JP2016217425A - 免震装置及び方法 - Google Patents

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岳 仲村
Takeshi Nakamura
岳 仲村
正彦 藁科
Masahiko Warashina
正彦 藁科
安彦 相田
Yasuhiko Aida
安彦 相田
田上 哲治
Tetsuji Tagami
哲治 田上
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Abstract

【課題】構成要素の弾性体の過大な変位を制限すると共に、免震対象物への過大な衝撃荷重の伝達を緩和または制限して、弾性体及び免震対象物の健全性を確保できること。
【解決手段】免震対象物1が設置される免震台2と基礎3との間に一対のスペーサ13A、13Bに挟まれて配置された積層ゴム11と、積層ゴムの内側で且つ一対のスペーサ間に設置されて、積層ゴムの過大変位を制限する変位制限装置14とを有し、この変位制限装置は、スペーサ13Aに回動可能に係止された第1アンカー15と、スペーサ13Bに回動可能に係止された第2アンカー16との間に、積層ゴム11が許容変位に達したときに作用するエネルギーを吸収するエネルギー吸収手段としての鋼管17が配設されて構成されたものである。
【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、免震装置及び免震方法に関する。
免震対象物としての機器を地震荷重から保護する方法として、機器を設置した台を柔らかいばねで支持して固有振動数を地震の卓越振動数より低くすることにより、機器に作用する荷重を緩和しまたは制限する免震装置が知られている。しかし、この免震装置では、例えば免震装置の設計荷重を超える地震荷重が作用すると免震装置が破壊し、機器を保護できなくなる恐れがある。また、積層ゴムを用いた免震装置では、積層ゴムの破断直前にゴムのハードニングにより、過大な荷重が免震対象物に作用する恐れがある。
このような免震装置の破壊や免震対象物への過大な荷重を制限する方法として、アンカー棒による変位制限機構を用いた免震装置がある。これは、免震装置の積層ゴムの中心部に設けた孔に、両端に球形状の突起部が設けられたアンカー棒を設置する構造であり、アンカー棒の長さは積層ゴムの許容変位から決定される。これにより、地震力による水平変位が積層ゴムの許容変位を超えた場合には、アンカー棒の突起部が、積層ゴムを上下に挟持するフランジプレートに接触することで上記水平変位を制限して、積層ゴムの破断や座屈を抑制している。
米国特許第5452548号明細書
ところが、上述のアンカー棒を備えた免震装置においては、比較的剛なアンカー棒の突起部がフランジプレートに接触する際に、過大な衝撃荷重が免震対象物に作用する恐れがある。
本発明における実施形態の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、構成要素の弾性体の過大な変位を制限すると共に、免震対象物への過大な衝撃荷重の伝達を緩和または制限して、弾性体及び免震対象物の健全性を確保できる免震装置及び方法を提供することにある。
本発明の実施形態における免震装置は、免震対象物が設置される免震台と基礎との間に一対の介在部材に挟まれて配置された弾性体と、前記弾性体の内側または外側で且つ一対の前記介在部材間に設置されて、前記弾性体の過大変位を制限する変位制限装置とを有し、前記変位制限装置は、前記介在部材の一方に回動可能に係止された第1アンカー部材と、前記介在部材の他方に回動可能に係止された第2アンカー部材と、前記第1アンカー部材と前記第2アンカー部材の間に設けられ、前記許容変位に達したときに前記第1アンカー部材と前記第2アンカー部材に作用するエネルギーを吸収するエネルギー吸収手段とを備えることを特徴とするものである。
本発明の実施形態における免震方法は、免震対象物が設置される免震台と基礎との間に一対の介在部材に挟まれて配置された弾性体により、地震の振動エネルギーを吸収し、更に、一対の前記介在部材間に設置された変位制限装置によって、前記弾性体の過大変位を制限すると共に、前記過大変位に達したときに前記変位制限装置に作用するエネルギーを吸収することを特徴とするものである。
