機内を冷却するファンを備え、かつ省エネモードを有する画像形成装置において、動作時の稼動量を検出する稼動量検出手段と、動作時の稼動量によってファン駆動時間を計測するタイマ手段と、タイマ手段により計測された時間ファンを駆動するファン駆動手段とを備え、動作時の稼動量によって、ファン駆動時間を変更する画像形成装置を最も主要な特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明は、各ユニット毎の動作時稼動量によって、各ユニットのファン駆動時間を変更する請求項1記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明は、動作時の稼動量によって、省エネモードへの移行時間を変更する請求項1記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。本画像形成装置は、動作時の稼動量を検出する稼動量検出手段1と、動作時の稼動量によってファン駆動時間を計測するタイマ手段2と、タイマ手段2により計測された時間ファン4を駆動するファン駆動手段3と、機内を冷却する前記ファン4とを備え、動作時の稼動量によって、ファン駆動時間を変更するものである。
【0017】
図2は本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。本画像形成装置は、各ユニット毎に動作時の稼動量を検出する複数の稼動量検出手段1(1−1〜1−3)と、動作時の稼動量によってファン駆動時間を計測する単一のタイマ手段2と、タイマ手段2により計測された時間各ユニット毎の複数のファン4(4−1〜4−3)を駆動する各ユニット毎の複数のファン駆動手段3(3−1〜3−3)と、機内を冷却する複数の前記ファン4(4−1〜4−3)とを備え、各ユニット毎の動作時稼動量によって、各ユニットのファン駆動時間を変更するものである。
【0018】
以下、本発明の動作をさらに具体的に説明する。
図3は画像形成装置の動作時の消費電力を示す図、図4は図3の動作に対応するファンのオンタイミングを示す図であり、(1)、(2)は比較の上で示す従来例、(3)は本発明例である。
【0019】
図3において、いつでも印字可能な状態を待機(スタンバイ)状態と呼び、印字時を動作(コピー)状態と呼ぶ。図4において、(1)のファンは、常時オンなので、画像形成装置が待機時でも動作時でも同じように駆動している。(2)のファンは、画像形成装置の動作と同期して待機時にはオフで、動作時にはオンする。
【0020】
図4(3)に示す本発明例において、短時間の動作では、動作時のみファン4が駆動し、待機時にはファン4が停止している。但し、しばらく連続動作を行なう場合には、動作終了後もファン4は相応の時間稼動し続ける。どの程度の連続動作で動作終了後もファン4を駆動させるか及びその駆動時間をどれくらいにするかは、予め定められたデータテーブルを基に判断する。
【0021】
図5は画像形成装置の動作時の消費電力を示す図、図6は図5の動作に対応するファンのオンタイミングを示す図であり、(1)は図2で示す複数のファンのうちのひとつ(ここではファン4−1)を例にした図、 (2)は別のファン(ここではファン4−2)を例にした図である。
【0022】
画像形成装置には色々な動作モードがある。例えば複写機能を有する画像形成装置であれば、スキャナ、プリンタ、FAX機能等も有することが多い。スキャナ機能を使用する場合には、プリンタ側は印字処理を行なう必要が無いので、消費電力が少なく、発熱量が少ない。PCから印字データを送ってプリントアウトする場合には、スキャナ側の消費電力は少なく、消費電力は少ない。各ユニットの消費電力が少なければ、そのユニットのファン駆動量も少なくて済む。
【0023】
本発明では図5のように動作Aの連続動作時には、図6のファン4−1、4−2とも動作終了後も駆動させておくが、動作Bの場合は画像形成装置全体の動作では無いので、必要なファンのみ稼動を長くするだけでよい。本例では、ファン4−2は動作Bの終了とともに停止しているが、ファン4−1はしばらく駆動させている。動作モードによって、各ファンの駆動時間を決定するが、これは予め定められたデータテーブルを基に判断する。
【0024】
図7は各モードのタイミングを示す図である。画像形成装置に関しても省エネ規制が厳しいため、極力消費電力を下げるような制御が行なわれている。複写機を例にすると、図7(1)に示すように、印字終了後、しばらく待機状態になっているが、そのまま何も操作せずに設定時間(t1)を経過すると低電力モードと呼ばれる状態に移行する。低電力モードは使い勝手を考慮して、すぐに印字可能な状態まで戻れる制御になっている。
【0025】
そのまま何も操作せずに設定時間(t2)を経過するとオフモードと呼ばれる状態に移行する。オフモードでは極力消費電力を下げるためにファン4を駆動することができない。通常ファン駆動には24V電源が必要であるが、オフモードでは消費電力低減のために24V電源のスイッチングを停止している。
【0026】
オフモードでは再起動のために必要な制御基板やセンサ等の5V電源しか供給されないことが多い。また低電力モードも規制値が存在するので、機種によってはファン駆動を制限している場合もある。それぞれの移行時間はユーザが設定できるので、動作終了後の待機状態を極力短くしたり、低電力モードを抜いて、直接オフモードに突入することもある。
【0027】
図7の(2)であるが、動作終了後、待機状態の時間(t1)を短めに設定された場合、すぐにオフモードに移行してしまう。これでは動作終了後、すぐにファン4を停止しなければならない。
【0028】
本発明では図7の(3)に示すように、(2)と同じ移行時間の設定であっても動作時間の状態によって連続印字状態が長ければ、その分待機状態(t1)の時間を長くして、ファン4を駆動させるようにしている。この待機時間(t1)の延長時間は、予め定められたデータテーブルを基に判断する。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の画像形成装置によれば、動作時の稼動量によって、ファン駆動時間を変更することにより、機内温度の上昇加減に応じた確実な冷却が可能となる。
