JP2015172655A - 撮像レンズおよび撮像装置 - Google Patents

撮像レンズおよび撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015172655A
JP2015172655A JP2014048377A JP2014048377A JP2015172655A JP 2015172655 A JP2015172655 A JP 2015172655A JP 2014048377 A JP2014048377 A JP 2014048377A JP 2014048377 A JP2014048377 A JP 2014048377A JP 2015172655 A JP2015172655 A JP 2015172655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
imaging
imaging lens
negative
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014048377A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015172655A5 (ja
JP6066424B2 (ja
Inventor
山川 博充
Hiromitsu Yamakawa
博充 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2014048377A priority Critical patent/JP6066424B2/ja
Priority to DE102015103153.1A priority patent/DE102015103153A1/de
Priority to CN201510098271.XA priority patent/CN104914553B/zh
Priority to US14/642,908 priority patent/US9599789B2/en
Publication of JP2015172655A publication Critical patent/JP2015172655A/ja
Publication of JP2015172655A5 publication Critical patent/JP2015172655A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6066424B2 publication Critical patent/JP6066424B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B9/00Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or -
    • G02B9/60Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or - having five components only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B9/00Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or -
    • G02B9/34Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or - having four components only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/001Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras
    • G02B13/0015Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras characterised by the lens design
    • G02B13/002Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras characterised by the lens design having at least one aspherical surface
    • G02B13/004Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras characterised by the lens design having at least one aspherical surface having four lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/04Reversed telephoto objectives
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/06Panoramic objectives; So-called "sky lenses" including panoramic objectives having reflecting surfaces

Abstract

【課題】撮像レンズにおいて、低コストに構成し、高い光学性能を実現する。
【解決手段】物体側に凸面を向けたメニスカス形状を有する負の第1レンズL1、負の第2レンズL2および正の第3レンズL3からなる前群G1と、絞りと、正の後群G2とからなり、後群が1枚の正のレンズおよび1枚の負のレンズL4,L5からなる。第1レンズL1の材質のd線に対するアッベ数をνd1、屈折率をNd1としたとき、下記条件式(1)を満足する。
60.0<νd1+26*Nd1<85.0 … (1)
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像レンズおよび撮像装置に関し、より詳しくは、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を用いた車載用カメラ、監視カメラ等に使用されるのに好適な広角の撮像レンズ、およびこの撮像レンズを備えた撮像装置に関するものである。
CCDやCMOS等の撮像素子は近年非常に小型化および高画素化が進んでいる。そのため、撮像機器本体並びにそれに搭載される撮像レンズにも小型化、軽量化が求められている。一方、車載用カメラ、監視カメラ等に使用される撮像レンズには、高い耐候性を持ち、広範囲に亘って良好な視界を確保できるように広画角で高い光学性能を有することが求められている。
上記分野の撮像レンズとしては、例えば下記特許文献1〜4に記載のものがある。特許文献1〜4には、非球面レンズを含む5枚構成の撮像レンズが記載されている。
特開2006−284620号公報 特開2007−233152号公報 特開2009−063877号公報 中国特許出願公開第102289052号公報
ところで近年では、車載用カメラや監視カメラ等の分野において、例えば全画角で180度を超えるものが望まれる等、広角化に対する要望が強まってきている。また、近年の撮像素子の小型化および高画素化に伴い、高い解像性を有し、結像領域の広い範囲まで良好な像が得られるような高い光学性能を有する撮像レンズが求められるようになってきている。しかしながら、従来のレンズ系では、安価で小型に構成しながら、近年の要望を満たす程度の広角化と高い光学性能を同時に実現することは困難であった。
