JP6604094B2 - 電極製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電極製造装置に係り、詳しくは、帯状の金属箔の少なくとも一方の面に活物質合剤が塗布されて活物質層が形成された帯状電極を製造する電極製造装置に関する。
帯状電極を製造する際、帯状の金属箔の少なくとも一方の面に活物質合剤を塗布した後、乾燥炉(乾燥装置)を通過させて活物質合剤中の有機溶媒を除去する。帯状電極は、複数の搬送ロールに案内されて乾燥炉を通過した後、巻取りリールに巻き取られる。帯状電極に弛みや反りが発生した状態で巻取りリールに巻き取られると、帯状電極はシワが発生した状態で巻き取られる。
図8に示すように、特許文献1には、巻出しロール51から長尺帯状の基材52を巻き出して巻取り駆動ロール53に巻き取る間の搬送経路に、塗液を基材52に塗工する塗工部54と塗工部54で塗工された塗液を乾燥させる乾燥部55とを有する塗工・乾燥装置56が提案されている。搬送経路には、基材52を案内する複数のガイドロール57と、乾燥部55における乾燥処理による基材52のシワの発生を防止するために、ガイドロール57上の軸方向両側に対を為して配置された押さえロール58とを有する。ガイドロール57は、少なくとも乾燥部55において基材52を水平に搬送するように配列されている。押さえロール58は、乾燥部55の外部の入口側近傍と、乾燥部55の内部の入口側近傍とに配置されている。
図9(a),(b)に示すように、押さえロール58は、基材52に対して幅方向外側に張力を作用させるように、基材52の各回転軸線が搬送方向に対し斜めに交差し、搬送方向下流側に向けて末広がり状(平面視)に配置されている。また、押さえロール58は、基材52の幅方向縁部とガイドロール57の周面との双方に当接するように設けられている。
特開2007−98186号公報
通常、長尺シート(帯状シート)の乾燥を行う乾燥炉では、搬送ロール(ガイドロール)の全部又は一部には、長尺シートが蛇行するのを防止するために「蛇行防止機構(ガイドロールの回転中心軸が首を振るように回る)」がついている。このガイドロールに対して特許文献1のように、押さえロール58が当接して負荷をかけると、「蛇行防止機構」に負荷がかかり長尺シートが蛇行してしまう。
また、帯状電極を製造する際、帯状の金属箔の一方の面に活物質合剤を塗布した後、乾燥炉を通過させた際に反りが発生する原因は、活物質合剤中の有機溶媒が除去されて活物質が乾燥された時に生じる収縮にある。そのため、特許文献1のように、乾燥部55の入口近傍に押さえロール58を設けても、乾燥後の反りの抑制効果は少ない。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、帯状の金属箔の少なくとも一方の面に活物質層が形成された帯状電極を製造する際に、乾燥炉での乾燥により反りが発生した場合に、反りを修正してシワの発生を抑制防止することができる電極製造装置を提供することにある。
上記課題を解決する電極製造装置は、帯状の金属箔の一方の面に対して、活物質及び有機溶媒が含まれた活物質合剤を塗布して、前記帯状の金属箔に、幅方向両側に非塗布部が存在するように塗布部を形成する活物質合剤塗布部と、前記帯状の金属箔に塗布された前記活物質合剤を乾燥する乾燥炉と、前記帯状の金属箔の前記活物質合剤が塗布された面と反対側の面に当接して前記帯状の金属箔を案内する搬送ロールと、前記帯状の金属箔の前記活物質合剤が塗布された面に当接する左右一対のタッチロールと、を備えた電極製造装置において、前記タッチロールは、前記搬送ロールと対向せずに、前記帯状の金属箔に塗布された前記活物質合剤中の残留有機溶媒量が15%以下の位置に、少なくとも1組み設けられている。