【0030】
請求項2の画像形成装置によれば、各ユニット毎の動作時稼動量によって、各ユニットのファン駆動時間を変更することにより、各ユニット毎の確実で無駄の無い冷却が可能となる。
【0031】
請求項3の画像形成装置によれば、動作時の稼動量によって、省エネモードへの移行時間を変更することにより、機内温度の上昇加減に応じた確実な冷却が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。
【図3】画像形成装置の動作時の消費電力を示す図である。
【図4】図3の動作に対応するファンのオンタイミングを示す図である。
【図5】画像形成装置の動作時の消費電力を示す図である。
【図6】図5の動作に対応するファンのオンタイミングを示す図である。
【図7】各モードのタイミングを示す図である。
【符号の説明】
1 稼動量検出手段
2 タイマ手段
3 ファン駆動手段
4 ファン
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特に機内温度上昇対策技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置において機内温度の上昇は、各種部材、ユニットの機能低下及び画質の劣化につながり、また部品の寿命にも影響を及ぼす。画像形成装置における機内温度上昇対策として、通常は吸気及び排気ファンを用いて冷却を行なう。
【0003】
冷却のためには常時ファンを稼動してもよいが、騒音やファンの寿命が問題になってくる。また常時ファンを駆動させると季節や使用状況によってはコールドオフセット現象が発生したり、必要以上に消費電力を浪費することにもなる。そのため、必要な時だけファンを駆動させるために機内温度検知のための検知手段を設けたり、負荷電流の消費量に合わせてファンを駆動させたりしている。
【0004】
従来技術の画像形成装置では、冷却ファンを備えたレーザービームプリンタ等の画像形成装置において、冷却する負荷の電流の変化に合わせて冷却ファンの回転数を制御することにより、冷却ファンの騒音及び消費電力を極力抑える技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、ファン制御装置に関する技術では、画像形成装置のコントローラ部に搭載されるCPU及び拡張I/Fボード等の種類を判別し、消費電力の大きいものが搭載されたと判断した場合、スタンバイ時冷却ファンを間欠的にオン/オフ制御し、プリント時には連続回転駆動させるようしている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
また、類似の技術として、ユニット構成された画像形成装置内に設けた温度センサーや流速センサー等の検出結果に基づいて冷却空気の風量や風向を制御して、効果的に冷却する特許文献3の「画像形成装置」が知られている。
また、定着装置の定着ローラ内に配置された誘導コイルを冷却するための冷却ファンと、冷却ファンの回転と停止を制御するオン/オフ制御手段とを設け、また定着ローラに付設して温度検出手段を設け、検出した定着ローラ温度が所定温度を超えたら冷却ファンを回転させ、所定温度以下になったら停止させることなどにより、誘導コイルを適切に冷却するとともに誘導加熱の熱変換効率を向上させる特許文献4の「誘導加熱型定着装置を備える画像形成装置」が知られている。
特許文献3、特許文献4はともに温度等を検出して冷却ファンの制御を行うものである。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−204221号公報
【特許文献2】
特開平11−129578号公報
【特許文献3】
特開2000−235338号公報
【特許文献4】
特開2000−242106号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
機内温度検知手段を設ける場合、その分コストが掛かる。負荷電流の消費量に合わせてファンを駆動しても、負荷が下がると同時に温度が下がるわけではなく、温度上昇はオーバーシュートがあるので、負荷が下がった後もしばらくは冷却ファンを駆動させる必要がある。
【0009】
画像形成装置に関しても近年省エネ規制が厳しく、省エネ時には極力負荷を抑えなければならない。複写機を例にすると、印字終了後、しばらく待機状態になっているが、そのまま何も操作せずに設定時間を経過すると低電力モードと呼ばれる状態に移行する。低電力モードは使い勝手を考慮して、すぐに印字可能な状態まで戻れる制御になっている。そのまま何も操作せずに設定時間を経過するとオフモードと呼ばれる状態に移行する。
【0010】
オフモードでは極力消費電力を下げるためにファンを駆動する余裕がない。すなわち通常ファン駆動には24V電源が必要であるが、オフモードでは消費電力低減のために24V電源のスイッチングを停止し出力を停止する。オフモードでは再起動のために必要な制御基板やセンサ等の5V電源しか供給されないことが多い。
【0011】
ここで、それぞれの移行時間はユーザが設定できるので、低電力モードを抜いて、直接オフモードに突入することもある。すなわち設定された時間を経過しオフモードに移行してしまうと、ファンを駆動することが不可能となる。
【0012】
本発明は上記の課題を解決し、機内温度の上昇加減に応じた確実な冷却が可能となる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、機内を冷却するファンを備え、かつ省エネモードを有する画像形成装置において、動作時の稼動量を検出する稼動量検出手段と、動作時の稼動量によってファン駆動時間を計測するタイマ手段と、タイマ手段により計測された時間ファンを駆動するファン駆動手段とを備え、動作時の稼動量によって、ファン駆動時間を変更する画像形成装置を最も主要な特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明は、各ユニット毎の動作時稼動量によって、各ユニットのファン駆動時間を変更する請求項1記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明は、動作時の稼動量によって、省エネモードへの移行時間を変更する請求項1記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。本画像形成装置は、動作時の稼動量を検出する稼動量検出手段1と、動作時の稼動量によってファン駆動時間を計測するタイマ手段2と、タイマ手段2により計測された時間ファン4を駆動するファン駆動手段3と、機内を冷却する前記ファン4とを備え、動作時の稼動量によって、ファン駆動時間を変更するものである。