本発明の実施形態によれば、構成要素の弾性体の過大な変位を制限すると共に、免震対象物への過大な衝撃荷重の伝達を緩和または制限して、弾性体及び免震対象物の健全性を確保できる。
本発明の第1実施形態に係る免震装置を模式的に示す縦断面図。 図1の変位制限装置が動作した状態を模式的に示す免震装置の縦断面図。 図1の変位制限装置を模式的に示す縦断面図。 本発明の第2実施形態に係る免震装置における変位制限装置を模式的に示す縦断面図。 本発明の第3実施形態に係る免震装置における変位制限装置を模式的に示す縦断面図。 本発明の第4実施形態に係る免震装置における変位制限装置を模式的に示す縦断面図。 本発明の第5実施形態に係る免震装置における変位制限装置を模式的に示す縦断面図。 図7のVIII−VIII線に沿う断面図。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に基づき説明する。
[A]第1実施形態(図1〜図3)
図1は、本発明の第1実施形態に係る免震装置を模式的に示す縦断面図である。図1に示すように、免震対象物(例えば機器)1は免震台2に設置され、この免震台2が、免震装置10を介して基礎3に支持される。免震装置10は、地震時の振動エネルギーを吸収することで免震対象物1を地震荷重から保護するものであり、弾性体としての積層ゴム11と、介在部材としての一対の基板12A及び12Bと、同じく介在部材としての一対のスペーサ13A及び13Bと、変位制限装置14と、を有して構成される。
積層ゴム11における上下の両端部に上下一対のスペーサ13A、13Bがそれぞれ固着され、スペーサ13Aに基板12Aが、スペーサ13Bに基板12Bがそれぞれ固着される。これにより、積層ゴム11は、基板12A及びスペーサ13Aと基板12B及びスペーサ13Bとに挟まれて構成され、この状態で免震台2と基礎3の間に配置される。基板12Bが基礎3に、基板12Aが免震台2に、図示しないボルト等により固定される。積層ゴム11により地震の振動エネルギーが吸収される。
変位制限装置14は、積層ゴム11の内側で且つ基板12A及びスペーサ13Aと基板12B及びスペーサ13Bとの間に設置されて、積層ゴム11の過大な水平変位を制限するものであり、第1アンカー部材としての第1アンカー15、第2アンカー部材としての第2アンカー16、及びエネルギー吸収手段としての金属製筒体、例えば鋼管17を有して構成される。
図1及び図3に示すように、第1アンカー15は棒形状に形成されると共に、上端に球形状の突起部18が、下端に板状部19がそれぞれ一体に設けられる。また、第2アンカー16は、上下両端が閉塞された筒部20を有し、この筒部20の下端の底部20Aに球形状の突起部21が一体に設けられる。第2アンカー16の筒部20内に第1アンカー15の板状部19を含む部分が、筒部20の天部20Bを貫通して収容されて、これらの第1アンカー15及び第2アンカー16は、第2アンカー16の軸方向に相対移動可能に構成される。
第1アンカー15の突起部18は、スペーサ13A及び基板12Aに回動可能に係止され、また、第2アンカー16の突起部21は、スペーサ13B及び基板12Bに回動可能に係止される。つまり、スペーサ13Aの例えば中央位置には、鍔22が設けられた孔23が形成され、この孔23は基板12Aにより封止される。この孔23内に第1アンカー15の突起部18が遊嵌されることで、この突起部18は鍔22により回動可能に係止される。また、スペーサ13Bの例えば中央位置には、鍔24が設けられた孔25が形成され、この孔25は基板12Bにより封止される。この孔25内に第2アンカー16の突起部21が遊嵌されることで、この突起部21は鍔24により回動可能に係止される。
鋼管17は、第2アンカー16の筒部20内で、第1アンカー15の板状部19に対向して筒部20の上端の天部20Bに固着される。この鋼管17は、積層ゴム11が破断、座屈またはハードニングするような、設計上あらかじめ定められた許容変位を超える過大な変位(過大変位)に達する前に、図2に示すような第1アンカー15と第2アンカー16との相対移動によって、第1アンカー15の板状部19により圧縮されて塑性変形(塑性座屈)することで、積層ゴム11の過大変位を制限すると共に、免震対象物1への過大な衝撃荷重の伝達を緩和または制限する。