この構成によれば、活物質合剤塗布部は、帯状の金属箔の一方の面に対して、活物質及び有機溶媒が含まれた活物質合剤を塗布して、帯状の金属箔に、幅方向両側に非塗布部が存在するように塗布部を形成する。乾燥炉は、帯状の金属箔に塗布された活物質合剤を乾燥する。搬送ロールは、帯状の金属箔の活物質合剤が塗布された面と反対側の面に当接して帯状の金属箔を案内する。左右一対のタッチロールは、乾燥炉で乾燥された帯状の金属箔に反りが発生すると、左右一対のタッチロールが、反りの発生した帯状の金属箔の活物質合剤が塗布された面と反対側の面に当接して、帯状の金属箔に対して反りを修正する方向への力が加えられた状態で、帯状の金属箔が移動するため、帯状の金属箔の反りが修正される。そして、帯状の金属箔は、タッチロールによって反りが修正された後、搬送ロールに接触してシワの発生が防止抑制された状態で案内されて帯状電極が製造される。タッチロールは、搬送ロールと対向せずに、帯状の金属箔に塗布された活物質合剤中の残留有機溶媒量が15%以下の位置に設けられているため、タッチロールが帯状の金属箔上の活物質合剤に押圧されても活物質合剤がタッチロールに転写されることが防止される。また、搬送ロールには蛇行防止機構を備えたものもあるが、タッチロールは搬送ロールを押圧しないため、タッチロールが蛇行防止機構の作用に支障をきたすことがない。
前記タッチロールは、前記帯状の金属箔に対する垂直方向の投影図において、前記帯状の金属箔の搬送方向における前端と垂直に搬送方向側へ延びる線と、前記搬送方向との成す角度θaが0°以上であることが好ましい。タッチロールの前記搬送方向との成す角度θaが0°より大きければ、タッチロールが帯状の金属箔の移動に伴って連れ回りすることにより、金属箔に対して金属箔の幅方向外側へ向かう力が作用する状態となり、反りを修正する力が金属箔に作用する。角度θaが大きくなりすぎると幅方向外側へ向かうベクトル(力)が大きくなって金属箔の蛇行の原因となる。そのため、角度θaは45°以下が望ましく、15°以下が好適である。
前記タッチロールは、前記帯状の金属箔の幅方向に延びる仮想断面において、前記タッチロールの回転軸心線と、前記帯状の金属箔の反りの無い面との成す角度θbが0°以上であることが好ましい。タッチロールは、帯状の金属箔の反りの無い面との成す角度θbが0°未満であると、帯状の金属箔に対して反りを修正するときに、金属箔を逆方向に反る状態に変形させる力が作用するため望ましくない。角度θbの大きさは、活物質層の厚さ及び幅によって異なるが、0°以上10°以下が望ましく、3°以上8°以下が好適である。
前記帯状の金属箔に塗布された前記活物質合剤中の残留有機溶媒量は10%以下であることが好ましい。活物質合剤中の残留有機溶媒量が15%以下であれば、タッチロールが金属箔上の活物質合剤に押圧されてもタッチロールに活物質合剤が転写(付着)し難いが、10%以下であれば、活物質合剤の転写(付着)が防止される。
前記タッチロールは、前記乾燥炉の出口より下流、かつ前記出口に最も近い位置に配置された前記搬送ロールより上流側に設けられていることが好ましい。金属箔が乾燥炉の入口から出口へ向かって移動するに連れて、活物質合剤中の残留有機溶媒量は減少し、乾燥炉を出た位置では10%以下になっている。また、温度が高い方が反りを修正し易いが、乾燥炉の外でも出口に近い位置では温度が高く、反りを修正し易い。また、反りのある状態で金属箔が搬送ロールに接触すると、金属箔が搬送ロールに接触した際に張力が働いているため、搬送ロールに押し付けられて「シワ」が発生する。しかし、乾燥炉における乾燥により反りが発生した場合、金属箔は、タッチロールにより反りが修正された後に搬送ロールに接触するため、シワの発生を防止することができる。
前記タッチロールは、前記帯状の金属箔の搬送方向に沿って複数組み設けられ、前記帯状の金属箔の搬送方向における前端と垂直に搬送方向側へ延びる線と、前記搬送方向との成す角度θa及び前記帯状の金属箔の幅方向に延びる仮想断面において、前記タッチロールの回転軸心線と、前記帯状の金属箔の反りの無い面との成す角度θbの少なくとも一方が前記搬送方向の下流側に設けられるタッチロール程小さくなるように設けられていることが好ましい。修正すべき反りの大きさが同じ場合、金属箔の反りを1組のタッチロールで修正する場合は、金属箔に対して一度に大きな力が加えられる。一方、金属箔の反りを複数組のタッチロールで修正する場合は、金属箔に対して一度に大きな力が加えられずに、少なくとも2回に分けて反りを小さくするように、必要な力が加えられる。そのため、一度で大きな力を加えて修正する場合に比べて、シワの発生や活物質合剤に対するダメージを抑えることができる。
