JP2015172387A - 免震装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
免震装置に設けられた弾性体が損傷を受けることを防ぐことが可能な免震装置を提供すること。
【解決手段】
実施形態の免震装置は、免震対象9と基礎部8との間に設けられ、自らが伸縮することで免震対象9に生じた水平方向の揺れを低減させる弾性体を有する免震装置10であって、基礎部8に固定された固定部11と、弾性体を有し固定部11上に設けられた免震ユニット12と、免震ユニット12のうち固定部11に対向する面である第1面に設けられた第1固定溝25と、固定部11のうち免震ユニット12に対向する面である第2面に設けられた第2固定溝26と、第1固定溝25及び第2固定溝26に同時に嵌合し基礎部8に免震ユニット12の水平方向の位置の移動を制限する固定具27を有し、固定具27は水平方向に所定の力がかかると免震ユニット12の水平方向の移動の制限を解除する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、免震装置に関する。
機器や建物が地震によって受ける衝撃を緩和し、機器や建物が被る損傷を低減させるために免震装置が設けられる。地震による衝撃を緩和することを免震といい、免震される機器や建物を免震対象と呼称することとする。免震装置は、例えば機器や建物等の免震対象と免震対象が載せられる基礎部との間に設けられる。
免震装置は、周期の短いはげしい地震の揺れを、長い周期の穏やかな揺れに変え、そして穏やかにした揺れを速やかに止める。そのための構成の一部として、ばねや積層ゴムなどの弾性体を備えている。免震装置に設けられた弾性体は自らが伸縮する事により、免震対象に生じた水平方向の揺れを低減させる働きを有する。
特開2005−257001号公報
免震装置に設けられた弾性体は、予め弾性体にかかる荷重を想定し、その荷重に耐えられるように設計されている。しかし、実際にかかった荷重が想定した荷重を超える場合には、弾性体が損傷を受け、または破断し、免震対象が大きな衝撃を受ける可能性がある。
そこで本発明は、免震対象と基礎部との間に設けられ、自らが伸縮することで免震対象に生じた水平方向の揺れを低減させる弾性体を有する免震装置であって、免震装置に設けられた弾性体が損傷を受けることを防ぐことが可能な免震装置を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、実施形態の免震装置は、免震対象と基礎部との間に設けられ、自らが伸縮することで免震対象に生じた水平方向の揺れを低減させる弾性体を有する免震装置であって、基礎部に固定された固定部と、弾性体を有し固定部上に設けられた免震ユニットと、免震ユニットのうち固定部に対向する面である第1面に設けられた第1固定溝と、固定部のうち免震ユニットに対向する面である第2面に設けられた第2固定溝と、第1固定溝及び第2固定溝に同時に嵌合し基礎部に免震ユニットの水平方向の位置の移動を制限する固定具を有し、固定具は水平方向に所定の力がかかると免震ユニットの水平方向の移動の制限を解除するものとする。
(a)免震装置の上面図と(b)免震装置の断面図。 免震装置の配置図。 第1の実施形態における免震装置の弾性体保護構造の断面図。 第1の実施形態における免震装置の弾性体保護構造が動作する様子の模式図。 第2の実施形態における免震装置の弾性体保護構造の断面図。 第2の実施形態における免震装置の弾性体保護構造が作用する様子の模式図。 第3の実施形態における免震装置の弾性体保護構造の断面図。 (a)〜(c)第3の実施形態における免震装置の弾性体保護構造が作用する様子の模式図。 第3の実施形態における免震装置の弾性体保護構造が再度作用する様子の模式図。 第4の実施形態における免震装置の弾性体保護構造の断面図。 第4の実施形態における免震装置の弾性体保護構造が作用する様子の模式図。 第5の実施形態における免震装置の弾性体保護構造の断面図。 第5の実施形態における免震装置の弾性体保護構造が作用する様子の模式図。
以下本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の免震装置の保護構造について図1乃至図4を用いて説明する。図1(a)は免震装置の上面図であり、図1(b)は免震装置の断面図である。図2は免震装置の配置図である。図3は第1の実施形態における免震装置の弾性体保護構造の断面図である。図4は第1の実施形態における免震装置の弾性体保護構造が動作する様子の模式図である。なお、免震装置が設けられる機器や建物等を免震対象と呼称する。また、本実施形態において免震対象は機器であるものとする。
(構造)
本実施形態において、免震対象9は建屋内にあり、建屋の床に設けられた基礎部8の上に設けられ、免震装置10は免震対象9と基礎部8の間に設けられている。なお、基礎部8は建屋の床と一体であってもよいし、免震対象9が建屋の1階や屋外に設けられたものであれば、基礎部8は地盤そのものであってもよいし、地盤と直接固定されたものであってもよい。
