JP2010175715A - 冷却用ファンの制御装置、画像形成装置、電子装置の冷却制御方法、および冷却制御プログラム - Google Patents

冷却用ファンの制御装置、画像形成装置、電子装置の冷却制御方法、および冷却制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】低コストで実施できるソフト上の処理だけで省エネモード移行後のファン停止による一時的な機内温度の上昇によるユニットの誤動作を防ぎ、また、省エネ移行時間を短縮することにより無駄な消費電力を減らす。
【解決手段】画像形成装置内部の冷却を行う冷却用ファンと、冷却用ファンの回転数を制御し、また、省エネモードを設定するCPUと、を有する冷却用ファンの制御装置において、CP0は、通常モードから省エネモードへの移行要求があり、当該移行要求から省エネモードへの移行までの予め設定された時間が経過したとき(ステップS101,S102)、冷却用ファンの回転数を通常モードの回転数よりも高回転に設定して、冷却用ファン20を省エネ移行まで駆動する(ステップS104、S105)。
【選択図】図2

Description

本発明は、通常動作モードから省電力消費モードに移行する際に冷却用ファンを駆動して装置内部の温度制御を行う冷却用ファンの制御装置、及び、この冷却用ファンの制御装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはデジタル複合機などの画像形成装置、前記冷却用ファンを使用して冷却する電子装置の冷却制御方法、および冷却制御プログラムに関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはデジタル複合機などの画像形成装置では、コントローラはCPUを中心に制御される。CPUは通常動作時には駆動の負荷や時間に応じて発熱する。そこで、一般にはCPUを含む制御回路を冷却する。冷却手段としては、ファンが使用されるのが一般的である。
このような装置として、例えば特許文献1ないし3に記載された発明が公知である。このうち、特許文献1(特開2007‐080977号公報)には、外部の電源から電力供給を受けて動作し、定格消費電力までの電力消費が許容されるとともに動作指示を待ち受ける待機状態を有する通常動作モードと、通電状態にありながら上記待機状態よりも低消費電力となる省エネルギーモードとの切り替えが行われる電力消費ユニットであって、電力消費ユニットを冷却する冷却ファンと、冷却ファンの駆動を制御する冷却ファン制御手段とを備え、冷却ファン制御手段は、電力消費ユニットが通常動作モードから省エネルギーモードへの移行を開始した後、冷却ファンを一定時間だけ駆動させてから停止させるように制御することを特徴とし、これにより、通電状態の省エネルギーモードへの移行時に機内温度の上昇を避けるようにした発明が記載されている。
また、特許文献2(特開2003‐069761号公報)には、省エネ機能実現手段とファン制御機能実現手段とを備える通信端末装置において、省エネ機能実現手段とファン制御機能実現手段を、それぞれ独立して制御する制御手段を備え、プリント後に、ファン回転時間、省エネ待ち時間を設定し、ファン回転開始後、ファン回転時間の終了で、ファン回転を終了し、省エネ待ち時間の経過で省エネをセットするようにしたことを特徴とし、常時は省エネができ、それでいて環境温度が高い場合には、これを十分に下げ得るようにした発明が記載されている。
さらに、特許文献3(特開2003−124414号公報)には、メインCPUの省エネ移行・復帰モードに応じた省エネ信号を出力する手段と、メインCPUの冷却用ファンと、メインCPUの温度検出を行う手段と、前記検出された温度と前記省エネ信号とからメインCPUとは独立に前記冷却用ファンのファン回転数を計算する手段とを有し、メインCPUの状態が停止していても前記メインCPUの冷却用ファンの回転数をリアルタイムに制御できるようにしたことを特徴とし、CPUがスリープ状態になっていても適切な冷却を行うことができるようにした発明が記載されている。
