JP2015174673A - シート状電子写真感光体の梱包方法 - Google Patents
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Description
<1>複数のシート状電子写真感光体を重ねて梱包するシート状電子写真感光体の梱包方法において、前記シート状電子写真感光体とシート状電子写真感光体の間に長尺辺と短尺辺を有する保護紙をはさみ、前記保護紙の長尺方向の湿度変動に対する伸縮率が、短尺方向の湿度変動に対する伸縮率よりも小さいことを特徴とする、シート状電子写真感光体の梱包方法。
<2>前記シート状電子写真感光体及び前記保護紙の形状が四角形であり、前記保護紙の各辺が、前記シート状電子写真感光体の各辺よりも3〜40mm長いことを特徴とする、<1>に記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
<3>前記シート状電子写真感光体の少なくともいずれか1辺が1000mm以上であることを特徴とする、<1>又は<2>に記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
<4>前記シート状電子写真感光体と前記保護紙とを交互に重ねて層状にした層状梱包体を、四角形の箱に梱包し、前記箱の各辺が、前記保護紙の各辺よりも3〜40mm長いことを特徴とする、<1>〜<3>のいずれか1つに記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
<5> 前記保護紙の相対湿度80%から15%に変化させた湿度変動に対する短尺方向の伸縮率が0.9%以下であることを特徴とする<1>〜<4>のいずれか1つに記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
<6> 該保護紙の相対湿度80%から15%に変化させた湿度変動に対する長尺方向の伸縮率が0.4%以下であることを特徴とする、<1>〜<5>のいずれか1つに記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
<7> 前記保護紙の紙厚が、60um〜120umであり、前記保護紙の米坪が50g〜100g/m2であることを特徴とする、<1>〜<6>のいずれか1つに記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
<8> 前記保護紙の表面のうち、シート状電子写真感光体の表面層と接する面の表面電気抵抗が、1.0×107Ω以下であることを特徴とする、<1>〜<7>のいずれか1つに記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
<9> 前記保護紙の表面のうち、シート状電子写真感光体の表面層と接する面の平滑度が、200sec以下であることを特徴とする、<1>〜<8>のいずれか1つに記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
<10> 前記シート状電子写真感光体が、樹脂フィルム上にアルミ蒸着された導電層を有し、前記導電層の膜厚が50〜200umであり、前記導電層上に感光層が塗布されたものであることを特徴とする、<1>〜<9>のいずれか1つに記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
基体11は、導電層12及び感光層13を形成する際の基礎となるシート状の部材である。基体11は特に光学的な特徴を備えている必要はないが、可撓性、絶縁性、及びシート状電子写真感光体10がシート状を維持することができる程度に強度とコシを備えている二軸延伸フィルムが好ましい。従って基体11はこのような性質を有していれば特にその材質は限定されることはないが、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ナイロン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、フェノール樹脂、ポリカーボネート、メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン、アクリル系、トリアセチルセ
ルロース等の各樹脂を挙げることができる。本形態は、入手性や取り扱い容易性、成形性、及び価格等の観点からポリエチレンテレフタレート(PET)を用いている。なお、フィルムの厚みは通常30μm以上200μm以下であり、好ましくは50μm以上150μm以下、更に好ましくは70μm以上100μm以下である。
リル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルプロピオナール、ポリビニルブチラール、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、セルロースエステル、セルロースエーテル等を挙げることができる。そして電荷発生層15の厚さは、通常0.1μm以上1μm以下の範囲とされる。
光体材料と1種以上の溶媒から成る従来公知の各種のものを使用することができる。塗布液中の各成分の濃度は、公知の方法に従って適宜選択できる。固形分の濃度は、形成すべき層の膜厚に応じて決定されるが、例えば電荷輸送層17用の塗布液の場合には、10〜35重量%以下であることが好ましい。また、塗布液の粘度は、50〜300cpsであることが好ましい。