図1及び図3に示すように、第1アンカー15の全長Lと鋼管17の全長Mは、積層ゴム11が過大に変位して破断や座屈、ハードニングを生じないような積層ゴム11の設計上あらかじめ定められた許容変位から決定される。これにより、地震発生時以外の通常時には、第1アンカー15の板状部19と鋼管17の下端との間に適切な距離Tが設けられて、一定の地震動までは変位制限装置14が動作しないよう構成される。従って、第1アンカー15の全長L及び鋼管17の全長Mは、積層ゴム11に過大変位が生ずる前まで、すなわち積層ゴム11が許容変位に達する前までは鋼管17に圧縮座屈を発生させず、この鋼管17(ひいては変位制限装置14)を非動作状態に保持する非動作保持手段として機能する。なお、許容変位を設計上あらかじめ定めるに際しては、第1アンカー15の板状部19の塑性変形による全長の変化を考慮し、許容変位として幅を持たせて設定しておくこともできる。この場合、積層ゴム11の変位が許容変位の幅のうちの最低値以上となった場合に積層ゴムが許容変位に達したこととなる。
前述のようにして、第1アンカー15と第2アンカー16との間に配設された鋼管17は、免震対象物1の基礎3に対する運動を制止するために必要なエネルギー吸収能力を備え、積層ゴム11が許容変位に達したときに第1アンカー15と第2アンカー16に作用するエネルギーを吸収するものである。つまり、この鋼管17の全長M及び断面特性は、鋼管17が免震対象物1の基礎3に対する運動を制止するために必要なエネルギー吸収能力を有し、且つ、免震対象物1を損傷させない荷重で徐々に座屈するよう設定される。
また、鋼管17には、例えば外表面に周期的な窪みなどの変形を設ける等のような、座屈モードに合わせた初期不正が導入されることが好ましい。この初期不正によって、鋼管17に座屈が始まる際の必要荷重が低減される。
次に、図1及び図2を用いて作用を説明する。
地震発生時に免震台2が水平面内で例えば右方向に変位すると、基板12A及びスペーサ13Aを介して第1アンカー15に変位が伝達される。このとき、第1アンカー15と第2アンカー16は、スペーサ13Aの鍔22、スペーサ13Bの鍔24によりそれぞれの突起部18、21が係止されるので、免震台2の変位に伴う免震装置10の揺動運動が拘束されず、免震装置10の積層ゴム11が地震時の振動エネルギーを吸収する。
地震による免震台2の変位が一定の変位に達した場合には、図2に示すように、免震装置10の変位制限装置14における第1アンカー15の板状部19により鋼管17に圧縮力が作用して鋼管17が塑性座屈し、この塑性座屈する鋼管17と、第2アンカー16、スペーサ13B及び基板12Bとを介して基礎3へ力が伝達される。これにより、変位制限装置14が積層ゴム11の過大変位を制限すると共に、変位制限装置14の塑性座屈する鋼管17が、免震対象物1の基礎3に対する運動を制止するために必要なエネルギーを吸収することで、免震対象物1及び免震台2の基礎3に対する運動を制止する際の加速度が低減されて、免震対象物1及び免震台2への過大な衝撃荷重の伝達が緩和または制限される。
地震発生時に免震台2が水平面内で他の方向に変位した場合にも、上述と同様に、変位制限装置14が積層ゴム11の過大変位を制限し、また、変位制限装置14の鋼管17が免震対象物1及び免震台2への過大な衝撃荷重の伝達を緩和または制限する。
以上のように構成されたことから、本第1実施形態によれば、次の効果(1)及び(2)を奏する。
(1)基板12A及びスペーサ13Aと基板12B及びスペーサ13Bとの間に変位制限装置14が設置され、この変位制限装置14により積層ゴム11の過大変位が制限されるので、この積層ゴム15の損傷が回避されて積層ゴム11の健全性を確保できる。
(2)変位制限装置14の鋼管17は、免震対象物1の基礎3に対する運動を制止するために必要なエネルギー吸収能力を有する。従って、この鋼管17により、免震対象物1の基礎3に対する運動を制止する際の加速度が低減されて、免震対象物1への過大な衝撃荷重の伝達が緩和または制限される。この結果、免震対象物1の過大の衝撃荷重による破損を防止して、その免震対象物1の健全性を確保できる。
