JP2015170841A - 半導体装置の製造方法および半導体集積回路ウェハ - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体チップの製造に用いられるフォトリソグラフィにおいては、ダイシングラインでのクラックの発生や半導体チップの特性への影響を発生させることのない、迅速な露光位置の位置合わせが望まれる。【解決手段】実施形態によれば、チップ領域に半導体基板を厚さ方向に貫通して集積回路に到達する貫通孔を形成し、ダイシングラインに第1マーク開口部と第2マーク開口部とを形成する。第2マーク開口部の位置に基づいて第1マーク開口部を検知する。その後、第1マーク開口部の位置に基づいて露光位置の位置合わせをしてフォトリソグラフィを行うことによりレジストパターンを半導体基板の裏面に形成する。【選択図】図2

Description

本実施形態は、一般的に、半導体装置の製造方法および半導体集積回路ウェハに関する。
従来、集積回路が形成された複数の半導体チップを積層し、各半導体チップをTSV(Through Silicon Via)によって互いに電気的に接続することにより、半導体装置の専有面積を小さくする技術がある。半導体チップの製造では、多数のチップ領域がダイシングラインを介して半導体ウェハに形成される。そして、半導体ウェハは、電気特性が検査された後に、ダイシングラインに沿って切断されることで各半導体チップに個片化される。半導体ウェハには、歩留まり向上のためにグロスの確保が重要である一方で、検査用領域の確保も重要である。
特表2012−517111号公報
また、半導体チップの製造に用いられるフォトリソグラフィにおいては、ダイシングラインでのクラックの発生や半導体チップの特性への影響を発生させることのない、迅速な露光位置の位置合わせが望まれる。
一つの実施形態によれば、半導体基板における一面側に集積回路が形成された複数のチップ領域に前記半導体基板を厚さ方向に貫通して前記集積回路に到達する貫通孔を形成し、前記半導体基板において前記チップ領域を区切るダイシングラインに、第1マーク開口部と前記半導体基板を厚さ方向に貫通して前記第1マーク開口部の周辺領域に配置される第2マーク開口部とを形成する。つぎに、前記第2マーク開口部の位置に基づいて前記第1マーク開口部を検知し、前記第1マーク開口部の位置に基づいて露光位置の位置合わせをしてフォトリソグラフィを行うことにより、前記半導体基板の裏面において前記貫通孔を内包する領域を露出させる第1開口部を有するレジストパターンを前記半導体基板の裏面に形成する。そして、前記貫通孔に導電性材料を埋め込み、前記レジストパターンを除去すること、を特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
図1は、実施形態にかかる半導体集積回路ウェハを裏面側から見た平面図。 図2は、実施形態にかかる半導体集積回路ウェハの構造を示す図。 図3は、実施形態にかかる半導体集積回路ウェハの製造工程を示す図。 図4は、実施形態にかかる半導体集積回路ウェハの製造工程を示す図。 図5は、実施形態にかかる半導体集積回路ウェハの製造工程を示す図。 図6は、実施形態にかかる半導体集積回路ウェハの製造工程を示す図。 図7は、実施形態にかかる半導体集積回路ウェハの製造工程を示す図。 図8は、実施形態にかかるダイシングラインにおける第2マーク開口部の形成例を示す図。 図9は、実施形態にかかる半導体ウェハにおけるチップ領域の要部断面図。 図10は、チップ領域のデバイス層の形成方法を説明する要部断面図。 図11は、実施形態にかかる電気特性テストの方法を説明する模式図。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる半導体装置の製造方法および半導体集積回路ウェハを詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、以下に示す図面においては、理解の容易のために、各部材の縮尺が実際とは異なる場合がある。各図面間においても同様である。また、平面図であっても、図面を見易くするためにハッチングを付す場合がある。
図1は、実施形態にかかる半導体集積回路ウェハ1を裏面側から見た平面図である。半導体集積回路ウェハ1には複数のチップ領域2がダイシングライン3により区切られてマトリックス状に形成されている。半導体集積回路ウェハ1がダイシングライン3に沿って切断されることにより複数のチップ領域2が個片化されて半導体チップ(半導体装置)となる。
図2は、実施形態にかかる半導体集積回路ウェハ1の構造を示す図である。図2(a)は、半導体集積回路ウェハ1の裏面を拡大した要部拡大図である。図2(b)は、半導体集積回路ウェハ1のチップ領域2の要部断面図であり、図2(a)におけるA−A断面図である。図2(c)は、半導体集積回路ウェハ1のダイシングライン3の要部断面図であり、図2(a)におけるB−B断面図である。図2(d)は、ダイシングライン3の断面を拡大した要部拡大図である。ここで、図2(b)〜図2(d)では、半導体集積回路ウェハ1の表面を下にした状態を示している。以下において、半導体集積回路ウェハ1または半導体基板11の表面とは、後述する回路層12が設けられた面を意味する。また、半導体集積回路ウェハ1または半導体基板11の裏面とは、半導体集積回路ウェハ1または半導体基板11の表面と反対側の面を意味する。