従来では、特許文献1記載の発明のようにスタンバイモードから省エネモードへの移行時に、ファンを一定時間だけ駆動させてから停止させるように制御を行っていた。しかし、ストレージモードのように現在の状態をメモリに保存したまま、メインCPUやハードディスク、ファンなど、ほとんどのデバイスへの電源供給を止めるモードに移行した場合は、ファンが停止してしまい、省エネモード移行時にファンを一定時間駆動させるという制御が不可能となる。そのため、モード移行直後の局部的な温度増加を防ぐことができず装置に悪影響を及ぼすことがあった。
また、特許文献2記載の発明では、省エネモード移行後にファン停止することを前提としてプリントジョブなどの動作後に環境温度を測定し、省エネ移行時間とファン回転時間をセットし、測定温度が閾値より大きい場合は、ファン回転時間と省エネ移行時間を長く設定し、充分に温度を低下させてから省エネ移行させていた。
しかしながら、このように処理すると、省エネ移行時間が環境温度により長くなり、ユーザの意図しない設定時間になることがある。また、さらに移行時間が延び、無駄な電力消費を招いてしまうこともある。
さらに、特許文献3記載の発明では、検出された温度と省エネ信号とからメインCPUとは独立に冷却用ファンのファン回転数を計算する手段を備えているので、その分コストが上昇するという問題点があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、低コストで省エネモード移行後のファン停止による一時的な機内温度の上昇によるユニットの誤動作を防ぎ、省エネ移行時間を短縮することにより無駄な消費電力を減らすことにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、装置内部の冷却を行う冷却用ファンと、前記冷却用ファンの回転数を制御する回転数制御手段と、省エネモードを設定する制御手段と、を有する冷却用ファンの制御装置において、前記回転数制御手段は、通常モードから省エネモードへの移行要求があったとき、当該移行要求から省エネモードへの移行までの予め設定された時間が経過したとき、前記冷却用ファンの回転数を通常モードの回転数よりも高回転に設定することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記予め設定された時間は、前記省エネモードへの移行要求を検出してから前記省エネモードへの移行までに要する省エネ移行時間をカウントするカウント手段により計測され、前記回転数制御手段は、前記カウント手段のカウント数が規定のカウント数に達した場合に、前記冷却ファンの回転数を前記通常モードでの回転数よりも高回転に設定することを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、前記回転数制御手段は、設定された前記省エネ移行時間に応じて前記規定のカウント数とは異なるカウント数を設定し、前記カウント手段によるカウント数が前記異なるカウント数に達成したときに、前記冷却ファンの回転数を前記通常モードでの回転数よりも高回転に設定することを特徴とする。
第4の手段は、第2の手段において、前記回転数制御手段は、設定された前記省エネ移行時間に応じて異なるファン回転数を設定し、前記カウント手段によるカウント数が規定のカウント数に達成した場合に、前記冷却ファンの回転数を前記省エネ移行時間に応じて設定されたファン回転数に設定することを特徴とする。
第5の手段は、第2の手段において、前記回転数制御手段は、前記カウント手段のカウント数が規定のカウンタ数に達した場合に、オプション装置が装着されているか否かを検知し、オプション装置が装着されている場合には前記オプション装置が装着されていない状態よりも前記ファン回転数を高回転に設定することを特徴とする。
第6の手段は、第2の手段において、前記回転数制御手段は、前記省エネ移行時間に応じた前記オプション装置の装着時の第1の規定カウンタテーブルと前記オプション装置が装着されていない状態の第2の規定カウンタテーブルを備え、冷却される前記装置の起動時に検知したオプション装置の有無に応じて前記第1又は第2のいずれかの規定カウンタテーブルを選択し、前記カウント手段のカウンタ数が、前記選択された前記規定カウンタテーブルの値に到達した場合に、前記ファンの回転数を前記オプション装置が装着されていない状態よりも高回転に設定することを特徴とする。