例えば、広角化および高解像性を達成するためには、第1レンズが大きな負のパワーを持つと同時に、そこで発生する倍率色収差を極力小さくする必要があることから、第1レンズには屈折率が比較的大きく、アッベ数が比較的大きい材質が用いられている。さらに、高い解像性を達成するためには、絞りの像側のレンズの枚数を増やして軸上色収差を改善することが行われている。しかしながら、アッベ数が大きい材質の多くは、レアアース等の高価な物質の含有量が高いために高価である。このため、レンズ枚数の増加と相まって、低コスト化を達成することは困難であった。
本発明は、上記事情に鑑み、低コストでありながら、広角化と高い光学性能を実現可能な撮像レンズ、およびこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供することを目的とするものである。
本発明の撮像レンズは、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状を有する負の第1レンズ、
像側の面の光軸上の点が該面の有効径両端上の点よりも物体側にある負の第2レンズ、および
正の第3レンズからなる前群と、
開口絞りと、
全体で正の後群とからなり、
後群が、1枚の正のレンズおよび1枚の負のレンズからなり、
下記条件式(1)を満足することを特徴とするものである。
60.0<νd1+26*Nd1<85.0 … (1)
ただし、
νd1:第1レンズの材質のd線に対するアッベ数
Nd1:第1レンズの材質のd線に対する屈折率
本発明の撮像レンズは、前群および後群以外に、実質的にパワーを持たないレンズ、絞りやカバーガラス等のレンズ以外の光学要素、レンズフランジ、レンズバレル、撮像素子、手ぶれ補正機構等の機構部分等を持つものも含むものであってもよい。
また、本発明においては、凸面、凹面、平面、両凹、メニスカス、両凸、平凸および平凹等といったレンズの面形状、正のレンズおよび負のレンズといったレンズの屈折力の符号は、非球面が含まれているものについてはとくに断りのない限り近軸領域で考えるものとする。また、本発明においては、曲率半径の符号は、面形状が物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負とすることにする。
なお、本発明による撮像レンズにおいては、第3レンズが物体側に凸形状を有することが好ましい。
また、本発明による撮像レンズにおいては、後群が、物体側から負のレンズおよび正のレンズの順に配置されてなることが好ましい。なお、物体側から正のレンズおよび負のレンズの順に配置されてなるものであってもよい。
また、本発明による撮像レンズにおいては、後群の正のレンズと負のレンズとが互いに接合されていることが好ましい。
この場合、正のレンズと負のレンズとの接合面が、近軸領域において物体側に凸形状であることが好ましい。
またこの場合、正のレンズと負のレンズとの接合面が、光軸から離れるに従い屈折力が弱くなる非球面形状であることが好ましい。
また、本発明による撮像レンズにおいては、第1レンズの材質の比重が4.0以下であることが好ましい。
また、本発明の撮像レンズにおいては、下記条件式(2)〜(8)を満足することが好ましい。なお、好ましい態様としては、下記条件式(2)〜(8)のいずれか1つの構成を有するものでもよく、あるいは任意の2つ以上を組み合わせた構成を有するものでもよい。
0.15<f3/L<0.26 … (2)
d4/L<0.07 … (3)
νd2>50 … (4)
νd3<35 … (5)
νda>50 … (6)
νdb<35 … (7)
80.0<νd1+35*Nd1<96.0 … (8)
νd3<27 … (5−1)
ただし、
f3:第3レンズの焦点距離
L:第1レンズの物体側の面から像面までの光軸上の距離(バックフォーカス分は空気換算長)
d4:第2レンズと第3レンズとの光軸上の距離
νd2:第2レンズの材質のd線に対するアッベ数
νd3:第3レンズの材質のd線に対するアッベ数
νda:後群の正のレンズの材質のd線に対するアッベ数
νdb:後群の負のレンズの材質のd線に対するアッベ数
本発明の撮像装置は、上記記載の本発明の撮像レンズを備えたことを特徴とするものである。
本発明の撮像レンズによれば、5枚のレンズ系において、各レンズの形状およびパワーを好適に設定し、条件式(1)を満足するようにしているため、安価に構成しながら、十分な広角化および高い光学性能を実現することができる。
本発明の撮像装置によれば、本発明の撮像レンズを備えているため、安価に構成でき、広い画角での撮像が可能であり、高画質の映像を得ることができる。
本発明の実施例1の撮像レンズのレンズ構成および光路を示す断面図 本発明の実施例2の撮像レンズのレンズ構成および光路を示す断面図 本発明の実施例3の撮像レンズのレンズ構成および光路を示す断面図 本発明の実施例4の撮像レンズのレンズ構成および光路を示す断面図 本発明の実施例5の撮像レンズのレンズ構成および光路を示す断面図 本発明の実施例1の撮像レンズの各収差図 本発明の実施例2の撮像レンズの各収差図 本発明の実施例3の撮像レンズの各収差図 本発明の実施例4の撮像レンズの各収差図 本発明の実施例5の撮像レンズの各収差図 本発明の実施形態に係る車載用の撮像装置の配置を説明するための図
以下、本発明の撮像レンズの実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1〜図5は、本発明の実施形態に係る撮像レンズの構成例を示す断面図であり、それぞれ後述の実施例1〜5の撮像レンズに対応している。図1〜図5に示す例の基本的な構成は同様であり、図示方法も同様であるため、ここでは主に図1を参照しながら、本発明の実施形態に係る撮像レンズについて説明する。
本発明の実施形態に係る撮像レンズは、光軸Zに沿って、物体側から順に、第1レンズL1、第2レンズL2および第3レンズL3からなる前群G1と、第4レンズL4および第5レンズL5からなる後群G2とが配された5枚構成のレンズ系である。第3レンズL3と第4レンズL4との間には、開口絞りStが配置されている。開口絞りStを第3レンズL3と第4レンズL4との間に配置することにより、径方向の小型化を図ることができる。
なお、図1では、左側を物体側、右側を像側としており、図示されている開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸上の位置を示すものである。図1中の符号Ri(i=1、2、3、…)は、各レンズ面の曲率半径を示し、符号Di(i=1、2、3、…)は面間隔を示す。また、図1には、無限遠の距離にある物点からの軸上光束2、最大画角での軸外光束3も併せて示す。
図1では、撮像レンズが撮像装置に適用される場合を考慮して、撮像レンズの像面Simに配置された撮像素子5も図示している。また、撮像レンズを撮像装置に適用する際には、レンズを装着するカメラ側の構成に応じて、カバーガラスや、ローパスフィルタまたは赤外線カットフィルタ等を設けることが好ましく、図1では、これらを想定した平行平板状の光学部材PPを第5レンズL5と撮像素子5(像面Sim)との間に配置した例を示している。
第1レンズL1は、負のパワーを持ち、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズであるように構成される。このように第1レンズL1を負のパワーを持ち、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとすることにより、画角180度を超える広角化および歪曲収差の補正に有利となる。最も物体側に配置される第1レンズL1は、風雨や洗浄用の溶剤に晒されることが想定されるが、第1レンズL1の物体側の面は凸面となるから、これらの状況において懸念されるゴミ、埃、水滴等が残留しにくいという利点もある。