半導体集積回路ウェハ1においては、半導体基板11の一方の面(表面)に、上部電極パッドや回路素子を含む集積回路が形成された回路層12が設けられる。回路層12は、必要に応じて断続的に設けられてもよい。
半導体集積回路ウェハ1の裏面におけるチップ領域2には、半導体集積回路ウェハ1の裏面から突出して露出するバンプ部分21aを有するビア21が設けられる。ビア21は、半導体基板11を厚さ方向に貫通するように設けられる。ビア21は、チップ領域2が個片化された半導体チップを多段に積層する場合に、下段の半導体チップが備える集積回路と上段の半導体チップが備える集積回路とを電気的に接続するための貫通電極(TSV:Through Silicon Via)である。ビア21は、例えばニッケルによって形成される。なお、バンプ部分は、例えば銅とはんだとが積層されてもよい。
ダイシングライン3の回路層12は、TEG(Test Element Group)としてのテスト用回路素子13が形成されたテスト用回路層とされる。TEG(テスト用回路素子13)には、チップ領域2に設けられた集積回路の電気特性、チップ領域に形成されたTSV(ビア21)の電気特性、半導体集積回路ウェハ1が多段に積層されたデイジーチェーン接続の電気特性、等の電気特性を間接的に検査するための、独立した回路パターンが複数設けられている。
半導体集積回路ウェハ1の裏面におけるダイシングライン3には、開口部31と、半導体集積回路ウェハ1の裏面から突出して露出するバンプ部分32aを有するテスト用ビア32が設けられる。開口部31は、後述するように、半導体集積回路ウェハ1の製造においてアライメントマークとして用いられる。
テスト用ビア32は、図2(c)および図2(d)に示されるように、半導体基板11を厚さ方向に貫通してテスト用回路素子13に接続する貫通電極(TSV)である。テスト用ビア32は、テスト用回路素子13による上記電気特性の検査に用いられる。また、テスト用ビア32は、半導体集積回路ウェハ1を多段に積層してデイジーチェーン接続を構成する際に、下段の半導体集積回路ウェハ1が備えるテスト用回路素子13と上段の半導体集積回路ウェハ1が備えるテスト用回路素子13とを電気的に接続するためにも用いられる。テスト用ビア32は、例えばニッケルによって形成される。なお、バンプ部分は、例えば銅とはんだとが積層されてもよい。
なお、ダイシングライン3の幅およびダイシングブレードの幅によるが、ダイシングライン3に沿って半導体集積回路ウェハ1を切断してチップ領域2を個片化する際に、ダイシングライン3はそのほとんどの部分が消失する。したがって、チップ領域2が個片化される際に、開口部31とテスト用ビア32も消失する。
次に、実施形態にかかる半導体集積回路ウェハ1の製造工程について説明する。図3〜図7は、実施形態にかかる半導体集積回路ウェハ1の製造工程を示す図である。図3〜図7において、図X(a)(Xは3〜7の整数)は平面図、図X(b)(Xは3〜7の整数)は図X(a)におけるA−A断面図、図X(c)(Xは3〜7の整数)は図X(a)におけるB−B断面図である。
半導体集積回路ウェハ1の製造においては、回路層12が形成された半導体基板11の表面側に樹脂系の接着剤を塗布して接着層14を形成した後、接着層14の上面に支持基板15を貼着する。回路層12は、例えば3μm程度の厚みを有する。そして、半導体基板11の裏面側を例えばCMPにより研磨することにより、該半導体基板11の薄板化を行う(図3(a)〜図3(c))。半導体基板11の薄板化は、該半導体基板11に貫通孔が形成可能な厚さまで行われる。
ここで、チップ領域2の回路層12には集積回路が、ダイシングライン3の回路層12にはテスト用回路素子13が形成されている。接着層14の厚さは、例えば50μm程度とされる。支持基板15には、例えばシリコン基板またはガラス基板が用いられる。
つぎに、チップ領域2において半導体基板11の裏面側から半導体基板11を厚さ方向に貫通して集積回路まで到達する貫通孔を、フォトリソグラフィおよびエッチングにより形成する。まず、半導体基板11の裏面上に例えば絶縁層として酸化シリコン膜、窒化シリコン膜および酸化シリコン膜を形成する(図示せず)。つぎに、半導体基板11の裏面上にレジスト41を塗布した後、露光および現像を行って、レジスト41を厚さ方向に貫通して半導体基板11の裏面まで到達する例えば円形の開口部22を、チップ領域のレジスト41に形成する(図4(a)、図4(b))。
