JP4697870B2 - 粘弾性材料のシミュレーション方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴム等の粘弾性材料の変形状態等を精度良く解析するのに役立つ粘弾性材料のシミュレーション方法に関する。
ゴム材料は、タイヤ、スポーツ用品、その他各種の工業製品に広く使用される。これらの試作の手間とコストとを減じるために、ゴム材料の変形状態などを予めコンピュータを用いて計算しかつ予測することが行われている。従来、このような方法として、下記の非特許文献1ないし2が知られている。
Ellen M. Arruda and Marry C. Boyce著「 A THREE-DIMENSIONAL CONSTITUTIVE MODEL FOR THE LARGE STRECH BEHAVIOR OF RUBBER ELASTIC MATERIALSS」 Journal of the Mechanics and Physics of Solids Volume 41, Issue 2, Pages 389-412 (February 1993)
J. S. BERGSTROM and M. C. BOYCE 著「 CONSTITUTIVE MODELING OF THE LARGE STRAIN TIME-DEPENDENT BEHAVIOR OF ELASTOMERS」 Journal of the Mechanics and Physics of Solids Volume 46, No.5 PP. 931-954 (1998)
ところで、ゴム材料にはマリンス(Mullins)効果があることが知られている。ここで、マリンス効果について簡単に述べる。図15に示されるように、先ずゴムをひずみεmまで引っ張った後、除荷する(予備伸張)。このとき、応力−ひずみ曲線は、経路0、R1、R2、0を通ってエネルギーロスが生じる。次に、この予備伸張されたゴムを再度引っ張ると、応カーひずみ曲線は、経路0、R3、R2、0を通り、予備伸張時のそれとは一致しない低い応力を示す。一方、そのゴムをひずみεmを超えてεnまでさらに引っ張ると、経路0、R3、R4、R5、0を通る。マリンス効果は、以上のように、負荷及び除荷という変形の1サイクルを繰り返すと、2サイクル目以降はゴムが軟化する現象である。
しかしながら、前記非特許文献1ないし2は、分子鎖網目理論(後で詳しく述べる。)等を用いることにより、ゴム材料を解析することが記載されているが、これらの文献に記載された方法では、上述のマリンス効果を再現できない。
特に、空気入りタイヤ等のゴム製品では、変形サイクルが周期的に繰り返される。従って、それらに用いる粘弾性材料のシミュレーションを精度良く行うためには、このようなマリンス効果を無視することは妥当ではない。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、粘弾性材料モデルに、ひずみを増加させる負荷変形及び該ひずみを減少させる除荷変形からなる変形1サイクルにおいて、前記ひずみ量に基づいてエネルギーロスを生成させる第1のエネルギーロス特性と、ひずみ速度に基づいてエネルギーロスを生成させる第2のエネルギーロス特性とを定義するとともに、2サイクルの変形計算を行う場合に、これらのエネルギーロスを制御することを基本として、いわゆるマリンス効果を再現しうる粘弾性材料のシミュレーション方法を提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、粘弾性材料の変形をシミュレートする方法であって、前記粘弾性材料を数値解析が可能な要素で分割した粘弾性材料モデルを設定するステップと、前記粘弾性材料モデルに条件を設定して変形計算を行うステップと、前記変形計算から必要な物理量を取得するステップとを含み、前記粘弾性材料モデルには、ひずみを増加させる負荷変形及び該ひずみを減少させる除荷変形からなる変形1サイクルにおいて、前記ひずみ量に基づいた第1のエネルギーロスを生成させる第1のエネルギーロス特性と、ひずみ速度に基づいた第2のエネルギーロスを生成させる第2のエネルギーロス特性とが定義されるとともに、少なくとも2サイクルの変形計算を行う場合、1サイクル目において、前記第1及び第2のエネルギーロスを生成させる処理と、2サイクル目において、ひずみが1サイクル目の最大ひずみを超えない場合、前記第2のエネルギーロスのみを生成させる処理とを含むことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記粘弾性材料モデルには、下記式(1)で示される応力とひずみとの関係が定義されるとともに、前記第1のエネルギーロスは、下記式(1)における1本の分子鎖当たりの平均セグメント数Nを、負荷変形時ではひずみ量に基づいて増加させ、かつ、除荷変形時では除荷を開始したときの値を維持させることにより生成されることを特徴とする請求項1記載の粘弾性材料のシミュレーション方法である。