第7の手段は、第2の手段において、前記回転数制御手段は、前記省エネ移行時間に応じた前記オプション装置の装着時の第1の規定カウンタテーブルと前記オプション装置が装着されていない状態の第2の規定カウンタテーブルを備え、冷却される前記装置の起動時に検知したオプション装置の有無に応じて前記第1又は第2のいずれかの規定カウンタテーブルを選択し、前記カウント手段のカウンタ数が、前記選択された前記規定カウンタテーブルの値に到達した場合に、前記ファンの回転数を前記オプション装置の有無に応じて設定された回転数に設定することを特徴とする。
第8の手段は、第2の手段において、装置内の温度レベルを検知する温度センサをさらに備え、前記回転数制御手段は、規定のカウンタ数に達成した場合に前記装置の温度レベルを前記温度センサによって検知し、前記装置内の温度レベルに応じたファン回転数に設定することを特徴とする。
第9の手段は、記録紙に可視画像を形成する作像手段と、第1ないし第8のいずれかの手段に係る冷却用ファンの制御装置と、を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第10の手段は、装置内部の冷却を行う冷却用ファンと、前記冷却用ファンの回転数を制御する回転数制御手段と、省エネモードを設定する制御手段と、を有する冷却用ファンの制御方法であって、通常モードから省エネモードへの移行要求があったとき、当該移行要求から省エネモードへの移行までの時間を計測し、前記計測された時間が省エネモードへの移行までの予め設定された時間を経過したとき、前記冷却用ファンの回転数を通常モードの回転数よりも高回転に設定して冷却することを特徴とする。
第11の手段は、装置内部の冷却を行う冷却用ファンと、前記冷却用ファンの回転数を制御する回転数制御手段と、省エネモードを設定する制御手段と、を有する冷却用ファンの駆動制御をコンピュータによって実行するための冷却用ファンの駆動制御プログラムであって、通常モードから省エネモードへの移行要求があったとき、当該移行要求から省エネモードへの移行までの時間を計測する手順と、前記計測された時間が省エネモードへの移行までの予め設定された時間を経過したとき、前記冷却用ファンの回転数を通常モードの回転数よりも高回転に設定して前記冷却用ファンを回転させる手順と、を備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、装置は画像形成装置に、冷却ファンは符号20に、冷却ファンの回転数を制御する回転数制御手段、省エネモードを設定する制御手段、及びカウント手段はCPU10に、オプション装置はオプションボード100に、第1及び第2の規定カウンタテーブルは不揮発メモリ40内のテーブルに、温度センサは符号110に、それぞれ対応する。
本発明によれば、低コストで実施できるソフト上の処理だけで省エネモード移行後のファン停止による一時的な機内温度の上昇によるユニットの誤動作を防ぐことが可能になる。また、省エネ移行時間を短縮することにより無駄な消費電力を減らすことができる。
本発明の実施例1に係る画像形成装置のファン制御装置の構成を示すブロック図である。 実施例1における省エネ移行時のCPUの制御手順を示すフローチャートである。 実施例2における省エネ移行時のCPUの制御手順を示すフローチャートである。 実施例3における省エネ移行時のCPUの制御手順を示すフローチャートである。 実施例4に係る画像形成装置のファン制御装置の構成を示すブロック図である。 実施例4における省エネ移行時のCPUの制御手順を示すフローチャートである。 実施例5における省エネ移行時のCPUの制御手順を示すフローチャートである。 実施例6における省エネ移行時のCPUの制御手順を示すフローチャートである。 実施例7に係る画像形成装置のファン制御装置の構成を示すブロック図である。 実施例7における省エネ移行時のCPUの制御手順を示すフローチャートである。