レジスト41の露光時における位置合わせは、集積回路の形成時に予め半導体基板11の中に形成されたアライメントマーク11aを用いて行われる。図3(a)および図4(a)の平面図においては理解の容易のためにアライメントマーク11aを示しているが、アライメントマーク11aは目視では見えない。このため、レジスト41の露光における露光位置(フォトマスクの位置)の位置合わせは、例えば赤外顕微鏡(Infrared Microscope)で半導体基板11の裏面を透視してアライメントマーク11aを観察することにより、該アライメントマーク11aに基づいて行われる。
また、この開口部22の形成時には、レジスト41を厚さ方向に貫通して半導体基板11の裏面まで到達する貫通孔からなる第1マーク開口部33と第2マーク開口部34とが、開口部22と同時に露光および現像によりダイシングライン3に形成される(図4(a)、図4(c))。これにより、半導体基板11の裏面側をエッチングするためのマスクパターン(レジストパターン)が形成される。
第1マーク開口部33は、後述するレジスト42の露光時における露光位置(フォトマスクの位置)の位置合わせに用いられるアライメントマークである。第1マーク開口部33は、例えば半導体基板11の面方向において交差するダイシングライン3の複数の交点領域に形成される。なお、ダイシングライン3における第1マーク開口部33の形成位置は、上記の交点領域に限定されない。第1マーク開口部33の形状は、レジスト42の露光時における位置合わせが可能であれば特に限定されない。半導体基板11の面方向における第1マーク開口部33の大きさは、レジスト42の露光時における位置合わせが可能であれば特に限定されないが、位置合わせの制度の観点から例えば30〜40μmとされる。
第2マーク開口部34は、レジスト42の露光時に第1マーク開口部33を検知するための誘導マークである。レジスト42の露光時には、赤外線を使用しない通常の顕微鏡を用いて第1マーク開口部33に基づいて位置合わせが行われる。第1マーク開口部33を検知するには、該第1マーク開口部33が形成された座標位置を顕微鏡に設定して、その座標位置の周辺で第1マーク開口部33を探す。しかしながら、ダイシング時におけるダイシングライン3でのクラックの発生や半導体チップの特性への影響を防止するために、第1マーク開口部33は位置合わせが可能な必要最小限の数量とすることが要求される。このため、半導体基板11の裏面において第1マーク開口部33を検知することが困難となり、第1マーク開口部33の検出に時間が掛かる。
そこで、本実施形態では、半導体基板11の面方向において各第1マーク開口部33の周辺領域のダイシングライン3に、第2マーク開口部34が形成される。レジスト42の露光時において、第1マーク開口部33自体を直接検知できない場合でも、検知された第2マーク開口部34の周辺を探すことにより、第1マーク開口部33を容易に短時間で検知することができる。また、第2マーク開口部34の形成数量を多くすることにより、第2マーク開口部34をより検知し易くできる。この結果、露光処理を効率良く行うことができ、半導体集積回路ウェハ1の生産性が向上する。
第2マーク開口部34は、半導体基板11の面方向において第1マーク開口部33の周辺のダイシングライン3に複数形成される。第2マーク開口部34の形状は、レジスト42の露光時に検知できればよく、例えば円形とされる。半導体基板11の面方向における第2マーク開口部34の大きさは、レジスト42の露光時に検知できればよく、例えば10μm程度とされる。なお、第2マーク開口部34の大きさは、ダイシング時におけるダイシングライン3でのクラックの発生や半導体チップの特性への影響を無くすために、第1マーク開口部33の大きさよりも小さい寸法とされる。また、第2マーク開口部34の大きさは、レジスト41をエッチングマスクとした半導体基板11のエッチングにおいて、開口部が確実に形成される程度の大きさとされる。
そして、第2マーク開口部34は、形状および大きさのうち少なくとも一方が第1マーク開口部33と異なる条件で形成される。第2マーク開口部34が第1マーク開口部33と同一形状且つ同一寸法である場合は、第1マーク開口部33の形成領域近辺に第1マーク開口部33が複数存在する状態と同じ状態となり、露光時の位置合わせおよびダイシング時におけるダイシングライン3でのクラックの発生や半導体チップの特性への悪影響が生じる。
第2マーク開口部34は、ダイシングライン3の延在方向に沿って例えば所定の形成ピッチで複数個が形成される。第2マーク開口部34の形成ピッチは、例えば第1マーク開口部33を挟んで対向するダイシングライン3の2つの領域において、同じピッチとされる(図4(a)、図4(c))。また、第2マーク開口部34の形成ピッチは、例えば図8(a)および図8(b)に示されるように、第1マーク開口部33を挟んで対向するダイシングライン3の2つの領域において、異なるピッチとされてもよい。図8は、ダイシングライン3における第2マーク開口部34の形成例を示す図である。図8(b)は、図8(a)の要部拡大図である。
