JP2015171264A - コミュテータ、およびコミュテータを用いたブラシ付モータ - Google Patents

コミュテータ、およびコミュテータを用いたブラシ付モータ Download PDF

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Abstract

【課題】アルミニウム製の導線からなるコイルが安定して溶接されるコミュテータを提供する。
【解決手段】軸方向に伸び中心軸の周りに環状に並ぶ複数のセグメントと、前記複数のセグメントを保持する絶縁材料製の保持体51と、からなり、前記複数のセグメントの各々は円筒面を周方向に分割して得られる切片である電極面を径方向外側に向けて曝し、前記複数のセグメントの前記電極面の包絡面は前記円筒面であり、前記電極面の少なくとも一部は、アルミニウムとは融点が異なる良導体材料で覆われ、前記セグメントは、前記電極面を有し軸方向に伸びる良導体材料製の電極面部材を有し、前記セグメントは、軸方向上方に伸びる棒状若しくは鉤型でアルミニウム若しくはアルミニウム合金製の接続片を有し、前記接続片は前記電極面部材に接合され、前記セグメントの表面における前記電極面部材と前記接続片の境界は封止材料によって覆われる、コミュテータ5。
【選択図】図5

Description

本発明は、ブラシ付モータに用いられるコミュテータおよびコミュテータを備えたブラシ付モータに関する。
一般にブラシ付きモータはコイルおよび銅製のコミュテータを有する。コイルは銅製の導線が用いられることが多い。しかし例えば特許第4553931号公報では、アルミニウム製の導線を巻き回されることによりコイルは構成される。コイルとコミュテータとの接合方法としては例えば、ヒュージング接合が用いられる。
特許第4553931号
しかし、抵抗溶接によってコイルが整流子に接合される場合、アルミニウムと銅との融点の違いから、ヒュージング溶接を安定して行うことが難しい。また、コミュテータとコイルとは異種金属同士であることから、接合箇所に電食が発生する。その電食を防止するために、ブラシ付モータの量産工程においては、コミュテータがコイルと接合する部位に樹脂を塗布する必要がある。そのため、量産の際のコストおよび工程の増加が問題となる。
そこで、本発明は、アルミニウム製の導線からなるコイルが安定して溶接される銅製のコミュテータおよび当該コミュテータを用いたブラシ付きモータを提供することを目的とする。
本願発明にかかる好ましい一実施形態におけるコミュテータは、複数のセグメントと保持体とを有する。複数のセグメントは、軸方向に伸び中心軸の周りに環状に並ぶ。保持体は、複数のセグメントを保持する絶縁材料製である。複数のセグメントの各々は、円筒面を周方向に分割して得られる切片である電極面を、径方向外側に向けて曝す。複数のセグメントの電極面の包絡面は、当該円筒面である。電極面の少なくとも一部は、アルミニウムとは融点が異なる良導体材料で覆われる。セグメントは、電極面を有し軸方向に伸びる良導体材料製の電極面部材を有する。セグメントは、アルミニウム若しくはアルミニウム合金製の接続片を有する。接続片は、軸方向上方に伸びる棒状若しくは鉤型である。接続片は電極面部材に接合される。セグメントの表面における電極面部材と接続片の境界は、封止材料によって覆われる。
本願発明にかかる好ましい一実施形態では、境界の少なくとも一部は、電極面部材の内側面に位置する。境界の内、電極面部材の内側面に位置しない部位は、封止部材によって覆われる。電極面部材の内側面には、接続片の軸方向下側の端部と軸方向に接する段差部が配置される。
本願発明にかかる好ましい一実施形態では、電極面部材の内側面には、径方向内側に向かって伸びる凸部が配置される。保持体の外側面には、凸部に対応する少なくとも1つの凹部が配置される。凸部が凹部内に配置される。凸部の軸方向の寸法は、径方向内側に向かうにつれて徐々に大きくなる。径方向において、凸部の端部の位置は、接続片の内側面の位置と、略同一である。
本願発明にかかる好ましい一実施形態では、電極面部材の周方向の幅は、接続片の周方向の幅よりも、広い。
本願発明にかかる好ましい一実施形態では、保持部材は封止材料として機能し、封止部材は境界を覆う。
モータは、アーマチュアとロータとを有する。ロータは、アーマチュアに対して、軸受機構を介して回転可能に支持される。ロータは、アーマチュアと上述のコミュテータとを有する。アーマチュアは、複数のコイルからなる。コミュテータには、シャフトが固定される。コミュテータには、コイルを構成する導線の端部が接続される。導線はアルミニウム若しくはアルミニウム合金製である。複数のセグメントの接続片には、導線が融着固定される、