Figure 0004697870
また請求項3記載の発明は、前記粘弾性材料モデルは、ゴムをモデル化したゴムモデルと、前記ゴムに囲まれるフィラーを前記ゴムモデルで囲まれるようにモデル化したフィラーモデルとを含み、かつ前記ゴムモデルは、前記フィラーモデルの周囲を囲む厚さが小さい界面モデルと、この界面モデルを取り囲むマトリックスモデルとからなり、しかもその少なくとも一方に、前記第1及び第2のエネルギーロス特性が定義されることを特徴とする請求項1又は2記載の粘弾性材料のシミュレーション方法である。
本発明の粘弾性材料のシミュレーション方法によれば、2サイクル目において、マリンス効果が再現される。従って、現実の加硫ゴムの挙動に近い精度の良いシミュレーション結果を得ることができる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1には、本発明のシミュレーション方法を実施するためのコンピュータ装置1が示される。該コンピュータ装置1は、本体1a、キーボード1b、マウス1c及びディスプレイ装置1dを含む。本体1aは、演算処理装置(CPU)、ROM、作業用メモリー及び磁気ディスク(いずれも図示せず)が設けられる他、CD−ROMやフレキシブルディスクなどのドライブ装置1a1、1a2が設けられる。そして、前記磁気ディスクには、本発明のシミュレーション方法を実行するために必要なプログラムが記憶される。
図2には、本実施形態のシミュレーション方法の処理手順の一例が示される。本実施形態では、先ず粘弾性材料モデル2が設定される(ステップS1)。
前記粘弾性材料としては特に限定されないが、本実施形態では、ゴムと、その中に配合されたフィラーとを含むフィラーが充填された加硫ゴムの場合が示される。ただし、解析対象のゴムないし他の粘弾性材料は、実在するか否かは問わない。粘弾性材料モデルは、このゴムに基づいて設定される。図3には、粘弾性材料モデル2の微視構造であるユニットセルUの一例が視覚化して示される。
前記粘弾性材料モデル2のユニットセルUは、解析しようとするゴムの微小領域を、有限個の小さな要素2a、2b、2c…に分割(置換)することにより設定される。微小領域としては、解析を行いうるサイズであれば特に限定されないが、この例では、縦横それぞれ300×300ナノメータの矩形領域として設定される。
各要素2a、2b、2c…は、数値解析が可能に定義される。ここで、数値解析が可能とは、例えば有限要素法、有限体積法、差分法又は境界要素法といった数値解析法により各要素ないし系全体についての変形計算が可能なことを意味する。
具体的には、各要素2a、2b、2c…について、座標系における節点の座標値、要素の形状、材料特性などが数値データにて定義される。各要素2a、2b、2c…には、例えば2次元平面要素として三ないし四辺形の要素、3次元要素としては、例えば4ないし6面体の要素が用いられる。本実施形態では、前者が用いられる。これらにより、粘弾性材料モデル2は、前記コンピュータ装置1にて変形計算が可能なデータをなす。
この実施形態の粘弾性材料モデル2は、後述する変形シミュレーションにおいて平面ひずみ状態で解析が行われる。したがって、Z軸方向(図3において紙面と直角方向)にはひずみを持たないものとする。
また、本実施形態において、粘弾性材料モデル2は、フィラーがモデル化されたフィラーモデル3と、ゴムがモデル化されたゴムモデル4とを含む。さらに、本実施形態のゴムモデル4は、前記フィラーモデル3の周囲に配されかつ厚さが小さい界面モデル5と、この界面モデル5を取り囲むマトリックスモデル6とを含んでいる。図3では、理解しやすいように、フィラーモデル3は白色、界面モデル5はやや薄い灰色及びマトリックスモデル6は最も濃い灰色でそれぞれ視覚化されている。
前記フィラーモデル3は、フィラーとして、例えばカーボンブラックに基づいて設定される。但しフィラーは、上記の具体例に限定されるものではなく、例えばシリカ等の他のフィラーであっても良いのは言うまでもない。また、フィラーモデル3の形状は、例えば、電子顕微鏡にて撮像した実際のゴム中のカーボンブラックの形状に基づいて定められるのが望ましい。