第1マーク開口部33を挟んで対向するダイシングライン3の2つの領域で第2マーク開口部34の形成ピッチを異ならせることにより、検知された第2マーク開口部34の形成ピッチにより、第1マーク開口部33の存在する方向を示すことができる。例えば図8(b)の例では、検知された第2マーク開口部34の形成ピッチが100μmである場合には、該第2マーク開口部34の存在するダイシングライン3の延在方向において、第1マーク開口部33が左方向にあることが分かる。また、検知された第2マーク開口部34の形成ピッチが60μmである場合には、該第2マーク開口部34の存在するダイシングライン3の延在方向において、第1マーク開口部33が右方向にあることが分かる。これにより、第2マーク開口部34を検知した後に、第1マーク開口部33をより容易に短時間で検知することができる。
交差するダイシングライン3の交点領域に第1マーク開口部33が形成される場合には、第2マーク開口部34はダイシングライン3の延在方向に沿って前記交点領域を中心とした4方向に形成されてもよい。これにより、第2マーク開口部34をより検知しやすくなり、第1マーク開口部33をより容易に短時間で検知することができる。さらに、4方向のダイシングライン3における第2マーク開口部34の形成ピッチをそれぞれ異ならせてもよい。これにより、第2マーク開口部34をより検知しやすくなり、第1マーク開口部33をより容易に短時間で検知することができる。
つぎに、マスクパターン(レジストパターン)をエッチングマスクとして、半導体基板11の裏面から回路層12へ向けて例えば反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching:RIE)等の異方性のドライエッチングを行う。これにより、半導体基板11の裏面側から半導体基板11を厚さ方向に貫通して集積回路まで到達する貫通孔23が、チップ領域2に形成される(図5(a)、図5(b))。この半導体基板11のエッチングは、たとえば回路層12の最上層をエッチングストッパとして用いて行われる。
また、このエッチングにより、半導体基板11の裏面側から半導体基板11を厚さ方向に貫通してテスト用回路素子13まで到達する貫通孔として、第1マーク開口部33に対応した貫通孔35と第2マーク開口部34に対応した貫通孔36とが、ダイシングライン3に形成される(図5(a)、図5(c))。その後、貫通孔23と貫通孔35と貫通孔36との内周面および半導体基板11の裏面を酸化膜によって被覆する。なお、酸化膜の図示は省略する。
つぎに、貫通孔23と貫通孔35と貫通孔36とにおける底部の酸化膜をエッチングによって除去することによって回路層12の最上層の上面を露出させる。そして、貫通孔23と貫通孔35と貫通孔36との内周面および半導体基板11の裏面側をバリアメタルによって被覆する。なお、バリアメタルの図示は省略する。バリアメタルとしては、例えばチタンナイトライドまたはニッケルナイトライドの被膜がスパッタリングによって形成される。なお、バリアメタルは、貫通孔23と貫通孔35と貫通孔36へ埋め込まれる金属が半導体基板11側へ拡散することを抑制可能な材料であれば、上述した材料以外の任意の材料によって形成されてもよい。
その後、バリアメタルによって裏面側が被覆された半導体基板11の裏面側に、レジスト42を塗布する。その後、露光および現像を行って、レジスト42を厚さ方向に貫通して半導体基板11の裏面まで到達する例えば円形の開口部24を、レジスト42のチップ領域2に形成する(図6(a)、図6(b))。このとき、貫通孔23における半導体基板11の裏面側の開口位置に、貫通孔23よりも開口面積が大きな開口部24が形成されるように、レジスト42をパターニングする。これにより、半導体基板11の面方向において貫通孔23を内包する領域を露出させる開口部24を有するレジストパターンが形成される。
また、貫通孔36についても同様に、レジスト42を厚さ方向に貫通して半導体基板11の裏面まで到達する例えば円形の開口部37を、開口部24と同時にレジスト42のダイシングライン3に形成する(図6(a)、図6(c))。このとき、貫通孔36における半導体基板11の裏面側の開口位置に、貫通孔36よりも開口面積が大きな開口部37が形成されるように、レジスト42をパターニングする。これにより、半導体基板11の面方向において貫通孔36を内包する領域を露出させる開口部37を有するレジストパターンが形成される。なお、貫通孔35は、レジスト42により埋め込まれる。
レジスト42の露光における位置合わせは、第1マーク開口部33を用いて行われる。レジスト42の露光における露光位置(フォトマスクの位置)の位置合わせは、赤外線を使用しない通常の顕微鏡で第1マーク開口部33を観察することにより、該第1マーク開口部33の位置に基づいて行われる。上述したように、各第1マーク開口部33の周辺領域に第2マーク開口部34が形成されている。このため、第1マーク開口部33自体を直接検知できない場合でも、検知された第2マーク開口部34の周辺を探すことにより、第1マーク開口部33を容易に短時間で検知することができる。