本発明は、低コストで省エネモード移行後のファン停止による一時的な機内温度の上昇によるユニットの誤動作を防ぎ、省エネ移行時間を短縮しようとするもので、以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置のファン制御装置の構成を示すブロック図である。図1において、ファン制御装置は、CPU10、冷却ファン20、及び不揮発メモリ40を備えたコントローラ50で構成される。CPU10から冷却ファン20へは、冷却ファン制御信号30が出力され、冷却ファン20はこの冷却ファン制御信号30によって駆動制御される。画像形成装置は、ここでは図示しないが、作像部と給紙部とを備え、給紙部から給紙される用紙に対して作像部で作像された画像が転写され、あるいは直接書き込まれる。作像部は例えば電子写真方式あるいはインクジェット方式のプリンタエンジンを備え、スキャナによって読み取った原稿画像、パーソナルコンピュータから転送されてきた画像データ、あるいはネットワークを介して転送されてきた画像データに基づいてプリンタエンジンにおいて用紙上に可視画像が形成され、出力される。画像形成装置自体は、公知で種々の形式のものがあり、ここでは画像形成装置のプリンタエンジン部の構成や形式は特に問わないので、構成や動作の詳細については省略する。
画像形成装置が、通常動作としての通常モードから省エネルギモード(以下、省エネモードと称す)に移行するまでの時間として設定された省エネ移行時間は、不揮発メモリ40に格納されており、例えば、CPU10が通常モードから省エネモードに移行する状態を検出したら、CPU10が不揮発メモリ40に設定された省エネ移行時間を呼び出してカウントアップを始める。この省エネモードに移行する状態の検出に関しては、CPU10が画像形成装置の各ユニットからの状態信号を検出し、あるいは画像形成装置の操作部等に設けた所定のボタン操作により検出する。そして、カウントアップ後、規定の残カウント数になったら、CPU10が冷却ファン制御信号30により冷却ファン20を制御し、通常の回転数よりも高回転で冷却ファン20を回転させる。
CPU10は図示しないROMに格納されたプログラムを読み出して図示しないRAMに展開し、当該ラムをワークエリアとして使用しながら前記プログラムに基づいた制御を実行する。プログラムは、磁気媒体、光記録媒体、光−磁気記録媒体などの記録媒体に記録されているものからダウンロードし、あるいは、ハードディスク装置などの記録媒体からネットワークを介してダウンロードして使用される。
図2は、このときの制御手順を示すフローチャートである。
すなわち、CPU10は、通常モードから省エネモードに移行する状態を検出すると、省エネ移行時間(省エネモードに移行するまでの時間)のカウントを開始する(ステップS101)。そして、規定、すなわち、予め設定された残カウント数に達した時点で(ステップS102−YES)、冷却ファン20の回転数を高回転に設定し、省エネ移行時間の経過を待ち(ステップS104−NO)、省エネ移行時間が経過すると(ステップS104−YES)、省エネモードに移行する(ステップS105)。そして、この移行に伴って冷却ファン20を停止させる(ステップS106)。なお、ステップS103の高回転は、予め設定された回転数であり、適用する機器(機種)に応じて実験的に冷却に最適な回転数を求めておき、ステップS103では、その回転数に上げて冷却する。
本実施例によれば、省エネ移行直前にファンの回転数を高回転にし、コントローラもしくはコントローラを含む機内の温度を低下させておくので、コントローラの誤動作、ひいては機器である画像形成装置の動作を防ぐことができる。
本実施例2は、実施例1の図2におけるステップS102の判定処理の変形例である。
図3は実施例2における省エネ移行時のCPUの制御手順を示すフローチャートである。この実施例では、図2におけるステップS102をステップS102aのように変更している。すなわち、本実施例では、予め省エネ移行時間に応じて異なる規定のカウンタ数を設定しておく。例えば、通常モードから省エネモードに移行するまでの省エネ移行時間が30秒だった場合には、規定の残カウンタ数を15秒、また、省エネ移行時間が60秒だった場合には、規定の残カウンタ数を10秒というように設定しておく。これは省エネ移行時間が長くなればなるほど、冷却ファン20によりスタンバイ時のユニット環境温度が低くなる傾向があるため、規定の残りカウンタ数を減らしても充分に環境温度を低下させておくことができるからである。
そこで、このように設定した後、実施例1と同様に、省エネ移行時間のカウントを開始し(ステップS101)、前記省エネ移行時間に応じた規定の残カウント数になったら(ステップS102a−YES)、CPU10が冷却ファン制御信号30により冷却ファン20を制御し、高回転で冷却ファン20を回転させる(ステップS103)。次いで、省エネ移行時間の経過を待ち(ステップS104−NO)、省エネ移行時間が経過すると(ステップS104−YES)、省エネモードに移行する(ステップS105)。そして、この移行に伴って冷却ファン20を停止させる(ステップS106)。