図1は免震装置10の模式図であり、図1(a)に記載された上面図のAA´の断面図が図1(b)である。また、図1(b)に記載された断面図において、免震対象9から下側の構成の上面図が図1(a)である。
免震装置10は、基礎部8に固定された固定部11と、固定部11の上に設けられた免震ユニット12を有する。固定部11は基礎部8に固定された構成であり、滑り板15と固定板5を有する。免震ユニット12は、滑り板15の上に設けられ地震の衝撃を緩和する転がりユニット6と、固定板5の上に設けられ免震対象9に生じた水平方向の揺れを低減させる減衰ユニット7を有する。
転がりユニット6は、免震対象9が載せられ固定された免震台13と、免震台13を支える免震台支持脚14と、滑り板15と免震台支持脚14の間に設けられたローラー16を有する。滑り板15は免震台支持脚14の直下になるように設けられる。ローラー16と滑り板15及び免震台支持脚14との摩擦は小さいものとする。
また、免震台支持脚14と滑り板15の間にはローラー16が設けられているため、免震台支持脚14及び免震台13、免震対象9は滑り板15上を移動することが可能である。免震台支持脚14が一方向軸に移動するよう、ガイド部材20が設けられている。免震台支持脚14は、基礎部8または固定部11に設けられたガイド部材20に沿って移動する。ガイド部材20は直線形状であるため、免震台13は直線上を移動する。
減衰ユニット7は、免震台13から鉛直下方向に突出した2個の係合部材17a、bと、固定板5上に設けられた2個の摺動係合部材18a、bと、固定板5上に設けられた摺動係合部材制御部19を有している。2個の係合部材17a、bは免震台13が移動可能な一直線方向に並んでいる。また、摺動係合部材18a、bと摺動係合部材制御部19は免震台13が移動可能な一直線方向に、摺動係合部材18a、摺動係合部材制御部19、摺動係合部材18bの順に並んでいる。
摺動係合部材18a、bは鉛直上方向に突出しており、2個の摺動係合部材18a、bは2個の係合部材17a、bを外側から挟み込むように設けられ、摺動係合部材18a、bはそれぞれ係合部材17a、bに干渉する。また、摺動係合部材18a、bは弾性体である水平ばね22で接続されている。水平ばね22は水平方向に伸縮するばねである。摺動係合部材18a、bは固定板5上をガイド部材20にそって水平方向に移動可能である。
摺動係合部材制御部19は2個の摺動係合部材18a、bの間に設けられ、水平方向の移動は固定板5上に弾性体保護構造21により固定されている。弾性体保護構造21は固定板5と摺動係合部材制御部19の間に設けられた構造である。
次に、弾性体保護構造21について図3を用いて説明する。まず、免震ユニット12の構成の一部である摺動係合部材制御部19の固定板5に対向する面を第1面23と呼称する。また、固定板5のうち摺動係合部材制御部19に対向する面を第2面24と呼称する。つまり、図2における固定板5では、上端平面が第2面24である。第1面23と第2面24は接触している。
弾性体保護構造21は、摺動係合部材制御部19の第1面に設けられた第1固定溝25と、第2面に設けられた第2固定溝26と、第1固定溝25及び第2固定溝26に嵌合する固定具27を有する。
ここで、固定具27のうち第1固定溝25に嵌合している部分、または固定具27のうち第1固定溝25に嵌合していた部分を第1固定溝嵌合部33と呼称する。また、固定具27のうち第2固定溝26に嵌合している部分、または固定具27のうち第2固定溝26に嵌合していた部分を第2固定溝嵌合部34と呼称する。
また、第2面24には、第2固定溝26の他に再固定溝28が設けられている。再固定溝28は第1固定溝嵌合部33と嵌合することが可能である。例えば再固定溝28は、図3に示されるように、第2固定溝26の左右に1ずつ設けられているものとする。第1固定溝嵌合部33の鉛直方向の長さは、再固定溝28の鉛直方向の深さよりも長い。また、第1固定溝25は再固定溝28よりも鉛直方向の深さが深い。
(作用)
以下、本実施形態の免震装置の作用について説明する。まず、転がりユニット6の作用について説明する。滑り板15とローラー16、ローラー16と免震台支持脚14は摩擦が小さいため、地震により基礎部8の水平方向の位置が変動しても、免震台13には水平方向の力が殆ど加わらず移動しない。つまり、転がりユニット6は免震ユニット12を固定部11に対して移動可能に設けることにより、免震対象9が受ける地震の衝撃を緩和することが可能である。なお、基礎部8が移動すると、相対的に免震台13は基礎部8上で移動することとなる。
次に、減衰ユニット7の作用について説明する。減衰ユニット7は免震対象9及び免震ユニット7に生じた水平方向の揺れを低減させる作用を有する。