[B]第2実施形態(図4)
図4は、本発明の第2実施形態に係る免震装置における変位制限装置を模式的に示す縦断面図である。この第2実施形態において、第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本第2実施形態の免震装置30が第1実施形態と異なる点は、その変位制限装置31のエネルギー吸収手段が、鋼管17に代えて、ばね部材としてのコイルばね32にて構成された点である。
つまり、コイルばね32は、第2アンカー16の筒部20内で、第1アンカー15の板状部19に対向して筒部20の上端の天部20Bに支持される。そして、このコイルばね32は、積層ゴム11が破断、座屈またはハードニングする過大変位に達する前、すなわち積層ゴム11が許容変位に達したときに、第1アンカー15と第2アンカー16との相対移動によって第1アンカー15の板状部19により圧縮されて、積層ゴム11の基礎3に対する運動を制止するために必要なエネルギー吸収能力を発揮する。このコイルゴム32のばね特性は、コイルばね32が免震対象物1の基礎3に対する運動を一時的に制止するために必要なエネルギー吸収(蓄積)能力を有し、且つ最大変位時の最大ばね反力が免震対象物1を損傷させないように設定される。
また、第1アンカー12の全長Lとコイルばね32の全長Nは、積層ゴム11が過大に変位して破断や座屈、ハードニングを生じないような積層ゴム11の許容変位から決定される。これにより、地震発生時以外の通常時には、第1アンカー15の板状体19とコイルばね32との間に適切な距離Tが設けられて、一定の地震動までは変位制限装置31が動作しないように構成される。従って、第1アンカー15の全長L及びコイルばね32の全長Nは、積層ゴム11に過大変位が生ずる前まで、すなわち積層ゴム11が許容変位内である間はコイルばね32を圧縮させず、このコイルばね32(ひいては変位制限装置31)を非動作状態に保持する非動作保持手段として機能する。
次に作用を説明する。
地震発生時に免震台2が水平面内で例えば右方向に変位すると(図1及び図2参照)、基板12A及びスペーサ13Aを介して第1アンカー15に変位が伝達される。このとき、第1アンカー15と第2アンカー16は、スペーサ13Aの鍔22、スペーサ13Bの鍔24によりそれぞれの突起部18、21が係止されるので、免震台2の変位に伴う免震装置30の揺動運動が拘束されず、免震装置30の積層ゴム11が地震時の振動エネルギーを吸収する。
地震による免震台2の変位が一定の変位に達した場合には、免震装置30の変位制限装置31における第1アンカー15の板状部19によりコイルばね32に圧縮力が作用し、この圧縮されるコイルばね32と、第2アンカー16、スペーサ13B及び基板12Bとを介して基礎3へ力が伝達される。これにより、変位制限装置31が積層ゴム11の過大変位を制限すると共に、変位制限装置31の圧縮するコイルばね32が、免震対象物1の基礎3に対する運動を制止するために必要なエネルギーを吸収することで、免震対象物1及び免震台2の基礎3に対する運動を制止する際の加速度が低減されて、免震対象物1及び免震台2への過大な衝撃荷重の伝達が緩和または制限される。
地震発生時に免震台2が水平面内で他の方向に変位した場合にも、上述と同様に、変位制限装置31が積層ゴム11の過大変位を制限し、また、変位制限装置31のコイルばね32が免震対象物1及び免震台2への過大な衝撃荷重の伝達を緩和または制限する。
以上のように構成されたことから、本第2実施形態によれば、次の効果(3)及び(4)を奏する。
(3)基板12A及びスペーサ13Aと基板12B及びスペーサ13Bとの間に変位制限装置31が設置され、この変位制限装置31により積層ゴム11の過大変位が制限されるので、この積層ゴム11の損傷が回避されて、積層ゴム11の健全性を確保できる。
(4)変位制限装置31のコイルばね32は、免震対象物1の基礎3に対する運動を制止するために必要なエネルギー吸収能力を有する。従って、このコイルばね32により免震対象物1の基礎3に対する運動を制止する際の加速度が低減されて、免震対象物1への過大な衝撃荷重の伝達が緩和または制限される。この結果、免震対象物1の過大な衝撃荷重による破損を防止して、免震対象物1の健全性を確保できる。