本願発明にかかる好ましい実施形態では、アルミニウム製の導線からなるコイルが安定してコミュテータに電気的に接続される。
本願発明にかかるブラシ付モータの断面図である。 本願発明にかかるアーマチュアの平面図である。 本願発明にかかるコミュテータの斜視図である。 本願発明にかかるコミュテータの平面図である。 本願発明にかかるコミュテータの断面図である。 本願発明にかかるセグメントの斜視図である。 本願発明にかかるセグメントの正面図である。 本願発明にかかる接続片の部分拡大図である。
本明細書では、モータの中心軸J1方向における図1の上側を単に「上側」と呼び、下側を単に「下側」と呼ぶ。なお、上下方向は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を示すものではない。また、中心軸J1に平行な方向または略平行な方向を「軸方向」と呼び、中心軸J1を中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸J1を中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。
図1は、本願発明にかかる好ましい実施形態におけるブラシ付モータの断面図である。図2は、本願発明にかかる好ましい実施形態におけるアーマチュアの平面図である。
ブラシ付モータ1(以下、モータ1)は、DCモータである。モータ1は、ロータ11とアーマチュア3を有する。モータ1はさらに、ハウジング2を有する。ロータ11はアーマチュア3に対して後述の軸受機構を介して回転可能に支持される。
図1に示されるように、ハウジング2は、ケース21とバックカバー22とを有する。ケース21は、有蓋略円筒状である。ケース21は、円盤部211と円筒部212とを有する。円盤部211は、略円板状である。円盤部211の略中央には、軸方向下側に向かって凹となる上側凹部213が配置される。上側凹部213内には、軸方向に貫通する貫通孔214が配置される。上側凹部213の中には、上側軸受部23が配置される。
円筒部212は、円盤部211の径方向外側の端部から軸方向下側に向かって伸びる。この好ましい実施形態において、マグネット24は略円環状である。マグネット24は、円筒部212の内側面に配置される。マグネット24は、例えば、接着剤や圧入などの方法によって、円筒部212の内側面に固定される。
なお、マグネット24は、複数のマグネットから構成されてもよい。この場合、複数のマグネットは、円筒部212の内側面に、周方向に配置される。
バックカバー22は、略円板上であり、ケース21の開口を覆う。バックカバー22は、ケース21と、例えば、かしめや溶接などによって固定される。バックカバー22の略中央には、軸方向下側に向かって凸となる下側凹部221が配置される。下側凹部221内には、下側軸受部25が配置される。この好ましい実施形態において、上側軸受部23および下側軸受部25は、それぞれ、玉軸受である。上側軸受部23および下側軸受部25は、後述するシャフト4を回転可能に支持する。軸受機構は、上側軸受部23および下側軸受部25から構成される。
なお、上側軸受部23および下側軸受部25として、玉軸受に代えて、すべり軸受や流体動圧軸受など他の種類の軸受が用いられてもよい。また、上側軸受部23が、下側軸受部25と、異なる種類の軸受が用いられてもよい。
さらに、この好ましい実施形態においては、上側軸受部23の大きさは、下側軸受部25の大きさよりも、大きい。しかし、上側軸受部23と下側軸受部25の大きさが、略同一であってもよい。上側軸受部23が、下側軸受部25よりも小さくてもよい。
図1および図2に示されるように、アーマチュア3は、コア31およびコイル32を有する。コア31は、複数枚の電磁鋼板が軸方向に積層されることにより、構成される。コア31は、コアバック311と複数のティース312とを有する。コアバック311は、略円環状である。コアバック311の少なくとも一部は、円盤部211と、軸方向に対向する。
各ティース312は、巻線部3121と先端部3122とを有する。巻線部3121はコアバック311の外側面から径方向外側に向かって伸びる。先端部3122は、巻線部3121の外端部から周方向両側に向かって伸びる。先端部3122は、マグネット24の内側面と、径方向に対向する。