図4には、電子顕微鏡にて撮像されたカーボンブラックの斜視図が示される。図のように、カーボンブラックCBは、炭素原子からなる直径数10ナノメータ程度の球状の一次粒子7が不規則に3次元的に結合した葡萄の房のような構造を持つ。本実施形態のフィラーモデル3は、この構造の平面視を基準として設定されている。
またカーボンブラックは、ゴム等の粘弾性材料に比べると数百倍の硬さを持つ。このため、本実施形態において、フィラーモデル3は弾性体として、エネルギーロスは生じないものとして取り扱われる。また、セルユニットUの中で占めるフィラーモデル3の面積ないし体積等は、解析対象のゴムのフィラー充填量などに基づいて定めるのが望ましい。
本実施形態において、前記界面モデル5は、フィラーモデル3を連続して取り囲み、かつ、小さい厚さで設定される。ゴムとフィラーとは界面で物理的ないし化学的に結合しており、他の部分では見られない様々な現象、例えば大きな滑りやこれに伴う摩擦が生じていると推察されている。従って、このようなモデル5を設定し、そこに適切なパラメータを与えることは、正確なシミュレーションを行う上で役に立つ。また、界面モデル5は必ずしも連続してフィラーモデル3を連続して取り囲む必要はない。さらに、界面モデル5の厚さtは特に限定はされないが、種々の実験の結果、好ましくは1〜20ナノメートル、より好ましくは5〜10ナノメートルが望ましい。
前記マトリックスモデル6は、界面モデル5の外側で該界面モデル5を取り囲むように設定される。ユニットセルUにおいて、マトリックスモデル6は、フィラーモデル3及び界面モデル5を除いた部分であり、ゴムモデル4の主要部を構成している。
本実施形態では、ゴムモデル4に、第1のエネルギーロス特性及び第2のエネルギーロス特性が定義される。
図5には、このようなエネルギーロス特性を有するゴムモデル4の変形原理を説明する概念図が示される。ゴムモデル4の個々の要素は、第1の変形ネットワークAと、第2の変形ネットワークBとが並列に結合されたものと等価なもとして考えられる。系全体に発生する応力Sは、第1の変形ネットワークAに生じた応力と、第2の変形ネットワークBに生じた応力との和である。従って、個々のネットワークA、Bの応力を求めることにより、系全体の応力が計算できる。なお、両ネットワークA、Bは並列に結合されているため、各々のネットワークA及びBに生じるひずみ(伸び)はともに同一になる。以下、各変形ネットワークA、Bに基づいたゴムモデル4の応力計算手順について述べる。
<第1の変形ネットワークA>
前記第1の変形ネットワークAは、バネと等価なものとして考えられ、その応力は、バネの伸び(ひずみ)に応じた値になる。このバネの伸びは、ひずみ速度の影響を受けない。従って、第1の変形ネットワークAは、ひずみ速度に依存しない応力を示す。
第1の変形ネットワークAの応力の計算には、分子鎖網目理論に基づく8鎖モデルが用いられる。その応力は、速度形式において例えば下記式(1)のものが適用できる。
Figure 0004697870
図6(A)、(B)に示されるように、分子鎖網目理論は、連続体としてのゴム材料aは微視構造daとして、無秩序に配向された分子鎖cが接合点bで連結された網目構造を持つ、と考える理論である。前記接合点bは、例えば分子間の化学的結合等であってそれには架橋点等が含まれる。
図6(C)に示されるように、1本の分子鎖cは、複数のセグメントdから構成されるものとする。一つのセグメントdは、分子鎖網目理論においては繰り返しの最小構成単位である。また一つのセグメントdは、化学的には同図(D)に示されるように、炭素原子が共有結合によって連結した複数個のモノマーfが連結したものと等価と考える。個々の炭素原子は、原子同士の結合軸の周りで互いに自由に回転しうるため、セグメントdは全体として曲がりくねるなど様々な形態をとることができる。
また分子鎖網目理論では、接合点bが原子の揺らぎ周期に対して長時間的には平均位置が変化しないものと仮定し、接合点bの回りの摂動は無視される。さらに二つの接合点b、bを両端に持つ分子鎖cの端−端ベクトル(end-to-end vector)は、それが埋め込まれているゴム材料の連続体と共に変形するものとする。
また図7に示されるように、分子鎖網目理論は、粘弾性材料を巨視的には微小な8鎖モデルgが集合した立方体状の網目構造体hとして考える。一つの8鎖モデルgは、右側に拡大して示されるように、立方体の中心に定められた一つの接合点b1から、各頂点に設けられた8つの接合点b2にそれぞれのびる分子鎖cを有するものとし、これらをベースとして応力等の計算が行われる。この8鎖モデルについては、前記非特許文献1において述べられている。
