JP2015168918A - 集合住宅 - Google Patents

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Abstract

【課題】居住空間の使用価値を可及的に低下せしめずに、物置の収容スペースの最大化を図るとともに、覗かれ防止を図り、かつ防犯対策もすること。
【解決手段】通路13に面する側の専用室3A内にステップフロア15が設けられ、ステップフロアの上方の空間にキッチン、食堂、居間、ベッドルーム等居住空間9が設けられるとともに、下方の空間にステップラッゲージ21が設けられる。ステップフロアはバルコニー23を介して上記通路に面せられる。居住空間のバルコニー23側の側面全面にガラス戸20が設けられる。バルコニーの上記通路に面する側に目隠し29を施された手摺部25が設けられる。手摺部は、グランドラインから天端までの高さHがグランドラインからガラス戸20の上端までの高さAからグランドラインからステップラッゲージ21の上端までの高さ(内寸)Bを減じた程度の値とする。
【選択図】図1

Description

本願発明はステップフロアを備えた集合住宅に関する。
床面の一部に高さを変えた部分をもたせた構造、いわゆるステップフロアはひとつの建築平面を同じ高さに揃えず、部屋ごとあるいは区画ごとに高さを変えて建築する技法であり、アパート等の集合住宅においても採用されている。
例えば、専用室がワンフロアのアパート場合、居間やキッチン、食堂等の居住空間を大とすることと、物置を大きくすることとは多くの場合矛盾することとなるため、ステップフロアを備えて床下を活用することにより、この矛盾を解消しようとしている。
しかしながら、ステップフロアを設けると、床面が他の居住空間より相対的に高くなるので、通路にいる人から見え易くなり、プライバシー上マイナスとなる。つまり、1階の入居者は、2階の入居者に比し、他人の視線が気にかかることが多く、これが1階専用室の賃料に影響し、安価傾向となっていた。
また、覗かれるということは、室内侵入の機会となることがあるので、防犯上の観点から覗きを防止しなければならず、昨今ではこの問題がクローズアップされている。
ところで、住宅に関しては、住宅の品質確保の促進等に関する法律(平成11年法律第81号、最終改正平成18年法律第50号)及び同法に基づく政省令、表示基準(日本住宅性能表示基準(平成13年国土交通省告示第1346号、国土交通省告示第1129号)及び評価方法基準(平成13年国土交通省告示第1347号、国土交通省告示第1130号)があり、住宅の性能について評価し、住宅取得者に対して住宅の性能に関する信頼性の高い情報を提供する目的で、住宅性能表示制度が定められている。この住宅性能表示制度は、住宅の開口部を「a住戸の出入口」、「b外部からの接近が比較的容易な開口部」及び「cその他の開口部」の3個に区分し、開口部の侵入防止対策について夫々規定をおく。本願発明に関係する「b外部からの接近が比較的容易な開口部」については次のように規定されている。「地面から開口部の下端までの高さが2m以下の開口部。または、バルコニー等から開口部の下端までの高さが2m以下で、かつ、バルコニー等から開口部までの水平距離が0.9m以下の開口部。(すなわち、侵入する足場となる部分からの隔離距離が小さく、侵入企図者が足場となる部分に立って破壊作業しやすい範囲にある開口部。)」
特開2010−59732号公報 特開2005−315075号公報 特開2005−320856号公報 特開2005−61214号公報 特開2005−36645号公報 特開2004−60157号公報 特開2004−44210号公報
本願発明は上記背景よりステップフロアの利点を享受しながら、その欠点を解消することを目的とする。
具体的には、ステップフロアの設置により、居住空間の使用価値を可及的に低下せしめずに、物置の収容スペースの最大化を図るとともに、両立が困難であった覗かれ防止を図り、かつ防犯対策もすることを目的とする。
上記目的達成のため、本願発明による集合住宅は、