尚、ばね部材は、第1アンカー15と第2アンカー16との相対移動によって引っ張られて、積層ゴム1の基板3に対する運動を制止するために必要なエネルギー吸収能力を備えるものでもよい。
[C]第3実施形態(図5)
図5は、本発明の第3実施形態に係る免震装置における変位制限装置を模式的に示す縦断面図である。この第3実施形態において、第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本第3実施形態の免震装置40が第1実施形態と異なる点は、その変位制限装置41におけるエネルギー吸収手段が、第1アンカー15と第2アンカー16との相対移動により圧縮されまたは引っ張られるばね部材としてのコイルばね42と、第1アンカー15と第2アンカー16との相対移動により抵抗力を発生する粘性流体43とにより、免震対象物1の基礎3に対する運動を制止するために必要なエネルギー吸収能力を相乗して発揮するように構成された点である。
つまり、第2アンカー16の筒部20内には、粘性流体43が封入されると共に、コイルばね42が筒部20の天部20Bに支持されて、第1アンカー15の板状部44に対向して配設される。この板状部44には、異なる口径のオリフィス45と開口46が形成されると共に、開口46を閉止可能な弁47が設置される。この弁47は、第1アンカー15と第2アンカー16とが相対移動してコイルばね42に接触したときに開口46を閉止する。
開口46の口径はオリフィス45よりも大きく、弁47がコイルばね42に接触するまでの間は、開口46を通過する粘性流体43の抵抗力が十分に小さくなるように設定されている。従って、第1アンカー15と第2アンカー16との相対移動によりコイルばね42が第1アンカー15の板状部44及び弁47に接触した時点で、コイルばね42が圧縮されると共に、弁47が開口46を閉止することで粘性流体43は小口径のオフィス45を通過して抵抗力を発生する。
積層ゴム11が破断、座屈またはハードニングするような設計上あらかじめ定められた許容変位を超える過大な変位(過大変位)に達する前に、第1アンカー15と第2アンカー16との相対変位によってコイルばね42が圧縮され、且つ粘性流体43による抵抗力が発生することによって、免震対象物1の基礎3に対する運動を制止するために必要なエネルギー吸収能力が発揮される。このときのコイルばね42のばね特性とオフィス45を通過する粘性流体43の減衰特性は、変位制限装置41が免震対象物1の基礎3に対する運動を制止するために必要なエネルギー吸収能力を有し、且つ変位制限装置41の反力(コイルばね42の最大ばね反力及びオフィス45を通過する粘性流体43の抵抗力)が免震対象物1を損傷させないように設定される。
また、第1アンカー15の全長L及びコイルばね42の全長Kは、積層ゴム11が過大に変位して破断や座屈、ハードニングを生じさせないような積層ゴム11の許容変位から決定される。これにより、地震発生時以外の通常時には、第1アンカー15の板状部44とコイルばね42との間に適切な距離Tが設けられて、一定の地震動までは変位制限装置41が動作しないよう構成される。また、前述のように開口46は、弁47により閉止されない状態では、通過する粘性流体43の抵抗力が十分小さくなるようにその口径が設定されている。
従って、第1アンカー15の全長L、コイルばね42の全長K及び板状部44の開口46は、積層ゴム11に過大変位が生ずる前まで、すなわち積層ゴム11が許容変位内である間は、コイルばね42を圧縮させず、また、粘性流体43に抵抗力を発生させず、変位制限装置41の非動作状態に保持するので、非動作保持手段として機能する。
次に、作用を説明する。
地震発生時に免震台2が水平面内で例えば右方向に変位すると(図1及び図2参照)、基板12A及びスペーサ13Aを介して第1アンカー15に変位が伝達される。このとき、第1アンカー15と第2アンカー16は、スペーサ13Aの鍔22、スペーサ13Bの鍔24によりそれぞれの突起部18、21が係止されるので、免震台2の変位に伴う免震装置40の揺動運動が拘束されず、免震装置40の積層ゴム11が地震時の振動エネルギーを吸収する。