しかし、本実施形態では、第1の変形ネットワークAにおいて、非特許文献1などが提案する一般的な8鎖モデルを、ひずみ量に基づいた第1のエネルギーロスが生成されるように、以下のような修正を加えて用いられる。
ゴム材料は、荷重負荷における変形過程において、数百%にも達し得る大きな歪が許容される。このメカニズムは、複雑に絡み合った前記分子鎖cの絡み部分(接合点b)がほどける(消滅する)ことにより得られると考えられる。具体的に述べると、図8(A)に示されるように、一つの接合点bで絡み合っている分子鎖c1ないしc4に矢印方向の引張応力が作用すると、各分子鎖c1ないしc4は伸び、接合点bは大きな歪を受けて破損(消滅)すると考えられる。そして、同図(B)に示されるように、これまで2本であった分子鎖c1及びc2は、あたかも1本の長い分子鎖c5のように振る舞う。分子鎖c3及びc4についても同様である。そして、この接合点bの破損によってエネルギーロスが生じると考えられる。本実施形態のシミュレーションでは、このような分子鎖cの接合点bの破損(消滅)による影響が前記式(1)に取り入れられる。
ここで、8鎖モデルにおける分子鎖cのからみの減少と前記セグメントdとの関係について考える。図7に示した網目構造体hは、幅方向、高さ方向及び奥行き方向にそれぞれ8鎖モデルgがk個結合したものとする(ただし、kは、十分に大きい数とする。)。いま、網目構造体hに含まれる接合点bの総数を「からみ数」として符号mで表すと、からみ数mは、式(2)で表される。同様に、網目構造体hに含まれる分子鎖cの数、即ち、ゴムモデル4の単位体積中に含まれる分子鎖の数nは、式(3)で表し得る。
m=(k+1)3 +k3…式(2)
n=8k3 …式(3)
ここで、kは十分に大きい数のため、その3次項以外を省略すると、上式(2)は次式(4)で表し得る。
m=2k3 …式(4)
さらに上記式(3)及び(4)の関係から、からみ数mは、nを用いて、式(5)で表し得る。
n=4m …式(5)
ここで、ゴムモデル4は、変形してもその単位体積中に含まれる分子鎖のセグメントの総数NA には変化がないから、1本の分子鎖に含まれる平均セグメント数をNとすると、式(6)が成り立つ。
A =n・N …式(6)
式(6)をNについて解くと、式(7)が得られる。
N=NA /n …式(7)
また式(7)及び式(5)から式(8)が得られる。
N=NA /4m …式(8)
式(8)から明らかなように、負荷変形によって、ゴムの分子鎖cのからみ数mが減少していくと、1本の分子鎖cに含まれる平均セグメント数Nは増加することになる。従って、負荷、言い換えるとひずみ量に応じて、式(1)の平均セグメント数Nを増加させることにより、分子鎖cのからみの減少を式(1)の中に取り込むことができる。これは、ゴムの変形メカニズムをより精度良く擬似化でき、計算精度を向上させる。ここで、負荷変形とは、微小時間の間で粘弾性材料モデル2のひずみが増大する変形であり、逆にひずみが減少する変形を除荷変形とする。
前記平均セグメント数Nは、ひずみ量に基づいて様々な方法で増加させることができる。例えば、平均セグメント数Nは、負荷変形時におけるひずみ量自体又はそれに関連したパラメータに基づいて増大するものが望ましい。具体的なパラメータとしては、ひずみの1次の不変量I1 などを挙げることができる。本実施形態では、前記平均セグメント数Nを、下記式(9)で定める。式(9)は、平均セグメント数Nが、各要素個々において、それぞれ歪の1次の不変量I1 (より詳しくはその平方根であるパラメータλc )の関数であることを示す。
Figure 0004697870
式(9)の上記AないしEは、いずれも定数である。これは、ゴム試験片の単純な1軸引張試験などの実測結果から容易に定めることができる。例えば、先ず解析対象となるゴム材料の応力−歪曲線を得る。そして、その荷重除荷時の曲線に沿うように前記n、Nを定める。これにより、分子鎖のセグメントの総数NA (=n・N)が決まる。次に、荷重負荷時の曲線に整合するよう、各ひずみにおける平均セグメント数Nを求める。そして、決定された負荷時の平均セグメントNに一致するよう、式(9)のパラメータAないしEが決定される。
図9には、前記平均セグメント数Nとパラメータλc との関係が示される。この例では、上記定数が以下のように設定されている。
A=+2.9493
B=−5.8029
C=+5.5220
D=−1.3582