その他、特に説明しない各部は実施例1と同等に構成され、同等に機能する。
本実施例によれば、省エネ移行時間が長く設定されていた場合はスタンバイ状態である時間が長いことから通常のファン回転数でも省エネ移行時間が短い場合よりもある程度温度低下しているので、このような場合には、高回転に設定するタイミングを遅くすることによって無駄な消費電力を低減させることができる。
本実施例3は、実施例1の図2におけるステップS103の処理の変形例である。
図4は実施例3における省エネ移行時のCPUの制御手順を示すフローチャートである。この実施例では、図2におけるステップS103をステップS103aのように変更している。すなわち、本実施例では、予め省エネ移行時間に応じて異なるファン回転数を設定しておく。例えば、省エネ移行時間が30秒であった場合、ファン回転数を4000rpm、また、省エネ移行時間が60秒だったら3000rpmとなるように設定しておく。これは実施例2と同様に省エネ移行時間が長くなればなるほど、冷却ファン20によりスタンバイ時のユニット環境温度が低くなる傾向があるため、ファン回転数を減らしても充分に環境温度を低下させておくことができるからである。
そこで、このように設定した後、実施例1と同様に、省エネ移行時間のカウントを開始し(ステップS101)、規定の残カウント数になったら(ステップS102−YES)、CPU10は、省エネ移行時間に応じた冷却ファンの回転数を設定し、CPU10が冷却ファン制御信号30により冷却ファン20を制御し、高回転で冷却ファン20を回転させる(ステップS103a)。次いで、省エネ移行時間の経過を待ち(ステップS104−NO)、省エネ移行時間が経過すると(ステップS104−YES)、省エネモードに移行する(ステップS105)。そして、この移行に伴って冷却ファン20を停止させる(ステップS106)。
その他、特に説明しない各部は実施例1と同等に構成され、同等に機能する。
省エネ移行時間が長く設定されていた場合はスタンバイ状態である時間が長いことから通常のファン回転数でも省エネ移行時間が短い場合よりもある程度温度は低下しているので、このような場合には、回転数を通常より低回転にし、無駄な消費電力を低減させることができる。
図5は、本実施例4に係る画像形成装置のファン制御装置の構成を示すブロック図である。図5において、ファン制御装置はコントローラ50とオプションボード100とからなる。コントローラ50は、CPU10、冷却ファン20、不揮発メモリ40、ASIC60、オプションボードI/F 70を備え、オプションボード100はASIC90を備え、両者はオプションボードI/F70により接続される。また、冷却ファン20の駆動は、CPU10からの冷却ファン制御信号30に基づいて行われる。また、オプションボード100のコントローラ50に対する接続の有無はASIC60,90間で送受されるオプションボード検出信号80によって検知される。
図6は本実施例4における省エネ移行時のCPUの制御手順を示すフローチャートである。この実施例では、設定された省エネ移行時間は不揮発メモリ40に格納されており、CPU10が不揮発メモリ40に設定された省エネ移行時間を呼び出してカウントアップを開始する(ステップS101)。規定の残カウント数になったらCPU10からコントローラ50のASIC60を通してオプションボード検出信号80を出力し、オプションボード100のASIC90を読み出し、オプション有無を判定する(ステップS201)。オプション有りと判定されたら、CPU10が通常より高回転で制御するように判断し、冷却ファン制御信号30により冷却ファン20を制御し、より高回転で冷却ファン20を回転させる(ステップS202)。オプションなしと判定された場合には、通常通りの高回転で冷却ファンを回転させる(ステップS203)。次いで、省エネ移行時間の経過を待ち(ステップS104−NO)、省エネ移行時間が経過すると(ステップS104−YES)、省エネモードに移行する(ステップS105)。そして、この移行に伴って冷却ファン20を停止させる(ステップS106)。
