JP2015169601A - 高分子材料の解析用モデルの作成方法、高分子材料の解析用モデルの作成用コンピュータプログラム、高分子材料のシミュレーション方法及び高分子材料のシミュレーション用コンピュータプログラム - Google Patents
高分子材料の解析用モデルの作成方法、高分子材料の解析用モデルの作成用コンピュータプログラム、高分子材料のシミュレーション方法及び高分子材料のシミュレーション用コンピュータプログラム Download PDFInfo
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Abstract
Description
総粒子数を20000とし、図5に示したフロー図の方法に従って粒子数200の分子鎖100本の両末端を連続的に結合させて高分子材料の解析用モデルを作成した。架橋点の数は、約500個とした。総粒子数に対する自由末端の粒子数の割合は、1.2%であった。
実施例1で作成した解析用モデルを用いて、図6に示したフロー図の方法に従って、分子鎖の両末端を相互に結合させて高分子材料の解析用モデルを作成した。総粒子数に対する自由末端の粒子の割合は0%であり、自由末端が存在していなかった。
一般的な高分子材料の解析用モデルの作成方法に従って高分子材料の解析用モデルを作成したこと、すなわち、分子鎖に反応粒子をランダムに設けて架橋結合を形成したこと以外は実施例1と同様の条件で高分子材料の解析用モデルを作成した。総粒子数に対する自由末端の粒子の割合は28%であった。以上の結果を下記表1に示す。
2 解析用モデル
11 主鎖
11a 架橋鎖
11b 自由末端
12 架橋点
21 第1の分子鎖
22 第2の分子鎖
23 第3の分子鎖
24 第4の分子鎖
25 直鎖状分子鎖
21a〜24a 粒子
21b〜24b 反応粒子
50 解析装置
51 入出力装置
52 処理部
52a モデル作成部
52b 条件設定部
52c 解析部
53 入力手段
54 記憶部
55 表示手段
Claims (13)
- コンピュータを用いて分子動力学法により複数の分子鎖間の架橋形態が高分子材料の材料特性に与える影響を解析するための高分子材料の解析用モデルの作成方法であって、
前記分子鎖の端部の粒子を反応粒子に置換する第1ステップと、
前記反応粒子同士を反応させて結合させる反応時間及び前記解析用モデルに作成される分子鎖の数を目標分子鎖数として設定する第2ステップと、
前記反応時間及び前記目標分子鎖数に基づいて前記分子鎖の反応粒子を結合させて前記解析用モデルを作成する第3ステップと、
を含むことを特徴とする、高分子材料の解析用モデルの作成方法。 - 前記第3ステップにおいて、所定の分子鎖長未満の複数の特定分子鎖の端部の反応粒子を分子鎖間で相互に結合させる、請求項1に記載の高分子材料の解析用モデルの作成方法。
- 前記第3ステップにおいて、所定の分子鎖長以上の特定分子鎖の両端部の反応粒子を相互に結合させる、請求項1又は請求項2に記載の高分子材料の解析用モデルの作成方法。
- 前記第1ステップにおいて、前記分子鎖の末端の粒子を反応粒子に置換する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の高分子材料の解析用モデルの作成方法。
- 前記第3ステップにおいて、前記特定分子鎖の両末端の反応粒子を相互に結合させる、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の高分子材料の解析用モデルの作成方法。
- 前記第3ステップにおいて、前記反応粒子を特定位置近傍に移動させて反応粒子を結合させる、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の高分子材料の解析用モデルの作成方法。
- 前記第3ステップにおいて、反応解析によって前記反応粒子を結合させる、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の高分子材料の解析用モデルの作成方法。
- 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の高分子材料の解析用モデルの作成方法をコンピュータに実行させることを特徴とする、高分子材料の解析用モデルの作成用コンピュータプログラム。
- 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の高分子材料の解析モデルの作成方法で作成した高分子材料の解析用モデルを用いて架橋反応解析を実行することを特徴とする、高分子材料のシミュレーション方法。
- 前記高分子材料の解析用モデルにフィラーモデルを挿入し、前記高分子材料の解析用モデルと前記フィラーモデルとの間の相互作用を設定してから、前記架橋反応解析を実行する、請求項9に記載の高分子材料のシミュレーション方法。
- 前記高分子材料の解析用モデルと前記フィラーモデルとの間に結合を形成してから、前記架橋反応解析を実行する、請求項10に記載の高分子材料のシミュレーション方法。
- 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の高分子材料の解析モデルの作成方法で作成した高分子材料の解析用モデルを用いて分子動力学法による運動シミュレーションを実行して物理量を取得することを特徴とする、高分子材料のシミュレーション方法。
- 請求項9から請求項12のいずれか1項に記載の高分子材料のシミュレーション方法をコンピュータに実行させることを特徴とする、高分子材料のシミュレーション用コンピュータプログラム。
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