各巻線部3121には、インシュレータなどの絶縁部材を介して、コイル32が配置される。コイル32は、導線が巻き回されることにより構成される。各コイル32からは、複数の引出線321が、引き出される。この好ましい実施形態において、導線の材料には、アルミニウムまたはアルミニウム合金製が用いられる。
コアバック311の貫通孔3111には、円柱状のシャフト4が通される。シャフト4は、貫通孔3111の内側面に、例えば、圧入や接着などにより、固定される。すなわち、シャフト4は、アーマチュア3に固定される。シャフト4の下端は、下側凹部221内に配置される。シャフト4の下端は、下側軸受部25によって、回転可能に支持される。シャフト4の上端は、円盤部211の貫通孔214を通って、円盤部211よりも軸方向上側に突出する。シャフト4の上端部には、例えば、複数枚の羽根を有するインペラなどが取り付けられる。シャフト4の軸方向上側の少なくとも一部は、上側凹部213の内側面と、径方向に対向する。シャフト4の軸方向上側の少なくとも一部は、上側軸受部23に支持される。これにより、シャフト4は、マグネット24に対して相対的に回転可能に支持される。
なお、この好ましい実施形態において、シャフト4は、中実の円柱状である。しかしながら、シャフト4は、中空であってもよい。
図1に示されるように、コミュテータ5は、アーマチュア3と下側軸受部25との間に配置される。コミュテータ5は、略円筒状であり、貫通孔55を有する。シャフト4は、貫通孔55に通される。シャフト4の少なくとも一部は、コミュテータ5に固定される。
コミュテータ5の径方向外側には、回路基板6が配置される。回路基板6の少なくとも一部は、アーマチュア3と軸方向に対向する。回路基板6の少なくとも一部は、コミュテータ5と電気的に接続される。アーマチュア3は、コネクタ61とブラシプレート62を有する。ブラシプレート62は、略円板状である。ブラシプレート62は、例えば、樹脂材料からなる。回路基板6には、コイル32からの引出線321の少なくとも一部が電気的に接続される。また、回路基板6には、コネクタ61が電気的に接続される。コネクタ61を介して、外部電源(図示省略)から回路基板6へと供給される。
複数のブラシ7は、ブラシプレート62上に配置され、コミュテータ5の径方向外側に配置される。ブラシ7は、複数の正極ブラシ(図示省略)と複数の負極ブラシ(図示省略)とから構成される。ブラシ7の径方向外側には、弾性部材8が取り付けられる。弾性部材8としては、例えば、ばねが用いられる。弾性部材8は、ブラシ7をコミュテータ5に押し付ける。
コネクタ61を介して外部電源(図示省略)から回路基板6へと電力が供給されると、アーマチュア3とマグネット24との間には、電磁力の相互作用により、周方向へのトルクが発生する。これにより、シャフト4を含むアーマチュア3は、マグネット24に対して、周方向に回転することができる。また、シャフト4の回転とともに、シャフト4に固定されるコミュテータ5も、同時に回転する。コミュテータ5の回転に伴い、各ブラシ7はコミュテータ5と周期的に接触する。その結果、回路基板6からブラシ7およびコミュテータ5、および引出線321を介して、コイル32に所定の順序で周期的に電流が供給される。
図3は、本願発明にかかるコミュテータの斜視図である。図4は、本願発明にかかるコミュテータの平面図である。図5は、本願発明にかかるコミュテータの断面図であり、図4に示されるコミュテータをA-A断面で切断したときの断面を示す。図6は、本願発明にかかるセグメントの斜視図である。図7は、本願発明にかかるセグメントの正面図である。図8は、本願発明にかかる接続片の部分拡大図である。
図3、図4および図5に示されるように、コミュテータ5は、略円筒状であり、保持体51と複数のセグメント52とを有する。複数のセグメント52は、軸方向に伸び、中心軸J1の周りに環状に並ぶ。保持体51は、絶縁材料製であり、複数のセグメント52を保持する。この好ましい実施形態では、保持体51は、絶縁性を有する樹脂材料からなる。
複数のセグメント52は、それぞれ、電極面部材53と接続片54とを有する。電極面部材53は、良導体材料からなる。この好ましい実施形態においては、電極面部材53は、銅または銅合金からなる。電極面部材53は、軸方向に伸びる。電極面部材53は、略板状の部材である。