例えば、図1(b)において、基礎部8の移動により、免震台13が相対的に基礎部8に対して右方向に移動する場合、係合部材17a、bは右方向に移動し、係合部材17bに干渉している摺動係合部材18bも右に移動する。一方、摺動係合部材18aは摺動係合部材制御部19により右方向の移動が制限されているため移動しない。そして、摺動係合部材18aと摺動係合部材18bに接続されている水平ばね22は引き伸ばされ、その弾性力によって、左方向の力を摺動係合部材18b及び係合部材17bに及ぼし、免震台13の右方向の移動を抑制する。
また、図1(b)において、基礎部8の移動により、免震台13が相対的に基礎部8に対して左方向に移動する場合、係合部材17a、bは左方向に移動し、係合部材17aに干渉している摺動係合部材18aも左に移動する。一方、摺動係合部材18bは摺動係合部材制御部19により左方向の移動が制限されているため移動しない。そして、摺動係合部材18aと摺動係合部材18bに接続されている水平ばね22は引き伸ばされ、その弾性力によって、右方向の力を摺動係合部材18b及び係合部材17bに及ぼし、免震台13の左方向の移動を抑制する。
以上のように、水平ばね22の弾性力によって、免震台13には移動方向に対して逆方向の力が働くため、減衰ユニット7は免震ユニット12に生じた固定部11に対する水平方向の揺れは速やかに減衰される。
なお、免震ユニット12は、摺動係合部材制御部19が固定板5に固定された位置を中心に、水平ばね22が伸縮する範囲で固定板5および基礎部8上を移動する。また、摺動係合部材制御部19は弾性体保護構造21によって基礎部8に固定されている。すなわち、免震ユニット12の水平方向の移動は弾性体保護構造21によって制限されているといえる。
また、本実施形態の免震装置は、一台で水平方向の一方向軸の免震が可能である。図2に示すように免震対象1つに対して、2個の免震装置を水平面状で垂直な関係に設けることで、水平方向のより多くの方向の揺れに対して免震することが可能となる。
また、水平ばね22は、水平ばね22を引き伸ばそうとする力に対して堪え、収縮することが可能である。しかし、水平ばね22を引き伸ばす力が所定の値を超えると、水平ばね22は損傷を受け、または破断することがある。ここで、水平ばね22にかかっている引き伸ばす方向の力を引き伸ばし力と呼称する。
次に、弾性体保護構造21の作用について説明する。弾性体保護具21は水平ばね22が損傷を受けないよう保護するための構成である。免震台13が基礎部8及び固定部11に対して移動し水平ばね22が引き伸ばされる際、固定具27には水平ばね22にかかっている引き伸ばし力と等しい力が加わっている。例えば、図3において、免震台13が右に移動した場合、水平ばね22には右方向の引き伸ばし力がかかっており、第1固定溝嵌合部33にも右から引き伸ばし力と等しい力が加わることとなる。
なお、引き伸ばし力に対して、固定具27は水平ばね22よりも脆く構成されている。つまり、水平ばね22と固定具27に同様の引き伸ばし力がかかっている場合、水平ばね22が損傷を受けるよりも先に固定具27が破断するように、固定具27は設計されているものとする。そして、固定具27は第1固定溝25に嵌合している部分と第2固定溝26に嵌合している部分とで破断する。固定具27は例えば、第1固定溝嵌合部33と第2固定溝嵌合部34との境目部分に切れ込みが入れられているものとする。
固定具27は、固定具27にかかる引き伸ばし力が、固定具破断力に達すると破断するものとする。固定具破断力は、水平ばね22が損傷を受ける際の引き伸ばし力よりも小さい力である。
固定具27が破断すると、摺動係合部材制御部19の固定板5に対する固定が解除され、水平ばね22にかかっていた引き伸ばし力が緩和される。例えば、免震台13が右に移動し、引き伸ばし力が固定具破断力を超えた場合、固定具27は破断し、摺動係合部材制御部19及び摺動係合部材18aは右方向に移動し、水平ばね22にかかっていた引き伸ばし力が緩和される。
弾性体保護構造21は水平ばね22にかかっていた引き伸ばし力を緩和した後、再び摺動係合部材制御部19を固定板5に対して固定することが可能である。そして、再び水平ばね22は水平方向の揺れを減衰させることが可能となる。
例えば、固定具27が破断し摺動係合部材制御部19が右方向に移動する際、図4上段に示すように第1固定溝25には第1固定溝嵌合部33が残っており、摺動係合部材制御部19と共に移動する。そして、第1固定溝25が再固定溝28の直上に至ると、図4下段に示すように第1固定溝嵌合部33は再固定溝28内に落下し、再固定溝28と嵌合する。再固定溝28の深さは第1固定溝嵌合部33の鉛直方向の長さよりも浅い。そのため、第1固定溝嵌合部33は第1固定溝25と再固定溝28に嵌合し、摺動係合部材制御部19は固定板5に水平方向の位置が再び固定される。
そして、摺動係合部材制御部19が固定板5に固定されたことによって、再び水平ばね22は免震台13の移動に応じて伸縮することが可能となり、免震台13の揺れを減衰することが可能となる。