本発明によれば、帯状の金属箔の少なくとも一方の面に活物質層が形成された帯状電極を製造する際に、乾燥炉での乾燥により反りが発生した場合に、反りを修正してシワの発生を抑制防止することができる。
一実施形態の電極製造装置を模式的に示す側面図。 タッチロールの配置を示す乾燥炉の出口付近の模式平面図。 タッチロールと帯状電極の関係を示す模式平面図。 タッチロールと帯状電極の関係を示す模式断面図。 別の実施形態の電極製造装置を模式的に示す側面図。 (a),(b)は別の実施形態の電極製造装置を模式的に示す部分側面図。 別の実施形態のタッチロールと帯状電極の関係を示す模式平面図。 従来技術の塗工・乾燥装置を模式的に示す側面図。 (a),(b)は塗工・乾燥装置の部分模式平面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1に示すように、電極製造装置10は、供給用リール11から繰り出される帯状の金属箔12に活物質合剤Sを塗布する活物質合剤塗布部13と、帯状の金属箔12に塗布された活物質合剤Sを乾燥する乾燥炉(乾燥装置)14と、搬送ロール15と、左右一対のタッチロール16L,16Rと、巻取用リール17とを備えている。搬送ロール15は、帯状の金属箔12(以下、単に金属箔12と記載する場合もある。)の搬送経路に沿って複数設けられ、各搬送ロール15は、金属箔12の活物質合剤Sが塗布された面と反対側の面に当接して金属箔12を案内する。左右一対のタッチロール16L,16Rは、金属箔12の活物質合剤Sが塗布された面に当接するように設けられている。
図1に示すように、活物質合剤塗布部13は、バックアップロール18と、バックアップロール18に沿って移動する金属箔12の表面に、活物質合剤Sを塗布するダイヘッド19とを備えている。ダイヘッド19は、活物質合剤Sが貯留される貯留部19aと、貯留部19aに貯留された活物質合剤Sが吐出される吐出口19bとを備えている。供給用リール11とバックアップロール18との間、及び乾燥炉14の出口より下流側に設けられた搬送ロール15と巻取用リール17との間には、それぞれダンサーロール20が設けられている。ダンサーロール20は、移動する金属箔12の張力を調節して、金属箔12の弛みを防止する。
図2に示すように、活物質合剤塗布部13は、活物質及び有機溶媒が含まれた活物質合剤Sを金属箔12の幅方向両側に非塗布部21が存在するように、即ち塗布部22の幅方向両側に非塗布部21が存在するように活物質合剤Sを塗布する。
左右一対のタッチロール16L,16Rは、金属箔12に塗布された活物質合剤S中の残留有機溶媒量が15%以下、好ましくは10%以下の位置に少なくとも1組み設けられている。この実施形態では、タッチロール16L,16Rは、乾燥炉14の出口付近、詳述すると、乾燥炉14の出口14aより下流側、かつ出口14aに最も近い位置に配置された搬送ロール15より上流側に設けられている。
図3に示すように、タッチロール16L,16Rは、金属箔12に対する垂直方向の投影図の、金属箔12の搬送方向における前端16aと、塗布部22と非塗布部21との境界線との交点から前端16aと垂直に搬送方向側へ延びる線23Lと、搬送方向との成す角度θaが0°以上に設けられている。角度θaが0°より大きければ、タッチロール16L,16Rが帯状の金属箔12の移動に伴って連れ回りすることにより、金属箔12に対して金属箔12の幅方向外側へ向かう力が作用する状態となり、反りを修正する力が金属箔12に作用する。角度θaが大きくなりすぎると幅方向外側へ向かうベクトル(力)が大きくなって金属箔12の蛇行の原因となる。そのため、角度θaは0°以上45°以下が望ましく、0°以上15°以下が好適である。
図4に示すように、タッチロール16Rは、金属箔12の幅方向に延びる仮想断面において、タッチロール16Rの回転軸心線24Lと、金属箔12の反りの無い面と平行な面25Pとの成す角度θbが0°以上に設けられている。図示しないが、タッチロール16Lも同様に金属箔12の幅方向に延びる仮想断面において、タッチロール16Lの回転軸心線と、金属箔12の反りの無い面と平行な面との成す角度θbが0°以上に設けられている。タッチロール16L,16Rは、角度θbが0°未満であると、帯状の金属箔12に対して反りを修正した後、金属箔12を逆方向に反る状態に変形させる力が作用するため望ましくない。角度θbの大きさは、活物質層の厚さ及び幅によって異なるが、0°以上10°以下が望ましく、3°以上8°以下が好適である。