複数のセグメント52の各々は、電極面531を有する。より詳細には、電極面部材53が電極面531を有する。電極面531は、円筒面を周方向に分割して得られる切片である。電極面531は、径方向外側に向けて曝される。複数のセグメント52の電極面531の包絡面は、当該円筒面である。すなわち、コミュテータ5の外形は、略円筒状となる。
電極面531の少なくとも一部は、アルミニウムとは融点が異なる良導体材料で覆われる。この好ましい実施形態では、電極面531の少なくとも一部が、銅または銅合金からなる被膜(例えば、亜酸化銅)により覆われる。この被膜の厚みは、数マイクロメータが好ましい。この好ましい実施形態では、電極面531の全面が被膜によって覆われる。
電極面部材53の径方向内側の面(すなわち、内側面)には、段差部532が配置される。より詳細には、電極面部材53の上部の板厚は、電極面部材53の下部の板厚よりも薄い。段差部532は、電極面部材53の上部と下部とを接続する。
電極面部材53の軸方向上側の端部には、中心軸J1に対して傾斜する傾斜面533が配置される。径方向における中心軸J1と傾斜面533との間の距離は、軸方向上側に向かうにつれて、徐々に大きくなる。
さらに、電極面部材53の内側面には、径方向内側に向かって伸びる凸部534が配置される。凸部534の軸方向の寸法は、径方向外側に向かうにつれて、徐々に小さくなる。凸部534の径方向内側の端面は、中心軸J1と略平行な面である。凸部534の上面および下面は、中心軸J1に対して傾斜する傾斜面である。凸部534の周方向の幅は、段差部532の周方向の幅と略同一である。
接続片54は、アルミニウム若しくはアルミニウム合金製である。接続片54は、軸方向上方に伸びる棒状若しくは鉤型が好ましい。この好ましい実施形態において、接続片54は、略鉤型である。接続片54の鉤状の部位の少なくとも一部は、電極面部材53の上端部と軸方向に対向する。接続片54の軸方向上側の先端部は、電極面部材53よりも、径方向外側に位置する。
接続片54の軸方向下側の端部は、段差部532と軸方向に接する。これにより、接続片54が電極面部材53に対して、軸方向に位置決めされる。接続片54の軸方向下側の端部は、凸部534の少なくとも一部と、軸方向に対向する。この好ましい実施形態では、凸部534の上面が、接続片54の下端部と軸方向に対向する。
径方向において、凸部534の端部の位置は、接続片54の内側面の位置と、略同一である。言い換えると、径方向において、接続片54の径方向内側の面の位置は、凸部534の径方向内側の面の位置と、略同一である。
接続片54の周方向の幅は、電極面部材53の周方向幅よりも、狭い。言い換えると、電極面部材53の周方向の幅は、接続片54の周方向の幅よりも、広い。
接続片54は、電極面部材53に接合される。より詳細には、接合片54の径方向外側の面(すなわち、外側面)は、電極面部材53の内側面と、超音波接合等によって、接合される。言い換えると、セグメント52の表面における電極面部材53と接続片54の境界の少なくとも一部は、電極面部材53の内側面に位置する。
複数のセグメント52の接続片54には、導線が融着固定される。より詳細には、図6に示されるように、コイル32から引き出された引出線321は、接続片54の鉤状の部位を囲い、当該部位に接触する。引出線321は、接続片54に、溶接などによって固定される。すなわち、各セグメント52において、上述のブラシ7が接触する部分は銅製であり、導線が接触する部分はアルミニウム製となっている。
ここで、接続片54が銅製の場合を考えると、アルミニウム製の導線を接続片54に接合した場合、異種金属同士であるため、電食対策が必要となる。電食対策としては、異種金属同士の境界に樹脂等を塗布して空気を遮断するなどの方法がある。しかしながら、コミュテータ5の量産工程の中にさらに電食対策の工程を取り入れることは、工程の数が増加し、生産コストが増加することになる。また、銅の融点は、アルミニウムの融点と異なる。そのため、接続片54が銅製であり、導線がアルミニウム製である場合には溶接することが困難である。
しかしながら、この好ましい実施形態においては、上述したように、接続片54および導線は、ともに、アルミニウムまたはアルミニウム合金製である。そのため、接続片54と導線との間において、電食が生じることはない。すなわち、コミュテータ5の量産工程において、電食対策の工程を取り入れる必要がない。また、同種金属同士を接合することになるため、接続片54と導線との溶接を容易に行うことができる。