玄関と、バス、トイレ等の利便設備空間と、キッチン、食堂、居間、ベッドルーム等の居住空間とからなる専用室が併列的に複数設けられる集合住宅において、通路に面する側の専用室内にステップフロアが設けられ、該ステップフロアの上方の空間に上記居住空間が設けられるとともに、下方の空間にステップラッゲージが設けられ、上記ステップフロアはバルコニーを介して上記通路に面せられ、上記居住空間のバルコニー側の側面全面にガラス戸が設けられ、上記バルコニーの上記通路に面する側に目隠しを施された手摺部が設けられ、上記手摺部は、上記通路と同高の面(以下、「グランドライン」という)から天端までの高さHがグランドラインから上記ガラス戸の上端までの高さAからグランドラインから上記ステップラッゲージの上端までの高さ(内寸)Bを減じた程度の値であることを特徴とする。
また、請求項1記載の集合住宅において、上記ステップフロアが玄関とは反対側の居住空間内に設けられることを特徴とする。
また、請求項1記載の集合住宅において、上記ステップフロアが玄関の側に設けられる居住空間内に設けられることを特徴とする。
また、請求項1記載の集合住宅において、上記バルコニーの床面が上記ステップフロアと略同じ高さであることを特徴とする。
また、請求項1記載の集合住宅において、上記専用室がすべて同一構造とされることを特徴とする。
また、請求項1記載の集合住宅において、複数併設される上記専用室が複層階からなることを特徴とする。
また、請求項1記載の集合住宅において、複数併設される上記専用室が鏡面構造からなることを特徴とする。
また、請求項7記載の集合住宅において、複数併設される上記専用室が複層階からなることを特徴とする。
上記した住宅性能表示制度の規定から、地面から2m以上の部位に障害物のある住宅は侵入し難い住宅という評価を受け、高い防犯効果があるとされる。
本願発明によれば、ステップフロアの設置により、バルコニーは地面からの高さが上がり、該バルコニーに設置される手摺部も地面からの高さを上昇することができ、グランドラインからの手摺部の設置高Hが実質上常に2m以上となる。よって、住宅の開口部に対し十分な防犯効果となり、また、プライバシーの確保を図ることができる。
手摺部の天端まで目隠しを施されているため、覗かれ防止となり、居住者のプライバシー維持に貢献することができる。
ステップフロアの設置により、床上の居住空間の採光性が向上し、また床下に充分な収納スペースを確保することができる。即ち、通路と同高のグランドラインからガラス戸の上端までは充分な高さがあり、ガラス戸の上方より十分な光が差し込み、ステップフロアの上方の空間に形成される居住空間(キッチン、食堂、居間等)の明かり取りとなっている。よってステップフロアの上方の空間を使用価値を減ずることなくキッチン、食堂、居間等の居住空間として使用することができるとともに、ステップフロアの下方の空間に形成されるステップラッゲージも十分に利用可能であり、収容スペースの可及的最大化を図ることができる。
さらに、上記高さの手摺部と目隠しの設置により、1階居室の入居者が他人の視線を気にしないで、1階の居室を2階の居室と同感覚で使用することができる。これにより、集合住宅のオーナは賃料収入の増大を図るチャンスを得ることができる。
本願発明による集合住宅の実施の形態を示す縦断面図である。 図1の1階概略平面図である。 図1の要部右側面図である。 図1の要部左側面図である。 図1の要部正面図である。 図1の要部背面図である。 図1の平面図である。 ステップラッゲージの平面図である。 本願発明による集合住宅の効果を説明するための図、(B)は同比較例の図である。 本願発明による集合住宅の他の実施の形態を示す要部概略平面図である。 本願発明による集合住宅のさらに他の実施の形態を示す要部概略平面図である。 (A)は本願発明による集合住宅のさらにまた他の実施の形態を示す1階の要部概略平面図、(B)は(A)の階下を示す要部概略平面図である。 (A)は本願発明による集合住宅のさらにまた他の実施の形態を示す2階の要部概略平面図、(B)は(A)の階下を示す要部概略平面図である。