なお、免震台13が左方向に移動し固定具27が破断した場合も同様である。固定具27の破断により水平ばね22の左方向の引き伸ばし力は緩和される。そして、第1固定溝嵌合部33が第1固定溝25及び再固定溝28と嵌合することにより、摺動係合部材制御部19は固定部11に再び固定される。
(効果)
以下、本実施形態の免震装置10の効果について説明する。本実施形態の免震装置10では、免震装置10と基礎部8を固定する固定具27が、水平ばね22が損傷を受けまたは破断するよりも前に破断する。そして免震ユニット12と固定板5、つまり基礎部8との固定を解除し、水平ばね22に係る引き伸ばし力を緩和させる。そのため、水平ばね22が破断するような衝撃が免震装置10に加わったとしても、水平ばね22が損傷を受けることを防ぐことができる。
また、免震装置10は第1固定溝嵌合部33よりも浅い再固定溝28を有しているため、免震装置10と基礎部8の固定を解除したのち、再び免震装置10と基礎部8を固定することが可能である。そのため、過大な衝撃が免震装置に加わったとしても、水平ばね22は免震台13及び免震対象9の振動を再び減衰させることが可能となる。そして、予想以上の地震の衝撃があっても免震対象9を免震することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態について図5及び図6を用いて説明する。図5は第2の実施形態における免震装置の弾性体保護構造の断面図である。図6は第2の実施形態における免震装置の弾性体保護構造が作用する様子の模式図である。なお、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(構成)
本実施形態の免震装置10の弾性体保護構造21は図5に示すように、第1の実施形態の構成に加えて、第2面に設けられた破断物脱落溝29を供える。破断物脱落溝29は、第2固定溝26と再固定溝28との間に設けられる。また、再固定溝28の鉛直方向の深さは、第1固定溝嵌合部33の鉛直方向の長さよりも深い。
本実施形態の再固定溝28の内側には再固定具30が設けられている。再固定具30は再固定溝28から突出しないよう収納されることが可能であり、第1固定溝25と嵌合可能な再嵌合部31と再固定具押し上げ手段32を有する。
再嵌合部31は鉛直方向に長い棒状であって、再固定具押し上げ手段32により、鉛直上方向に力が加えられている。また、再嵌合部31の鉛直方向の長さは、第1固定溝25の鉛直方向の深さよりも長い。
再固定具押し上げ手段32は例えばばねであるものとするが、再嵌合部31に鉛直上方向に力を加えられるものならば、ばね以外の構成であっても良い。また、第2固定溝に固定具27が嵌合しているとき、破断物脱落溝29と再固定溝28の開口部は免震ユニット12の第2面により塞がれている。
(作用)
本実施形態の弾性体保護構造21の作用について説明する。第1の実施形態と同様に、免震台13が固定板5に対して移動し、固定具27にかかる力が固定具破断力となったとき、固定具27は破断する。そして図6の上段に示すように、摺動係合部材制御部19は水平ばね22が引き伸ばされている方向に移動し、水平ばね22の引き伸ばし力が緩和される。図6の上段では摺動係合部材制御部19は右方向に移動している。そして第1固定溝嵌合部33も摺動係合部材制御部19と一緒に移動する。
図6の下段に示すように、摺動係合部材制御部19の移動により、第1固定溝25が破断物脱落溝29の直上に至ると、第1固定溝嵌合部33が破断物脱落溝29内に落下する。破断物脱落溝29の鉛直方向の深さは、第1固定溝嵌合部33の鉛直方向の長さよりも深い。そのため、摺動係合部材制御部19は破断物脱落溝29とは固定されない。第1固定溝内25は空となる。
さらに摺動係合部材制御部19が移動し、第1固定溝25が再固定溝28の直上に至ると、再固定具30の再嵌合部31が押し上げ手段32により再固定溝28から押し上げられ、第1固定溝25に嵌合する。嵌合部31の鉛直方向の長さは、第1固定溝25の鉛直方向の深さよりも長いため、再嵌合部31は第1固定溝25と再固定溝28に嵌合し、摺動係合部材制御部19は固定板5に水平方向の位置が再び固定される。そして、摺動係合部材制御部19が固定板5に固定されたことによって、再び水平ばね22は免震台13の移動に応じて伸縮することが可能となり、固定部11に対する免震台13の左右の揺れを減衰することが可能となる。
(効果)
以下、本実施形態の免震装置10の効果について説明する。本実施形態の免震装置10は、第1の実施形態と同様に、免震装置10と基礎部8を固定する固定具27が破断することで、水平ばね22に係る引張力を緩和させる。そのため、衝撃が免震装置10に加わったとしても、水平ばね22は損傷を受けることが無い。
また、第1の実施形態と同様に免震装置10は再固定溝28を有しており、免震装置10と基礎部8の固定を解除したのち、再び免震装置10と基礎部8を固定することが可能である。そのため、想定以上の衝撃が免震装置に加わったとしても、水平ばね22は免震台13及び免震対象9の振動を再び減衰させることが可能となる。そして、予想以上の地震の衝撃があっても免震対象9を免震することが可能となる。