保持体51は、略円筒状の部材である。保持体51の上部は、接続片54の最上部よりも軸方向上側に位置する。保持体51の下端部は、電極面部材53の下端部と、略面一である。
保持体51は、軸方向に貫通する貫通孔55を有する。上述したシャフト4は、貫通孔55を通り、下側凹部221へと延びる。貫通孔55は、保持体51の略中央に配置される。貫通孔55を構成する内側面は、第1内側面511、第2内側面512、および内側段差部519を有する。第1内側面511は、保持体51の上面に、貫通孔55の開口となる縁を形成する。言い換えると、第1内側面511は、軸方向上側にある貫通孔55の開口の縁から軸方向下側に向かって伸びる。
第2内側面512は、保持体51の下面に、貫通孔55の開口となる縁を形成する。言い換えると、第2内側面512は、軸方向下側にある貫通孔55の開口の縁から軸方向上側に向かって伸びる。第1内側面511と第2内側面512との間には、内側段差部519が配置される。内側段差部519は、第1内側面511の軸方向下側の端部と第2内側面512の軸方向上側の端部とを接続する。径方向における中心軸J1と第2内側面512との間の距離は、軸方向上側に向かうにつれて徐々に小さくなる。これにより、例えば、金型を用いた樹脂成型において保持体51を成形する場合に、第2内側面512を成形するための金型を第2側面から取り外しやすくなる。
径方向において、中心軸J1と第1内側面511との間の距離は、中心軸J1と第2内側面512との間の距離よりも、短い。軸方向から見たときに、第1内側面511の外縁は、第2内側面512の外縁によって、囲われる。
シャフト4の外側面の少なくとも一部は、第1内側面511に接する。シャフト4の外側面には、軸方向に伸びる少なくとも1つの溝が配置される。当該溝は、シャフト4の外側面のうち第1内側面511と接する部位に配置される。この好ましい実施形態においては、シャフト4の外周面上において、当該溝が、周方向に複数配置されている。そのため、インサート成形などの樹脂成型によって、シャフト4の少なくとも一部が保持体51に固定される場合には、保持体51を形成する材料が溝に入り込む。その結果、シャフト4が保持体51に強固に固定される。ここで、シャフト4の外側面のうち第1内側面511と接する部位には、溝以外にも凹凸やローレット溝などが設けられてもよい。さらに、当該部位の表面粗さを、シャフト4の外側面の他の部位と比較して粗くしてもよい。これらによっても、シャフト4が保持体51に強固に固定される。
保持体51は、さらに、第1外側面513、第2外側面514、および第1段差部515を有する。第1外側面513は、保持体51の上部に配置される。第1外側面513は、接続片54の軸方向上側の端部よりも、軸方向上側に配置される。中心軸J1と第1外側面513との間の距離は、軸方向上側に向かうにつれて、徐々に小さくなる。
第2外側面514は、第1外側面513の軸方向下側に配置される。第2外側面514と第1外側面513との間には、第1段差部515が配置される。第1段差部515の上面は、電極面部材53の傾斜面533よりも軸方向上側に配置される。言い換えると、電極面部材53の傾斜面533の少なくとも一部は、保持体51によって覆われる。第2外側面514は、第1段差部515を介して、第1外側面513に接続される。径方向において、中心軸J1と第2外側面514との間の距離は、中心軸J1と第1外側面513との間の距離よりも、長い。
第1外側面513には、複数の延伸部516が配置される。各延伸部516は、第1段差部515から軸方向上側に向かって伸びる。周方向において、各延伸部516の位置は、接続片54の位置と略等しい。各延伸部516の上端部は、接続片54の上端部と、同じまたは軸方向上側に配置される。延伸部516の外側面は、接続片54の内側面と接する。これにより、保持体51が接続片54を支持することができ、接続片54が径方向内側へと倒れることが防止される。
第2外側面514には、軸方向に伸びる複数の収容溝部517が配置される。第2外側面514上において、各収容溝部517は、径方向内側に向かって凹む。複数の収容溝部517は、それぞれ、第2外側面514上に、周方向に並んで配置される。周方向において、各収容溝部517の位置は、各接続片54の位置と、ほぼ等しい。各収容溝部517内には、接続片54の少なくとも一部が配置される。第2外側面514の少なくとも一部は、接続片54と接する。より詳細には、収容溝部517を構成する内側面の少なくとも一部は、接続片54の内側面と接する。第2外側面514のうち収容溝部517の周方向両側に位置する部位は、電極面部材53の内側面と接する。すなわち、セグメント52の表面における電極面部材53と接続片54の境界は、封止材料によって覆われる。ここで、封止材料は、保持体51の一部である。保持体51は封止材料として機能し、封止部材は境界を覆う。境界が保持体51(すなわち樹脂材料)によって覆われるため、コミュテータ5の製造時において、境界に別途樹脂を塗布して接続片54と電極面部材53との接合部を空気と遮断する工程が不要となる。