続いて、貫通孔23およびレジスト42の開口部24の内部へ導電性部材を埋め込むことによって、集積回路に接続するビア21をチップ領域2に形成する。また、貫通孔36およびレジスト42の開口部37の内部へ導電性部材を埋め込むことによって、テスト用回路素子13に接続するテスト用ビア32を、ビア21の形成と同時にダイシングライン3に形成する。導電性部材は、例えばニッケルを用いる。これらのビアは、例えばスパッタリングまたはメッキによって形成される。なお、これらのビアにおいては、レジスト42の開口部に埋め込まれた導電性部材がバンプ部分となる(図7(a)〜図7(c))。
その後、レジスト42およびレジスト42下のバリアメタルを剥離し、さらに、支持基板15および接着層14を剥離する。これにより、図2(a)〜図2(c)に示される半導体集積回路ウェハ1が形成される。
半導体集積回路ウェハ1は、電気特性テストの実施後、チップ領域2毎にダイシングされて個片化される。個片化された半導体チップは、積層された後、樹脂などによってモールドされて製品となる。ここで、チップ領域2の個片化は、ダイシングライン3に沿って半導体集積回路ウェハ1を切断することで行われる。このとき、ダイシングライン3はそのほとんどの部分が消失する。そして、開口部31およびテスト用ビア32も消失する。
つぎに、チップ領域2の回路層12の構成例の詳細について説明する。図9は、半導体集積回路ウェハ1におけるチップ領域2の要部断面図である。チップ領域2は、半導体基板11における表面側に設けられる集積回路16とビア21とを備える。半導体基板11としては、例えばシリコンウェハ等が用いられる。ビア21は、半導体基板11を厚さ方向に貫通して集積回路16と接続される。
集積回路16は、半導体基板11の表面に形成される層間絶縁膜51の内部に設けられる。層間絶縁膜51は、例えば酸化シリコン等の絶縁材料によって形成される。集積回路16は、例えば、NAND型の半導体メモリおよび多層配線を含むLSI(Large Scale Integration)である。なお、図9では、集積回路16における多層配線の部分が選択的に例示されている。
また、集積回路16の表面には、パッシベーション膜61と保護膜62とが積層される。パッシベーション膜61は、例えば酸化シリコンまたは窒化シリコンによって形成される。保護膜62は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)またはポリイミドなどの樹脂によって形成される。
保護膜62の表面における所定の位置には、上部電極パッド64が設けられる。上部電極パッド64は、例えば金によって形成される。上部電極パッド64と集積回路16とは、保護膜62、パッシベーション膜61、および層間絶縁膜51の一部を半導体基板11の厚さ方向に貫通する上部電極63によって電気的および物理的に接続される。上部電極63は、例えばニッケルによって形成される。
半導体基板11の裏面には、例えば酸化シリコン膜71、窒化シリコン膜72および酸化シリコン膜73が積層して設けられる。ビア21は、これらの膜と半導体基板11とを厚さ方向に貫通するように設けられる。ビア21における半導体基板11の裏面側に露出した端部は、チップ領域2が個片化された半導体チップを多段に積層する場合に、対向する半導体チップの上部電極パッド64と導通を取るためのバンプ部分21aとされる。ビア21の外周面と半導体基板11との間、およびビア21における半導体基板11の裏面側に露出した端部(バンプ部分21a)と酸化シリコン膜73との間にはバリアメタル74が設けられる。
また、回路層12のダイシングライン3では、例えば図9において集積回路16の代わりにテスト用回路素子13が設けられ、ビア21の代わりにテスト用ビア32が設けられる。テスト用ビア32の周辺の構造およびテスト用ビア32とテスト用回路素子13との接続構造は、上述したビア21の場合と同様である。
テスト用ビア32は、半導体基板11を厚さ方向に貫通するように設けられる。テスト用ビア32は、半導体集積回路ウェハ1を多段に積層してテスト用回路素子13によりデイジーチェーン接続の電気特性のテストを行う場合に、下段の半導体集積回路ウェハ1が備えるテスト用回路素子13と上段の半導体集積回路ウェハ1が備えるテスト用回路素子13とを電気的に接続する貫通電極(TSV)としての機能も有する。
つぎに、回路層12の形成方法について説明する。図10は、チップ領域2の回路層12の形成方法を説明する要部断面図である。まず半導体基板11の表面側におけるチップ領域2となる領域に集積回路16が形成される(図10(a))。例えば、集積回路16の多層配線を形成する場合、半導体基板11の表面に酸化シリコン膜を成膜し、酸化シリコン膜に接触部16aを形成するための凹部をフォトリソグラフィおよびエッチングによって形成し、凹部内にポリシリコンを埋め込む。その後、ポリシリコン上にニッケル層を形成し、加熱工程を経てニッケルシリサイドとし、接触部16aを形成する。