E=+0.1325
ひずみ量に関するパラメータであるλc が大きくなると、平均セグメント数Nは滑らかに増大する。この例では、λc の上限は約2.5である。後述する変形シミュレーションにおいては、ゴムモデル4の各要素について、負荷変形時ではλcが常に計算される。計算されたλc は、式(9)に代入され、当該要素の当該歪状態における平均セグメント数Nが計算される。平均セグメント数Nは、所定のタイミングで計算され、式(1)に取り込まれる。
また、ゴムモデル4の除荷変形時では、1本の分子鎖cに含まれる平均セグメント数Nは、その除荷を開始した時の平均セグメント数Nが、ひずみが零になるまで維持される。従って、除荷時には、分子鎖のからみが解ける(又は消滅する)ことがないため、ゴムモデル4は、負荷時に比べて低い応力で変形できる。これにより、除荷時の軟化現象がシミュレーションに再現される。また、このような第1の変形ネットワークAでは、負荷時と除荷時とでは、同一のひずみ状態において応力が異なる。これにより、応力−ひずみ曲線において、前記第1のエネルギーロスが生成され、これがヒステリシスループを描く。
このように、前記式(1)における1本の分子鎖当たりの平均セグメント数Nを、負荷変形時ではひずみ量に基づいて増加させ、かつ、除荷変形時では除荷を開始したときの値を維持させることにより、第1の変形ネットワークAに、ひずみ量に基づいた第1のエネルギーロスが生成される第1のエネルギーロス特性が定義される。
<第2の変形ネットワークB>
前記第2の変形ネットワークBは、バネeとダッシュポットpとの直列接続体と等価なものとして考えられる。ダッシュポットpは、ニュートンの粘性法則に従う流体(油等)が封止されたシリンダ筒の中を、オリフィス等が設けられたピストンが移動する減衰装置であり、ピストンの移動速度に比例した抵抗が生じる。また、その抵抗はエネルギーロスになる。
第2の変形ネットワークBの全体の伸び(ひずみ)は、バネeの伸びとダッシュポットの伸び(ひずみ)との和になる。また、第2の変形ネットワークBに生じる応力も、バネeの伸び(ひずみ)に応じた値になる。しかし、バネeの伸びは、荷重によって単純に決定されず、ひずみ速度に依存したダッシュポットpの抵抗の影響を受ける。つまり、第2の変形ネットワークBは、ひずみ速度に依存した応力を示す。
ここで、分子鎖網目理論に基づく8鎖モデルは、第2の変形ネットワークBのバネeにも適用される。従って、前記バネeに生じる応力も、前記式(1)を用いて計算される。この計算において、前記1本の分子鎖cに含まれる平均セグメント数Nは、第1の変形ネットワークAの場合のように変化するものでも良く、また固定値であっても良い。
また、第2の変形ネットワークBには、第2のエネルギーロス特性が定義される。該第2のエネルギーロス特性は、ひずみ速度に基づいて第2のエネルギーロスを生成させる。即ち、第2の変形ネットワークBでは、ひずみ速度に依存した抵抗がダッシュポットpに生じ、これがバネeの伸長比λc に影響する。伸長比λc は、式(1)のただし書きのように、分子鎖cの各方向の主ストレッチから計算できる。
次に、第2の変形ネットワークBにおいて、各主ストレッチλi (Be)は、次の手順により計算される。なおλの添字iは各方向を表し(i=1、2…)、二次元であればx,yを意味する。また右肩の添字(Be)は第1の変形ネットワークAの主ストレッチと区別するための符号である。
先ず第2の変形ネットワークBにおける相当せん断応力τ(B) が、式(10)で計算される。式(10)のσ(B)' は、前ステップの計算で得られた第2の変形ネットワークBの相当応力である。また、ダッシュポットpのひずみ速度が、相当せん断応力τ(B)及びλc (Bp)の値を用いて式(11)から計算される。なお式(11)のλc (Bp)は、ダッシュポットの伸長比であり、この値は、前回の計算値λi (Bp)(後述の式(14)で計算される。)から式(1)のただし書きの方法に準じて計算される。
Figure 0004697870
また前記ひずみ速度から、ダッシュポットpの変形速度D(Bp)が、式(12)より計算され、該変形速度D(Bp)からダッシュポットpの伸びが式(13)及び(14)で計算される。ここで、添字tは計算の時間ステップを示し、Δtはその増分である。
Figure 0004697870
そして、第2の変形ネットワークBのバネeの各ストレッチλi (Be)は、下記式(15)から得られる。なお式(15)中、λi は、第2の変形ネットワークBの全体の伸長比である。
Figure 0004697870