また、第2レンズL2および第3レンズL3は、それぞれ負および正のパワーを持つように構成される。また、後群G2の第4レンズL4および第5レンズL5はそれぞれ負および正のパワーを持ち、後群G2は全体で正のパワーを持つように構成される。なお、第4レンズL4および第5レンズL5は、それぞれ正のパワーおよび負のパワーを持つものとしてもよい。
第2レンズL2は、像側の面の光軸上の点が像側の面の有効径両端上の点よりも物体側にある形状を有するように構成される。「像側の面の光軸上の点が像側の面の有効径両端上の点よりも物体側にある」とは、第2レンズL2の像側の面が、近軸領域において物体側に凸形状であっても凹形状であってもよいが、光軸上の点が、有効径両端状の点よりも物体側にあることを意味する。第2レンズL2の像側の面がこのような形状を有することにより、周辺光線が第3レンズL3以降に入射する角度を好適に減じることができ、中心と周辺との収差バランスをとりやすくなる。
第3レンズL3を正のパワーを持つものとすることにより、歪曲収差および倍率色収差の補正が容易となる。
また、絞りStの後方に、正のパワーの後群G2を配置することにより、第3レンズL3と後群G2とで正の屈折力を分担し、レトロフォーカスのパワー配置を維持しながら球面収差の発生を抑えることができる。また、後群G2の第4レンズL4および第5レンズL5を、それぞれ正のレンズおよび負のレンズにより構成することにより、軸上色収差および倍率色収差を好適に補正することができる。
また、本実施形態に係る撮像レンズは、下記条件式(1)を満足するように構成されている。
60.0<νd1+26*Nd1<85.0 … (1)
ただし、
νd1:第1レンズL1の材質のd線に対するアッベ数
Nd1:第1レンズL1の材質のd線に対する屈折率
条件式(1)の上限を満足することにより、第1レンズL1の材質にレアアースの含有量が少なくなるため、低コスト化および耐酸性をともに備えた材質を選択できるようになる。条件式(1)の下限を満足することにより、第1レンズL1の材質の屈折率が小さくなり過ぎるのを防止して、必要なパワーを得るための第1レンズL1および第2レンズL2の形状の加工がしやすくなり、倍率色収差および軸上色収差の双方を良好に補正することができる。
本実施形態の撮像レンズは、上記のように第1レンズL1〜第5レンズL5の各レンズのパワーおよび形状を好適に設定し、条件式(1)を満足することにより、比較的安価な材質により第1レンズL1を構成し、低コストにレンズ系を構成しながら、十分な広角化を達成し、さらに球面収差、像面湾曲および歪曲収差(ディストーション)を含む諸収差を良好に補正することができる。また、本実施形態の撮像レンズによれば、結像領域の広い範囲に亘って高解像を実現することができるため、近年の高画素化が進んだ撮像素子にも対応することが可能になる。
本実施形態に係る撮像レンズは、さらに以下に述べる構成を有することが好ましい。なお、好ましい態様としては、以下のいずれか1つの構成を有するものでもよく、あるいは任意の2つ以上を組み合わせた構成を有するものでもよい。
本実施形態の撮像レンズにおいては第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4および第5レンズL5は全て、少なくとも一方の面が非球面形状であることが好ましい。第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4および第5レンズL5の少なくとも一方の面を非球面形状とすることで、光学系の光軸方向の全長を短くしながらも高い解像性を得ることが可能になる。また、少ないレンズ枚数により、球面収差、像面湾曲およびディストーション等の諸収差を良好に補正することが可能になる。より良好な収差補正のためには、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4および第5レンズL5は、両面が非球面形状であることが好ましい。
第2レンズL2は両凹形状であることが好ましい。これにより、第2レンズL2の物体側の面および像側の面の曲率半径の絶対値を小さくすることなく、第2レンズL2に大きな負の屈折力を与えることができるため、バックフォーカスの確保に有利である。
第2レンズL2は物体側に凹面を向けた負のメニスカス形状であってもよい。これにより、第1レンズL1および第2レンズL2による補正過剰な球面収差の発生を抑えることができる。
第3レンズL3の物体側の面を凸形状とすることが好ましい。これにより、非点収差の発生を抑えながら、軸上色収差および倍率色収差を補正することができる。
第3レンズL3を両凸形状としてもよい。これにより、歪曲収差および倍率色収差の補正に有利となる。
また、後群G2の第4レンズL4および第5レンズL5は、接合された構成および接合されていない構成のいずれも可能である。設計自由度を高めるという点では接合されていない方が有利であるが、色収差の良好な補正および光軸方向の小型化のためには、第4レンズL4および第5レンズL5を接合した構成とすることが好ましい。また、第4レンズL4および第5レンズL5を接合レンズとすることで、これら2つのレンズを保持する間隔環が不要となり、さらに、第4レンズL4および第5レンズL5の相対的な偏心が要因となる性能の劣化を防止できるため、組み立て性が向上し、性能のばらつきを抑制できるので、コスト面において有利となる。
第4レンズL4は像側に曲率半径の絶対値の小さい面を向けた両凹形状であり、第5レンズL5は両凸形状であることが好ましい。これにより、第4レンズL4および第5レンズL5の接合面が、近軸領域で物体側に凸形状となるため、倍率色収差の補正に有利である。
第4レンズL4および第5レンズL5の接合面は、光軸から離れるに従い屈折力が弱くなる非球面形状であることが好ましい。これにより、接合面の近軸領域における曲率半径の絶対値を小さくすることができるため、軸上色収差を良好に補正することができる。
本実施形態に係る撮像レンズは、下記条件式(2)〜(8)を満足することが好ましい。
0.15<f3/L<0.26 … (2)
d4/L<0.07 … (3)
νd2>50 … (4)
νd3<35 … (5)
νda>50 … (6)
νdb<35 … (7)
80.0<νd1+35*Nd1<96.0 … (8)
ただし、
f3:第3レンズL3の焦点距離
L:第1レンズL1の物体側の面から像面までの光軸上の距離(バックフォーカス分は空気換算長)
d4:第2レンズL2と第3レンズL3との光軸上の距離
νd2:第2レンズL2の材質のd線に対するアッベ数
νd3:第3レンズL3の材質のd線に対するアッベ数
νda:後群G1の正のレンズの材質のd線に対するアッベ数
νdb:後群G2の負のレンズの材質のd線に対するアッベ数
νd1:第1レンズL1の材質のd線に対するアッベ数
Nd1:第1レンズL1の材質のd線に対する屈折率
条件式(2)の上限を満足することにより、倍率色収差を良好に補正できる。条件式(2)の下限を満足することにより、軸上色収差を良好に補正できる。
条件式(3)の上限を満足することにより、収差を良好に保ちながらレンズの全長を小さく抑えることが容易となる。
条件式(4)〜(7)を満足することにより、軸上色収差および倍率色収差の双方を良好に補正することができる。