次に前記のように構成された電極製造装置10の作用を説明する。
図1に示すように、供給用リール11から繰り出された金属箔12は、ダンサーロール20を経て活物質合剤塗布部13へ送られ、活物質合剤塗布部13で金属箔12に活物質合剤Sが塗布される。活物質合剤Sが塗布された金属箔12は、搬送ロール15を介して乾燥炉14へ送られ、乾燥炉14内を移動した後、タッチロール16L,16R、搬送ロール15及びダンサーロール20を経て巻取用リール17に巻き取られる。
図2,図3に示すように、活物質合剤Sは、金属箔12の幅方向両側に非塗布部21が存在するように、即ち塗布部22の幅方向両側に非塗布部21が存在するように塗布される。活物質合剤Sが塗布された金属箔12は、搬送ロール15を介して乾燥炉14内を出口14aまで移動し、乾燥炉14を出た後、一対のタッチロール16L,16Rに当接して押圧された状態でタッチロール16L,16Rを通過し、搬送ロール15及びダンサーロール20を経て巻取用リール17に巻き取られる。
金属箔12に塗布された活物質合剤Sは、金属箔12が乾燥炉14を通過する間に乾燥され、乾燥炉14から出た状態では金属箔12に塗布された活物質合剤S中の残留有機溶媒量が10%以下になっている。この状態では、タッチロール16L,16Rが金属箔12上の活物質合剤Sに当接しても活物質合剤Sがタッチロール16L,16Rに転写することはない。
図3及び図4に示すように、タッチロール16L,16Rは、金属箔12に対して非塗布部21と塗布部22との境界を跨ぐ状態で、非塗布部21及び塗布部22に当接する。乾燥炉14を通過する際に活物質合剤S中の有機溶媒が除去されることにより、金属箔12は図4に示すように活物質合剤Sが塗布された面側(図4の上側)が凹となるように反った状態となって乾燥炉14から出る。そして、その反った部分がタッチロール16L,16Rに当接した状態で移動することにより、反りが抑制防止された状態で、乾燥炉14の出口14aに最も近い位置に配置された搬送ロール15に当接した状態で、ダンサーロール20を経て巻取用リール17に巻き取られて帯状電極26となる。
金属箔12に塗布された活物質合剤S中の残留有機溶媒量が多いと、乾燥炉14を出た金属箔12上の活物質合剤Sにタッチロール16L,16Rが接触すると、活物質合剤Sの一部がタッチロール16L,16Rに転写(付着)する。有機溶媒は活物質合剤S中に均一に分散しているのではなく、活物質合剤Sの表面側の量が多くなる状態で含まれている。そして、金属箔12に塗布された活物質合剤S中の残留有機溶媒量が10%以下の場合は、活物質合剤Sがタッチロール16L,16Rに転写することが防止される。この実施形態では、タッチロール16L,16Rが設けられた位置では、金属箔12に塗布された活物質合剤S中の残留有機溶媒量は10%以下になっているため、活物質合剤Sのタッチロール16L,16Rへの転写(付着)が防止される。
活物質合剤Sが塗布された帯状の金属箔12に対して、反りは均一に生ずるものではなく、反り量は金属箔12の長手方向に対してだけではなく、幅方向に対しても、「波打ち」のように不規則でかつランダムに生じる。そして、反りのある状態で金属箔12が搬送ロール15に接触すると、金属箔12が搬送ロール15(蛇行補正装置がついていても)に接触した際に張力が働いているため、搬送ロール15に押し付けられて「シワ」が発生する。
また、反りが強い場合には幅方向の中央部のみが搬送ロール15に接触し、その部分のみに張力が働くために金属箔12の「張り」が不均一になり「シワ」が発生する。このときは特に塗布部22と非塗布部21の境界付近に「シワ」が発生する。