なお、ステップS202で通常よりもさらに高回転にする場合、設定する回転数は予め実験室などでオプションボードの接続に対応した最適な回転数を選択しておき、ファン回転を、前記選択された回転数で高回転させる。
また、実施例4においても、画像形成装置は実施例1と同等に構成され、同等に機能する。
図5に示すようにコントローラ50にオプションボード100が装着されている場合、物理的に冷却空気の気流の流れが悪くなり、オプションボード100で使用する電力もあることから、トータルの電力も大きくなる。そのためオプションボード100が接続されていない状態よりも温度が高くなっている。そこで、本実施例では、ベーシック状態よりさらに高回転でファンを回転させて一時的にコントローラユニットの温度を急速に低下させておくので、省エネ移行直後のファン停止により一時的に機内温度の上昇が生じた場合でも、装置のユニットの誤動作を防ぐことができる。
本実施例は実施例4に示した図5のファン制御装置における他の制御例である。ファン制御装置自体は実施例4と同等である。
図7は本実施例5における省エネ移行時のCPUの制御手順を示すフローチャートである。この実施例では、起動時(電源オン時)に(ステップS1)CPU10からコントローラ50のASIC60を通してオプションボード検出信号80を出力し、オプションボード100のASIC90を読み出し、オプションの有無を検知する(ステップS2)。オプションが検知されたら、オプション装着時用に設定された規定の残カウンタテーブルを選択する(ステップS3)。
実施例4で説明したように、オプション装着時の方が物理的に冷却空気の流れが悪く、消費電力も大きくなるので、オプションの非装着時よりも温度が高くなる。そのため、この実施例5では、オプション装着時の方が残カウンタ数を長めに設定しておく。その後、設定された省エネ移行時間をCPU10が不揮発メモリ40に呼び出してカウントアップを始め(ステップS101)、規定の残カウント数になったら(ステップS102−YES)、CPU10が冷却ファン制御信号30により冷却ファン20を制御し、高回転で冷却ファン20を回転させる(ステップS103)。次いで、省エネ移行時間の経過を待ち(ステップS104−NO)、省エネ移行時間が経過すると(ステップS104−YES)、省エネモードに移行する(ステップS105)。そして、この移行に伴って冷却ファン20を停止させる(ステップS106)。
その他、特に説明しない各部は実施例4と同等に構成され、同等に機能する。
実施例3の場合と同様に、省エネ移行時間が長く設定されていた場合はスタンバイ状態である時間が長いことから通常のファン回転数でも省エネ移行時間が短い場合よりもある程度、温度は低下している。そこで、本実施例では、高回転に設定するタイミングを遅くするので、無駄な消費電力を低減させることができる。
本実施例は実施例4に示した図5のファン制御装置におけるさらに他の制御例である。ファン制御装置自体は実施例4と同等である。
図8は本実施例6における省エネ移行時のCPUの制御手順を示すフローチャートである。この実施例では、起動時(電源オン時)に(ステップS1)CPU10からコントローラ50のASIC60を通してオプションボード検出信号80を出力し、オプションボード100のASIC90を読み出し、オプション有無を検知する(ステップS2)。オプションが検知されたら、オプション装着時用に設定されたファン回転数を選択する(ステップS3a)。
その後、設定された省エネ移行時間をCPU10が不揮発メモリ40に呼び出してカウントアップを始め(ステップS101)、規定の残カウント数に達したら(ステップS102−YES)、CPU10が冷却ファン制御信号30により冷却ファン20を設定されたファン回転数に設定し、その回転数で冷却ファンを回転させる(ステップS301)。次いで、省エネ移行時間の経過を待ち(ステップS104−NO)、省エネ移行時間が経過すると(ステップS104−YES)、省エネモードに移行する(ステップS105)。そして、この移行に伴って冷却ファン20を停止させる(ステップS106)。
その他、特に説明しない各部は実施例4と同等に構成され、同等に機能する。
実施例3の場合と同様に、省エネ移行時間が長く設定されていた場合はスタンバイ状態である時間が長いことから通常のファン回転数でも省エネ移行時間が短い場合よりもある程度、温度は低下している。そこで、本実施例では、回転数を通常より低回転にするので、無駄な消費電力を低減させることができる。