【0017】
図2は本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。本画像形成装置は、各ユニット毎に動作時の稼動量を検出する複数の稼動量検出手段1(1−1〜1−3)と、動作時の稼動量によってファン駆動時間を計測する単一のタイマ手段2と、タイマ手段2により計測された時間各ユニット毎の複数のファン4(4−1〜4−3)を駆動する各ユニット毎の複数のファン駆動手段3(3−1〜3−3)と、機内を冷却する複数の前記ファン4(4−1〜4−3)とを備え、各ユニット毎の動作時稼動量によって、各ユニットのファン駆動時間を変更するものである。
【0018】
以下、本発明の動作をさらに具体的に説明する。
図3は画像形成装置の動作時の消費電力を示す図、図4は図3の動作に対応するファンのオンタイミングを示す図であり、(1)、(2)は比較の上で示す従来例、(3)は本発明例である。
【0019】
図3において、いつでも印字可能な状態を待機(スタンバイ)状態と呼び、印字時を動作(コピー)状態と呼ぶ。図4において、(1)のファンは、常時オンなので、画像形成装置が待機時でも動作時でも同じように駆動している。(2)のファンは、画像形成装置の動作と同期して待機時にはオフで、動作時にはオンする。
【0020】
図4(3)に示す本発明例において、短時間の動作では、動作時のみファン4が駆動し、待機時にはファン4が停止している。但し、しばらく連続動作を行なう場合には、動作終了後もファン4は相応の時間稼動し続ける。どの程度の連続動作で動作終了後もファン4を駆動させるか及びその駆動時間をどれくらいにするかは、予め定められたデータテーブルを基に判断する。
【0021】
図5は画像形成装置の動作時の消費電力を示す図、図6は図5の動作に対応するファンのオンタイミングを示す図であり、(1)は図2で示す複数のファンのうちのひとつ(ここではファン4−1)を例にした図、 (2)は別のファン(ここではファン4−2)を例にした図である。
【0022】
画像形成装置には色々な動作モードがある。例えば複写機能を有する画像形成装置であれば、スキャナ、プリンタ、FAX機能等も有することが多い。スキャナ機能を使用する場合には、プリンタ側は印字処理を行なう必要が無いので、消費電力が少なく、発熱量が少ない。PCから印字データを送ってプリントアウトする場合には、スキャナ側の消費電力は少なく、消費電力は少ない。各ユニットの消費電力が少なければ、そのユニットのファン駆動量も少なくて済む。
【0023】
本発明では図5のように動作Aの連続動作時には、図6のファン4−1、4−2とも動作終了後も駆動させておくが、動作Bの場合は画像形成装置全体の動作では無いので、必要なファンのみ稼動を長くするだけでよい。本例では、ファン4−2は動作Bの終了とともに停止しているが、ファン4−1はしばらく駆動させている。動作モードによって、各ファンの駆動時間を決定するが、これは予め定められたデータテーブルを基に判断する。
【0024】
図7は各モードのタイミングを示す図である。画像形成装置に関しても省エネ規制が厳しいため、極力消費電力を下げるような制御が行なわれている。複写機を例にすると、図7(1)に示すように、印字終了後、しばらく待機状態になっているが、そのまま何も操作せずに設定時間(t1)を経過すると低電力モードと呼ばれる状態に移行する。低電力モードは使い勝手を考慮して、すぐに印字可能な状態まで戻れる制御になっている。
【0025】
そのまま何も操作せずに設定時間(t2)を経過するとオフモードと呼ばれる状態に移行する。オフモードでは極力消費電力を下げるためにファン4を駆動することができない。通常ファン駆動には24V電源が必要であるが、オフモードでは消費電力低減のために24V電源のスイッチングを停止している。
【0026】
オフモードでは再起動のために必要な制御基板やセンサ等の5V電源しか供給されないことが多い。また低電力モードも規制値が存在するので、機種によってはファン駆動を制限している場合もある。それぞれの移行時間はユーザが設定できるので、動作終了後の待機状態を極力短くしたり、低電力モードを抜いて、直接オフモードに突入することもある。
【0027】
図7の(2)であるが、動作終了後、待機状態の時間(t1)を短めに設定された場合、すぐにオフモードに移行してしまう。これでは動作終了後、すぐにファン4を停止しなければならない。
【0028】
本発明では図7の(3)に示すように、(2)と同じ移行時間の設定であっても動作時間の状態によって連続印字状態が長ければ、その分待機状態(t1)の時間を長くして、ファン4を駆動させるようにしている。この待機時間(t1)の延長時間は、予め定められたデータテーブルを基に判断する。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の画像形成装置によれば、動作時の稼動量によって、ファン駆動時間を変更することにより、機内温度の上昇加減に応じた確実な冷却が可能となる。
【0030】
請求項2の画像形成装置によれば、各ユニット毎の動作時稼動量によって、各ユニットのファン駆動時間を変更することにより、各ユニット毎の確実で無駄の無い冷却が可能となる。
【0031】
請求項3の画像形成装置によれば、動作時の稼動量によって、省エネモードへの移行時間を変更することにより、機内温度の上昇加減に応じた確実な冷却が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。
【図3】画像形成装置の動作時の消費電力を示す図である。