とくに条件式(5)を満足することにより、第1レンズL1により発生する倍率色収差を良好に補正できる。
条件式(8)の上限を満足することにより、第1レンズL1の材質にレアアースの含有量が少なくなるため、低コスト化と耐酸性とをともに備えた材質を選択できるようになる。条件式(8)の下限を満足することにより、第1レンズL1の材質の屈折率が小さくなり過ぎるのを防止して、必要なパワーを得るための第1レンズL1および第2レンズL2の形状の加工がしやすくなり、倍率色収差および軸上色収差の双方を良好に補正することができる。
さらに、下記条件式(5−1)を満足することが好ましい。条件式(5−1)を満足することにより、条件式(5)を満足することにより得られる効果と同様の効果を得ることができるか、または効果をさらに高めることができる。
νd3<27 … (5−1)
なお、条件式(1)または条件式(8)を満足するレンズの材質は、比較的高価なものも含まれるが、耐酸性大きいあるいは比較的軽量であるものが多いため、本願の目的を損なうものではない。
本実施形態の撮像レンズは、全画角が200度より大きいことが好ましい。全画角は、最大画角での軸外光束3の主光線と光軸Zとのなす角の2倍である。全画角が200度より大きな広角のレンズ系とすることで、近年の広角化の要望に対応可能となる。
本実施形態の撮像レンズが例えば車載用カメラや監視用カメラ等の厳しい環境において使用される場合には、最も物体側に配置される第1レンズL1は、風雨による表面劣化、直射日光による温度変化に強く、さらには油脂・洗剤等の化学薬品に強い材質、すなわち耐水性、耐候性、耐酸性、耐薬品性等が高い材質を用いることが要望される。例えば、材質の耐酸性は、ISO8424:1996の耐酸性クラスSRが1のものを用いることが好ましい。また、耐水性は、日本光学硝子工業会が定める粉末法耐水性が1のものを用いることが好ましい。また、第1レンズL1には、堅く、割れにくい材質を用いることが要望されることがある。材質をガラスとすることで、上記要望を満たすことが可能となる。あるいは、第1レンズL1の材質として、透明なセラミックスを用いてもよい。
なお、第1レンズL1の物体側の面に、強度、耐傷性、耐薬品性を高めるための保護手段を施してもよく、その場合には、第1レンズL1の材質をプラスチックとしてもよい。このような保護手段は、ハードコートであってもよく、撥水コートであってもよい。
第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4および第5レンズL5の材質としては、プラスチックを用いることが好ましく、この場合には、非球面形状を精度よく作製することができるとともに、軽量化および低コスト化を図ることが可能となる。
材質にプラスチックを用いる場合は、吸水による性能変化を極力抑えることができるように吸水性が小さく、かつ解像性低下の原因となる複屈折性が低い材質を選択することが好ましい。この条件を満たす材質として、第2レンズL2および第4レンズL4は、シクロオレフィン系や環状オレフィン系のプラスチックを、第3レンズL3および第5レンズL5はポリカーボネート系のプラスチックやポリエステル系のプラスチックを選択することが好ましい。
第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4および第5レンズL5の少なくともいずれかの材質にプラスチックを用いた場合は、その材質として、プラスチックに光の波長より小さな粒子を混合させたいわゆるナノコンポジット材料を用いてもよい。
本実施形態の撮像レンズにおいては、ゴースト光低減等のために、各レンズに反射防止膜を施すようにしてもよい。その際、例えば図1に示すような撮像レンズでは、第1レンズL1の像側の面、第2レンズL2の像側の面、第3レンズL3の物体側の面において、周辺部の各面の接線と光軸とのなす角が小さいため、周辺部の反射防止膜の厚さがレンズ中央部より薄くなる。そこで、上記3つの面のうちの、第1レンズL1の像側の面を含む一面以上の面に、中央付近での反射率が最も小さくなる波長を600nm以上900nm以下とした反射防止膜を施すことにより、有効径全体で反射率を平均的に低減することができ、ゴースト光を低減させることができる。また、可視光から900nm程度まで反射率を抑えた多層膜コートを使用してもよい。また、膜厚を均一にしやすいウエットプロセスによる反射防止膜を使用してもよい。
なお、中央付近での反射率が最も小さくなる波長が600nmより短いと、周辺部での反射率が最も小さくなる波長が短くなり過ぎ、長波長側の反射率が高くなるため、赤味がかったゴーストが発生しやすくなってしまう。また、中央付近での反射率が最も小さくなる波長が900nmより長いと、中央部での反射率が最も小さくなる波長が長くなり過ぎ、短波長側の反射率が高くなるため、像の色合いがかなり赤味がかってしまうとともに、青味がかったゴーストが発生しやすくなってしまう。このように、中央付近での反射率が最も小さくなる波長が600nmより短い、もしくは900nmより長い場合でも、可視光から900nm程度まで反射率を抑えた多層膜コートを使用することにより、像の色合いが赤みを帯びたり、青みかかったゴーストが発生することを防ぐことができる。また、膜厚を均一にしやすいウエットプロセスによる反射防止膜を使用しても同様の効果が得られる。
また、本実施形態の撮像レンズにおいては、各レンズ間の有効径外を通過する光束は、迷光となって像面に達し、ゴーストとなるおそれがあるため、必要に応じて、この迷光を遮光する遮光手段を設けることが好ましい。この遮光手段としては、例えばレンズの像側の有効径外の部分に不透明な塗料を施したり、不透明な板材を設けたりしてもよい。または、迷光となる光束の光路に不透明な板材を設けて遮光手段としてもよい。
なお、撮像レンズの用途に応じて、レンズ系と撮像素子5との間に紫外光から青色光をカットするようなフィルタ、または赤外光をカットするようなIR(InfraRed)カットフィルタを挿入してもよい。あるいは、上記フィルタと同様の特性を持つコートをレンズ面に施してもよい。
図1では、レンズ系と撮像素子5との間に各種フィルタを想定した光学部材PPを配置した例を示しているが、この代わりに、各レンズの間にこれらの各種フィルタを配置してもよい。あるいは、撮像レンズが有するいずれかのレンズのレンズ面に、各種フィルタと同様の作用を有するコートを施してもよい。
次に、本発明の撮像レンズの数値実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1の撮像レンズのレンズ群の配置を図1に示す。図1に示すように実施例1の撮像レンズは、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状を有する負の第1レンズL1、両凹形状の第2レンズL2および両凸形状の第3レンズL3からなる前群G1、開口絞りSt、並びに像側に曲率半径の絶対値が小さい凹面を向けた両凹形状の第4レンズL4および両凸形状の第5レンズL5からなる後群G2から構成されている。第4レンズL4および第5レンズL5は接合されており、その合成焦点距離は正である。また、第2レンズL2および第3レンズL3の両面、第4レンズL4の物体側の面および第5レンズL5の像側の面は非球面である。第2レンズL2の両面を非球面とすることにより、歪曲収差および非点収差の補正に有利である。第3レンズL3の両面および第5レンズL5の像側の面を非球面とすることにより、球面収差の補正に有利である。