地震による免震台2の変位が一定の変位に達した場合には、免震装置40の変位制限装置41における第1アンカー15の板状部44によりコイルばね42に圧縮力が作用すると共に、板状部44の開口46が弁47により閉止されて板状部44のオリフィス45を通過する粘性流体43に抵抗力が発生する。これらのコイルばね42の圧縮力とオリフィス45を通過する粘性流体43の抵抗力とにより減じられた力が、第2アンカー16、スペーサ13B及び基板12Bとを介して基礎3へ力が伝達される。
これにより、免震台2に許容変位を超える過大変位が繰り返し作用する場合にも、変位制限装置41が積層ゴム11の過大変位を制限する。更に、変位制限装置41における圧縮されるコイルばね42と、オリフィス45を通過して抵抗力が生ずる粘性流体43とが、免震対象物1の基礎3に対する運動を制止するために必要なエネルギーを吸収することで、免震対象物1及び免震台2の基礎3に対する運動を制止する際の加速度が低減されて、免震対象物1及び免震台2への過大な衝撃荷重の伝達が緩和または制限される。
地震発生時に免震台2が水平面内で他の方向に変位した場合にも、上述と同様に、変位制限装置41が積層ゴム11の過大変位を制限し、また、変位制限装置41のコイルばね42及び粘性流体43が免震対象物1及び免震台2への過大な衝撃荷重の伝達を緩和または制限する。
以上のように構成されたことから、本第3実施形態によれば、次の効果(5)及び(6)を奏する。
(5)基板12A及びスペーサ13Aと基板12B及びスペーサ13Bとの間に変位制限装置41が設置され、この変位制限装置41により積層ゴム11の過大変位が制限されるので、この積層ゴム11の損傷が回避されて、積層ゴム11の健全性を確保できる。
(6)変位制限装置41における圧縮されるコイルばね42と、オフィス45を通過して抵抗力を生ずる粘性流体43とは、免震対象物1の基礎3に対する運動を制止するために必要なエネルギー吸収能力を有する。従って、これらのコイルばね42及び粘性流体43により、免震対象物1の基礎3に対する運動を制止する際の加速度が低減されて、免震対象物1への過大な衝撃荷重の伝達が緩和または制限される。この結果、免震対象物1の過大な衝撃荷重による破損を防止して、免震対象物1の健全性を確保できる。
尚、ばね部材は、第1アンカー15と第2アンカー16との相対移動によって引っ張られて、積層ゴム1の基板3に対する運動を制止するために必要なエネルギー吸収能力を備えるものでもよい。
[D]第4実施形態(図6)
図6は、本発明の第4実施形態に係る免震装置における変位制限装置を模式的に示す縦断面図である。この第4実施形態において、第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本第4実施形態の免震装置50が第1実施形態と異なる点は、その変位制限装置51のエネルギー吸収手段が、鋼管17に代えて、ウレタンフォームや多孔質金属等の多孔質材料からなる多孔質体52にて構成された点である。
多孔質体52は、第2アンカー16の筒部20内で、第1アンカー15の板状第19に対向して筒部20の天部20Bに支持される。そして、この多孔質体52は、積層ゴム11が破断、座屈またはハードニングするような設計上あらかじめ定められた許容変位を超える過大変位に達する前、すなわち積層ゴムが許容変位に達したときに、第1アンカー15と第2アンカー16との相対的な移動によって、第1アンカー15の板状部19により圧縮されて塑性変形(圧壊)し、免震対象物1の基礎3に対する運動を制止するために必要なエネルギー吸収能力を発揮する。このときの多孔質体52の全長J及び断面特性は、多孔質体52が免震対象物1の基礎3に対する運動を制止するために必要なエネルギー吸収能力を有し、且つ多孔質体52が圧壊する際の反力が免震対象物1を損傷させないように設定される。