また、本実施形態では、固定板5側から押し上げられた再嵌合部31が第1固定溝25と再固定溝28に嵌合し、摺動係合部材制御部19と固定板5が再び固定される。そのため、第1固定溝嵌合部33の鉛直方向の長さは第1の実施形態と比較して、本実施形態の方が短くすることができる。また、第1固定嵌合部33の鉛直方向の長さが短い分、第1の実施形態と比較して第1固定溝を浅くすることが可能である。
そのため、本実施形態の弾性体保護構造21は摺動係合部材制御部19に充分な厚さがない場合であっても設けることが可能である。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について図7及び図8を用いて説明する。図7は第3の実施形態における免震装置の弾性体保護構造の断面図である。図8(a)乃至(c)は何れも第3の実施形態における免震装置の弾性体保護構造が作用する様子の模式図である。なお、第1の実施形態または第2の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(構成)
本実施形態の免震装置10の弾性体保護構造21は図7に示すように、第2の実施形態の構成に加えて、固定具27が嵌合部35と固定具押し上げ手段36を有する。嵌合部35は第1固定溝25と嵌合可能であり、鉛直方向の長さが第1固定溝25の鉛直方向の深さよりも長い。固定具押し上げ手段36は第2固定溝26の内部に設けられ、嵌合部35に鉛直上方向の力をかけている。固定具押し上げ手段36は例えばばねであるものとするが、嵌合部35に鉛直上方向に力を加えられるものならば、ばね以外の構成であっても良い。
ここで、嵌合部35のうち第1固定溝25に嵌合している部分、または嵌合部35のうち第1固定溝25に嵌合していた部分を第3固定溝嵌合部37と呼称する。また、嵌合部35のうち第2固定溝26に嵌合している部分、または嵌合部35のうち第2固定溝28に嵌合していた部分を第4固定溝嵌合部38と呼称する。
また、再嵌合部31のうち第1固定溝25に嵌合する部分、または再嵌合部31のうち第1固定溝25に嵌合していた部分を第5固定溝嵌合部39と呼称する。また、再嵌合部31が第1固定溝25に嵌合する際、再嵌合部31のうち再固定溝28と嵌合する部分を第6固定溝嵌合部40と呼称する。
また、破断物脱落溝29の鉛直方向の深さは、第3固定溝嵌合部37の及び第5固定溝嵌合部39鉛直方向の長さよりも数倍深いものとする。また、嵌合部35及び再嵌合部31はいずれも、固定具破断力がかかると破断するよう設計されている。
(作用)
本実施形態の弾性体保護構造21の作用について説明する。図8(a)に示されているように、免震台13が固定板5に対して移動し、嵌合部35にかかる力が固定具破断力となったとき、嵌合部35は破断する。そして摺動係合部材制御部19は水平ばね22が引き伸ばされている方向に移動し、水平ばね22の引き伸ばし力が緩和される。第3固定溝嵌合部37も摺動係合部材制御部19と一緒に移動する。
図8(b)に示すように、摺動係合部材制御部19の右方向への移動により、第1固定溝25が破断物脱落溝29の直上に至ると、第3固定溝嵌合部37が破断物脱落溝29内に落下する。再固定溝28の鉛直方向の深さは、第3固定溝嵌合部37の鉛直方向の長さよりも深い。そのため、摺動係合部材制御部19は破断物脱落溝29とは固定されない。第1固定溝内25は空となる。
摺動係合部材制御部19がさらに移動し、第1固定溝25が再固定溝28の直上に至ると、第2の実施形態と同様に、再嵌合部31が第1固定溝25に嵌合する。そして、摺動係合部材制御部19は固定板5に水平方向の位置が再び固定され、再び水平ばね22は固定部11に対する免震台13の左右の揺れを減衰することが可能となる。
そして再嵌合部31が第1固定溝25に嵌合した後、再び地震等により免震台13が左方向に移動し、再嵌合部31に固定具破断力が加わったものとする。すると、再嵌合部31は第5固定溝嵌合部39と第6固定溝嵌合部40とに破断し、摺動係合部材制御部19は左方向に移動する。
図8(c)に示すように、摺動係合部材制御部19の左方向への移動により、第1固定溝25が破断物脱落溝29の直上に至ると、第5固定溝嵌合部39が破断物脱落溝29内に落下する。破断物脱落溝29の鉛直方向の深さは、第3固定溝嵌合部37の及び第5固定溝嵌合部39の鉛直方向の長さよりも数倍深い。そのため、破断物脱落溝29内にはすでに第1固定溝嵌合部33が落下しているが、摺動係合部材制御部19は破断物脱落溝29とは固定されない。
摺動係合部材制御部19がさらに左に移動し、第1固定溝25が第2固定溝26の直上に至ると、嵌合部押上げ手段36に押し上げられた嵌合部35が第1固定溝25に嵌合する。そして、摺動係合部材制御部19は固定板5に水平方向の位置が再び固定され、再び水平ばね22は固定部11に対する免震台13の左右の揺れを減衰することが可能となる。