【図4】図3の動作に対応するファンのオンタイミングを示す図である。
【図5】画像形成装置の動作時の消費電力を示す図である。
【図6】図5の動作に対応するファンのオンタイミングを示す図である。
【図7】各モードのタイミングを示す図である。
【符号の説明】
1 稼動量検出手段
2 タイマ手段
3 ファン駆動手段
4 ファン
Claims (3)
- 機内を冷却するファンを備え、かつ省エネモードを有する画像形成装置において、動作時の稼動量を検出する稼動量検出手段と、動作時の稼動量によってファン駆動時間を計測するタイマ手段と、タイマ手段により計測された時間ファンを駆動するファン駆動手段とを備え、動作時の稼動量によって、ファン駆動時間を変更することを特徴とする画像形成装置。
- 各ユニット毎の動作時稼動量によって、各ユニットのファン駆動時間を変更することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 動作時の稼動量によって、省エネモードへの移行時間を変更することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002328884A JP2004163628A (ja) | 2002-11-12 | 2002-11-12 | 画像形成装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002328884A JP2004163628A (ja) | 2002-11-12 | 2002-11-12 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004163628A true JP2004163628A (ja) | 2004-06-10 |
Family
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JP2002328884A Pending JP2004163628A (ja) | 2002-11-12 | 2002-11-12 | 画像形成装置 |
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JP (1) | JP2004163628A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009083473A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-23 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置およびファン制御方法 |
US7839636B2 (en) | 2007-09-14 | 2010-11-23 | Ricoh Company, Limited | Image processing apparatus, fan control method, and energy-saving control device |
US8165489B2 (en) | 2008-02-22 | 2012-04-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus having cooling fans |
JP2012083612A (ja) * | 2010-10-13 | 2012-04-26 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US9835992B2 (en) | 2015-05-18 | 2017-12-05 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus for setting standby temperature of a fixing device of the image forming apparatus, method for controlling image formation, and recording medium |
-
2002
- 2002-11-12 JP JP2002328884A patent/JP2004163628A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009083473A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-23 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置およびファン制御方法 |
US7839636B2 (en) | 2007-09-14 | 2010-11-23 | Ricoh Company, Limited | Image processing apparatus, fan control method, and energy-saving control device |
US8165489B2 (en) | 2008-02-22 | 2012-04-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus having cooling fans |
JP2012083612A (ja) * | 2010-10-13 | 2012-04-26 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US9835992B2 (en) | 2015-05-18 | 2017-12-05 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus for setting standby temperature of a fixing device of the image forming apparatus, method for controlling image formation, and recording medium |
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