収容溝部517の下端部と第2外側面514との間には、第2段差部518が配置される。収容溝部517の軸方向下側の縁は第2段差部518に接続される。第2段差部518の上面は、電極面部材53の段差部532の上面と、略面一である。また、接続片54の軸方向下側の端部は、第2段差部518に当たる。すなわち、接続片54の軸方向下側の端部は、第2段差部518と電極面部材53の段差部532と両方に当たる。これにより、接続片54が保持体51に対して、軸方向に位置決めされる。
なお、接続片54は、第2段差部518と電極面部材53の段差部532のいずれか一方のみに当たってもよい。この場合には、接続片54の径方向の厚み分だけ、電極面部材53の厚みを薄くするのが望ましい。
また、保持体51の外側面には、凸部534に対応する少なくとも1つの凹部56が配置される。凸部534は、凹部56内に配置される。より詳細には、第2外側面514に、周方向に複数の凹部56が配置される。各凹部56の軸方向の位置は、電極面部材53の凸部534の軸方向の位置とほぼ等しい。各凹部56の周方向の位置は、電極面部材53の凸部534の周方向の位置とほぼ等しい。コミュテータ5が形成される際には、各凹部56内に、凸部534が収容される。これにより、電極面部材53が保持体51から径方向外側に抜け出ることが防止される。さらに電極面部材53が、保持体51に対して、周方向に移動することが防止される。
なお、コミュテータ5の製造には、インサート成形などの樹脂成型法が用いられるのが好ましい。コミュテータ5の製造工程としては、まず、銅製の板材に対してアルミニウム製(またはアルミニウム合金製)の板材が、超音波接合などによって接合される。接合された板材に対して、プレス加工が施されて成形される。次に、接合された板材がカットされて、複数の接合片を有する電極面部材53が形成される。さらに、金型内に、複数の電極面部材53が配置される。このとき、各電極面部材53および各接続片54は、治具などによって金型に位置決めがなされる。また、シャフト4の少なくとも一部が、金型内に配置される。好ましくは、シャフト4の外側面に凹凸などの加工が施される。加工が施された場合、当該部位が金型内に位置するように、シャフト4が配置される。次に、金型内に溶融した樹脂が流し込まれる。流し込まれた樹脂は、金型内において固化する。樹脂が固化した後に、金型が取り外される。これにより、保持体51が形成されると同時に、シャフト4、複数のセグメント52(複数の電極面部材53および複数の接合片)並びに保持体51が一体となったコミュテータ5が形成される。そして、モータ1の組み立て時において、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の導線が、接続片54に引っ掛けられるとともに、溶接等によって接合される。
以上、本発明にかかる好ましい実施形態について説明してきたが、上記以外にも本発明はさまざまな変形が可能である。
例えば、電極面部材53は、接続片54と、超音波溶接以外にも、圧接圧延接合、電子ビームによる溶接などによって、接合されてもよい。電極面部材53の周方向の幅は、接続片54の周方向の幅と等しくてもよい。この場合であっても、隣り合うセグメント52間には保持体51の一部(すなわち樹脂材料)が入り込むため、セグメント52同士が互いに接触することが防止される。電極面部材53の凸部534の形状は、様々な形状に変更されてもよい。凸部534の径方向内側の端面は、中心軸J1と略平行な面でなくてもよく、湾曲面であってもよい。凸部534の上面および下面も、湾曲面であってもよい。
また、導線は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製のもの以外にも、アルミニウムと銅とのクラッド線が用いられてもよい。この場合であっても、コミュテータ5は上述の構造をそのまま用いることができる。