前記λc (Be)は、式(1)に代入され、これにより、第2の変形ネットワークBの応力が計算される。この応力は、ダッシュポットの作用と等価なメカニズムにより、ひずみ速度に依存したものになる。また、この変形ネットワークBの応力−ひずみ線図では、ひずみ速度に依存したエネルギーロスを持つように、ヒステリシスループを描く。ひずみ速度の依存性については、前記式(11)の各材料定数を適宜決定することにより調節できる。
そして、第1の変形ネットワークAの応力と第2の変形ネットワークBの応力との和によってゴムモデル4の全体の応力が計算される。
このような第1及び第2のエネルギーロス特性は、ゴムモデル4のうち、界面モデル5又はマトリックスモデル6の少なくとも一方に与えられれば良いが、好ましくは両方に定義されることが望ましい。
また界面モデル5と前記マトリックスモデル6とは、異なる粘弾性特性が定義されるのが望ましい。ここで言う粘弾性特性とは、図10に示されるように、任意の変形速度における応力−ひずみ曲線で表される特性を含む。例えば図10のように、界面モデル5をマトリックスモデル6よりも軟らかく設定することが望ましい。これにより、界面付近でのひずみを相対的に増加させ、界面でのゴムとフィラーとの間の大きなすべりを疑似化するのに役立つ。またヒステリシスループの面積が異なるようにも構成できる。この態様では、同一応力の場合、界面モデル5のひずみは、マトリックスモデル6よりも大きくなるように粘弾性特性が定められている。ただし、このような態様に限定されるものではない。
次に本実施形態のシミュレーション方法では、材料モデル2を用いて変形シミュレーションが行われる(ステップS3)。変形シミュレーションの具体的な処理手順は、図11に示される。変形シミュレーションでは、先ず各種データがコンピュータ装置1に入力される(ステップS31)。入力されるデータには、各要素に定義された節点の位置や材料特性といった情報が含まれる。
コンピュータ装置1では、入力されたデータに基づいて各要素の剛性マトリックスが作成され(ステップS32)、しかる後、全体構造の剛性マトリックスが組み立てられる(ステップS33)。全体構造の剛性マトリックスには、既知節点の変位、節点力が導入され(ステップS34)、剛性方程式の解析が行われる。そして、未知節点変位が決定され(ステップS35)、前記式などを用いて各要素の応力、主応力及び/又はひずみといった物理量が計算されかつ出力される(ステップS36ないし37)。この物理量は、適宜コンピュータ装置1に記憶される。ステップS38では、計算を終了させるか否かの判定がなされ、否定的である場合には、ステップS32以降が繰り返される。
なお、シミュレーションは、例えば有限要素法を用いたエンジニアリング系の解析アプリケーションソフトウエア(例えば米国リバモア・ソフトウェア・テクノロジー社で開発・改良されたLS−DYNA等)を用いて行うことができる。
また本シミュレーションは、均質化法(漸近展開均質化法)に基づいて行われる態様を例示する。均質化法は、解析対象領域が任意の微視構造の繰り返しによって構成され、その繰り返し度合いが非常に密なために直接有限要素法で領域を離散化出来ない場合、解析対象を均質な等価モデルで代用して全体を解析し、その解析結果を任意の点での微視構造に戻すことによって微視構造自身の変形が近似的に求められる。
具体例で述べると、均質化法では、図12に示されるように、材料モデル2のユニットセルUを周期的に持っている材料全体Mを表現するxI と、前記微視構造を表現するyI との独立した2変数が用いられる。微視的スケールと巨視的スケールという異なる尺度の場におけるそれぞれ独立した変数を漸近展開することにより、ユニットセルUのモデル構造を反映させた材料全体Mの平均的な力学応答を求め得る。漸近展開均質化法については、例えば次の文献に詳細に述べられている。
Higa,Y.and Tomita,Y,,Computational Prediction of Mechanical Properties of Nickel-based superalloy with gamma Prime Phase Precipitates,Proceedings of ICM8(Victoria,B.C.,Canada),Advance Materials and Modeling of Mechanical Behavior,(Edited by Ellyin,F,and Proven,J.W.),III(1999),1061-1066,Fleming Printing Ltd..