なお、接触部16aの材料は、ニッケルシリサイドに限定されるものではなく、上述した半導体基板11のエッチングを行う際に、エッチングストッパとして機能する材料であれば、例えばタングステンなどの任意の金属または、任意の金属シリサイドであってもよい。
その後、酸化シリコン膜を成膜する工程、フォトリソグラフィおよびエッチングによって酸化シリコン膜をパターニングする工程、パターニングによって形成される配線パターンの凹部をバリアメタルによって被覆して導電性部材を埋め込む工程を順次繰り返す。
これにより、層間絶縁膜51の内部に、層間絶縁膜51との界面がバリアメタル16eによって被覆された第1配線層16b、第2配線層16c、および第3配線層16dが形成される。このような工程が実施されることにより、チップ領域2に集積回路16が形成される。また、このような工程が実施されることにより、ダイシングライン3の回路層12にテスト用回路素子13が、集積回路16と同一工程で同時に形成される。
ここで、第1配線層16bには、例えばタングステンが用いられる。第2配線層16cには、例えば銅が用いられる。第3配線層16dには、例えばアルミニウムが用いられる。なお、第1配線層16b、第2配線層16cおよび第3配線層16dには、上述した金属以外の導電性部材が用いられてもよい。
また、バリアメタル16eには、例えばチタンナイトライドまたはニッケルナイトライドが用いられる。なお、バリアメタル16eには、第1配線層16b、第2配線層16cおよび第3配線層16dから層間絶縁膜51への導電性部材の拡散を抑制可能な材料であれば、上述した材料以外の任意の材料が用いられてもよい。
また、集積回路16が形成される任意のタイミングにおいて、上述した複数のアライメントマーク11a(図示せず)が、半導体基板11の中に形成される。その後、層間絶縁膜51の上面に、例えば酸化シリコンまたは窒化シリコンを用いたパッシベーション膜61を形成する。
続いて、パッシベーション膜61の上面に、例えばPETまたはポリイミドなどの樹脂によって保護膜62を形成する。その後、チップ領域2およびダイシングライン3に貫通孔を同一工程で形成する。すなわち、チップ領域2には、保護膜62、パッシベーション膜61および層間絶縁膜51の一部を貫通して集積回路16まで到達する貫通孔を形成する。また、ダイシングライン3には、保護膜62、パッシベーション膜61および層間絶縁膜51を貫通してテスト用回路素子13まで到達する貫通孔を形成する。
つぎに、例えばニッケルが貫通孔に埋め込まれることによって、上部電極63が形成される。なお、上部電極63には、導電性部材であれば、ニッケル以外の金属を用いてもよい。
つぎに、上部電極63の上部露出面上に、例えば金を用いて上部電極パッド64を形成する(図10(b))。なお、上部電極パッド64には、導電性部材であれば、金以外の金属が用いられてもよい。以上の工程により、回路層12が形成された半導体基板11が得られる。
つぎに、チップ領域2に形成された集積回路の電気特性およびTSVの電気特性を間接的に調べる電気特性テストについて説明する。電気特性テストは、集積回路およびTSVの出来栄えを間接的に調べるテストである。電気特性テストは、プローバーと呼ばれる装置を用いて、例えば図11に示されるようにテスト用ビア32のバンプ部分32aにテスト用プローブ81を接続して行われる。図11は、電気特性テストの方法を説明する模式図である。
集積回路に接続するTSVをチップ領域2に形成する場合には、貫通孔が形成できる程度に半導体基板11が薄板化される。また、薄板化された半導体基板11を製造工程で流すために、半導体基板11の表面には接着層14を介して支持基板15が貼着される。このため、電気特性テストは半導体基板11の表面側から行えない。
また、例えばNAND型等の半導体メモリの製造では、グロスの確保のためにTEG領域はダイシングライン内に納められる。そして、TSVを有するNAND型の半導体メモリの場合も、TEG領域をダイシングライン内に納めることが望まれる。しかし、TEG用の電極パッドをダイシングライン内に設けると、TEGのパターンがダイシングライン内に収まらなくなる。
一方、実施形態にかかる半導体集積回路ウェハ1では、テスト用回路素子13が半導体基板11の表面側のダイシングライン3に形成される。また、テスト用回路素子13に接続するTSVであるテスト用ビア32が半導体基板11の裏面側に引き出される。テスト用ビア32は、半導体基板11の裏面から突出して露出するバンプ部分32aを有する。テスト用ビア32は、上述したように第1マーク開口部33の誘導マークである第2マーク開口部34を用いて形成される。これにより、半導体集積回路ウェハ1では、電気特性テストに必要な部材がダイシングライン3内に納められる。また、電気特性テストを半導体集積回路ウェハ1の裏面側から行うことができる。したがって、半導体集積回路ウェハ1では、グロスを低減させることなく確保し、且つ裏面側から集積回路の電気特性およびTSVの電気特性の評価を行うことができる。