上述したように、各延伸部516は、各接合片に対応した位置に、それぞれ配置される。すなわち、延伸部516の数は、接続片54の数と等しい。しかしながら、接続片54の数が、延伸部516の数よりも少なくてもよい。すなわち、1つの延伸部516が、2以上の接続片54と接してもよい。この場合、隣り合う接続片54は、隙間をあけて配置されるのが望ましい。
本発明は、例えば、ブラシ付モータやエンジンクーリングファンなどに用いることが可能である。
中心軸J1
モータ1
ロータ11
ハウジング2
ケース21
バックカバー22
円盤部211
円筒部212
上側凹部213
貫通孔214
上側軸受部23
マグネット24
下側凹部221
下側軸受部25
アーマチュア3
コア31
コイル32
コアバック311
ティース312
巻線部3121
先端部3122
引出線321
貫通孔3111
シャフト4
コミュテータ5
保持体51
セグメント52
電極面部材53
接続片54
電極面531
段差部532
傾斜面533
凸部534
貫通孔55
第1内側面511
第2内側面512
第1外側面513
第2外側面514
第1段差部515
延伸部516
収容溝部517
第2段差部518
凹部56
回路基板6
コネクタ61
ブラシプレート62
ブラシ7
弾性部材8

Claims (10)

  1. 軸方向に伸び中心軸の周りに環状に並ぶ複数のセグメントと、
    前記複数のセグメントを保持する絶縁材料製の保持体と、
    からなり、
    前記複数のセグメントの各々は円筒面を周方向に分割して得られる切片である電極面を径方向外側に向けて曝し、
    前記複数のセグメントの前記電極面の包絡面は前記円筒面であり、
    前記電極面の少なくとも一部は、アルミニウムとは融点が異なる良導体材料で覆われ、
    前記セグメントは、前記電極面を有し軸方向に伸びる良導体材料製の電極面部材を有し、
    前記セグメントは、軸方向上方に伸びる棒状若しくは鉤型でアルミニウム若しくはアルミニウム合金製の接続片を有し、
    前記接続片は前記電極面部材に接合され、
    前記セグメントの表面における前記電極面部材と前記接続片の境界は封止材料によって覆われる、
    コミュテータ。
  2. 前記境界の少なくとも一部は、前記電極面部材の内側面に位置する、コミュテータ。
  3. 請求項2に記載のコミュテータであって、
    前記境界の内、前記電極面部材の内側面に位置しない部位は、前記封止部材によって覆われる、
    コミュテータ。
  4. 請求項2または請求項3に記載のコミュテータであって、
    前記内側面には、前記接続片の軸方向下側の端部と軸方向に接する段差部が配置される。
    コミュテータ。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のコミュテータであって、
    前記内側面には、径方向内側に向かって伸びる凸部が配置され、
    前記保持体の外側面には、前記凸部に対応する少なくとも1つの凹部が配置され、
    前記凸部が前記凹部内に配置される
    コミュテータ。
  6. 請求項5に記載のコミュテータであって、
    前記凸部の軸方向の寸法は、径方向内側に向かうにつれて徐々に大きくなる
    コミュテータ。
  7. 請求項5および請求項6のいずれか一項に記載のコミュテータであって、
    径方向において、前記凸部の端部の位置は、前記接続片の内側面の位置と、略同一である。
    コミュテータ。
  8. 請求項5から請求項7のいずれか一項に記載のコミュテータであって、
    前記電極面部材の周方向の幅は、前記接続片の周方向の幅よりも、広い
    コミュテータ。
  9. 前記保持部材は前記封止材料として機能し、前記封止部材は前記境界を覆う、
    請求項1から8のいずれか一項に記載のコミュテータ。
  10. モータであって、
    アーマチュアと、
    前記アーマチュアに対して軸受機構を介して回転可能に支持されるロータと、
    を備え、
    前記ロータは、
    複数のコイルからなるアーマチュアと、
    シャフト4に固定され、前記コイルを構成する導線の端部が接続される請求項1に記載のコミュテータとを有し、
    前記導線はアルミニウム若しくはアルミニウム合金製であり、
    前記複数のセグメントの前記接続片には、前記導線が融着固定される、
    モータ。
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