図9は、実施例7に係る画像形成装置のファン制御装置の構成を示すブロック図である。図9において、ファン制御装置は、CPU10、冷却ファン20、不揮発メモリ40、温度センサ110を備えたコントローラ50によって構成される。CPU10から冷却ファン20へは、冷却ファン制御信号30が出力され、冷却ファン20はこの冷却ファン制御信号30によって駆動制御される。省エネモードに移行するまでの時間として設定された省エネ移行時間は、実施例1と同様に不揮発メモリ40に格納されている。
図10は、この実施例7における省エネ移行時のCPUの制御手順を示すフローチャートである。同図において、CPU10は通常モードから省エネモードに移行する状態を検出すると、不揮発メモリ40に設定された省エネ移行時間を呼び出してカウントアップを始める(ステップS101)。規定の残カウント数になると(ステップS102−YES)、CPU10は温度センサ110の温度レベルを読み出し(ステップS401)、温度レベルに応じたファン回転数を設定し、冷却ファン制御信号30により前記回転数で冷却ファン20を回転させる(ステップS402)。次いで、省エネ移行時間の経過を待ち(ステップS104−NO)、省エネ移行時間が経過すると(ステップS104−YES)、省エネモードに移行する(ステップS105)。そして、この移行に伴って冷却ファン20を停止させる(ステップS106)。このようにして、高回転で冷却ファン20を回転させ、装置内、特にコントローラ50を効率的に冷却する。
なお、実施例4においても、画像形成装置は実施例1と同等に構成され、同等に機能する。
本実施例では、高回転に切り替えるタイミングでそのときの温度に応じた回転数に設定するので、無駄な消費電力を低減させることができる。
これまでに述べた実施形態では、画像形成装置を例に取って説明しているが、各実施例に述べたようなコントローラを備えた電子装置、電子機器全般に適用できることは言うまでもない。すなわち、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが対象となる。
本発明は、省エネモードを有する画像形成装置のみならず、CPUが搭載されたコントローラボードを備え、省エネモードが設定される機器全般に適用することができる。
10 CPU
20 冷却ファン
30 冷却ファン制御信号
40 不揮発メモリ
50 コントローラ
80 オプションボード検出信号
100 オプションボード
110 温度センサ
特開2007‐080977号公報 特開2003‐069761号公報 特開2003−124414号公報

Claims (11)

  1. 装置内部の冷却を行う冷却用ファンと、
    前記冷却用ファンの回転数を制御する回転数制御手段と、
    省エネモードを設定する制御手段と、
    を有する冷却用ファンの制御装置において、
    前記回転数制御手段は、通常モードから省エネモードへの移行要求があったとき、当該移行要求から省エネモードへの移行までの予め設定された時間が経過したとき、前記冷却用ファンの回転数を通常モードの回転数よりも高回転に設定することを特徴とする冷却用ファンの制御装置。
  2. 請求項1記載の冷却用ファンの制御装置であって、
    前記予め設定された時間は、前記省エネモードへの移行要求を検出してから前記省エネモードへの移行までに要する省エネ移行時間をカウントするカウント手段により計測され、
    前記回転数制御手段は、前記カウント手段のカウント数が規定のカウント数に達した場合に、前記冷却ファンの回転数を前記通常モードでの回転数よりも高回転に設定することを特徴とする冷却用ファンの制御装置。
  3. 請求項2記載の冷却用ファンの制御装置であって、
    前記回転数制御手段は、設定された前記省エネ移行時間に応じて前記規定のカウント数とは異なるカウント数を設定し、前記カウント手段によるカウント数が前記異なるカウント数に達成したときに、前記冷却ファンの回転数を前記通常モードでの回転数よりも高回転に設定することを特徴とする冷却用ファンの制御装置。
  4. 請求項2記載の冷却用ファンの制御装置であって、