(効果)
以下、本実施形態の免震装置10の効果について説明する。本実施形態の免震装置10は、第1の実施形態と同様に、免震装置10と基礎部8を固定する固定具27が破断することで、水平ばね22に係る引張力を緩和させる。そのため、衝撃が免震装置10に加わったとしても、水平ばね22は損傷を受けることが無い。
また、第1の実施形態と同様に免震装置10は再固定溝28を有しており、免震装置10と基礎部8の固定を解除したのち、再び免震装置10と基礎部8を固定することが可能である。そのため、想定以上の衝撃が免震装置に加わったとしても、水平ばね22は免震台13及び免震対象9の振動を再び減衰させることが可能となる。
また、第2の実施形態と同様に、第1の実施形態と比較して第1固定溝を浅くすることが可能であり、摺動係合部材制御部19に充分な厚さがない場合であっても弾性体保護構造21を設けることが可能である。
また、本実施形態の免震装置10は弾性体保護構造21の固定具27は嵌合部35と嵌合部押上げ手段36を有している。そのため、一度第2固定溝26との嵌合が外れた第1固定溝25が再び第2固定溝26の直上に至った際に、固定具27は摺動係合部材制御部19と固定板5を固定することが可能となる。
本実施形態では固定板5との固定が解除された摺動係合部材制御部19を再度固定することが可能な箇所が増えている。そのため、固定具破断力にいたる衝撃が複数回に渡って弾性体保護構造21にかかったとしても、水平ばね22の損傷や断裂を防ぐことが可能である。そのため、複数回の地震に対応することが可能となり、より長い期間免震対象9を免震することが可能となる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について図9及び図10を用いて説明する。図9は第4の実施形態における免震装置の弾性体保護構造の断面図である。図10は第4の実施形態における免震装置の弾性体保護構造が作用する様子の模式図である。なお、第1の実施形態乃至第3の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(構成)
本実施形態の免震装置10の弾性体保護構造21は図9に示すように、第3の実施形態の構成における嵌合部35及び再嵌合部31が球状である。例えば、固定具27及び再固定具30はボールシリンダーであるものとする。
また、本実施形態の第1固定溝25は開口部の奥側から開口部にかけて溝の幅が広がっており、溝の壁面は傾斜している。
また、本実施形態には破断物脱落溝29は設けられていない。
(作用)
本実施形態の弾性体保護構造21の作用について説明する。例えば、図10に示すように免震台13が固定板5に対して右方向に移動する場合、嵌合部35は第1固定溝25の壁面の傾斜によって、第2固定溝26に押し込められる方向に力を受ける。そして、嵌合部35にかかる力が嵌合解除力に達すると、嵌合部35は第2固定溝26に押し込められ、嵌合部35と第1固定溝25との嵌合が解除される。そして、摺動係合部材制御部19は右方向に移動する。
摺動係合部材制御部19が右方向に移動し、第1固定溝が再固定溝28の直上に至ると、再固定溝28から押し出された再嵌合部31が第1固定溝25と嵌合する。そして、摺動係合部材制御部19は固定板5に水平方向の位置が固定され、再び水平ばね22は固定部11に対する免震台13の左右の揺れを減衰することが可能となる。
また、免震台13が固定板5に対して左方向に移動する場合も弾性体保護構造21は同様の作用を有する。
なお、固定板5に対して免震台13が移動する際、水平ばね22が損傷を受けるよりも先に嵌合部35または再勘合部31と第1固定溝25との嵌合が解除されるよう、固定具押し上げ手段36及び再固定具押し上げ手段32は設計されている。つまり、水平ばね22が損傷を受けるよりも先に、嵌合部35または再勘合部31にかかる力は嵌合解除力に達し、嵌合部35または再勘合部31と第1固定溝25との嵌合は解除される。
(効果)
以下、本実施形態の免震装置10の効果について説明する。本実施形態の弾性体保護構造21は固定具27及び再固定具30が破断しなくても、動係合部材制御部19と固定板5の固定と解除を繰り返すことが可能である。そのため、固定具27及び再固定具30が、摺動係合部材制御部19の固定解除と再固定を繰り返すことができる回数は、特に制限が無い。
よって、本実施形態の免震装置10を用いることで、さらに長い期間、大きな揺れに対しても水平ばね22の損傷や断裂を防ぐことが可能である。