また、集積回路16と同様に、テスト用回路素子13に接続する上部電極63および上部電極パッド64を形成することにより、半導体集積回路ウェハ1を多段に積層してテスト用回路素子13のデイジーチェーン接続の電気特性のテストを行うことができる。
また、半導体集積回路ウェハ1は、ダイシングされない状態で流通する場合は、テスト用ビア32を用いて任意のタイミングで電気特性テストが実施可能である。
実施形態によれば、第1マーク開口部33の周辺領域に第2マーク開口部34を形成した。その結果、検知された第2マーク開口部34の周辺を探すことにより、第1マーク開口部33を容易に短時間で検知することができ、露光処理の作業性を向上できる、という効果を得ることができる。
また、実施形態によれば、テスト用回路素子13が半導体基板11の表面側のダイシングライン3に形成される。また、テスト用回路素子13に接続するテスト用ビア32が、ダイシングライン3における半導体基板11の裏面側に引き出される。その結果、グロスを低減させることなく確保し、且つ裏面側から集積回路の電気特性およびTSVの電気特性の評価を行うことが可能な半導体集積回路ウェハ1が実現できる、という効果を得ることができる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
上述した実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
半導体基板における一面側に集積回路が形成された複数のチップ領域に前記半導体基板を厚さ方向に貫通して前記集積回路に到達する貫通孔を形成し、
前記半導体基板において前記チップ領域を区切るダイシングラインに、第1マーク開口部と前記半導体基板を厚さ方向に貫通して前記第1マーク開口部の周辺領域に配置される第2マーク開口部とを形成し、
前記第2マーク開口部の位置に基づいて前記第1マーク開口部を検知し、
前記第1マーク開口部の位置に基づいて露光位置の位置合わせをしてフォトリソグラフィを行うことにより、前記半導体基板の裏面において前記貫通孔を内包する領域を露出させる第1開口部を有するレジストパターンを前記半導体基板の裏面に形成し、
前記貫通孔に導電性材料を埋め込み、
前記レジストパターンを除去すること、
を特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2)
前記半導体基板は、前記貫通孔と前記第1マーク開口部と前記第2マーク開口部との形成前に、一面側に支持基板が貼着されて前記裏面側から薄板化されること、
を特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3)
前記ダイシングラインに沿って前記半導体基板を切断して前記チップ領域を個片化するとともに前記第2マーク開口部および前記第2開口部に埋め込まれた導電性材料を除去すること、
を特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4)
前記第2マーク開口部は、前記半導体基板の面方向における形状および大きさのうち少なくとも一方が前記第1マーク開口部と異なること、
を特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記5)
前記第2マーク開口部は、所定の形成ピッチで複数個が形成されること、
を特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6)
前記第2マーク開口部は、前記ダイシングラインにおいて前記第1マーク開口部を挟んで対向する2つの領域に形成されること、
を特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記7)
前記第2マーク開口部は、前記第1マーク開口部を挟んで対向する2つの領域にそれぞれ複数個が形成されること、
を特徴とする付記6に記載の半導体装置の製造方法。
(付記8)
前記第1マーク開口部は、前記半導体基板の面方向において2本の前記ダイシングラインが交差する交点領域に形成されること、
を特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記9)
前記第2マーク開口部は、前記交点領域を中心とした4方向の前記ダイシングラインに形成されること、
を特徴とする付記8に記載の半導体装置の製造方法。
(付記10)
前記第2マーク開口部は、前記ダイシングラインの幅方向における中央領域に形成されること、
を特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記11)
前記貫通孔と前記第1マーク開口部と前記第2マーク開口部とを同時に前記裏面側から前記チップ領域に形成すること、
を特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記12)
半導体基板の一面側に集積回路が設けられた複数のチップ領域と、
前記半導体基板において前記複数のチップ領域を区切るダイシングラインと、