また、第1アンカー15の全長L及び多孔質体52の全長Jは、積層ゴム11が過大に変位して破断や座屈、ハードニングを生じないような積層ゴム11の許容変位から決定される。これにより、地震発生時以外の通常時には、第1アンカー15の板状部19と多孔質体52との間に適切な距離Tが設けられて、一定の地震動までは変位制限装置51が動作しないように構成される。従って、第1アンカー15の全長L及び多孔質体52の全長Jは、免震対象物1に過大変位が生ずる前まで、すなわち積層ゴム11が許容変位内である間は多孔質体52を圧縮させず、この多孔質体52(ひいては変位制限装置51)を非動作状態に保持する非動作保持手段として機能する。
次に、作用を説明する。
地震発生時に免震台2が水平面内で例えば右方向に変位すると(図1及び図2参照)、基板12A及びスペーサ13Aを介して第1アンカー15に変位が伝達される。このとき、第1アンカー15と第2アンカー16は、スペーサ13Aの鍔22、スペーサ13Bの鍔24によりそれぞれの突起部18、21が係止されるので、免震台2の変位に伴う免震装置50の揺動運動が拘束されず、免震装置50の積層ゴム11が地震時の振動エネルギーを吸収する。
地震による免震台2の変位が一定の変位に達した場合には、免震装置50の変位制限装置51における第1アンカー15の板状部19により多孔質体52に圧縮力が作用して塑性変形(圧壊)し、この圧縮されて塑性変形する多孔質体52と、第2アンカー16、スペーサ13B及び基板12Bとを介して基礎3へ力が伝達される。これにより、変位制限装置51が積層ゴム11の過大変位を制限すると共に、変位制限装置51の圧縮により塑性変形する多孔質体52が、免震対象物1の基礎3に対する運動を制止するために必要なエネルギーを吸収することで、免震対象物1及び免震台2の基礎3に対する運動を制止する際の加速度が低減されて、免震対象物1及び免震台2への過大な衝撃荷重の伝達が緩和または制限される。
地震発生時に免震台2が水平面内で他の方向に変位した場合にも、上述と同様に、変位制限装置51が積層ゴム11の過大変位を制限し、また、変位制限装置51の多孔質体52が免震対象物1及び免震台2への過大な衝撃荷重の伝達を緩和または制限する。
以上のように構成されたから、本第4実施形態によれば、次の効果(7)及び(8)を奏する。
(7)基板12A及びスペーサ13Aと基板12B及びスペーサ13Bとの間に変位制限装置51が設置され、この変位制限装置51により積層ゴム11の過大変位が制限されるので、この積層ゴム11の損傷が回避されて、積層ゴム11の健全性を確保できる。
(8)変位制限装置51の多孔質体52は、免震対象物1の基礎3に対する運動を制止するために必要なエネルギー吸収能力を有する。従って、この多孔質体52により、免震対象物1の基礎3に対する運動を制止する際の加速度が低減されて、免震対象物1への過大な衝撃荷重の伝達が緩和または制限される。この結果、免震対象物1の過大な衝撃荷重による破損を防止して、免震対象物1の健全性を確保できる。
[E]第5実施形態(図7、図8)
図7は、本発明の第5実施形態に係る免震装置における変位制限装置を模式的に示す縦断面図である。この第5実施形態において、第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本第5実施形態の免震装置60が第1実施形態と異なる点は、変位制限装置14が積層ゴム11の外側に1台または複数台(図7では複数台)設置されると共に、積層ゴム11の内側に鉛プラグ61が設置された点である。
つまり、変位制限装置14は、第1実施形態と同様に、基板12A及びスペーサ13Aと基板12B及びスペーサ13Bとの間に設置されて、第1アンカー15の突起部18がスペーサ13Aの鍔22に、第2アンカー16の突起部21がスペーサ13Bの鍔24にそれぞれ係止される。この変位制限装置14により、積層ゴム11の過大変位が制限されると共に、変位制限装置14における鋼管17の塑性座屈により、免震対象物1及び免震台2への過大な衝撃荷重の伝達が緩和されまたは制限される。
更に、この第5実施形態の免震装置60では鉛プラグ61が、図7及び図8に示すように積層ゴム11の内側に設置され、この鉛プラグ61の両端部がスペーサ13Aと13Bに固定される。この鉛プラグ61は、免震対象物1から積層ゴム11に変位が伝達されて積層ゴム11が水平方向に振動する際に、塑性変形してその振動を減衰する機能を果たす。