表1、表2および表3は、実施例1に係る撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを示している。表1にはその基本的なレンズデータを示し、表2には緒元のデータを示し、表3には非球面係数のデータを示す。
表1のレンズデータにおいて、Siの欄は最も物体側の構成要素の面を1番目として像側に向かうに従い順次増加するi番目(i=1、2、3、…)の面番号を示し、Riの欄はi番目の面の曲率半径を示し、Diの欄はi番目の面とi+1番目の面との光軸Z上の面間隔を示している。なお、ここでは、光学部材PPも含めて示している。また、曲率半径の符号は、物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負としている。各実施例において、レンズデータの表のRi、Di(i=1、2、3、…)は、レンズ断面図の符号Ri、Diと対応している。また、表1のレンズデータにおいて、Ndjの欄は最も物体側のレンズを1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1、2、3、…)のレンズのd線(波長587.6nm)に対する屈折率を示し、νdjの欄はj番目の光学要素のd線に対するアッベ数を示している。なお、レンズデータには、開口絞りStも含めて示しており、開口絞りStに相当する面の曲率半径の欄には、∞と記載している。
また、表1のレンズデータにおいて、面番号の左側に付された記号「*」は、そのレンズ面が非球面形状であることを示す。表1の基本レンズデータには、これらの非球面の曲率半径として、近軸の曲率半径の数値を示している。
なお、実施例1において、第1レンズL1を構成する材料は、株式会社オハラ社製のS−LAM66(Nd=1.80100、νd=34.97、比重=3.55、ISO8424:1996の耐酸性クラスSR=4)である。
表2には実施例1に係る撮像レンズにおける緒元のデータとして、d線での近軸焦点距離f′(mm)、バックフォーカスBf′、F値(FNo.)および画角(2ω)の値を示している。
表3には実施例1に係る撮像レンズにおける非球面係数のデータを示す。ここでは、非球面の面番号と、その非球面に関する非球面係数を示す。ここで非球面係数の数値の「E−n」(n:整数)は、「×10-n」を意味する。なお非球面係数は、下記非球面式における各係数KA、Am(m=3、4、5、…20)の値である。
Zd=C・h2/{1+(1−KA・C2・h21/2}+ΣAm・hm
ただし、
Zd:非球面深さ(高さhの非球面上の点から、非球面頂点が接する光軸に垂直な平面に下ろした垂線の長さ)
h:高さ(光軸からのレンズ面までの距離)
C:近軸曲率半径の逆数
KA、Am:非球面係数
実施例1に係る撮像レンズの非球面は、上記非球面式に基づき、非球面係数AmについてはA3〜A20までの次数を有効に用いて表している。
以上述べた表1〜表3の記載の仕方は、後述する表4〜表15においても同様である。
以下に記載する表では全て、上述したように長さの単位としてmmを用い、角度の単位として度(°)を用いているが、光学系は比例拡大または比例縮小して使用することが可能であるため、他の適当な単位を用いることもできる。
[実施例2]
図2は、本発明の実施例2に係る撮像レンズの構成を示す図である。実施例2に係る撮像レンズは、実施例1に係る撮像レンズと略同様の構成とされているが、第4レンズL4が、像側に凹面を向けたメニスカス形状を有する負のレンズであり、第4レンズL4の像側の面および第5レンズL5の物体側の面が非球面である点において実施例1と相違している。なお、実施例2において、第1レンズL1を構成する材料は、株式会社オハラ社製のS−TIH6(Nd=1.80518、νd=25.42、比重=3.37、ISO8424:1996の耐酸性クラスSR=1)である。
表4に実施例2の撮像レンズの基本レンズデータを、表5に実施例2の撮像レンズの緒元のデータを、表6に実施例2の撮像レンズの非球面係数のデータを示す。
[実施例3]
図3は、本発明の実施例3に係る撮像レンズの構成を示す図である。実施例3に係る撮像レンズは、実施例1に係る撮像レンズと略同様の構成とされているが、第2レンズL24が物体側に凹面を向けたメニスカス形状を有する負のレンズであり、第4レンズL4の像側の面および第5レンズL5の物体側の面が非球面である点において実施例1と相違している。なお、実施例3において、第1レンズL1を構成する材料は、株式会社オハラ社製のS−NPH1(Nd=1.80809、νd=22.76、比重=3.29、ISO8424:1996の耐酸性クラスSR=1)である。
表7に実施例3の撮像レンズの基本レンズデータを、表8に実施例3の撮像レンズの緒元のデータを、表9に実施例3の撮像レンズの非球面係数のデータを示す。
[実施例4]
図4は、本発明の実施例4に係る撮像レンズの構成を示す図である。実施例4に係る撮像レンズは、実施例2に係る撮像レンズと略同様の構成とされているが、第2レンズL2が、物体側に凹面を向けたメニスカス形状を有する負のレンズである点において実施例2と相違している。なお、実施例4において、第1レンズL1を構成する材料は、株式会社オハラ社製のS−NMB55(Nd=1.80000、νd=29.84、比重=3.68、ISO8424:1996の耐酸性クラスSR=1)である。
表10に実施例4の撮像レンズの基本レンズデータを、表11に実施例4の撮像レンズの緒元のデータを、表12に実施例4の撮像レンズの非球面係数のデータを示す。
[実施例5]
図5は、本発明の実施例5に係る撮像レンズの構成を示す図である。実施例5に係る撮像レンズは、実施例2に係る撮像レンズと略同様の構成とされている。なお、実施例5において、第1レンズL1を構成する材料は、株式会社村田製作所製のルミセラType−Z(Nd=2.09501、νd=29.43、比重=7.3)である。
表13に実施例5の撮像レンズの基本レンズデータを、表14に実施例5の撮像レンズの緒元のデータを、表15に実施例5の撮像レンズの非球面係数のデータを示す。
また、表16に実施例1〜5の条件式(1)〜(8)の対応値を示す。表16から分かるように、条件式(1)〜(7)について、各実施例の値がその数値範囲内となっている。なお、条件式(8)については、実施例1,5がその範囲に含まれず、条件式(5−1)については、実施例4がその範囲に含まれない。
[収差性能]
図6は、左から順に実施例1に係る撮像レンズにおける球面収差、非点収差、歪曲収差および倍率色収差を示している。歪曲収差の図は、全系の焦点距離f、画角φ(変数扱い、0≦φ≦ω)を用いて、理想像高を2f×tan(φ/2)とし、それからのずれ量を示す。各収差図には、d線(波長587.6nm)を基準波長とした収差を示すが、球面収差図にはg線(波長436nm)、F線(波長481.6nm)およびC線(波長656.27nm)についての収差も示す。また、倍率色収差図には、g線、F線およびC線についての収差を示す。球面収差図のFNo.はFナンバー、その他の収差図のωは半画角を意味する。
また同様に、上記実施例2〜5の撮像レンズそれぞれの球面収差、非点収差、歪曲収差および倍率色収差の収差図を図7〜図10に示す。図7〜図10においても、左から順に球面収差、非点収差、歪曲収差および倍率色収差を示している。
なお、本発明は、上記実施形態および各実施例に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔および屈折率の値等は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