次に、実施の形態を示す図面に基づき本願発明による集合住宅をさらに詳しく説明する。なお、便宜上同一の機能を奏する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図1乃至図8は本願発明による集合住宅1を示す。本実施例の集合住宅1は2階建てである。即ち、1階は図2に示すように、複数戸(本実施例は5戸)の専用室3Aからなり、各専用室3Aが並列に連結して設けられる。各専用室3Aは同一の構造に形成され、玄関5と、バス、トイレ等からなる利便設備空間7と、居間、キッチン・食堂等の居住空間9とからなる。各専用室3Aの間に各戸の玄関5に通ずる外廊下11が設けられる。本実施の形態の場合、玄関5に面する側に利便設備空間7が設けられ、玄関5とは反対側の通路13に面する側に居住空間9が設けられる。ここで通路13とは、公道、私道の外、庭等も含まれ、人が移動することができる面をいう。図中7aはバス、7bはトイレ、7cは脱衣所、7dは洗面所、7eは下駄箱、7fはクローゼットであり、これらにより利便設備空間7を構成する。8は廊下である。
上記居住空間9にはステップフロア15が設けられる。即ち、居住空間9は居間17と、該居間17に連続するステップダイニング19とならなり、該ステップダイニング19の床面が居間17より高い位置のステップフロア15となっている。該ステップフロア15を境にして上方の空間と下方の空間とに区画され、上方の空間に上記したステップダイニング19が設けられるとともに、下方の空間にステップラッゲージ21が設けられる。上記居間17と上記ステップダイニング19との間には階段18aが設けられ、居間17とステップラッゲージ21との間には階段18bが設けられる。
上記ステップフロア15の外側には、該ステップフロア15と略同じ高さの位置にバルコニー23が設けられ、該バルコニー23を介して、ステップフロア15の上方の空間に設けられるステップダイニング19が上記通路13に面する。上記ステップダイニング19は、上記バルコニー23側の側面全面に透光性のあるガラスからなるガラス戸20が設けられる。
上記バルコニー23の上記通路13に面する側に目隠しを施された手摺部25が設けられる。該手摺部25は、金属製の棒状物からなる手摺27と、該手摺27までの面を見えなくするすりガラス製の目隠し29とからなる。図中12は配管スペース、14はオーバーラッゲーッジである。
2階の専用室3Bと1階の専用室3Aとは略同一に構成されるが、2階にはステップフロア15がないので、物置は天井裏にオーバーラッゲージ14として設けてある。
ところで、上記手摺部25の高さは、次の式により求められる。
手摺高さ設定式 H=A−B
H=グランドラインから天端までの高さ
A=グランドラインからガラス戸の上端までの高さ
B=グランドラインからステップラッゲージの上端までの高さ(内寸)
この手摺高さ設定式を具体的にみると、本実施例の場合、H:A:B=2089mm:2929mm:800mm≒5:7:2に設定されている。手摺27の寸法Cは建築基準法上1100mm以上と定められている。本実施例では手摺27は1100mmである。手摺部25のグランドラインからの設置高Hは、手摺27の法定寸法1100mmに、グランドライン(通路面)GLからステップダイニング19の床面までの高さが加味された値となっている。
今ここでステップラッゲージ21の内寸Bを大とする場合を考える。かくなる場合は、収納スペースが大となるので便利である。反面必要以上にステップラッゲージ21の内寸Bを大とすると、ステップフロア15のレベル上昇が過多となり、建物の高さが高くなりすぎ建築基準法上の高さ制限をクリアしないおそれが生ずる。そこで実際上の観点から次の2例について考える。
<ア.B=1000mmの場合>
この場合、手摺部25の設置高Hは手摺高さ設定式より、
H=A−B=(2929+200)−(800+200)=2129mm(>2000mm)となる。
<イ.B=1400mmの場合>
この場合、手摺部25の設置高Hは手摺高さ設定式より、
H=A−B=(2929+600)−(800+600)=2129mm(>2000mm)となる。
次にステップラッゲージ21の内寸Bを小とする場合を考える。この場合は、ステップラッゲージ21の内寸Bをあまりに小とすると、人が入れなくなるので、実際上の観点から次の2例について考える。
<ウ.B=700mmの場合>
この場合、手摺部25の設置高Hは手摺高さ設定式より、
H=A−B=2929−700=2229mm(>2000mm)
<エ.B=600mmの場合>
この場合、手摺部25の設置高Hは手摺高さ設定式より、
H=A−B=2929−600=2329mm(>2000mm)
いずれの場合も上記した住宅性能表示制度上の「2m」以下の開口部でなくなり、防犯効果ありと評価される。
上記比H:A:B=5:7:2とした理由は、手摺27の寸法Cが1100mmと法定されているため、これを満足させつつ、住宅性能表示制度上の「2m」の高さ制限をクリアさせるため、種々試行錯誤した結果、上記法定寸法にグランドライン(通路面)GLからステップダイニング19の床面までの高さを加味することにより設定されたのである。人間工学上、一般に人は、胸の高さより高い障壁を自力で乗り超えるのが困難であるとされる。本実施の形態によれば、通常の人間より遥かに高い2m以上の部位に開口障害物である手摺部25が設置されるので、有効な防犯効果を奏するのである。
手摺部25は前面がすりガラス面の目隠し29となっているため、通路13上の人が室内の人を覗くことができない。これは、1階居室の入居者が他人の視線を気にしないで、1階の居室を2階の居室と同感覚で使用することができることを意味し、視線が合わないこと及び住宅性能表示制度の「2m」ラインと相まって、優れた防犯効果を奏することができる。
ステップフロア15に関し、本実施の形態ではステップフロア15を通路13に面する側に設ける。これは、防犯性からの面と採光性からの両面の理由に基づく。防犯性からみると、ステップフロア15の設置により、バルコニー23のレベル即ち通路面からの高さが上昇する。該バルコニー23には手摺部25を構成する手摺27が設置されているため、この手摺27のレベル即ちグランドラインGLからの高さも上昇する。これにより住宅性能表示制度の「2m」ラインをクリアすることができるので、住宅の開口部に対し十分な防犯効果を奏することができ、また、プライバシーの確保を図ることができるのである。とくに窓際付近の通路13の人に対しては、手摺部25が十分な高さを有するため、室内を全く見ることができず、1階居室入居者は当該人と視線の合うことがなく、1階居室入居者が1階居室を2階居室と同感覚で使用することができる。
次に図9を参照して採光性についてみる。図9(A)は本願発明による建物でステップフロア15を設けた場合の室内の採光状況を示す。図9(B)は比較例であり、ステップフロア15を設けない場合の室内の採光状況を示す。太陽光線Sはガラス戸20を通って室内に照射される。図9(A)においては、ステップフロア15の設置により、ステップダイニング19の床面がステップラッゲージ21の高さ分だけ上昇しているため、太陽光線Sの室内照射面S1がガラス戸20の上部から手摺部25の上部までの広い範囲となる。一方、図9(B)は、ステップフロア15が設置されていないので、床面が図9(A)の場合より低くなり、ガラス戸20の上部から手摺部25の上部まで照射される太陽光線Sの室内照射面S2が狭い範囲となる。
よって本実施の形態によれば、採光性も良好となり、十分な採光性を必要とする居間17、ステップダイニング19等の居住空間9にとって快適な空間を供することができる。
さらに本実施の形態によれば、1階、2階とも、各専用室3A、3Bのバルコニー23の設置場所、バルコニー23の大きさを同一としたこと及びバルコニー23の設置高さを同一としたことにより、図2に示すように、バルコニー23が冷蔵庫等の収納スペース24を介して、断続的に直列状に連結される。この結果、隣室入居者からの覗込みも防止することができるので、プライバシー保護に有利であり、また収納スペース24があることにより隣室からの渡り込みを防止することができ、防犯効果の向上に利する。
本願発明は上記した実施の形態に限定されない。例えば、図10に示すように、専用室3A、3Bの配設を鏡面構造とすることができる。かかる場合、玄関5に通ずる外廊下11は、建築面積の節約上、中央部に設けるのが望ましい。
図1乃至図9の実施の形態の場合、2階の専用室3Bにはステップフロア15を設けていないが、2階の専用室3Bにもステップフロア15を設置することができる。かかる場合、2階のステップフロア15の床下にもステップラッゲージが設置されることにより、1階、2階相互からの音の伝播を防止することができ、遮音効果がある。この遮音効果は、ステップフロア15を設けて3階建て以上とした場合にも有効である。
図11は、ステップフロア15が玄関5に併列に設けられる居住空間9に設置される場合である。かかる場合にも図1乃至図9に基づき述べた効果を奏することができる。
ステップフロア15の下方の空間に設けるステップラッゲージ21は、グランドラインより下方に掘り下げてつまり地下室に連通して設けることを妨げない。
図1乃至図9の実施例は、ステップフロア15がステップダイニング19に設けられる場合を例示したが、居間17とステップダイニング19を入れ換え、居間17にステップフロア15を設けることもできる。
図12は、ステップフロア15が設けられる居住空間9をベッドルーム(ステップベッドルーム)16とする場合であり、1階の専用室3Aを示す。この場合、ステップベッドルーム16に隣接する居間17との間には階段18aが設けられる。18bは、ステップフロア15の下方の空間に設けられるステップラッゲージ21に通ずる階段である。上記居間17とバス、トイレ等の利便設備空間7との間に、居間17と床レベルを同一としたダイニングキッチン10が設けられる。図13はこの実施例の場合の2階の専用室3Bを示す。2階の専用室3Bにはステップフロア15がないので屋根裏にオーバーラッゲージ14を設けてある。この実施例は屋根を切妻屋根としたが、フラット屋根にすることもできる。
本願発明の「集合住宅」は、主として建築基準法上の共同住宅を指標するが、名称を問わないのでこれに止まるものではない。
本願発明による集合住宅を建築する部材は任意である。例えば木造、鉄骨造、RC造に適用することができる。また、ガラス戸は透明ガラスだけでなく、すりガラス、網入りガラス等、透光性のあるガラスを用いることができる。目隠し29は曇りガラスの外、アルミニウム製等非透明素材であればよい。
本願発明は集合住宅に活用することができる。
1 集合住宅
3A 専用室(1階)
3B 専用室(2階)
5 玄関
7 利便設備空間
7a バス
7b トイレ
7c 脱衣所
7d 洗面所
7e 下駄箱
7f クローゼット
8 廊下
9 居住空間
10 ダイニングキッチン
11 外廊下
12 配管スペース
13 通路
14 オーバーラッゲージ
15 ステップフロア
16 ステップベッドルーム
17 居間
18a 階段
18b 階段
19 ステップダイニング
20 ガラス戸
21 ステップラッゲージ
23 バルコニー
24 収納スペース
25 手摺部
27 手摺
29 目隠し
30 階段
31 通路

Claims (8)

  1. 玄関と、バス、トイレ等の利便設備空間と、キッチン、食堂、居間、ベッドルーム等の居住空間とからなる専用室が併列的に複数設けられる集合住宅において、通路に面する側の専用室内にステップフロアが設けられ、該ステップフロアの上方の空間に上記居住空間が設けられるとともに、下方の空間にステップラッゲージが設けられ、上記ステップフロアはバルコニーを介して上記通路に面せられ、上記居住空間のバルコニー側の側面全面にガラス戸が設けられ、上記バルコニーの上記通路に面する側に目隠しを施された手摺部が設けられ、上記手摺部は、上記通路と同高の面(以下、「グランドライン」という)から天端までの高さHがグランドラインから上記ガラス戸の上端までの高さAからグランドラインから上記ステップラッゲージの上端までの高さ(内寸)Bを減じた程度の値であることを特徴とする集合住宅。
  2. 請求項1記載の集合住宅において、上記ステップフロアが玄関とは反対側の居住空間内に設けられることを特徴とする集合住宅。
  3. 請求項1記載の集合住宅において、上記ステップフロアが玄関の側に設けられる居住空間内に設けられることを特徴とする集合住宅。
  4. 請求項1記載の集合住宅において、上記バルコニーの床面が上記ステップフロアと略同じ高さであることを特徴とする集合住宅。
  5. 請求項1記載の集合住宅において、上記専用室がすべて同一構造とされることを特徴とする集合住宅。
  6. 請求項1記載の集合住宅において、複数併設される上記専用室が複層階からなることを特徴とする集合住宅。
  7. 請求項1記載の集合住宅において、複数併設される上記専用室が鏡面構造からなることを特徴とする集合住宅。
  8. 請求項7記載の集合住宅において、複数併設される上記専用室が複層階からなることを特徴とする集合住宅。
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