前記半導体基板の一面側における前記ダイシングラインに設けられたTEGと、
前記ダイシングラインにおいて前記半導体基板の裏面側に露出するとともに前記半導体基板の裏面側から前記半導体基板を厚み方向に貫通して前記TEGに接続する第1貫通電極と、
を備えることを特徴とする半導体集積回路ウェハ。
(付記13)
前記TEGは、前記集積回路の電気特性を間接的に検査するための回路パターンが設けられること、
を特徴とする付記12に記載の半導体集積回路ウェハ。
(付記14)
前記第1貫通電極は、前記半導体基板の裏面側の表面にバンプ部を備えること、
を特徴とする付記12に記載の半導体集積回路ウェハ。
1 半導体集積回路ウェハ、2 チップ領域、3 ダイシングライン、11 半導体基板、11a アライメントマーク、12 回路層、13 テスト用回路素子、14 接着層、15 支持基板、16 集積回路、16a 接触部、16b 第1配線層、16c 第2配線層、16d 第3配線層、16e バリアメタル、21 ビア、21a バンプ部分、22 開口部、23 貫通孔、24 開口部、31 開口部、32 テスト用ビア、32a バンプ部分、33 第1マーク開口部、34 第2マーク開口部、35 貫通孔、36 貫通孔、37 開口部、41 レジスト、42 レジスト、51 層間絶縁膜、61 パッシベーション膜、62 保護膜、63 上部電極、64 上部電極パッド、71 酸化シリコン膜、72 窒化シリコン膜、73 酸化シリコン膜、74 バリアメタル、81 テスト用プローブ。

Claims (8)

  1. 半導体基板における一面側に集積回路が形成された複数のチップ領域に前記半導体基板を厚さ方向に貫通して前記集積回路に到達する貫通孔を形成し、
    前記半導体基板において前記チップ領域を区切るダイシングラインに、第1マーク開口部と前記半導体基板を厚さ方向に貫通して前記第1マーク開口部の周辺領域に配置される第2マーク開口部とを形成し、
    前記第2マーク開口部の位置に基づいて前記第1マーク開口部を検知し、
    前記第1マーク開口部の位置に基づいて露光位置の位置合わせをしてフォトリソグラフィを行うことにより、前記半導体基板の裏面において前記貫通孔を内包する領域を露出させる第1開口部を有するレジストパターンを前記半導体基板の裏面に形成し、
    前記貫通孔に導電性材料を埋め込み、
    前記レジストパターンを除去すること、
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記裏面における前記ダイシングライン内にTEGを形成し、
    前記レジストパターンに、前記半導体基板の裏面において前記第2マーク開口部を内包する領域を露出させる第2開口部を形成し、
    前記TEGに接続するように前記第2マーク開口部および前記第2開口部に導電性材料を埋め込むこと、
    を特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記半導体基板の面方向における第2マーク開口部の大きさは、前記第1マーク開口部の大きさよりも小さいこと、
    を特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第2マーク開口部は、前記ダイシングラインにおいて前記第1マーク開口部を挟んで対向する2つの領域にそれぞれ異なるピッチで形成されること、
    を特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 半導体基板の一面側に集積回路が設けられた複数のチップ領域と、
    前記半導体基板において前記複数のチップ領域を区切るダイシングラインと、
    前記半導体基板の一面側における前記ダイシングラインに設けられたTEGと、
    前記ダイシングラインにおいて前記半導体基板の裏面側に露出するとともに前記半導体基板の裏面側から前記半導体基板を厚み方向に貫通して前記TEGに接続する第1貫通電極と、
    を備えることを特徴とする半導体集積回路ウェハ。
  6. 前記チップ領域において前記半導体基板の裏面側に露出するとともに前記半導体基板の裏面側から前記半導体基板を厚み方向に貫通して前記集積回路に接続する第2貫通電極を備えること、
    を特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路ウェハ。
  7. 前記TEGは、前記第2貫通電極の電気特性を間接的に検査するための回路パターンが設けられること、
    を特徴とする請求項6に記載の半導体集積回路ウェハ。
  8. 前記第1貫通電極は、前記ダイシングラインの幅方向における中央領域に形成されること、
    を特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路ウェハ。
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