以上のデータから分かるように、実施例1〜5の撮像レンズは、第1レンズL1に比較的安価な材料を使用して低コスト化を図った上で、さらに、213.6〜221.0度という、210度を超える非常に広い全画角、および各収差が良好に補正された高解像の良好な光学性能を実現している。これらの撮像レンズは、監視カメラや、自動車の前方、側方、後方等の映像を撮影するための車載用カメラ等に好適に使用可能である。
図11に使用例として、自動車100に本実施形態の撮像レンズを備えた撮像装置を搭載した様子を示す。図11において、自動車100は、その助手席側の側面の死角範囲を撮像するための車外カメラ101と、自動車100の後側の死角範囲を撮像するための車外カメラ102と、ルームミラーの背面に取り付けられ、ドライバーと同じ視野範囲を撮影するための車内カメラ103とを備えている。車外カメラ101と車外カメラ102と車内カメラ103とは、本発明の実施形態に係る撮像装置であり、本発明の実施例の撮像レンズと、この撮像レンズにより形成される光学像を電気信号に変換する撮像素子とを備えている。
本発明の実施例に係る撮像レンズは、上述した長所を有するものであるから、車外カメラ101、102および車内カメラ103は、安価に構成でき、広い画角を有し、解像度の高い良好な映像を得ることができる。
以上、実施形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数、非球面係数の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。また、レンズの材質も上記各数値実施例で用いたものに限定されず、別の材質を用いてもよい。
また、撮像装置の実施形態では、本発明を車載用カメラに適用した例について図を示して説明したが、本発明はこの用途に限定されるものではなく、例えば、携帯端末用カメラや監視カメラ等にも適用可能である。
2 軸上光束
3 軸外光束
5 撮像素子
100 自動車
101、102 車外カメラ
103 車内カメラ
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
PP 光学部材
Sim 像面
St 開口絞り
Z 光軸

Claims (13)

  1. 物体側から順に、
    物体側に凸面を向けたメニスカス形状を有する負の第1レンズ、
    像側の面の光軸上の点が該面の有効径両端上の点よりも物体側にある負の第2レンズ、および
    正の第3レンズからなる前群と、
    開口絞りと、
    全体で正の後群とからなり、
    前記後群が、1枚の正のレンズおよび1枚の負のレンズからなり、
    下記条件式(1)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    60.0<νd1+26*Nd1<85.0 … (1)
    ただし、
    νd1:前記第1レンズの材質のd線に対するアッベ数
    Nd1:前記第1レンズの材質のd線に対する屈折率
  2. 下記条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ。
    0.15<f3/L<0.26 … (2)
    ただし、
    f3:前記第3レンズの焦点距離
    L:前記第1レンズの物体側の面から像面までの光軸上の距離(バックフォーカス分は空気換算長)
  3. 前記第3レンズが物体側に凸形状を有することを特徴とする請求項1または2記載の撮像レンズ。
  4. 下記条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    d4/L<0.07 … (3)
    ただし、
    d4:前記第2レンズと前記第3レンズとの光軸上の距離
    L:前記第1レンズの物体側の面から像面までの光軸上の距離(バックフォーカス分は空気換算長)
  5. 下記条件式(4)から(7)を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    νd2>50 … (4)
    νd3<35 … (5)
    νda>50 … (6)
    νdb<35 … (7)
    ただし、
    νd2:前記第2レンズの材質のd線に対するアッベ数
    νd3:前記第3レンズの材質のd線に対するアッベ数
    νda:前記後群の正のレンズの材質のd線に対するアッベ数
    νdb:前記後群の負のレンズの材質のd線に対するアッベ数
  6. 下記条件式(8)を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    80.0<νd1+35*Nd1<96.0 … (8)
    ただし、
    νd1:前記第1レンズの材質のd線に対するアッベ数
    Nd1:前記第1レンズの材質のd線に対する屈折率
  7. 前記後群が、物体側から前記負のレンズおよび前記正のレンズの順に配置されてなることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の撮像レンズ。
  8. 前記後群の前記正のレンズと前記負のレンズとが互いに接合されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の撮像レンズ。
  9. 前記正のレンズと前記負のレンズとの接合面が、近軸領域において物体側に凸形状であることを特徴とする請求項8記載の撮像レンズ。
  10. 前記正のレンズと前記負のレンズとの接合面が、光軸から離れるに従い屈折力が弱くなる非球面形状であることを特徴とする請求項8または9記載の撮像レンズ。
  11. 前記第1レンズの材質の比重が4.0以下であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載の撮像レンズ。
  12. 下記条件式(5−1)を満足することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    νd3<27 … (5−1)
    ただし、
    νd3:前記第3レンズの材質のd線に対するアッベ数
  13. 請求項1から12のいずれか1項記載の撮像レンズを搭載したことを特徴とする撮像装置。
JP2014048377A 2014-03-12 2014-03-12 撮像レンズおよび撮像装置 Expired - Fee Related JP6066424B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014048377A JP6066424B2 (ja) 2014-03-12 2014-03-12 撮像レンズおよび撮像装置
DE102015103153.1A DE102015103153A1 (de) 2014-03-12 2015-03-04 Abbildungsobjektiv und Abbildungsvorrichtung
CN201510098271.XA CN104914553B (zh) 2014-03-12 2015-03-05 摄像透镜及摄像装置
US14/642,908 US9599789B2 (en) 2014-03-12 2015-03-10 Imaging lens and imaging apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014048377A JP6066424B2 (ja) 2014-03-12 2014-03-12 撮像レンズおよび撮像装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015172655A true JP2015172655A (ja) 2015-10-01