しかし、この実施形態では、乾燥炉14における乾燥により反りが発生した場合、金属箔12は、タッチロール16L,16Rにより反りが修正された後に搬送ロール15に接触するため、シワの発生を防止することができる。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)電極製造装置は、帯状の金属箔12の一方の面に対して、活物質及び有機溶媒が含まれた活物質合剤Sを金属箔12の幅方向両側に非塗布部21が存在するように塗布して、塗布部22を形成する活物質合剤塗布部13と、金属箔12に塗布された活物質合剤Sを乾燥する乾燥炉14と、金属箔12の活物質合剤Sが塗布された面と反対側の面に当接して金属箔12を案内する搬送ロール15と、金属箔12の活物質合剤Sが塗布された面に当接する左右一対のタッチロール16L,16Rと、を備えている。タッチロール16L,16Rは、搬送ロール15と対向せずに、金属箔12に塗布された活物質合剤S中の残留有機溶媒量が10%以下の位置に少なくとも1組み設けられている。
左右一対のタッチロール16L,16Rは、乾燥炉14で乾燥された帯状の金属箔12に反りが発生すると、左右一対のタッチロール16L,16Rが、反りの発生した帯状の金属箔12の活物質合剤Sが塗布された面と反対側の面に当接して、帯状の金属箔に対して反りを修正する方向への力が加えられた状態で、帯状の金属箔が移動するため、帯状の金属箔の反りが修正される。タッチロール16L,16Rは、搬送ロール15と対向せずに、帯状の金属箔12に塗布された活物質合剤S中の残留有機溶媒量が10%以下の位置に設けられているため、タッチロール16L,16Rが活物質合剤Sに押圧されても活物質合剤Sがタッチロールに転写されることが防止される。活物質合剤S中の残留有機溶媒量が15%以下であれば、タッチロール16L,16Rが金属箔12上の活物質合剤Sに押圧されてもタッチロール16L,16Rに活物質合剤Sが転写(付着)し難いが、10%以下であれば、活物質合剤Sの転写(付着)が防止される。また、搬送ロール15には蛇行防止機構を備えたものもあるが、タッチロール16L,16Rは搬送ロール15を押圧しないため、タッチロールが蛇行防止機構の作用に支障をきたすことがない。
(2)タッチロール16L,16Rは、帯状の金属箔12に対する垂直方向の投影図において、金属箔12の搬送方向における前端16aと垂直に搬送方向側へ延びる線23Lと、搬送方向との成す角度θaが0°以上である。タッチロール16L,16Rの搬送方向との成す角度θaが0°より大きければ、タッチロール16L,16Rが帯状の金属箔12の移動に伴って連れ回りすることにより、金属箔12に対して金属箔12の幅方向外側へ向かう力が作用する状態となり、反りを修正する力が金属箔12に作用する。角度θaが大きくなりすぎると幅方向外側へ向かうベクトル(力)が大きくなって金属箔12の蛇行の原因となる。そのため、角度θaは45°以下が望ましく、15°以下が好適である。
(3)タッチロール16L,16Rは、帯状の金属箔12の幅方向に延びる仮想断面において、タッチロール16L,16Rの回転軸心線24Lと、帯状の金属箔12の反りの無い面との成す角度θbが0°以上である。タッチロール16L,16Rは、帯状の金属箔12の反りの無い面との成す角度θbが0°未満であると、帯状の金属箔12に対して反りを修正するときに、金属箔12を逆方向に反る状態に変形させる力が作用するため望ましくない。角度θbの大きさは、活物質層(活物質合剤S)の厚さ及び幅によって異なるが、0°以上10°以下が望ましく、3°以上8°以下が好適である。
(4)タッチロール16L,16Rは、乾燥炉14の出口14aより下流、かつ出口14aに最も近い位置に配置された搬送ロール15より上流側に設けられている。金属箔12が乾燥炉14の入口から出口14aへ向かって移動するに連れて、活物質合剤S中の残留有機溶媒量は減少し、乾燥炉14を出た位置では10%以下になっている。また、温度が高い方が反りを修正し易いが、乾燥炉14の外でも出口14aに近い位置では温度が高く、反りを修正し易い。反りのある状態で金属箔12が搬送ロール15に接触すると、金属箔12が搬送ロール15に接触した際に張力が働いているため、搬送ロール15に押し付けられて「シワ」が発生する。