以上のように構成されたことから、本第5実施形態においても、第1実施形態の効果(1)及び(2)と同様な効果を奏するほか、特に変位制限装置14が非動作状態にあるときに、鉛プラグ61の塑性変形によって免震台2及び積層ゴム11の振動を減衰させて、免震台2及び積層ゴム11の振動を早期に抑制できる効果を奏する。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができ、また、それらの置き換えや変更は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 免震対象物
2 免震台
3 基礎
10 免震装置
11 積層ゴム(弾性体)
12A、12B 基板(介在部材)
13A、13B スペーサ(介在部材)
14 変位制限装置
15 第1アンカー(第1アンカー部材)
16 第2アンカー(第2アンカー部材)
17 鋼管(エネルギー吸収手段)
18、21 突起部
22、24 鍔
30 免震装置
31 変位制限装置
32 コイルばね(ばね部材;エネルギー吸収手段)
40 免震装置
41 変位制限装置
42 コイルばね(ばね部材;エネルギー吸収手段)
43 粘性流体(エネルギー吸収手段)
45 オリフィス
46 開口(非動作状態保持手段)
50 免震手段
51 変位制限装置
52 多孔質体(エネルギー吸収手段)
60 免震装置
61 鉛プラグ
L、M、N、K、J 全長(非動作保持手段)

Claims (8)

  1. 免震対象物が設置される免震台と基礎との間に一対の介在部材に挟まれて配置された弾性体と、
    前記弾性体の内側または外側で且つ一対の前記介在部材間に設置されて、前記弾性体の過大変位を制限する変位制限装置とを有し、
    前記変位制限装置は、前記介在部材の一方に回動可能に係止された第1アンカー部材と、前記介在部材の他方に回動可能に係止された第2アンカー部材と、前記第1アンカー部材と前記第2アンカー部材の間に設けられ、前記弾性体が許容変位に達したときに前記第1アンカー部材と前記第2アンカー部材に作用するエネルギーを吸収するエネルギー吸収手段とを備えることを特徴とする免震装置。
  2. 前記エネルギー吸収手段は、前記許容変位に達したときに第1アンカー部材と第2アンカー部材との相対移動により塑性変形する金属製筒体であることを特徴とする請求項1に記載の免震装置。
  3. 前記エネルギー吸収手段は、前記許容変位に達したときに第1アンカー部材と第2アンカー部材との相対移動により圧縮されまたは引っ張られるばね部材であることを特徴とする請求項1に記載の免震装置。
  4. 前記エネルギー吸収手段は、第1アンカー部材と第2アンカー部材との相対移動により圧縮されまたは引っ張られるばね部材と、前記第1アンカー部材と前記第2アンカー部材との相対移動により抵抗力を発生する粘性流体とにより構成されたことを特徴とする請求項1に記載の免震装置。
  5. 前記エネルギー吸収手段は、前記許容変位に達したときに第1アンカー部材と第2アンカー部材との相対移動により圧縮されて塑性変形する多孔質体であることを特徴とする請求項1に記載の免震装置。
  6. 前記変位制限装置が、弾性体の外側で且つ一対の介在部材間に設置され、前記弾性体の内側で且つ一対の前記介在部材間には、免震台の振動を減衰可能な鉛プラグが設置されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の免震装置。
  7. 前記変位制限装置は、前記弾性体が前記許容変位に達する前までは、エネルギー吸収手段を非動作状態に保持する非動作保持手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の免震装置。
  8. 免震対象物が設置される免震台と基礎との間に一対の介在部材に挟まれて配置された弾性体により、地震の振動エネルギーを吸収し、
    更に、一対の前記介在部材間に設置された変位制限装置によって、前記弾性体の過大変位を制限すると共に、前記弾性体が許容変位に達したときに前記変位制限装置に作用するエネルギーを吸収することを特徴とする免震方法。
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