JP2015172655A5 JP2015172655A5 (ja) 2016-04-28
JP6066424B2 JP6066424B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=54066935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014048377A Expired - Fee Related JP6066424B2 (ja) 2014-03-12 2014-03-12 撮像レンズおよび撮像装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9599789B2 (ja)
JP (1) JP6066424B2 (ja)
CN (1) CN104914553B (ja)
DE (1) DE102015103153A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160053158A (ko) * 2014-10-31 2016-05-13 대원전광주식회사 가시광선 및 근적외선용 광각 렌즈 시스템
JP2017181857A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 日本電産サンキョー株式会社 広角レンズ
JP2018145349A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 三井化学株式会社 光学レンズおよび光学レンズ系
JP2019095607A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 株式会社リコー 結像レンズおよびカメラおよび携帯情報端末装置
CN109975960A (zh) * 2019-04-25 2019-07-05 协益电子(苏州)有限公司 一种环视广角无热化镜头及汽车全景环视系统
JP2019144350A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 日本電産サンキョー株式会社 広角レンズ
WO2020162094A1 (ja) * 2019-02-06 2020-08-13 日本電産サンキョー株式会社 広角レンズ

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106646830A (zh) * 2017-01-22 2017-05-10 东莞市宇瞳光学科技股份有限公司 车用超广角小型定焦镜头
CN108152922B (zh) * 2017-12-25 2020-06-09 瑞声通讯科技(常州)有限公司 摄像光学镜头
CN108919455B (zh) * 2018-09-12 2023-09-29 东莞市玖洲光学有限公司 一种高清汽车后视镜头
CN114051590A (zh) * 2019-06-26 2022-02-15 京瓷株式会社 摄像透镜以及摄像装置
CN111999864B (zh) * 2020-08-18 2022-07-05 江西联创电子有限公司 光学成像镜头及成像设备
CN113376816B (zh) * 2021-06-18 2022-05-27 青岛理工大学 一种非球面短波红外镜头

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06130298A (ja) * 1992-10-21 1994-05-13 Nikon Corp コンパクトなズームレンズ
JPH1039206A (ja) * 1996-07-22 1998-02-13 Fuji Photo Optical Co Ltd 結像レンズ
JP2008158198A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Olympus Imaging Corp 結像光学系及びそれを用いた撮像装置
WO2010001713A1 (ja) * 2008-06-30 2010-01-07 コニカミノルタオプト株式会社 広角光学系および撮像装置
JP2010243711A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Ricoh Co Ltd 広角レンズ及び撮像装置
US20120069140A1 (en) * 2010-09-20 2012-03-22 Largan Precision Co., Ltd. Wide-angle imaging lens assembly
JP2014089241A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Optical Logic Inc 撮像レンズ
JP2014228570A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 富士フイルム株式会社 広角撮像レンズおよび撮像装置
WO2015072094A1 (ja) * 2013-11-12 2015-05-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 単焦点レンズ系、カメラ及び自動車

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4625711B2 (ja) 2005-03-31 2011-02-02 日本電産ニッシン株式会社 広角レンズ
US7633688B2 (en) * 2005-06-01 2009-12-15 Olympus Imaging Corp. Image forming optical system
JP4866630B2 (ja) 2006-03-02 2012-02-01 アルプス電気株式会社 光学装置
KR100849797B1 (ko) * 2007-06-26 2008-07-31 삼성전기주식회사 광각 렌즈 시스템
JP5064154B2 (ja) 2007-09-07 2012-10-31 日本電産ニッシン株式会社 超広角レンズ
JP5466569B2 (ja) * 2010-04-26 2014-04-09 富士フイルム株式会社 撮像レンズおよび撮像装置
CN102289052B (zh) 2011-08-22 2013-12-04 宁波舜宇车载光学技术有限公司 一种超广角镜头

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06130298A (ja) * 1992-10-21 1994-05-13 Nikon Corp コンパクトなズームレンズ
JPH1039206A (ja) * 1996-07-22 1998-02-13 Fuji Photo Optical Co Ltd 結像レンズ
JP2008158198A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Olympus Imaging Corp 結像光学系及びそれを用いた撮像装置
WO2010001713A1 (ja) * 2008-06-30 2010-01-07 コニカミノルタオプト株式会社 広角光学系および撮像装置
JP2010243711A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Ricoh Co Ltd 広角レンズ及び撮像装置