しかし、乾燥炉14における乾燥により反りが発生した場合、金属箔12は、タッチロール16L,16Rにより反りが修正された後に搬送ロール15に接触するため、シワの発生を防止することができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 図5に示すように、タッチロール16L,16Rを乾燥炉14内の出口14a側に設けてもよい。乾燥炉14は密閉状態ではなく、入口及び出口14aが開放されており、乾燥炉14内に入口から送り込まれた金属箔12上の活物質合剤S中の残留有機溶媒量は、金属箔12が乾燥炉14内を移動するにつれて減少し、乾燥条件によっては出口14aに近づいた状態(出口側)で15%以下になる。したがって、タッチロール16L,16Rを乾燥炉14内の出口14a側に設けても、乾燥炉14での乾燥によって反りが発生した金属箔12の非塗布部21及び塗布部22に跨る状態で金属箔12を押圧することにより、タッチロール16L,16Rは活物質合剤Sが転写(付着)せずに、反りを修正してシワの発生を抑制防止することができる。
○ 図6(a),(b)に示すように、金属箔12の活物質合剤Sが塗布された面に当接する左右一対のタッチロール16L,16Rは1組に限らず複数組み(図6(a),(b)では2組)設けてもよい。タッチロール16L,16Rを複数組み設ける場合は、金属箔12の搬送方向の下流側に設けられるタッチロール16L,16Rの成す角度θbが、上流側に設けられるタッチロール16L,16Rの成す角度θbより小さくなるように設けることが好ましい。修正すべき反りの大きさが同じ場合、金属箔12の反りを1組のタッチロール16L,16Rで修正する場合は、金属箔12に対して一度に大きな力が加えられる。一方、金属箔12の反りを複数組のタッチロール16L,16Rで修正する場合は、金属箔12に対して一度に大きな力が加えられずに、少なくとも2回に分けて反りを小さくするように、必要な力が加えられる。そのため、一度で大きな力を加えて修正する場合に比べて、シワの発生や活物質合剤Sに対するダメージを抑えることができる。
○ 左右一対のタッチロール16L,16Rを複数組み設ける場合、図6(b)に示すように、タッチロール16L,16Rを乾燥炉14の外と内の両方に設けたり、図6(a)に示すように、乾燥炉14の外にだけ設けたりしてもよい。複数組みのタッチロール16L,16Rを乾燥炉14の内にだけ設けてもよいが、その場合は、金属箔12に最初に接触するタッチロール16L,16Rに接触する際の活物質合剤S中の残留有機溶媒量を15%以下にする乾燥条件が難しくなる。
○ 電極製造装置10は、1枚の帯状の金属箔12から複数条、例えば、2条の帯状電極26を製造する構成としてもよい。その場合は、活物質合剤塗布部13を構成するダイヘッド19は、2個の吐出口19bを備える。そして、図7に示すように、金属箔12上に2条の塗布部22と、3条の非塗布部21が存在するように活物質合剤Sが塗布される。タッチロール16L,16Rは、各塗布部22と非塗布部21の境界にそれぞれ設けられる。2条の塗布部22に挟まれた1条の非塗布部21の幅は、隣り合うタッチロール16L,16Rが干渉しないように、金属箔12の両端に形成される非塗布部21の幅より大きく形成される。
○ タッチロール16L,16Rは、角度θa及び角度θbの少なくとも一方を変更可能に設けられ、金属箔12の反りの状態に応じて角度θa及び角度θbが反りの修正に適した状態に変更されるようにしてもよい。具体的にはタッチロール16L,16Rの設置箇所より金属箔12の移動方向上流側に反り検出装置を設けて反りの大きさを検出し、反りの大きさに応じて、タッチロール16L,16Rの角度θa及び角度θbを変更する。この構成によれば、乾燥炉14により乾燥されて発生する反りの大きさが変化しても、常にタッチロール16L,16Rが反りを修正するために適正な状態で金属箔12を押圧することができる。
○ 1枚の帯状の金属箔12から複数条の帯状電極26を製造する場合、隣り合う塗布部22と当接するように設けられるタッチロール16L,16Rの組みを、その配設位置が金属箔12の移動方向においてずれた状態に設けてもよい。この構成によれば、1枚の帯状の金属箔12上に形成される隣り合う塗布部22に挟まれた非塗布部21の幅を、図7のように1枚の帯状の金属箔12の両端に形成される非塗布部21の幅より広く形成せずに同じに形成しても、同じ非塗布部21と当接するように設けられるタッチロール16Lとタッチロール16Rが干渉せずに設けられる。