なお、嵌合部35及び再嵌合部31は第1固定溝25及び第1面との摩擦が小さければ、球でなくてもよく、例えば図13左図に示すように、上端部のみが上に凸の球状である円柱形であっても良い。また、図13左図に示すように、嵌合部35及び再嵌合部31の上端部は、鉛直上方向に向かって細くなっており、傾斜を有する構成であっても良い。その場合、第1固定溝25は溝の壁面が傾斜を有していなくても良い。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について図11及び図12を用いて説明する。図11は第5の実施形態における免震装置の弾性体保護構造の断面図である。図12は第5の実施形態における免震装置の弾性体保護構造が作用する様子の模式図である。なお、第1の実施形態乃至第4の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(構成)
本実施形態の免震装置10の弾性体保護構造21は図11に示すように、固定具27は第1固定溝25から突出しないよう第1固定溝25に収納可能であり、固定具27は球形の嵌合部35と嵌合部35に鉛直下方向の力をかける嵌合部押し下げ手段41を有する。
また、第4の実施形態とは異なり、再固定溝28は第1面に設けられている。再固定溝28の内部には再嵌合部30が設けられている。再嵌合部30は球形の再嵌合部31と再嵌合部30を鉛直下方向の力をかける再固定具押し下げ手段42を有する。再固定具30は再固定溝28から突出しないよう収納されることが可能である。例えば、固定具27及び再固定具30はボールシリンダーであるものとする。
第2固定溝26は、は開口部の奥側から開口部にかけて溝の幅が広がっており、溝の壁面は傾斜している。
(作用)
本実施形態の弾性体保護構造21の作用について説明する。例えば、図12に示すように免震台13が固定板5に対して右方向に移動する場合、嵌合部35にかかる力が嵌合解除力となると、嵌合部35は第2固定溝26の壁面の傾斜によって第2固定溝25に押し込められ、嵌合部35と第2固定溝26との嵌合が解除される。そして、摺動係合部材制御部19は右方向に移動する。
摺動係合部材制御部19が右方向に移動し、再固定溝28が第2固定溝26の直上に至ると、再固定溝28から押し出された再嵌合部31が第2固定溝26と嵌合する。そして、摺動係合部材制御部19は固定板5に水平方向の位置が固定され、再び水平ばね22は固定部11に対する免震台13の左右の揺れを減衰することが可能となる。
また、免震台13が固定板5に対して左方向に移動し嵌合解除力が左方向である場合も弾性体保護構造21は同様の作用を有する。
なお、第4の実施形態と同様に、固定板5に対して免震台13が移動する際、水平ばね22が損傷を受けるよりも先に嵌合部35または再勘合部31と第1固定溝25との嵌合が解除されるよう、固定具押し上げ手段36及び再固定具押し上げ手段32は設計されている。つまり、水平ばね22が損傷を受けるよりも先に、嵌合部35または再勘合部31にかかる力は嵌合解除力に達し、嵌合部35または再勘合部31と第1固定溝25との嵌合は解除される。
(効果)
以下、本実施形態の免震装置10の効果について説明する。本実施形態の弾性体保護構造21は第4の実施形態と同様に、固定具27及び再固定具30が破断しなくても、動係合部材制御部19と固定板5の固定と解除を繰り返すことが可能である。そのため、固定具27及び再固定具30が、摺動係合部材制御部19の固定解除と再固定を繰り返すことができる回数は、特に制限が無い。
よって、本実施形態の免震装置10を用いることで、さらに長い期間、大きな揺れに対しても水平ばね22の損傷や断裂を防ぐことが可能である。
また、第4の実施形態に比べて、固定板5側に設けられる溝の深さは小さい。そのため、固定板5の鉛直下方向の厚さが充分でない場合であっても、弾性体保護構造21を設けることが可能である。
なお、嵌合部35及び再嵌合部31は第1固定溝25及び第1面との摩擦が小さければ、球でなくてもよく、第4の実施形態と同様に、下端部のみが下に凸の球状である円柱形であってもよい。また、鉛直上方向に向かって細くなっており、傾斜を有する構成であっても良い。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、免震ユニット12は、転がり免震構造以外であってもよい。弾性体として積層ゴムを用いた積層ゴム免震構造や、転がり支承の代わりに滑り板15との摩擦の小さい平滑な面を有する滑り支承を用いている滑り免震構造であっても良い。いずれの免震構造も自らが伸縮することで前記基礎部から前記免震対象に伝わる水平方向の揺れを低減させる弾性体を有するものであるとする。
また、本実施形態の免震装置は地震による揺れだけでなく、風や交通振動によって免震対象9に生じた揺れに対しても、免震の効果を発揮する。
また、第3乃至第5の実施形態の免震装置は、例えば鉛直な壁と免震対象との間に設けることが可能である。この場合、基礎部は鉛直な壁または、鉛直な壁に平行に設けられた基礎部である。そして、免震装置は免震対象の側面から免震し、弾性体の損傷を防ぐことが可能である。
5・・・・・固定板
6・・・・・転がりユニット
7・・・・・減衰ユニット
8・・・・・基礎部
9・・・・・免震対象
10・・・・・免震装置
11・・・・・固定部