本願発明における前記保護紙の長尺方向の湿度変動に対する伸縮率は、短尺方向の湿度変動に対する伸縮率よりも小さい。紙である以上、湿度変動により長さが伸縮するが、その伸縮率が大きいと保管や輸送時の温湿度変動による紙の伸縮がおこり、保護紙にシワが入ったりヨレた状態になり、その影響がシート状電子写真感光体にも及び、シート状電子写真感光体もシワが入ったりやヨレた状態になる。そのようなシート状電子写真感光体は実使用が不可能になる等、多大なる影響を与える。また、紙の伸縮率は紙の方向によりに異なるが、保護紙の場合、その長尺方向の伸縮率が短尺方向よりも小さい方が、湿度変動により紙の伸縮が起きた場合のヨレの程度は、長尺方向の伸縮率が短尺方向より同じ又は大きい場合よりも小さくなる。特に、長尺方向の長さが1000mm以上の保護紙の場合、紙の伸縮が起きた時のヨレの程度が大きくなるため、本願発明の効果が顕著である。前記保護紙の相対湿度80%から15%に変化させた湿度変動に対する短尺方向の伸縮率は、0.9%以下が好ましく、より過酷な環境でもシワが入ったりヨレた状態になるのを防ぐためには0.7%以下がより好ましい。紙としての特性から、0.1%以上が好ましい。長尺方向の伸縮率は、0.4%以下が好ましく、より過酷な環境でもシワが入ったりヨレた状態になるのを防ぐためには0.3%以下がより好ましい。紙としての特性から、0.05%以上が好ましい。湿度変動に対する伸縮率は、 JAPAN TAPPI No.28に準じて測定できる。
の観点から、120μm以下が好ましく、100μm以下がより好ましい。また、米坪は、保護紙に折り目を入れることなく梱包できるためには、50g/m2以上が好ましく、60g/m2以上がより好ましい。シート状電子写真感光体の入数等の輸送効率の観点から、100g/m2以下が好ましく、80g/m2以下がより好ましい。
内寸が縦1197mm、横377mm、深さ75mmのプラスチック段ボールを用意して、その箱の中にまず縦1192mm、横372mmの段ボール板を5枚を敷き、次に、シート状電子写真感光体と保護紙を交互に各150枚を層状にいれ、上部の隙間には縦1192mm、横372mmの段ボール板を5枚いれ、その箱をかぶせるようにプラスチック段ボールで上蓋して梱包した。
[実施例2]
箱の内寸を縦1342mm、横819mm、深さ75mmのプラスチック段ボールを用い、シート状電子写真感光体には 縦1329mm、横799mmのものも用い、保護紙には、縦1336mm、横813mmのものを用いた以外は実施例1と同様にして箱の中の保護紙とシート状電子写真感光体の状態を確認したところ、いずれにもシワやヨレは見られなかった。
実施例1の保護紙の短尺方向の伸縮率を0.33%、 長尺方向の伸縮率を0.88%のものを用いた以外は実施例1と同様にして、箱の中の保護紙とシート状電子写真感光体の状態を確認したところ、いずれも長尺方向にシワとヨレが見られた。
Claims (10)
- 複数のシート状電子写真感光体を重ねて梱包するシート状電子写真感光体の梱包方法において、前記シート状電子写真感光体とシート状電子写真感光体の間に長尺辺と短尺辺を有する保護紙をはさみ、前記保護紙の長尺方向の湿度変動に対する伸縮率が、短尺方向の湿度変動に対する伸縮率よりも小さいことを特徴とする、シート状電子写真感光体の梱包方法。
- 前記シート状電子写真感光体及び前記保護紙の形状が四角形であり、前記保護紙の各辺が、前記シート状電子写真感光体の各辺よりも3〜40mm長いことを特徴とする、請求項1に記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
- 前記シート状電子写真感光体の少なくともいずれか1辺が1000mm以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
- 前記シート状電子写真感光体と前記保護紙とを交互に重ねて層状にした層状梱包体を、直方体又は立方体の箱に梱包し、前記箱の各辺が、前記保護紙の各辺よりも3〜40mm長いことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
- 前記保護紙の相対湿度80%から15%に変化させた湿度変動に対する短尺方向の伸縮率が0.9%以下であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
- 該保護紙の相対湿度80%から15%に変化させた湿度変動に対する長尺方向の伸縮率が0.4%以下であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
- 前記保護紙の紙厚が、60um〜120umであり、前記保護紙の米坪が50g〜100g/m2であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
- 前記保護紙の表面のうち、シート状電子写真感光体の表面層と接する面の表面電気抵抗が、1.0×107Ω以下であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
- 前記保護紙の表面のうち、シート状電子写真感光体の表面層と接する面の平滑度が、200sec以下であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
- 前記シート状電子写真感光体が、樹脂フィルム上にアルミ蒸着された導電層を有し、前記導電層の膜厚が50〜200μmであり、前記導電層上に感光層が塗布されたものであることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載のシート状電子写真感光体の梱包方法。
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