    前記回転数制御手段は、設定された前記省エネ移行時間に応じて異なるファン回転数を設定し、前記カウント手段によるカウント数が規定のカウント数に達成した場合に、前記冷却ファンの回転数を前記省エネ移行時間に応じて設定されたファン回転数に設定することを特徴とする冷却用ファンの制御装置。
  5. 請求項2記載の冷却用ファンの制御装置であって、
    前記回転数制御手段は、前記カウント手段のカウント数が規定のカウンタ数に達した場合に、オプション装置が装着されているか否かを検知し、オプション装置が装着されている場合には前記オプション装置が装着されていない状態よりも前記ファン回転数を高回転に設定することを特徴とする冷却用ファンの制御装置。
  6. 請求項2記載の冷却用ファンの制御装置であって、
    前記回転数制御手段は、前記省エネ移行時間に応じた前記オプション装置の装着時の第1の規定カウンタテーブルと前記オプション装置が装着されていない状態の第2の規定カウンタテーブルを備え、冷却される前記装置の起動時に検知したオプション装置の有無に応じて前記第1又は第2のいずれかの規定カウンタテーブルを選択し、前記カウント手段のカウンタ数が、前記選択された前記規定カウンタテーブルの値に到達した場合に、前記ファンの回転数を前記オプション装置が装着されていない状態よりも高回転に設定することを特徴とする冷却用ファンの制御装置。
  7. 請求項2記載の冷却用ファンの制御装置であって、
    前記回転数制御手段は、前記省エネ移行時間に応じた前記オプション装置の装着時の第1の規定カウンタテーブルと前記オプション装置が装着されていない状態の第2の規定カウンタテーブルを備え、冷却される前記装置の起動時に検知したオプション装置の有無に応じて前記第1又は第2のいずれかの規定カウンタテーブルを選択し、前記カウント手段のカウンタ数が、前記選択された前記規定カウンタテーブルの値に到達した場合に、前記ファンの回転数を前記オプション装置の有無に応じて設定された回転数に設定することを特徴とする冷却用ファンの制御装置。
  8. 請求項2記載の冷却用ファンの制御装置であって、
    装置内の温度レベルを検知する温度センサをさらに備え、
    前記回転数制御手段は、規定のカウンタ数に達成した場合に前記装置の温度レベルを前記温度センサによって検知し、前記装置内の温度レベルに応じたファン回転数に設定することを特徴とする冷却用ファンの制御装置。
  9. 記録紙に可視画像を形成する作像手段と、
    請求項1ないし8のいずれか1項に記載の冷却用ファンの制御装置と
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 装置内部の冷却を行う冷却用ファンと、
    前記冷却用ファンの回転数を制御する回転数制御手段と、
    省エネモードを設定する制御手段と、
    を有する電子装置の冷却方法であって、
    通常モードから省エネモードへの移行要求があったとき、当該移行要求から省エネモードへの移行までの時間を計測し、
    前記計測された時間が省エネモードへの移行までの予め設定された時間を経過したとき、前記冷却用ファンの回転数を通常モードの回転数よりも高回転に設定して冷却すること
    を特徴とする電子装置の冷却制御方法。
  11. 装置内部の冷却を行う冷却用ファンと、
    前記冷却用ファンの回転数を制御する回転数制御手段と、
    省エネモードを設定する制御手段と、
    を有する電子装置の冷却制御をコンピュータによって実行するための冷却制御プログラムであって、
    通常モードから省エネモードへの移行要求があったとき、当該移行要求から省エネモードへの移行までの時間を計測する手順と、
    前記計測された時間が省エネモードへの移行までの予め設定された時間を経過したとき、前記冷却用ファンの回転数を通常モードの回転数よりも高回転に設定して前記冷却用ファンを回転させる手順と、
    を備えていることを特徴とする冷却制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016075850A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 キヤノン株式会社 画像形成装置及び画像形成システム

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