12・・・・・免震ユニット
13・・・・・免震台
14・・・・・免震台支持脚
15・・・・・滑り板
16・・・・・ローラー
17a、b・・・・・係合部材
18a、b・・・・・摺動係合部材
19・・・・・摺動係合部材制御部
20・・・・・ガイド部材
21・・・・・弾性体保護構造
22・・・・・水平ばね
23・・・・・第1面
24・・・・・第2面
25・・・・・第1固定溝
26・・・・・第2固定溝
27・・・・・固定具
28・・・・・再固定溝
29・・・・・破断物脱落溝
30・・・・・再固定具
31・・・・・再嵌合部
32・・・・・再固定具押し上げ手段
33・・・・・第1固定溝嵌合部
34・・・・・第2固定溝嵌合部
35・・・・・嵌合部
36・・・・・固定具押し上げ手段
37・・・・・第3固定溝嵌合部
38・・・・・第4固定溝嵌合部
39・・・・・第5固定溝嵌合部
40・・・・・第6固定溝嵌合部
41・・・・・固定具押し下げ手段
42・・・・・再固定具押し下げ手段

Claims (10)

  1. 免震対象と基礎部との間に設けられ、自らが伸縮することで前記免震対象に生じた水平方向の揺れを低減させる弾性体を有する免震装置であって、
    前記基礎部に固定された固定部と、
    前記弾性体を有し前記固定部上に設けられた免震ユニットと、
    前記免震ユニットのうち前記固定部に対向する面である第1面に設けられた第1固定溝と、
    前記固定部のうち前記免震ユニットに対向する面である第2面に設けられた第2固定溝と、
    前記第1固定溝及び前記第2固定溝に同時に嵌合し前記基礎部に前記免震ユニットの水平方向の位置の移動を制限する固定具を有し、
    前記固定具は水平方向に所定の力がかかると前記免震ユニットの水平方向の移動の制限を解除する免震装置。
  2. 前記免震ユニットの水平方向の移動の制限が解除された後、再び前記基礎部に前記免震ユニットの水平方向の移動が制限されることが可能な請求項1に記載の免震装置。
  3. 前記第2面に設けられた再固定溝とを有し、
    前記再固定溝の内部には再固定具が設けられ、
    前記再固定具は再嵌合部と前記再嵌合部に鉛直上方向の力を加える再固定具押し上げ手段を有し、
    前記再嵌合部は前記第1固定溝及び前記再固定溝に同時に嵌合することが可能である請求項2に記載の免震装置。
  4. 前記固定具は、嵌合部と前記嵌合部に鉛直上方向の力を加える固定具押し上げ手段を有し、
    前記嵌合部は前記第1固定溝及び前記第2固定溝に同時に嵌合することが可能である請求項2または請求項3に記載の免震装置。
  5. 前記第2面に設けられた破断物脱落溝を有し、
    前記制限は前記固定具または前記再固定具のうち前記第2面から突出する部分の少なくとも一部が破断することで解除され、
    前記破断した前記固定具または前記再固定具は前記破断物脱落溝内に落下することが可能であり、前記破断物脱落溝は前記再固定溝と前記第2固定溝との間に設けられ、
    前記破断物脱落溝は前記固定具及び前記再固定具のうちの前記第2面から突出する部分の鉛直方向の長さよりも深い請求項3または請求項4に記載の免震装置。
  6. 前記第2面に設けられた再固定溝を有し、
    前記再固定溝の内部には再固定具が設けられ、
    前記再固定具は再嵌合部と前記再嵌合部に鉛直上方向の力を加える再固定具押し上げ手段を有し、
    前記再嵌合部は鉛直上方向に向かって細くなり、前記第1固定溝と前記再嵌合溝に同時に嵌合可能であり、
    前記固定具は嵌合部と前記嵌合部に鉛直上方向の力を加える固定具押し上げ手段を有し、
    前記嵌合部は鉛直上方向に向かって細くなり、前記第1固定溝に嵌合可能である請求項2に記載の免震装置。
  7. 前記再嵌合部及び前記嵌合部は鉛直方向上端が上に凸の球状であり、
    前記第1固定溝は開口部の奥側から開口部にかけて溝の幅が広がっている請求項6に記載の免震装置。
  8. 前記第1面に設けられた再固定溝を有し、
    前記再固定溝の内部には再固定具が設けられ、
    前記再固定具は再嵌合部と前記再嵌合部に鉛直下方向の力を加える再固定具押し下げ手段を有し、
    前記固定具は嵌合部と前記嵌合部に鉛直下方向の力を加える固定具押し下げ手段を有し、
    前記再嵌合部及び前記嵌合部は鉛直下方向に向かって細くなり、前記第2固定溝に嵌合可能である請求項2に記載の免震装置。
  9. 前記再嵌合部及び前記嵌合部は鉛直方向下端が下に凸の球状であり、
    前記第2固定溝は開口部の奥側から開口部にかけて溝の幅が広がっている請求項8に記載の免震装置。
  10. 前記第2面に設けられた再固定溝を有し、
    前記固定具は鉛直方向に長い棒状であり、
    前記固定具は前記再固定溝と前記第1固定溝に同時に嵌合可能である請求項2に記載の免震装置。
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