比嘉吉一,冨田佳宏,粒子強化型複合材の均質化法による変形挙動のモデル化とシミュレーション,日本機械学会論文集,A66(2000),1441-1446.
本実施形態では、式(1)及び(10)の定数等を次のように設定して変形シミュレーションが行われた。
R =0.268
N=6.6
T=296
B =1.38066×10-29
A =n・N=4.328×1026
フィラーモデルの体積含有率 30%
フィラーモデルの縦弾性係数E:100MPa
フィラーモデルのポアソン比ν:0.3
さらに変形シミュレーションは、材料全体Mの解析領域に一軸引張変形を発生させた。引張条件は、図12のx2方向にひずみ速度=0.01(/s)とし、4サイクルの変形が順番に行われた。各サイクルの引張り量は次の通りとした。
1サイクル目:100%(伸長比2.0)
2サイクル目:100%(伸長比2.0)
3サイクル目:200%(伸長比3.0)
4サイクル目:200%(伸長比3.0)
また変形シミュレーションでは、各ひずみ状態において、ゴムモデル4の平均セグメント数Nが式(9)により計算され、その値を式(1)へ逐次代入した。また材料モデルは、厚さ方向(図3のZ軸方向)に変化しないように拘束条件が与えられた。さらに、界面モデル5及びマトリックスモデル6の平均セグメント数Nは、次のように設定した。
<マトリックスモデル>
・負荷変形時の平均セグメント数
N=-3.2368+20.6175λc-21.8168λc 2+10.8227λc 3 -1.9003λc 4
・除荷変形時の平均セグメント数
N=6.6
・分子鎖のセグメントの総数(一定)
A =4.3281×1026
<界面モデル>
・負荷変形時の平均セグメント数
N=-5.9286+20.6175λc-21.8168λc 2+10.8227λc 3 -1.9003λc 4
・除荷変形時の平均セグメント数
N=3.91
・分子鎖のセグメントの総数(一定)
A =3.203×1025
前記変形計算が行われると、その結果から、各計算ステップのタイミング毎に必要な物理量を得る(ステップS4)。図13(A)、(B)には、粘弾性材料モデルの1ないし2サイクル目の応力−伸長比の関係を示すグラフが、また、図14(A)、(B)には、粘弾性材料モデルの3ないし4サイクル目の応力−伸長比の関係を示すグラフが示される。
図から明らかなように、粘弾性材料モデル2は、2サイクル目以降、マリンス効果が再現されていることが確認できる。
即ち、1サイクル目の応力−伸長比のグラフが描くループは、第1のエネルギーロスE1及び第2のエネルギーロスE2をともに含んでいる。即ち、負荷変形では、概念的には、ひずみ量に基づいて分子鎖cの結合点bの破損が生じるので、1本の分子鎖当たりの平均セグメント数が増加し、第1のエネルギーロスが生成される。また、変形ネットワークBでは、ひずみ速度に基づいたダッシュポットの抵抗(エネルギーロス)が生じるので、これに基づいた第2のエネルギーロスが生成される。
また、図13において、1サイクル目と同じひずみ量の2サイクル目では、第1のエネルギーロスが生成されず、第2のエネルギーロスだけが生成されていることがわかる。これは、2サイクル目のひずみ量が1サイクル目の最大ひずみを超えていないので、分子鎖cの結合点bが新たに破損しないことに基づいている、従って、この実施形態では、2サイクル目の負荷変形は、1サイクル目の除荷変形と同じ経路を通ることになる。他方、2サイクル目においても、そのひずみ速度に基づいた第2のエネルギーロスは生じるので、図13(B)のように、応力−伸長比曲線は、1サイクル目の除荷変形と同じ経路を通ることになる。
また、3サイクル目の曲線は、負荷変形時、伸長比が1ないし2サイクル目と等しい2.0までの間は、2サイクル目と同じ経路を通る、しかし、伸長比が2.0を超えると、新たな分子鎖cの結合点bが破損するため、応力が上昇し、ひずみ量に基づいた第1のエネルギーロスが再び生成されることになる。また、1ないし2サイクル目と同様、ひずみ速度に応じて第2のエネルギーロスも生じ得る。