US20120069140A1 (en) * 2010-09-20 2012-03-22 Largan Precision Co., Ltd. Wide-angle imaging lens assembly
JP2014089241A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Optical Logic Inc 撮像レンズ
JP2014228570A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 富士フイルム株式会社 広角撮像レンズおよび撮像装置
WO2015072094A1 (ja) * 2013-11-12 2015-05-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 単焦点レンズ系、カメラ及び自動車

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160053158A (ko) * 2014-10-31 2016-05-13 대원전광주식회사 가시광선 및 근적외선용 광각 렌즈 시스템
KR101639325B1 (ko) 2014-10-31 2016-07-14 대원전광주식회사 가시광선 및 근적외선용 광각 렌즈 시스템
JP2017181857A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 日本電産サンキョー株式会社 広角レンズ
JP2018145349A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 三井化学株式会社 光学レンズおよび光学レンズ系
JP2019095607A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 株式会社リコー 結像レンズおよびカメラおよび携帯情報端末装置
JP7039956B2 (ja) 2017-11-22 2022-03-23 株式会社リコー 結像レンズおよびカメラおよび携帯情報端末装置
JP2019144350A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 日本電産サンキョー株式会社 広角レンズ
JP7029974B2 (ja) 2018-02-19 2022-03-04 日本電産サンキョー株式会社 広角レンズ
WO2020162094A1 (ja) * 2019-02-06 2020-08-13 日本電産サンキョー株式会社 広角レンズ
JP2020126198A (ja) * 2019-02-06 2020-08-20 日本電産サンキョー株式会社 広角レンズ
JP7219105B2 (ja) 2019-02-06 2023-02-07 日本電産サンキョー株式会社 広角レンズ
CN109975960A (zh) * 2019-04-25 2019-07-05 协益电子(苏州)有限公司 一种环视广角无热化镜头及汽车全景环视系统

Also Published As

Publication number Publication date
CN104914553A (zh) 2015-09-16
DE102015103153A1 (de) 2015-10-01
US20150260956A1 (en) 2015-09-17
CN104914553B (zh) 2019-01-18
US9599789B2 (en) 2017-03-21
JP6066424B2 (ja) 2017-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6066424B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5405324B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP6145887B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5335710B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5042767B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5438583B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5466569B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5330202B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5657696B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5270425B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5479702B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2009092798A (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JPWO2012086199A1 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2011158868A (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5647569B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2011257462A (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2009098322A (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2009145809A (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP6145888B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5657697B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5474668B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2011048334A (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5654954B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP2009282484A (ja) 広角撮像レンズおよび撮像装置
JP5301898B2 (ja) 広角撮像レンズおよび撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160309

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6066424

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees