JP2015168535A - シート巻取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】積層シートを巻き取る際に、巻き取り不良が発生することを防ぐことができる、シート巻取装置を提供すること。【解決手段】連続搬送された積層シートSTを巻き取るシート巻取装置であって、連続搬送された積層シートのサポートロール2と、積層シートを回転しながら巻き取る巻取ロール3と、積層シートに張力を付与する押さえロール4とを備え、押さえロール4は、直径が等しい所定幅の平行円筒部40と、当該平行円筒部から両端部に向かって直径が小さくなる肩部41とを含んで構成されており、押さえロール4の平行円筒部40は、積層シートSTの表面に形成された積層物の両端部よりも内側で、当該積層物と接する様に配置されている、シート巻取装置である。【選択図】図1

Description

本発明は、連続搬送された積層シートを巻き取る、シート巻取装置に関する。
従来より、積層シートの一類型である電池電極用シートは、ロール・トゥ・ロール搬送させた金属箔の表面に活物質やカーボン材料などを塗布・乾燥させる工程(いわゆる、塗工工程)を経て製造されている。
そして、電池セルとしての充放電効率を上げるために、塗工された活物質の面密度が増すように、両面から加圧プレスして圧密化する技術が提案されている(例えば、特許文献1,2)。
また、複数状塗工した電極のプレス時に発生するしわを防ぐ技術が提案されている(例えば、特許文献3)。
特開平7−94171号公報 特開2010−80272号公報 特開2008−226502号公報
しかし、塗工部/非塗工部とが混在する状態で加圧プレスが行われると、活物質が塗工された部分(塗工部)の金属箔は、塗工材料の厚みの影響で、非塗工部の金属箔よりも多く圧延されることになる。
従来の活物質の塗工が不連続で行われる(いわゆる間欠塗工)方式では、途中に非塗工部があるため、この部分で応力緩和されるため、加工プレス後のシート巻き取りで巻取不良が起きることはなかった。
一方、ロール・トゥ・ロール搬送の初めから終わりにかけて活物質の塗工を連続して行う(いわゆる連続塗工)方式では、間欠塗工方式のような非塗工部がないため、シート中央部に弛みが生じても応力緩和されることがないため、シート巻き取りの際に巻取不良が生じることとなる。
そこで本発明は、積層シートを巻き取る際に、巻き取り不良が発生することを防ぐことができる、シート巻取装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第1の発明は、
連続搬送された積層シートを巻き取る、シート巻取装置であって、
連続搬送された積層シートの厚み方向の搬送位置を定めるサポートロールと、
前記サポートロールを通過した積層シートを回転しながら巻き取る巻取ロールと、
前記サポートロールと前記巻取ロールの間の搬送経路中に配置されて、巻取ロールに巻き取られる積層シートの厚み方向に張力を付与する、押さえロールを備え、
押さえロールは、直径が等しい所定幅の平行円筒部と、当該平行円筒部から両端部に向かって直径が小さくなる肩部とを含んで構成されており、
押さえロールの平行円筒部は、積層シートの表面に形成された積層物の両端部よりも内側で、当該積層物と接する様に配置されている、シート巻取装置である。
この構成によれば、積層シート全体に付与される搬送方向の張力に加え、押さえロールにより張力を付加することができる。つまり、サポートロールと巻取ロールとの間に生じる積層シート搬送方向の張力に加え、押さえロールが接触する部分とその周辺部には、積層シートの厚み方向に張力が付加される。そのため、積層シートの外側にも内側にも当該シート厚み方向に均一な張力が付与され、積層シートにしわや弛みが発生するのを防ぐことができる。
第2の発明は、第1の発明において、
前記積層シートが、電池電極用シートであって、金属箔の表面に電池用電極材料が積層形成されたものであることを特徴とする。
この構成によれば、積層シートが電池電極用シートであっても、巻取不良が生じない。さらに、電極材料が圧密化され、電池電極用シートの芯材(つまり、金属箔)が圧延されて、電池電極用シートの中央部が周辺部に対してに撓み、巻き取りの際にしわや弛みが発生しやすい場合でも、巻き取りの際に発生するしわや弛み(つまり、巻き取り不良)の発生を防ぐことができる。さらに、上記しわや弛みにより生じる、電極材料の割れや欠けの発生を防ぐことにもつながる。
第3の発明は、第2の発明において、
前記連続搬送された電池電極用シートが、金属箔の表面に電池用電極材料の塗工部が複数列のストライプ状に形成されたものであり、
前記押さえロールは、前記複数列の塗工層に対応して各々配置されていることを特徴とする。
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれかにおいて、
前記押さえロールの肩部は、曲率半径が10mm以上に設定されていることを特徴とする。
第5の発明は、第1〜第4の発明のいずれかにおいて、
前記押さえロールが、前記巻取リールで巻き取られる電池電極用シートの外側の面側を押さえるように配置されていることを特徴とする。
第6の発明は、第1〜第5の発明のいずれかにおいて、
前記電池電極用シートが前記押さえロールと接する面側であって、当該押さえロールの下流側には、当該電池電極用シートの表面を観察するシート表面観察部と、
前記シート表面観察部で観察した画像に基づいて、前記電池電極用シートの表面に前記押さえロールによる押し付け痕の有無を検査する、押し付け痕検査部が備えられている
ことを特徴とする。
積層シートを巻き取る際に、巻き取り不良が発生することを防ぐことができる。
本発明を具現化する形態の一例が組み込まれたシステム全体を示す平面図である。 本発明を具現化する形態の一例が組み込まれたシステム全体を示す側面図である。 本発明を具現化する形態の一例の全体を示す平面図である。 本発明を具現化する形態の別の一例の全体を示す側面図である。 本発明を具現化する形態のさらに別の一例の全体を示す平面図である。 本発明を具現化する形態のさらに別の一例の全体を示す側面図である。 本発明を具現化する形態のさらに別の一例の全体を示す側面図である。
本発明を実施するための形態について、図を用いながら説明する。
以下各図においては、直交座標系の3軸をX、Y、Zとし、XY平面を水平面、Z方向を鉛直方向とする。特にX方向は矢印の方向を搬送方向下流側、その逆方向を搬送方向上流側と表現し、Z方向は矢印の方向を上、その逆方向を下と表現する。また、Y方向は幅方向と表現する。
図1は、本発明を具現化する形態の一例が組み込まれたシステム全体を示す平面図である。図2は、本発明を具現化する形態の一例が組み込まれたシステム全体を示す側面図であり、図1に対応している。図1,図2には、積層シートの一類型として、電池電極用シートSTの製造設備EQと、本発明を具現化する形態の一例に係るシート巻取装置1が例示されている。つまり、シート巻取装置1は、電池用電極シートの製造装置EQの下流側に配置されて、電池電極用シートの製造システムの一部を構成している。
電池用電極シートの製造装置EQの一例として、電池電極用シートの芯材ST1を巻き出しながら供給する巻出部SR、芯材ST1の表面に炭素材料や活物質などの電極用材料を塗布する材料塗布部DH、塗布された電極用材料を乾燥させる乾燥部DR、乾燥した電極用材料を圧密化するプレス部PSを備えた構成を示すことができる。
さらに具体的には、電池用電極シートの製造装置EQの各部として、以下の構成を示すことができる。
つまり、巻出部SRには、電池電極用シートの芯材ST1を巻き出す巻出ローラ1と、電池電極用シートの芯材ST1の搬送方向を変更する折り返しロールSR2が備えられている。
材料塗布部DHには、電池電極用シートの芯材ST1の上面側に電極材料を塗布する上面側塗布ノズルDH1nと、上面側塗布ノズルDH1nに電極材料を供給する上面側電極材料供給部DH1pと、電池電極用シートの芯材ST1の下面側に電極材料を塗布する下面側塗布ノズルDH2nと、下面側塗布ノズルDH2nに電極材料を供給する下面側電極材料供給部DH2pと、上面側塗布ノズルDH1nと対向配置されて上面側塗布ノズルDH1nと所定の間隔を保ちつつ回転するバックアップロールDH3と、電池電極用シートの芯材の両端部であって電極材料が塗布されていない部分を回転しながら保持する一組のシート端部保持部DH4が備えられている。
乾燥部DRには、電池電極用シートの芯材STの表面に塗布された電極材料を乾燥させるための、IRヒータDR1や送風ファンDR2、エアノズルDR3などが備えられている。
プレス部PSには、上面プレスローラPS1と下面プレスローラPS2とが備えられており、互いのプレスローラPS1,PS2は所定の間隔を保ちつつ、電池電極用シートSTの搬送に追従しながら回転する。そして、互いのプレスローラPS1,PS2の間隔は、芯材とその表面に塗布され乾燥した後の電極材料との総厚みよりも狭く設定されている。そのため、プレス部PSより下流側の電池電極用シートSTは、電極材料が圧密化されている。
なお、上述の電池用電極シートの製造装置EQの構成は、あくまでも一例を示したものであり、本発明を適用する上では当該構成に限定されない。
シート巻取装置1は、矢印1vに示す方向に連続搬送された電池電極用シートを巻き取るものであり、サポートロール2と、巻取ロール3と、押さえロール4を備えて構成されている。
サポートロール2は、連続搬送された電池電極用シートSTの厚み方向の搬送位置を定めるものである。具体的には、サポートロール2は、電池用電極シートSTの幅よりも長く、電池用電極シートSTの幅方向に延びた円筒状の外形を備えた回転体である。
サポートロール2は、電池電極用シートSTの搬送に追従して矢印2vの方向に自在に回転するフリーロールになっており、シート巻取装置1の装置フレーム(不図示)に取り付けられている。なお、サポートロール2は、シート搬送に追従して回転するフリーロールに限定されず、電池電極用シートSTの搬送に同調して回転する回転モータを備えた駆動ロールとしても良い。
図3は、本発明を具現化する形態の一例の全体を示す平面図である。
巻取ロール3は、サポートロール2を通過した電池電極用シートを回転しながら巻き取るものである。具体的には、巻取ロール3は、電池用電極シートSTの幅よりも長く、電池用電極シートSTの幅方向に延びた円筒状の外形を備えた回転体であり、シート巻取装置1の装置フレーム(不図示)に回転可能な状態で取り付けられている。また、巻取ロール3は、巻取駆動部と接続されており、所定の方向に所定の回転速度で回転駆動される。
具体的には、巻取駆動部は、駆動ベルト31やクラッチ機構(不図示)などを介して回転用モータ32と接続されており、巻取ロール3を矢印3vの方向(図2参照)に回転させる構成をしている。そして、巻取ロール3は、電池電極用シートの搬送速度に同調しつつ、電池電極用シートSTを矢印3vに示す方向に巻き取ることができる構成をしている。
押さえロール4は、サポートロール2と巻取ロール3の間の搬送経路中に配置されて、巻取ロール3に巻き取られる電池電極用シートの厚み方向に張力を付与するものである。
押さえロール4は、直径が等しく電池電極用シート幅方向(y方向)に所定の長さを有する平行円筒部40と、当該平行円筒部40から両端部42に向かって直径が小さくなる肩部41とを含んで構成されている。さらに、押さえロール4の平行円筒部40は、電池電極用シートSTの表面に形成された塗工部ST2の両端部(つまり、塗工部ST2と非塗工部ST3との境界)よりも内側で、当該塗工部ST2と接する様に配置しておく。
なお、押さえロール4の平行円筒部40と肩部41は、押さえロール4の両端部42が、電池電極用シートSTの表面に形成された塗工部ST2の両端部(つまり、塗工部ST2と非塗工部ST3との境界)よりも内側に配置されるような構成でも良い。
なお、押さえロール4は、揺動アーム45に回転可能な状態で取り付けられている。そして、押さえロール4は、巻取ロール3と所定の間隔を隔てて配置されており、巻取ロール3と押さえロール4との間を電池電極用シートSTが通過する構成をしている。つまり、押さえロール4は、電池電極用シートSTが巻取ロール3で巻き取られた際に外周側となる面側に接している。
また、揺動アーム45は、図2に示す様に、支持部46を回転中心として、矢印47又はその反対側に回動する構成をしている。さらに、揺動アーム45は、バネ、空気圧シリンダ、油圧シリンダ、電動アクチュエータなどにより矢印47の方向に外力を加えることができる構成をしている。なお、押さえロール4が電池電極用シートSTに付与する力は、搬送される電池電極用シートST生じる弛みを延ばすために必要な最小限の押し付け力に設定しておくことが好ましい。
なお、押さえロール4は、上述のような揺動アーム45にて揺動する形態に限定されず、矢印47の方向や、x方向又はz方向に延びるガイドレール上を往復移動するスライダー上に取り付けられて往復移動する形態であっても良い。
この様な構成をしているため、シート巻取装置1は、電池用電極シートの製造装置EQで製造された電池電極用シートSTを、巻取ロール3に巻き取ることができる。さらに、シート巻取装置1には、電池電極用シートSTの塗工部の両端部より内側を最小限の押し付け力で支える押さえロール4が備えられているため、連続塗工方式で活物質が塗工され圧密化された電池電極用シートであっても、しわやたるみの発生を防ぐことができ、巻取不良が生じない。
[別の形態]
なお、本発明を具現化する形態として、上述の構成のシート巻取装置1の構成に限定されず、以下に示すシート巻取装置1Bの構成でも良い。
図4は、本発明を具現化する形態の別の一例の全体を示す側面図である。
シート巻取装置1Bは、上述のシート巻取装置1と同じ構成のサポートロール2,巻取ロール3を備え、異なる形態の押さえロール4Bを備えて構成されている。
押さえロール4Bは、揺動アーム45Bに回転可能な状態で取り付けられている。そして、押さえロール4Bは、巻取ロール3と所定の間隔を隔てて配置されており、電池電極用シートSTに対して同じ面側に巻取ロール3と押さえロール4が配置されている構成をしている。つまり、押さえロール4Bは、電池電極用シートSTが巻取ロール3で巻き取られた際に内周側となる面側に接している。
また、揺動アーム45Bは、支持部46Bを回転中心として、矢印47B又はその反対側に回動する構成をしている。また、揺動アーム45Bは、電池電極用シートSTの両端部より外側に配置されており、一対の揺動アーム45Bの内側を電池電極用シートSTが通過するように配置されている。さらに、揺動アーム45Bは、バネ、空気圧シリンダ、油圧シリンダ、電動アクチュエータなどにより矢印47Bの方向に外力を加えることができる構成をしている。なお、押さえロール4Bが電池電極用シートSTに付与する力は、搬送される電池電極用シートST生じる弛みを延ばすために必要な最小限の押し付け力に設定しておくことが好ましい。
なお、押さえロール4は、上述のような揺動アーム45Bにて揺動する形態に限定されず、矢印47Bの方向や、x方向又はz方向に延びるガイドレール上を往復移動するスライダー上に取り付けられて往復移動する形態であっても良い。
[別の形態]
なお、連続搬送された電池電極用シートが、金属箔の表面に電池用電極材料の塗工部が複数列のストライプ状に形成されている場合、上述の構成のシート巻取装置1,1Bを用いても良いが、以下に示す構成のシート巻取装置1Cを用いることが好ましい。
図5は、本発明を具現化する形態のさらに別の一例の全体を示す平面図である。
シート巻取装置1Cは、上述のシート巻取装置1と同じ構成のサポートロール2,巻取ロール3を備え、異なる形態の押さえロール4Cを備えて構成されている。
つまり、押さえロール4Cは、複数列の塗工層がストライプ状に形成されている電池電極用シートSTBの各塗工部ST2に対応して、複数の押さえロール4Cが各々配置されて備えられている。そして、それぞれの押さえロール4Cは、直径が等しく電池電極用シート幅方向(y方向)に所定の長さを有する平行円筒部40Cと、当該平行円筒部40Cから両端部42Cに向かって直径が小さくなる肩部41Cとを含んで構成されている。さらに当該平行円筒部40Cは、、電池電極用シートSTBの表面に形成された塗工部ST2の両端部(つまり、塗工部ST2と非塗工部ST3との境界)よりも内側で、当該塗工部ST2と接する様に配置しておく。
なお、押さえロール4Cの平行円筒部40Cと肩部41Cは、押さえロール4Cの両端部42Cが、電池電極用シートSTBの表面に形成された塗工部ST2の両端部(つまり、塗工部ST2と非塗工部ST3との境界)よりも内側に配置されるような構成でも良い。
なお、押さえロール4Cは、揺動アーム45Cに回転可能な状態で取り付けられている。そして、押さえロール4Cは、巻取ロール3と所定の間隔を隔てて配置されており、電池電極用シートSTに対して同じ面側に巻取ロール3と押さえロール4が配置されている構成をしている。つまり、押さえロール4Cは、電池電極用シートSTが巻取ロール3で巻き取られた際に内周側となる面側に接している。
なお、押さえロール4Cを矢印47Cや、x方向又はz方向に移動させる構成は、上述の揺動アーム45,45B等と同様であるため説明を省略する。また、押さえロール4Cは、上述のシート巻取装置1Bの押さえロール4Bの様に、電池電極用シートSTが巻取ロール3で巻き取られた際に内周側となる面側に接する様に配置しても良い。
この様な構成をしているため、シート巻取装置1Cは、連続搬送された電池電極用シートが、金属箔の表面に電池用電極材料の塗工部が複数列のストライプ状に形成されている場合、各ストライプ状の塗工部ST2の中央部が周辺部に対して撓み、巻き取りの際にしわや弛みが発生しやすい場合でも、巻き取りの際に発生するしわや弛み(つまり、巻き取り不良)の発生を防ぐことができる。さらに、上記しわや弛みにより生じる、電極材料の割れや欠けの発生を防ぐことにもつながる。
[別の形態]
なお、本発明の適用にあたり、押さえロール4,4B,4Cの肩部41,41B,41Cは、曲率半径が10mm以上に設定されていることが、より好ましい形態と言える。
この形態であれば、押さえロールの肩部が塗工部に対して作用する応力が集中しないからである。そして、積層シートが、電池電極用シートであれば、塗工部と非塗工部の境界部(いわゆる、塗工端部)に応力が集中せず、塗工材料の割れ・欠け・変形を防ぐことができる。
[別の形態]
本発明の適用にあたり、押さえロール4が、巻取リール3で巻き取られる電池電極用シートの外側の面側を押さえるように配置されていることが、より好ましい。
図6は、本発明を具現化する形態のさらに別の一例の全体を示す平面図である。
シート巻取装置1Dは、上述のシート巻取装置1Bと同じ構成のサポートロール2,巻取ロール3を備え、異なる構成の、押さえロール4D,揺動アーム45D,支持部46Dを備えて構成されている。つまり、図4に示し上述したシート巻取装置1Bの様な、電池電極用シートSTの内側の面側を押さえロール4で押さえる構成の場合、押さえロール4から離れて巻取ロール3に巻き取られるまでの非保持区間49Bが長くなってしまう。さらに、巻取ロール3に巻き取られた電池電極用シートST4の直径が大きくなるにつれて、この非保持区間49Bも長くなる。
一方、図6に示すシート巻取装置1Dの様に、押さえロール4Dが、巻取リール3で巻き取られる電池電極用シートの外側の面側を押さえるように配置された構成とすることで、非保持区間49Dを短くすることができる。なお、巻き取りの初期(破線で示す位置)から巻き取りを進め、巻き取り終わりにかけて、非保持区間49Dが最短になる様に、押さえロール4Dの直径,揺動アーム45Dの長さや角度,支持部46の位置などを適宜設定する。
また、シート巻取装置1Dは、図2に示す様な上述のシート巻取装置1の押さえロール4,揺動アーム45,支持部46の配置とは異なって、押さえロール4Dを巻き始め時から巻取ロール3の近くに配置することができる。さらに、押さえられている電池電極用シートSTの状態を目視確認することができる。そして、電池電極用シートSTは、巻き始めは巻き取り径が小さく、湾曲が大きくなるためシワが発生しやすいが、巻き始めになるべく巻取ロール3の直近で押さえることができるので、シワの発生を防ぐことができる。
[別の形態]
本発明を具現化する別の形態の一例に係るシート巻取装置は、上述の構成に加え、シート表面観察部と、押し付け痕検査部をさらに備えて構成しても良い。
図7は、本発明を具現化する形態のさらに別の一例の全体を示す側面図である。
本発明を具現化する形態のさらに別の一例に係るシート巻取装置1Eは、上述のシート巻取装置1Eの構成に加え、シート表面観察部5と、押し付け痕検査部6を備えている。
シート表面観察部5は、電池電極用シートSTの表面を観察するものである。また、シート表面観察部5は、電池電極用シートSTが押さえロール4と接する面側であって、当該押さえロール4の下流側に備えられている。
具体的には、シート表面観察部5は、CCD,CMOS,ラインセンサなどの撮像素子を備えた撮像カメラと、結像レンズとを備え、撮像した画像のデータ又は信号を外部へ出力するものが例示できる。
押し付け痕検査部6は、シート表面観察部5で観察した画像に基づいて、電池電極用シートSTの表面に押さえロール4による押し付け痕が付いているか否か(つまり、押し付け痕の有無)を検査するものである。
具体的には、押し付け痕検査部6は、シート表面観察部5の撮像カメラから出力された画像のデータ又は信号を取り込み、画像処理などを行って、電池電極用シートSTの表面に発生するしわやたるみ、積層材料の割れや欠けに対応する撮像画像中のコントラストの変化を捉え、押し付け痕が付いているか否か(つまり、押し付け痕の有無)を検査する。なお、当該コントラストの変化については、シートのしわ,たるみ,割れ,欠けにより生じる段差部分や変形した部分の反射光・散乱光の方向や強度が変化することで、当該段差部分や変形した部分が周囲の正常な部分に対して暗くなったり明るくなったりすることで発生する。
より具体的には、押し付け痕検査部6は、画像処理装置と呼ばれるハードウエアと、予め登録された実行プログラム(ソフトウェア)により構成することができる。
なお、シート巻取装置1Eは、押し付け痕検査部6でシートの巻き取り中に、しわ,たるみ,割れ,欠けが発生した場合に、ブザーやランプなどで作業者に知らせる発報装置を備えた構成としても良い。或いは、隣接する電池電極用シート製造装置や上位管理システムに対して、装置の運転を停止させるための信号を出力する運転停止信号出力部を備えた構成としても良い。
この様な構成をしているので、シート巻取装置1Eは、シートの巻き取り中に、しわ,たるみ,割れ,欠けが発生した場合に、すぐに作業者に知らせたり、装置の稼働を止めたりすることができる。
[本発明の適用について]
なお、上述の説明では、本発明を具現化する形態の一例に係るシート巻取装置1,1Bを例示し、連続搬送される積層シートの一類型として、電池電極用シートを例示した。しかし、本発明は、電池電極用シートに限らず、伸縮率の異なる複数の材料が積層形成されている積層シートや、製造過程の中で変形を生じた積層シート、変形しやすい積層シートの巻き取りに適用できる。つまり、この様な積層シートは、連続搬送中や巻き取り時にいくらかの張力がはたらくため、僅かながら変形が生じる。そのため、本発明を適用することで、巻き取る際にしわやたるみが発生するのを防ぐことができる。
一方、連続搬送される積層シートとして、電池電極用シートの様に表面の一部に割れや欠けが生じやすい材料が積層形成されている場合、本発明を適用することで、しわやたるみの発生のみならず、しわやたるみによる積層材料の割れや欠けの発生を防ぐことができるため、好ましい。
1 シート巻取装置
1B シート巻取装置(内側から張力付与)
1C シート巻取装置(ストライプ対応)
1D シート巻取装置(外側から張力付与)
1E シート巻取装置(検査機能付)
1v 矢印(搬送方向)
2 サポートロール
3 巻取ロール
3v 矢印(回転方向)
4 押さえロール
4B 押さえロール
4C 押さえロール(ストライプ対応)
4v 矢印(回転方向)
5 シート表面観察部
6 押し付け痕検査部
40 平行円筒部
41 肩部
42 両端部
45 揺動アーム
46 支持部
47 矢印
49B 非保持区間
49D 非保持区間
ST 電池電極用シート(積層シートの一類型)
ST1 電池電極用シートの芯材(金属箔)
ST2 塗工部
ST3 非塗工部
ST4 巻き取られた電池電極用シート
EQ 電池用電極シートの製造装置
SR 巻出部
SR1 巻出ローラ
SR2 折り返しロール
DH 材料塗布部
DR 乾燥部
PS プレス部
PS1 上面プレスローラ
PS2 下面プレスローラ

Claims (6)

  1. 連続搬送された積層シートを巻き取る、シート巻取装置であって、
    連続搬送された積層シートの厚み方向の搬送位置を定めるサポートロールと、
    前記サポートロールを通過した積層シートを回転しながら巻き取る巻取ロールと、
    前記サポートロールと前記巻取ロールの間の搬送経路中に配置されて、巻取ロールに巻き取られる積層シートの厚み方向に張力を付与する、押さえロールを備え、
    押さえロールは、直径が等しい所定幅の平行円筒部と、当該平行円筒部から両端部に向かって直径が小さくなる肩部とを含んで構成されており、
    押さえロールの平行円筒部は、積層シートの表面に形成された積層物の両端部よりも内側で、当該積層物と接する様に配置されている、シート巻取装置。
  2. 前記積層シートが、電池電極用シートであって、金属箔の表面に電池用電極材料が積層形成されたものである
    ことを特徴とする、請求項1に記載のシート巻取装置。
  3. 前記連続搬送された電池電極用シートが、金属箔の表面に電池用電極材料の塗工部が複数列のストライプ状に形成されたものであり、
    前記押さえロールは、前記複数列の塗工部に対応して各々配置されている
    ことを特徴とする、請求項2に記載のシート巻取装置。
  4. 前記押さえロールの肩部は、曲率半径が10mm以上に設定されている
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のシート巻取装置。
  5. 前記押さえロールが、前記巻取リールで巻き取られる電池電極用シートの外側の面側を押さえるように配置されている
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のシート巻取装置。
  6. 前記電池電極用シートが前記押さえロールと接する面側であって、当該押さえロールの下流側には、当該電池電極用シートの表面を観察するシート表面観察部と、
    前記シート表面観察部で観察した画像に基づいて、前記電池電極用シートの表面に前記押さえロールによる押し付け痕の有無を検査する、押し付け痕検査部が備えられている
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のシート巻取装置。
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