○ 乾燥炉14での乾燥により反りが発生した金属箔12上の塗布部22と非塗布部21とに跨るように左右一対のタッチロール16L,16Rを設ける代わりに、左右一対の固定の押圧部を設けてもよい。押圧部は、活物質合剤Sや金属箔12を傷つけることが無ければよく、具体的には、摩擦係数を低減した表面コート、例えばポリテトラフルオロエチレンコートやダイアモンドライクカーボンなどを施した、押圧面が曲面形状の金属製や樹脂製の硬質材料で構成される。
○ 帯状の金属箔12の両面に活物質合剤Sが塗布された帯状電極26を製造する場合は、片面に活物質合剤Sが塗布・乾燥された帯状の金属箔12が巻回されたリールを供給用リール11として使用することにより、両面に活物質合剤Sが塗布された帯状電極26が製造される。
○ 活物質合剤塗布部13は、ダイヘッド19を備えた構成に限らず、例えば、スラリー貯留部と、スラリー貯留部に貯留されたスラリー状の活物質合剤が付着されるグラビアロールとを備えた構成や、コーティングロールと、スラリーが貯蔵され、コーティングロールにスラリーを供給する供給部と、コンマロールとを備えた構成であってもよい。
○ 活物質合剤塗布部13は、活物質合剤Sを金属箔12の上に連続状態で塗布する構成に限らず、積層型電極組立体用の電極の大きさ(長さ)あるいは巻回型電極組立体用の電極の大きさ(長さ)に対応した長さの塗布部22を間欠的に塗布する構成であってもよい。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
(1)請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の発明において、前記タッチロールは、前記角度θa及び前記角度θbの少なくとも一方を変更可能に設けられ、前記金属箔の反りの状態に応じて前記角度θa及び前記角度θbが反りの修正に適した状態に変更される。
S…活物質合剤、θa…角度、θb…角度、10…電極製造装置、12…金属箔、13…活物質合剤塗布部、14…乾燥炉、14a…出口、15…搬送ロール、16a…前端、16L,16R…タッチロール、21…非塗布部、22…塗布部、23L…線、24L…回転軸心線、25P…面。

Claims (3)

  1. 帯状の金属箔の一方の面に対して、活物質及び有機溶媒が含まれた活物質合剤を塗布して、前記帯状の金属箔に、幅方向両側に非塗布部が存在するように塗布部を形成する活物質合剤塗布部と、
    前記帯状の金属箔に塗布された前記活物質合剤を乾燥する乾燥炉と、
    前記帯状の金属箔の前記活物質合剤が塗布された面と反対側の面に当接して前記帯状の金属箔を案内する搬送ロールと、
    前記帯状の金属箔の前記活物質合剤が塗布された面に当接する左右一対のタッチロールと、を備えた電極製造装置において、
    前記タッチロールは、前記搬送ロールと対向せずに、前記帯状の金属箔に塗布された前記活物質合剤中の残留有機溶媒量が15%以下の位置に前記帯状の金属箔の搬送方向に沿って複数組み設けられ、
    前記タッチロールは、前記帯状の金属箔の幅方向に延びる仮想断面において、前記タッチロールの回転軸心線と、前記帯状の金属箔の反りの無い面との成す角度θbが0°以上であり、前記搬送方向の下流側に設けられるタッチロール程、前記角度θbが小さくなるように設けられていることを特徴とする電極製造装置。
  2. 前記タッチロールは、前記乾燥炉の出口より下流、かつ前記出口に最も近い位置に配置された前記搬送ロールより上流側に設けられている請求項1に記載の電極製造装置。
  3. 前記タッチロールは、前記帯状の金属箔に対する垂直方向の投影図において、前記帯状の金属箔の搬送方向における前端と垂直に搬送方向側へ延びる線と、前記搬送方向との成す角度θaが前記搬送方向の下流側に設けられるタッチロール程小さくなるように設けられている請求項1又は請求項2に記載の電極製造装置。
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