また、4サイクル目では、2サイクル目と同様、ひずみが3サイクル目の最大ひずみを超えないので、分子鎖cの結合点bが新たに破損して消滅することはない。このため、4サイクル目の負荷変形は、3サイクル目の除荷変形と同じ経路を通る。このため、ひずみ量に基づいた第1のエネルギーロスは生成されず、ひずみ速度に応じた前記第2のエネルギーロスのみが生じることになる。
以上のように、本実施形態のシミュレーション方法によれば、粘弾性材料、とりわけ加硫ゴムに見られるマリンス効果をシミュレーション上に正確に再現することができる。従って、繰り返し荷重を受けて周期的に変形するような空気入りタイヤのゴム材料の性能評価をより精度良く行うことができる。
本実施形態で用いたコンピュータ装置の一例を示す斜視図である。 本実施形態の処理手順を示すフローチャートである。 粘弾性材料モデルの微視構造の一実施形態を示す線図である。 カーボンブラックの形状を示す線図である。 ゴムモデルの変形原理を説明する概念図である。 (A)は粘弾性材料、(B)はその分子鎖1構造を説明する線図、(C)は1本の分子鎖の拡大図、(D)はセグメントの拡大図である。 粘弾性材料の網目構造体及びそれを構成する8鎖モデルの一例を示す斜視図である。 (A)、(B)は分子鎖の接合点の破断を説明する線図である。 パラメータλc と分子鎖1本当たりの平均セグメント数Nとの関係を示すグラフである。 任意の変形速度における界面モデル及びマトリックスモデルの応力−ひずみ曲線である。 変形シミュレーションの手順を示すフローチャートである。 均質化法を説明する全体構造とそのユニットセルとの関係を示す。 (A)は変形シミュレーションの1サイクル目、(B)はその2サイクル目を示し、それぞれ応力−伸長比の関係を示すグラフである。 (A)は変形シミュレーションの1サイクル目、(B)はその2サイクル目を示し、それぞれ応力−伸長比の関係を示すグラフである。 ゴム材料のマリンス効果を説明する応力ひずみ線図である。
符号の説明
1 コンピュータ装置
2 材料モデル
3 フィラーモデル
4 ゴムモデル
5 界面モデル
6 マトリックスモデル

Claims (3)

  1. 粘弾性材料の変形をシミュレートする方法であって、
    前記粘弾性材料を数値解析が可能な要素で分割した粘弾性材料モデルを設定するステップと、
    前記粘弾性材料モデルに条件を設定して変形計算を行うステップと、
    前記変形計算から必要な物理量を取得するステップとを含み、
    前記粘弾性材料モデルには、ひずみを増加させる負荷変形及び該ひずみを減少させる除荷変形からなる変形1サイクルにおいて、前記ひずみ量に基づいた第1のエネルギーロスを生成させる第1のエネルギーロス特性と、ひずみ速度に基づいた第2のエネルギーロスを生成させる第2のエネルギーロス特性とが定義されるとともに、
    少なくとも2サイクルの変形計算を行う場合、1サイクル目において、前記第1及び第2のエネルギーロスを生成させる処理と、
    2サイクル目において、ひずみが1サイクル目の最大ひずみを超えない場合、前記第2のエネルギーロスのみを生成させる処理とを含むことを特徴とする粘弾性材料のシミュレーション方法。
  2. 前記粘弾性材料モデルには、下記式(1)で示される応力とひずみとの関係が定義されるとともに、
    前記第1のエネルギーロスは、下記式(1)における1本の分子鎖当たりの平均セグメント数Nを、負荷変形時ではひずみ量に基づいて増加させ、かつ、除荷変形時では除荷を開始したときの値を維持させることにより生成されることを特徴とする請求項1記載の粘弾性材料のシミュレーション方法。
    Figure 0004697870
  3. 前記粘弾性材料モデルは、ゴムをモデル化したゴムモデルと、前記ゴムに囲まれるフィラーを前記ゴムモデルで囲まれるようにモデル化したフィラーモデルとを含み、
    かつ前記ゴムモデルは、前記フィラーモデルの周囲を囲む厚さが小さい界面モデルと、この界面モデルを取り囲むマトリックスモデルとからなり、しかもその少なくとも一方に、前記第1及び第2のエネルギーロス特性が定義されることを特徴とする請求項1又は2記載の粘弾性材料のシミュレーション方法。
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